『舞-乙HiME(マイオトメ)』第13話「茜色の空に・・・」
第13話 「茜色の空に・・・」
第13話 「茜色の空に・・・」
- 監督:小原正和
- シリーズ構成:吉野弘幸
- 脚本:吉野弘幸
- 演出:渡邊哲哉
- 絵コンテ:渡邊哲哉
- キャラクター作画監督:
竹内浩志(スタジオライブ) - メカ作画監督:市川敬三
- 原画:小松英司、(他18名)、久行宏和
- 動画チェック:平出差知予
- 動画:太田香澄、和田清美、東坂ゆりか、
鈴木冨美子、竹之内節子、
京都アニメーション、遊歩堂、スタジオ九魔、
フロントライン、RIC - 色指定:長谷川一美
- デジタルペイント:
スタジオトイズ(渡辺亜紀、他6名)、
D-COLORS、京都アニメーション、
スタジオ九魔、RIC - 特殊効果:長谷川敏夫(マリックス)
- 背景:スタジオ・イースター(徳田俊之、他6名)
- 美術設定:泉 寛(スタジオ・イースター)
- コンポジット:
アニメフィルム(大石英勝、他7名) - CGエフェクト:
SUNRISE D.I.D(古橋 宏、他4名) - 3Dワークス:SUNRISE D.I.D、高倉 誠
- メインタイトルデザイン:鎌田 誠
- オフィシャルHP制作:
橋本由史(ブレインナビ)、吉村健太郎 - Webサイト協力:BIGLOBE
- 協力:仲野 隆(電通)
- 設定制作:永井真吾
- 製作:サンライズ、バンダイビジュアル
第13話 「茜色の空に・・・」
- アリカ・ユメミヤ:菊地美香
- ニナ・ウォン:小清水亜美
- ナツキ・クルーガー:千葉紗子
- シズル・ヴィオーラ:進藤尚美
- アカネ・ソワール:岩男潤子
- チエ・ハラード:斎賀みつき
- シホ・ユイット:野川さくら
- ジュリエット・ナオ・チャン:南里侑香
- ヨウコ・ヘレネ:木村亜希子
- マリア・グレイスバート:松岡洋子
- エルスティン・ホー:栗林みな実
- トモエ・マルグリット:田中理恵
- イリーナ・ウッズ:比嘉久美子
- ヤヨイ・オールター:こやまきみこ
- リリエ・アディーン:木村亜希子
- セルゲイ・ウォン:小西克幸
- カズヤ・クラウゼク:堀江一眞
- ジョン・スミス:内田直哉
- フロリンス代表:ふくまつ進紗
- シャルル王:岩尾万太郎
- ナギ・ダイ・アルタイ:石田 彰
序盤の展開で今回の「アリカ・ユメミヤ」に関する構成意図の想像がつきます。おそらく13話の主体が岩男潤子さん演じる「アカネ・ソワール」であるため、存在感の強い「アリカ・ユメミヤ」の出番を控えさせるための都合による構成といったところなのでしょう。そうだとすれば合理的で巧みなご都合構成です。今回の本編終了間際あたりで、アリカの食欲不振の理由が非常にくだらないことであり、笑いをとるというオチに構成するのではないでしょうか。
私の上記の予想は、アリカの恋煩いという展開によってあっさりと外れてしまいます。さすがは本作品の作り手の方々です。私が予想したような安易な手抜き構成ではないどころか、はるかに様々な要素を上手く組み合わせて感動的なドラマとして構成されていることが全編見終えてわかりました。『舞-乙HiME(マイオトメ)』第13話の構成は、全体として非常にバランスよくできている印象です。
教会のような場所とアカネのマスターとなる人物のキャラクターデザインによって、ある有名な海外の映画作品をご存知でなくとも、直後の展開について容易に予想できてしまった方々も多いのではないでしょうか。今回の『舞-乙HiME(マイオトメ)』第13話の構成について感心していた矢先に、涙をさそう更なる素晴らしい構成が結末に用意してありました。本当に本作品の作り手の方々のセンスや腕前は素晴らしいものです。ただただ感心させられるばかりです。外画のプロットを模倣するにしても、その程度や手法に作り手のセンスの良さが表れるように思います。
『舞-乙HiME(マイオトメ)』第13話は、アカネとアリカとドラマの新たな展開という3つの要素をバランスよく関連させた厚みのある話で非常に見応えがあり、完成度の非常に高い回だったといえるのではないでしょうか。“プロの仕事”を感じさせられます。
ところで蛇足ですが「ルーメン」と「ジョン・スミス」役が内田直哉さんで同じ配役というのが気になります。単なる掛け持ちという可能性も高いですが、2つのキャラクターの本編における役どころを考えると、何やら意味ありげな予感がします。
やはり本作品『舞-乙HiME(マイオトメ)』は、非常にクオリティが高いです。深夜帯放映にするのはもったいないくらいです。作品品質と放映形態が、本作品のDVDメディア等の商品価値を高めるために良いバランスになっているような印象です。
『闘牌伝説アカギ』第11話「絶望への布石」
第11話 「絶望への布石」
第11話 「絶望への布石」
- 放送開始:2005年10月4日(火)24:50〜
日本テレビ - 原作:福本伸行(竹書房「近代麻雀」連載)
- 監督:佐藤雄三
- キャラクターデザイン・総作画監督:梅原隆弘
- シリーズ構成:高屋敷英夫
- 脚本:筆安一幸
- 絵コンテ:坂田純一
- 演出:中村亮介
- 総作画監督:梅原隆弘
- 作画監督:Kim,Gi-du
- 原画:Song,Jin-hee、(他5名)
- 動画:Kim,So-young、(他15名)
- アニメーション制作協力:DR MOVIE
- アニメーション制作:マッドハウス
- 製作・著作:「アカギ」製作委員会
- 日本テレビ
- バップ
- フォアキャスト・コミュニケーションズ
登場して最初に見せられたニセアカギの特殊能力が、全く生かされていないような表現は、少々ご都合主義が過ぎて興ざめで不自然に感じてしまいます。ニセアカギの強さは、そもそも彼の特殊能力によるものだったのではないでしょうか。