湘南ベルマーレカップ JBVサテライト平塚大会
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◆試合結果はコチラ
湘南ベルマーレカップJBVサテライト平塚大会も無事終了しました。
ご観戦頂き、ありがとうございました!!!
大会は終了しましたが、選手紹介、新たな試みとして、大会終了後の紹介です!
この選手は、ビーチバレースタイル最新号にもピックアップされた注目選手です。
一度じっくりプレーを見てから掲載したいと考えていたので、このタイミングでの紹介にしてみました。
今大会を戦い終えての感想、これからの課題、来シーズンへ向けての抱負なども聞いております!
選手紹介「番外編」は、上越を代表する選手へと成長途中、柳希選手です!!
【写真:右】
名前 : 柳 希(やなぎ のぞみ)
年齢 : 24歳
身長 : 171cm
所属 : 上越ケーブルビジョン・上越マリンブリーズ
ホームビーチ : 直江津海岸(新潟県)
ビーチバレー歴 : 2年
※写真左は今大会ペアを組んだ田中真紀選手
編集部:
自己紹介をお願いします!
柳:
上越マリンブリーズ4期生です。ビーチを本格的に始めてまだ2年目ですが、
たくさんの方が応援して下さる中でプレーができるのは本当に幸せなことだと感じています。
そこをしっかり力に変えていけるよう頑張ります!
編集部:
バレーボールはいつ頃から始めましたか?
柳:
母と姉がバレーボールをしていたこともあって小学校に上がってすぐに始めました。
中・高と地元でバレーをして、大学でやるなら関東に出たいと思っていたし、
保健体育の免許も取りたかったので体育大を選びました。
編集部:
ビーチバレーボールはいつ頃から始めましたか?
またそのきっかけは?
柳:
高校の部活を引退してからマドンナカップに出たいと思い、ビーチを始めましたが、
大学では四年間インドアだったので再び本格的に始めたのはマリンブリーズに入ってからです。
大学時代は試合でコートに立つことができず、4年生になるときにマネージャーになりました。
それでもやっぱりプレーがしたい、体は動かしていたいと思ってトレーニングだけはしていましたね。
もしかしたら選手よりもトレーニングルームに通っていたかもしれません(笑)
卒業する時にもう一度選手としてプレーをしたいという気持ちが強かったし、
もう一度ビーチバレーがしたいと思ったのでマリンブリーズに入ることを決めました。
地元でこれだけ整った環境でできるということは本当にありがたいことです。
編集部:
ビーチバレーボールの楽しさ、はまったきっかけはどういうところでしょうか?
柳:
できたらなお楽しいと思いますが、自分にもまだまだできないプレーが沢山あるんだということ、
そこを追及していくのが今は楽しいですし、それがゲームの中でできた時の感覚がたまらないです(笑)
「これ練習したやつ!!できたぁ~!!」って。(笑)
今の私にはそこが1番のビーチの魅力だと思います!
編集部:
9月に地元新潟で行われた、「JBVサテライト上越大会」にはワイルドカードでの出場でしたね。
惜しくも1回戦敗退でしたが、戦っての感想を教えてください。
また、昨年度の上越サテライトも出場されていましたが、昨年度と今年で
成長した点なども含め教えてください。
柳:
やはり地元開催ということで特別な思いがありました。
ペアも同じマリンブリーズの佐野選手とだったので一回戦で負けた、
ここで結果が出せなかったというのは本当に悔しかったです。
私自身は去年に比べてどう相手と戦っていこうとか、ゲームをこう進めていきたいとかをより具体的に考えられるようになったと思います。
それは今年ベテランの選手と組む機会が多く、たくさん学ばせてもらったことが大きいと思います。
編集部:
一週間の練習時間はどのくらいですか?
普段の練習ではどういう事を重点的に練習していますか?
柳:
マリンブリーズはそれぞれ職場が違うので就業時間もバラバラ。
みんな仕事が終わり次第浜に集まって練習しています。
今の時期日が沈むのも早いので1時間もできていません。
平日は時間もない中ですのでパス・トスを重点的に練習しています。
土日は1日、基礎練習からゲーム形式の練習をしています。
望月さんに定期的に指導して頂いていますが普段の練習メニューなどは
望月さんのメニューを参考に自分たちで決めています。
編集部:
得意なプレー、苦手なプレーを教えてください。
上越サテライトで、これは通用しなかったというプレーを教えてください。
柳:
苦手なプレーはレシーブです。
どうしても高い位置でレシーブをしてしまうので間(ま)も作れませんし、
自分の中でも余裕がなくなってしまいます。
なので低い位置で常にとれるような体の使い方を身につけるために、
今はテニスボールを使って練習をしています。
上越サテライトでは、スパイクを打っても簡単に拾われる場面が多かったので、
もっとスパイクのコースの幅を広げていきたいのと、その時にどんな攻撃が一番必要なのかを
もっと判断していけるようになりたいです。
編集部:
今大会は田中真紀選手とのペアでしたね。
神奈川と新潟と遠距離ペアですが結成したきっかけを教えてください。
柳:
10月に鵠沼で行われた秋季大会で組んだのがきっかけです。
私自身誘ってもらったのが初めてだったので素直に嬉しかったです。
神奈川と新潟であまり合わせることができない分、お互いが自分のすべきこと、
役割をしっかりしていくこと、これを徹底していきます!
