2018年07月16日

今週の仮面ライダービルド「第44話 エボルトの最期」

 これ絶対サブタイ詐欺だろうな、という44話。
「地球外生命体エボルトは、この国を支配するためロストスマッシュから精製される10本のロストボトルを集めていく。一方、仮面ライダービルドの桐生戦兎は父・葛城忍がエボルトの仲間だと知り新たな戦いを決意する。」
「ねえ、カズミンと幻さん知らない?料理当番サボってどこ行ったのよ!発信機で調べてみるか。」
「発信機!?そんなのいつ仕掛けたの?」
「それは、知らないほうがいいと思う。・・・あっ、いたいた。何で2人とも北都にいるんだろう・・・?居場所を特定してみるから、一足先に第44話、どうぞ!」
 有能な女性陣によるあらすじ紹介。
北都のファウストは富山県東部にあったのか・・・。

 アジト内を急ぐ一海と幻徳。
「この先に人体実験場があるはずだ。」
「人類を奴隷化するロストスマッシュがこんな所で作られてるのかよ?」
「ああ。そこに行けば・・・!」
行く手に立ちふさがるガーディアン。
「性懲りもなく捕まりに来たか。」
内海も現れ、2人を包囲。
 変身するのかと思えば、意外なことに2人とも何の抵抗もなく早々を両手を上げてしまいました。
「この2人がロストスマッシュになってボトルを精製してくれれば、残すロストボトルはあと1本。新世界はすぐそこだ。」
もはや勝ち誇った様子のエボルトに対し、隣に控える忍は何を考えているのか。

 ナシタでは、龍我に妙なヘッドギアを被せるやら、心電図検査のような電極を体中に貼り付けて何やら検査をする戦兎。
「ベルナージュの力とエボルトの遺伝子が見事に融和してる。もう暴走する事もないだろう。」
「って事は、ベルナージュも美空の中にもう居ねえのか?」
視聴者も気にしているコレ。龍我が女声で喋るのはちょっとキツい。
「さあな・・・。意思はまだ存在してるかもしれない。とにかく、今のお前は以前よりはるかに強くなってる。そこでこいつの出番だ。マグマと相反するブリザード仕様のナックル。これでエボルトの力に対抗できる。」
この期に及んで新アイテム。と言っても青いマグマナックルなのですが、突然出てきたとしか思えない開発期間の短さに、龍我は戦兎に対する心配を禁じえません。
戦兎の顔の生傷が残っている所を見ても、前回から殆ど時間が経過していないはず。
「親父さんを敵に回して、なんか無理してねえか?」
「・・・父さんは関係ない。エボルトを倒すことに集中しろ。」
そこへ駆け込んできた紗羽。
「カズミンと幻さんが、ファウストのアジトに・・・!」
情報としてはあらすじ紹介と地続きなのにテンションが違いすぎる・・・。

 OPも劇場版予告仕様に。前売り券買いに行かないとなあ。
しかしOP、ジーニアスやエボルト完全体は入っているのにクローズはチャージのままなのが不思議。オロCへの配慮でしょうか。

 かつてのナイトローグのように、高そうな椅子に座って一海と幻徳がカプセルに押し込まれる様を満足気に見ている内海。この小物感。
「やめろ!」
抵抗虚しくカプセルは閉ざされますが、ここて突然ナシタ屋上の回想シーン。
「エボルトの野望を阻止することに異論はない。だが、今の俺たちのハザードレベルで本当に勝てんのかよ?」
「なあヒゲ・・・。お前、ラブ&ピースのために命を懸けられるか?最初はただ故郷のため、仲間のため・・・そう思ってた。けど今は違う。俺は仮面ライダーになった事を宿命だと思ってる。」
「宿命・・・。この命で何かの役に立てるんだったら、迷わず懸けてやるよ。」
お互い、命懸けでエボルトに挑むという覚悟を決めていました。
 それが今あっけなく捕まって再実験にかけられている・・・。
「これでお前らはロストスマッシュになるんだ。」
勝ち誇った内海ですが、直後に2人は力づくでカプセルから脱出。
「大丈夫か?・・・おかげで俺のハザードレベルはさらに上がった。」
「ガスを注入するために、わざと捕まったのか・・・!」
「逃げるぞ!」
無様すぎる・・・。
「コウモリ!」
「発動機!」
「Are you ready?」
「変身!」
変身して追う内海。
 逃げる2人ですが、
「体が思うように動かない・・・!」
「ガスが体に馴染んでねえ!」
特に一海に至っては再々実験なので流石に入れすぎというものでしょう。逃げ切れません。
「ハハハ・・・!」
狂ったように笑いながらマッドローグが迫りますが、ほぼ同時に殴り込んできたビルドとクローズマグマ。
「お前ら、何で・・・!?」
「話は後だ、ここを出るぞ!」
既にマッドローグ程度はタンクタンクで十分という扱いなのか、ジーニアスは使わないまま抑え
「万丈!一海と幻さんを連れて逃げろ!」
「分かった!おい、後はいい!行くぞ!」
2人を抱えると、いつの間に付いたのか、マグマの翼で天井を破り離脱。これ抱えられた2人は無事なんでしょうか。
 ビルドの方は、マッドローグを圧倒した・・・と思ったら同時に背後から忍ビルドの奇襲を受けます。
「父さん・・・!」
「その程度の力でエボルトと戦うつもりか?我々の目的が達成されれば、エボルトは容赦なく地球を破壊するだろう。もう時間はない!」
「分身の術!ドロン!」
忍ビルドは分身し、戦兎ビルドのハザードトリガーをピンポイントで攻撃。
するとビルドは機能不全を起こしたのか、身動きが取れません。
「何だ?体が動かない・・・!」
「何もできない自分を呪え。お前のせいで、人類は滅びる!」
そのままトドメ、かと思いきや寸前で四コマ忍法刀が止まり、隠れ身の術が発動しビルドは煙に包まれました。
「ビルドが逃げたぞ!お前は向こうへ。」
「はい・・・!」
マッドローグを遠ざけ、ビルドは外へ。
スチームガンと言い、煙で逃走機能が便利すぎる・・・。
「俺を逃がした・・・?」

 戻ったナシタでは、無茶をした一海と幻徳に詰め寄る戦兎。
「どうしてファウストのアジトに行った?」
すると指先1つで戦兎を押しのけてしまう一海。
「見ての通り、ハザードレベルを上げるためだ。」
「何考えてんだよ・・・倒されたら死ぬんだぞ!?」
「どの道、エボルトに勝たなきゃ終わりだろ。それに、お前たちの足手まといになる訳には行かねえからな。」
「それって、俺達と一緒に戦ってくれるって事か?」
するとYES NOのTシャツを着た幻徳が前に出て、
「どっちかちかちかちかちか・・・ドーン!」
最終的に見せたのはNO側。しかし周りの反応を見て、
「あっ、こっちか。」
「オラァ!」
YES側に。
「使いこなせねえなら口で言えよ!」
「黙れ筋肉ザル。」
「ああ?」
なんだかんだで仲のいい4人でした。
「お前はどうなんだ?親父さんの事は吹っ切れたんだろうな。」
「・・・ああ。」
一海が手を差し伸べ、それを受ける戦兎。
しかし逃された事もあり、まだ吹っ切れてはいないのでしょうが・・・。
「これで仲直りだね。」
すると問題になるのが、みーたん抱き枕の処遇。
「良かった・・・。じゃあこれは必要無いね〜。いくらで売れるかなあ?」
「売らない〜!」
これを見た一海は、
「ちょっと待った!何ですか?それは〜。」
キモオタモード発動。
「みーたんの抱き枕。まだケンカしてたらプレゼントしようかな?って思ってたんだけど。」
これを聞くや否や、戦兎をもう一回吹っ飛ばして
「誰がお前に協力するって言った?」
「ええ・・・。」
この手のひら返しに戦兎もドン引き。
「俺は北都一の頑固者。いくらお前が改心しようと、今さら一緒には戦えねえ。けど?あ、どうしてもって言うなら・・・これに免じて、力を貸してやってもいいズラよ〜?」
もはや誰だ。そしてみーたん抱き枕をかすめ取ると、
「とうっ!おほほほほ〜!デュフッ!もう変な声しか出ませんよ〜。何ですか〜?この神々しいまでのフォルムは!これってつまり、みーたんを抱きしめてもいい!って公式の許可が下りたって事ですよね〜?」
またしても心の声がダダ漏れで、幻徳TシャツもNOの判定。
「なんて素晴らしいアイテムなんでしょう!あ、素晴らしい!」
等のみーたんもゴミを見る目です。
「では早速、心火を燃やしてチューから行かせていただきや〜す!おざ〜す!」
ここで我慢できなくなった美空と紗羽のパンチが炸裂。
ゴールド・Eのパンチがブチャラティに当たった時のようなスロー演出です。
 しかしまだ懲りない一海。
「これは・・・買ったらいくらっすか?」
「これは200万ドルクかな?」
「高っけ!」
「安いっすね。」
「今、現金決済したら裏になんか紗羽さんの水着の写真がつく・・・」
「それ俺も欲しい!」
悪乗りがすぎる人たち。そんな仲間たちを放って、ひとり密かに地下に引っ込む戦兎。

 地下では、端末に向かいながら忍の言葉を思い出す戦兎。
「我々の目的が達成されれば、エボルトは容赦なく地球を破壊するだろう。もう時間がない!」
目ざとくそれに気づき、時分も下りてきた美空。
「どうしたの?」
「一刻も早くエボルトを倒さなきゃ、俺達に未来はない。」
「そうだけど・・・。ほら、グリスと幻徳も戻ってきたんだし。」
「倒されたら消滅する人間を戦わせる訳には行かない!俺と万丈で何とかしないと・・・。」
こうして、また背負い込もうとする戦兎を痛ましく思う美空。

 一方、ファウストのアジトでは
「また捕獲に失敗するなんて、先生らしくもない。」
と、もしかして気づきつつあるのかという言動を見せるエボルト。
「それだけ手強くなってる証拠だ。ロストボトルの精製はあと3本、シナリオを変更した方がいいかも知れない。君自身が、新世界の扉を開けるんだ。」
「俺が?」
ハザードレベルは足りている筈ですけど、エボルト自身をロストスマッシュに・・・?

 その後、戦兎が開発した新装備のテストを行う龍我。
見るからにクローズマグマナックルの色違いですが・・・。
ボトルを装填するも、負荷が大きすぎるのか起動する所までも行けません。
「万丈!大丈夫!?」
「ダメだ・・・体が言うことを聞かねえ。」
「最初の変身だから抵抗があるだけだ。続けろ。」
心配する美空と、冷徹に実験を続けさせようとする戦兎。
「何言ってんの?もう無理だって!」
戦兎の脳裏にあるのはやはり忍の言葉。
「何もできない時分を呪え。お前のせいで人類は滅びる!」
これによる焦りが龍我に対しては非情に出ているようで
「いいから早くドライバーに挿せ!」
「ちょっと待ってよ、こんな状態で変身したら・・・!」
「これが使えなきゃエボルトには勝てない。」
「心配すんな!やってやる・・・変身!」
と強引にドライバーに装着すると、結局そのまま倒れてしまいました。
「万丈!万丈・・・!何焦ってるの?らしくないよ、戦兎・・・。万丈、大丈夫?」
美空にもどうかしているような目で見られ、危機感だけが空回り。

 やり場のない思いを抱えてナシタ屋上で佇んでいると、携帯に着信が。
「一体何をしようとしてる!?」
相手はエボルト。
「お前の持ってるロストボトルをよこせ。」
「渡すと思うか?」
「渡すと思うよ?俺の強さを知ってるお前ならね。」
この余裕。と言うのも、
「俺が本気を出せば、お前の仲間や家族なんて一瞬で滅ぼせる。誰も傷つけたくなければ素直に従え。」
あえてやっていないだけで、今の時点でも簡単に倒せるから。
 全く言い返す事ができず、怒りに任せてスマホを投げ捨てるところまで追い詰められています。

 ナシタに戻ると、元気そうに立っている龍我の姿が。
「おい戦兎、どこ行ってたんだよ。」
「ちょっとな・・・。体、大丈夫か?」
「お?余裕だ!全然痛くな〜い・・・。」
「脂汗出てるよ?」
戦兎に負担をかけまいと無事を装っていますが、ダメージはかなり残っているようです。
 そこへ昼食を運んできた一海。
「よーし、カズミンプロデューススペシャルパスタの完成だ!」
「美味しそう!」
普通に美味しそうなのが出てきました。
「お待ちどう様です。」
「オラァ!」
一海はあくまでプロデュースで『本日のシェフ』は幻徳。
 そのパスタを口にしてみると・・・明らかに反応がおかしい。
「うっ・・・!」
「いやいや、そういうのいらないから。」
促されるまま一海も口にしてみると、
「んんーっ!?まっずい!おいヒゲお前何やってんだよ!手本見せただろ!?」
「はあ!?レシピがないからこうなるんだろお前!」
「そういうのはな、目で見て覚えるんだよ。」
「覚えられねえんだよ!」
清々しいまでの逆ギレ。
「俺が鍛え直してやる。外出ろ。」
「外って・・・。おう、いいじゃねえか。行ってやらあ。」
「行けヒゲ!」
「上等じゃねえかよ、やってやろうじゃ・・・おい!?」
幻徳が外に出た所で締め出してしまった一海。
「みんなゴメンね〜、今新しいの作るから。あ〜あ、同じ材料、同じ分量でやれば、同じ味になるはすなのによ。」
そのまま代わりを作ることに。
 すると、この言葉を聞いた戦兎は
「同じ材料、同じ味・・・?そうか!」
「どうしたの?」
「何でもない・・・。」
誤魔化してはいますが、この言葉がエボルト対策のヒントになったようで、皆が寝静まった後
「これとエボルトリガーは同じ形状。なら構造も同じはず。トリガーの起動を止めれば・・・。」
「何だ?体が動かない・・!」
「もしかして、父さんはこのために・・・?」
先程戦兎を逃した事といい、明らかに戦兎らに利する行動を取っています。
 これに確信を得た戦兎は、自らナックルを手に
「・・・じゃあな。」
ひとりナシタを後にします。

 雨の中、パンドラタワーに向かった戦兎。
「ロストボトルは持ってきたか?」
ボトルを見せつけますが、
「お前には渡さない。」
「そう言うと思ったよ。準備万端だろ?」
「お前は俺が倒す!」
自らナックルを使おうとした所で、背後から他の3人が現れました。
「お前1人で何楽しんでんだ、コラ。」
「お前ら、何で・・・?」
「そのナックルは俺のもんだろ!じゃーん!」
龍我がナックルを奪った反対の手にはタブレット端末。そこには地図が表示されており、ナックルの方にも何か貼り付いています。
「発信機・・・?」
「紗羽さんに借りたんだよ。」
まさかあらすじ紹介が伏線になっているとは。
バツが悪そうにしている戦兎に、
「余計な気使いやがって。俺たちは仲間だろ?」
「お前だけにいい格好させてたまるかよ。」
「みんな・・・。」
「ハハハ・・・!物好きな奴らだねえ。そんなに死にたいか。」
嘲笑うエボルトに対し、
「勘違いすんじゃねえぞ。俺たちはな、生きるために戦うんだ。」
と啖呵を切る一海。
「オラァ!」
『→右に同じだ』
と文字Tを見せる幻徳ですが、
「左だけどな。」
「どこ見てんだよ。」
自分が一番右に立っていたという幻徳痛恨のミス。
「・・・わざとだよ。」
そそくさと左側へ。人類存亡の危機だと言うのに全く危機感のない奴らに思わず笑ってしまう戦兎。
「バカばっかだ。フフ・・・最高だな!」
負ける気のしない空気の中で、4人が並んで変身。
「グレート!オールイエイ!」
「ジーニアス!」
「ボトルバーン!」
「クローズマグマ!」
「ロボットゼリー!」
「デンジャー!」
「クロコダイル!」
「イエイ!イエーイ!イエイ!イエーイ!」
「Are you ready?」
「変身!」×4
「ビルドジーニアス!」
「極熱筋肉!クローズマグマ!」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ブルアァ!」
エボルが空気を読んで背景を攻撃してくれたので、爆炎をバックに4ライダー揃い踏み。
「かかってこい・・・!」
戦闘開始。
 しかし、いざ始まってみると4人勢揃いでノリにノッているにも関わらず、当のエボルはそう苦しそうに見えません。
「ガスの影響でずいぶん強くなったな。だが相手が悪い!」
アジトでは、モニターでこの戦いの行方を見守る内海と忍。
「これで長い戦いが終わる・・・。」
忍のこの言葉は、どちらが勝つ結末を指しているのか。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 19:05Comments(2) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年07月09日

今週の仮面ライダービルド「第43話 もう1人のビルド」

 予告からしてヤバい感じだった葛城忍との初対面。
「地球外生命体はこの国を支配するため、最強の怪人・ロストスマッシュから生成される10本のロストボトルを集めていく。一方、仮面ライダービルドの桐生戦兎の前に、姿を隠していた戦兎の父・葛城忍が現れる。
「ついに親父さんと会ったのか。親父さん、お前になんて声をかけるんだろうな?」
「そりゃ、『久しぶり・・・』とか『元気だったか・・・』とか。」
「いやいやいや!お前の顔、佐藤太郎だからね!?ツナ義ーズも知らないのに、久しぶりも何もねえだろ!」
「うるさいよ!そこは上手いこと演出してくれるでしょうよ!俺も気になるから早く第43話見よう?」
相変わらず、あらすじ紹介はメタ的でカオス。

 ついに父・忍と再会した戦兎。
「父さん・・・!本当に父さんなのか!?」
「顔は変わってもその癖は変わらないな。昔から興奮したり動揺した時は、必ずそうやって髪をかき乱す。」
本当に上手いこと演出されてました。
「父さん・・・!」
「葛城親子、感動の再会だな。」
「エボルト・・・どういう事だ?ライダーシステムはエボルトを倒すために考えたんじゃなかったのか!?・・・父さん!」
エボルトと忍が並んでいる構図が理解できない戦兎。いや考えないようにしていると言うべきか。
「お前や万丈が仮面ライダーになったのは、全部・・・葛城先生のシナリオだ。」
エボルトの悪意かと思えば、計画については忍の関与がむしろ大きいという。
 すると横から龍我が出てきて
「ふざけんなよ!あんたは戦兎を騙してたのか・・・!」
「全ては私の計画通りだ。あとはロストボトルさえ揃えば、目的は達成する。」
「果報は寝て待つとしよう。」
エボルトは内海を拾ってダッシュで撤退。
 その場を任された忍は変身の体勢へ。
「忍者!」
「コミック!」
初期型なのかベストマッチ音声はなし。
「Are you ready?」
「変身。」
衝撃が残り、立ち尽くす戦兎ですが、集まってきた龍我ら3人もこれに応じ変身の体勢へ。
「ニンニンコミック!」
「父さん・・・。」
いずれもより高性能のはずのライダー、それも3体がかりに普通のビルドで相手になるはずが、と思われましたが、中身が初老男性とは思えぬ軽やかな身のこなしと忍術で互角以上の戦いを見せます。
「分身の術!」
「いくら戦兎の親父だからってな、容赦しねえぞ!」
が、言葉とは裏腹にむしろ圧倒されています。
「何だよ、これ・・・!?」
今のグリスは戦闘不能は即死なので、慌ててゼリーを外します。
「危ねえ・・・!初期型のビルドなのに、何でだ?」
「もともと、ビルドドライバーは私が使うために設計されたもの。私がベスト・オブ・ベストのビルドだ。」
つまり適正と恐らくハザードレベルの影響のようです。
「海賊!」
「電車!」
「Are you ready?」
「海賊レッシャー!」
「各駅電車・・・急行電車・・・快速電車・・・海賊電車!」
「発車!」
クローズマグマとローグを蹴散らし、ローグは変身解除に追い込まれました。
「強い・・・!」
「だったら・・・俺が相手だ!」
残ったクローズマグマに対し、ホークガトリングで対抗。
「タカ!」
「ガトリング!」
「ホークガトリング!」
色味と言いシルエットといい似ている両者。
 が、近接戦タイプであるクローズマグマに対しビルドは空中戦と遠距離戦を得意とするタイプ。上手いこと翻弄しています。
するとその時、またしてもエボルトの見たビジョンが再生され、エボルト遺伝子が活性化。
「まだだ・・・!もっともっと壊してやる!」
クローズチャージはビルドの射撃をものともせず、自身を掠めようとしたビルドを捕まえ、マウントを取って一方的に攻撃するという危ない戦い方へ。
「まただ、力が制御できねえ!何でだよ!?」
これも分かっているという忍ビルド。
「エボルトのせいだ。」
「何!?」
「ブラックホールを作るために、自身の力を最大限まで使った。その影響で、君の遺伝子が活性化したんだ。恐らく今の君は、スクラッシュドライバーを装着した時とは比にならないほど戦いに飢えてるはずだ!」
殴られながら冷静に分析。
「ふざけんな!俺は・・・俺は!」
口ではこう言っても体は正直。無抵抗の忍ビルドを容赦なく殴りつけ、
「万丈、もういい・・・やめろ。やめてくれ!」
仲間が父親を一方的に攻撃しているという状況に耐えられない戦兎が止めるよう懇願しても攻撃を続けます。
「うるせえ!俺はこいつを・・・ぶっ倒す!」
「ボトルバーン!」
このままでは相手を殺すまでやるだろう、という所でようやく変身する戦兎。
「グレート!オールイエイ!」
「ジーニアス!」
「Are you ready?」
「変身!」
「ビルドジーニアス!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
変身即キックでクローズマグマを吹っ飛ばし、変身解除に持ち込むという荒業。
やはり深層では父親>仲間なのでしょうか。
 流石に強烈すぎたのか、直後に気を失ってしまう龍我。
「龍我!」
「・・・今日はデータの採取だけで十分だ。また会おう。」
助けられた忍もすぐに撤退してしまい、それ以上の話はできないまま。
 倒れた龍我に駆け寄る幻徳。
「おい、大丈夫か!?万丈!」
流石にヤバいと思ったのか、今回はいつになく心配されています。

 急いでナシタに連れて帰りましたが、ベルナージュの力も反応がありません。
「前はベルナージュの力で万丈を治せたのに・・・。」
一海は、怒りに任せて戦兎に掴みかかります。
「おい・・・お前、何考えてんだよ。何で親父を庇った!?相手は敵なんだぞ!」
「やめなって、グリス!」
美空が制止しても止まらず、
「父さんは敵じゃない・・・。」
「その目で見ただろ?お前の親父はな、エボルトの仲間なんだよ!この国を乗っ取った裏切り者なんだよ!!」
放心した様子で目も合わせない戦兎に、一海は
「今のお前にはな・・・背中は預けられねえ。」
と共闘の解除を宣言。
幻徳もこれに続き、
「・・・今のお前はただ、父親を信じたいだけにしか見えないぞ。悪いが・・・俺も一緒に戦えない。」
尊敬する父親の遺志を継いで戦う幻徳は、信じていた父親が悪の道に落ちていたという現実に苦しむ戦兎に同情してはいるようですが・・・。
「ねえ、ちょっと・・・。」
「オラァ!」
革ジャンの前をはだけたTシャツにはデカデカと『さらば』。まさかの文字T復活。
「おい、ポテト!」
そのまま出ていってしまいました。
「さらば、ぐらい自分で言いなさいよ!」
動揺し、何も言い返せない戦兎を痛ましげに見上げる美空・・・。

 アジトに戻った忍。攻撃性を増していく龍我を警戒し、エボルトにも報告しています。
「君と同じ能力を持つ万丈がこれ以上暴走を続ければ、厄介な存在になる。」
「先生のことだから、何かアイデアがあるんでしょ?」
黙っている忍ですが、その思惑とは。

 この大事な曲面にメンバーがバラバラとなってしまったことに危機感を覚えた紗羽は、こちらもあるアイデアを実行。
「これで、カズミンは戻ってきてくれるはず!」
「ん?」
「じゃじゃーん!」
手にしていたのは、まさかのみーたん抱き枕。
「・・・何それ、いつの間に作ったの?」
「ね、いいでしょ?いいでしょ?」
「やめてよ〜!」
「これで、心火を燃やして戻ってきてくれるはず・・・!」
危機的状況が続いておかしくなったか、という所ですが一海になら効きそうと思える不思議。
 すると、美空の携帯に着信が。
青ざめる美空。その相手は・・・?

 再び忍のデータを探る戦兎。その作業は前回やったはずですが・・・。
「何で何も出てこない・・・?」
苛立って端末のディスプレイを吹っ飛ばしたりと、かなり煮詰まっています。
 さらに脳内の巧も、
「エボルトの言う通り、僕達は利用されたんだよ。パンドラボックスの光を浴びた父さんが、エボルトと手を組むのは自然の流れだ。」
「それを言うなら、仮面ライダーになった時点で正気を取り戻してたはずだ。それとも何か?ライダーシステムを作った俺たちみたいに、後戻りできなくなったって言うのか?」
「・・・分かってるじゃないか、その通りだよ。」
内なる巧は、父である忍はそれを悪事と理解した上で今の立場にあると結論づけています。
つまり父親は悪の道に落ちたと。
「俺は、父さんを庇うべきじゃなかった・・・。」
戦兎もこの事実を理解。見かねた美空がフォローしますが、
「自分を責めないで。私が戦兎でも、きっと同じ行動を取ったと思う。」
「サンキュー・・・。でも、もういいんだ。父さんは・・・敵なんだ。」
「戦兎・・・。」
「何のために戦ってきたんだよ・・・。」
これまで、父親の思いを継いだものと思って戦ってきた戦兎にとって、これはその根底を揺るがす結論。美空はどうにか笑って励まそうとするも、
「ラブ&ピースのためでしょ。今までだって、つらい思いはたくさんしてきた。それでも桐生戦兎は、どんな困難にも打ち勝ってきたじゃん。愛と平和を胸に生きてける世界、作るために戦ってきたじゃん。だから今度だって・・・」
「今までとは違う。俺が戦えたのは、ライダーシステムが正義の為にあると信じてたからだ。それを否定された今、俺は・・・。」
戦う手段が全否定された今、もう戦えないという。

 その頃、まだ屋上にいた一海と幻徳。
「これからどうするつもりだ?」
出ていったはいいものの、何をどうするか全く考えていない2人でした。しかし、
「エボルトの野望を阻止する。そうすれば、戦兎の親父も目を覚ますかも知れねえ。」
戦兎には愛想を尽かしたかのような口ぶりでしたが、実際には戦兎も助けてやりたいという思いがある一海。これも戦兎が今まで謳ってきたことがえいきょうしたのでしょうか。
 すると幻徳も革ジャンの前をはだけ、『賛成だ』Tシャツを披露。
「オラァ!」
「いつ仕込んだんだよ・・・。」
もはやツッコミにも力がありません。

 一方、ひとり街に出た美空。
その要件とは・・・エボルトとの待ち合わせ。
「よう、久しぶり・・・でもないか。」
「本当に、私が戦兎のこと救ってあげられるの?」
「ああ。俺の言う通りにすれば・・・な。」
どうやら、先程の連絡はエボルトからの取引の持ちかけで、美空は誰にも相談せずこれに乗ってしまったようです。そのまま連れ去られ・・・。

 そうとも知らず、ナシタの戦兎は
「俺が間違ってた。すまない・・・。」
目を覚まさない龍我に詫びるばかり。
 しかし、やはり状況は待ってはくれず
「ねえ・・・美空ちゃんが、まだ帰ってこないんだけど。」
戦兎の方には何の進展もないまま、美空の行方が心配になるぐらいの時間が経過しています。

 その美空は、エボルトに拉致されロストスマッシュ化の人体実験を受けています。
「美空がロストスマッシュの実験に耐えられるのか?」
「ベルナージュの力に高濃度ネビュラガスを適応させれば、弱まっていた力を最大限まで引き上げる事ができる。」
「けど、既に魂が消滅してる可能性もある。」
「その時は、石動美空の命が消えるだけだ。」
「相変わらずクールだねえ。」
2人とも、美空の命を何とも思っていません。特にエボルトは実の父親の顔をしているのがまた・・・このせいでまた騙された訳ですし。
「全ては新世界を創るためだ。」
具体的なビジョンは明らかとなっていませんが、エボルトも忍も新世界というキーワードに向けて行動しているようです。

 美空を探しに街に出た戦兎。
「美空・・・。」
すると、スマホに着信が。相手はその美空です。
「美空か!どこにいる!?」
「戦兎、助けて・・・。」
弱々しい声に、慌てて指定された場所に向かう戦兎ですが、呼ばれた先はいつもの廃工場。
「美空!おい!」
その目の前にフラフラと現れた美空。
「戦兎・・・。」
直後、その瞳が緑色に輝き
「私の・・・私の星を返せ!」
「ベルナージュ・・・?」
美空はすっかり好戦的になったベルナージュに支配され、そのままCDロストスマッシュへと変身。
「やめろ!」
相手が美空およびベルナージュとあれば戦いたくない戦兎ですが、相手の方はお構いなし。
「ダメだ・・・自我を失っている。」
「タンク!」
「タンク&タンク!」
「Are you ready?」
「タンクタンク!」
「ヤベーイ!」
「ツエーイ!」
仕方なく、と言った具合にタンクタンクへと変身。ジーニアスになれない辺り迷いが出ています。
 しかし、やっぱりと言うか全く相手になりません。
おびただしい量のディスクを操ってぶつけてくるCDロストスマッシュに完封されるビルド。
「強い・・・!こうなったら、ジーニアスで・・・。」
「グレート!」
「オールイエイ!」
ジーニアスボトルを手にしたその時、現れたのは忍。
「ロストスマッシュを倒せば、石動美空は死ぬぞ。」
「あっ・・・?」
「ベルナージュの力が邪魔して、ジーニアスフォームでも助けることはできない。」
「何だと!?」
追い討ちをかけるように、忍もビルドへと変身します。
「ラビット!」
「タンク!」
「Are you ready?」
「変身。」
「鋼のムーンサルト!ラビットタンク!」
「イエーイ!」
本気出してないフォームの上に2体がかり、ボコボコにやられる戦兎ビルド。
「情にほだされて、私達を攻撃できないか!」
「どうしてこんな事を・・・?」
「ロストボトルを精製して、黒いパンドラパネルを完成させる。そうすれば、物理法則を超えた新世界の扉が開く!」
目的を明らかにすると、必殺技の体勢へ。
「Ready go!」
「ボルテックフィニッシュ!」
「イエーイ!」
実の息子相手であろうと、容赦なくキックを叩き込み変身解除に追い込みます。
 倒れた戦兎は、
「何だよ・・・新世界って。それが、俺や母さんを騙してまで手に入れたかったものなのか・・・?」
「そうだ。お前はそのために創られたヒーローに過ぎない。今のお前じゃ、エボルトに勝てない!」
実の息子も壮大な目的のための道具でしかないと言う割りに、何となく戦兎のパワーアップを期待しているように聞こえます。
 しかし、ついにショックで戦兎が力を失うと、
「何、泣いてんだよ。みっともねえな。」
現れたのは、こちらも満身創痍の龍我。
「創られたヒーロー・・・上等じゃねえかよ。前に言ったよな?俺たちが信じた思いは幻なんかじゃない。自分の信じる正義のために戦うって。今のお前の正義は、美空を助ける事じゃねえのか?なあ。」
と、手を差し伸べられると、戦兎の脳裏に過るのは
「それでも桐生戦兎は、どんな困難にも打ち勝ってきたじゃん。愛と平和胸に生きてける世界創るだめに戦ってきたじゃん。」
と励ます美空の声。
「美空・・・。」
無残にもスマッシュにされた美空に目をやり、ついに戦う覚悟を取り戻し、龍我の手を取り立ち上がるとドライバーを装着。
「言っとくけど、泣いてねえからな。」
「そういう事にしといてやるよ。」
軽口を叩き合いながら変身。
「ジーニアス!」
「クローズマグマ!」
「イエイ!イエーイ!イエイ!イエーイ!」
「Are you ready?」
「「変身!」」
「ビルドジーニアス!」
「極熱筋肉!クローズマグマ!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
「アーチャチャチャチャチャチャチャアチャー!」
いつだってこの2人がノッていれば負ける気がしません。

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Posted by jerid_and_me at 22:29Comments(7) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年07月01日

今週の仮面ライダービルド「第42話 疑惑のレガシー」

 何となく精神がもう息苦しくなる感じのサブタイトルの第42話。
「地球外生命体エボルトは、この国を支配するため最強の怪人ロストスマッシュから生成される10本のロストボトルを集めていく。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、そのボトルを開発した父・葛城忍の行方を捜すが・・・。」
シリアスにやっているのは戦兎だけ。
「幻徳〜!何でその服チョイスするかなあ?」
「俺のセンスが何故わからん!?」
「みーたん、俺の服もコーディネートしてくれ!」
「カズミン、みーたんにお願いするなら100万ドルクね?」
「あ〜腹減った。プロテイン飲むか!」
「はいはいはいはい集合!みんなが居ない所でとんでもない事になってるから。第42話に入る前に、ちゃんと聞いて?」
前回は半分あらすじ紹介の時空でしたが、こちらは更にカオスです。

 前回の重大事項、エボルトの感情の芽生えについて説明したようです。
「俺達が知らねえ間にそんな事が起きてたとはな・・・。」
「まさか、エボルトに人間の感情が宿るとは。」
「けど皮肉だよな。奴が人間らしくなるなんてよ。」
皆、エボルトには人間の感情がないものと理解していた様子。
「・・・ロストボトルは?」
「奪われた・・・すまない。」
「しょうがねえだろ。また取り返せばいい。」
揃えられなければ良い、ということで今は切り替える他ありません。
「何か、新しい情報は引き出せなかったの?」
「志水さんは、父さんの助手だったらしい。」
そこで思い出されるのは、エボルトに消される直前の言葉。
「先生は、黒いパンドラパネルを作るためにロストボトルを・・・。」
「黒いパンドラパネル・・・聞いたことないな。」
ファウストにいた幻徳も初耳です。
「ちょっと待って!その黒いパネルに必要なロストボトルをエボルトが集めてるって事は・・・。」「戦兎の親父さんは・・・エボルトと一緒にいるかも知れねえ。」
嫌な想像が一同の脳裏を過る・・・。

 北都のアジトでは、
「あと4本のロストボトルが集まれば、新世界は開かれる。」
計画の順調さを喜ぶエボルトですが、忍は
「何故、志水を殺した?」
どこかエボルトに対し不満げに見えます。
「余計なことを喋ると思ったからだよ。志水は、ロストスマッシュになれる貴重な人材だから生かしておいただけだ。ボトルが生成できれば用はない。」
実際には戦兎を怒らせるために目の前で消していたはずですが・・・忍に対し嘘を言っているのでは。
「これでロストスマッシュになれる被験者は使い切った。」
「だったら仮面ライダーで実験すればいい。」
「確かに、ロストスマッシュに必要な閾値は獲得できるだろう。だがビルドのジーニアスフォームがロストボトルに適応しなかったことを考えると、確実とは言えない。」
「それを何とかするのが、先生の仕事じゃない。」
このやり取りを見ると、エボルトと同等またはそれ以上に忍もロストボトル集めにこだわっているように見えます。
 するとエボルトは、背後に控えていた内海に宣言。
「ロストスマッシュの生産を急ぐ!そのために、この国を統一する!」

