いちゃりばちょーでー

クライマーJのクライミング日記です。 タイトルは沖縄の方言で 「出会えばみな兄弟」という意味です。 クライミングは京都で始めました。 神奈川在住です。 茨城出身です。

Brazil

ブラジルツアー④ Ubatuba編2

7/9 前日食い過ぎ&飲みすぎの中、12時過ぎくらいに起きる

そういえば7/8に高波にのまれたことを書き忘れた

ごくまれに岩場にまで波が上がってくるが、フォルタレザの前までくることはさらにレアで、来たとしてもくるぶし程度の高さ

このときも高波が来たと思って、クラッシュパッドを濡らさなないように、とマットを持ち上げた

そしたらまさかの膝上くらいの高さまで海水が押し寄せてきた

なすすべもなく流され、横のボルダーに激突

サンダルやシューズを探し回る。ねん挫してるのに。

カメラや貴重品はJericoV11のラインの目の前に置いてたけど、超ギリギリで流されずに済んだ。ブラジル分の運を使い果たしたわ

そして2時間ほど強制レストした

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全て濡れた。。。


そんな前日とはうってかわって穏やかな日

ダニエルがInto the Wild V14トライするよ!って言ってたからやってきたけど、ダニエル見当たらない

ウバトゥバ市内まで戻る必要があるので、18時までトライしてバスの時間ギリギリになったところで撤収。そしたらダニエル来た。この時間から??

挨拶だけして終了

7/10

ホステルでノンビリする。
オーナーのリカルドさんが勧めてくれた アズゥマリーニョ (Azul Malinho)を探しにレストランを歩き回る。

魚とバナナのシチュー的なものらしく、めちゃくちゃ美味しいらしいが、ようやく見つけたレストランで100レアルだった。さすがにちょっと高いな。。。

てなわけで近くのブッフェへ行く。1キロ1500円で好きなものを取っていくスタイル。米でもパンでも肉でも寿司でも1㎏15000円。

どれもうまいやん!

その後宿へと戻ってチェックアウト&一部荷物を回収。ねん挫した足を考慮して街と宿の往復を二回に分けた。
気が向いたら登ろうかと思ってたが、疲れもあったので登らず。浜辺でファクンドとすれ違い、挨拶して別れた。

午後5時ごろのバスに乗るのは初めてだったけど、夕日に照らされた海がピンク色に染まっていてキレイ過ぎた

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あとはノンビリ

7/11 午前中にマンジョッカを探しに行く。キャッサバで作ったケーキ。つまりタピオカケーキ。マジ美味い。

オーナーに聞いたケーキ屋に行くも、まったく英語が通用せず。必死にボディランゲージで、マンジョッカのケーキがこのくらいのサイズで欲しい、と伝えるとカットしたケーキを出してくれた

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その場で食べてお礼を言って去ろうとすると、「忘れてるぜ!」といって残りのマンジョッカすべて渡してきた。
この店ではホールでしか買えないのか。。。ホールで500円もしないのがすごいけど。

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そんなわけでホステルに持ち帰ってリカルドさんにおすそ分けしつつ、頭痛くなるまでケーキを食べて移動。

結局半分くらい残した。

ここからひたすらバスで移動する。ウバトゥバ→サンパウロ 5時間 サンパウロ→オウロプレット 10時間。

ウバトゥバ、また来るのかな。。。また来たいけど。

それにしても甘いものが恋しい

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ブラジルツアー③ Ubatuba編

久しぶりに更新

いつもなら記憶が薄れていきブログ書くモチベーションも減っているところだけど、今回はそれを見越して毎日数行のメモを残していたので大丈夫

そして先に宣伝しておくと、次号のロクスノにブラジルツアーの記事が出ます

そっちの執筆作業とかで中々ブログ書けなかったけど、ひと段落したのでこっちはこっちで書いていこうかと

7/6 ねん挫後のウバトゥバ

夏日が終わり、気温は20℃前後で最高

だけど足を引き摺る俺。もはやクライミングじゃなくてダイビングとかしたい。

クライミングフェスティバル当日になり、エリアに100人くらいはいたと思う。塩原で言えば駐車場が埋まるレベル

さわやかな韓国系ブラジル人のニキがサンドイッチくれたりして、楽しかった



下地まで1mないほどの高さだが、ここですら落ちると痛い!

