24日、巣鴨信用金庫本店で「四の市」が開催され

エボリューションテクノロジー社の歩行器の販売のお手伝いをした。


巣鴨信用金庫本店は、おじいちゃんおばあちゃんの原宿と呼ばれる有名な巣鴨地蔵通りの大通りを挟んだ場所にある。

毎月4日、14日、24日の「四(よん)の日」になると交差点の入り口から高岩寺までの商店街が大変賑やかになる。1時間以上かけて楽しみに来るお年寄りも多い。


四の日には毎回休憩所として本店の一部を開放する。「四の市」とは年に2回、巣鴨信用金庫が主催するビジネスフェアで、いわゆる頒布会である。そこに出店の機会を頂き、現在当社が物流を手掛けている歩行器を出店してみた。この歩行器はカナダに本社を置くエボリューションテクノロジー社の製品で、アメリカのシアトルで組み立てられているもの。カナダでは歩行器のシェアNo.1を誇る会社である。日本人にも多く利用してもらおうと昨年日本法人を設立したばかりである。

歩行器を利用してもらうお年寄りが多く集まる地蔵通りはマーケティングに最適な場所だと思い、この機会に反応を見ることにした。


この四の市、20社ほどが出店しており、ほとんどがおかきや、お茶、チョコ、大福、パン等の食品である。 

来場者数は2850人。朝から30人の列ができていた。幸い雨は一瞬降った程度でほとんど影響なかった。


他の出店商品と比較して価格帯は10100倍するが、数十人の方に関心を示していただいた。 もうあと何年で必要になるかもしれない方、杖を使ったり使わなかったりする方、お母様にどうだろうかという方など。 自分でも押して歩けて、さらに疲れたら人にも押してもらえるような、歩行器x車椅子のハイブリッド型にできないかという方もいた。


日本の歩行器と大きく違うのはデザイン。フレームはアーチ型をしていて、欧米らしいポップなデザインである。 料金は意外と安いという反応が大半だった。 車いすが20-30万円するらしいので、その比較らしい。 


なるほどこうして直接接してみると多くの発見があるものだとあらためて感じた1日だった。  

高齢化社会の日本、我々一人一人が様々なことを考えて生活しやすい環境にしていかなければならないのかもしれない。まだまだ社会に対してできることはありそうだ。