 戦兎は、礼香から伝わったデータの中に忍の足跡を探しますが
「父さんの現状が分かるような手がかりは無いな・・・。」
足取りの掴めるようなものは無し。すると一海が
「なら、親父さんの身の潔白は証明できねえって訳だ。」
「・・・どういう意味だ?」
「親父さんとエボルトは裏で繋がってんじゃないのか?」
「何だと・・・?」
「最悪の場合、親父さんが黒幕って可能性もあるわけだ。」
「そんな訳ねえだろ!」
「じゃあ、どうして親父さんはお前に会おうとしねえんだ!?」
言いにくいながらも、否定できない可能性をはっきり突きつけました。普段ドルオタなのにこういう所は
鋭い・・・。
 このままだと喧嘩になりそうな所で、間に入る龍我。
「やめろよ!まずは生きてるかどうか確認するほうが先だろ?エボルトが化けてる可能性だってゼロじゃねえ。」
モヤモヤした空気ですが、やはり状況は待ってくれません。
「こちら、東都政府官邸!西都の軍勢が攻めてきた!場所は、政府官邸とエリアA!」
ひとまずは、こちらを優先する他なし。

 官邸にはエボル自らが乗り込んで来ています。(やはり最初から完全体)
もう通常のガーディアンだと無茶振りもいいところですよね・・・。
「ん・・・?」
「エボルト!」
「今日はお前らが相手か。」
「父さんは生きてるのか?」
この食いつきに、いかにもらしくとぼけるエボル。
「何の話だ?」
「とぼけるな!父さんの居場所を知ってるんだろ!?どこだ?どこにいる!」
「フフフ・・・。」
「今は東都を守ることに集中しろ。」
幻徳のナイスアシストで、ともかくも変身。
「デンジャー!」
「グレート!オールイエイ!」
「ジーニアス!」
「クロコダイル!」
「Are you ready?」
「変身!」

 一方、Aブロックにはマッドローグがハードガーディアンを率いて現れています。
こちらはクローズマグマとグリスが既に戦闘中。
こっちは既に問題なく勝てそうな組み合わせ感。

 しかし官邸の方は、クローンスマッシュを連れており、しかも戦兎は冷静さを欠いているため不安な状況。
「今日はやけに感情的だな。」
「黙れ!父さんはどこだ!答えろ!」
「東都より父親が気になるか?なら、これでどうだ!」
「フルボトル!」
スチームガンをライフルモードに合体させ、円の軌道で周囲を高速移動しながら連射。
ビルドはダイヤモンドの自動防御で凌ぎますが、逃げ場のない攻撃でクローンスマッシュも巻き添えにしながらローグを変身解除に追い込みました。
 身動きが取れなくなった所を見計らって、エボルは
「イッツ・ショータイム!」
上空を指差し、必殺技の体勢へ。ビルドにトドメを刺すのかと思えば
「Ready go!」
「ブラックホールフィニッシュ!」
「チャオ!」
首相官邸上空にブラックホールを発生させ、官邸を飲み込ませています。
「何だよ?あれ・・・。」
「ブラックホール・・・。」
「どうなってんだ・・・?」
Aブロックのクローズマグマらからもその光景は確認でき、これを見た龍我の脳裏にはまたもエボルトの記憶が。それは同じくブラックホールで火星文明を滅ぼした時のもの。
「また現れやがった・・・何だよこれ?感情が抑えられねえ・・・!」
記憶と同時にエボルト遺伝子も活性化しているのか、急に攻撃的になる龍我。
 物凄い勢いでマッドローグを圧倒すると、ついにはエボル同様の高速移動まで会得し、一方的に攻撃を加えています。
「何だ?このパワーは・・・!」
「壊してやる・・・!ぶっ壊してやる!」
いかにもヤバい様子となり、マッドローグを追撃すると何故持っていたのか、ドラゴンボトルを落としました。
 すると、青かったそれは突然白銀に。
エボルボトルだけでなく、フルボトルにまで変化を及ぼすとは。
「ボトルが銀色に・・・?」
クローズマグマナックルに装填してみると、普通に使えます。
「ボトルバーン!」
「ボルケニックアタック!」
「何故、急激に力が上がった・・・?」
エボルドライバーを使っているマッドローグが全く相手になっていません。

 ブラックホールは東都政府官邸をどんどん飲み込んでいきます。
「いいぞ・・・もっとだ!」
「政府官邸が・・・。」
「これで東都は壊滅だ!この国は俺のものになる!ハハハ・・・!」
拠点を物理的に消滅させて国を乗っ取るというストロングスタイルに手も足も出ません。
「ふう・・・。チャオ!」
すっかり消し尽くすと、ブラックホールを閉じて上機嫌で帰っていくエボル。
「親父がつくった東都が・・・。」
国の象徴を奪われ、力なく膝をつく幻徳。対照的です。
 忍の情報も得られず、こちらは完敗。

 エリアAの方は逆に完全に圧倒しています。
こうなると、マッドローグはやはり煙に紛れて撤退。
「待て!」
闘争心の収まらないクローズマグマは、転がっているハードガーディアンの残骸を殴り続けています。
「おい!・・・おい!やめろお前!」
「うるせえ!離せ!」
「やめろってんだろ!」
このままだと同士討ちになるところですが、突如
「ニンニンコミック!」
「隠れ身の術!ドロン!」
聞き覚えのある音とともに煙が立ち込め、
「何だよ、これ・・・?」
クローズマグマを攻撃開始。
「おい龍我!おい!」
「ラビットタンク!」
ひとしきり痛めつけ、変身解除させると同時に煙が晴れ、その第三者の姿はなし。
「どうした?何があった!おい!?」
「誰かが襲ってきやがった・・・!」
「今のは・・・。」
そこにいないはずの相手が、そこにないはずのボトルを使ってきた・・・という事はつまり。
 そして、2人は気付いていませんが、近くのビルの屋上から普通のビルドが見下ろしています。
「光り輝くボトル・・・ハザードレベル7か。」
つまり2体目。しかし、龍我もそこまでハザードレベルが上がっていたとは。

 エボルトは御堂に扮して戦争の終結を宣言。
「多くの犠牲者を生んだ戦争が終わりました。我が国は、ようやく1つになったのです!」
この放送には西都のみならず、日本全国の市民が注目しています。
「おい、放送始まったぞ!」
北都と思しき農村でも、農夫らが作業を止めてテレビにかじりつき、避難所でも多くの市民がスマホを食い入るように見つめています。
「このような、陰惨な光景はもう二度と見たくはありません。そこで私は考えを改めました。今後、自衛目的以外の兵器を撤廃します!」
この宣言に、市民らは歓喜。
「スカイウォールという巨大な壁に引き裂かれた我々の心を1つにすべく、この御堂が、微力ながら新生日本を牽引していきます!」
戦争の終結、武力の放棄という甘言に、御堂が成り行きで国家主席の座に収まることを否定する国民はいない、というぐらいの大喝采。

 しかし、御堂はとうの昔に亡き者にされたと知っているナシタの面々は
「この御堂はエボルトなんだろ?ふざけやがって。」
「みんなは国がひとつになったって喜んでるけど・・・。」
「いい事なんて何もねえ。俺たちはエボルトの家畜になったも同然だ。このままじゃいいように利用されて喰われるのがオチだ。」
 と冷え切った様子。
特に幻徳はじっと黙って俯いており、東都を滅ぼされた挙げ句、こんな形で統一がなされたことに心底ショックを受けているようです。

 放送が終わると、エボルトは早々に惣一の姿に戻り
「これでこの国全てが俺の支配下になった。まずはロストスマッシュの生産だ。仮面ライダーの捕獲に全力を尽くせ。」
「ロストスマッシュを量産して人間を襲えば、いずれ国は滅びる。それは支配するというあなたの目論見とは矛盾するはずです!一体何を企んで・・・」
「余計な詮索はするな。命が惜しければ。」
結局、内海も志水同様、今は利用価値があるから生かされている駒に過ぎないという事。
だいたい人間が人間を殺すのを見て楽しもうという魂胆なので、人間に理解できないのは当然というものですが。

 ナシタ(が埋まった建物)の屋上に出て、考え込む戦兎。
すると、また頭の中で葛城の声が。
「この国のこと、父さんのこと・・・悩みは尽きないね。」
戦兎の意識は、奇妙な白い部屋へ。
「ここは・・・?」
「僕と君の記憶の世界だよ。」
「葛城巧・・・。」
「ここで君の記憶を操作してる。」
どうやら表に出ているのは戦兎ですが、記憶周りの管理は葛城がやっているという。記憶喪失モノにしてもなかなかレアな状況では。
「何だと・・・?悪魔の科学者だったころの記憶が曖昧なのはお前の仕業か。」
「そんな事より、これからどうするつもりだ?」
「決まってるだろう。父さんを探し出して、一緒にエボルトの野望を阻止する。」
「まだ父さんを信じてるのか・・・。」
「当たり前だ。父さんはエボルトを倒すためにライダーシステムを設計した。お前だってそれが正義だと思って完成させたんだろう?」
「正義・・・そうあることを願いたいね。」
目を泳がせながら顔を伏せる葛城。まだ戦兎には明かしていない記憶がある・・・?

 戦兎が記憶の世界から戻ると、幻徳もまた屋上に現れました。
「幻さん・・・。」
「親父が言っていた。この国を救えるのは、政治家でも権力者でもないって。市井の人々だって。そんな親父が誇らしかった。なのに、親孝行どころか、何一つあの人の思いに応えられなかった・・・。最期に初めて、この国を託してくれたのに・・・俺は何もできなかった。」
 託されていながら、結局日本はエボルトのものになってしまったという無力感に苦しむ幻徳。
「俺も同じです。エボルトを倒すために、父さんからライダーシステムを託されたのに。今だ叶わずにいる。」
戦兎も同じと言いますが、忍の本心が分からない分、より生殺し感が強いです。

 さらに、TVからは
「速報です。東都、北都、西都の仮面ライダーが反政府軍を結成し、東都の街で暴動を起こしました。繰り返します・・・」
という、明らかにエボルトによって捏造されたニュースまで流れる始末。
 難波重工によるメカやマッドローグが暴れている映像をバックにされていますが、ライダーと一括りにされてしまえば問題ないんでしょう。
「戦兎、これ・・・!」
「俺たち仮面ライダーは国に楯突く反乱軍って事になったらしい。」
「エリアBでも反政府軍が暴動を起こしてるって・・・。」
「恐らく、俺たちをおびき寄せるための罠だ。」
「だからって、このまま黙って見過ごせって言う訳じゃないよな?」
「そんな訳ないだろ。エリアBを頼む。俺たちはエリアEを。」
またしても二手に別れ、対応に当たります。
国も市民を敵に回して戦うと言うのは辛い話ですが・・・。

 マッドローグの側に向かったのは戦兎と幻徳。
「おい、やめろ!」
「一体何の真似だ!?」
「我々の目的は仮面ライダーの捕獲。お前達をロストスマッシュにしてやる!」
「そんな事させるか!」
それぞれ変身の体勢に。
「グレート!オールイエイ!」
「ジーニアス!」
「イエイ!イエーイ!イエイ!イエーイ!」
「クロコダイル!」
「Are you ready?」
「変身!」
「ビルドジーニアス!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
まずはローグがマッドローグと相対しますが、
「結局、お前は父親の意思を継げなかった!氷室首相は哀れだよなあ。こんな無能な息子を庇って命を落とすなんて。無駄死にもいいところだ!」
安い煽りですが、今の幻徳にはダメージ大。動きが止まったところで追撃をかける外道ぶり。
「あの世で泣いて詫びろ!」
「Ready go!」
「エボルテックアタック!」
「チャオ!」
サッカーボール蹴りでいよいよ動けなくなってしまい、
「幻さん!」
慌てて間に入るビルド。最終フォームとはいえ、クローンスマッシュと2体同時ではやや苦しそうに見えます。
「この国はエボルトのものだ!それを倒そうとするお前達は反逆者でしかない!」
「ライフルモード!」
「Ready go!」
「エボルテックアタック!」
「チャオ!」
クローンスマッシュと組み合っている所を狙撃するという、これまた卑劣なやり口。
「ハハハ・・・!国を敵に回してでも戦う意義なんてどこにある!?仮面ライダーは必要ないんだよ!」
しかし戦兎は、葛城父子のビジョンを思い出しながら立ち上がり
「俺達の求める明日がエボルトに奪われるなら、戦う意義も価値もある。俺達を信じて託してくれた人たちのためにも、ここで終わるわけにはいかないんだ・・・!」
この言葉に、幻徳も泰山の遺言を思い出し
「頼んだぞ・・・バカ息子。」
「お前の言う通りだ・・・これで終わりにはさせない。エボルトを倒すため、この国を建て直すため・・・全身全霊で己の使命を全うする!仮面ライダーは・・・不滅だ!」
再び奮い立つ事ができました。

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Posted by jerid_and_me at 19:32Comments(6) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年06月25日

今週の仮面ライダービルド「第41話 ベストマッチの真実」

 葛城忍の足跡に迫る41話。
「パンドラボックスの強大な力を手に入れた地球外生命体エボルトが、この国を支配するために動き出した。悪魔の科学者・葛城巧の記憶が戻った仮面ライダービルドの桐生戦兎は、エボルトが集めるロストボトルを調べるために北都へ向かうが・・・。」
 すると、あらすじ紹介にまで出てきた幻徳。
「最近、どうも俺の扱いがおかしい。」
「ああ、やっと気付いた?」
「何が原因だ?1人で電車の切符が買えないことか?ピーマンが食べられない事か?それとも明かりがないと寝られない事か!?」
「お子ちゃまか!第41話も、文字T着てるのかな?」
その予想は・・・。

 マッドローグを退け、多治見をロストスマッシュから戻した戦兎の前に現れたエボル(フェーズ1)。
「そのボトルを使って、俺は新世界を創る!何なら、手伝わせてやってもいいぞ?」
「ふざけるな。」
即座に拒絶し、ジーニアスへと変身。
「グレート!」
「ジーニアス!」
「イエイ!イエーイ!イエイ!イエーイ!」
「Are you ready?」
「変身。」
「ビルドジーニアス!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
「さあ、実権を始めようか。」
戦闘開始ですが、既に攻略できていた感のあったフェーズ1に対しては完全に圧倒できています。
「舐められたもんだな・・・。完全体な俺を攻略できるのか?」
「オーバー・ザ・エボリューション!」
エボルトリガーを起動、エボルドライバーに装着しようとした所を止められました。
「勝利の法則は決まった!」
「何!?」
「ワンサイド!逆サイド!オールサイド!」
「Ready go!」
「ジーニアスフィニッシュ!」
「完全体になる前に倒す。それが勝利の法則だ!」
言っている事はその通りですが、主役のやる事かと言うと・・・。
 ともかくも、ロストスマッシュを復元する時のようにエネルギーを流し込み、これが何らかの影響を及ぼしたようです。
変身が解け、惣一の姿で膝をつくエボルト。
「何だ?この感覚は・・・。」
胸を抑えて苦しんでいるかと思えば、急に喜びを顕にして
「そうか・・・そういう事か!戦兎、お前は最高だ!そのボトルに、こんな力まであるとはな!お前の発明に免じて、ボトルの回収はまたの機会にしてやる。チャオ!」
徒歩で帰るエボルト。負けて撤退のはずなのに、まるで勝ったかのような帰り際です。
 戦兎が変身を解くと、ちょうどいいタイミングで龍我から着信が入りました。
「何か分かったか?」
「礼香さんに会ってきた。・・・お前の言ってた通りだ。お前の親父さんは・・・生きてる。」
死んだはずの重要人物にして父親の生存・・・戦兎は複雑そうな顔です。

 ナシタに戻った一同。
「戦兎のお父さんが生きてたなんて・・・。」
「つーか、何で生きてるって分かったんだよ?」
「・・・確証があった訳じゃない。遺体もなかったし、何よりずっと引っかかってたんだ。パンドラボックスの光を一番近い所で浴びたはずの父さんが、何で自殺なんてしたんだろう?って。」
 すると、スッと現れてその疑問に同調する幻徳。
「確かに、あの光を浴びれば好戦的な気質になる。自殺なんて最も程遠い行為だ。」
またしても服装が凄いことになっています。チベットとかそんな感じで、何故かまるごとパイナップルのジュースを手に。これには皆、もう呆れるしかありません。
 そんな事は意に介さずバッサバッサするものだから、一海が何かに気付いてマントの中を見てみるとそこには
「二枚目気どりの三枚目」
という、またしても文字Tが。
「ヒゲ・・・!」
「何だ、お前も欲しいのか?ポテト。」
「却下!」
「何がだ?」
「出禁!出てって!」
「お前ら、全員センス・・・!」
「やり直せヒゲ!」
ついには追い出されてしまいました。
 残った紗羽、戦兎、龍我は何事も無かったかのように葛城忍の話題に復帰。
「戦兎くんのお父さんは、自殺してなかったことがバレないように礼香さんの密航船を利用してたみたい。」
「何で父さんは自殺を偽装したんだ・・・?家族に内緒で。」
「礼香さんも、その理由は知らなかったって。」
「ただ、息子を知る者が訪ねてきたら、これを渡して欲しいって。」
渡されたのはUSBメモリ。口金の中が青い3.0仕様っぽい所を見ると、最近作られたもののようです。
「ライダーシステムについて詳しく載ってる。もともと父さんがエボルドライバーを参考にして設計したものだし・・・。」
シリアスモードの所へ、また来た幻徳。
「何勝手に戻ってきてんだお前!おい!ちょっと待てよ!」
「お待たせ!」
「何なんだよおい!お待たせじゃねえよ!袖なんなんだよ!?」
冷めた目で見るシリアス側3人。咳払いをして本題に戻ります。
「ベストマッチについても触れてる。」
「マジか?あれにどんな意味あんだよ?」
龍我も興味津々ですが、美空を顔を見て
「もう〜!」
「・・・それより今はロストボトルだ。」
露骨に話題を逸らしました。
「ああ、そうな・・・って何でだよ!?」
しかし結局話はロストボトルへ。
「父さんが開発した人工ボトルは、好戦的な気質を高めるだけじゃなくて別の使い道があるみたいだ。」
「別の使い道・・・って何だよ?」
「黒くなった状態のこのボトルを10本集めれば、既知の物理法則を超える現象が起きるって書いてある。」
「物理法則を超える・・・?」
話がトンデモな方向に向いてきて、まるで見当がつかないようです。
「それって・・・マジやべえ事が起きるって事か?」
うーん龍我の語彙力の無さよ・・・。
「バカっぽく言えばそうなる。」
「あ?」
なんてやっていると、突然一海と幻徳の笑い声が。
いつの間にか一海が幻徳の帽子を被っている・・・伝染してしまった。
「何笑ってんだよ!?ああ?」
言われて黙る2人。
「それでいいんだよ。」
が、直後一海は被っていた幻徳の帽子を龍我に被せ、また大笑い。
その後も幻徳に返したり、また一海が被ったり、果ては美空にまで被せて、龍我も加わって大爆笑。
 ついにキレ呆れる美空ですが、まだ本筋に留まり
「けど、エボルトって今まで惑星を一瞬で滅ぼしてたんでしょ?何で地球だけ10年もかかってるんだろう。」
「確かに。自分の力を取り戻すためとは言え、滅ぼそうと思えばすぐにできたはずだ。」
フェーズ1登場時の絶望感を考えれば、何か策を弄すれば難しからぬ事だったはず。
 まだ笑い転げている3人。もはや3バカです。
「ねえ!ねーえ!聞いて!エボルトの行動、振り返ってみようよ。」

 と、ここで急にエボルトの事を振り返ります。
「初めは万丈の遺伝子を追って地球に来たんだよね?」
「ああ。10年前、美空のお父さんに憑依して・・・。」
「でも、パンドラボックスが開けられなくて、スカイウォールの惨劇が起きたんだよな?」
「その後、病院に入れられたエボルトはすぐに行方を眩ませて、戦兎のお父さんにエボルドライバーの復元を頼んだ。そして消息を絶った・・・。」
 ここまでがエボルトとしての振る舞いで、その後しばらくしてからブラッドスタークとして活動を再開。
「それが数年の時を経て、突然ファウストのアジトに現れた。」
「どこで何やってたんだ?」
「さあな。けど、こっからエボルトの暗躍が始まった。」
正体を伏せての、文字通り暗躍。
 ここからは動画ですが、無駄に芸細と言うか・・・。
「エボルトはスタークとして、俺達に様々なスマッシュを送り込んだ。美空にボトルを浄化させるために。」
この時は、まさかベルナージュが生きていてボトルの中身を操れるとは思っていなかったようです。
「強化アイテムも無しに、よくお前らと対等に戦ってたよな。それに比べてナイトローグは・・・。」
「俺は負けてない。」
「でも、直接対決にスタークにボロ負け!」
「俺は負けてない!」
「そこ、どうでもいいし!」
幻徳の無駄な意地っ張り。
「けど、次から次へとよくスマッシュ倒したよな。」
「ねえ、今気づいたんだけど、戦兎くんと万丈が会ってからスマッシュにされたのって、2人に関係ある人ばかりじゃない?ほら、万丈の彼女とか。礼香さんも戦兎くんのお父さんと繋がりがあったし。」
「言われてみれば・・・万丈をハメた鍋島、葛城巧と顔を代えられた佐藤太郎の後輩、戦兎のお母さん、戦兎の同僚・・・で、最後が紗羽さん。」
「確かに、俺達に関係してる人が殆どだ。」
そう言われると、序盤はとにかく世界が狭かったですね。
「おいヒゲ、その辺のこと何か知らねえのかよ?お前ファウストでスマッシュ作ってたんだろ?」
「黙れポテト。スタークに一任してたからわからん。」
「ケッ、ただハブられてただけじゃねえの?」
「そんな事はない!断じてない!」
どこへ行ってもお飾りリーダーな幻徳・・・本当、最近の扱いがひどい。
「あーっ、分かったよ!圧が凄いんだよ!」
格好の効果が大きいです。
 そしてその後、スマッシュ襲来の流れが一段落するとその正体が惣一であることが判明。
「スタークの正体はマスターだった・・・。」
「待てよ・・・?この頃にみーたんと結婚してたら、奥さんが火星人に、義理の父親がどっかの宇宙人に憑依されているという複雑な家庭になっていたのかーっ!」
一海の扱いも大概でした。
「アンタと結婚なんて100パーないし。」
「なっ・・・何で俺の心の声が聞こえてるんだ!」
「フルボリュームで聞こえてるし!」
ここからはスタークもといエボルトの真骨頂である三都戦争に突入。
「そして三国の戦争が勃発した。北都の侵攻、代表戦、西都による北都制圧、難波重工の乗っ取り、どれもスタークが裏で手を引いていた。」
「エボルトが戦争を起こした目的って、俺のハザードレベルを上げる事と戦兎にマジ最強のライダーシステムを作らせる事だったんだよな。」
「ああ。全てはパンドラボックスの力を手に入れるために・・・。」
改めて振り返ると、本当におよそ全部がエボルトの掌の上。
「悔しいけど、まんまと策略にハマっちまった・・・。」
皆一斉に慰める優しさ。
・・・と思ったら幻徳の帽子はビタイチ不要。
 そしてエボルドライバーを入手し、その正体を現す戦争終盤。
「いよいよ仮面ライダーエボルの誕生だ。」
「復元したエボルドライバーで仮面ライダーエボルになったのがフェーズ1。」
「俺の体を乗っ取ってエボルトの遺伝子を吸収したのがフェーズ2。」
「その時、パンドラボックスが開いちまったんだよな・・・。もうちょいヒゲが善戦してくれると思ったんだけどよ!あの流れは、どう考えても親父の仇を討つ所だろうが!」
「あの時は風邪気味だったんだ・・・!」
「あ?何だそのバレバレの嘘?弱えから負けたんだろ。」
「違う!俺は負けてない!」
「だから、そこどうでもいいし!」
実際、場外に飛ばされてフェードアウトって結構残念な流れでしたよね。
「エボルトが戦兎くんに憑依したのがフェーズ3。」
「戦兎の白髪って新鮮だったよな。」
「けど、割とすぐ元に戻ったよな。」
「さすが主役!」
「そういうメタ発言やめてくれる?」
空気が完全に冒頭あらすじ紹介のそれになってきました。
「ついにフェーズ4で完全体になった。このとき俺は葛城巧になってたから記憶はないんだけど。エボルトどうだった?」
「マジ強え!」
「半端ねえ!」
「俺は負けてない!」
「お前たちに聞いた俺が悪かった。」
という所で『完』。ささやかながら拍手が起こります。
・・・一体誰が映像の編集を?という疑問もメタでしょうか。
「振り返っても意味なかったね。」
「いや、そうでもなかったよ。さっきのスマッシュにされた被験者の中に、俺達に関わりのない人物を見つけた。」
「誰だよ?」
「最初にスマッシュにされた男だ。」
作中時間だと厳密にはニードルスマッシュが最初でしたが、龍我と会ってからという意味ではあのストロングスマッシュにされた男が最初でした。が、名前も何も明かされてはいません。
「きっと彼も、俺たちと何らかの接点があったのかもしれない。」
「じゃあ、私が調べてみる。」
「気をつけてね!」
「うん、行ってきます。」
こういう時は紗羽の出番。
「もう1つ気になる事がある。エボルトがファウストに現れるまでの空白の時間だ。きっと、その間に物理法則を超える現象を発見したのかも知れない。それが一体何なのか・・・。」

 その頃、エボルトは北都の旧アジトにてロストボトルを勘定。
「あと6本・・・。」
やはり、他のパネル同様10本で揃うようです。

 コピー元となった惣一はまだ目を覚まさぬまま。
その病室に美空と戦兎が2人きりになった所で、改めて先程のメモリにあったベストマッチの真相を語ります。
「さっき、ベストマッチについて分かったって言ったろ?あれは、石動さんの記憶と深く関わってたんだ。」
「えっ・・・?」
「ウサギと戦車、鷹とガトリング・・・愛と破壊。ベストマッチはお前との思い出だったんだ。」
「どういう事?」
「パンドラボックスにある60本のボトルは、その惑星のエレメントが必要になる。」
 同じ頃、エボルトの独白。
エボルト潜伏時代にこれを聞いた葛城忍がこれをデータに書き留めていたようです。
「だから俺は、石動の脳に問いかけたんだ。『お前の好きなものを30挙げろ』ってね。そしたら石動は自分の記憶を辿って、娘が好きなものを挙げていった。ウサギ、パンダ、ハリネズミ・・・。次に、その生命を奪うものを挙げさせた。最初は、戦車とかガトリングとか威勢のいいものが出てきたけど、そのうち消しゴムとか漫画とか・・・関係ないものばかり挙げ始めた。恐らく、娘が大切にしていたものを汚されたくなかったんだろう。結局、締め上げても変な答えしか出なかった。」
 無機物側のフルボトルのラインナップがよく分からない事になっている裏にはこんな事があったようです。
「俺はその時、初めて人間の感情って奴に触れたんだ。人間はなんて不思議で、愚かな生き物なんだろうってな。」
「きっと、美空の好きなものをどうしても守りたかったんだろうな。」
「バカだよ・・・そんな事のために?なのに・・・私はお父さんだって見抜けなかった。ごめんね・・・お父さん。」
惣一は美空のために孤独な戦いをしていたようですが、それは何とも報われないものでした。
 しかし、そのエボルトにもジーニアスの必殺技を受けた事による異変が生じています。
「喜び、悲しみ、怒り、驚き。俺にとって人間の感情全ては、想像で演じるしかなかった。だが・・・。あの時、俺に人間の感情が宿ったんだ!ハハハ・・・!こんなに楽しい事はない!」
 これまで、知らずに弄んでいた人間の感情が、ついにエボルトにも備わったようです。
今までの全てが演技に過ぎなかったという事がむしろ驚きですが。

 翌日、既に被験者の情報を入手してきた紗羽。
「被験者の名前は、志水恭一。戦兎くんのお父さんの教え子だった・・・。」
やはり葛城親子の関係者でした。
「大学の頃に接点があったらしくて、スマッシュにされるまでの数年は行方を眩ましてたんだけど、今は友達のバーで住み込みのバイトをしてる。もう話はついてるから。これが待ち合わせ場所。」
 驚きの仕事の速さです。
「どうやって、この短時間でそこまで・・・。」
「それは・・・知らないほうがいいと思う。」
このやり取りももはやお約束。実際問題、汚い手なのか女の武器なのか。

 その志水は、紗羽の接触を何者かに連絡しています。 
「葛城巧の関係者が接触してきました。・・・分かりました、すぐに向かいます。」
この相手は、やはり・・・。

 そうとも知らず、待ち合わせ場所に向かった戦兎。
「父さんの居場所を知ってどうする?10年も音信不通だったんだぞ?会った所で何を話すって言うんだ・・・。」
戦兎の感情のマイナス面を代弁するかのように脳裏に現れる葛城。
「今でも思うよ。父さんが考案したライダーシステムを作った事が、本当に正しかったのかどうか・・・。」
しかし戦兎は、
「美空にベストマッチの話をしながら思ったんだ。父さんは人の感情を弄ぶエボルトを見て、人間にしか無いこの感情こそがエボルトを倒す方法だと考えたんじゃないかって。だから感情の高まりでハザードレベルが上がるライダーシステムを設計した・・・。」
 あくまで葛城忍の意思を良い方向に解釈しようとしています。まるで正反対。
そこへ姿を表した志水。
「志水さん、ですか・・・?」
答えの代わりに、その手にはロストボトルが。
「まさか・・・!」
同時にクローンスマッシュ2体が姿を表し、志水と融合。
志水はスタッグロストスマッシュに変身を果たしました。戦兎がその姿に驚いたのは、初めて殺した青羽と同じ姿だったからか・・・。
 驚きながらも、戦兎はまたも直接ジーニアスに変身。
「グレート!オールイエイ!」
「ジーニアス!」
「イエイ!イエーイ!イエイ!イエーイ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「完全無欠のボトルヤロー!ビルドジーニアス!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
戦闘開始。
話を聞くためにも、何とか中和しなければならない所ですが・・・。

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Posted by jerid_and_me at 22:12Comments(8) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年06月18日

今週の仮面ライダービルド「第40話 終末のレボリューション」

 ようやく最終フォーム・ジーニアス登場となったビルド。逆転なるかという所ですが・・・?
「パンドラボックスの強大な力を手に入れた地球外生命体エボルトは、この国を支配するために動き出した。悪魔の科学者・葛城巧の記憶が戻った仮面ライダービルドの桐生戦兎は、エボルトの刺客・仮面ライダーマッドローグと対決する。」
「やっと戦兎が帰ってきたか!」
「お前は・・・単細胞で筋肉バカで、三度の飯よりプロテインが好きな万丈龍我!」
「もっとまともな思い出し方できねえのかよ!」
「そんな万丈も『マジ強え』『マジ最強』と語彙力のない言葉で絶賛するヒーロー復活の第40話をどうぞ!」
バカもとい龍我と戦兎の漫才が復活したことの安心感よ・・・。

 そんな具合に完成したジーニアス。
「勝利の法則は・・・決まった!」
勝利宣言を受け、狂ったように笑いながらスチームガンを連射するマッドローグですが、その銃撃が全く効いていない・・・と言うよりは手前で弾かれている?
 これをスローでよく見てみると、超スピードで一発一発をパンチで弾いています。
その驚異的なスピードは手先だけではなく、一瞬の間にマッドローグに肉薄するほどの足の速さも完備。
しかも接近して直後にスチームガンを握り潰すあたり、パワーも上がっているようです。
 一瞬で目の前に現れたかと思ったらまた一瞬で背後に周り、一撃加えて吹っ飛ばしたと思ったら超高速で再接近し追撃。
「何だ?この速さ・・・!」
マッドローグに反撃の余地を与えないまま、ドライバーを少しだけ回転して必殺技。
「ワンサイド!」
「Ready go!」
「ジーニアスアタック!」
必殺のパンチを叩き込むと、何やらエネルギーを流し込んでいるのか、マッドローグは変身こそ解けないものの大ダメージを受けてダウン。
 そこへさらにハンドルをやや長回しすると、
「ワンサイド!」
「逆サイド!」
「Ready go!」
「ジーニアスブレイク!」
今度は必殺キック。壁にめり込むぐらい吹っ飛ばしました。
 この一方的な戦いを目の当たりにして、龍我は
「マジ強え・・・。マジ最強・・・。」
と語彙力のない絶賛しかできません。
 このまま畳み掛けるかと思ったら、背後に瞬間移動してきたエボル。
「まさか、そんな秘密兵器を隠し持っていたとはな。」
予想外のフォームに対しても、拍手さえ見せるほどの余裕ぶり。
「エボルト・・・!」
「おっと!お前の相手は今度にするよ。」
すると突然一海に腹パンし、三羽ガラスのボトルを脱落させました。
「カズミン!」
「何すんだ、てめえ!」
「おい!」
「ロストボトルを回収しに来たんだよ。このボトルを使って、俺は人間を意のままに操る。」
「逃がすか!」
「そして、お前たちの未来を・・・全て支配する!」
パンドラボックスからのあぶれていたボトルをロストボトルと呼び、それだけ回収するとマッドローグとともに姿を消しました。

 その後、ナシタに戻ったのですが、コーヒーを淹れている間もしきりに戦兎につきまとう美空と紗羽。
「ねえ、本当に戦兎に戻ったの?」
「天才物理学者の桐生戦兎です!」
謎ファンファーレとともに髪が跳ね上がる演出に、2人も納得。
「って事は、全ての記憶が蘇ったの?」
「それが妙なんだよ。高校の頃までの事は思い出したんだけど、それ以降・・・スカイウォールの惨劇辺りからの記憶がおぼろげって言うか。」
「悪魔の科学者だった頃の記憶だけが抜け落ちてる、って訳か・・・。」
何ともピンポイントで記憶に抜けが生じている模様。2つの人格が融合したことで、記憶も揃ったと思われたのですが。
「その方がありがてえ。俺は葛城に嫌われてっからよ。」
龍我的にはその方が良い・・・のでしょうが、このために問題の発覚が遅れたとかありそうで不安なのがビルド。
「って言うか、アレどうしたの?」
美空の視線の先には、すっかりダレている一海が。とうとうグリスどころかアレ呼ばわり。
「ああ、エボルトに三羽ガラスが使ってたロストボトルが奪われちまったんだよ。」
「ロストボトル?」
「パンドラボックスのフルボトルとは違う、人間の手によって作られた人工ボトルだ。より好戦的な気質になるらしい。」
どうしてボックスからあぶれたのかと言うと、そもそもが人工のものだったからのようです。
トランスチームシステムや単体でのハード〜ハザードスマッシュの変身に使ったりしていましたが、なるほど模造品なんですね。
「でも、何でそれをエボルトが集め始めたのか・・・」
「完全体になったんだから要らねえはずなのにな。」
「奴の目的なんかどうでもいい。あのボトルはな・・・あいつらの形見なんだよ!」
と手近にあった龍我の首を締める一海。
「やめなさいよ!」
美空が制止に入り、凄くカオスめいた光景です。
「あれ、幻さんは?」
「ゲンさん?」
急にドライブのキャラが来た?と思ったら
「幻徳だよ。今までは敵だったから呼び捨てだったけど、これからは流石にアレかなと思って・・・。」
ヒゲ的にも年上そうだし扱いに困る所、と思っていたその時、急に店内が暗転。
威風堂々をBGMにドアが開くと、そこには・・・信じられない姿の幻徳が。
「待たせたね。」
砕けた、と言うか砕け散ったという感じの服装に、雰囲気もどこかフランクです。
見ている方はクロコダイルボトルの悲鳴なのですが・・・。
「私服、初めて見たけど・・・。」
「想像の斜め上を行く破壊力だ!」
「もはや、どっからツッコんでいいか分かんねえ!」
麦わら帽子(ヒモ短し)、よく分からないキラキラがジャラジャラしたデニムのベスト、威風堂々とプリントされた白Tシャツにベストと揃いのハーフパンツ。それと天パ。
ツッコミどころが多すぎてもう何が何やら。
 これに対しインタビューを敢行する紗羽。
「その服、どこで買われたんでしょうか?」
「全てオーダーメイドだ。羨ましいのか?」
「やっべえ・・・本人、気づいてねえパターンだよ。」
しかも大金をつぎ込んでいるらしい所がヤバさを加速させています。
「ここは傷つかないようにオブラートに包んで・・・。」
なんて言っているそばから、美空がまったく自重せず
「ダサっ!」
「みーたん!?」
「ダサすぎる・・・!これ放送事故レベルでしょ。よく、こんなダッサい服着てみんなの前に出てこられるよね。」
続けざまに浴びせられる言葉の暴力に、一同が最悪の結末を覚悟しましたが
「ダサい?誰が?誰?俺?」
「うん。」
「フッ、見る目ねえな。」
まさかの鋼メンタル。この余裕です。
「動じてねえ!?」
「葛城・・・お前、桐生戦兎の記憶が戻ったのか?」
あまりの事に、接し方を見失う戦兎。
「あっ・・・そうなんですけど、その格好のままじゃ普通に会話できる自信ないんで・・・。一旦休憩!」
という幕間入でのCM。斬新すぎる・・・。