そして午後にはベットもやってきてフォルタレーザをトライする

超ビビりながらトライすると、マットに触れないレベルでスポットしてくれた

何度か高波がやってきてクラッシュパッドがずぶ濡れになる

そしてチリのプロクライマー「ファクンド・ベルナンド」がやってきた

でけぇ。メイチともリョーマとも違うデカさ。ひょろ長いというより全体的にデカい。

そしてレッドブルの帽子を前後逆にかぶり、短パンにパーカー。確実にストリートバスケ出身やん!ってサイズ感やった。ホンマにクライミングでよかったんか??

そんなファクンドはフォルタレーザを秒殺。しまいにはランジパートはランジじゃなく足残して止めてた。マジか。

そんな彼の頼もしすぎるスポットのもと、自分もトライを重ねるがこの日は登れず

7/7 岩行くか迷いながら家でだらだら。
やっぱ行くかと思って浜辺に出ると、ベットに遭遇。

今日はレストにするらしいので、自分もレストに切り替える。フェス会場で飲んでけよとのこと。
参加費払ってないけど、ケーキにお肉にビールをご馳走になった。まじVip。

7/8 フォルタレーザを登った日。
前回の記事で書いた通り。

フォルタレーザ完登後は、ダニエルウッズ一行にまざって直登プロジェクトをトライする。
オリジナルとなる下部パートのムーヴは出来た。ダニエル曰くここでV14とのこと。サイズの小さい人向けの動きが続く。

そしてフォルタレーザの上部にリンク。結局このカンテ取りが俺にとっては核心。

ちなみに自分がフォルタレーザを登った2時間後くらいにダニエルがこのプロジェクトを初登してDirect Hit V15となった。
あと2時間遅れてたら南米最難課題を登ったって言えなくなるとこだった。

Direct Hitは右足ヒールをがっつり使うので深追いせず。

ジュリアカメロニが初登した波打ち際のプロジェクト「Aqua Man V14」を見学して終了。よくこのライン見出したな。

ジュリアから「Aqua Manは見たかい?」と聞かれたときに、「機内で見たよ!」と答えたあと、それが課題のことだと知ったときは恥ずかしかった。

ブラジルツアー② フォルタレザ

インスタ、FBで既に報告しましたが、Fortaleza V14(五段-)が登れました。2019年の最大の目標にしていた課題でとにかく感無量です。地球の裏側からここまで長い道のりだったけど本当に来て良かった。



残念ながら登れたときは辺りも暗く、オートフォーカス機能が暴走してた。でもとにかく登れて良かった。ランジのタイミングにピントが合ってただけで十分や。完登後にちゃっかりダニエルウッズと抱き合った。


応援してくれた全ての方々、お世話になってるスカルパ、アングラ、その他たくさんの方々に感謝してます。


ありがとうございます


そして現地で助けてくれたブラジリアンクライマーには本当に感謝してもしきれない。


このブログは読んでないだろうけど


Muito Obrigado!


フォルタレザはフェリペによる初登時はV15だったけど現在ダニエルウッズ、シャウンラバトゥ、ジュリアカメロニ(スイス)、ファクンドベルナルド(チリ)など各国のプロクライマーがごぞって瞬殺し、V14に落ち着いてる模様


でもまぁ、正直予想してたことやった


核心のカンテのピンチ取りはザ・苦手系の動きでフクベのハッチの一手目のような、あとほんの数cmの距離、可動域の瀬戸際を延々と彷徨うムーヴだった


というか、俺以外誰もそこで苦労してなかった


最後まで応援してくれた現地のローカルクライマー”ベット”(35歳子供2人持ち)は、下部で何度も落ち、ようやくカンテ取りまで来たかと思うと、なんの苦労もなくカンテのピンチを掴んだ。