編集部:
どのようなプレーヤーを目指していますか?
柳:
基本に忠実で波の少ない選手になっていきたいです。
またそのために反復練習や色んな状況を想定して試合で対応できるように練習しています。
編集部:
ビーチバレースタイル9月号に、柳選手が写真入りで掲載されていますね。
新潟を代表する選手として、知名度も上がってきていると思います。
今後の大会で、柳選手のここを見て欲しいというところ、何でも結構です。
教えてください。
柳:
正直私なんかが載って大丈夫?!という感じです。周りはツアー選手ばかりで…
まだまだ自分でも思うようなプレーはできないし結果も出せていない。
とにかく今はできることを全力でやる!必死に頑張る!そんなところを見て欲しいです!
◆湘南ベルマーレカップを戦い終えて◆
編集部:
1回戦はフルセットの大激戦でした。
結果は見事勝利と、1回戦の壁を越えましたね。
まずはこの初戦の感想を聞かせてください。
柳:
ほっとしました。サテライトではなかなか1回戦を突破することができなかったので…
編集部:
1回戦の勝因はどこにあると思いますか?
柳:
私はキャッチから崩れてしまうことが多いのですが、1回戦目はそこを我慢できたことが大きいと思います。
練習ではいつも同じマリンブリーズの宮川(杏)に「いまのキャッチはいい位置で取れた、今のは体が伸びてしまっていた」など
細かく見てもらっていたので、少しずつではありますが修正できているし自信にもつながってきていると感じています。
また、苦しい場面で田中さんがサービスエースを連続して取ってくれたのもすごく助かりました。
編集部:
2回戦は、保立/大山ペアでした。
JBVツアーでも上位入賞経験のあるトップ選手との対戦でしたが、
対戦してみての感想を聞かせてください。
柳:
普段戦うことのできない相手ですので、思いっきりやるしかない!と思って臨みました。
やりたいことはいくつもあったのですが、ファーストレシーブが返らず思うようにできず、
また、ラリーに持ち込むこともできずに12点、7点と力の差を見せつけられました。
ショットの正確性やスイングのパワーなどは、やはりすごいなぁと感じました。
編集部:
そろそろオフシーズン到来ですが、オフシーズンの課題を教えてください。
柳:
新潟は雪が降るから浜でできない、のではなく関東に行けばできる環境は整っているので
なるべく関東に出て練習していきたいと思っています。
あとはトレーニングです!とにかくトレーニングです!!
編集部:
最後に、来シーズンへ向けての抱負をお願いします!
柳:
今シーズンの各大会の結果をそれぞれ越えることです!
また、相手に私のあのプレーが嫌だなと思わせるようなものを身につけることです。
◆湘南ベルマーレカップを戦い終えて(パートナー田中真紀選手)◆
編集部:
柳さんと組んでみていかがでしたか?
田中:
お互い相談しながらプレーができ、意志疎通がしっかりと取れる、頼れるパートナーでした!
編集部:
試合はツーブロック体制で挑んでいましたね。
田中:
はい!お互いの身長を活かしてツーブロックにしました
編集部:
ズバリ勝因は?
田中:
1セット目は中盤まではシーソーゲームでしたが、点数を取られた後でもしっかりサイドアウトを切ることが出来たのと、
サーブをしっかり攻めて、相手のサーブキャッチミスを誘うことが出来たのが勝因だと思います!!
また、お互いに狙われた時にしっかりフォローし合えていたのも大きいと思います!
【編集後記】
前回、ワイルドカードで出場した上越大会では、惜しくも1回戦敗退。
この2か月の間、今大会のペア、田中真紀選手とコンビを合わせるために、
関東へ遠征している姿をよく見かけていました。
今大会は、1回戦をフルセットの末見事勝利、2回戦はJBVツアー常連の保立/大山ペアに
力の差を見せつけられましたが、粘りと高さのあるプレーはキラリ光るモノがありました。
柳選手からは、ビーチバレーが本当に好きなんだという気持ちが伝わってきます。
新潟を代表する選手目指して。柳希選手への応援、これからもよろしくお願いいたします!