 ナシタ移転先の目の前の海辺に出た戦兎。
すると、突然どこからともなく声が。
「ロストボトルの事が気になってるのか?」
どうやらその声は頭の中からしているようで、
「ロストボトルは僕が作ったんじゃない。」
「葛城巧か・・・?」
葛城の意識は消えた訳ではなく、一時期の記憶とともに別個に内在しているようです。
「あれは父さんが開発したものだ。研究データになかったのは、エボルトが削除したからかもしれない。僕に知られないように・・・。」
「お前、何で・・・?」
会話を続けようとしましたが、龍我と一海の騒ぎが耳に入ってきて中断する羽目に。
「おい、待てよ!」
「ついて来るんじゃ・・・抱きつくな!お前、気持ち悪いな!」
「ふざけんな!勝手なことすんなよ!」
何やら言い争っているようで、
「どうしたんだよ?」
「戦兎。こいつが北都行くって聞かなくてよ。」
「あのロストボトルは北都のファウストで作られたものだ。奪われたボトルもあそこにあるかも知れねえ。」
今やエボルトの拠点はパンドラタワーに移っているのに、いまさら北都のファウストに可能性を見出す一海。
「お前からも何か言ってやってくれよ。」
「ちょうどよかった、俺も一緒に行く。」
「はあ!?ふざけんな!」
なんと戦兎も同行するという。
「ロストボトルを調べに、北都の実家に行ってくる。そこで何か掴めるかもしれない。」
父親が絡むという事で、ずいぶんと久しぶりに里帰り。
自身が葛城だと判明してからは初めてです。
「・・・勝手にしろ!おいバカズミン!」
「あ?」
「俺からの餞別だ。」
いつの間にかもう1つ作ったらしいドラゴンゼリーを投げてよこす龍我。
まあ、もう出番はなさそうですからね・・・。

 その頃、いつもとは違う施設で何やら実験を行っているエボルトら。
ここで一体何を?
「ロストスマッシュの開発だよ。スマッシュの最終形態だ。ロストボトルを使ってクローンスマッシュと融合させれば、最高の奴隷が出来上がる。」
人間1人が変身するのではなく、別に用意したクローンスマッシュと融合させてパワーアップ。
確かに、質量が3体分になるのでいかにも強そうですが、エボルト自身が完全体になった今となってはその存在価値は疑わしいものです。
「どうして・・・今更そんなことを?」
「面白いと思わないか?欲にまみれた人間が、同じ人間を恐怖に陥れて食い尽くす。人間同士の共食いで地球は滅びるんだ。」
完全体となったエボルトがやることと言えば、地球を滅ぼすか、それ以上に面白い事かのどちらかでしかないようです。そして、
「まさか・・・仮面ライダーを狙っているのは!?」
「奴らなら、最高のロストスマッシュになれる。」
戦兎らライダーに、人類を滅ぼさせようとしているようです。何たる悪趣味。
「その前に、記念すべきロストスマッシュ第1号の完成だ。」
カプセルが開くと、姿を表したのは・・・。

 北都に向かった戦兎と一海。
もともと人のまばらな所でしたが、今回は人っ子一人見当たりません。
「ここら一帯も避難勧告が出たみたいだな。」
「母さんも避難所にいるらしい。」
「そうか。うちには入れるんだろ?」
「ああ。」
「ちょっと散歩言ってくるわ。」
あっこれ明らかにダメなパターン・・・戦兎も即座に察するのですが
「1人で動くなよ。ファウストのアジトに乗り込むのは、ロストボトルの情報を掴んでからだ。」
「散歩だって言ってんだろ。」
ゴリ押し。去り際にボロリと漏らす一海。
「正直、よく分かんねえんだよな。俺は故郷のために戦争を最速で終わらせると誓った。けど、敵だったはずの西都も難波に乗っ取られて、その難波もエボルトに殺されて、いつの間にか話も宇宙規模になっちまった。一体、何のために戦えばいいのか・・・。こんな時にあいつらがいれば、迷わずに済んだのかもな。」
 いつの間にか北都からは自分ひとりになったのに、話はどんどん大きくなっていくという状況に、流石に不安があるようです。その状況で遺品強奪は効いたようで。
 しかし戦兎も目的を急ぐために実家の中へ。
家中探していると、難波重工から引き払った葛城忍宛のダンボールを発見しました。
「父さんの遺品・・・。」
その中を探っていると、また葛城の声が。
「いくら探しても無駄だよ。何も出てこない。」
「またお前か・・・。」
「ロストボトルは悪魔のボトルだ。」
「悪魔のボトル・・・?」
「人間を凶暴化させて扱いやすくする。父さんは何故、そんなものを作ったのか・・・。」
どうやら、この辺りの情報は葛城にとっては既知のもの。
それでもその先を探ろうと、手帳をめくっていると中から一枚の写真が出てきました。
「木根礼香?」
写真の裏にはメールアドレス。そして、その革ジャン姿の女性には確かに見覚えがあります。

 一方、やはり北都のファウストのアジトに向かってしまう一海。
とっくの昔に放棄されているはず、と思われた旧アジトですが、表には警備のガーディアンが配備されています。これは脈アリ。
 早速、職員の防護服を奪って潜入。
読みどおりそこにあった三羽ガラスのロストボトルに手を伸ばしますが・・・その直後に包囲されてしまいました。背後には内海も。
「我々が、ネズミの侵入に気づかないと思ったか?ハハッ!」
戦兎の念押しも無視した結果、普通に絶体絶命です。

 こんな状況なのですが、ナシタでは幻徳のファッションショー。
まるで女性のような厚底ハイヒール、全身をピンクでまとめてTシャツには『親しみやすさ』のプリント。この上に何故か透明なコート(ピンクの縁取り付き)を着用し、トドメはピンクのエクステまで。
 幻徳はこの出で立ちでなおも自信満々な様子ですが、美空は
「ダサい!」
と一刀両断。打倒な判断と思います。が、
「はあ?ここまで妥協して俺のセンスが伝わらないのか!?」
この自信は一体どこから出てくるのか・・・。
「伝わるわけないでしょ、この変態!」
「変態!どこが変態なんだ!?どこだ!?言ってみろ!」
この奇妙な言い争いをよそに、龍我はシリアス側にいます。
 戦兎が送ってきた写真を見て、
「ああ・・・確かに俺たちを密航船に乗せてくれた人だ。まさかお前の親父と知り合いだったとはな。」
最初はスマッシュとして出てきて、その後西都に密航からの鍋島の家族救出という作戦の中で協力してくれた人です。
「けど、おかしいんだよ。ガーディアンが写ってる。」
「その何がおかしいんだよ?」
と言うのは、
「東都でガーディアンが採用されたのがスカイウォールの惨劇から5年後のはずだ。父さんが自殺で亡くなったのがスカイウォールの惨劇から半年後・・・つまり、これは父さんが亡くなった後の写真って事になる。」
「じゃあ、何でその写真持ってんだよ?」
死んだ人間の遺品である手帳に、それより後の写真が挟まっている・・・わざわざ誰かが挟まない限りは無いはずのものです。
 そんなシリアスな空気を打ち破る美空と幻徳。
「ちょっと!もう、やだ!」
「いいから着てみろって!」
「ピンクマン来ないで!」
「いいから・・・!」
美空に試着させようとする幻徳。なるほど変態です。

 その頃、結局まんまとネビュラガスを吸わされてしまった一海。
「これでお前も奴隷の仲間入りだ、良かったな。高濃度のネビュラガスを注入したことで、お前のハザードレベルは一気に上がった。まあ、倒されたら肉体は消滅するけどな!ハハハ・・・!」
 鷲尾兄弟と同じように、こちらも限界までハザードレベルを上げられてしまいました。
すると、この隙に逃走を図る一海。
「追え!逃がすな!」

 その頃、ちょうど一海に連絡を試みる戦兎ですがやはり繋がりません。
「一海の奴・・・!」
悪い予感は的中。戦兎もアジトへと急ぎます。

 逃走中の一海はガーディアンに追いつかれたり銃を向けられたりしますが、何故か撃たずに接近戦を仕掛けてきたりと非常に空気の読める相手でした。
エボルトは最終的には人類を狩らせるつもりだったからかも知れませんが・・・。
 すると、その前に立ちはだかったのは久しぶりの登場となる北都元首相・多治見。
「久しぶりね、グリス。」
グリスのイントネーションが何だか独特。グ↑リス。
「首相・・・!」
「役立たずの仮面ライダー!」
ガイアメモリのようにロストボトルを自身に突き当てると、左右に控えたクローンスマッシュ2体を飲み込みながらオウルロストスマッシュへと変身。
「聖吉のスマッシュ・・・!」
これに対し、一海は別にドライバーを取り上げられた訳でもないようでグリスへと変身。
「ロボットゼリー!」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ロボット・イン・グリス!」
戦闘開始。グリスの方も戦闘力は上がっていますが、相手はクローンスマッシュ2体と同化したロストスマッシュの完成体であるのに対し、グリスの方はロストスマッシュの素体に至ったまでなのか劣勢です。
 また精彩を欠き劣勢なのは戦力差だけによるものではなく、
「倒されたら肉体は消滅するけどな。」
「首相も・・・!」
どちらが勝っても、負けた方は消滅という後のなさが影響しているようです。
 黄羽同様、縦横無尽に飛び回る戦い方に苦戦を強いられていると、そこへラビットラビットに変身した戦兎が合流。
「バカ野郎、勝手な真似しやがって!」
相手がスマッシュと見るや、速攻で倒しに行こうとするビルドとこれを止めるグリス。
「待て、戦兎!あれは多治見首相だ。倒せば死ぬかもしれねえ・・・。」
「何!?」
多治見も自分の状態ぐらい分かっていそうですが、より好戦的になっているのか躊躇なく向かってきます。
「お前たちがいなきゃ、この国は私のものだったのに!」
随分前の恨み言まで。
「やめろ!」
どうにか動きを止めたい所ですが、あの時以上に狂っているとなるととても止められそうにない・・・。
 さらに内海も降りてきました。
「ビルドも来たか。2人ともスマッシュにしてやる。」
「コウモリ!」
「発動機!」
「エボルマッチ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「バットエンジン!」
「フハハハハハ・・・!」
けどマッドローグではジーニアスに勝てないでしょうに・・・という視聴者目線。
 都合、オウルロストスマッシュVSビルドとマッドローグVSグリスという構図に。
「Ready go!」
「エボルテックアタック!」
「チャオ!」
早々と必殺技を食らい、立ち上がれないグリス。三羽ガラスが倒れた時のように、グリスからも光の粒子が漏れています。
「やべえ・・・!か、体が・・・!」
「一海!」
「どうやら俺たちはエボルトの実験台らしい・・・。」
「何!?」
「ハハハ・・・!グリスの方は使い物にならなかったか。」
「くっ・・・こ、ここまでか・・・。すまねえ・・・お前ら。」
ドッグタグを手に死を覚悟する一海。ビルドもすぐに向かいたい所ですが、強敵2体を相手にその余裕がありません。
「タンク!」
「タンク&タンク!」
「Are you ready?」
「タンクタンク!」
「ヤベーイ!」
「ツエーイ!」
タンクタンクにチェンジしますが、それで勝てる相手でもありません。
「お前たちがどれだけ戦っても、エボルトの支配からは逃れられない!いい加減、自分たちが操り人形だと気付いたらどうだ?」
「俺達は、操り人形なんかじゃない!人間には心がある!」
ここでようやくジーニアスボトルを手に。
「グレート!オールイエイ!」
「ジーニアス!」
「イエイ!イエーイ!」
「Are you ready?」
「ビルドジーニアス!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
こうなると一転攻勢。
「魂がある!誰かを守るために、全てを投げうつ覚悟がある!」
「誰かを・・・守るため?相変わらず戯言のオンパレードだな。けど、どうやらお前に毒されちまったようだ・・・!悪いな、そっちに行くのはもう少し先になりそうだ。支配なんてされてたまるかよ・・・!戦場が宇宙規模になろうと、敵が誰であろうと関係ねえ!戦ってやろうじゃねえか!」
 戦兎の人間を信じる姿勢に、一海の消えかけた心火が再び灯りました。
その手には龍我から餞別として受け取ったドラゴンゼリーが。
「ドラゴンゼリー!」
流石にゼリー2人前は負荷が大きいのか苦しそうですが、消えかかっていたのはすっかり回復した様子。ついでに
「ツインブレイカー!」
ツインブレイカーが両手に装着されました。やや使いにくそうですけど・・・。
「愛と平和のために!オラーッ!」
「一海!」
「調子乗ってんじゃねえ、この野郎!足りねえな!全然足りねえ!心火を燃やして、ぶっ潰す!」
登場当初を思い出すテンションの高さ。スクラッシュゼリーは好戦性を上げるという設定が行きている感があります。圧倒的な勢いでマッドローグに逆襲。
「ネビュラガスの影響でハザードレベルが上がったか!?」
さっき自分で言ってたのに・・・。
「強靭!剛毅!不屈!誰が俺を満たしてくれるんだよ!!」
もはや手がつけられません。

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Posted by jerid_and_me at 22:33Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年06月11日

今週の仮面ライダービルド「第39話 ジーニアスは止まらない」

 壊れ内海のその後、という39話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスがついに開かれた。地球外生命体エボルトはその力によって完全体となり、この国を支配するために動き出す。一方、悪魔の科学者・葛城巧の記憶しかない仮面ライダービルドの桐生戦兎は打倒エボルトに躍起になる。」
 葛城巧の記憶しかない桐生戦兎ってややこしいな・・・と。
そう思っていたらまさかの内海が乱入。
「久しぶりだな、葛城。」
「あなたは・・・サイボーグ内海。」
しかも随分前のギャグを引っ張り出してきました。
「君も私のことを陰でそう呼んでいたのか。地味にショックだよ・・・。だが、そんな私も仮面ライダーになった。」
「やっぱり、サイボーグに憧れて?」
「そんな軽口を叩けばどうなるか・・・。第39話を見ろ!」
葛城の時点ですごいサイボーグ推し。

 本編に戻ると、このタイミングで新たに投入された新ライダー。
「さあ、存分に戦え!仮面ライダーマッドローグ!」
「内海・・・裏切ったのか! ?」
マッドローグが最初に狙ったのはローグ。
お互いスチームガンを連射しながら組み付くと、
「この国がどうなってもいいのか!?」
「私には関係ない!科学者として輝ける場所があれば、それでいい!」
自分勝手な動機で、さらにローグの目を狙うなど戦い方が悪質です。
「強え・・・!」
普通の科学者だったはずの内海をここまで戦えるようにする辺り、流石はエボルドライバーという所でしょうか。
「貴様、自分が戦争を悪化させているとなぜ気づかない!より多くの犠牲者を生むことになるんだぞ!」
何とか説得を試みるローグですが、
「黙れ!お前に言われたくはない!」
と耳の痛い言葉とともに足蹴にされる始末。そして必殺技の体勢へ。
「エボルドライバーが全てを制す!」
「内海・・・!」
「Ready go!」
「エボルテックアタック!」
「チャオ!」
繰り出されたのは、皮肉にもナイトローグの得意技でもあった翼を広げて飛翔しての突撃。
ローグ同士の対決はマッドローグの圧倒的勝利となり、変身が解けた幻徳は満身創痍という有様です。
「おい!おい、大丈夫か!?」
龍我が駆け寄ると、生身の2人へとさらに追撃をかけるマッドローグ。
「死ね!」
「させるか!」
ここで割って入ったのは、今回の戦いに不参加だったグリス。
「心配して来てみりゃこれかよ。ずらかるぞ。」
ローグが落としたスチームガンで煙幕を張り、一時撤退。本当に便利です。
「逃げても無駄だ。お前たちに創れる未来はない!」
すっかり勝った気でいるエボル。実際、手のつけられない状況ですが。

 移動したナシタで手当を受ける幻徳ですが、意識はまだ戻りません。
それをよそに話し合うライダー達。
「一体、どうすりゃいいんだよ。エボルトはマジでこの国を乗っ取るつもりだぞ。」
「支配してどうするつもりだ?」
実際問題、星を滅ぼす存在がそれを止めて何をしようと言うのか。
「そりゃあ・・・大金手に入れてウッハウハだろ!金だ金だ!ヒャッハー!金が全てだ!」
久しぶりにバカさ加減が出た龍我。これに対し、戦兎とは違う雰囲気で辛辣な葛城。
「君はサルより低能だな。」
「何だと!?」
「うんうん。」
「何納得してんだよ!」
ダチョウ倶楽部っぽいノリ。何だか凄く久々に本編でギャグを見たような感覚です。
「エボルトは、これまであらゆる惑星を滅ぼしてきた。なのに、今回は支配しようとしてる。一体なぜなのか、その真意を探るべきだ。」
 葛城は、闇雲に戦うよりもまずはその意図を探るべきと言いますが、龍我は
「そんなもん知った所で、あいつの強さを攻略・・・」
相変わらず最短ルートを行こうとしますが、ここでまたエボルトが見た光景がフラッシュバック。
「どうした?」
「・・・何でもねえよ。あ〜、ちょっと外の風当たって来るわ!暑い!」
こうして秘密にしてしまうところを見ると、龍我も本能的にその映像が危ないものとは察しがついているようです。
 実際、葛城は
「うるさいのが消えた所で本題に入ろう。この究極のアイテムを完成させてエボルトを倒す。そして・・・万丈龍我も。」
と、龍我を危険視しています。
「万丈もって、どういう事だ?」
一海はこの件は初耳で、寝耳に水。
「彼はエボルトの遺伝子を持ってる。」
「だから、それは記憶が・・・!」
「いつ蘇ってもおかしくない。僕みたいにね。」
葛城が言うと説得力があるな・・・と黙ってしまう一海と美空。
「彼がエボルトとして覚醒する前に倒すべきだ。」
と、どこまでも非情。

 外に出た龍我は、
「何だ?あの記憶は・・・。この前もそうだ。」
火星に降り立つビジョン、そして鏡に映るのはエボル完全体。
「これを使い始めてから・・・。」
グレートドラゴンのエボルボトルの影響は否定できず、さらにエボルトの言う
「何千何万の命を奪ってきた、俺の一部だ!」
というセリフ。龍我がいくら意識するまいとした所で、どんどん答えがはっきりとしてきています。
「ふざけんなよ・・・!俺は奴とは違う!」
必至に否定しようとしていたところ、突然向かってくる一海。
もしや、葛城の言葉を受けて?

 パンドラタワー内部では、
「難波がいなくなったんで、しばらくは俺が首相の御堂になりすます。まずは壊滅状態の東都を潰して、この国を統一する。目的を達成しやすくするためにな。」
 手にしているのは、黒と金のボトルが嵌まる新たなパネル。
統一はあくまで通過点、という事なのでしょうか。
「仮面ライダーはどうされますか?」
「奴らはまだ利用価値がある。殺さずに捕獲しろ。それがお前に、エボルドライバーを与えた理由だ。」
その目的のためには、ライダーも必要になるという。しかも生け捕りとは。
「エボルドライバーは宇宙でたった1つしか存在しないはず。誰がこれを作ったんですかぁ?」
うっとりしながらも、気になるところは気になる内海ですが
「余計な詮索はするな。お前は言われた通りの事をやればいい。」
そこは教えてくれません。

 ナシタでは、ようやく目を覚ました幻徳。
「ここは・・・?」
「あっ、起きた?」
「そうか、内海にやられて・・・。」
「まさか、あの内海さんがね・・・。」
「あいつを知ってるのか?」
「私も難波チルドレンだったから。」
そういえばお互い難波チルドレン。外に出てからはともかく、そこでは知った相手のようです。
「・・・一度だけ、あいつの本心を聞いた事がある。」
「俺はただ、他愛のないことで笑って、人の思いに泣いて、普通に生きたかっただけなのに・・・。」
ファウスト壊滅作戦(狂言)の際に漏らした言葉、これが本音だったようですが、結果は知っての通り。
「その直後に、俺はあいつを撃った。内海を歪めてしまったのは・・・俺だ。」

 夜の橋の上、川面を見下ろす内海も、同じシーンの事を考えていました。
「あの時、氷室幻徳に撃たれて・・・九死に一生を得た。なのに俺は・・・。」
「自分が戦争を悪化させていると、なぜ気づかない!」
自分を撃ったのも幻徳ですが、その言葉は思いの外刺さっているようです。
「俺は・・・間違ってないーっ!」
葛藤を隠すために狂気を演じているようにも見えます。

 皆が寝静まったころ、浄化装置が盛大な爆発音で新アイテムの完成を報告。
「何!?」
「完成した・・・!全てのボトルの成分を注入した、究極のパワーアップアイテム。その名も・・・ジーニアスボトル。凄いでしょ?最高でしょ?天才でしょ?」
「そのフレーズって葛城巧から来てたんだ・・・。」
それどころか、ボトルにキスしたりとオリジナルは更に濃かったようです。
「これでエボルトを倒せる・・・。万丈も。」
「だから言ってるでしょ?万丈はそんな事しないって。」
「だったら論理的に説明してくれるかな?印象や主観だけで話されても・・・。」
「もっと仲間を信頼したら?」
「仲間?ハッ・・・少年漫画じゃあるまいし、そんな定義が曖昧なものを信じてどうなる?」
美空の言葉を鼻で笑う葛城。戦兎とは正反対すぎてもう心が折れそうですが、
「本当にそう思ってるの?戦兎は、記憶をなくしてからのあんたは、誰よりも仲間のことを信じてた。あんたも、心の奥底ではそういう思いがあるんじゃないの?」
「あなたを信じた僕がバカだった。」
エボルトという目的を共有していなかったとは言え、幻徳が正義に目覚めた事に対しあそこまで落胆したことがその証左と言えるかも知れません。
「・・・仲間なんて信じた所でバカを見るだけだ。僕が信じてるのは、科学だけだ。」
幻徳の件があったとはいえ、えらく仲間というものに消極的です。
もとよりエボルトのことを誰にも秘密にしていたりと、もともと秘密主義と言うか人間不信の感はありましたが。

 一方、取っ組み合いを続けている龍我と一海。
これまでの流れだと一夜が明けているはずですが・・・もしかして一晩中殴り合っていたんでしょうか。
 が、それも間もなく終焉。
お互い、渾身のパンチがクロスカウンターの形で入り、大の字の形に倒れ込みました。
・・・元プロ格闘家相手に互角の殴り合いを繰り広げる農家って半端ないですね。
「今ので、相当ハザードレベル上がったろ。」
「特訓なら特訓って言えよ!いきなり殴りかかってきやがって。」
「そうじゃねえと本気出さねえだろ。俺たちの相手は人間じゃねえ。悪あがきでも何でも、やれる事はやっておかねえと・・・。」
相手の規格外ぶりを考え、全力での殴り合いで少しでもハザードレベルを上げようというもの。
 そして、敵対しうるのはエボルトや内海だけではありません。
「葛城巧はお前を消すつもりだ。お前がエボルトとして、いつ復活するか分からねえって。」
自分が謎のビジョンについて打ち明けるより先に敵意を向けられていた事に、地味にショックを受けているようです。しかも戦兎の顔で。
「心配すんな。そんな事、俺がさせねえ。お前はどっからどう見ても人間だ。チンパンジー寄りだけどな。」
「ウキッ!ああ・・・うるせえよ。」
続くサルネタ。
 とは言え、龍我としても思い当たる所はあるため、
「なあ・・・もし俺が暴走するような事があったら、その時は容赦なく消してくれ。」
グレートドラゴンエボルボトルを手に呟く弱気ぶり。
「・・・冗談だよ!ダメだなあ、あいつが居ねえと辛気臭えツラしかできねえ。」
予想外の事態が続けざまに起こり、さらに戦兎の記憶が消えて数日。
龍我を初め、思った以上にメンタルが弱っているようです。
 が、状況はやはり待ってくれません。
「こちら政府官邸!西都の軍勢が攻め込んできた!至急応援を頼む!」
腕輪から響く西都による襲撃の報せ。

 幾度となく攻め込まれながら、まだ軍が機能している事が驚きですよね東都。
多数のハードガーディアンを従え、内海自らが乗り込んできました。
「この国は、エボルトのものになる!」
エボルドライバーを手にした余裕から、グレートクローズとグリスが既に到着していますが余裕の表情。
「何だ?」
「うるせえ!そんな事、させるか!」
まずはハードガーディアンの群れに突っ込み、一箇所に固めて必殺技。
「Ready go!」
「グレードドラゴニックフィニッシュ!」
「スクラップフィニッシュ!」
「どうよ?早速、特訓の成果が出たな。」
「強えぜ!」
もはやハードガーディアンなど序盤の素ガーディアンと変わらぬ雑魚となっています。
 しかし内海の余裕は崩れません。
「その程度の力で守れると思うなよ!」
「コウモリ!」
「発動機!」
「エボルマッチ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「バットエンジン!」
「フハハハハハ・・・!」

 その頃、這這の体で表に出ようとする幻徳。
「やめときなって!こんな体で行けるわけないでしょ!?」
紗羽の制止も聞かず、騒ぎを聞きつけた美空ら。
「どうしたの!?」
「万丈たちの所に行くって聞かなくて・・・。」
「ええ?」
幻徳は、
「俺が行かなければ・・・。俺は内海の思いを踏みにじった!お前と同じように!」
内海と、そして葛城に対する罪の意識に突き動かされています。
「俺は、お前らを利用して戦争を引き起こした。何をどう償っても許される事じゃない!だが今は・・・今だけは、この国のために戦わせてくれ!頼む!もう一度だけ・・・信じてくれ!」
ものすごい気迫で言い切るや否や、そのまま倒れて意識を失ってしまいました。
「ねえ!ちょっと・・・大丈夫?ねえ!」
「どうしよう・・・!」
幻徳に裏切られたと被害者ぶっていた葛城は、この気迫を受けて何を思うのか。

 ハザードレベルを上げたはずのグレートクローズにグリスですが、2人がかりでもマッドローグには太刀打ちできず、戦闘シーンすら省略。
「エボルドライバーに比べれば、お前たちのライダーシステムなど、ただのガラクタに過ぎない!」
純葛城製システムであるスクラッシュは登場当初こそ持て囃されたものですが、元祖エボルドライバーには及びません。
 さらに、いつの間に入手したのかライダーシステムのエボルボトルを使い、
「パイレーツ!」
「ライダーシステム!」
「クリエイション!」
「パイレーツ!」
「フィニッシュ!」
カイゾクハッシャーを発生。
「各駅電車・・・急行電車・・・快速電車・・・海賊電車!」
「発車!」
射撃のスキに距離を詰めようとしたグリスですが、ビルドが使う時同様のホーミング性能に追いつかれ、あえなく変身解除。
 すると、そこに現れた葛城。
「・・・何しに来た?」
「別に、君を助けに来た訳じゃない。」
さらに沸いてきたハードガーディアンに囲まれながら変身。
「マックスハザードオン!」
「ラビット!」
「ラビット&ラビット!」
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
「Are you ready?」
戦兎のようにポーズを取る訳ではなく、一発指パッチンを決めてから
「変身。」
「オーバーフロー!」
「ラビットラビット!」
「ヤベーイ!」
「ハエーイ!」
さらにラビットラビットの装着も、戦兎のように飛び回るのではなくアーマーが来るのを待つスタイル。だいぶ違います。
「仮面ライダービルド。『創る』『形成する』って意味のビルドだ。以後、お見知りおきを。」
エグゼイド夏映画や最終回に客演した時の葛城ビルドと同じ名乗り。何だかえらく懐かしいです。

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Posted by jerid_and_me at 22:15Comments(9) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年06月04日

今週の仮面ライダービルド「第38話 マッドな世界」

 いよいよ最終章、いろいろ大波乱と言った具合です。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスがついに開かれた。地球外生命体エボルトは、その力を手に入れ完全体となってしまう。一方、仮面ライダービルドの桐生戦兎には悪魔の科学者・葛城巧の記憶が蘇る。」
 いつもならここで、戦兎がどこからあらすじ紹介してるんだとか、お前葛城だろみたいな茶々が入るのですが・・・今回はそれすらない。
前回冒頭の時点で相当シリアスな状況だったはずが、今回はとんだ二重底です。

 エボルトから開放された戦兎・・・もとい葛城は困惑。
「俺は、葛城・・・葛城巧だ。君は万丈龍我・・・?ここは・・・どこだ?何が起きた・・・?」
突然、時間と状況が飛んでいるので、当然のことながら飲み込めません。
「葛城巧の記憶が蘇ったか・・・。」
「スターク!いや・・・エボルトか!?」
浦島太郎状態の葛城にとって、エボルトがドライバーを復元しその正体を明かしていることがそもそも衝撃。
「フェーズ4、完了!おかげで完全体になれたよ。」
「これが・・・本当の姿。」
龍我も初めて目にするもののはずが、その脳裏には覚えのない映像が。
それは、火星と思しき都市に降り立ち、鏡に写ったその姿。
「何だ!?今の・・・。」
そこへ再度集まってきた一海と幻徳。
「まだやる気か。再変身は負担が大きいんだろう?」
が、躊躇できる状況ではないというのは共通認識。エボルが言い終わるが早いか、すぐに変身。
「覚醒!」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「グレートクローズドラゴン!」
「変身!」
ところが、やはりと言うかまるで相手になりません。
「そんな状態で、俺の相手が務まると思ってるのか?」
「何だよ、この強さ・・・?」
「おい、諦めんな!また力を合わせれば行けるはず・・・!」
「スクラップフィニッシュ!」
「クラックアップフィニッシュ!」
「Ready go!」
「グレートドラゴニックフィニッシュ!」
開幕トリプルライダーキックですが、当たる前から結果の分かるやられパターン。
「完全体の俺に敵はいない・・・!」
簡単に受け止められた上に跳ね返される始末。クローズマグマではない不完全状態とは言え・・・。
「ここは撤退だ・・・!仕切り直すぞ。」
スチームガンで煙幕を張って撤退。本当、敵味方問わず便利アイテムです。
「うん・・・懸命な判断だ。」
結果、パンドラボックスを置き去りにすることを余儀なくされた一同。
 エボルトは一旦パンドラボックスにエボルトリガーを戻すと、今までのボトルが表に出ていた状態から裏返り、さらに戦兎がハザードレベル上昇装置に使って欠けたはずのパネル一枚が再生しています。
 そして、コウモリやコブラと言った、今まではパネルからあぶれていたボトルをその新たなパネルに装填していくと、それらのボトルは赤紫から黒と金色に変化。この色合はグレートクローズドラゴンのボトルと同じ・・・?
「これで俺は、さらなる進化を遂げる。最終章の始まりだ・・・!」
完全体の姿を取り戻したにもかかわらず、まだ進化の余地があるという。
本当、欲望ってのは限りのないものですね・・・。

 今回はOPすらなし。
つまり、最終章へ向けたターニングポイントとなるようです。
悪が悪を黒い闇に葬るって言うとダークヒーローのように聞こえますが、実際には。

 革命のエチュードが流れる難波重工会長室。
そこへ戻ってきたエボルトの姿は石動のそれ。
「エボルト・・・また石動惣一の体に憑依したのか?ハハハ・・・。」
「いや、もう俺に人間の体は必要ない。これは擬態だ。本物はまだ夢の中だよ。」
どうやら、完全体ともなればもはや器は必要ではなくなったようです。
 パンドラボックスとフルボトルを揃えて持ってきましたが、
「これからは、俺がこの国のリーダーだ。」
と、いきなりリーダー宣言。
「どういう事だ?」
「首相はあんたのままでいい。ただ・・・今後は俺の操り人形となって生きてもらう。」
脅しながら、難波の姿に化けてみせます。もはや変幻自在のようですね。
「難波重三郎をバカにしているのか?ふざけるな!」
凄む難波ですが、立場を分かっていないのは難波のほう。
「今、ここであんたを殺ってもいいんだぞ?明日まで待ってやる。良い返事を期待してるよ。」
相手は、人間界の権威や権力などには縛られない最強の地球外生命体。他の人間と等しく、簡単に殺せる相手でしかありません。
 苦々しい様子の難波ですが、よくもこうなるまで気づかなかったなと。

 ナシタに戻ると、そこは葛城劇場と化しています。
「Oh NO!これが僕の顔!?一体どんな物理法則で成り立ってるんだ?」
実際問題、突然顔が変わってたら驚きますよね。エボルトの仕業なんで地球上じゃ解明できないでしょうけど。
思いついたことをどんどんガラス板に書き留めていく様子はフィリップや戦極凌馬を思い出します。
「ねえ・・・本当に葛城巧の記憶しかないの?」
「ああ・・・。」
「じゃあ、今目の前にいるのは悪魔の科学者?」
なんてヒソヒソ話をしていると、
「心外だな、悪魔呼ばわりされるなんて。君のことも知ってるよ、石動美空。君がファウストに捕まった時、ボトルの浄化をさせたのは僕だからね。」
それを言ったら相手が曇ると分かりそうなものですが言う葛城スタイル。
「悪く思わないでくれ。ボトルの浄化はライダーシステムには欠かせなかった。全ては、科学の発展のためだ。」
という誠意が特に無い謝罪も。これには龍我も怒る。
「てめえ・・・!」
「それより解せないのは君だよ、万丈龍我。」
「あ?」
「エボルトの遺伝子を持つ君が、なぜ俺と一緒に行動してる?俺は君とスタークを倒そうとした・・・。」
状況の理解が当時のままのため、龍我を危険視しますが
「俺にはエボルトの記憶はねえ。だから敵じゃねえ。」
「どうかな?ピエロを演じてるだけかもしれない。」
これまで、さんざんお互いを相棒として助け合ってきたのに、その相棒の顔でこんな心無いことを言われるものだからそりゃ怒る。
「何だと・・・?」
という所で、出づらそうに出てきた幻徳。
「氷室さん・・・。」
「葛城・・・。」

