2005年07月02日

『機動戦士Vガンダム』第14話「ジブラルタル攻防」

機動戦士Vガンダム』 第14話 「ジブラルタル攻防」
アニ感チャート
作品情報 スタッフ
機動戦士Vガンダム
  • 初回放送:1993年
  • 総監督:富野由悠季
  • 企画:サンライズ
  • 原作:矢立肇、富野由悠季
  • キャラクターデザイン:逢坂浩司
  • メカニカルデザイン:
    大河原邦男、力トキハジメ、石垣純哉
  • 美術監督:池田繁美
  • 撮影監督:奥井 敦、大神洋一
  • 音楽:千住 明
  • 音響監督:浦上靖夫
  • オープニングテーマ:
    STAND UP TO THE VICTORY
    〜トゥ・ザ・ヴィクトリー〜
  • 作詞:井荻 麟、みかみ麗緒
  • 作曲:川添智久
  • 編曲:神長弘一、川添智久、井上龍仁
  • 唄:川添智久
  • (キングレコード)
  • エンディングテーマ:
    WINNERS FOREVER
    〜勝利者よ〜
  • 作詞・作曲:長友仍世
  • 編曲:板倉雅一
  • 唄:INFIX
  • (アポロン)
  • 制作協力:電通、創通エージェンシー
  • プロデューサー:
    小泉美明(テレビ朝日)、
    植田益朗(サンライズ)
  • 制作:テレビ朝日、サンライズ
(敬称略)
作品情報 スタッフ
機動戦士Vガンダム
第14話「ジブラルタル攻防」
  • 総監督:富野由悠季
  • 脚本:桶谷 顕
  • 絵コンテ:佐藤育郎
  • 作画監督:西村誠芳
  • 演出:佐藤育郎
  • 設定制作:河口佳高
  • 文芸設定:井上幸一
  • 原画:スタジオ・ダブ、ソウル・ダブ
  • メカニカルデザイン協力:佐野浩敏
  • 動画:スタジオ・ダブ、ソウル・ダブ
  • 動画チェック:石井康雄、大谷美樹
  • 色彩設計:小松住江
  • 色指定:小暮優子
  • 仕上:スタジオ・ボギー
  • 特殊効果:干場 豊(マリックス)
  • 背景:アトリエ・ムサ
(敬称略)
作品情報 キャスト
機動戦士Vガンダム
第14話「ジブラルタル攻防」
  • ウッソ:阪口大助
  • シャクティ:黒田由美
  • カテジナ:渡辺久美子
  • オデロ:中田雅之
  • カルルマン:こおろぎさとみ
  • マーベット:白石文子
  • オリファー:園部啓一
  • ジュンコ:小林優子
  • ケイト:安藤 忍
  • ゴメス:加藤 治
  • クロノクル:檀 臣幸
  • ファラ:折笠 愛
  • ピピニーデン:北島淳司
  • ロメロ:茶風林
  • オーティス:坂東尚樹
  • メッチェ:森川智之
  • クワン・リー:小杉十郎太
  • ルペ・シノ:伊藤美紀
  • ナレーション:中田譲治
  • コニー:こおろぎさとみ
  • マンデラ:中田譲治
(敬称略)
 アニメ『機動戦士Vガンダム』は、『機動戦士ガンダム』以降の「宇宙世紀」という時空の流れをくむ、正統のガンダム作品です。残念ながら、あまりにシリアスなドラマ内容なため、賛否両論、評価や好みが分かれてしまった不運な名作です。

 私はこの『機動戦士Vガンダム』という作品を大変気に入っています。お薦めしたいガンダム作品の1つです。中でも個人的に第14話「ジブラルタル攻防」は、印象深いサブタイトルです。先日たまたま『機動戦士Vガンダム』のサウンドトラックを聞く機会がありまして、この第14話「ジブラルタル攻防」を鑑賞してみた次第です。

 『機動戦士Vガンダム』は初回放送が1993年で、既に12年前の作品です。ところがドラマ構成としては、全く色あせていません。さすがに作画にはラフな印象を受ける箇所もありますが、それさえも表情豊かな演出のように感じることができるくらいです。

 特にこの『機動戦士Vガンダム第14話「ジブラルタル攻防」は、『機動戦士Vガンダム』作品全体を通して描かれる、戦争の悲惨さ、虚しさ、愚かさなどが痛烈に表現されている、感動的なサブタイトルの1つです。

 私は、『機動戦士Vガンダム』という作品に、「反戦」という印象を強く感じます。いや「反戦」というよりも、「戦争忌避」とでも申しましょうか。私は戦争反対には効果的な表現だと思います。「ガンダム」を始めとするモビルスーツという兵器同士の戰闘にしても、展開していく物語にしても、戰闘行為や戦争がどんな大義や緊急避難的正当性があったとしても、いかに虚しいものかを痛感させられる作品内容だからです。しかし、この残酷な現実の表現が、この作品を娯楽作品として見たかった人々の賛同を得られず、ヒット作品とならなかったのは言うまでもありません。

