2009年01月15日

先日、70年代の人気ドラマ「ケンちゃん」シリーズのお父さん役で知られた

牟田悌三さんの通夜にうかがった。

「飲酒楽堂」も現役時代は大変にお世話になった方。気さくなお人柄だっ

たこともあって奥田瑛二や阿部寛なども参列し悲しさの中にも盛大な通夜

だったが、古い業界関係者のお互いの息災を確かめ合う場でもあった。

 

参列者の中で、あまりの変貌に目を疑ったのが「ケンちゃん」シリーズの主

役、宮脇康之。

子役として絶大な人気を得ていた頃から既に40年以上も経っているわけだ

からか、かなり老けたようにお見受けする。

お互いにそれは言えるのだが役者は「顔」が売り物の中心。ヤッちゃん(そ

う呼んでいたので)の47歳の顔はイメージがイメージだっただけに…。

 

yasuちなみにこれ、約40年前のロケ現場。

(「ケンちゃん」シリーズではありません)

中央がヤッちゃん。で左がまだ若かりし頃の「飲酒

楽堂」。右の可愛い方は…さぁどなたでしょう。

面影ありますよね。ある女優さんの10代の頃(笑)。

とにかくヤッちゃんも元気。芸名も「宮脇健」と改めご活躍の様子。何より。

 

「平成の名子役」といえば加藤清史郎くん(7歳)だ!

子役つながりのお話で申し訳ない。

先週、先々週とNHK大河ドラマ「天地人」を視て思わず涙した方が相当な

数にのぼったという。不覚にも私もそのうちの一人。

そう、あの直江兼続の幼少時代(与六)を演じていた子役の男の子。

上杉謙信の後継者で10歳の喜平次の家臣となるため、親元を離れて寺に

こもり修行をつむ5歳の子どもを驚くべき演技力で魅せつけてくれた。

 

「わしはこんなとこに来とうはなかった」。

あのセリフ。あの全身から湧き出る悔しさと悲しみの表情に、オーバーに言

えば日本中が泣かされた。凄い子役が現れたものだ。

もう彼を「子役」などと呼べない。子役の域を完全に超えている。

「俳優」「男優」「女優」が芸能史を数える言葉としてあるなら、さしづめ清史

くんは「子優」と呼んでその呼称を認知させたいものである。

 

子役は大成しないなどと昔から言われているが、そんな事はない。

清史郎くんが所属する児童劇団「劇団ひまわり」の出身者を見れば解る。

渡辺謙、水谷豊、松阪慶子、真田広之、柳葉敏郎、大原麗子、中嶋朋子、

仙道敦子、柳沢慎吾等々の俳優たち。

中にはジュディ・オング、石塚英彦などというタレントも多い。

売れてから(所属していたことを伏せ)名前を公表しないでくれなんて言って

いる勝手なのを含めれば相当な数の芸能人を輩出している。

 

与六の母親役をこれも見事に演じた田中美佐子も島根から上京し、短大時

代にひまわりの青年部でレッスンを積んでいる。

いみじくも今回は母子とも「劇団ひまわり」の出身者共演となった。

 

しかし、この清史郎くんはやはり只者ではない。

今放送されている“月9”ドラマ「ヴォイス〜命なき者の声」で、主人公(瑛

太)の幼少時代を演じている。事故で亡くなった母親の脇で気丈にふるまう

役。7歳の子どもには重い役ながらこちらも見事に乗り越えているのだ。

 

2歳からドラマに出演している清史郎くんの今後が大いに楽しみである。

 

 



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