 一方、難波重工ではエボルトに対抗するため、せめてもの戦力増強を図る内海。
「これ以上のガスを注入すれば、戦闘不能と同時に消滅する。」
鷲尾兄弟に対し、警告はしますが3人の心は同じです。
「全ては、難波重工のために!」
カプセルに収まった兄弟に対してガスの注入を開始。北都3羽ガラスの時同様、スマッシュに対しては他に強化方法がないようで。
 そこへ、いつの間にか現れたエボルト。
「精が出るねえ。」
「エボルト・・・!」
「実は、お前に話があって来た。」
手にしているのはエボルドライバー。
「何故、エボルドライバーがもう1つ・・・?」
詳しい理屈は語らず、ストレートに勧誘。
「お前にやるよ。これで俺につけ。」
「俺は、科学者としてのお前の能力を買ってるんだよ。」
一瞬、黙った後に振り返り
「ふざけるな!」
と一蹴しますが、神出鬼没のエボルトは既に姿を消しています。

 荒れ放題の街に出た戦兎(葛城)と幻徳。
「まさか、本当に戦争が起こったなんて・・・。あなたの思惑通りになったわけだ。」
泰山を退場させて北都と西都に戦争を吹っかけ、結果がこの有様。
パンドラボックスの光を浴びてエボルトの思惑に乗せられたとは言え胸が痛むところです。
「僕がライダーシステムを創ったのは、父の遺言にあった地球外生命体エボルトを倒すためだった。でも、あなたはそれを軍事兵器に利用した。」
 素直に謝罪する幻徳ですが、
「俺が間違えてた。パンドラボックスの光を浴びて、この世の全てが敵に見えた。どうかしてたんだ・・・。」
「そんな言い訳、聞きたくありません。僕とあなたがこの大惨事を引き起こしたのは、紛れもない事実なんです。」
「分かってる。だから俺は、どんな裁きも受けるつもりだ。だが今、この国はまともに機能していない。だから俺は戦う事にした。この国を立て直すために・・・。」
「何ですか?それ・・・。僕だって、戦争の道具を創るつもりなんてなかった。でも、あなたの思惑に気づいた時にはもう遅かった!だから自分に言い聞かせたんです!ライダーシステムはエボルトを倒すために必要なんだって!そのために多少の犠牲はやむを得ないんだって・・・!」
 過去の過ちと、その償いをもって言い争う2人。それぞれ言い分はありますが、この2人がファウストを立ち上げて戦争に向けて動き出した事で歯車が狂ったと言うのは割と事実ですからね・・・。
「僕は悪魔に魂を売った。なのに、いまさら非を認めるなんて納得できる訳ないでしょう。あなたを信じた僕がバカだった・・・。」
必要な目的のために悪にも落ちようと言うのが葛城でしたが、ともに地獄に落ちてくれるものと信じていた幻徳が正義落ちしたのでは失望もやむなし。
 葛城が去っていくのと入れ替わりに着信が。

 土砂降りの中、幻徳を呼び出したのは内海。
「内海・・・。」
「エボルトが西都を制圧しようとしている。奴の狙いは、難波会長に代わって実権を握ること。でも、阻止するには我々だけでは不可能だ。」
「だから協力しろと・・・?答えるまでもない!」
そりゃあ、いいように利用した挙げ句、邪魔になったら消滅させようとしたのが難波重工ですからね。
いつぞやの内海キックの事だって忘れてはいないでしょう。
「エボルトが実権を握れば日本が・・・いや、世界が滅びるかもしれないんですよ!あなただって、そんな事望んじゃいないはずだ!」
こんな時だけ世界がどうのと言いやがって・・・感。難波重工の事しか考えられない難波チルドレンという認識です。が、
「お願いします。我々に力を貸してください!」
と頭を下げる姿勢は本物に見えます。複雑な心情が顔に出ている幻徳ですが・・・。

 薄暗い地下室で端末に向かう葛城。
「エボルトを倒す・・・じゃなきゃ、何のためのライダーシステムだ。」
解析しているのは、戦兎がハザードレベル爆上げに使った元パネルの装置。
初期の戦兎よろしく髪が跳ね上がっていますが、最早そんなことを笑える空気ではありません。
 その様子を背後から窺っていた美空。
「発明に没頭する所は、戦兎と同じなんだけどね・・・。」
「このまま、戦兎くんの記憶が戻らない場合もあるんだよね。」
「もし、そうだったら・・・俺達と過ごした日々もずっと思い出せねえって事かよ。」
沈黙し、ただただやるせない思いが場を支配しています。。
 その重たい沈黙を破ったのは、幻徳の帰還。
「どこ行ってたんだ?」
「内海と会ってきた。」
思わず出た敵方の幹部の名前に、視線が集まります。
「エボルトの力は、今後ますます強大になっていく。倒すなら今しかない。」
「奴らと手を組むしかねえって事か。」
龍我は仕方ないと言った様子ですが、これもなかなか割り切れない一海。
「俺は行かねえ。」
「グリス・・・。」
「西都は俺の故郷や大事な仲間を奪った。奴らを助ける気にはなれねえ。」
内心では、そういったものに囚われている場合ではないと理解していそうですが・・・。

 パンドラタワーへと向かった内海。そこで待っていたエボルト。
「答えを聞かせてもらおうか。」
内海は手にしたタブレット端末で、難波からのライブ映像を再生します。
「エボルト。君の要求に対する答えはこれだ。」
内海に続いて現れた鷲尾兄弟と、多数のハードガーディアン。
「なるほど、そんなに権力にしがみつきたいか。」
「ギアリモコン!」
「ファンキー!」
「潤動。」
「エンジン・ランニングギア」
「リモートコントロール・ギア」
鷲尾兄弟はそれぞれ変身。思えば、ローグが抜けた今となってはライダー不在なんですね・・・。
 それを受け、エボルトもエボルトリガーを手に変身の体勢へ。
「いいだろう。」
「オーバー・ザ・エボリューション!」
「今日がお前達の命日だ。」
「コブラ!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「変身。」
「ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!」
「レボリューション!」
「フハハハハハ・・・!」
今までの変身とは明らかに違う変身。どこからともなく箱が飛んでくる辺り、やはりパンドラボックスとエボルトのつながりを感じさせます。
 変身すると、倉庫めいたパンドラタワー内の風景を砂丘へと変化させ、戦闘開始。
まずはハードガーディアンの部隊が向かっていきますが、エボルトはこれを手をかざし、一発念じるだけで全機爆破してしまいました。もはや全く相手になりません。
「何!?」
まずはハードガーディアンをけしかけ、その背後からブロスが襲撃という作戦でもあったのでしょうが、結局ブロスだけで戦う事に。
「哀れな奴らだ。せっかく、豊かな感情を持ち合わせた人間に生まれたのに・・・。」
見る前から結果の分かっている戦い。そんな状況でも恐怖の気配ひとつ見せず死ににくる兄弟に向けての言葉でしょうか。
 実際まったく相手にならず、すぐに戦闘不能寸前に追い込まれています。
「何で!?限界まで強くなったはずなのに・・・!」
次元が違う相手なので、マイナーチェンジぐらいでは焼け石に水。
 そのまま、まずはエンジンブロスを始末しようとするエボル。
「雷!」
すると、ここで乱入してきたグレートクローズ。ビルドにローグも。
「氷室さん・・・!」
「手を貸すのは今日だけだ。この国を正常に戻すために。」
5対1、数だけ見れば圧倒的ですが・・・。

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Posted by jerid_and_me at 22:26Comments(8) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年05月28日

今週の仮面ライダービルド「第37話 究極のフェーズ」

 ずっとエボルトのターン状態の37話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスが、地球外生命体エボルトの手によってついに開かれてしまった。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、エボルトと戦って、肉体を乗っ取られた万丈を助け出そうとするが、今度は戦兎自身が乗っ取られてしまう。」
 という具合に、乗っ取られたはずの戦兎が普通にあらすじ紹介をしているので、龍我も訝しんで
「お前・・・本当に戦兎か?それともエボルトか?」
「戦兎に決まってるでしょうが。」
「だったら俺にコーヒー淹れてみろよ!」
「ほらよ。」
「マズッ!お前エボルトじゃねえか!」
ここでコーヒーの味の伏線を使ってくるのか・・・。
「バレちまったらしょうがない!第37話、どうぞ〜。」
普通にあらすじ紹介に混ざる地球外生命体。毎度この数十秒だけ異次元のユルさです。

 ハザードレベルを急上昇させて自爆しようとした戦兎の肉体をすんでの所で乗っ取ってしまったエボルト。
「エボリューション!」
「Are you ready?」
「変身。」
「エボルラビット!」
「フッハッハッハッハッハ!」
「フェーズ3、完了。」
「今度は戦兎が・・・!」
早速、エボルトリガーを起動しようとしますが、まだ朽ちたままで起動もしません。
「やっぱりダメか。人間の体を中途半端に乗っ取ったせいで、パンドラボックスの力が操れない。」
前回はやはり戦兎の予想外の決死作戦が想定外のものであり、緊急措置としての融合だったようです。
「フ・・・やってくれたなぁ!!」
出し抜かれたことに、珍しく怒りを顕にします。
「何ウダウダ言ってんだ。さっさと戦兎を返せ!」
復帰早々、変身して戦兎を取り戻そうとしますが
「ボトルバーン!」
「クローズマグマ!」
「Are you ready?」
「変身!」
ここまでは来るものの変身できず。しばし沈黙。
「・・・ん?」
「残念だな。お前はもう変身できない。」
「何だと・・・?」
その後も何度もトライしますが、
「何でだよ・・・何で変身できねえんだよ!?」
一向に変身はできないまま。エボルが言うには、
「お前の中に、もう俺の遺伝子がないからだ。」
「ええっ・・・?」
「お前に入り込んでいた遺伝子は、俺が吸収した。つまり、お前はただの人間に成り下がったんだよ。良かったなあ、願いが叶って。」
という、何たる皮肉。
 すると、単身エボルに向かっていくグリス。
「だったら・・・俺が戦兎を取り返す!」
が、ビックリするぐらい攻撃が効きません。融合が不完全とはいえ、さすがはハザードレベル6超。
「さらに強くなってやがる・・・。」
「今、無性に腹が立ってるんでね。遊びは終わりだ!」
グリスを上空高く投げ上げてからの必殺技を叩き込み、変身解除に追い込みます。
「Ready go!」
「エボルテックフィニッシュ!」
「チャオ!」
ドライバーからめっちゃゼリー漏れてる・・・これ大丈夫なんでしょうか。
あまりの圧倒的さに言葉を失う龍我。
「マジか・・・。」
「今日のところは、パンドラボックスを回収して引き上げるとしよう。ナシタにあるんだろう?」
「行かせるか!」
生身で向かっていく龍我ですが・・・。

 エボルトの到来を察知し、表に出るベルナージュ。
紗羽はちょうど来た所だったためビックリ。
「わっ!いきなりベルナージュ・・・。」
「エボルトが来る。この箱を奪いに。」
「えっ!?マズいじゃん!どうしよう・・・。」
すると、ベルナージュはパンドラボックスに手をかざし、同時に地鳴りが発生。
「ねえ、逃げましょう!ベルさん!」
地震かと思い、避難しようとする紗羽。

 生身でエボルに向かっていった龍我ですが、当然ながら相手になりません。
「チャオ。」
結局、何の手立てもないままエボルトをナシタに向かわせてしまいました・・・が、店まで瞬間移動してみると、店が物理的に消えています。
これには流石のエボルトもビックリ。
「ああっ・・・!ベルナージュか。ええい・・・!」
立て続けに計画を狂わされ、明らかにイライラしています。

 消えたナシタがどうなったかと言うと、何ということでしょう。
人気のない海べりにあった別の建物の1階および地下1階に滑り込むような形で収まっています。元あった部分は一体どこへ。
 緊急措置として物理的に強引に動かしているため、家具が倒壊したり壁にヒビが入ったりとかなり無理をしたのが見て取れます。劇的ビフォーアフターにも程がある・・・。
 窓の外を見て、ドアを開けて外に出て、ビックリが止まらない紗羽。
「ここ、どこ・・・?」
まずは龍我らに引っ越しの案内を出すのが大変そうです。

 パンドラタワーに戻ったエボル。二重に失敗が続いた後なのでちょっとばつが悪そう。
「お前が地球を滅ぼした地球外生命体だという話は聞いた。どうだ、そろそろ腹を割って話をしないか?」
「俺の望みは、自分の力を取り戻す事。」
「パンドラボックスを操る力か?」
「ああ・・・。だが、ビルドのシステムを奪って完全体になるはずが、戦兎に邪魔されてできなくなった。残すはこいつに、ハザードレベル6以上の力を集めるしか方法はない。まあ、それも難しいんだろうな。」
「なら、どうする?」
「気長にやるさ。俺はこの10年で地球がたまらなく好きになってね。人間って言うのは本当に面白い生き物だ。もっとじっくりこの目で観察していたい。あんたとも仲良くやっていくつもりだ。」
 どこまで本気なのか分かりませんが・・・。
「だったら一刻も早く、パンドラボックスを取り戻せ。」
「は〜い。」
素直に指示を受けるエボル。

 今ではすっかり放棄されたファウストのアジトで、泰山の遺言を思い出す幻徳。
「罪を償って、この国をもう一度立て直すんだ・・・。頼んだぞ・・・バカ息子。」
すると、そこへ一海と龍我が。どうやら待ち合わせだったようです。
「悪いな、遅れて。こいつが道を間違ってな」
「お前だろ。」
「あ?」
「・・・何の用だ?」
「変身できなくなった。俺をまたライダーにしてくれ。」
旧アジトに来たのは、再度人体実験を受けるため。しかし、
「俺の力じゃ無理だ。」
「何でだよ?」
「科学のことはさっぱり分からない。」
「あんた・・・研究所の所長だったんだろ?」
一瞬、答えに窮しますが
「それは・・・親父のコネだ。」
「言い切っちゃったよ。」
どこまで本気なのか、それとも人体実験という自分の暗部を再現したくないための方便なのかは分かりませんが。
「ライダーシステムの適合手術は、ネビュラガスの投与の他にエボルトが遺伝子操作を行っていた。おそらく、変身できない原因はそれだろう。」
なるほど、その時スタークがいた陣営で仮面ライダーが登場していたのはそういう事でしたか。
エボルトに近い遺伝子を再現することが変身の条件であり、生まれながらに持っていた龍我だけがガスの投与のみで変身できたという事でしょうか。
「マジか・・・。」
「何だよ、また振り出しか。」
諦めるしか無い、と思ったら
「俺がライダーになれねえんなら、カズミンをサポートできるのはあんたしか居ねえ。」
幻徳に向かって頭を下げ、
「俺達と一緒に戦ってくれ。」
と協力を依頼。
「・・・俺はお前の女を死なせたんだぞ?」
一海にとっても龍我にとっても、幻徳は大切な人間の仇であり、特に香澄の件は幻徳自身にとっても狂った自分の汚点。
「そんな事は分かってる。けど・・・だからこそ、これ以上大切な人を失いたくねえんだよ・・・。」
「俺にはできない。ライダーシステムを使って戦うには、特定の閾値を超える強い思いが必要だ。俺にとってそれは、親父に国を託す事だった。親父を亡くした今、戦う理由が見つからない・・・。」
 龍我らは過去を受け入れて先へ進もうとしていますが、幻徳はそのモチベーションが見いだせずにいます。
そんな時、龍我の携帯に戦兎からの着信が。
「戦兎の携帯・・・誰だ?」
「俺だよ。俺。」
当然エボルト。
「ったく・・・どこに隠れてる?」
「何の用だ?」
「パンドラボックスだよ。1時間以内に持ってこい。」
相変わらずの無茶振り。
「行くわけねえだろ。」
即答するも、そこはやはりエボルト。
「戦兎に会えなくなってもいいのか?戦兎の人格なんていつでも消せるんだ。主導権は俺が握ってるってことを忘れるな。チャオ。」
結局、人質を取られている以上逆らえないのが現実。
 電話を切ったエボルトは、
「戦兎、聞いてたか?お前のせいで、俺の計画は台無しになった!!お前の大事なものを全て壊してやるよ。まずは大切な仲間から始末してやる。」
と、いつにないキレ様とゲス顔。今回の計画変更にはよほど煮え湯を飲まされたものと見えます。

 アジトでは、居ても立ってもいられず飛び出そうとする一海。
「どうするつもりだよ!?」
「俺が何とかする。」
「でも・・・!」
「あいつは、いつも他人のために戦ってきた。自分の犠牲を顧みずに・・・。俺たちがやらねえ訳には行かねえだろ。」
一海もまた、戦兎の姿勢に感化されています。
「ラブ&ピース・・・フッ、初めて聞いたときはよく分かんなかったけどよ。つまるところ、俺もお前もそのために戦ってきたんだよな。」
そして最後に、
「おいヒゲ!国を束ねられるのはな、親父さんだけじゃねえはずだぞ。」
と言い残し、ナシタへ。
・・・よく考えたら、引っ越したの知らないんじゃあ。

 パンドラボックスを待つ戦兎(エボルト)。
その背後には、ずいぶん久しぶりの登場となるブロスが。
「はぁ・・・俺を見張るよう言われたか?」
黙って肯定されると
「フン、まあいい。しっかり仕事してくれよ?」
なんて言っていると、やがて龍我と一海が到着。龍我の手には大きな風呂敷包みが。
「見せろ!」
言われるままに中身を見せると、そこには確かに一面欠けたパンドラボックスとフルボトル。
「戦兎を開放しろ!」
という要求に対しては、
「そのつもりは、無い。」
毎度そうですが、今回もやはり約束なんてのは欲しいものを近づけるための手段に過ぎません。
「何だと・・・?」
「戦兎は俺を怒らせた。だから、奴の前でお前たちを消す!」
という私怨マシマシ。
「ふざけやがって・・・だったらこの手で戦兎を取り戻してやるよ!」
「変身!」
「ロボットゼリー!」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ブルアァ!」
「変身できないライダーと、北斗の残党で何ができる?俺が出るまでもない、やれ。」
変身すらせず、ブロスをけしかけるという舐めプぶり。
しかし、実際のところ龍我がボトルを握って殴るという戦法は今となっては流石に通用しませんし、エボルト遺伝子が抜けた状態ではそもそも効果があるのかどうか。
 結局、グリス単体でブロスの相手をする格好に。
するとグリスは三羽カラスのボトルを手に、
「お前らも・・・ラブ&ピースのために戦ってくれるよな!?」
この熱い展開の最中に大あくびのエボルト。この余裕は腹が立つ・・・。
「シングル!」
「ツインブレイク!」
「ディスチャージボトル!」
「潰れな〜い!」
「ディスチャージクラッシュ!」
3本同時必殺技でブロスを圧倒。
「食らいやがれ!」
このまま一気に押し切ろうという所ですが、エボルトの念力で体勢を崩され、形勢逆転。
「何・・・?」
邪魔さえ入らなければ、ブロスなんてハザードレベルが上がらないんですから同時に相手できそうなものですが、ここって時に邪魔が入ると辛い。
 そのまま押し込まれ、
「雷!」
「これで・・・ジ・エンドだ。」
必殺技を受け、このまま敗れるか・・・という所で
「やべえ・・・!」
その間に割って入り、攻撃を跳ね返したのはローグ。
「ローグ・・・。」
「遅くなったな、ジャガイモ。」
ヒゲ呼ばわりに対してジャガイモ呼ばわり。
 遅れてきたローグはブロスに向かうと、これを完全に圧倒しています。
まあ難波重工についていた辺りからブロスより明らかに格上でしたからね・・・。
「クラックアップフィニッシュ!」
まずはエンジンブロスを戦闘不能に追い込むと、
「雷!」
「頼んだ!」
ギアエンジンをリモコンブロスに渡してヘルブロスへと再変身。
「潤動!」
「ギアエンジン!」
「ファンキー!」
「ファンキーマッチ!」
「フィーバー!」
ヘルブロスならどうかと思いましたが、これも圧倒。
「クラックアップフィニッシュ!」
こちらはキックで早々と撃破します。
 すると、いよいよ動くエボルト。
「東都、北都、西都の仮面ライダーが手を組んだか。いいだろう、俺が相手になってやる。」
「コブラ!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「Are you ready?」
「変身。」
「エボルコブラ!」
「フッハッハッハッハッハ!」
ハザードレベルがさらに上がったエボル。
今の面子で果たして攻略できるのか・・・?

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Posted by jerid_and_me at 22:26Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年05月22日

今週の仮面ライダービルド「第36話 エボルトは星を狩る」

日月でお出かけしたり、アマゾンズ劇場版も観たのでこっちも感想を書きたいのですがなかなか時間ががが。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、万丈と融合したエボルトの圧倒的な強さに敗北してしまう。そして、ついにエボルトの手によってパンドラボックスが開けられてしまった・・・。」
「仮面ライダービルド完!今週からカズミンとみーたんのラブストーリー『ドルヲタ、推しと付き合うってよ』が始まるってよ。」
「始まらない!何しれっとタイトルまで決めてんだよ。まだまだビルドが主役の36話、どうぞ!」
この時は主役があんな事になるなんて、誰も想像していないのでした・・・。

 ついにパンドラボックスのパネルとボトルが揃い、
「地球は終わりだ!」
勝ち誇るエボルトを誰も止められません。
 エボルトは今までにない光を放つパンドラボックスに腕を突っ込むと、中から何かを取り出しました。同時にパンドラボックスの発光が止まり、嵌っていたボトルの全てがその成分を失ってエンプティ状態に。
「それは・・・?」
「エボルトリガー。パンドラボックスの真の力だ。」
パンドラボックスの中身とは、開けたら天変地異が起こって世界を滅ぼすというものでも、開けた人間に力を授けるというものでもなく、あくまでエボルトの専用装備。これに踊らせれた各国首脳は本当に無様です。
 そして、そのエボルトリガーを起動しようとするエボルトと、どうにか止めようとする戦兎。
「やめろー!」
が、嵐に阻まれ届きもしません。
そのままスイッチは押されましたが、見るからに朽ちているのもあってか起動せず。
「まだか・・・。フハハ・・・そう簡単に終わらせはしない。」
すると、パンドラボックスが震えだすと同時に、いつの間にかそこには美空が。その目は緑。
「ベルナージュ・・・。」
すると、どこからこれほどの力が湧いているのか、エボルトを壁に釘付けにするほどの衝撃波を発し、パンドラボックス、戦兎とともに瞬間移動で離脱。
「いいだろう、せいぜい運命に抗うといい。」
やろうと思えばできるのでしょうが、今はあえて追撃しません。

 この局面となったことで、OPナレーションはまた変更。
「地球を滅ぼすほどのエネルギーが眠るパンドラボックスがついに開かれた!その力を操る地球外生命体・エボルトの前に、仮面ライダーが立ちはだかる!」
という、いかにも土俵際という内容。
 映像はまだ変わりませんね・・・惣一がブラッドスタークで、龍我はクローズチャージ。
・・・もしまた変わるなら、今度は幻徳もぴょんぴょんするんでしょうか?
いずれにせよ、やるとすれば最終フォーム登場後でしょうね。

 ボトルの成分も抜け、カラとなったパンドラボックスの前で戦兎らは
「結局、パンドラボックスのエネルギーとは何だったんだ・・・?パンドラタワーは何を意味する?」
 すると、まだベルナージュが表に出ており、説明するには
「破滅の塔・・・。我々の星は、あの塔ができて滅びた。塔の上空にできた奇妙な空間に、あらゆる物が吸い込まれた。」
まるでブラックホールか何かです。そんな事をするエボルトに対しても疑問は募るばかりで、
「なあ、そもそもエボルトって何者なんだ?」
「この星ではまだ確認されていない惑星の生命体だ。エボルトは、我々の星をたった一体で滅ぼした。最後に残った私は、捨て身の覚悟で戦った。エボルドライバーを壊して、肉体と精神を分離したものの、エボルトは自らのエネルギーを箱に閉じ込めた。」
 目と手だけが浮いてるのってちょっと不気味だな・・・と言うのは置いといて、パンドラボックスはもともと火星にあったものではなく、ベルナージュに刺し違えられかけたエボルトが苦肉の策として自らのエネルギーを閉じ込めたものでした。
「このパンドラボックスはエボルトのものだったのか・・・。」
「エボルトを完全体にしてはならない。」
その危険性は、刺し違えるつもりだったベルナージュが地球に渡ってなお阻止しようとしている事実からも明らか。
「けど、ボトルの成分も全部カラになっちまったし・・・。」
するとベルナージュはパンドラボックスに向かい、手をかざし念を込めると全てのボトルがやがて充填されました。ベルナージュ自身はだいぶ消耗したようですが・・・。
「ボトルに色が!?」
まさかと思いドライバーに装填してみると、以前同様に反応。
「ラビット!」
「成分が戻った・・・どうして?」
ベルナージュが言うには、
「10年前、この箱が完全に開かなかったのは私がこの力を使ったからだ。この箱は、その星にまつわるエレメントをボトルに吸収することで開く。」
 そこで、バングルのみとなったベルナージュは保管室の中で幼い美空を呼び寄せ、
「うわあ、きれい!」
「エボルトは地球に降り立つ前に、石動惣一の記憶から60本のボトルを精製した。私は美空に憑依して、箱を開けないようにするため、ボトルの成分を空にしていった。だが・・・途中で力尽きて、長い眠りについた。」
このとき、ベルナージュだけでなく美空も消耗して昏睡してしまったと。ここで全てのボトルを空にするには至らなかったため、最初から使えるボトルがあったようです。
「エボルトを阻止しなければ、この星の未来は・・・!」
説明を果たし、改めて警鐘を鳴らしたところでついに力尽きてしまったベルナージュ。
「ベルナージュ!」
戦兎を押しのけて、我先にとその体を抱える一海。
「気を失ったか・・・。」
「・・・ヤベエ、みーたんに触れてる。心臓がドキドキ、バクバク、そんな言葉じゃ形容できませんねえ。ダメだ、緊張してみーたんの顔が見れない!でも見たい!至近距離で見たい!!・・・よーしカズミン、ここは心火を燃やして覚悟を決めて、3・2・1・・・!」
「ロボット・イン・グリス!」
「うるせえよ。」
「何で心の声が・・・?」
「声に出ちゃってるから。」
「マジで?」
「お前、気持ち悪いな。ベッド運ぶぞ。」
「べ、ベッド・・・?」
こんな事だから今だにグリス呼ばわりなんでしょうね、きっと。
 美空をベッドに寝かせると、今度は紗羽が下りてきました。
「あっ、良かった!みんな無事だったんだ。えっ、美空ちゃんどうしたの?」
すると、初めて?幻徳が地下にいるのに気付いて悲鳴を上げ
「ってか、何で幻徳・・・?」
そういえば、第1話でホテルに誘われるというセクハラを受けていたんでした。
 この扱いに傷ついたのか、
「おい、どこ行くんだよ?」
「俺の役目は終わった。」
ベルナージュの話を聞いておきながら、さっさと出て行ってしまいました。

 地下室を出てみると、自分が出てきたのはかつてガサ入れしたナシタで、しかも自分で開けた冷蔵庫が出入り口になっていたことにビックリ。思わず2度見。
 もう一度開けてみよとしたところで、ローグの変身音と悲鳴とともに上段が開き、そこから顔を出す一海。
「ちょっと付き合え。」
一海が幻徳とサシで向き合うとは珍しい・・・。

 一方、西都では。
「何故、勝手にパンドラボックスを開けた!?」
吹っ飛ばされた恨みもあってか、エボルを激しく非難する内海。
「落ち着けよ。あんたはあの力を後ろ盾に、難波重工の力を見せつけようとしたんだろう?俺はそれを分かりやすくしただけだ。あれ以上の広告塔があるか?」
「我々のためにやったと言うのか。」
「ああ。これから東都を制圧する。あんたは高らかに勝利宣言をすればいい。全ては難波重工のために。」
わざとらしく忠誠をアピールし、東都に向かうエボル。
「パンドラボックスの回収も忘れるな。」
中身が既に抜けているとも知らず、釘を差したつもりの難波。
「フフフ・・・仰せの通りに。」
もう完全にバカにされてますね・・・前からですけど。

 一方、ナシタ地下では端末に向かう戦兎。
「何してるの?」
「エボルトを倒すために、パンドラボックスの力を利用してビルドの能力を限界まで引き上げるアイテムを作る。実は、エボルトが父さんの研究データの一部を消していたんだ。」
 記憶もないのに父さん呼ばわりはちょっと違和感。ともかくも戦兎は続けて
「えっ?」
「それを復元してみると、このパネルは別の装置に再構築できる事が分かった。」
戦兎はパネルの一枚にコードを繋ぎ、実行キーを押すとパネルは見る見るうちに小さく折り畳まれ、ちょうどビルドドライバーに組み付くような格好へと変形。
「凄い・・・。」
「ただ・・・これを使えば、ライダーシステムは人間の限界値を超える。」
「それって、危険なんじゃないの?」
同時にシミュレーターを走らせていたらしい戦兎ですが、端末に表示されたのは『DANGER』という結果。
「・・・大丈夫!天才の発明ですから。」
と勢いでごまかしていますが、明らかに怪しい。
 そして、このやり取りを密かに聞いてしまっていたのはベッドの美空。

 一海は幻徳を連れてスカイロード、三羽ガラスの墓標付近へ。
「俺はまだ、赤羽をやったお前を許した訳じゃねえ。」
と、スクラッシュドライバーを装着。これを聞いて、
「今更ヒーロー気取りか。お前の罪は決して消えない!」
というエボルの言葉が思い出されます。
「俺を倒せば気が晴れるのか?」
自棄を感じる言いようの幻徳に、
「それだけじゃ満たされねえ。俺が勝ったら言うことを聞いてもらう!」
「ロボットゼリー!」
「変身!」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ブルアァ!」
「行くぞ、コラ・・・!」
変身し、問答無用で向かっていく一海。
「デンジャー!」
「クロコダイル!」
「変身。」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
これに応じて幻徳も変身しますが、初登場時の無敵ぶりはどこへやら。完全にグリス相手に押されています。
「場数は俺のほうが踏んでる!力の差はもうねえはずだ!」
幻徳には他にも多数の兵器を有する難波についたり、その後も燻っていた時期があるため、そこで差が埋まったようです。
「クラックアップフィニッシュ!」
「来いよ。」
必殺のキックを放つローグですが、グリスはこれを受け止め、逆に投げ飛ばしてしまいました。
「俺は、故郷を思う気持ちでハザードレベルを上げる!今のお前はどうだ・・・?それがあんのか?」
泰山に、国を託して生かされたという事実とのギャップに、目を伏せる幻徳。
 そして今度はグリスが必殺技。
「スクラップフィニッシュ!」
これを受けて、あっけなく変身解除。
「俺の考えに従ってもらおうか。」
「何が望みだ・・・?」
そして一海の要求は、
「俺達の仲間になれ。これからも赤羽をやった事は許せねえだろう。けどな・・・あいつらが言うんだ。『そんな事にこだわって、カシラ小っちぇえな』って。今すぐじゃなくてもいい。俺達は待ってる。」
 今までの事は無かったことにはできないが、戦争を終わらせることに協力しろというもの。
農場の仲間が評したとおり、一海も農園が、北都がというスケールから抜け出しつつあるようです。

 パンドラボックスが変形した装置を手に迷う戦兎。
「これを使えば、俺は・・・。」
人間の限界を超える、という月並みな表現ですが、それが実際にどうなるかは誰も試していないんですから。分かっているのはただ危険というだけ。
 ここで、戦兎のスマホに着信が。
「どうした?」
相手は、街に出ていた一海。
「戦兎、まずい事になってんぞ。」
東都の街では、炎と逃げ惑う市民の姿が。
「俺もすぐに行く。」
通話を切り、立ち上がった所で顔を合わせた美空。
「美空・・・?」
「それって命に関わるんでしょ?」
「ハハッ・・・そんな訳ないだろ。」
さりげなくディスプレイの電源を落とし、アラート音を切る戦兎ですが
「ムカつく・・・死ぬ覚悟は出来てるってわけ?」
ズバリ言い当てられ、黙っている戦兎に
「万丈のため?東都のため?何でもっと自分を大事にしてくれないの?戦兎に何かあったら、私達どうすればいいの!?残された人間の事も少しは考えてよ!万丈だって、紗羽さんだって私だって、戦兎を止められなかった自分を一生悔み続けるんだよ!?」
 堰が切れたようにまくし立てる美空。もうずっとエボルトのターンでどこにも余裕なんてないことを感じさせます。
「そんなの、しんどいよ・・・。」
戦兎の袖を掴み、どうにか止めようとする美空。
「この戦争は、俺が撒いた種だから・・・。」
「だから責任取るって言うの?そんなのただの自己満足じゃん!」
ついに装置を取り上げますが、
「この戦争を終わらせられるのは俺しかいない。俺が戦うしかないんだよ。」
葛城としてでもなく、自分にしかできないという戦兎。
「何で・・・?何で伝わんないの・・・?」
ついに泣いてしまう美空。戦兎はその頭を撫でてやりながら
「十分伝わってるよ、大丈夫。俺は必ず帰ってくる。」
という気休めを言って、装置をスッと取り返して出ていく事しかできません。

 街では、クローンとおぼしきスマッシュとハードガーディアンが街を破壊して回っており、その背後にはエボルト龍我が控えています。
逃げ惑う人々とあちこちで上がる火の手をバックに、御堂(難波)が演説を放送。
「いよいよ我々西都が東都を制圧する日が来た。改めて・・・勝利宣言をさせて頂く。」
手元のタブレットで東都の旗が燃え、西都の旗が浮かび上がるという芸の細かさ。
 この辺りで現場に駆けつけた一海と戦兎。もはや無駄話なしにいきなり変身。
「ロボットゼリー!」
「変身。」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ブルアァ!」
「ラビット&ラビット!」
「Are you ready?」
「変身!」
「オーバーフロー!」
「ヤベーイ!」
「ハエーイ!」
これに対し、まずは無人兵器をけしかけるエボルト。
 今となってはこれも普通に倒せる程度には強くなっていますが、エボルトは変身もせずにハードガーディアンを両断できるなど戦闘力のインフレが凄い。
 ここでようやくエボルトも変身。
「コブラ!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「Are you ready?」
「変身。」

 難波の演説は続き、
「東都を制圧した暁には、世界に負けない新国家を設立する。強く・・・たくましい国に生まれ変わるのだ。」
何故か急に途中から声が苦しくなった?