 『機動戦士Vガンダム』のプラモデルを始めとする関連商品の売り上げは、他のガンダム作品に比べると芳しくなかったそうです。これには様々な理由が考えられますが、私は上述の戰闘や戦争に対する嫌悪感が視聴者に効果的に伝わり、関連商品である「モビルスーツ」という模型等へのマイナスイメージになったことも、一因として少なからずあるのではないかと考えています。

 反対に、『機動戦士ガンダムSEED』に関連する商品の売り上げは、かつて無いほどに順調なようです。これにも、大規模で本格的な初のマルチメディア戦略による功を奏した初めてのガンダム、といった理由などが考えられるでしょうが、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、一見戦争を嫌悪させるような要素も物語にあるように見えて実は、『機動戦士Vガンダム』という作品と違って、本質的に戰闘や戦争という「戦う」という行為すべてを否定する意図を、敢えて弱くしている可能性があることも一因ではないかと考えています。

 関連商品の売り上げに影響するほどに、正当防衛を含む「戦う」行為すべてに嫌悪感を抱かせる作品作りにしてしまうと、かつての『機動戦士Vガンダム』関連商品のように、スポンサー企業としては困るからに他なりません。「ガンダム」似の機体が敵味方豊富に登場することも、カラフルな機体が登場するのも、可能な限り作品内容の影響を受けずに商品としてのイメージを損なわないよう、配慮された結果に感じられてしまいます。

 スポンサーあっての作品である以上、いたしかたないことですが、先に商品戦略あって、広告塔としての性質を多く感じさせられる作品作りをしなくてはならないとは、『機動戦士Vガンダム』など、過去の反省を活かしているとはいえ、何とも残念なことです。

 今回『機動戦士Vガンダム』を見て、あらためてそんな相違を感じさせられました。『機動戦士Vガンダム』という作品をご覧になったことのない方は、ぜひ一度ご覧になっていただきたいものです。

 私の感想を最後までご覧になっていただきまして、ありがとうございます。


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SIDE 6 管理人 ★ジャン

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アニ感チャート別表
個人的な印象の数値化です。
(最低〜最高点。120点満点。)

印象とはいえ数値で一覧化すると自分でも疑問を感じる整合性のなさです。最高点順であり平均点ではありませんので、一部かなり奇妙な順序になっています。1話の評価しかない作品もあり、一律に序列化すること自体に無理があるのは承知です。並べてみるのもおもしろそうだったので試したまでです。管理人自身の今後の参考用とお考えください。平均点順に順次変更中。
【 2006/1/15 更新 】

  1. WOLF'S RAIN
    ウルフズレイン

     :110点
  2. 攻殻機動隊
    S.A.C. 2nd GIG

     :90〜107点
  3. 攻殻機動隊
    STAND ALONE COMPLEX

     :84〜104点
  4. SAMURAI 7
    サムライセブン

     :103点(シリーズ)
  5. かみちゅ!
     :103点
  6. 創聖の
    アクエリオン

     :103点
  7. 巌窟王
     :95点(シリーズ)
  8. ふたつのスピカ
     :94点
  9. ジパング
     :82点(シリーズ)
  10. バジリスク
    甲賀忍法帖

     :81点(シリーズ)
  11. 劇場版
    機動戦士
    Zガンダム
    星を継ぐ者

     :79点
  12. Rozen Maiden
    ローゼンメイデン

     :77点(シリーズ)
  13. BECK
     :77点(シリーズ)
  14. ぺとぺとさん
     :56〜77点
  15. 英國戀物語エマ
     :54〜73点
  16. 機動戦士
    Vガンダム

     :72点
  17. TIDE-LINE BLUE
    タイドライン・ブルー

     :72点
  18. 撲殺天使
    ドクロちゃん

     :70点
  19. NARUTO ナルト
     :54〜65点
  20. MONSTER
    モンスター

     :51〜64点
  21. ケロロ軍曹
     :57〜61点
  22. ONEPIECE
    ワンピース

     :56点
  23. ガン×ソード
    GUN SWORD

     :30点〜54点
  24. ハチミツと
    クローバー

     :53点
  25. 交響詩篇
    エウレカセブン

     :52点
  26. トリニティ・ブラッド
    Trinity Blood

     :50点
  27. IGPX Immortal Grand Prix
     :49点
  28. ピーチガール
     :48点
  29. SPEED GRAPHER
    スピードグラファー

     :32〜44点
  30. エレメンタル
    ジェレイド

     :39点
  31. SHUFFLE!
    シャッフル!

     :39点
  32. 奥さまは魔法少女
     :35点
  33. おねがい
    マイメロディ

     :33点
  34. 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
    :32.8点(50話平均)
    22〜55点
  35. こみっくパーティーRevolution
     :26点
  36. 円盤皇女
    ワるきゅーレ

     :25点