誰もが核心はそこじゃないと言っていた


何故ここまで苦手な動きをやり続けているのか、、、悲しくなった


フィジカル的な強度を求められることがあまりない課題なのでV14に下がったのは納得している


が、しかし


それでも、とにかくカッコいい


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もう苦手だとかV15だとかV14だとか関係ない


このラインに対するモチベーションは人生最高のラインAirstarのそれと同じ


こんなカッコいいラインを前にして、可能性を感じたままにして、諦めるのかどうか、それに尽きた


あのトール君だって苦手系のlucid dreamingに3年もかけたんだから、とにかく可能性を感じてるうちはトライするしかない


そんな思いでトライしてました


とはいえ、実際のところ初日に捻挫してから心は折れかけてた


家で引きこもってた時には「縁がない課題もあるよな」と思いながら、次の課題のことばかり考えてた。

そっちならあまり高さもないし、今の足でもトライ出来るかもしれない、前向きに出来ることを頑張ろう、と。


そんなわけで登れたのは本当に運が良かった気がする。ウバトゥバのボルダリングフェスティバルの主催者がメッセージをくれてなかったらこの時期に来てないだろうし、となればベットやリーニャと出会うこともなかっただろうし、これだけ沢山のマット、スポッターの中でトライ出来なかった


右足首は今現在もまだ少し痛くて、走ったりヒールフックに力を込めたりすることは出来なくて、スポッターなしでのトライは考えられなかった


本当に登れて良かった

2019ブラジルツアー①

ブラジル到着してから一発目の記事

早速

ねん挫しました

バカ

ただのバカ

ヨセミテの時みたいに立って歩けないほどじゃないけど、2日たっても仏に痛いので

とりあえずフォルタレーザをトライするのは一旦辞めておくことに

あと3週間ちょいあんのにどうすんねや。。。

なってしまったものはしょうがないので、安静にしつつ南国ライフを満喫するしかない。
幸い今回はPCも持ってきているし、Wi-Fiにもつながるので仕事も出来る。

憧れのノマドライフを満喫する方向で。

ひとまず今に至るまでの流れと、怪我に至った経緯を書いてこうと思う。

6/30 21:25 成田発

7/1 16:10 グアリューリョス空港着

初日はSoul Hostelに宿泊。朝食付きで53レアルと前回泊まったところと比べればちょい高いけど、ヘパブリーカという町の中心部からも近く、ウーバー代やタクシー代を考えると変わらない。

ホステル内はキレイ。Wi-Fiは部屋でもつながるので便利。速度は結構遅い。朝食もよし。
Wi-Fi速度が遅いのが残念やけど、スタッフもめっちゃ親切だし、全然お勧め。サンパウロ美術館にもメッチャ近い。

そして去年既に購入済みのFlexiroamXのSimに切り替えてチャージしようとするもチャージ出来る気配がない。。。

よくわからんままに去年購入した際のパッケージを見ると、Exp 12/2018 って書いてある

Simカードに期限あんの???

これのせいかどうかわからんけど、一向にチャージ出来ないのであきらめて翌日町の携帯ショップに行くことに

Claroというそこら中にある携帯ショップでSimカードの取得を試みるも、定員が誰一人英語を話せない

付け焼刃のポルトガル語で「Simが欲しい」「4週間ブラジルにいる」とだけ伝え、Simを手に入れるも、後々にClaroのカバー範囲の狭さにたじろぐ

Flexiroamより安いけど、Flexの方が多分いい。(確かFlexの場合はVivoという電波を使ってた)

ブラジルの電波はVivoとClaroの2つだけなのかどうかよくわからんがFortalezaでClaroは圏外になるという事態に陥るので要注意

そして7/2、ウーバーでTieteバスターミナルへ向かい、順調にUbatuba行きのバスへ乗り、その夜久しぶりのHostel Vo Vicenteへ

リカルドと再会。

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昨年俺を恐怖に陥れたステラはいなくなってた。。。なんだかそれはそれで寂しい。