 エボルは相変わらずの強さなのですが、戦兎も負けじとラビットラビットの機動性と手足の伸びる特性を活かしてエボルを翻弄。
そして力押しならタンクタンクという使い分けも出来てきています。
「ビルドアップ!」
「タンク!」
「タンク&タンク!」
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
「Are you ready?」
「タンクタンク!」
「ヤベーイ!」
「ツエーイ!」
さらに、フルボトルバスターに一本だけ装填してその特性を活かすという攻撃も板についてきました。
「スパイダー!」
「フルボトルブレイク!」
蜘蛛の巣でエボルを絡め取り、次は
「ドライヤー!」
「フルボトルブレイク!」
熱風で蒸し焼きにするという中々えげつない攻撃。
「もうフェーズ1を攻略したか・・・!じゃあ、これはどうだ?」
「ドラゴン!」
「ライダーシステム!」
「Are you ready?」
「エボルドラゴン!」
ドラゴンはやはり龍我の格闘能力が効いているのか、接近戦が強いです。

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Posted by jerid_and_me at 22:08Comments(9) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年05月14日

今週の仮面ライダービルド「第35話 破滅のタワー」

 絶望的な予感しかしない35話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。」
なんか違うと思ったら一海でした。
相関図では、エボルトが龍我の体を乗っ取った事について明言されており、また器であった惣一は安否不明とも。
「東都の仮面ライダービルドの桐生戦兎は、火星を滅ぼした地球外生命体・エボルトの毒にやられて意識を失う。さらに、エボルトとの戦いで万丈に異変が起きて・・・。」
「えっ、万丈に異変って何があったの?」
「みーたん!あっ、いや・・・2人だと緊張するな。」
美空も出てきてにわかに興奮する一海。
「だから、万丈に何があったの!?もう、何でこんな時にグリスがあらすじ紹介なの?」
「まだグリス・・・くぅ〜!早くカズミンと呼ばれたい!どうなる第35話!?」
一向に距離が埋まらなくて気の毒過ぎる・・・龍我や紗羽だってもはやカズミン呼びなのに。

 ややチリ毛になって解毒もできるエボルト龍我はエボルト・ドラゴンフォームに変身。
「ドラゴン!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「Are you ready?」
「変身。」
「ドラゴン!ドラゴン!エボルドラゴン!」
「フッハッハッハッハッハ!」
「フェーズ2、完了。」
絶望する一同。
「万丈じゃない・・・。」
「エボルト・・・!」
「そうだ、俺が万丈の体を乗っ取った。」
用意されたボトルのケースを引き寄せると、
「さてと、パンドラボックスを頂くとするか。」
そのまま王手をかけに行くエボル。
 追いかけようとする戦兎ですが、流石に紗羽が引き止めます。
もはや止められる者は・・・。

 わずかな警護をものともせず、最終的に圧倒的なエネルギーで扉を溶かしてパンドラボックスの前へ。
「いよいよ、フィナーレだ。」
が、そこへ戦兎が結局追いかけてきています。
「待て・・・!パンドラボックスは渡さない。」
と言いながらも、さんざん毒に苦しめられて見るからに不調。
戦う前から結果が見えている・・・。

 外では、紗羽と一海が心配そう。
「戦兎くん、大丈夫かな・・・?」
大丈夫なんてのはとても期待できず、一海は何も言えません。
 すると、視界の隅の何かに気がついた一海。
瓦礫の隙間の脚・・・あのオシャレなズボンは、もしや。

 エボルに追いついた戦兎ですが、
「そんな体で、俺に勝てると思ってるのか?」
「うるせえ!パンドラボックスは俺が守る!」
「マックスハザードオン!」
「ラビット!」
「ラビット&ラビット!」
「変身!」
「オーバーフロー!」
「ラビットラビット!」
「ヤベーイ!」
「ハエーイ!」
戦闘開始。よく見るとこの保管場所、あるときはユグドラシル社のクラックがあったりとおなじみの部屋です。
「何で、あんたが万丈の体に・・・!?」
「お前にはまだ話してなかったな。もともと俺と万丈は、2つで1つの生命体だったんだ。俺達が滅ぼした火星に、23年前、この星の無人探査機がやって来た。そこで、俺は遺伝子の一部を潜り込ませた。次に滅ぼす星を探すために。」
 宇宙への好奇心・探究心からエボルトを呼び寄せてしまったというのは皮肉もいいところです。
「地球にたどり着いた俺の遺伝子の一部は、万丈の母親の体内に入り込んだ。だが・・・予想外の事態が起きた。その生命体は、母親ではなく体内にいた万丈に憑依したんだ。」
 妊娠や母胎という表現ではなく、『体内にいた』という表現がいかにも宇宙人めいていて不気味です。
「生まれたと同時に、その生命体は俺の記憶と能力を失った。ただの人間に成り下がったって訳だ。」
「万丈が、あんたの一部・・・?」
驚愕するビルドですが
「お前も薄々分かってたんじゃないのか?」
「・・・そんな訳ねえだろ!」
「だから俺は・・・」
「黙れ!」
「万丈に憑依した生命体を回収するためにこの星にやって来た。有人探査機に乗っていた宇宙飛行士の石動惣一の体を乗っ取ってな。」
無人探査機の到達が発端となり、まず惣一が犠牲となり、一部を取り戻すついでのように滅ぼされようとしている地球。
「Ready go!」
「エボルテックフィニッシュ!」
「チャオ!」
弱った所を普通にやられてしまった戦兎。
「石動に憑依した俺はパンドラボックスを開け損ねてお前の父親、葛城忍に会いに行った。都合がいい事に、葛城忍は万丈を研究していた。だから俺は、奴を脅して協力させることにした。このエボルドライバーも葛城忍に復元させたんだ。お前の父親は、俺に協力した事をひどく後悔してたよ。」
 どうやら、葛城忍はパンドラボックスの光を浴びたとは言え喜んで強力していた訳ではなく、自身の命か研究の秘密あたりで脅迫を受けていたようです。
「それが・・・自殺の原因。」
さらに万丈についても、
「かもな。万丈にさまざまな試練を与えたのは、全てハザードレベルを上げるためにやった事だ。そして、ついに俺と融合できる5.0に達した。これで納得できたか?」
今まで裏から手を回してやっていたことは、ハザードレベルを上げて分身を取り戻すため。
「話は終わりだ。パンドラボックスは頂いていく。」
「お前には渡さない・・・!」
生身になっても足元に縋り付く戦兎を蹴飛ばすと、
「何故、俺がお前の毒を抜いてやったと思う?お前にはまだ別の役目があるからだ。」
意味深な言葉を残し、高速移動で姿を消すエボル。
「フハハ・・・チャオ。」

 外では、無造作に倒れている惣一の肉体を目の当たりにする一海と紗羽。
「マスター・・・?」
どうやら息はあるようですが、意識がありません。

 その後、パンドラタワー内では難波と内海が来ています。
「エボルドライバーを手に入れるために私を騙したのか?」
「確かに、これは俺にしか使えない。だがそれは、俺自身が最強の兵器になるって事だ。あんたへの忠誠は変わらない。パンドラボックスだって持ってきてやったろう?」
変わらない、と言ってもその実『皆無』と言う意味で変わらないんでしょうけどね。
 そんな可能性にも気づかず、まだエボルトやパンドラボックスが自分たちに制御できるものだと思っているのは心底おめでたいと言うか・・・芸能人格付けチェックの外れ部屋でドヤ顔してる大物を見る目でしか見られません。
「あとボトル1本で、禁断のエネルギーが私の物に・・・。世界を制するのは私だ!」
パンドラボックスを愛おしげに撫で回しますが、どう考えてもこの人のものにならない。

 ナシタでは、一海らに運ばれたのかベッドに眠らされている戦兎。
「無茶しやがって・・・。」
「グリス・・・。」
「みーたん。」
本編でもグリス呼びなのが気の毒。
「親父さんの容態は?」
「・・・意識はまだ戻ってない。でも、エボルトは抜けたみたい。」
本人の言うように、エボルトは完全に龍我に移ったようです。そちらは紗羽が側についています。
「みんな、無事でいてほしい・・・。」
一気に増えた心配事に顔が曇る美空。すると、ここで一海の変なスイッチが入る。
「(みーたんと2人きり・・・マジか!?いやいや、みーたんのお父さんも戦兎も意識が戻ってねえんだぞ?浮かれてどうする、俺!)」
「ロボット・イン・グリス!」
「(いや、こんな時だからこそみーたんには支えが必要なんじゃないか?そうだ、そうに決まってる!そしてその相手は俺しかいない!今がグリスからカズミンに昇格する絶好のチャンス!×3)」
「ロボットゼリー!ゼリー!ゼリー・・・(謎エコー)」
「カズミン!お待たせ!」
一海の脳内で展開される謎の桃色ビジョン。
「(ここは、心火を燃やしてそっと抱きしめる!)」
「潰れる!流れる!溢れ出る!出る!出る・・・(謎エコー再び)」
意を決して美空の肩に手を回し・・・ますがギリギリのところで戦兎が目を覚ましてしまいました。
「戦兎!」
「ブル・・・アァ!」
「起きちゃうのね。」
残念ながら空振り。
「パンドラボックスは?開いたのか!?」
「スタン・ハンセン・・・スタン・ハンセン・・・。」
一海のごまかしが苦しい。
「まだみたい。パンドラタワーもまだ変わった様子はない。」
それを聞いて、また止めに行こうとする戦兎ですが
「無茶だって!まだ回復してないんだから!」
「けど、行かなきゃ・・・。」
「行ったところで、エボルトに体を乗っ取られた万丈と戦わなきゃいけないんだよ!?」
しかし戦兎は
「夢を見たんだ。毒にやられてる間、あいつの声が聞こえてきた。」
「最悪だ・・・。お前のせいで、俺は愚かな人間から抜け出せねえみてえだ。ありがとな。あとは頼んだ。ヒーローは・・・俺だ。」
実際に龍我が言っていた事ですが、意識が朦朧としていた戦兎には夢のように感じられたようです。
「それは夢じゃねえ。」
「そっか・・・。だったら、尚更あいつの思いに応えてやらねえと。」
「でも・・・。」
「万丈を助けられるのは俺しかいねえんだよ。」
「戦兎・・・。」
「けど、どうするつもりだ?」
「パンドラボックスが開いていないのは、ボトルが全部集まってないからだ。」
「東都のボトルは全て渡したぞ?」
が、まだ1本だけ戦兎らの手になく、また難波重工の管理下からも離れているボトルがありました。
 持ち主へと連絡をとる戦兎。
「俺だ、話がある。」

 ナシタに呼び出されたのは幻徳。
「お前たちが欲しいのはこのボトルだな?」
このフェニックスボトルが唯一、お互いの手から離れていました。
「別に欲しい訳じゃない。ただパンドラボックスを開けられたくないだけだ。俺達と手を組まないか?」
前々回、正気を取り戻している事が分かったため改めて協力関係を持ちかけます。
「あんたは、もう昔の氷室幻徳じゃないはずだ。」
「だからと言って、俺が犯した罪が消えるわけじゃない。」
今更戦兎たちと強力なんて、という口ぶり。
 すると、
「野郎が集まって、何辛気臭い話してるんだよ?」
突然その場に現れるエボルト。もはや存在が規格外すぎる・・・。
「万丈!?」
「じゃない・・・エボルトだ。」
「正解!お前たちをセレモニーに招待しようと思ってな。おっと、火星の王妃はお断りだ。」
美空に衝撃波を浴びせて眠らせると、
「美空!」
「みーたん!」
心配する戦兎と一海とともに、幻徳をも連れてまた瞬間移動。

 連れて行かれた先は、パンドラタワー中心部。
周りにせり出した壁によって元あった建造物はなぎ倒されているため、中は荒野になっています。
「ここは・・・?」
困惑する3人の前で、パネルにボトルを嵌めていくエボルト。
「どうだ?俺の力は。」
光が立ち上り、またしても形を変えていくタワー。
また一周の壁が完成すると、その層がせり上がりタワーはその高さを上げていきます。
「パンドラタワー・・・!」
「最後のボトル、フェニックスボトルを頂こうか。」
「コブラ!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「Are you ready?」
「変身。」
「コブラ!コブラ!エボルコブラ!」
「フッハッハッハッハッハ!」
実力行使に出たエボルトに対し、戦兎らも変身。
「ラビット&ラビット!」
「ロボットゼリー!」
「クロコダイル!」
「変身!」
「ラビットラビット!」
3対1、ですがやはり軽く圧倒されそうな雰囲気。
 モニターで戦いの行方を見る難波と内海。
「ついにパンドラボックスが難波会長のものに・・・!」
「私は当分、あの箱を開けるつもりはない。禁断のエネルギーを最大限に活用しないとな!」
またしても、自分がそのタイミングをコントロールできるつもりでいます。エネルギーの正体も分からないのに・・・。

 大方の予想通り、まるで苦戦している様子のないエボル。
ビルドとローグが前に出ている間にグリスが後方からキックで奇襲をかけますが、
「スクラップフィニッシュ!」
これも簡単に返されてしまいます。
「ボトルさえ手に入れば・・・!」
変身用のアイテムしか手元にないため、どうしても手数が足りない状況。
 すると、ローグがフェニックスボトルをビルドに託し、前へ。
「俺が囮になる。その隙にボトルを奪え!任せたぞ。」
単身エボルへと突っ込んでいくローグ。
「親父の仇は俺が討つ!」
「クラックアップフィニッシュ!」
流石にこれは有効打となり、ボトルの嵌められたパネルを落とさせることに成功。
 当然、エボルはビルドが拾おうとするのを阻止しますが
「戦兎、今だ!」
「邪魔するな!」
羽交い締めにして時間を稼ぐグリスですが、頭とドライバーをピンポイントで狙われた上に場外ホームラン。
「カズミン!」
すると今度はローグがダッシュして、間にあるパネルを弾いてエボルに突撃。
「早くしろ!」
「今更ヒーロー気取りか。戦争を引き起こしておいて都合がいいな!お前の罪は決して消えない!」
「Ready go!」
「エボルテックフィニッシュ!」
「チャオ!」
組み付いた状況から器用に左手でハンドルを回し、必殺パンチでこれもローグを場外ホームラン。
「幻徳!」
が、パネル一枚の奪還には成功。
 早速、ボトルを抜き取って使用。
「海賊!」
「電車!」
「スーパーベストマッチ!」
「Are you ready?」
「ビルドアップ!」
「ブラックハザード!」
「ヤベーイ!」
ここに来て、ハザードフォームへのチェンジ。
「ハザードフォームで多種多様の攻撃パターンを復活させたのか。今のお前なら長時間使いこなせるからな。でも、残念だな。そのフォームはもう前に見ている!」
エボルもボトルを拾い、エボルドライバーに装填。
「Ready go!」
「機関砲!」
「フィニッシュ!」
ホークガトリンガーを装備。
「各駅電車・・・急行電車・・・快速電車・・・海賊電車!」
「発車!」
「ワンハンドレッド!」
「フルバレット!」
カイゾクハッシャーとの必殺技のぶつかり合い。これは互角。
 場外に飛ばされた2人は、もはや戦兎を信頼する他ありません。
「頼んだぞ、戦兎・・・!」
その戦兎は、通常ベストマッチの中でも力のあるキードラゴンにチェンジ。
「ロック!」
「ドラゴン!」
「スーパーベストマッチ!」
「Are you ready?」
「ビルドアップ!」
「ブラックハザード!」
「ビートクローザー!」
キードラゴン自体、力のアンバランスさがあって扱えていない事があったのですが、今となってはハザード状態でも使いこなせています。
 が、エボルにしてみればせいぜい余興が盛り上がる程度のもの。
「万丈のドラゴンを持ってくるなんて、憎いねえ。だったら、万丈の体内から作り出したこいつで仕留めてやる。」
「ドラゴン!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「Are you ready?」
「エボルドラゴン!」
「フッハッハッハッハッハ!」
「ビートクローザー!」
「どうだ、万丈と融合したこの強さに勝てるか?」
善戦しますが、やがてハザードの限界時間が到来。
「ハザードの限界が・・・!なら、こっちも!」
「マックスハザードオン!」
「タンク&タンク!」
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
「Are you ready?」
「ビルドアップ!」
「タンクタンク!」
「ヤベーイ!」
「ツエーイ!」
フルボトルバスターで距離を保とうとしますが、普通に詰められて・・・。

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Posted by jerid_and_me at 22:27Comments(12) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年05月08日

今週の仮面ライダービルド「第34話 離れ離れのベストマッチ」

 エボルトの正体とその目的が発覚したことで急激に話が展開していきます。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、西都に連れ去られた首相を助けるために奔走するが、仮面ライダーエボルに変身した石動によって首相の命が奪われてしまう。」
「おい!首相やられちまったってどういう事だよ!?」
と困惑する龍我ですが、戦兎も知らなかったようです。
「知らないよ。俺だって今あらすじ紹介の原稿渡されてビックリしたんだから。」
「おい、仮面ライダーエボルって何だよ?」
一海もだいたいそんな感じ。
「だから知らないって行ってるでしょうが!早く現場向かうぞ。さあ、どうなる第34話?」
毎度のことながら、非常にメタい紹介です。
そして相関図はダブルのように手が込んでいるのに、ワイプは毎度の雑ループで笑ってしまう。

 あらすじ紹介の通り、惣一と幻徳を追って表に出た戦兎らは泰山の亡骸を抱える幻徳と、未知の仮面ライダーの姿を目の当たりに。
「首相・・・。」
その光景に状況を理解した戦兎。
「ん?もう少し早かったら死に際に挨拶できたかもな。」
エボルは毎度ながら煽る煽る・・・。
「お前は・・・?」
「仮面ライダーエボル。俺にしか使えないこのボトルとドライバーで、パンドラボックスの真の力を手に入れる。」
「あんたが首相をやったのか?」
「勘違いするな。そこの道楽息子を仕留めようとしたら、親父がでしゃばった真似をしたんだよ。」
もはやまともに問答するのも馬鹿らしく、変身の体勢に入る3人。
「・・・俺達が相手だ。」
「マックスハザードオン!」
「ラビット!」
「クローズマグマ!」
「ロボットゼリー!」
「Are you ready?」
「変身!」
「オーバーフロー!」
「クローズマグマ!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ヤベーイ!」
「ハエーイ!」
いきなり最大戦力をぶつけ、それなりに効いている様子ながら
「まだライダーシステムには慣れないなあ。」
と、明らかに今だけ。
「あ?スタークとかエボルトとかエボルとか・・・ややこしいんだよ!」
「スペシャルチューン!」
ビートクローザーを手に突っ込むクローズマグマ。スタークの時はこれで圧倒できていたのでしょうが、エボルには簡単に止められてしまいました。
「何!?」
「これでも今の俺の力は2パーセントに過ぎない。」
ローグを簡単に圧倒して、3ライダー相手でも特に苦しい様子を見せない現状で2%って・・・圧倒的にも程があります。
「俺はまだまだ強くなる。そのためにも、まずはお前に退場してもらう!」
エボルはビルドに狙いをつけ、高速移動で翻弄すると胸に手刀を突き刺し、何やら禍々しいオーラを発しています。
 すると変身が解け、急に苦しんで倒れる戦兎。
この間、ビルドは多数のボトルを脱落させてしまいました。
「戦兎!」
「お前達もこれで終わりだ。」
グリスとクローズマグマの胴体に火星のエネルギーを炸裂させると、こちらの2人も同時に変身解除。
「半端ねえ・・・!」
「戦兎くん!」
「戦兎!」
紗羽と美空が戦兎に駆け寄って見ると、明らかにヤバい色に血管が浮かび上がっています。
「戦兎に何をした!?」
「地球上には存在しない毒を体内に仕込んだ。もって、あと3日ってとこだろう。」
スターク時代からの得意技であった毒。しかも今回は以前よりヤバそうです。
「ベルナージュ、お願い・・・!」
必至に祈る美空ですが、バングルは反応しません。
「火星の王妃は、もう傷を癒やす力もないようだな。」
その間に、エボルは淡々とボトルを回収し、パネルへと嵌めていきます。
「その毒を消せるのは俺しかいない。チャオ!」
煽るだけ煽って姿を消すエボル。
「おい!」
「戦兎・・・戦兎!」
要となる戦兎の命は秒読み状態で、かなり最悪の状況。

 泰山の遺品であろう布切れを手に、もはや機能を失いかけている街頭ディスプレイのニュースを聞く幻徳。
「氷室泰山首相が亡くなって、2日が経ちました。東都政府の黛臨時首相代理は、平和のための話し合いを西都と根気強く続ける方針を打ち出しましたが、東都市民は不安の色を隠せません。」
 時々刻々と最悪を更新していく情勢の中で、頼りない平和主義が方針と言われてもそれは市民の安心は得られないでしょう・・・。
これを聞いて、幻徳は・・・?

 一方、既に勝った気でいる西都サイド。
「スターク・・・いやエボルトも、とんでもない事をしてくれたもんだ。」
「しかしこれで、一気に東都を落とせます!」
「パンドラボックスという世界を掌握できる力が手に入れば、我々難波重工はますます脚光を浴びる。」
この期に及んで、まだエボルトやパンドラボックスが自分たちに利用できるものだと考えています。
視聴者目線だとおめでたいにも程がある・・・。

 病院に搬送された戦兎ですが、
「毒の成分が分からないから、治療はできないって・・・。」
「エボルトの話が本当なら、あと1日も持たねえぞ。」
それも質の悪いことに、ひたすら苦しみながら死ぬタイプの毒のようです。
 見ている事しかできない4人の間にある重たい沈黙を、戦兎のスマホの着信音が破りました。
「マスターからだ・・・何だ?」
「万丈か。戦兎の様子はどうだ?」
開幕から煽りがすごい。
「とぼけんじゃねえ。あんたが一番よく知ってる筈だろうが!」
「そうカリカリすんなよ。連絡したのは他でもない、戦兎の命を救ってやろうと思って。」
自分で毒を入れておいて、戦兎の命を交渉の種に使おうという毎度ながら外道すぎる提案。
「今、ナシタにいるんだよ。懐かしいなあ。会って話をしよう。美空と2人で来い。」
しかも何の思惑があってか、龍我の他に美空もついて来るように要求。

 そして言われたとおりナシタに向かうと、そこには既に地下室に移ってそこら中をひっくり返している惣一の姿が。
「何してんだよ!」
「パンドラボックスを隠しているんじゃないかと思って。」
「ふざけんな・・・!さっさと戦兎を治せ!」
激昂して掴みかかる龍我に、
「おいおい、離せよ!もう服伸びちゃうって!ったく〜!」
またしても腹の立つリアクション。
「取引に応じれば、救ってやるよ。」
そして提示される条件と言うのが、
「パンドラボックスと、東都にある全てのボトルをよこせ。」
応じればエボルトの完全勝利になってしまうもの。
「・・・やるわけねえだろ。」
「なら、戦兎が死んでもいいのか?お前たちに選択肢はないんだよ。」
結局、命と引き換えにするのが手っ取り早いということがよく分かっている侵略者です。
 惣一の姿でこのような悪逆非道の行いを繰り返すことに、怒りを隠せない美空。
「許せない・・・!お父さんの体を乗っ取ってこんな事するなんて。」
「俺の正体も見破れなかったくせに、よく言うよ。」
さらに煽られて、感情のままに惣一に掴みかかると、
「お父さんを返して!!」
この時、ベルナージュが表に。
「出たな、ベルナージュ!」
強力なエネルギーを放射し、最接近したこの機にエボルトを始末してしまおうとしている風に見えましたが、惣一の放つ赤いオーラに押されて次第にバングルの輝きが失われていきます。
「力が・・・消えていく。」
「やはりそうか。お前の魂は風前の灯って訳だ!」
逆に美空を吹っ飛ばし、気絶させてしまう惣一。
「美空!」
「さあ、取引するのか、しないのか。はっきりしろ。」
もはやベルナージュでも太刀打ちができず、エボルトの言う通りに選択肢がありません。

 結局、隠し場所に惣一を案内する龍我。
「ここがパンドラボックスの新しい保管場所か。」
「もうすぐ残りのボトルが到着する。」
すると、ここで明かされる新事実。
「お前も物好きだよなあ!自分を殺そうとした人間を助けようとするなんて。」
「何の話だ・・・?」
「お前の冤罪事件だよ。あれの真相知らねえだろ?もちろん、戦兎が葛城巧だって言うのは真実だし、佐藤太郎を俺がやって、俺が2人を入れ替えたっていう事件のあらましも一緒だ。けど、根本の動機が違う。」
「動機?」
「俺が葛城巧の記憶を消したのは、ファウストをやめようとしたからじゃない。俺達2人の正体に気付いたからだ。」
なるほど惣一=エボルトという事実に気付いていた・・・ということのようですが『俺達』が引っかかります。
「俺達って何だよ・・・?」
「前に言ったはずだ。」
「お前の力は俺と同じ。世界を滅ぼすためにある。」
龍我が、自身は人間ではない事に絶望した時に当時のスタークが言った言葉。この意味する所とは、
「俺とお前は一心同体。同じ生命体なんだよ。もともと、お前は俺の一部だった。つまり、俺とお前の遺伝子が合わさった状態、それが・・・本当のエボルトって訳だ。」
 どうやら無人探査機に付着していた地球外生命体は、何らかの原因で分離したエボルトの一部。
記憶がないというだけで、その質はエボルトそのものであるという。
「なんなんだよ、それ・・・・そんなの信じられるかよ。」
激しく動揺する龍我に、
「ま、無理もない。お前はその記憶をなくしちまったんだから。けど、本当の話だ。」
嬉々として嫌な真実を突きつける惣一。
「だから葛城巧は俺達を殺そうと、部屋に呼び寄せたんだ。」

 明かされる真相は、マンションの自室にスタークを呼び出した葛城が
「あんたと万丈龍我は地球外生命体エボルトなんだろう?地球を滅ぼすためにやってきた・・・。」
「父親の資料を読んだのか。」
「あんたにはすっかり騙されたよ。だからこっちも手を打った。俺は、あんたたちを倒す!」
ビルドドライバーを装着し、その場でスタークを始末しようという算段。
「ふ〜ん・・・。」
「ゴリラ!」
「ダイヤモンド!」
「変身!」
しかし、変身するかと思ったらゴリラボトルから成分が抜け、変身はできず。
「残念だったな、それは試作品だ。」
「すり替えたのか・・・!」
どうやら葛城の翻意は読まれていたようで、結局詰み。
「人間ごときに、俺がやられる訳ないだろう。お前が隠したエボルドライバーはどこだ?」
「誰が教えるか!お前の計画に加担するつもりはない。」
「しょうがない・・・。」
ここで葛城を腹パンで眠らせると、後の顛末は知っての通り。
 ドアチャイムが鳴り、何も知らない佐藤太郎が現れます。
「来た来た。」
「ちーっす!佐藤太郎でーす!新薬のバイトで・・・」
ここいる?というシーン。無駄に回想されていて笑ってしまいます。

 現在に戻ると、
「葛城巧が、俺を・・・?」
身に覚えのない殺意に困惑していると、救急車が到着。
中には動けない戦兎とともに、必死の呼びかけを続ける紗羽。そしてボトルを持った一海が降りてきます。
「本当にあいつを信用する気か?」
「・・・他に方法はねえ。」
一海も返す言葉がなく、龍我にボトルの収まったケースを託します。
「ボトルを渡す前に戦兎を治せ。」
これを聞いて、クククと笑う惣一。
「戦兎の毒を抜きたければ、俺を倒すしかない。俺が消滅すれば戦兎の体内の毒も消えるって訳だ。」
最初から取引をするつもりなどなかったようです。ただ、安全策をとって隠されているであろうボトルを探すのが面倒だから戦兎を苦しめたに過ぎないという。
「いいだろう、ボトルを戦兎をかけて勝負してやる。」
この上から目線・・・。
「上等だ。」
龍我と一海はそれぞれ変身。
「ボトルバーン!」
「「変身!!」」
「ロボットゼリー!」
「クローズマグマ!」
「Are you ready?」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ブルアァ!」
「クローズマグマ!」
「アーチャチャチャチャチャチャチャアチャー!」
惣一も余裕をもって変身。
「お前たちが束になった所で、俺には勝てない。」
「コブラ!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「Are you ready?」
「変身。」
「エボルコブラ!」
「フッハッハッハッハッハ!」
グリスとクローズマグマは、戦力差を埋めるためコンビネーションを徹底。
「奴の強さは本物だ。2人で行くぞ。」
「分かった!」
さらに、いきなり必殺技で勝負をかけます。
「スクラップフィニッシュ!」
「Ready go!」
「ボルケニックアタック!」
「アチャー!」
これは流石に有効打となりました。が、
「おお、中々やるねえ。だったら、一人ずつ潰すまで!」
エボルは相対的に劣るグリスを集中攻撃。
「ライフルモード!」
「エレキスチーム!」
「コブラ!」
「スチームショット!」
「コブラ!」
間にいたクローズマグマを避ける曲射で、グリスを変身解除に追い込んでしまいました。
「カズミン!」
「この野郎!」
こうしている間にも、戦兎の状況はさらに深刻に。
「戦兎くん・・・!」
戦闘の最中、エボルは龍我のハザードレベルを確認。
「ハザードレベル4.7か。お前の力はこんなもんじゃない!そうだろう?相棒!」
「うるせえ!俺の相棒は桐生戦兎ただ、1人だ!」
「何ムキになってんだよ?愚かな人間共に肩入れしてどうする!」
「何だと・・・?」
「醜い欲望をさらけ出した結果が、この戦争を生んだんだ。人間ってのはつくづく醜い生き物だと思わないか?」
パンドラボックスの惨劇で多くの人を狂わせた張本人で、しかも裏であれこれ戦争に誘導しておいてよく言う・・・。
「戦兎くん!しっかりして!」
「知ったような口きいてんじゃねえ!俺が知ってる奴らは、みんな誰かを守るために戦ってきたんだ!誰かの幸せを祈って、立ち上がってきたんだ!」
美空も、紗羽も、泰山も、三羽ガラスも、そして戦兎も。
 このように、毎度ながら煽られて怒ると上がっていくハザードレベル。
「ハザードレベル4.8!まるで自分が人間かのような口ぶりだな。だがお前は違う!何千何万の命を奪ってきた俺の一部だ!」
何千何万と言うと少なく聞こえますが、生命体の種だったり星の数だったりしそうで怖い。
「ふざけんな!」
「いい加減、目を覚ませ!」
「Ready go!」
「エボルテックフィニッシュ!」
「チャオ!」
ついに倒され、変身解除に追い込まれる龍我。
「勝負あったな。」
「まだだ・・・!お前を倒して、戦兎を助ける!」
ボトルを手に、再び変身しようとしますが
「やめとけ・・・強制解除からの再変身は危険だ!」
「だってよ。どうする?戦兎の命を諦めるか、それとも自分の命を戦兎に捧げるか。」
しかし、ここまで来ると答えは決まったようなもの。
「他人のために死ねるかよ。・・・あいつと出会う前の俺ならそう言ってただろうな。」
が、戦兎のことを思い返せば、1話で助けられた時も、
「俺はお前を信じた。ただそれだけの事だ。」
スクラッシュドライバーの副作用に踊らされていた時も、
「俺がお前を助ける。この身を賭けても!」
自分の立場や危険を顧みませんでした。
「最悪だ・・・。お前のせいで、俺は愚かな人間から抜け出せねえみたいだ。ありがとな・・・。」
最悪だ、と戦兎のマネをして嘯きながら、感謝を述べつつ立ち上がり
「後は頼んだ・・・。」
「止せ!」
「ヒーローは・・・俺だ。」
一海の制止も無視し、再変身を敢行。
「ボトルバーン!」
「クローズマグマ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「極熱筋肉!クローズマグマ!」
「アーチャチャチャチャチャチャチャアチャー!」
再変身の負荷に苦しめられながらも、エボルに突撃。

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Posted by jerid_and_me at 22:27Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月30日

今週の仮面ライダービルド「第33話 最終兵器エボル」

 様々な思惑が絡み合い、ターニングポイントとなった33話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、西都の侵略を防ぐためにパンドラボックスを取り返すが、戦争はますます激化する。そんな中、東都政府首相の氷室泰山が西都に連れ去られる・・・。」
「お、俺が人間じゃないかもって話題に触れねえのかよ!?」
「あのなあ、一国の首相が誘拐されてんだぞ?そんあ古いネタにかまってる暇ないんだよ。」
「古いネタって、先週のビッグニュースじゃねえのかよ?」
東都タイムスに踊る『万丈龍我は人ではなかった!?」の見出し(イメージ図)。
「首相は助かるのか?どうなる第33話!」
「俺、本当に泣いちゃうからね?」
ペイントでやっつけたかのような駄コラ。

 実際、世間は泰山の拉致事件の話題でもちきり。
「東都政府の氷室泰山首相が連れ去られた事件で、黛首相代理は西都政府に遺憾の意を示し、抗議の声明を発表しました。」
というニュースが流れています。
「声明だけかよ・・・。国のトップが捕まったってのに。」
ただでさえ戦争で混乱していた所に、そもそも意思決定のトップが拉致されればまともに動けまいと言うもの。
「けど、首相を誘拐してどうするつもりだろう?」
ここで美空が、万丈がパンドラボックスを手にしているのに気付いて
「ちょ、ちょっと万丈!何してるのよ?触っちゃダメ!」
と回収。流石にアジト内で何か起これば危険すぎる。
「あ〜・・・あれ?そういやカズミンは?」
「休んでる。この前のバトルで相当無理したみたい。」
あのあとヘルブロスの相手をしていましたが、どうやら辛くも退けたという所でしょうか。
結局、グリスが無理すれば倒せる程度なのが難波の最強兵器か・・・。
 その時、戦兎のスマホに惣一からの着信が。
「・・・何だ?」
周りに気取られぬよう、小声で応対する戦兎。
「東都政府は今大変みたいだなあ。」
「アンタのせいだろ・・・!」
まるで他人事みたいな言いように、いきなり怒気を隠せません。
「フッ・・・だから取引しようと思って。氷室泰山と引き換えに、エボルドライバーを用意しろ。」
「エボルドライバー?」
「ビルドドライバーの原型で、お前の父親が携わった、この世に1つしかない貴重な代物だ。」
「俺の父親が・・・?」
「けど、記憶を失う前のお前がそれを見つけて、どこかに隠しちまった。24時間以内にそれを探して、A9埠頭まで持ってこい。1分でも遅れたら、首相の命はない。」
 交渉の材料は自分らが非合法に奪ったもの、という盗人思想も甚だしいことですが、人命それも国の要とあればそうも言っていられず・・・。

 例によって、葛城の研究データに『エボルドライバー』とキーワードを入力するも、
「Nobody knows」
とメッセージが。心が踊りそうで踊らない。
「ダメか〜・・・。」
「葛城巧の研究データになかったらもうお手上げじゃねえのか?」
しかし戦兎は、
「おかしいな・・・。」
「ん、何が?」
「いつも研究できないとエラー表示になるのに、これだけ『Nobody knows』・・・誰も知らない。」
エラー表示が通常と異なるという、昔のRPGのヒントみたいな違い。
 これに、もしやと思った戦兎は紗羽が入手してきた葛城忍のデータが入ったUSBメモリを端末を接続。
「それって、私が取ってきた万丈の研究データだよね?」
「ああ。万丈の研究をしたのも、エボルドライバーを作ったのも、葛城忍・・・俺の父親だ。って事は、もしかしたら・・・。」
再びパスワード窓を表示させ、今度は『Nobody knows』を入力すると・・・画面に説明と概略図が表示されました。
「ビンゴ!エボルドライバーの設計図だ。」
見事、探していたものに行き当たりました。

 その頃、廃工場の隠れ家に幽閉された泰山。
「こんな事をして・・・どうなるか分かっているのか?」
鉄格子の向こうには幻徳と内海。
「当然だ。」
「間もなく、西都が国を統一する。俺の目的も果たされる。」
「・・・国をつくるのは、権力者でも政治家でもない。今もこの戦争で苦しんでいる市井の人々だ。そのひとりひとりの顔が見えていないお前たちに、国をまとめる資格などない!」
 至極まっとうな正論であり、
「黙れ!」
内海はまともな反論ができません。さらに、
「おい。・・・桐生戦兎との取引を終えたら、その場で氷室泰山を殺す。あの男は我々にとって邪魔な存在だ。お前だって自分を東都から追放した張本人が消えてせいせいするだろう?」
 難波やスタークからの指示ではないでしょうが、邪魔というだけで消そうとする内海。
これに対し、幻徳は・・・?

