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2018年07月31日

(2219)アレッサンドロ・デル・ピエロとアンドレア・ピルロ

”サッカーを噛む”

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イタリアが誇る稀代の“ファンタジスタ”と“レジスタ”。
現役を引退した今も、数々のタイトルを獲得してきた者の風格が漂う。
彼らは如何にして様々なプレッシャーを乗り越え、勝利を掴んできたのか――。
NTTドコモのイベント出演のために来日した2人に聞いた。(Numberより)


デル・ピエロ「イタリアには“サッカーを噛む”という表現があるよね。ガムを噛むのと同じでそれぐらいサッカーが身近にあって、いつもサッカーのことだけを考えている。サッカーが好きでたまらないから、たとえ良くない時期があっても全然、苦にはならない。イタリアにとってサッカーは文化だから」

ピルロ「こういった物の考え方は、小さいころから自然と身についてきたもの。周りの人よりもうまくなりたいと野心を持つことによって、(強いメンタリティーが)備わったと感じているよ」

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ピルロ「簡単に言えば、身の回りに起こるすべてのことをポジティブに向けていく。その一言に尽きると思うんだけど」

デル・ピエロ「アンドレアの言葉に何か付け足すとしたら、ほんのわずかなディテールが勝負を分ける差になるということ。日々のトレーニング、物の考え方、そのすべて」

ピルロ「同感だね。準備というのは週末の試合に合わせてトレーニングすることだけじゃない。たとえば何を食べるか、何を飲むか。自分の行動の一つひとつに、こだわらなければならない」

デル・ピエロ「睡眠にしてもそう。質の高い睡眠でなければ、トレーニングや試合に影響が出てくるから。でもそれもアンドレアが言うところの野心が、ポジティブに向けてくれる。自分より優れている選手を研究して、その人の上を行くためにはやらなければならないことだから。自分を成長させてくれるアドバイスをくれる人を見つけておくことも大切かなと個人的には思うね。僕は、トレーニングにしても既存のものばかりでなく、新しい方法にトライしていこうとやってきたつもり」

ピルロ「そのうえで日々のトレーニングは凄く重要。個人としてチームとして、どういったプレーを実現させたいのかを考えつつ、全力でやらなければならない。トレーニングというものはあくまで通過点。きちんと練習しておけば、試合で実現できる可能性が高まるという考え方を僕は持っている」

デル・ピエロ「僕の場合、試合になったら結局は本能で動く、本能でプレーする。でもそれは今までの試合の経験や、トレーニングの積み重ねによって、生まれてくるものだと思っている」

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ピルロ「現役生活のなかでいろいろなタイトルを取ってきたが、イタリア代表が優勝した2006年のことを振り返るならイタリアのサッカー界が(カルチョ・スキャンダルによって)揺れていた時期だったし、代表として出来る限りのことをしたいと思っていた。勝つしかないと我々は心に強く決めていたんだ。持てる力はすべて出し切ったつもりだし、あれ以上の力は残っていなかったよ」

デル・ピエロ「グループリーグ、いや大会前から僕たちのモチベーションはピークに達していた。そのままの状態を持続して決勝まで進んで、優勝することができた。(フランスとの決勝戦は)PK戦までもつれたけど、プレッシャーは感じていなかったね。まあキッカーとして決められたから、こうやって笑顔で話せるのかもしれないけど(笑)」

ピルロ「PKで言えば、僕はその前年のCL決勝(対リバプール)で失敗した経験があった。あのときの気持ちでPK戦に臨んではいないんだと自分に強く言い聞かせた。絶対に決めるんだという自信を持つことが何より大切だったんだ」

デル・ピエロ「失敗から何を得るかが大切だと思うよ。僕だって何度も失敗して、チームメイトに怒られたり、からかわれたこともある。でも失敗を繰り返さないために日々の練習や準備がある。その積み重ねによって自信というものが生まれてきたんじゃないかな」


 
jeep_55 at 19:00│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 イタリア 

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