新しい犬「シンディ」はキレイな毛並みの上品な小型犬で人懐っこく常に発情している可愛らしい犬だった。




そして7/3、昼発のバスでFortalezaへ向かい、ついに目標課題と再会

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相変わらずのカッコよさ。

しかしこの日は32度の夏日なので、様子見程度に留めておこうと、のんびりとムーヴを確認していた

すると日が落ちてしばらくしてから、ヘッドランプの明かりが見えてきた

まさかと思いきや、ブラジル人クライマーが二人、ナイトをやりに来た。

リーニャとベット。二人とも強い。

そして二人とも三つ折りのメトリウスをもって。さらにランタンも。

ありがたいことに、初日からフォルタレーザをナイトでセッション。そして夜8時ころから風も吹き始め、少しずつ動きも取り戻してきたころ、マット外に着地した

いや、ほんと、どういうこと??

岩盤にダイレクトに着地した瞬間、昔ヨセミテでひねって以来、違和感が消えない場所にびきっと電撃が走る

セッションしていたビットもテンパっていた。毎回スポットしてくれていたけど、この時だけは携帯を見ていたっぽい。

毎回落ちていた核心のカンテ取りが、このときは少し掴めたが、それゆえに振られていつもより遠くに落ちてしまったのだと思う

けど、正直、自分に油断があったことは間違いない

怪我したからこそそう思ってるだけかもしれないが、トライ前に何となくマットこの位置であってんのかな?という疑念があった

でもさっきのトライと位置変えてないし、まぁベットもいてくれるし、という気持ちでトライした気がする

ヨセミテの時もそうだけど、自分は周りに人がいると油断する癖がある。もちろんプロスポッターとへたったマット一枚でトライするよりは100%安全なのだが、人がいても、一人のときと同様の警戒心を何故保てないのか。

まぁ結果論かもしれないが、あいも変わらずドジだらけの自分にはあきれるばかりだった。

そして翌日、1人借りた家で目覚めると足の痛みは増しており、これは結構長引くかも、という状況で携帯は圏外。

異常な不安に駆られた

今まで怪我したときに周りに人がいてくれたことがどれだけありがたかったか。

とりあえず本でも読んで気を紛らわせるしかない、と読み途中だった「不毛地帯」を読み続ける。

11年のシベリア抑留生活に比べれば、すぐそこの家にクライマーがいてくれるだけで何も怖がることはないはず。

南京虫が体中を這う監獄生活に比べれば、大量の蚊に食われるくらい、なんだってことないはず。

そう思い1日半をどうにか乗り切る。そして現在、もう一度Hostel Vo Vicenteに戻り、今に至る。

シンディが俺の左手につかまり延々と腰を振っている中、ブログを書いている。

明日はとりあえずUbatubaのクライミングイベントに顔を出し、低空ルーフのV12を頑張る予定。

ブラジルへ

結局放置してた

最近ではブログの存在をガチで忘れるレベル

最新の下書き記事は6/2の日付を示している

もうやめちまえと自分でも思うほど、、、でも書きます。ブログの存在を思い出すついでに昔の記事とか読むと、何だかんだで懐かしくなるし。

そして今からブラジルを4週間放浪してきます。ポルトガル語の勉強も中途半端だし、ブラジル内での予定は殆ど決まってないし、去年の今頃より片手懸垂の回数は落ちてるけど、もう一度目標課題をトライしに行ってきます。もしかしたら4週間ひたすらブラジルのビーチでダラダラする羽目になるかも。

でもまぁ、社畜時代の病み切った記事を読んだりするとそれだけでも十分な気もしてるので、気負いし過ぎずに自由な時間を満喫出来ればいいかな、と。

どうなるか分からんけど、とりあえず生きて帰って来たい
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