 戦兎が研究データを読み解いてみると、
「エボルドライバーは・・・エボルトが究極の姿になるために作られたものらしい。」
「エボルトって・・・。」
この言葉は、ベルナージュ関係でしばしば出てきたもの。
「パンドラボックスが火星を滅ぼした。エボルトの手によって。」
「地球外生命体エボルト、その正体・・・その正体は石動惣一!?」
やはり、という内容ですが、ここで明かされるとは。
「お父さんが、エボルト・・・?」
さらに、研究データの中の惣一の名前はハイパーリンクになっており、
「ねえ、リンクがあるよ?」
クリックしてみると、惣一に関するメモ書きに飛びました。
「メモ?」
「10年前、宇宙飛行士だった石動惣一は火星でパンドラボックスを見つけた。そこで・・・エボルトに体を乗っ取られた?」
惣一がパンドラボックスに触れた際、そこからエボルトが出現して惣一に乗り移ったようです。
そのとき、パンドラボックスのすぐ近くにエボルドライバーも落ちていたと。
 いきなり話の核心が明らかとなり、困惑する一同。
とりわけ、父親が宇宙人に乗っ取られたと言われた美空は動揺します。
「乗っ取られたって・・・。」
「今の石動惣一は、エボルトに体を支配されているに過ぎないって事だ。元の人格はまだ残ってるかも知れない。」
とフォローしますが、今の美空に届いているのかどうか。

 その惣一、もといエボルトは、謎のボトルを手で弄びながら
「もうすぐ、お前の体ともおさらばだ。長かったなあ・・・おかげで、俺の考えもずいぶん変わったよ。」
不穏な気配を匂わせ、そこへ一瞬戻った惣一は
「一体、何を企んでる・・・?」
「フフ・・・。それは、力を手に入れてからのお楽しみだ。」
エボルトにとって、状況はもはや王手まで来ているのでしょうか。

 ナシタ地下では、
「石動惣一に憑依したエボルトは、パンドラボックスの力を使って火星と同じように地球を滅ぼそうとした。しかしパンドラボックスが思うように開かず、歪な光を放出させたことでスカイウォールができた・・・。」
 こんな事までデータに記録されています。
どうやら、条件さえ揃っていれば1話を前に地球は滅んでいたようで。
「エボルトは病院に連れて行かれたが、すぐに脱走。その後、ある人物と接触した。それがパンドラボックスの責任者であり、俺の父でもある葛城忍だ。」
 この時、協力関係となったのでしょうか。
「エボルドライバーは、もともとエボルトが持っていたものだ。けど火星で破損して、父さんはその復元を任された。」
「エボルドライバーって、どんな力があるの?」
「パンドラボックスのエネルギーを最大限に使えるらしい。宇宙を支配できる究極のベルトって書いてある。」
この時点でかなり物騒なことが描かれています。
「それを知って、葛城巧はエボルドライバーを隠した・・・。」
「うん・・・。ああ〜、もうどこに隠したんだよ俺は?」
探そうにもヒントらしいヒントもなく、お手上げ状態ですが
「何やってんだよ?探すなら探すで時間ねえんだから。」
早速探しに出ようとする龍我。
「どこ行くの?」
「・・・近所だよ。」
「近所。」
「でも、動かねえとさ・・・。」
全く当てなどありませんでした。ロードワークのついでぐらいに思ってそう・・・。
 戦兎はこの時、エボルドライバーの図面を見て何かに気付いたようです。
「ちょっ、ちょっと待って!この構造どっかで・・・。」
戦兎の視線の先にあるのは、序盤さんざんお世話になった浄化装置。

 泰山の牢の前を訪れた幻徳。
そのまま泰山にスチームガンを向けたかと思えば、向きを変え錠前を破壊。
「出ろ。逃げるぞ。」
「どういうつもりだ・・・?」
どういう心変わりか、泰山を逃しに来ました。
「あんたのやり方じゃ国はひとつにできない。だから俺はファウストを創って、この国をひとつにしようとした。国境などない、誰もが笑って暮らせる国にするために。」
「幻徳・・・。」
急に良いことを言うようになった幻徳。いや秘密組織を創って暗躍って良くないんですけども。
「だが、欲望が俺を歪めた。もう後戻りはできない。だからあんたには・・・。」
みなまで言うな、という泰山。

 泰山を連れ出した幻徳ですが、どうやらこれも読まれていたようです。
「まさかとは思ったが、ここまで愚かとはな。」
まさかと言う割に、クローンスマッシュまで連れて準備万端な内海。
「愚かなのは間違いなのを分かっていながら、難波の洗脳から抜け出せないお前の方だ!」
難波重工のやり方はもとより、そもそもスタークが難波に利する存在と本気で思っているようなら相当な節穴です。が、
「黙れ・・・!」
「幻徳!」
消滅スイッチを操作して幻徳を黙らせると、ゴミのように踏みつけ
「殺してもいいんだぞ。」
余裕ぶっていると泰山から予想外のタックルを受け、またしても消滅スイッチを落としてしまいました。
 幻徳は同じ過ちは踏むまいとスイッチを遠ざけると、立ち上がってローグへと変身。
「デンジャー!」
「変身。」
「クロコダイル!」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
「行け!」
クローンスマッシュをけしかけ、ローグを始末しようとしますが
「クラックアップフィニッシュ!」
思った以上に簡単に返り討ちにされてしまい、このまま幻徳を連れ去ってしまうか・・・と思われたその時、再び電撃が走り変身が解けるローグ。
「惜しかったな。」
「もう1つあったのか・・・!」
スイッチを操作したのはスターク。こちらも自分用に持っていたようです。
「ようやく分かったよ。お前がこの国をひとつにしたかった理由が。あんたの息子はパンドラボックスの光で好戦的な気質になった。けど人体実験で、ネビュラガスを注入して、仮面ライダーになれた者は光の影響を受けなくなる。つまり今の幻徳は、以前のような野心に溢れた性格じゃなくなったって訳だ。」
 ここで明らかになった新事実によると、ローグになってやさぐれたかに思われた幻徳は、むしろローグになる際に正気に戻っていたようです。
「じゃあ、どうしてまだこの国をひとつにしたかったのか・・・。親父を首相にするためだ。自分が汚れ役に回って、親父にこの国を託そうとした。だから悪者に徹した。残念だったな、お前の運命は俺が握っている。」
 ズバリ言い当てた上で、幻徳を蹴飛ばすスターク。
「連れてこい。」
結局泰山は連れ出され、絶体絶命。
為す術もない幻徳ですが、その手には内海から奪った消滅スイッチが。

 戦兎は、浄化装置の内部をバラして部品を次々と取り外していきます。
「変換装置はお前が作ったんじゃねえのかよ?」
「ああ。けど、大本の動力部分は初めからここにあったものだ。その原理がエボルドライバーと同じ構造だった・・・。」
さらに壁を一枚取り払うと、奥に見えたのはまさしくエボルドライバー。
「あった!」
「あったのかよ!?」×3
「エボルドライバーがそのまま組み込まれてたのかよ?」
「まさかこんな所に・・・?」
真っ二つに切断されていますが、どうやら浄化装置としては動くぐらい、その機能は行きているようです。
「・・・組み立てられそうだな。」
時計を見ると、まだ半分を過ぎたところ。急ぎ作業にかかります。
 しかし、
「ねえねえねえねえ・・・それを組み立ててエボルトに渡したら、危険なんじゃないの?」
「でも、首相を助けるには持ってくしかないよ。」
結局、人命を見捨てることができないのが戦兎たち。
 そこへ、また戦兎のスマホに着信が。
「・・・何の用だ?」
惣一からの督促か、それとも・・・。

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Posted by jerid_and_me at 21:59Comments(9) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月23日

今週の仮面ライダービルド「第32話 プログラムされた悲劇」

 パンドラボックスを奪還して状況にブレーキが・・・と思うじゃん?という流れ。
あらすじ紹介は万丈の真相を一足先に知った美空と紗羽。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、西都の暴走を止めるために西都からパンドラボックスを取り返す。一方、紗羽は万丈が地球外生命体の遺伝子を持っている事実を突き止める。」
「美空ちゃん〜・・・万丈のこと、みんなに何て話そうか?」
「そこは軽いノリで、『よっ、宇宙人!』みたいな。」
「絶対ダメでしょ!」
「じゃあ真面目に、『万丈、あんた人でなしなの』。」
「いや、人でなしだと意味変わってきちゃうから・・・。ああ!あらすじ紹介が終わっちゃう!どうなる第32話?」

 泰山へとパンドラボックスを返す戦兎。
「パンドラボックスは、一部の力を使うだけで地殻変動を引き起こして、巨大な塔を築き上げるほどのエネルギーを持っています。これを交渉の材料にして、戦争を終わらせてください。」
 交渉については泰山に一任する形に。
「分かった。だが、今回の君の行動は政府として容認はできない。」
「分かってます。全部、俺が勝手にやったことですから。」
対外的には、ビルドが独走出奔して、クローズとグリスがパンドラボックスもろとも連れ戻したという体にする必要があるんでしょうね。
「・・・損な役回りをさせて、すまない。」
「いえ。」
どこまでもラブ&ピースを優先して自分の名誉を考えない戦兎が尊くもあり不安でもあり。

 外で待っていた一海の携帯に着信が。
「おっ・・・みーたん?」
かと思ったら非通知設定。露骨に嫌な予感がします。
「じゃねえよな。誰だ?」
「難波重工の内海だ。君と取引がしたい。」
そういう内海が向かったのは北都の猿渡ファーム。またしても嫌な予感。

 ナシタでは、重い気持ちで戦兎らの帰りを待つ紗羽と美空。
やがて日も落ちかけた頃、戦兎と龍我が帰ってきました。
「ただいま。」
「おかえり・・・。」
「カズミンは?」
「パンドラボックスを警護するって政府官邸に残った。それより腹減ったな〜!カップ麺まだあったっけ?」
厨房に入る龍我をよそに、戦兎にこっそりと情報を見せる紗羽。
「ってか、明かりも付けずに・・・どうかした?」
「実は・・・万丈のこと調べてきたの。」
当人は、そんな驚きの真実が隠されているとも知らずカップ麺を前にウキウキ。
「プロテイン、ラーメン!ベストマッチ!」
「どうなってんだ、これ・・・。」
このテンションの差。
「戦兎、お前もカップ麺食う?」
「うん・・・。万丈、お前人間じゃねえって。」
「ああ・・・?熱っつ!」
何この投げやりな暴露。いきなり笑わされました。

 パンドラボックスの警護を任された一海ですが、先程の内海の要件は
「北都の仲間を助けたければ、パンドラボックスとボトルを我々のもとへ持ってこい。」
という、またしても農園の仲間を人質に取っての脅迫。
「そいつらをどうするつもりだ?」
「取引に応じなければ・・・仲間の命はない。」
戦争終結に協力するとは言いましたが、仲間の命がかかっているとなれば・・・。

 ナシタでは困惑し荒れる龍我。
「どどど・・・どういう事だよ!?俺が人間じゃねえって!」
「ちょっと、落ち着きなって!」
ここまで動揺するのは、自分でも僅かながら自覚があったのでしょうか。
「落ち着いてられるかよ!こんなもん信じんのか!?」
「思い当たる節はある。」
「あん?」
「パンドラボックスだ。俺達が触れても何も起きなかったのに、お前が触れた途端・・・。あれはスタークと同じ力だ。だとすると、お前・・・。」
「ちょっ、ちょっと待て!・・・マスターも火星で力を手に入れたんだろ?だったら、俺も人体実験の時に特殊な力を身に着けたんだよ。」
自分をごまかそうとする龍我ですが
「それは無い。妊娠2ヶ月で生まれたことがそれを物語ってる。」
とバッサリ。
「生まれた後、人間の平均値に戻ったのは出産と同時に地球外生命体の力がリセットされたからだ。けど、ハザードレベルの急激な上がり方を見ても、お前が地球人じゃない可能性・・・」
 言い切らない内に紗羽のパソコンを閉じ、
「何言ってるのかさっぱり分かんねえよ・・・。」
とポイ捨てしようとした所をギリギリキャッチ。
「はぁ・・・。」
しかし、龍我はそのまま出て行ってしまいました。カップ麺放置。
「俺の父親があいつの研究をしてたなんてな・・・。」
正確には葛城の父親ですが。
「こんな所で繋がるなんて・・・。これって、ただの偶然かな?」
「その研究データはどこで?」
「東都先端物質学研究所。けど、不思議なんだよね。これって、国家機密の案件でしょ?なのにセキュリティが穴だらけで・・・。」
東都先端物質学研究所と言えば、今では破棄されたも同然ですがファウストの隠れ家と言ってもよかった場所。そこでこんな事をするのはそう何人もいません。
「スターク・・・?」
これも惣一の手で踊らされていたのかと、驚きを隠せない一同。

 小川に石を投げ込みながら黄昏る龍我。
ふと水面に映った自分の姿を見て、ますます自分が人間でないことが信じられません。
「ウソだろ・・・?」
石を落とすと、かき消える姿。

 他方、一海はひとり迷いましたが
「すまねえ、みんな・・・そっちには行けねえ。ここで屈する訳には行かねえんだよ・・・。」
大勢を見て、仲間は見殺しにせざるを得ないと諦めているようです。
 そして現地でも、
「グリスはまだか?」
仲間の1人が
「カシラは来ねえよ!俺達を助けるなら、もっと早くに来たはずだ。でも、そうしなかったのは・・・もっと大勢の人間を人間を助けるためにその命を張ることにしたからだ!」
と、一海のことを理解しています。すると他の仲間も続いて、
「それこそ、俺達が惚れたカシラだ!」
「これでここに来たら、逆に追い返してやるよ!」
一海の思いを汲んで、観念した様子。
 内海はこれを嘲笑い、
「いいだろう。望み通り始末してやれ。」
幻徳に指示し、始末させます。
「デンジャー!」
「クロコダイル!」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
そのまま縛られた従業員らに向かい、まとめて切り捨てた・・・かと思われましたが、切れたのはロープだけ。
「何の真似だ?」
「作戦は失敗した。こいつらを始末しても意味がない。」
無意味な殺しはしないというローグに、内海は
「私に歯向かうつもりか?体に消滅チップが埋め込まれている事を忘れたか?」
ビビりながらもリモコンを見せつけ脅迫するも、そのリモコンを弾かれるという無様。
 その間に従業員らは逃走し、追撃しようとするハードガーディアンの間に割って入るとこれを圧倒。
「クラックアップフィニッシュ!」
必殺キックで2体まとめて撃破。
 そして内海に向き直ると、実は消滅リモコンが意外と近くにあって拾われてしまいました。
スイッチを入れると苦しみながら変身が解除。ゲージが半分程度だったので、変身が解ける程度に加減されているのでしょうか。
 その後、女子みたいな走りでキック。
今回、内海の小物感がなかなか・・・。

 翌朝のナシタ。
結局、龍我は戻ってこなかったようで自分と美空の分の朝食を用意する戦兎。
「食うか。・・・何してんの!?」
すると、いつもの癖で龍我の分のカップ麺にお湯を注いでしまっていた美空。
「あっ・・・。調子狂うよね、万丈がいないと。」
事が事だけに、龍我が心配という所もあるのですが
「信じられないよ・・・。私だけが特殊だと思ってたら、今度は万丈が人間じゃないとか。私達、どうなっちゃうのかな・・・。」
龍我までもただの人間ではなかったことと、激化していく状況の中で先が見えないことに困惑しているようです。
 すると戦兎は、
「どうもしねえよ。あいつはただの筋肉バカだ。あいつは俺達にさんざん迷惑をかけてきたんだ。何があっても、これまでの関係を帳消しになんてさせねえよ。」
 当人がどうしたって、いまさら放ってはおかないという。
「だよね・・・。いただきます!」
気を取り直して朝食というところでやってきた紗羽。
「おはよう〜。あ!グッドタイミング!お腹空いてたんだ〜。」
たかる気満々。
「カップラーメンなら出来たてあるよ?」
「あ!ラッキー!」
約得にありつく紗羽。
 さて本題。
「で?」
「ああ・・・うん。戦兎くんに言われた通り、万丈を育てた親戚にマスターの写真を見せたの。そしたら・・・会ったことがあるって。マスターに会ってから、万丈の記憶が曖昧になったみたい。」
「じゃあ、万丈はお父さんの記憶を・・・?」
「消されたのかもしれない・・・戦兎くんみたいに。」
掌の上で踊らされていたどころか、10年前の件はがっつり惣一の記憶操作が入っていたようです。

 パンドラボックスを得たことで、御堂(難波)と交渉に臨みますが、
「残念だが、東都政府の要求は受け入れられない。」
「我々にはパンドラボックスがある。これがどれだけの破壊力を持っているか、分かっているはずだ。」
その力を背景に交渉を進めようとしていたものの、
「脅しのつもりか?ハハハ・・・!君は大きな勘違いをしている。抑止力と言うのは、その力を使うと思わせる人間が持つからこそ意味がある。君のように、絶対に使わないであろう良心的な人間が持っていても脅しにはならない。」
 普段の行いがハト派すぎて、完全に見くびられており作戦は失敗に終わりました。
「我々は力づくでパンドラボックスを奪い返す。そのための準備も整った。バァン!」
余裕のおふざけを見せて会談打ち切り。
「首相・・・。」
これには他の役人も動揺しています。

 西都では、
「ハハハ・・・。パンドラボックスを取り返せ。」
スタークに指示しますが、
「そう慌てなさんな。パンドラボックスはいつでも奪える。それより、究極のドライバーの方が先だ。」
謎のボトルを手で弄びながら、究極というフレーズが出てきました。
「究極のドライバー?」
「パンドラボックスの力を最大限に活かせるドライバーだ。まさに、あんたが求めてた最強の兵器って訳だ。」
究極や最強という言葉を並べ、難波の興味を誘います。
「すぐに手に入るのか?」
「ふむ・・・危険な代物だからな、そう簡単には行かない。ま、俺に任せておけ。」
これにより、うまく難波の目を離れて単独行動ができます。
最早難波もすっかりいいように言いくるめられていますね・・・。

 パンドラボックスの前で夜を明かし、うたた寝していた一海。
すると、下を見張っていた兵士が何やら異常に気付いたようです。
「ん・・・?何を揉めてるんだ?」
一海も目を覚まし、敵襲かと下を覗いてみると、そこには門の前で警備員と揉み合う見覚えのある農夫たちが。
「俺達は、カシラに会いたいだけなんだよ!」
どうやら、北都からここまで逃げ延びてきたようです。
「お前ら!!」
「あっ・・・カシラ!」
まさか生きて再会できるとは思っておらず、大喜びで一海も降りてきました。
「お前ら、無事だったか!」
「はい!パープル色の仮面ライダーが逃してくれて!」
「ローグか・・・?」
「怖かったっす〜!もうガクブルでした!」
一海もろとも大分ヲタに染まった人らですね・・・。
「悪かった・・・けど無事でよかった。」
そこへ、首相官邸から通信が。
「西都の軍勢がエリアD4に現れました。直ちに向かってください!」

 現場では、数体のハードガーディアンとブロスのみですが東都の武力ではこれにもまるで対応できません。
そこへ駆けつけたグリス。
「スクラップフィニッシュ!」
まずはキックでハードガーディアンを撃破。
「また強くなりやがった・・・。」
もはや、よほど多くなければハードガーディアンもあまり問題にならなくなってきました。
「慌てる必要はありません。たかが1体、勝利は必然。」
あっこれ負ける奴のセリフだな・・・と言う所ですが、流石に2体相手ではグリスが不利です。
 するとそこに到着した戦兎。
「東都政府をクビになったんじゃねえのか?」
「偶然、近くを通りかかったんでな。」
あくまで勝手に動いているという体。
「ヘッ・・・万丈はどうした?」
「・・・あいつは来ない。」

 その龍我は、香澄の墓前で凹んでいます。
「香澄・・・。俺、人間じゃねえんだってよ。信じられねえよなあ。もう冤罪とか、お前の仇取るとか、そういう次元の話じゃなくなっちまった。」
官邸から着信はありますが、これを無視し続けているようです。
「こんな状態で戦える訳ねえよ・・・。なあ?香澄・・・。何で何も言ってくれねえんだよ・・・。」
既に消えてしまったものは仕方ない、という所ですが内心それぐらい弱っているようです。
 枯れた花を替えようと思った所で、
「こちら政府官邸!至急応援を・・・!」
倒されてしまったのか、通信が切れてしまいました。
やはり、こうなると放っておけないのは龍我も。

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Posted by jerid_and_me at 22:00Comments(7) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月16日

今週の仮面ライダービルド「第31話 ほとばしれマグマ!」

 龍我の正体へと迫っていく第31話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎がいる東都は、西都を乗っ取った難波重工からの侵略を防ぐ、そして戦争を終わらせるためにパンドラボックスを取り返しに行くが・・・。」
「我が名は・・・。」
「まさか、火星の王妃?」
ベルナージュまであらすじに参戦か、と思いきや
「みんなのアイドル、みーたんだよ!」
「出てきて間もない王妃のネタで笑い取ろうとするんじゃないよ。さあ、どうなる第31話?」

 パンドラタワー内の戦いでは、龍我がさらなるパワーアップを遂げ、エンジンブロスを圧倒。
この異常なまでの戦闘力の根源として浮かび上がったのが、紗羽が調べた結果
「万丈は・・・人間じゃないかも知れない。」
というもの。
 エンジンブロスを変身解除に追い込むと、
「こうなったら・・・!」
「ギアエンジン!」
「ファンキーマッチ!」
「潤動。」
ギアリモコンはヘルブロスへと再変身。
 紗羽の報告に、流石に困惑する美空。
「万丈が人間じゃないかも知れないって、どういう事?」
「まだ決まった訳じゃないけど、可能性は高い・・・かな。」
こんな突拍子もない話をしたのは、それだけの裏付けがあったという事のようです。
「万丈に何があったの・・・?」

 パンドラタワー内の戦いでは、パンドラボックスによるフィールド操作がいちいち厄介。
障害物どころか、今度は壁や床が開くと砂浜へと移動してしまいました。
「あ?何だよこれ?外に出ちまったぞ!」
「まるでマジックだな!」
「これもパンドラボックスの力か・・・?」
困惑しながらも戦闘を続けていると、砂の中から箱が出現し、その中からは幻徳が。
渋っていましたが、結局は防衛に参加するようです。
「デンジャー!」
「クロコダイル!」
「変身。」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
砂浜に転がった額縁の中で変身するという、文字通り絵になるシーンでした。
 すると、ヘルブロスの相手をビルドに任せ、ローグに突っ込むクローズ。
「あいつは俺がやる!」 
「また腕を上げたな。」
「うるせえ!俺は忘れてねえぞ!お前が香澄にやった事を!」
龍我にとって、幻徳は単なる敵陣営のライダーであるだけではなく、ファウストとして香澄に人体実験を行い、死亡させた因縁の相手。
「お前が香澄を死に追いやったんだ!」
「その怒りだ。スタークがお前に求めていたのは・・・。」
ここでスタークの名前が出てくるのは、
「スタークは、お前が強くなることを何より望んでいた。ハザードレベルを上げるには、極限まで感情を昂ぶらせる必要がある。だから女が犠牲になったんだ。」
香澄は犠牲になったのだ・・・。
「スタークの指示だって言うのかよ・・・!」
怒りと同時に困惑が出てきて、動きが止まるクローズ。
「お前の成長が、スタークの目的だった。」
理解がついていかないと言った様子ながら、それを振り払うかのように向かっていくクローズ。
「Ready go!」
「ドラゴニックフィニッシュ!」
が、やはり攻撃が単調になっており、簡単にカウンターを当てられてしまいました。
 変身が解け、膝をつく龍我。
「香澄は、俺のハザードレベルを上げるために・・・。」

 紗羽は続けて、
「万丈のこと調べに、色々当たったんだけど・・・。みんな口が重いって言うか、全然喋ってくれなくて。しょうがないから、産婦人科のデータを調べてみたの。」
「そんなデータ、どうやって?」
「それは・・・知らないほうがいいと思う。」
何やら、訓練を受けたスパイ特有のやり方を使って情報を得たようです。
「でね?そのデータが・・・難波重工総合科学研究所に送られてたの。」
「パンドラボックスが最初に保管された研究所だよね・・・?」
葛城の研究データ等、序盤のキースポットでした。
「そう、政府と難波重工が提携してた研究所。万丈はそこの研究対象だったの。」
「どういう事?」
これだけ聞くと、何故そんな大事になって、人間じゃないという話になるのか分からない美空。
 紗羽は更に続けて、龍我の母親について説明します。
「名前は万丈友里さん。夫婦で警備員の仕事をしてたみたい。その派遣先の1つに、難波重工総合科学研究所の名前があった。」
この話は火星の調査と連動しており、
「10年前、友人探査機が火星に着陸したでしょ?それに先立って、今から23年前、無人探査機が火星着陸に成功したの。当時は国中でも相当盛り上がったみたい。その無人探査機が日本に戻ってきて、警備を担当してたのが万丈のお母さん。けど・・・警備の途中で突然意識を失って。」
「私と同じだ・・・。」
「うん・・・。病院で検査したら、万丈のお母さんが妊娠1ヶ月だったことが分かって、当時はその影響で倒れたと思われた・・・。」
「違ったの?」
「1ヶ月後に子供が生まれたの。しかも、極めて健康な状態で。それが万丈よ。」
「ちょっと待って!妊娠して2ヶ月で出産って・・・。そんなのあり得ないでしょ?」
妊娠二ヶ月で3203グラムの元気な赤ん坊と言うのは明らかに異常な事態です。
 しかも、異常なのはそこだけではなく、
「あり得ないよね〜。そこで、万丈の体を大学病院で診てもらったら、見たことがない細胞組織が発見された。そのまま難波重工総合科学研究所で再検査をすることになって・・・。これが、その検査結果とその後の研究データ。」
 人体を構成する細胞までもが新発見のものという。
もしやアマゾン細胞・・・?
「そんなデータ、どうやって?」
「それは・・・知らないほうがいいと思う。」
ともかくも、仲間である万丈の過去を知るために、危ない橋を渡ってきたようです。
そうして入手したUSBメモリを端末へ。

 パンドラタワー内?では
「フルフルマッチでーす!」
「フルフルマッチブレイク!」
ヘルブロスをふっ飛ばすと、屋外かに見えましたが空中で壁に激突し変身解除。
 それには目もくれず、ラビットラビットにチェンジして戦意喪失した龍我とローグの間に割って入ります。
「ラビット!」
「ラビットラビット!」
「ハエーイ!」
「フルフルマッチでーす!」
ローグは応戦するかと思えば、攻撃を寸止めした上でビルドを引きつけ
「黙って俺の話を聞け!今の西都の首相は御堂じゃない。奴の顔をした難波だ。」
鷲尾兄弟に気取られぬよう、戦闘しているフリを続けながら
「俺はパンドラボックスを抑止力にして、国を1つにするつもりだった。だが、難波は違う・・・。その力で世界を支配しようとしている。奴らが開ける前に奪え!」
「何で俺に?」
「俺の体内にはチップが埋め込まれている。もし不穏な動きをすれば、遠隔操作で消滅する。」
強化の過程でえらいものを埋め込まれたものです。命運を握られていると言うのは文字通りの事でした。
「分かったら・・・トドメを刺せ!」
「クラックアップフィニッシュ!」
「フルフルマッチブレイク!」
八百長気味にカウンターを入れられ、ローグが変身解除すると額縁の中に元の風景への入り口が出現。
 グリスも、相打ちのような形で変身解除しながらもハードガーディアン2体を撃破しました。
やっとの思いでこれって、量産されている事を考えると本当に厄介な相手です。
「大丈夫か?」
龍我を気遣いますが、当人は香澄の件もスタークの差金だったと分かりやや混乱している様子。
 しかし、
「奴らが開けるまえに奪え!」
という幻徳の言葉もあり、先を急ぎます。
戦兎らにボックス奪還を任せた幻徳は、無力感からか密かに拳を震わせるばかり。

 道すがら、先程幻徳から得られた情報を共有。
「難波会長が御堂に?」
「ああ。ローグの話を信じればそうなる。けど、何で俺達にそんな事を?」
「さあな。」
なんて言いながら先を急いでいると、
「行き止まり?」
と思ったら壁が動き、奥にはパンドラボックスと、待ちくたびれたという様子のスターク。
「よく来たな。お前たちが欲しいのは・・・これだろう?」
既に龍我の顔に怒りが見える・・・危なっかしい。
「俺が欲しいのは、お前たちが持っているボトルだ。それさえ手に入ればこれが開く。楽しみだねえ。」
そう言いながら、追加の戦力としてスマッシュ2体を呼び出しました。
 戦兎らはすぐさま変身。
「ラビット!」
「ラビット&ラビット!」
「「「変身!」」」
「Are you ready?」
「オーバーフロー!」
「ラビットラビット!」
「ヤベーイ!」
「ハエーイ!」
「ウェイクアップ・バーニング!ゲット・クローズドラゴン!」
「イエーイ!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ブルアァ!」
まずはビルドとグリスがスマッシュに向かいますが、
「それは難波重工の最新兵器だ。実体を伴わないクローンスマッシュだ。」
との事で、やたら強いです。
 そして残ったクローズを挑発。
「さてと・・・俺達もそろそろ始めるか。」
向かっていくクローズは、素クローズながらも善戦しますが
「トランスチームシステムは仮の姿に過ぎない。お前などに俺は倒せん!」
さらに上があるというスターク。
 ビルドとグリスは、クローンスマッシュ相手に苦戦。
「効いてない・・・?」
「おっと!言い忘れてた。そいつらには感覚がない。死ぬまで戦い続けるぞ!」
ガーディアンのように人の要素がなく、なおかつスマッシュとしても強いという厄介この上ない兵器でした。
「何だと?」
「タンク!」
タンクタンクで攻撃の重さを高めていく方向で応戦するビルド。
「あんたの目的は何だ・・・?俺を強くするために、香澄をあんな目に遭わせたのか!?」
「ローグだな?余計な事を。」
「いいから答えろ!」
怒りに任せて突っ込んでいくクローズに、
「その通り。お前の強さこそ、俺が求めてるものだ!だが・・・まだ足りない!」
地形操作だけでなく、パンドラボックスから謎ビームを発射して攻撃まで。
「何だ今の?」
しかし、スタークが仇であるのは一海も同じ、ということで入れ替わりにグリスが突っ込んでいきますが、
「スターク!」
「クローズに感化されたか?だがお前も・・・足りない!」
吹っ飛ばされ、さらに地形操作で潰され、あえなく変身解除。
「カズミン!」
「パンドラボックスを操れるのか?」
一海が戦闘不能になったことで、最強クラスのスマッシュとスタークを相手しなければならないという厳しい状況。
「これが俺の力だ!」
さらにボックスを操ると、クローズを半透明の立方体に閉じ込めて爆炎で焼くというえげつない技も。これによりクローズも変身解除。

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Posted by jerid_and_me at 21:59Comments(3) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月09日

今週の仮面ライダービルド「第30話 パンドラボックスの真実」

 新章突入とともに、次々と真実が明らかとなっていきます。
「パンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。ブラッドスタークが暗躍する西都はパンドラボックスの一部を使って巨大な塔、パンドラタワーを築き上げ、東都に脅威を与える。仮面ライダービルドの桐生戦兎がいる東都は北都と手を組んで、西都の暴走を止めようとするが・・・。」
相方は御堂再び、なのですが中身は難波。
「我々難波重工の兵器を世界にアピールするんだ!」
「あれ、西都の御堂首相ですよね?」
「何で難波重工のことを『我々』なんて言うんですか?」
「それは・・・!だって、難波重工と仲がいいんだもん。」
「本当に御堂首相なんですか?」
「そんなネタバレ、あらすじ紹介で言える訳がないだろう!さあ〜、どうなる第30話!?」
非常にメタい内容です。と言うか御堂は連続2回ですか中身別人ですが。

 鷲尾雷に捕らえられたかと思われた美空ですが、中身は別人。
謎のオーラで雷を吹き飛ばすと、
「我が名はベルナージュ。火星の王妃。」
「ベルナージュ・・・?」
いきなり名乗られ、大多数は呆気に取られた様子ですが、スタークだけはその名に覚えがあるようです。
「まだ生きてたとはな・・・。」
そのまま攻撃を仕掛けようとしましたが、先読みされてこちらも衝撃波で吹っ飛ばされ、変身解除に追い込まれました。
「みーたん!?」
まさしく圧倒的なパワーですが、惣一にとっては大したものではないようです。
「この程度か・・・。なら、これでどうだ!」
火星エネルギーをスチームガンに乗せ発射。
 が、これは美空もといベルナージュに当たる前にクローズチャージが間に入り、致命傷に至りません。
「危ねえ!」
この瞬間、ニヤリとする惣一。この行動も読み通りという事なのか、攻撃はスクラッシュドライバーを直撃し、変身が解除されたばかりかドラゴンゼリーまでも焼け焦げてしまいました。
「万丈!」
すると、ベルナージュが龍我ら東都勢に手をかざし、自分もろとも何処かへと瞬間移動させるという離れ業を披露。
「ハハハ・・・面白くなってきた。これから真の戦いが始まる。」
大の字に寝転がった惣一は、予想外の事態ながらもこれを歓迎する構え。

 ベルナージュが戦兎らを連れ去ったのはナシタ。
「火星方面の方のお口に合うかは分かりませんが・・・。」
「火星方面ってどっちだよ?」
「上だよ。」
戦兎ら3人は王妃相手ということで跪き、紗羽はベルナージュにコーヒーを出し、口にするのを固唾を呑んで見つめていましたが
「まずい。下がれ、小娘。」
「ああっ・・・!ちょっと、小娘って言われた・・・。」
「良かったじゃん。」
「つーか、本当に火星の王妃なのかよ?」
「バカ!失礼なこと言うんじゃないよ!見たろ?俺達を一瞬でここまで連れてきて下さったんだよ。」 
信じられない龍我と、いかにも一般市民らしい戦兎。
「俺はみーたんが何人であろうと一生添い遂げる自信がある!」
それと単なるドルオタの一海。
「そういう問題じゃないんですよ。」
「大体、日本語喋れるのとか怪しすぎんだろ。」
「それは、あれですよ。」
「あ?」
「・・・何でですか?」
結局わからない戦兎。しかし、単なるご都合主義とかそう言うものではなくて
「7年も住めばバカでも分かる。」
「ああ・・・バカなんすか。」
「やめろ、バカ!」
「あ?」
バカ呼ばわりしたりされたりの一海と、バカという言葉に反応する龍我。
「お前じゃねえよ!」
「ああ・・・。」
よくできたコントっぷりに思わず笑ってしまう一海。
「何で笑うんだよ?」
「バカが増えた・・・。」
「小娘って言われた・・・。」
跪きながらも一向に緊張感がない・・・。
 すると、ベルナージュは手にしていた図鑑を閉じると、
「肉体は既に滅びた。この魂もじきに消えるだろう。パンドラボックスが火星を滅ぼした。エボルトの手によって。」
また出てきたエボルト。
「エボルト?」
さらに、龍我の前に立つと
「お前・・・自分が何者か分かっていないのか?」
ベルナージュは龍我について何か知っているようです。
「あん?・・・私は万丈龍我です。」
「そうか・・・。ならば、お前が希望になる。」
それだけ言うと、眠るように倒れ込んでしまいました。しかも一海の膝の上に。
「ウワーッ!みーたん!」
混乱。
「ベルナージュさん?」
「ベルさん?」
「い、いくらですか?いくらですか?」
「20万ドルク。」
「20万っすか・・・。」
このハプニングでも金を取ろうとする紗羽と、本当に払おうとする一海。

 美空が眠っている間に、仲良く寝そべって人形劇で状況を整理する戦兎ら。
アバター人形のセンスがなかなかに謎です。
「ドン!美空です。美空のバングルには火星の王妃の魂が宿ってた。その王妃の名前がベルナージュ。で、パンドラボックスのエネルギーを使って火星を滅ぼしたのがエボルト。脚きれいですね。」
「キャッ!・・・火星には、人間より優れた知的生命体が存在してたんでしょ?それを滅ぼすってどんな凄い力なんだろう?」
「分かりません!私は日本も出たことがないので火星の話とかされてもイメージできません!」
「想像力のない人間はこれだからよ〜。」
「あ?じゃあお前わかるのかよ!?ハイ、その心は?」
「ベルナージュはみーたんが可愛いから憑依した!アイドルオタクって事だ!」
「「イエーイ!」」
紗羽アバターによる爆撃。
「バーン!」
閑話休題。
「そう言えば万丈に、自分が何者か分かっていない・・・って言ってたよね?」
「それ、俺も気になった!あ、いや・・・実は前々からこいつの事は気になってたんだ。」
「ん?」
「お前・・・俺に告白してる?」
「してねえよ!」
「痛っ!」
しかし人形は顔が赤かったりラブレターを手にしていたり芸コマ。
「おかしいと思わないか?冤罪事件の犯人に仕立て上げられた男が、誰よりも早くハザードレベルを上げてる。偶然にしては出来過ぎだ。」
ボトルの相性であったり、あるいはたまたまそういう体質なのかと思っていましたが、最近は明らかに異常なレベルです。
「それって、万丈の冤罪事件の真相に裏があるって事?」
「そこまでは分からない。とりあえず万丈の第1章を調べる必要があるな。」
「第1章?」
?マークが浮かんだところで引っ張り出されたのは、ビルド序盤で出てきたアレ。
「これだよ、これ!」
「ああ・・・!」
第1章 誕生と銘打たれたそれは、助けた龍我に素性を聞いたときに流れた場違いに長くなるであろう独白だったのですが、
「俺が生まれたのは横浜の産婦人科だった。3203グラムの元気な赤ん坊で・・・」
「誰が生い立ちから話せって言ったよ!」
ついつい同じようにツッコんでしまう戦兎。
「何すんだよ!?」
「って言うか、お前の両親ってどうしてんだよ?」
「あ?ああ・・・死んだよ。10年前に事故で。」
まずいこと聞いてしまった、という空気。
「けど、詳しく覚えてねえんだよ。まだガキだったから、ショックが大きかったみたいでさ。そのへんの記憶が曖昧って言うか・・・。」
なんて話していると、手にしていた土くれ・・・ドラゴンゼリーだったものが突然発光・発熱。
「熱っつ!熱・・・熱い!」
地面に落とすと土くれが崩壊し、中から出てきたのは真っ黒に焼け焦げたボトル。ここに来て全く新しいボトルが・・・?
「熱かった・・・。」
「ボトル?」
予想外の現象に、龍我をつい見つめてしまいます。
「何だよ?」
「いや・・・。紗羽さん、万丈のこと調べてみてくれないかな?」
どうやら、このことで龍我の素性に鍵があると確信した戦兎。
「え?いいけど・・・。」
「俺達はスクラッシュドライバーの代わりになる新たな強化アイテムを創る。これがヒントになるはずだ。」
ドラゴンボトルはゼリーとは別にあり、全く新しいもの・・・これを使う装備を考えるようです。

 冒頭の件は難波にも伝わりますが、
「火星の王妃?そんなものを信じろと?」
鼻で笑われています。
「まあ、実際に見てみないと嘘だと思いますよね。」
角砂糖をピラミッド要に積みながら話す惣一。この意味するところはやはりパンドラタワーでしょう。
「正体が何にせよ、危険な相手に変わりはないかと。」
内海は割と慎重派です。が、
「心配しなくていい。あの力は一時的なものだ。それはあいつも分かってるはず・・・。」
と、難波の注意をベルナージュから逸らします。この話術は狙ってやっているのか・・・?

