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2014年06月11日

(1850)アルベルト・ザッケローニ

監督の役目は選手たちに自信を持たせることです。『攻撃的なサッカーで必ず結果が出る』と私が確信を持って選手に伝えることが重要です。そうでなければ選手はますます自信を失いチームとしての力がなくなってしまうからです

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世界を青く ザッケローニ監督の挑戦 Episode.4 コンフェデ杯より 


2013.6.12 ブラジル

-各大陸チャンピオンだけが参加できるコンフェデレーションズカップ。ザッケローニ監督はW杯に向けて日本代表の現在地を知る貴重な機会だと考えていた。

「日本の取り組んできた『連動する攻撃的なサッカー』が世界の強豪にどこまで通用するのかを見極めたいと思っています」

2013.6.15 第1戦 vs.ブラジル

-6万7千人の大観衆 開幕戦を戦う日本代表 ブラジル相手に自分たちのサッカーがどこまで出来るのか。

-開始3分

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「あのゴールで日本は自信を失い自分たちのサッカーができなくなってしまいました」

-終始、ブラジルに主導権を握られ続けられた日本 個々のプレーに走り、スピードのある攻撃や連動した守備がまったく機能しなかった。

「残念ながら評価に値しない試合でした。ブラジルを警戒しすぎて弱気になった選手たちに失望しています」

-翌日 ザッケローニ監督は失いかけた日本のサッカーを取り戻すために強い言葉を選手たちに投げつけた

『攻撃的なサッカーを信じろ!』

監督の役目は選手たちに自信を持たせることです。『攻撃的なサッカーで必ず結果が出る』と私が確信を持って選手に伝えることが重要です。そうでなければ選手はますます自信を失いチームとしての力がなくなってしまうからです

-第2戦の相手はザッケローニ監督の母国イタリア 非公開で行われた練習で指揮官は早いパスワークと連動した守備。そして何十通りもある動きを繰り返し確認した。3年間積み上げてきた攻撃的なサッカーを思い出させるためだった。


2013.6.19 第2戦 vs.イタリア

-強い決意で挑んだイタリア戦。中2日で試合を迎えたイタリアに対し日本は中3日。コンディションで有利な日本は試合開始から攻撃に出る。

-連動した守備でボールを奪い攻撃に繋げる日本。ザッケローニ監督が鍛え上げたパスワークでイタリアゴールに迫った。

-前半20分 日本の攻撃 岡崎が前線からプレスを掛けGKブッフォンのミスを誘う。PKで先制点を奪った日本は自分たちのサッカーの主導権を握る。

-前半33分 連動した動きでイタリアを翻弄する。一瞬のチャンスを逃さなかった香川のゴール。アジア最終予選から決定的なシュートを打てないとういう課題を払拭する2点目

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-日本代表による攻守におけるスピードにイタリアの選手たちも驚きを隠せなかった。3点目を狙う日本 さらにスピードに乗ったパスワークでイタリアを圧倒する。

-前半41分 イタリアのコーナーキック デ・ロッシのゴールで2-1 僅かな隙を突いたピルロ この失点で試合の流れが微妙に変化し始める。

-前半45分を終えて日本は1点をリードしたまま折り返す。

-一方、イタリアは逆転を狙う策を講じていた。

-後半、高い位置からプレスを掛け始めたイタリア 前半と違い中々ボールをキープできない日本。開始からわずか5分 オウンゴールで同点にされる。さらにその2分後ゴール前でハンドを取られPKを与えてしまう。2点リードしてからわずか20分間での逆転。

-『主導権を奪い返す』 強い決意でイタリアゴールに迫る日本。後半24分 長谷部の攻撃参加からFKを獲得 遠藤から岡崎のヘディングシュートが決まり同点。強豪イタリアに対し攻撃的なサッカーを続けたことで生まれた同点ゴールだった。日本は逆転を信じてイタリアを攻め立てた。

-終了間際、勝負どころで決めたイタリア 敗れた日本だったが3年間積み上げた攻撃的なサッカーで戦えると実感した試合だった。

「ワールドカップで優勝経験もあるイタリアに対し日本は守りに徹するだろうと思われていました。しかし我々は攻撃的なサッカーを貫きシュートも流れの中で決めることができました。世界に日本のサッカーの可能性を示すことができたと思います。

-世界と互角に戦えることを確認したザッケローニ監督 しかし同時に勝つために足りないものも見出していた。

「2点リードした後の20分間、日本はもっと狡猾に試合を進める必要がありました。」

-前半33分 2点目を挙げた日本はその後も追加点を狙いトップスピードで走り続けていた。

日本の特徴はボールを奪ったらトップスピードで攻撃をすることです。しかしそれを90分続けることは不可能です。あの時間はゆっくりパスを回しながらチームの体力を回復させることが必要でした。世界のトップとの差は、そういったゲームコントロールの積み重ねにあるのです。

例えばブラジルの選手たちは危険なエリアに相手が入る直前、戦略的なファールを仕掛けます。プレーを止めて体制を整える時間を稼ぐためです。だから慌てることなく試合をコントロール出来るのです。

経験豊富な世界の強豪と戦うためには日本もこういうプレーを学ぶ必要があるのです。これからは状況に応じてゲームをコントロールする練習もしていくつもりです。

ワールドカップで勝つために何が足りないのかが明確になりました。残りの1年弱で必ず日本代表を進化させてみせます。


-コンフェデレーションズ杯の戦いで日本のサッカーが通じると確信した指揮官。さらなる進化をを求めて戦いは続く


 世界を青く ザッケローニ監督の挑戦 Episode.5 欧州遠征に続く

 
jeep_55 at 00:25│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 アルベルト・ザッケローニ | 日本代表

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