 闇の中に光が解けて消えるようなイメージ。
「エボルト・・・。」
どうやら、ベルナージュの魂もいよいよそう長くないことを示しているようです。
 目を覚ますと、今度は美空。
と思ったら、ラボでは盛大な爆発音が響きます。
「わーっ!ええっ・・・なんじゃこりゃ?」
声を聞きつけてやってきた戦兎。
「美空!目ぇ覚ましたのか!?」
しかし、駆け寄ったのはあのぬいぐるみの方。
「あっ・・・大丈夫か!?こんなにフワフワになっちゃつて・・・。毛の量も増えたし。」
「こっちだし。」
言われて初めて、汚れたゴーグルをこすってみせる戦兎。わざとだったのか、それとも。
「ああ・・・。クローズの強化アイテムが完成したんだよ。凄いでしょ?最高でしょ!天才でしょ?」
懐かしいこのノリ。しかし、その龍我の姿が見えません。
「え、万丈は?」
「え?ああ・・・おーい、万丈?万丈・・・。」
煙が立ち込めるラボに戻った戦兎。

 どうやら、爆発の影響で気絶していたようで、美空と入れ替わりにベッドに寝かされます。
額には、『ごめーん 戦兎』という付箋が。
 その間に、瓦礫の残る街を歩きながら先程の経緯を話すと
「そっか・・・。火星の王妃が、私の体に・・・。」
「お前のこと守るって言ったのに、結局守ってやれなかった・・・ごめんな。」
「戦兎のせいじゃないよ。それに、不思議と悪い感じはしなかったんだよね。体が乗っ取られてる間、恐怖って言うより妙な安心感があって・・・。」
危険に晒し、再びベルナージュを表に出したことを詫びる戦兎に対し、美空はむしろ悪くなかったという。
「今、西都が攻めて来ないのもベルナージュの力を驚異に感じているからだろう。」
「けど、魂が消滅するって事は・・・この力も長くは続かないって事だよね。」
「そうなる前に手を打たないと。」
「何か考えがあるの?」
少し考えた後、戦兎は強いて言うなら、という具合に
「西都からパンドラボックスを取り返す・・・。パンドラボックスがあれば、ベルナージュの力に代わる抑止力になるはずだ。」
「けど、それって西都への侵略行為になるんじゃ・・・。」
「ハハッ、だよなあ・・・やっぱダメか。」
世間的には西都が代表戦に勝ってパンドラボックスを手にしている以上、東都のライダーが奪いに行くのは侵略行為と解釈されるでしょう。
 戦兎は諦めたような口ぶりですが、その手には1ドルク紙幣が。

 この戦兎の考えを先読みしてか、鷲尾兄弟にパンドラボックスを警護させる難波。
「お前たちにはパンドラタワーの警護にあたってもらう。」
「全ては難波重工のために!」
他方、前回出番のなかった幻徳はこの展開に納得行っていないようです。
「なぜ東都に攻め込んだ?戦いは終わったはずだ。」
東都への侵略は望む所ではなかったようですが、
「知る必要はない。私の命令に従えばいい。」
「お前の犬になったつもりはないぞ。」
「落ち着けよ。忘れたわけじゃないよな?お前の運命は俺達が握ってるって事を。」
内海と惣一が幻徳を起用しましたが、所詮傭兵や何かという扱いなのでしょうか。

 翌朝、まだ日も昇らぬ先に出かけた戦兎。
「速報が入りました。東都政府は、仮面ライダービルドに対し国家反逆罪を適用するとの声明を発表しました。」
ニュース速報が流れたのを受け、バイクを発進させます。が、戦兎以外は知らなかったようでバーバー桐生(屋外)で散髪されていた一海はビックリ。
「ああ!?」
「これに伴い、東都政府は仮面ライダービルドの軍事兵器の起用を解除する方針を固めました。」
TVの前で、仲良くカップ麺をすすっていた龍我と美空も固まります。
「起用を解除・・・?どうなってるんだよ!?」
と言っているそばから、散髪の時に被るアレをつけたままの一海も駆け込んできました。
「ビルドが反逆罪ってどういう事だ!?」
唯一の心当たりは、美空との前夜の会話。
「パンドラボックスを奪うためだ・・・。」
「あ?」
すると、ここで龍我と一海の携帯に連絡が。
「氷室首相・・・?」
相手はまさかの泰山。今ではゴミ箱に入っている『ごめーん 戦兎』の付箋が全てを物語っています。

 パンドラタワーの近くまでたどり着いた戦兎は、ここでドライバーを装着しビルドへと変身。
「ラビット!」
「タンク!」
「ベストマッチ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「ラビットタンク!」
「イエーイ!」
普通のラビットタンクはすごい久々に見たような気がします。

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Posted by jerid_and_me at 22:39Comments(4) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月02日

今週の仮面ライダービルド「第29話 開幕のベルが鳴る」

 戦争が終わると思ったら凄いことになってしまった...という29話。
今回は唯一の癒やしであったあらすじ紹介もなく、いきなりパンドラボックスに接近するスターク。
そして、パネルにボトルを次々と嵌めていき・・・突然、第九のオーケストラが開始。
 何事かと言う流れですが、さらに指揮をしているのは御堂(難波)。
それをバックに、先週ラストで映った新兵器に対し東都軍が迎撃体制をとっています。
 スタークは指揮するようなそぶりでパネルにボトルを嵌め、ついに1枚が埋まるとそのパネルはボックスに吸い込まれ、どういう理屈なのかスタークの周囲の構造も変化。
 街では、戦兎ら3人も到着し変身して迎撃にあたります。
「変身!」
何気にこの時、直接ラビットラビットフォームに変身しています。
 オーケストラの演奏がおなじみのパートに突入すると、スカイウォールにも異変が。
一部が地面に沈み、歯抜けのような状態になりました。
 難波の新兵器は、東都軍の攻撃を全く寄せ付けず、周囲への破壊活動を開始し、同時に街を地震が襲うという地獄絵図の様相を呈しています。
ところが、事態はこれで終わりではありません。
スタークがボトルを嵌めていたのはスカイウォールの起点であり、そこから赤い光の柱が立ち上がったかと思うと、そこを中心として今度は円柱状のスカイウォールがせり上がり、どんどん径が広がっていくと周囲の建物も、人も容赦なく飲み込んでいきます。
 同時進行で西都による侵攻が続き、この僅かな間に多くの人命が失われた事は明らか。
しかし地鳴りの中をオーケストラの演奏は続き、指揮を執る難波は狂喜しているという異常な光景。
 消えたかと思われたスカイウォールは元あった起点を中心に、瓦型に変形して年輪のように折り重なっています。
その状況を高所から目の当たりにした美空に泰山は、この世のものとは思えない光景に絶叫するばかり。

 さらにOPも変化。
「スカイウォールの惨劇から10年、世界を滅ぼす強大なエネルギーが秘められたパンドラボックスを開けるため、新たな戦いが幕を開けた。」
滅ぼすって言っちゃいましたよ。
ナレーションをバックに、各々がパンドラボックスに手を伸ばしてはそれを止める手が出てきます。
 映像はところどころ一海が仲間に加わり、ついに惣一の代わりにぴょんぴょんするようになりました。
弾き出された惣一はいよいよブラッドスターク扱いとなり、本格的に悪役の扱いとなっています。
 そしてラストは、戦兎と葛城のイメージが邂逅するも戦兎は葛城をすり抜け、笑顔で消滅。
これを見ると葛城が悪というふうには見えませんが・・・?

 迎撃に出ていた戦兎らにとっても、この事態は理解の外。
「どうしてスカイウォールが変形したんだ・・・?」
が、難波の新兵器は考える暇さえ与えてくれません。

 同時に、御堂(難波)と通信していた泰山にはその一部が明かされます。
「パンドラボックスの力だよ。ボトルが入ったパネルを箱に嵌めて、一部のエネルギーを放出させたんだ。」
「本気でパンドラボックスを開けるつもりか!?」
「もちろん。そのためにも東都は我々が頂く。」
異常事態の連続に、現場も混乱するばかり。
「つーか、何で西都が攻めてきたんだよ!?戦争は終わったはずだろ!」
「しかもこいつら、ただのガーディアンじゃねえ・・・!」
しかもこの新兵器はめっぽう強く、代表戦でハザードレベルを上げたはずのクローズチャージやグリスの攻撃もまともに入りません。こんなものが大量生産・・・。
 そこへいつの間にか現れたスターク。
「そいつらは難波重工の最新兵器、ハードガーディアンだ。」

 泰山は西都の侵攻を非難しますが、
「東都が代表戦に勝ったら西都の軍を撤退させる、北都を元に戻す・・・そう約束したはずだ!」
「我々は負けてなどいない。」
「何を言ってる・・・?東都が勝っただろう!」
「代表戦を目撃したのは我々だけなんだぞ。なあ内海?ハハハ・・・!」
堂々と結果を捻じ曲げる難波。
どうやら、北都との代表戦と違い、こちらは一般への中継はされていなかったようです。

 ハードガーディアンに対してはラビットラビットでも苦戦するほどであり、ビルドはタンクタンクへとチェンジ。
「タンク&タンク!」
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
「ビルドアップ!」
「Are you ready?」
「鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!」
「ヤベーイ!」
「ツエーイ!」
一旦ラビットの外装をキャストオフしてのチェンジ。
ラビットラビットと比べてパワー押しのため、ハードガーディアンに対してもやや有効です。
 とはいえ状況は劣勢。スタークはその隙をついてグリスを狙撃し、残っていた北都のボトルを回収。
「これでパンドラタワーの完成に、また一歩近づく・・・。」
「パンドラタワー・・・?」
どうやら、あの円柱のことをそう呼ぶようです。

 難波が言うには、
「我々の目的は2つ。1つはパンドラボックスを開けること。もう1つは、西都の軍事力を世界に誇示すること。ボトルの回収とは関係なく、東都を焼け野原にする。これからが本当の戦争だ・・・!」
と、宣戦布告どころか殲滅宣言。けどスタークをそのままにしていたら地球が焼け野原になりそうなんですが・・・。

 言っているそばから、スタークはさっそくパネルにボトルを嵌め、さらに1枚が完成。
すると、パンドラタワー内部で不規則に並んでいた壁が一回り小さい円筒を描き、斜めに一段せり上がりました。
「ブラボー!あの塔はパンドラボックスの力で創り上げたものだ。完成すれば、地球も火星と同じ運命を辿る。」
「あの塔が・・・!」
戦兎にはあの塔に見覚えがあり、それは美空から得られた火星文明崩壊の映像の中にあったもの。
「今日はただの宣戦布告だ。次は容赦しないからな。チャオ!」
余裕たっぷりに引き上げていくスタークとハードガーディアン。

 戦兎らは泰山に呼ばれ、
「西都は本気でパンドラボックスを開けようとしている。まさか、こんな事になるとは・・・。」
「けど、西都の暴走を世間が黙ってないでしょう?」
ところが実際にはそうではないようで、タブレット端末を見せると
「マスコミを操作して、代表戦の勝敗を捻じ曲げた。」
世間には、西都が勝利し東都が占領下に入ることを知らせるニュースが流されています。
「ふざけんなよ・・・!」
「これが難波重工の力だ。恐らく、世間に代表戦を中継させなかったのはこうなる事を想定していたんだ。むしろ、領土を渡さない我々に非難の声が上がっている。」
いくら約束したとはいえいきなり侵攻するのが看過される世界とは・・・官邸に直に電話が入ったりとまるでやらかした一般企業のような光景。
「無茶苦茶だ・・・。」
「北都はどうなる?」
「向こうが負けを認めない以上、北都を手放す事はないだろう。」
三羽ガラスの弔いもあって必死に戦い、勝利したにも関わらずこの結果。無念さを隠せない一海。

 難波は、スタークの手で一旦元の顔に。
「いくら若返っても、自分の顔が一番だ。」
やはり自分でも違和感はあるようです。
「それにしても、パネルを嵌めただけであんな立派な塔ができるとはな。」
スカイウォールの変化に対しては、難波も驚いているようで。この時点で危険と思えないんでしょうか。
「ああ、内海。」
「はい。」
秘書である内海に肩を揉ませながら、
「パンドラタワーはパネルを嵌めるたびに装いを変えていく。現在ボトルは27本。まだまだ、ほんの序の口だ。」
「私は君を信用している訳じゃない。だが、火星で手に入れた力は実に頼りになる。引き続き、ボトルの回収は頼む。」
一応警戒はしているようですが、結局は甘く見ていました、的な結末になりそうで。
 このタイミングで御堂の側近が来室。
「失礼します。首相、侵攻状況の報告書がまとまりました。」
すると、この一瞬で顔は御堂に再変化し、スタークも煙のように消えています。

 夜になり、未だ事態は進行しているようですが身動きがとれない戦兎ら。
「こんな暴走おかしいだろ!これでも攻めたら侵略行為だって言われるのかよ。」
「俺達は国を背負ってるんだ。勝手な行動は許されない。」
相変わらず慎重派な戦兎ですが、今回先に動いたのは龍我ではなく一海。
「どこ行くんだ?」
「自衛なら問題ねえだろ。」
「今、北都に戻ってもどうにもならない。」
「なら、苦しんでる仲間を見殺しにしろって言うのかよ。」
「そうじゃない!戦争を終わらせる手立てを考えるんだ。お前なら分かるだろ?」
またしても正論なのですが
「代表戦の結果を捻じ曲げるような相手にかよ!?」
そう言われれば手立てが見つからないのも確か。
「俺が・・・俺が北都を守る。」
自棄になったかのように、故郷の救援に向かいます。
 ちょうど、東都の役人に案内されて美空が到着しましたが、目を伏せてこれを素通り。
これはよっぽどです。
「・・・俺達も一緒に戦えば、あいつの仲間ぐらいは助け出せるんじゃねえのか?」
一海の身を案じてか、同調を見せる龍我ですが
「仮に救出できても、その分ほかの北都民にしわ寄せが行く。結局、誰かが苦しむことには変わりはない。」
根本的解決以外に道はないという。
「そんな事言ってたら何もできねえだろ!眼の前の人間が苦しんでたら手を差し伸べるのが俺達の役目なんじゃねえのかよ?」
吠える龍我ですが、ここで美空が助け舟。
「そんなの分かってるよ。けど・・・戦争を引き起こした責任がある。だからこそ、身近な人間だけを助ける事なんて、私達には・・・できない。」
動いて楽になる事は許されないという理屈のようです。が、龍我は
「けど・・・じっとしてられねえんだよ。」
一海に続いて出て行ってしまいました。
 戦兎には、これを止めるような代替案の当てがあるわけでもなく・・・。

 手の打ちようがないのは泰山も同じ。東都の旗印を前に、ただ佇むのみ。
そこに戦兎が。
「少しは休んだらどうですか?」
「こうしている間にも人々は苦しんでいる。とてもそんな気にはなれないよ。」
と、戦兎らと同じような心情。
「西都の暴走を止めるには、俺達も変わらなきゃいけないのかもしれません。」
と言うのが、戦兎がたどり着いた方向性のようですが
「それは西都を攻めるという事か?」
「俺に考えがあります。」
何か思いついた戦兎。突然、
「1ドルク、もらえませんか?」
一瞬固まる泰山ですが、デスクから自分の財布を取り出すと言われるままに1ドルク紙幣を差し出し
「・・・これでいいのか?」
「どうも。」
おそらく1ドル程度の価値と思いますが、それをポケットに仕舞う戦兎。
その笑顔の意味は一体・・・?

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Posted by jerid_and_me at 22:42Comments(3) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年03月26日

今週の仮面ライダービルド「第28話 天才がタンクでやってくる」

 新フォーム・ラビットラビットでハザードの力を制御しつつローグを圧倒した・・・と思ったらという所。
日曜の時点でうっかり途中の上げてしまいました。ヤベーイ。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックス東都、北都、西都で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎がいる東都は西都と3対3の代表戦でケリをつけることに。1勝1敗で迎えた第3戦、ビルドは仮面ライダーローグと激突するが・・・」
 あらすじ紹介はまさかの一海。雑ワイプでいきなり笑わせにきます。
「何でお前があらすじ紹介してんだよ!?」
「戦兎は戦ってる最中だろ!ってか、お前って言うなよ。俺29だぞ?せめてカズミンだろ。」
「ぜってー呼ばねえ!こんな奴放っといて第29話どうぞ!」
「28話だしな。29は俺の歳。」
雑コラたい焼き。
「ややこしいんだよ、カズミン!・・・あっ。」
言っちゃったよ、という所で28話。

 ラビットラビットの対策データを受け、再起動するローグ。
「オラァ!」
さらに内海がリアルタイムで対応するボトルのデータを転送。
「失礼します。」
変身している幻徳にも対策情報が伝わり、手にとったのは
「ダイヤモンド!」
「ダイヤモンド?やはり北都に奪われたボトルは西都が押さえていたか。」
「反撃の狼煙は上がった。」
「ディスチャージボトル!」
「潰れな〜い!」
「ディスチャージクラッシュ!」
ローグはゴリラモンドの能力を再現したかのように、ダイヤモンドを飛ばして遠距離攻撃を仕掛ける一方、圧倒的な防御力でラビットラビットの攻撃をまるで寄せ付けません。
 ならば、とビルドも武器を取りますが
「フルボトルバスター!」
これをダイヤモンドに反射させて、そっくりそのまま返すという高等な技まで。
「くっ・・・何!?」
「どうなってんだよ!?」
困惑する一同に、
「相手のベルトに、ラビットラビットフォームのデータがインプットされたの。」
「紗羽さん・・・?」
「攻撃パターンを学習した今、ビルドの動きは完全に封じられた。」
「何でそんな事知ってるの?」
「私が・・・ビルドのデータを渡したからよ。」
自ら白状する紗羽。
「えっ・・・?」
ビルドは、さらに機動力で防御の隙を突こうとしますが、これも完全に読まれており、逆にカウンターを食らう始末。
「完璧に読まれてる・・・!」
「どうして西都にデータ渡したんだよ!?」
「難波に命令されたの。」
「えっ・・・もう難波のスパイやめたんじゃ?」
美空らもそういう認識であり、さらに困惑。

 時間を少し遡ること、戦兎が代表戦に向かう間際。
「出来た・・・。ハザードの力を最大限に活かしたボトルと武器!早く会場に行かないと!」
急いで支度をする戦兎に、紗羽は
「あのさ・・・。」
「うん?」
「前に父親のこと聞いたでしょ?研究員で、ガス爆破事故に巻き込まれて亡くなったって。・・・あれ、嘘なの。」
ついに自ら嘘を告白。
「私は、難波の施設で育てられたの。」
「やっぱり、紗羽さんも難波チルドレンだったんだね。」
既に察しはついていましたが、やはりという所。
「知ってたんだ・・・。そう、私は特殊な訓練を受けて、難波に忠誠を誓った難波チルドレンの一員。」
「嘘をついたのも、同情を買ってスパイを続けるため?」
「・・・うん。人体実験を受けて、スマッシュになったのもそう。そこまでやれば、もう疑われる事はないからって難波に指示されて。」
あれで完全に捨てられたものと思っていましたが・・・まさかあれも仕込みだったとは。
そんな命に関わる指示を出すほうも大概ですが、受けるほうも大概。難波チルドレンの狂気を感じさせます。
「けど・・・難波は東都政府に私を捕まえさせようとした。私のこと、切るつもりだったんだと思う。」
あのときは難波とファウストの繋がりを暴こうとしていましたから邪魔になったのでしょうが、切るときは本当に速いですね。
「本当は、捕まる前に自分で命を断つ事もできた。難波チルドレンならそうすべきだった・・・。」
実際、増沢もそうして自決していました。
「でも、そうしなかったのは?」
「みんなと一緒にいる内に気付いちゃったんだ。家族のぬくもりって言うか・・・私がずっと欲しかったものをみんながくれて。だから生きたいって思った。ごめん・・・。」
ナシタに潜入しているうちに、次第に人間らしい感情が開いていったようです。
 これを聞いた戦兎は、
「紗羽さんの思いが聞けてよかった。」
と満足げ。
「父親の話が嘘だって、前から知ってたんでしょ?どうして黙ってたの?」
「俺も紗羽さんを大切な仲間だと思ってるから。仲間の事を信じるのは当たり前の事でしょ?」
なかなか現実にならない当たり前を、さらっと言ってのける戦兎。イケメンすぎる・・・。
 しかし、
「ズルいなあ・・・そんな言葉、こんな所で言うなんて。」
今まさに裏切りをしようとしている紗羽にとってはこれ以上なく辛い言葉。

 そして現実に、ラビットラビットの情報は西都に渡っており、苦戦を強いられています。
「じゃあ、俺のボトルに盗聴器を付けたのも・・・?」
「それは・・・首相側近の増沢の仕業。前に、戦兎くんが青羽を倒したショックでボトルを全て西都に返還したでしょう?その時に仕込んだみたい。」
しかし、今回のデータ横流しは事実。怒る美空。
「何で?何でデータ渡したの!?」
これにもさらなる事情があったようです。
「鍋島の家族が・・・難波に捕まったの。」
「久しぶりだな。鍋島の家族を預かっている。」
「難波は、鍋島の家族の命と引き換えに、ビルドの強化アイテムの情報を手に入れるよう言ってきた・・・。」
久々に出てきた鍋島の名前。取り立てて深い関係があるわけではありませんが、知らぬ間柄の相手を見殺しにはできませんでした。
「それでデータを渡したのか?じゃあ、もう打つ手なしって事かよ・・・。」
人命がかかっていたとはいえ、国がかかったこの戦いは絶望的かという所。
 ローグは、ビルドを追い詰めながら
「俺はお前を倒して、さらなる力を手に入れる!この国を強くするために・・・!俺が強くなるんだ!」
さらに続けて、
「俺は、全てにおいて未熟だった・・・。」
まだファウストが発足する前でしょうか。泰山との言い争い。
「どうして軍事力に金をかけない!?」
「何度も言っているはずだ。武力では何も解決しない。」
「なら、東都市民に裸のまま他国の銃弾を浴びろって言うのか!?」
「そうならないために話し合うんだ!」
「それが通じる相手じゃないだろ!」
呆れる泰山・・・と言うのが定番のやり取りだったようです。
幻徳が急進派にも程があるタカ派というのがありますが、泰山もハト派すぎるような・・・間違ったことを言ってはいないのですが。
「俺は野心だけを頼りに行きてきた。だが、1人じゃ何もできないクズだった。だから俺は・・・!」
東都を離れて、そういう所を認める事はできたようです。
「俺が全てを決める。俺がこの国のリーダーだ!」
「自尊心の高い己を・・・。」
「だったら、誰がこの国のリーダーに相応しいか・・・決めようじゃないか。」
「虚栄心の強い己を・・・。」
東都時代の己を恥じていた幻徳ですが、ローグへの変身を果たすとともに、自身も『変身』を果たしたという。
「変・・・身。」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「全てかなぐり捨てて生まれ変わった。今度こそ、俺はこの国を動かせる力を自分自身の手で掴み取ってみせる。」
「クラックアップフィニッシュ!」
何時になく入念な噛みつきキックに吹っ飛ばされるビルド。いくらデータが流れたとはいってもここまで圧倒するとは・・・。
「お前の言う愛と正義など幻に過ぎない!理想で国は作れないことを、俺の強さをもって教えてやる!」
「幻徳・・・。」
そんな息子を中継で見ながら、泰山は何を思うのか。
 やがて夜が明けてきた頃、ついに倒れるビルド。
「このままじゃ負けちまう・・・!」
すると、紗羽の携帯に連絡が。
「カズミン、どうなった!?」
「こんな所に1人で行かせやがってよ。帰ったらみーたんの握手券くれよ。」
配備されていたガーディアンをみんなスクラップにし、鍋島の娘を救出したところ。
「鍋島は?」
「全員無事だ。」
「パパー!」
代表戦でライダーが全員出払っていたのがむしろ好機というものでしょうか。代表戦後の一海でも任務達成しています。
「ありがとう・・・!」
「鍋島、無事だったのか?」
「うん、カズミンが助け出してくれた!・・・戦兎くん!」
両手で大きくマルを作る紗羽。この合図を受け、ビルドは
「はぁ・・・やっとゴーサインが出たか。」
今までの一方的なやられ様は半分演技だったようで、ここで再びハザードトリガーに火を入れます。
「マックスハザードオン!」
「さあ、実験を始めようか。」
ドライバーから一旦ボトルを抜くと、手にとって振り続け
「ラビット!」
ぴょんぴょんした音が次第に重たいものとなり、ランプの光は赤から青へ。そこで口金を捻ると
「タンク!」
「タンク!」
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
すると背後から現れる小さな戦車部隊。砲撃を行いながらビルドの前に整列。
ラビットの外装を脱ぎ捨ててハザードに戻ると、今度はそのタンクを五体に纏います。
「ビルドアップ!」
「Are you ready?」
「オーバーフロー!」
「鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!」
「ヤベーイ!」
「ツエーイ!」
ラビットラビットとは打って変わって青いビルド、タンクタンクが完成。
「勝利の法則は・・・決まった!」

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Posted by jerid_and_me at 22:00Comments(2) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年03月19日

今週の仮面ライダービルド「第27話 逆襲のヒーロー」

 代表戦第2戦となる27話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、東都、北都、西都で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎がいる東都は西都と3対3の代表戦で決着をつける事に。第1戦は東都代表として戦った仮面ライダーグリスが勝利を収め、第2戦が始まった。」
 相方は西都の御堂。この人ももうちょっとでフェードアウトかもしれない...。
「西都首相の御堂だ。第2戦は、必ずや我が西都が頂く!」
「そうなったら、第3戦でギュインギュインのズドドドドなアレを出すしかない。」
「何だそれは・・・!?擬音ばっかでさっぱり分からん!」
「一言で語れないのが天才なもんで!さあ、どうなる第27話?」

 第2戦、鷲尾兄弟の兄・風はギアエンジンとギアリモコンの2本使いで変身。
「潤動。」
「フィーバー!」
「パーフェクト!」
「合体しちゃったよ・・・。」
「ヘルブロス、参上。」
姿を表したヘルブロス。戦兎の脳裏に蘇るのは最上魁星の記憶。
「あれは・・・バイカイザー。」
 黒星スタートとなった西都ですが、予期せぬ追加戦力に御堂も安心したようです。
「こんな隠し玉を用意していたなんて。難波会長も人が悪い。」
「フフフ・・・。ヘルブロスは強すぎるから、他の商品が売れなくなる。あまり出したくはなかったんだがな。」
という商売上の理由で第1戦では出し惜しんでいたようです。
スクラッシュしかり、目玉商品はおよそコピー物なのですが・・・。
 予想外の事態にペースを乱されましたが、自分の頬を叩き、気合を入れ直す龍我。
「ヘルブロスだかケルベロスだか知らねえが、誰が相手だろうと関係ねえ。」
「ドラゴンゼリー!」
「変身!」
しかし無情にも変身シーンカット。嫌な予感がする・・・。
「紗羽がまだか?」
「間もなく到着する頃かと。」
しかもビルドの新装備のデータも間もなく来るという。どうにも雲行きが悪くなってきました。
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ドラゴン・イン・クローズチャージ!」
「ブルアァ!」
「今の俺は・・・負ける気がしねえ!」
「始め!」
雄叫びとともに、迷わず先手をかける龍我らしいスタイルで第2戦が開幕。

 その頃、第1戦のヒーローとなった一海はひとり移動中。
「はぁ・・・しんど。みーたん迎えに来てくんねえかな。」
なんて言っていると、携帯に着信が。
「どうした?」
「カズミンに・・・お願いがあるの。」
「あ?」
相手は紗羽。スパイの件もあり、これも罠のように思えますが・・・?

 クローズチャージVSヘルブロス。
「うっ・・・効かねえ?どう言うことだ!?」
「これはカイザーシステムの最終形。私と弟の力を合わせただけだと思ったら大間違いですよ。」
単純な倍化以上の戦力というヘルブロス。これにはやはり苦戦を強いられます。
 身体各所から歯車を飛ばす攻撃も強力で、ついにGガンダムみたいなビームリングに押し付けられるクローズチャージ。
「強え・・・!けど、負ける訳には行かねえんだよ!」
そのとき脳裏によぎったのは、スカイロードで一海と行ったレベル上げ。
「痛っ・・・!手加減ってもの知らねえのかよ?」
どうやら、あの後本当に生身で殴り合ったようです。盗聴器放置か・・・。
「あ?ハザードレベルを上げるための特訓だろ。手加減してどうすんだよ。」
すると、一海に対してひとつの疑問が。
「なあ。」
「ん?」
「お前、何のために戦ってんだよ?」
「何だよ?いきなり。クニのためかな・・・こいつらの家族や仲間を食わしてやらなきゃならねえからな。」
と、農場のために戦っているという。
「お前もあいつと一緒か。自分以外の誰かのために戦ってる。」
「お前は違うのか?」
「俺は・・・自分が信じた奴だったり、俺を信じてくれた奴のためにしか戦えねえ。」
結局のところ、真に無償では戦えないという龍我。どこまでも正直です。
「それって桐生戦兎の事か?お前、気持ち悪いな。」
ホモ疑惑。
「そんなんじゃねえよ。」
「まあ、分からねえでもねえけどな。」
「あ?」
「見ず知らずの他人のために、あれだけ身を粉にして戦うなんて、俺にはできねえ。」
「別に、あいつも好きで戦ってる訳じゃねえよ。けど、自分のせいで戦争が起きたと思ってるから・・・。」
「悪魔の科学者、葛城巧か・・・。確かに、あいつがスマッシュや仮面ライダーを作んなければ、こんな事にはならなかった。けど、酷だよな。記憶がねえのに、過去の自分の罪を背負わされるなんてよ。いつかパンクしちまうんじゃねえか。」
 と、一海も同情や心配といった感情はあるようです。
「そうなる前に俺が戦争を終わらせる。あいつが今の俺を創ってくれたから・・・これ以上苦しませる訳には行かねえ。」

 と、龍我にとっては戦兎が戦う理由の最も大きなもの。
それを胸に、果敢にヘルブロスへと立ち向かうクローズチャージ。
「俺が勝てば、戦争が終わる!終わるんだ!」
「Ready go!」
「レッツブレイク!」
またしてもハザードレベルが上昇しているのか、ついにヘルブロスをも圧倒しています。
「戦えば戦うほど強くなる、と言うのは本当らしいですね・・・。以前のあなたのデータは参考にならない。ならば・・・こちらも本気を出すまで。」
腕の歯車にエネルギーをチャージし、ヘルブロスも必殺技の体勢へ。
「スクラップブレイク!」
クローズチャージも再度必殺技を発動し、これもヘルブロスを圧倒。
「ヒーローは俺だ!あいつにおいしい思いさせてたまるかよ!」
セコンドの戦兎に対して大声で当てつけ。
「声がでかいんだよ。張り切りやがって。」
しかし戦兎は嬉しそう。
 対するヘルブロスも負ける訳には行きません。
「正直、ここまでとは思っていませんでした・・・。ですが、私も引き下がる訳には行きません。弟の命がかかってるんでね。」
この言葉に反応してしまうクローズチャージ。良くも悪くもバカ正直で目先のことしか考えられないんですよね・・・。
「あ?何だよ弟の命って!?」
「私が負けたら、弟は始末されるんです。」
「何!?」
「今、西都政府に拘束されています。私達兄弟は、戦いこそが全て!弱ければガラクタのようにスクラップにされて、滅びる運命・・・。生きるためには勝つしかないんです!」
 こんな事を言われるとすぐに戦意が萎えてしまうのが悪いところ。
「フルボトル!」
「ファンキーショット!」
「フルボトル!」
相手の必殺技に対してガードもできない始末。
「何か変だよ・・・。万丈、全然攻撃してない。」
「何やってんだ、あいつ!」
たまらずリング際まで飛び出していく戦兎と美空ですが、その前の前でビームリングに押し付けられるクローズチャージ。
「どうすりゃいい・・・?」
同時に2つのことを考えられず、ただただ動けずにいます。
「私が負けたら、弟は始末されるんです。」
ただ、その言葉が戦兎に対する思いとかち合ってフリーズ状態。
そのままヘルブロスは必殺技の体勢へ。
「これでジ・エンドです。」
胸の4つの歯車を飛ばす技をモロに受け、ついに変身解除してしまいました。
「変身解除により、ヘルブロスの勝利!勝者、ヘルブロス!」
「よし!これで1勝1敗。」
「ヒヤヒヤさせおって。」
そりゃ隠し玉のヘルブロスまでも一時は押されていたとあっては、流石の難波も肝を冷やしたようです。
 そして、第3戦を前に紗羽が到着。
「失礼します。」
「おお、来たか。」
「ビルドの強化アイテムのデータです。」
紗羽から渡されたUSBメモリを内海に渡すと、
「早急にスクラッシュドライバーへ転送します。」
このわずかな時間で対応してみせるという内海。
「ご苦労だった。」
去り際の内海と紗羽の目線の交差がどこか意味深です。

 倒れた龍我に、風は思わず吹き出してしまいます。
「ハッ・・・まさか、わざと負けてくれるとは。」
「兄貴!やったな。」
「ああ。」
「政府に拘束されてるんじゃ・・・?」
「我々は難波重工の最終兵器ですよ?そう簡単にスクラップされるはずがないでしょう。」
まんまと騙されました。私も難波ならやりかねないとばかり思っていました。
「騙されたって訳か・・・!」
一時は拳を握った龍我。しかし、
「・・・しょうがねえ。信じた俺が悪い。」
自分の騙されやすさを恥じて拳を下ろします。また、戦兎への信頼もあり。
「けど、俺の代わりにきっと・・・あいつがやってくれる。」

 その頃、難波は無駄に大仰な蓋のついたアレでおやつのたい焼きが提供されています。
「君のおかげで、代表戦をものにできる。よくやった。」
「約束を・・・守っていただけますか?」
「それはデータが正しいか、証明できてからだ。」
「・・・分かりました。」
「余計なことはするなよ。お前は私から逃れられない。」
「はい・・・。」
どうやら、難波チルドレンであることもそうですが、何か弱みを握られているように見えます。

 控室の幻徳に、データ入力済みのスクラッシュドライバーを届ける内海。
「ビルド対策は万全だ。あとはお前の腕にかかっている。お前を捨てた東都への復讐を果たす絶好の機会だな。」
こんな時でも嫌味は忘れません。
「そんなもの、興味はない。今は大義のために目の前の相手を倒すだけだ。」
大義とは大きく出たものです。

 龍我から、先の戦いの中での出来事を聞かされた美空と戦兎。
「なるほど・・・。」
「そういう訳か・・・。」
「悪い!」
素直に頭を下げる龍我。
「まあ、万丈らしいっちゃらしいけど。」
「最高だな。」
「はあ?」
「サブキャラのお前が、これ以上ないお膳立てをしてくれたんだ。やっぱり最後は正義のヒーローが勝たないとな。」
新アイテムを手に勝ち誇る戦兎。こういう、お互いふざけているようでフォローしあっているのは良いですね。
「お前なあ・・・!」
「心配すんな。俺は必ず勝つ。お前の分もな。」
「戦兎、頼んだぞ。」
しかし最後はお互い真剣な様子。
「そういえば、何か忘れてるような・・・。」

 と言うのは、出番が終わったのに一海が戻ってきていません。
それで噂されて、盛大にくしゃみをする一海。
「みーたん、俺がいなくなって寂しがってんな。」
どんだけ頭の中みーたんなのかと。
「さっさと終わらして帰ってやるか・・・。」
代表戦を終わらせたはずの一海は、ドライバーを装備して何やらビルに突入。一体何が?

 そうしている間に第3戦が開幕。
「第3戦、仮面ライダービルド対仮面ライダーローグ!」
「これで終わりだ。」
「その通り。西都が勝って、この国はひとつになる。」
「そんな事はさせない!」
どうしても日本を戦争に向かわせたい幻徳と、それを否定する戦兎ですが
「兵器と兵器がぶつかり合い、互いの能力を競い合う。お前が望んでいた事だな、葛城。」
幻徳にとっては今でも戦兎=葛城。
「ライダーシステムは兵器じゃない。」
葛城とは違う、という主張もあってか、自分の発明品であるスパークリングをいきなり使います。
「ラビットタンクスパークリング!」
「変身。」
「Are you ready?」
「ラビットタンクスパークリング!」
「イエイ!イエーイ!」
対する幻徳はいつでもクロコダイル。
「クロコダイル!」
「変身。」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
戦闘開始。ドリルクラッシャーと4コマ忍法刀の二刀流で仕掛けるビルドですが、これも簡単に掴まれてしまいます。そして戦兎に揺さぶりをかける幻徳。
「本当に兵器じゃないと言い切れるのか?葛城は、そう思ってなかったぞ。」
実際、幻徳と葛城によるファウストがいよいよ大きくなってきた時には
「俺達は引き返せない所まで来た。もう知ってるんだろう?お前が創ったライダーシステムは・・・」
「氷室さん。科学の発展によって、人類は絶えず進化してきました。例え、僕らの歩みが戦いの歴史であったとしても、それが未来の礎になるなら僕は、悪魔に魂を売ってでも科学に全身全霊を捧げます。」
と、自身の科学の軍事利用を受け入れていたようです。
「人は、争いを繰り返して今を創ってきた。葛城は・・・お前は、科学の発展が戦争を生み出すことを知りながらライダーシステムを創ったんだ。」
「戦争に加担したい科学者なんて1人もいない!人々の幸せを願って、平和利用のために力を尽くしてるんだ!」
とはいえ葛城も、他に成果への道がないならというスタンスに見えますし・・・この2人、どこまでも両極端です。
「じゃあ、ハザードトリガーはどう説明する?自我を失い、破壊兵器と化すあんなものをどう平和利用しろって言うんだ?」
「あれは禁断のアイテムだ!本当は作っちゃいけないと分かってて・・・」
「なら、なぜ作った!?そのせいで多くの人間が傷つくことは容易に想像できたはずだ!」
あれももともとプロテクトがかかっていたのを、惣一がどう言うわけか持ってきたと言うのが発端なので。
「ファンキーショット!」
「フルボトル!」
問答の最中でいきなり撃たれ、ビームリングに叩き付けられるビルド。
「お前は分かっていたんだよ、こうなる事を。」
「戦争は・・・悲しみを生むだけだ。もし・・・葛城が、記憶をなくす前の俺が本当に悪魔の科学者だったとしたら、この戦争を引き起こす原因を作ったんだとしたら・・・今の俺がそれを終わらせる!」
 戦兎にとって、戦争は悲しいことでしかない。その決意とともに、ドリルクラッシャーにバラボトルを装填。
「Ready go!」
「ボルテックブレイク!」
ホークガトリンガーとの2丁拳銃で連射を浴びせるも、簡単に突っ切られ
「クラックアップフィニッシュ!」
逆に必殺技を受ける格好に。戦力として持ってきたボトルも散乱してしまいました。
「スパークリングはもう通用しない。何をしても無駄だ。お前は・・・葛城に勝てない。」
すっかり万策尽きたビルドですが、リング際まで出てきた龍我の顔を見て思い出すのは、以前自分が葛城だと知った時のこと。
「はあ・・・最悪だ。こんな時に思い出しちまうなんて・・・。」
「誰かの力になりたくて、戦ってきたんだろ!誰かを守るために、立ち上がってきたんだろ!?それができるのは、葛城巧でも佐藤太郎でもねえ。桐生戦兎だけだろうが!」
「筋肉バカに言われたあの言葉が、今の俺を創った。あいつだけじゃない。みんなの思いを受けて、俺は桐生戦兎として、正義のためにライダーシステムを使ってきたんだ!俺は俺のやり方で、葛城巧を超えてみせる!」
 改めて桐生戦兎として立ち上がり、手にしたのはハザードトリガー。
「マックスハザードオン!」
「そう言って、なおも葛城の道具に頼るのか。」
さらに、ケースから取り出した新ボトル。
「それは・・・?」
振ってみると、何だかぴょんぴょんした音が。
「ラビット!」
口金を捻ると、ウサギのマークが出現。

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Posted by jerid_and_me at 22:05Comments(3) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年03月12日

今週の仮面ライダービルド「第26話 裏切りのデスマッチ」

 ついに西都へとパンドラボックスが渡ってしまったという状況。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、東都、北都、西都で戦争が勃発した。東都の仮面ライダービルドの桐生戦兎は、西都の仮面ライダーローグと激突するが・・・ああマズい!オーバーフロー状態だ!あっ、パンドラボックスが!・・・あ〜逃げられちゃったよ。え?何で美空に襲いかかってるんだよ俺!?もうどうなっちゃうの第26話!」
 急に初期のようなテンション。シリアスな状況のはずが・・・。
ビルドに捕まえられて為す術のない美空のバングルが輝くと、ビルドの右目のタンク目がラビット目に変化して両目がラビットに。
 すると、アラームの中で意識を失っていた戦兎が意識を取り戻し、同時にアラームが解除。
我に返り、美空を締め上げている状況に気づくと
「美空!?」
美空を離し、変身解除。
「今のは・・・?」
「何で、勝手に変身解除に?」
傍目にはどう考えても止めようのなかった状況だけに、訳が分からないと言った様子です。
「美空!ごめん・・・大丈夫か!?美空!」
「大丈夫・・・。」
「お前、何したか分かってんのか!」
美空を手に掛けようとした戦兎に激昂する龍我ですが、
「落ち着け!そんな事より、誰が西都にこの場所をチクったのか・・・。パンドラボックスが本当はここにあったって事は俺達しか知らねえ。こん中に・・・裏切り者がいる。」
ごくごく近いところに内通者がいなければ、この奇襲は成立せず、赤羽が犠牲になることもなかった。一海は冷静に見えますが、相当腸が煮え返っているでしょうね。

 泰山と御堂の二者会談で、勝ち誇る御堂。
「ハハハ・・・!ついにパンドラボックスが西都の物に。早くここに眠るエネルギーが見たい・・・!東都のボトルさえ揃えば、ついにその夢が叶う。」
「ボトルを渡すつもりはない!」
最後の踏ん張りを見せる泰山ですが、
「我々が総攻撃を仕掛ければ、東都は火の海となる。それを回避したければ・・・私の提案をご検討頂きたい。」
圧倒的な総戦力の差を根拠に、何やら新たに提案を持ちかけました。

 ナシタでは、一海の内通者発言にどこか険悪な空気。
と言っても龍我が野良犬のように一海を威嚇し続けているだけなのですが・・・。
「ねえ・・・ねえ!本当に、この中に西都のスパイがいると思ってるの?」
「お前には関係ねえ。黙ってろ!」
「何みーたんに当たってんだ。バカ。」
「バカって言うなよ!せめて『筋肉』付けろよ!」
「筋肉ねえだろ、お前。」
「着痩せするタイプなんだよ。」
「お前、何食ってんの?」
龍我と一海がバカやっている傍ら、戦兎の頭にあるのは制御を失ったビルドが美空のバングルの光で制御を取り戻した事。
「おい、何ボーっとしてんだよ。お前もスパイの候補なんだぞ?」
なんてやっていると、泰山から通信が。

 官邸に呼び出された戦兎、龍我、それに一海。
「西都が、仮面ライダーによる代表戦を提案してきた。我々が負ければ、東都の領土とボトルを西都に引き渡す。だが勝てば、西都は東都侵略から手を引くだけでなく北都を元に戻すと言っている。」
「本当か?」
これは一海にとっても意義のある条件。
「ただし、今度は1対1の三本勝負を望んでいる。」
「って事は、戦兎と俺と・・・。」
「俺が出る。」
東都と西都の代表戦という形ですが、北都が絡むなら一海も動きます。
「この戦いに勝って、戦争を終わらせてほしい。頼む・・・。」
深々と頭を下げる泰山。平和主義者の泰山が2度までもあえて戦いを選んで、しかも一市民に戦わせると言うのは辛いものがあるのでしょう。

 ナシタに戻ると、端末に向かっている戦兎に
「なあ、西都のスパイ捜さなくていいのかよ?」
「ああ。その件は任せてくれ。それより今は強化アイテムの開発だ。ハザードトリガーは、オーバーフロー状態になればハザードレベルが急上昇する。けど、自我を失って暴走するのが欠点だ。そこでオーバーフロー状態でも自我を保てる装置を作る。」
 分かっていそうで分かっていないであろう龍我のリアクション。
美空は、
「そんなの、どうやって作るの?」
言いたいことは分かるけれど方法の見当がつかないという様子。
「あの時、何故か意識が戻った。つまり、バングルの力を使えばそれが可能って訳だ。」
「ん?」
「これからビルドの映像を流すから、お願いバングルさん、イケメン天才物理学者のためにハザードトリガーの特性を活かしたボトルを作って、って念じてみて。」
「何で私がそんな事・・・。」
「言ってくれたでしょ?私でも(ハァハァ)力になれる事が(ハァハァ)あるなら〜、って。」
腹の立つモノマネ。この辺りも初期のノリを感じます。
「ホラホラホラ、そういう訳で・・・よろしく。」
「言ってないからね?もう〜!」
美空を久々に装置へと押し込める戦兎。
 美空は渋々ながらもゴーグルを装着し、
「はい。」
「行くよ?」
ゴーグル内でビルドのVR映像が再生されます。
 突然の総集編。
「やっぱ俺ってイケメンだな。」
「そんな事より、こんな映像どこにあったんだよ?」
「それは・・・。お、やっぱライダーキックは破壊力あるな。」
「ごまかしたよ・・・。」
久々に見た数式に関数曲線キック。映像の出処に関してはメタな話になるので・・・。
「なあ。ビルドってベストマッチのボトルで変身するしてるけど、そもそもベストマッチって何なんだよ?生き物と機械の組み合わせがマジ最強って事?」
「有機物と無機物って言ってくれる?2つの成分を組み合わせていい感じにしてるのがベストマッチなの。」
「何だよ?いい感じって。」
「そこはスルーしなさいよ。ウサギと戦車とか、ゴリラとダイヤモンドとか。何でこれが相性いいのか未だに解明できてないんだから。」
実際問題、ボトル周りって分からない事だらけですよね・・・。
パネルに集めると凄い事が起こる、ってのもパンドラボックスが開くらしいぐらいにみんな思ってますけども実際の所どうなのか。
「解明できてねえのかよ!まあ、俺の天才的な第六感!を使えば一発でベストマッチが分かるけどな。」
「・・・。」
「そこはスルーするなよ!」
映像にはクローズも収録されていますが
「お、クローズ!マジ最強!」
「はい早送り。」
「あ?え!?何でだよ!」
そういえば素クローズもスクラッシュの開発以降見られませんよね・・・デザインは今見てもカッコいいです。
「でも、俺のクローズってドラゴン1本だろ?なのに、何であんな強えんだよ?」
これについては龍我とドラゴンボトルの相性とか、ハザードボトル爆上げ体質について言及されていましたが
「天才物理学者の俺が、ドラゴンの成分を2本分にする画期的なアイテムを発明したからだよ。」
開発者にしてみればクローズドラゴンは1本分を増幅する装置というコンセプトだったようです。
「あ・・・じゃあ有機物?と有機物の組み合わせもできるって事?」
「それは・・・。」
答えに詰まった戦兎は
「スパークリング弾けてるな。」
「またごまかしたよ・・・。ホント都合が悪くなると」
なんてワイワイ実況していると、装置の中でキレる美空。
「うるさーい!集中できないし・・・刻むよ!」
扉越しでも伝わる圧力。
「サーセン・・・。」
気を取り直して映像に集中する美空。すると脳裏にひとつの仮説が。
「基本フォームがラビットタンク・・・。パンドラボックスの残留物質を利用したスパークリングも同じ。それに・・・。」
ハザードも基本はラビットタンク。
「ラビットタンクに何か意味があるのかな・・・?」
同時に、ビルドに襲われた際、無意識にビルドの両目をラビットにした事も脳裏に。
この結果生み出されるのは・・・?

 ナシタに向かっているらしい紗羽。そこに何者かからの連絡が。
「はい・・・。」
何やら、重い表情で、どこか躊躇った様子で電話を取ります。少なくとも戦兎たちからではなさそうですが・・・?

 その頃、ナシタでは久しぶりの新ボトル完成。相変わらずの爆音。
「出来た!」
「急げ!」
戦兎はあらぬ所を指さして龍我の注意を引き、先にボトルに到達。
「あっ!」
「・・・おい!」
「最高だ・・・!」
久々の寝癖。しかしよく見ると、
「・・・ん?ラビットボトル?」
ずいぶん色白なラビットボトルが出来上がっていました。
「でも色が違うな。何で?」
「知らないし。眠いし。ちゃんと念じたし。お願いバングルさん、イケメンぶってる自称天才物理学者のためにハザード・・・なんちゃらをなんちゃらしてって。」
「念じ方が雑だろ。」
と言っても、ものは出来ているので逆らえません。
「ラビット・・・ラビット・・・同じ成分を組み合わせた事ってなかったな。」
思い立ったら即実行、ドライバーに今まであったラビットボトルと、新作の白いラビットボトルを装填。
「ラビット!」
「ラビット!」
「光った!」
どうやらドライバーでも認識できている様子。となれば、ハザードトリガーも装着。
「ハザードオン!」
「ドンテンカン!ドンテンカン!ドンテンカン!」
これも認識。あとはハンドルを回すと・・・。
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
「Are you ready?」
いけるか、と思ったところで白いラビットボトルが破裂。
「ダメか・・・。」
「いや・・・同じ成分だから強い干渉が起こって、全ての成分がひとつの状態へと凝縮した・・・。それで全体が集中した状態を・・・」
失敗かに見えましたが、これで完全にスイッチが入った戦兎。龍我はもう全くついて行けません。
「さっぱり分からねえ。」
「ラビットラビットの力に耐えられる装置さえ開発すれば・・・行けるかもしれない。」
早速開発にかかります。すると、そこで現れた紗羽。
「おお、紗羽さん。どうしたんだよ?」
「あっ・・・新アイテムの開発を手伝いに。」
どこかぎこちない様子。まさか紗羽が?
「あれ、うるせえのは?」
「あっ、カズミンならスカイロードに言ってくるって。」
「スカイロード?」
結局、当の赤羽まで消滅してしまいましたが、どうやら遺骨代わりのドッグタグを埋葬しに行ったようです。

 スカイロードにドッグタグを埋めに来た一海。
そこら辺の木の枝を縄で結んで十字架をつくり、そこに赤、青、黄の端切れを括り付けただけの粗末なものですが意図は伝わります。
「バカ野郎・・・みんな居なくなっちまいやがって。」
バカだけど気のいい奴らでしたが、ついに3人ともドッグタグだけ残していなくなってしまいました。
 一海がその片方を十字架の根元に埋めていると、そこに現れた龍我。
「なに勝手に墓作ってんだよ?」
「こんぐらい許してくれんだろ。」
「それは?」
「あいつらの名前が入ったドッグタグだ。1枚ずつ、遺骨の代わりにな。」
「・・・跡形もなく消えちまうってのは、ずるいよな。いなくなった実感がわかねえって言うか・・・。」
そう言えば龍我の恋人であった香澄もネビュラガスを吸わされスマッシュになった挙げ句消滅していました。
そういう意味では重なる所があり、静かに手を合わせるという一面も。
 黙祷を終えると、本題。
「さあ、実験を始めようか。」
「あん?」
「俺達は戦えば戦うほど強くなるんだ。だったら、代表戦までお互いのハザードレベルをガンガン上げてやろうじゃねえか。」
というサイヤ人のようなセリフ。
「面白えじゃねえか。後で吠え面かくなよ。」
「それはこっちのセリフだ。」
生身でやるつもりだったのか、ドラゴンボトルを振ってみると何か変な音がします。
 そこで強引に蓋を外してみると・・・というか外していいものだったのか。
中から出てきたのは何やら電子部品。
「何だこれ?」
それを見た一海は
「盗聴器・・・!」
どうやら、パンドラボックスの保管場所が漏れていたのはこれのせい。

 その頃、戦兎のアイテム開発の手伝いをする紗羽。
半田ゴテを持つ手つきがやけに手慣れています。
「紗羽さん、器用だね。」
「こういうの得意なの。」
「紗羽さんのお父さんも研究員だったんでしょ?」
とは以前聞いた、難波重工の調査をする動機。
「まあ・・・。」
しかし、
「実は・・・研究所のガス爆破事件について調べてみたんだ。被害者に『滝川』って名前はなかった。」
「それは・・・アレだよ。滝川は母親の姓だから、父が亡くなって、母方の姓にしたの。」
「そっか・・・。」
何とも苦しい言い訳。恐らくこの時点で察しがついています。
「代表戦は必ず勝つ。大勢の明日を作ってあげられるよう、この戦争を終わらせるんだ。」
もし紗羽が難波の手の者なら、戦争の終結など望まないはずですが・・・?

 そうして迎えた一週間後、代表戦の当日。
対戦のカードは、1回戦がグリス一海とエンジンブロス雷。2回戦がクローズチャージ龍我とリモコンブロス風。そして3回戦がビルド戦兎とローグ幻徳。
 対戦会場も北都戦のような高所の謎の狭いリングではなく、今回は体育館風の施設。
「これより、東都と西都の代表戦を行う。」
「頼んだぞ・・・。」
決戦の場が西都と言うのはやや不安ですが、泰山もモニターの前で固唾をのんで見守っています。
「これでボトルが手に入る。パンドラボックスのエネルギーを手に入れて、この国のリーダーになるのは私だ!」
既に勝った気でいる御堂。その背後には難波も直々に観覧に来ています。

 ナシタ地下では、何やら興奮した様子の戦兎。
「できた・・・!ハザードの力を最大限に活かしたボトルと武器・・・!」
実験装置の透明なパイプの中に鎮座しているのは、ボトルを上下にくっつけたような細長いアイテム。さらに、いかにも強そうな武器まで新作しています。
「凄いでしょ!?最高でしょ!?天才でしょ!」
このテンションも久々に見ましたね・・・。
「最悪だ・・・早く会場に行かないと!」
時間も忘れて開発に没頭していたため、既に初戦が始まる頃。
慌てて準備する戦兎ですが、出来上がったボトルを見る紗羽の目が怪しい。

 そう言っている間にも始まる代表戦。
「第1戦、仮面ライダーグリス対エンジンブロス!両者、構えて!」
「ロボットゼリー!」
「ギアエンジン!」
「変身。」
「潤動。」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ブルアァ!」
「ファンキー!」
「エンジン・ランニングギア」
「始め!」
変身した両者は激突。
「心火を燃やして、ぶっ潰す!」
まずは互角の戦い。
 戦いの行方も気になりますが、第3戦の戦兎がまだ来ていないのも気になるところ。
「戦兎、まだかよ?」
「もう向かってると思うけど・・・。」
互角に思われたグリスは次第に劣勢に追い込まれていきます。
「勝利以外は許されない・・・!俺達は・・・兵器として生きることで存在を証明してきた。相手を倒す事が、生き残る唯一の術だった。難波会長に身命を賭す。それこそが・・・生きる証!」
 幼い頃に難波に引き取られ、その後はずっと同じ難波チルドレンと優劣を競い合ってきた様子。
その中にはおそらく脱落者もいて、彼らがどうなったのかは・・・お察しというものでしょう。
そんな中で生き残ってきた覚悟が強さなんでしょう。
「全ては難波重工のために!」
という回想シーンの中に・・・あれ、紗羽が?
 その紗羽はこっそりと戦兎の新装備のデータをコピー。
やはり、裏切り者は紗羽だったようです。
 なおもグリスを圧倒するエンジンブロス。
「俺達は常に独りで戦い続けて来たんだ!その覚悟が、お前に分かるか!?」
「ライフルモード!」
「ギアエンジン!」
「ファンキーショット!」
ついには必殺技を受け、倒れ込むグリス。
これは為す術もなく初戦敗北となるか・・・という所。

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Posted by jerid_and_me at 22:04Comments(3) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年03月05日

今週の仮面ライダービルド「第25話 アイドル覚醒」

 もうビルドも折り返し地点なんだな・・・という数字。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、東都、北都、西都で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、東都を守るために仮面ライダーローグ率いる西都の侵攻を防ごうとするが劣勢を強いられる。そんな中、いつもと雰囲気の違う美空が戦兎たちの前に現れて・・・。」
 今回も相方は龍我。
「なあ、美空ってスカイウォールまで裸足で来たの?」
「それが?」
「足の裏痛くなかったのかなあ。ガラスの破片とか。」
「気になるとこそこ!?目が緑色に光ったんだよ!?もう、第25話しっかり見て!」
確かにいずれも気になる所ではありますが。

 ライダー3人が全員やられたところで現れた美空。
腕輪をつけた手をローグらにかざすと、謎の圧力が発せられているようです。
 これを受けたローグとブロスは、身動きが取れないばかりか次第に空中に浮かされてしまう始末。
さらに、美空の眼光でスカイウォールに大穴が開き、その向こうへとローグらを飛ばしてしまいました。
その後、何事も無かったかのように閉じるスカイウォール。
 突然の超常現象に、全員が全員、呆気にとられています。
「スカイウォールが・・・。」
「何だよ?今の・・・。」
「みーたん半端ねえ。」
その場を収め、
「エボルト・・・。」
と一言だけ呟くと、意識を失ってその場に倒れる美空。
「美空!?美空!おい!」

 その夜、未だ目を覚まさない美空を前に、話題はその腕輪・・・バングルに。
「このバングルって、美空がパンドラボックスの部屋で倒れた時、着いたもんなんだろ?」
「ああ。本人は覚えてないらしいけどな。」
「って事は・・・パンドラの力と何か関係があるのか?」
「さあな・・・。」
いくら自称天才物理学者をもってしても、相手がまるっきり超常現象では手が出ないというもの。
「・・・聞いてみるしかないか。」
戦兎がコンタクトを決意するのは・・・?

 その頃、西都首脳部でも美空の話題でもちきり。
「謎の女がスカイウォールを自在に操って、パンドラボックス奪還を阻止したそうですね!?大丈夫なんですか・・・?」
 不安がる御堂ですが、難波はこれを制し
「私を信用できないのか?」
「いえ、そういう訳では・・・。」
「東都に潜り込ませた、子供からの情報が入り次第すぐに取り返す。余計な口出しは無用だ。」
どうやら、西都はもはや完全に難波重工の傀儡に成り下がっているようです。

 戦兎が海岸に呼び出したのは、やはり惣一。
「珍しいな、お前から連絡してくるなんて。」
本来なら顔を合わせたくない相手ですが、美空を知るのは父親である惣一のみ。
「・・・美空の事だ。」
「聞いたよ。スカイウォールに穴開けたんだって?」
「あのバングルは一体・・・?」
すると、意外にも素直に答えます。
「美空のバングルは火星から持ち帰ったものだ。それが、あいつの腕に巻きついて取れなくなった。」
さらに戦兎は質問を続けますが、
「『エボルト』って知ってるか?」
「知らねえなあ。けど、まさか美空がねえ。とんでもねえジョーカーが潜んでたもんだ。」
唯一のキーワードは知らないという。本当に知らないのかどうか・・・。
「美空に手出したら承知しねえぞ。」
「大事な娘にそんな事するかよ!」
「気遣う素振りもないくせに、よく言うよ。」
言われてみれば、大変なことになっているのに連れて行こうとも気遣いもしていない辺り、本当に娘なのかと心配になります。
「フッ・・・。どちらにせよ、スカイウォールに穴を開けるような相手とやり合うつもりはない。今は、パンドラボックスを奪うことに専念するよ。」
「そんな事させるか。」
「どうかな・・・東都の情報は筒抜けだぞ?ヒントをやるよ。難波チルドレンって知ってるか?」
どちらかが劣勢となると、大抵戦いを長引かせるためにヒントを与えてきます。
「難波チルドレン・・・?」
「難波十三郎は、施設の子供たちを洗脳して科学者、軍人、スパイになるための専門的な訓練を積ませた。リモコンエンジンの鷲尾兄弟も、お前がよく知る内海も。難波チルドレンの一員として、難波に絶対の忠誠を誓っている。」
思った以上にヤバいことやってました難波。
「その中に、東都の情報を流しているスパイがいるのか?」
「あとは、自分で調べろ。チャオ!」
美空については結局進展はなかったものの、現状の西都のやりたい放題に対しては糸口が見つかりました。

 この事をナシタに持ち帰り、
「西都のスパイ!?」
「東都政府の情報を流してる人間を探し出す。」
と、次の作戦の方向性が決まったところで目を覚ましたらしい美空が店に出てきました。
「みーたん・・・。」
「大丈夫なのか?」
「うん。心配かけてごめん。」
「美空ちゃん、全然覚えてないんだって・・・。」
やはりと言うか、人格が変わってしまっていたようで等の美空にはその記憶はなし。
「あんなすげえ力出しておいて!?」
「ねえ。私のこと・・・調べてくれないかな?」
今回の件には、流石に美空も自分のことが分からないことに不安を感じているようです。

 都合、今回は龍我が東都政府に作戦を伝達。
「パンドラボックスは東都機械工場に隠す事にした。4階の保管庫なら安全だ。」
常にメモを見て言っている辺り、記憶力の悪さが既に出ている・・・。
「分かった。首相に確認して直ちに搬送する。」
泰山の副官がすぐに手配にかかろうとしますが、
「俺達が運ぶ。大勢が動けば、それだけ情報が動く可能性があるからな。」
と、ライダーによる極秘の運搬を提案。

 難波は、鷲尾兄弟の鍛錬を見ながら
「我が難波重工の素晴らしい兵器と、パンドラボックスの力があれば世界大戦を制し、軍事産業のトップに君臨できる!」
とその野望を口にします。明確な世界征服を企んでいるとは大きく出たもので。
 そこへ、控えた内海に連絡が。
「何だ?・・・分かった。パンドラボックスの保管場所を特定しました。」
戦兎らの作戦むなしく、早速件のスパイから連絡が入ったようです。
「お前達の出番だ!任せたぞ。」
「「全ては難波重工のために!」」
軍人以上の忠誠心。恐ろしい相手です。
「お前にもやってもらう事がある。」
内海は元徳を「お前」呼ばわり。ひどい下克上。

 美空に奇妙なゴーグルをつけ、バングルにも何か配線を繋いで調べる戦兎。
「美空が念じる思いと、バングルの力がシンクロして未知なるパワーを生み出したとするなら・・・バングルに人工知能のような意志が存在している可能性がある。」
「そこで、美空の思考と連動させてみたらこんな映像が出てきた。」
どういう仕組なのか、バングルの中から映像を吸い出しました。
画面に映っているのは、山が噴火し、天地がひっくり返ったように舞い上がる瓦礫。まさしく文明崩壊の瞬間と言った映像です。
「これは恐らく、大昔に火星が滅びた時のイメージだ。」
それを見た美空から、さらなる情報が出てきました。
「これ、ボトル浄化するときに見るやつ・・・。意識を集中させると頭に浮かんできて、こんな風になりたくないって祈ると浄化できたの。」
という意味深なもの。
「一瞬で壊滅させたこの力は・・・パンドラボックスのエネルギーなのかもしれない。」
「どういう事?」
「バングルに意志が存在するなら、この国を火星の二の舞にしないために、美空の体を介してパンドラボックスを明けさせないようにしてるんじゃないかな?」
しかしボトルの浄化はバングルの力であって、ボトルを揃えることでパンドラボックスが開くものだと思っていましたが・・・?
「じゃあ、傷を治したり、スカイウォールに穴を開けたりしたのも?」
黙って頷く戦兎。
「私がそんな力を・・・。そっか・・・じゃあ、これでみんなと一緒に戦えるんだ。」
虚勢を張ってみせる美空ですが、その実はと言うと
「怖いよ・・・自分がどうにかなっちゃいそうで。」
当初思っていた以上に重大な力を否応なく背負わされ、しかも自分の意志とは無関係に行使されるという。これに大きな不安を感じています。
 戦兎はこの震える手をグッと握ると、その目を見据えて
「お前は俺が守る。前に言ったろ。俺が戦うのは、お前やこの街を守るためだって。」
やだ、カッコいい・・・。
「戦争は俺達が何とかする。だから心配すんな。」
「戦兎・・・。」
いい雰囲気のところで、龍我から西都が動き出したとの連絡が入りました。
「戦兎、俺だ!西都の奴らが東都機械工場に向かった!」

 この連絡は別に待機していた北都勢にも伝わり、行動を開始する一海。
「じゃあ、行ってくるわ。」
すると、これを呼び止める赤羽。
「カシラ。」
「あん?」
「青羽と黄羽のドッグタグ、1枚ずつスカイウォールに埋めませんか?遺骨の代わりに。」
という提案。
「そりゃいいな。じゃあ・・・明日埋めに行くか。」
言われてみればまともに弔えていなかった事もあり、一海は快諾。
「はい。」
「何かあったら連絡しろよ。」
「気をつけて!」
「おう。」
赤羽を残して出ていく一海・・・何かフラグ感があります。

 東都機械工場では、警備を蹴散らして侵入するブロス。
シャッターをこじ開け、目的地に到着しましたがそこはもぬけの殻でした。
「パンドラボックスはどこだ・・・?」
あたりを見回していると、姿を表したビルドとクローズチャージ。
「残念ながら、ここにはない。お引き取り願おうか。」
「我々を騙したって訳ですか・・・。」
「ふざけた真似しやがって!」
戦闘開始。ビルドは弟・雷の変身するエンジンブロス、クローズチャージが兄・風の変身するリモコンブロスを担当。
「痛っ・・・俺は一度負けた相手は研究するタチでね。」
ビルドは、やはりお得意の多彩なボトルの組み合わせを活かし、相手の弱点を突く戦法。
「クジラ!」
「消防車!」
「Are you ready?」
「ビルドアップ!」
「勝利の法則は決まった!」
いずれも水を放出する能力。それぞれの側から高圧の水を浴びせることにより、歯車が浸水したのか潤滑が切れたのか、動作が急に渋くなりました。
「ローズ!」
「消防車!」
「Are you ready?」
「ビルドアップ!」
さらに遠距離から動きを封じる組み合わせで追撃しようとしますが、ここでグリスが乱入。
「よう、遅くなったな。トドメを刺すのはこの俺だ!」
黄羽の仇とばかりに前に出るグリス。
「ええっ?おいちょっと待てよ!」
一方のクローズチャージはと言うと、1人でリモコンブロスを相手にする形となりましたが
「格好つけやがって・・・。こっちも負けてらんねえ!」
とにかく負けん気で押します。
「そんな単調な攻撃で、私に勝てるわけが・・・。」
なんて言っているそばから、次第にリモコンブロスを凌駕していきます。
「あり得ない・・・!ハザードレベルが急激に上がっていく?」
「どうした!?行くぞ!」
流石は惣一が目をつけただけあります。
 グリスは不調のエンジンブロスに対し、畳み掛けるように必殺技を発動。
「スクラップフィニッシュ!」
流石にこれは防がれません。
 クローズチャージも必殺技へ。
「Ready go!」
ツインブレイカーにはクローズドラゴンを装填し、さらに久々の登場となるビートクローザーにはキーボトルを装填。
「スペシャルチューン!」
「ヒッパレー!ヒッパレー!ヒッパレー!」
「メガスラッシュ!」
「レッツブレイク!」
ツインブレイカー最大火力とビートクローザー最大火力の合体必殺技。これには流石のリモコンブロスも為す術無く倒れ、兄弟仲良く撤退するハメに。
「この借りは、必ず返しますよ・・・!」
撃退に成功したのか?と思われましたが、ローグは何故か現れません。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 22:21Comments(4) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド