2017年10月30日

今週の仮面ライダービルド「第9話 プロジェクトビルドの罠」

 葛城が遺した情報の中身は、という第9話。
「仮面ライダービルドであり、天才物理学者の桐生戦兎は、科学者の葛城巧が殺害された事件で逮捕された万丈龍我の冤罪を晴らすために真相を追っていた。やがて葛城が悪の組織ファウストを創ったことが判明し、戦兎は彼が母親に遺したデータを手に入れたのだった。」
 あらすじはここまでにして、唐突に明かされる命名の秘密。
「なあ、桐生戦兎ってマスターがつけた名前だろ?」
「そうだよ。」
「戦車の『戦』に、『兎』で戦兎。」
「ラビットタンクを漢字にしただけじゃねえか!」
「じゃあ、桐生は?」
「行きつけの理髪店が『バーバー桐生』だったから。」
「そんな理由!?もう、第9話いっちゃって。」
思いのほか適当です。

 ともかくも、葛城の遺した『PROJECT BUILD』のデータを確認する戦兎ら。
「俺は、葛城巧。これから話すプロジェクト・ビルドとは、究極の防衛を目的としたライダーシステムの事だ。」
タイトルと同様、内容もプレゼン資料のような雰囲気です。
「これは、その源となるビルドドライバー。ある条件を満たして装着すれば、仮面ライダービルドに変身できる!」
そう言って示したのは、ビルドドライバーと・・・ガンバライジングカード?」
科学者が作ったものにしては凝り過ぎです。
 その後、ビルドの立体映像が出現。
「これがビルド。『造る』、『形成する』って意味のビルドだ。」
さらにガーディアンの立体映像が出現し、模擬戦を開始。
「ビルドは、このドライバーに挿すボトルによって能力が変わる。ボトルは、スカイウォールから噴出しているネビュラガスをベースに作られていて、組み合わせ次第では必殺技も繰り出せる。」
「Ready go!」
「ボルテックフィニッシュ!」
「イエーイ!」
「こんな風に。」
いつもの必殺技。となると、あの演出は葛城の趣味でしょうか。
「さらに、ボトルを変えれば様々なフォームチェンジが可能になる。例えば、このウルフボトル。そして、スマホボトル。この2本をベルトに挿すと・・・このようなライダーになる。」
未登場のフルボトルですが、そんなフォームもあるようです。
「これらはまだ、ほんの一部に過ぎない。ビルドは無限の可能性を秘めている!以後、お見知りおきを。シーユー!」
という所で動画は終わり。まさかこれだけって事はないと思いますが・・・。
 しかし、これだけの内容でも新しい発見はあるもので、
「まさか、このベルトを葛城が作ってたなんてな。」
「マジで鬼びっくりなんだけど!ガチでヤバい!」
惣一は急に何を言い出すのか。
「何だよそのイラつく喋り方!?」
「バイト先の子に教えてもらったんだよ。マジいけてるっしょ?」
「そんな事より、このベルトはファウストから奪ったんだろ?」
「おう、ボトルやパネルと一緒にな。美空を守るためにと思ったんだけど・・・俺には変身できなかった。」
ドライバーはファウストから奪ったもので、それは葛城が作ったもの・・・となると、やはり葛城がファウストを立ち上げた事に間違いはないようです。
「ハザードレベルが基準値を超えないと変身できない。」
「ハザードレベル?」
「ネビュラガスの耐久力を、いくつかの段階に分けたものだ。万丈の彼女のように、ネビュラガスを注入された後、間もなく死に至るケースがハザードレベル1。」
さらっと曇らされる龍我。
「異形の怪人・スマッシュになるのがハザードレベル2。」
と、今のところ大半はこのケースのようです。
「そして、ハザードレベル2を超えるごく少数が、ネビュラガスを注入されても人間の姿のままでいられる。」
「それが、お前達ってことか。」
ブラッドスタークの『貴重なサンプル』呼ばわりが希少さを裏付けています。
 他にも、
「そう言や、スタークが言ってた。」
「ハザードレベル2.7・・・どんどん上がっていくな。こいつは面白い。」
数値が変化していくことも重要な要素。
「葛城のデータによれば、ビルドドライバーはハザードレベル3以上で変身が可能らしい。」
「この他に何か言ってなかったのか?」
「現段階で分かってるのは、ネビュラガスを使った人体実験でライダーシステムの資格者を探してたって事だけだ。」
この事実に憤りを押さえられない龍我。
「許せねえ・・・!俺をモルモットにしただけじゃねえ。香澄の命まで奪いやがって・・・!葛城は人を人だと思ってねえんだよ!そんな奴は殺されて当然だ。」
故人ながら人でなしと批判します。が、これに対し戦兎は
「・・・確かに、ネビュラガスの副作用を無視して人体実験に踏み切ったのは問題だ。けど科学の発展という観点で言えば、これだけのシステムを構築した功績は大きい。」
と、限定的ながらもフォロー。
 やはり、これが理解できない龍我。
「何言ってんだよ・・・?そいつは多くの犠牲者を出したんだぞ!?仮面ライダーだってマスターがパクんなきゃ、ただの殺人兵器だったかも知れねえだろ!」
「科学を軍事利用するのは周囲の思惑だ!科学者の責任じゃない!」
あくまで、利用する人間の問題というのが戦兎の言い分。しかし龍我は結果でしか見られず、また自分の冤罪について収穫がなかったことも怒りの要因の1つとなっているようです。
「悪魔の科学者の肩入れをするのか?ふざけんな!大体俺の冤罪と何も関係ねえじゃねえかよ!?さっさと事件を・・・」
このままヒートアップしていくかという所で、またしても絶妙なタイミングでボトルが完成。
「またかよ!?」
「ヒャッホーイ!」
フクロテナガザルのような奇声を上げて飛びつく戦兎。
「疲れたし。バイト代欲しいし。眠いし。寝るし・・・。」
いつもどおり即座に寝る美空。
「今度は錠前ボトルか!最高だ!」
姿は同じストロングスマッシュの色違いでしたが、できあがるフルボトルは別種。
「何なんだよ、お前ら!?」
すっかり置いてけぼりになった龍我は吠えるばかり。

 何故か銭湯にいる幻徳。
当初は貸切状態でしたが、やがて黒服を従えた初老と老人の間と言った年頃の男が入ってきました。
「ご無沙汰しております、難波会長。」
「ああ〜・・・。やっぱり格別だなあ、ハハハ・・・。子供の頃、週に一度、親父とこの銭湯に来るのが楽しみだった。」
現れたのは、難波重工の会長。たびたび名前の出て来る会社です。
 そして本題へ。
「首相は説得できたか?」
「それが、まだ・・・。」
「ファウストにどれだけ投資したと思っている。ライダーシステムは、世界情勢を一変させる軍事兵器。それとも、北都や西都に流してもいいのかね?」
どうやらファウストのバックにはこの大企業が絡んでいるようで、ライダーシステムは世界に打って出る商品という位置付であり、また顧客を東都には限定していないようです。
「いえ、それだけは・・・!」
「だったら、一刻も早く説得しなさい。いいね?」
「・・・承知致しました。」
この最後通告に、もはやイエス以外の返事は出来ませんでした。

 翌日の研究所では、龍我とのやり取りが今だ引っかかっている戦兎。
「科学者って、理解されづらい職業ですよね。」
と、つい同僚に愚痴をこぼしてしまうほど。
「どうしたの?急に。」
「葛城巧って、やっぱり悪魔の科学者だったんですかね?」
すると急に興奮しだすのは、斜向かいの席の眼鏡の方の同僚、桑田。
「それは違うよ!そんな風に言うのは、科学を否定する無知な人間達だ。あの人は間違いなく天才だ!」
「こいつ、葛城シンパだから。でも、たしかに葛城さんがいたらパンドラボックスも今頃解明されてたかもな。」
と言うのはもう1人のほう、河合。
 なんて言っていると、相変わらずの仏頂面で現れた内海。
「明日、三国の首相がパンドラボックスの視察に来る。そこで、明朝までに研究の成果をまとめてもらいたい。」
「は?明朝?そんな、無理ですよ。」
という戦兎ですが
「これから徹夜でやれば可能だろう。至急取りかかれ。」
と平然と言ってのけるブラック上司。
「サイボーグ・・・。」
こちらも人でなし呼ばわり。

 一方、目下無職の龍我と美空はナシタで仲良くテレビを見ています。
すると龍我は、
「昨日、俺達のケンカを止めるために、わざとあのタイミングでボトルを爆破させたんだろ?」
爆破て。
 図星のようですが、
「たまたまだし。」
などととぼける美空。
 さらに龍我は、
「あのさ、前から聞きたかったんだけど。外に出たいとか思わねえの?こういう、洒落た店行きた〜い!とか。」
テレビではおしゃれ特集。しかし美空は
「出たら、また捕まるし・・・。」
と、外の世界に恐怖を感じている様子。
 すると突然、
「よし、行ってみるか!」
「はあ?」
親指で自分を指す龍我。我に対策有り、と言った様子ですが・・・。
「ええ・・・。」
ドン引き。

 その策とは・・・変装。
フォーゼばりのリーゼントに短ランという、かえって目立ちすぎる変装の龍我と、地味にメガネにセーラー服という鉄板ぶりがかえってコスプレ臭い美空。
「何で高校生?コスプレ感満載なんだけど!」
「うるせえな!着る前に言えよ!」
と龍我が逆ギレするが速いか、店に飛びつく美空。
「キャ〜!この服!欲しかったんだ〜!」
と大興奮。
「こっちは準備できてんぞ!」
「じゃーん!どう?」
試着しては撮影を繰り返す2人。すごいカップル臭。
 その後は美空がパフェ、龍我がステーキというよく分からないランチ。
「いただきま〜す!」
「うんめえ!」
「めっちゃ食べるじゃん!」
さらに、その後はバッティングセンター。イメージに反しててんでダメな龍我と、スポ根マンガばりの演出でネットをぶち抜く美空。
「よし、次あっち行こう!」
「また行くの?」
「いいから早く!」
すっかり荷物満載になっていますが、まだ梯子しようとする美空。が、この声が偶然通りかかったファンの耳に入ってしまい・・・。
「みーたん!?今みーたんの声がした!」
「キター!」
「みーたん!?みーたん!?」
これに対して慌てて逃げる2人。
「おい、行くぞ!」
どうにか人気のない所まで逃げ切りました。
「危なかった〜!もう少しで、絶対会えないアイドルじゃなくなるとこだった。」
「けど楽しかったー!こういうの、初めてだったから。」
満足げな様子。
「嘘つけよ!恋人の1人や2人いただろ?」
とからかう龍我ですが、またしても重たい過去が。
「ううん、私ずっと寝てたから。7年くらい。」
「7年も!?」
「スカイウォールの惨劇の日に気を失っちゃって、それから7年間ずっと昏睡状態だったの。」
「・・・相変わらず、ズシッとくる話をサラッと言うな。てか、何があったんだよ?」
「私もよく覚えてない。倒れて目が覚めたらこれが付いてて、全然外れないんだよね。」
と言うのは、謎の黄金のブレスレット。
「このせいでボトルが浄化できるようになったんだけど、戦兎が変換装置発明してくれるまで、それこそ1本浄化したら一週間寝ちゃうペースで。まあ、今でも眠くはなるんですけどー。」
 なんて話していると、美空より少し若いぐらいの少女らが談笑しながら通っていく様子が目につき、
「そんなんだから、ずっと普通の女の子の生活に憧れてた。」
続いて、話は龍我の過去に。
「万丈は、香澄さんとよくデートしてたの?」
「ああ。色んな所に連れ回されたよ。」
遠い目で過去を振り返る龍我。
「これ持ってると、不思議とあいつを身近に感じられて。」
「香澄さんの事、本当に好きだったんだね。」
「・・・だからこそ、香澄をあんな目に遭わせたファウストが許せねえ。人体実験を考えた葛城も同じだ!なのに戦兎の野郎、あんな奴をかばいやがって・・・。」
「万丈・・・。」
好きだったからこそ、葛城憎し、擁護する戦兎も憎しになっている龍我。
 すると、ここで突然ファウストのガーディアンが襲来。
「逃げろ。」
「けど・・・。」
「いいから逃げろ!」
逃げながら、戦兎に連絡する美空。
「戦兎!?ファウストが現れた。今エリアG3にいて、万丈が戦ってる!」
「何でそんな所に!?」
説明に困る・・・と思っていたら、スマホを奪うナイトローグ。
「美空!?おい、どうした!?」
「今までは泳がせておいたが・・・もうタイムリミットだな。」
「嫌・・・。」
「フフフ・・・。」
「戻りたくない・・・!」
蘇るファウスト時代のトラウマ。そのまま恐怖で倒れてしまいました。
 ガーディアンを片付けたのか、龍我が追いつきましたが
「何してんだよ!?」
「生身の人間が、俺に敵うと思うなよ。」
ガーディアン程度ならどうにかなっても、本気の怪人に対しては相手になりません。
 このまま龍我が始末され、美空も連れ戻されるかと思ったその時、ブラッドスタークが割り込んできました。
「俺に内緒で勝手な真似するなよ。」
「スターク・・・!」
この間に、美空を抱えて龍我は逃走。
「美空!」
追いかけようとするナイトローグですが、これを制するブラッドスターク。
「おい!」
お互い、いつになく鬼気迫る様子に見えますが・・・?

 美空を抱えて逃げた龍我ですが、逃げた先にはガーディアンの増援が到来しています。
すっかり絶体絶命、かと思われた所に間に合ったビルド。いきなりニンニンコミックです。
「火遁の術!」
「火炎斬り!」
あっという間にガーディアンを一掃。
「はぁ・・・何やってんだよ?」
「・・・うるせえ!」
軽い気持ちで遊びに出たとは言えず、逆ギレするしかありません。

 ファウストのラボでは、事情を聞いたブラッドスターク。 
「なるほど、珍しく焦ってるのは難波重工のせいか。」
「ライダーシステムは我々東都の起死回生の軍事兵器だ。他国への流出は何としても阻止しなければ。」
「で、どうするつもりだ?」
「研究所からパンドラボックスを奪う。そうすれば、間違いなく戦争の火種になる。流石の親父も、重い腰を上げるはずだ。」
わざと東都が追及を受ける状況を作り、開き直りという形で軍備増強をさせようという肚。
 そこへ現れたのはメガネの方の同僚、桑田。目が虚ろですが・・・?

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Posted by jerid_and_me at 18:30Comments(0) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2017年10月23日

今週の仮面ライダービルド「第8話 メモリーが語り始める。」

 西都に続いて北都に向かったという話の続き。
「仮面ライダービルドであり、天才物理学者の桐生戦兎は葛城巧の母親に会いに北都へ向かう。しかし、そこでファウストを創ったのが葛城と知らされる。」
戦兎がいつもの調子であらすじを語っていると、龍我が横槍。
「葛城巧はガチの天才。それに比べて誰かさんは・・・。」
「分かってねえな。日曜の朝にシュワルツシルト半径とか熱弁しても面白くねえだろ?あえて隠してんだよ。」
「じゃあ、四コマ忍法刀はどうやって作ったんだよ?」
「それはガガーってやってキュイーンでゴーッだよ。」
「擬音ばっかじゃねえか!」
「一言で語れないのが天才なの!どうなる?第8話!」
実際、他に説明できないけど凄いことできると言うのが天才というイメージはあります。

 前回、少年が変化させられたスマッシュとブラッドスタークを退けましたが、その後騒ぎを目にしてか警備の兵隊が葛城家に来ています。
「仮面ライダーと万丈龍我はどこへ?」
「向こうの方に逃げていきました。」
「行くぞ。」
京香が示した方向に引き上げていく兵隊ら。装備しているのがカラシニコフ銃という所に北を感じます。
 ところが、京香は納屋へ向かい
「もういいわよ。」
と声をかけると、藁の下から顔を出す戦兎と龍我。
「ありがとうございます。」
第一印象こそ悪かったものの、子供を助けた事もあって匿われました。
 また、
「さっきの怪人が言っていたのは本当なの?」
「葛城巧がファウストを創ったんだよ!」
という、ブラッドスタークの言葉も気になっているようです。

 その夜、臨時の三都首脳によるVR会談が行われたようです。
起案は北都の多治見らしく、議題はもちろん
「何故、仮面ライダーやスマッシュが北都にいるんですか?あんな怪物が暴れ回ったら、北都市民は混乱するばかりです。それとも・・・それが狙いですか?」
 したり顔でカマをかけてきます。
「確かに。あんな化物は東都にしかいないからな。兵器に利用しても何らおかしくはない。」
と、西都の御堂もそれに乗ってきました。
「何を言っているんだ、馬鹿馬鹿しい。」
戯言扱いの泰山ですが、北都はすっかりその気。
「そちらがその気なら、我々にも考えが・・・。」
すると幻徳が割って入り、
「東都政府首相補佐官の氷室です。怪物は、我々が早急に対処致します。東都を潰す口実にはさせませんよ。」
と、はっきり明言する形で釘を差し、
「アハハ・・・!何を言ってるの?私がそんな事を考えてる・・・」
そのまま通信を切ってしまいました。
 この行動を出過ぎたものとして叱責しようとする泰山でしたが、
「幻徳!何故あんな事を・・・」
「いい加減に気付けよ!奴らは、本気で東都を乗っ取るつもりだぞ。すぐに軍備を整えるべきだ。」
「まだそんな事を言ってるのか。」
「親父はスカイウォールの光を浴びなかったから、そんな呑気でいられるんだ。北都の多治見も、西都の御堂も、あの光を浴びて人が変わったんだよ。」
「変わったのはお前だろ?軍事開発より、経済の安定を優先しろ。」
ハト派の泰山とタカ派の幻徳。現実的な脅威がそこにあるのは事実なのでしょうが、幻徳もあの光を浴びていたのも確か。

 実験場では、
「何故、北都であんな騒ぎを起こした!」
今回の紛糾の原因を作り出したブラッドスタークを非難。
実際、戦兎らの北都行きやらスマッシュ騒ぎも全部ブラッドスタークが原因です。
「落ち着けよ。あれの在り処が分かるかもしれない。」
「本当か?」
「あれさえ手に入れば、軍事兵器ライダーシステムはさらなる進化を遂げる。」
あれ、の一言で掌を返す幻徳。割りといいように操られているような。

 戦兎らは葛城家に招かれ、現状で分かっている事情を説明したようです。
「よくわかった。あなたが冤罪かもしれないという事も、記憶をなくしたあなたが息子を殺めたかもしれないという事も。」
なかなか錯綜した状況ですが、どうやら理解はしてもらえたようです。
「・・・葛城さんって、どんな方だったんですか?」
「あの子は、科学を愛して、科学を恨んでいた・・・。」
ようやく語られる葛城のバックグラウンド。
「もともとは、父親の影響で科学者になったの。」
この父親が勤めていたのが、またしても難波重工。鍋島ももともとここの人間でした。
「巧は父親が大好きで、科学者としても尊敬していた。あの子の父親は、パンドラボックスの責任者だったの。」
明かされる意外な真実。
 しかも、
「宇宙に眠る謎。人類が長年夢見ていた・・・」
という、冒頭のセレモニーでスピーチを述べていた男性なのだから驚きです。
「それで巧も、火星の帰還セレモニーに参加して・・・。」
その目の前で、惣一がパンドラボックスに触れたことで惨劇の幕開け。
「パンドラボックスの影響でああなったから、主人はひどいバッシングを受けて・・・。結局それで、自ら命を。」
という壮絶な最期を遂げました。
「巧は、父親の無念を晴らすように科学者の道に進んだの。」
「で、研究所を解雇されてファウストを創ったって訳か。」
「あの子は、没頭すると見境をなくす性格だったから、誰かに利用されたのかもしれない。」
ここまで言って、京香は
「・・・ダメね。大勢の人を傷つけるものを創ってしまったのに。」
身内として、つい葛城を庇ってしまうことを恥じる京香。
 すると、これをフォローする戦兎。
「息子さんも悔やんでたんじゃないでしょうか。実は、僕たちがここに来たのは、葛城さんが研究データをあなたに預けたかもしれないって思ったからなんです。葛城さん殺害につながる何かが記されてるんじゃないかって。」
同時に目的を明かしました。
 そんなどシリアスな状況ですが、お腹は待ってくれません。
ちょうど龍我のお腹が鳴ってしまいました。台無し。
「・・・お腹空いた?」
結局、夕食をご馳走になる事に。
「こんなのしかないけど・・・。」
不作の北都にあって、出てきたのは卵焼きぐらいですが、
「先生、毎日巧お兄ちゃんが好きだった卵焼きを作ってるんだ。」
という子供らの言葉が思い出されます。
 早速がっつく龍我ですが、
「甘っ!甘すぎだろ、これ!」
施しを受けておいてこの言い分。
「お前にはデリカシーってもんがねえのか!・・・いただきます。」
「召し上がれ。」
今度は戦兎がそれを食べてみると、
「うわっ・・・うま!めちゃめちゃ美味しいじゃん、これ。」
とべた褒め。
「無理しなくていいのよ?」
謙遜する京香ですが、
「いえ・・・本当にうまい・・・。」
よほど戦兎の味覚にベストマッチしたのか、その目には涙まで。
「何泣いてんだよ、気持ち悪いな。」
この嘘偽りない様子を見て、京香がさらに語るには
「巧が亡くなる1週間前、家に来たの。」

 その時の葛城も、卵焼きを食べながら1本のUSBメモリを京香に渡すと
「何?これ。」
「研究データ。使う人間によって、正義にも悪にもなる。俺に何かあったら、母さんが信用できる人に渡して。」
と、どうやら実際に京香にデータが遺されていたようです。
 食いつく戦兎。
「そのデータはどこに!?」
「東都にある。引っ越す前に、ある場所に隠したの。」
「東都の・・・どこに隠したんですか?」
「私が取りに行く。あなた達に渡すかどうかは、その後で決める。」
どうやら京香自身も、まだ戦兎らが信じられる相手かどうか迷っている様子。

 そして翌日、車で東都に向かう京香。
普通にトンネルになっているんですね・・・。
 しかしながら、トランクに押し込められている戦兎と龍我。
「何でこんな所に隠れなきゃなんねえんだよ?」
「しょうがねえだろ?指名手配されて・・・」
と、ここで戦兎がゲップ。
「ああ、ゲップが甘え!卵焼きの食い過ぎなんだよ。」
ゲップの匂いさえも感じられる距離・・・。
「痛えな!揺らすなよ。」
「静かに・・・。」
というのも、トンネルを抜けた所には検問所が。
 銃を持った兵士にパスポートと渡航書類を渡し、トランク内の2人も固唾を呑んで待ちます。
車の背後に兵士が回り、あわやトランクを調べられる所でしたが、どうにか無事に通行許可が下りました。
「どうやら、東都に戻ってきたみたいだな。」
「息苦しくて仕方ねえよ。早く出てえよ、マジで。」
なんてボヤいていると、突如として車が蛇行し、クラッシュ。
「痛え・・・!何だよ?」
すると、破壊音と京香の悲鳴が。
「どうしました!?葛城さん!」
すぐに飛び出したい所ですが、トランクは中からは開きません。ということで、
「ぶっ飛びモノトーン!ロケットパンダ!」
と、ぶち破って脱出。トランクの広さでは変身エフェクトが収まらないような気がしますが・・・。
 脱出した所で目にしたのは、京香を抱えるナイトローグの姿。
「葛城さん!」
すぐに助けに向かいたい所ですが、多数のガードロボットを連れており、なかなか到達できません。
「どけ!・・・この!」
龍我もドリルクラッシャーを手に加勢しますが、蹴散らした頃にはナイトローグは姿を消しています。
「葛城さん!・・・しまった・・・。」

 実験場で目を覚ました京香。
「あなたは?」
「東都政府首相補佐官の氷室です。以前、巧くんの上司でした。ここは、彼が創ったファウストのアジトです。」
まずは葛城がファウスト創設者であることを強調し、揺さぶる幻徳。
「巧くんから預かっている研究データはどこですか?」
「・・・何のことですか?」
しらばっくれる京香に、
「これは彼の遺書です。彼は生前、あなたへの思いをこの手紙にしたためていました。もし教えて頂ければ、これを差し上げます。」
親子の情をダシにして情報を引き出そうとします。
 すると京香はしばし沈黙の後、
「・・・東都銀行の貸金庫。番号は、3405。」
と、金庫の鍵を差し出しました。
「ご協力、感謝致します。」
鍵と引き換えに手紙を受け取りますが、開いてみると便箋は白紙。
「どういう事!?」
「彼が、親に感謝する人間だと思いますか?」
騙した上に他人の息子をディスるというコンボに、京香も手が出ますが内海がこれを捕まえ
「ネビュラガスを投与してお帰りいただこう。私に関する記憶は、きれいさっぱり忘れてもらわないと。」
記憶の処理のため人体実験へ。
「やめて・・・!離して!やめて!」

 結局、京香を見つけられずナシタに戻った戦兎と龍我。
「何で助けられなかった・・・!」
敗戦ムード濃厚な所に、スマッシュの情報が。
「スマッシュの目撃情報。」
「今はそれどころじゃねえだろ!」
「いや・・・記憶を消すためにスマッシュにされたかも。」
勘が的中。そもそも情報もまたファウストから直接でしょうし、世界が狭い・・・。
 ともかくも、強い予感を感じてすぐに出ていこうとする戦兎に
「あっ、戦兎!忘れ物!」
美空がよこしたのは新しいフルボトル。
「浄化しといたから。消防車ボトル。」
「サンキュ!」
続いて出ていこうとする万丈には、惣一が
「万丈、忘れもんだ!」
「サンキュー!」
渡したのは大きめの紙袋。
 出際に中を見てみると、中には新しい変装衣装・・・工事現場スタイルが。
「えっ!?」
指名手配犯も大変です。

 街に出たのは見覚えのあるスマッシュ。
初期に出てきて後にゴリラフルボトルとなったストロングスマッシュの色違いです。
 相変わらずの破壊行動に、龍我はヘルメットがなければ即死だったという所。
「工事現場だから作業服か。」
「いちいち変装いじんじゃねえよ!」
龍我は立ち上がると、
「あのスマッシュ、前に見たことあるな。俺がやる。」
なんとボトルを手に生身で向かっていきます。
「おい!?」
戦兎も止めたい所ですが、今は怪我人の避難が優先。
「大丈夫ですか?」
スマッシュに向かった龍我ですが、ドリルクラッシャーを手にしているものの攻撃がまるで通じません。
しかも自分は一発で吹っ飛ばされてしまいました。
「何だこいつ?前よりも強くなってやがる・・・。」
それでも向かっていく根性はすごい。
「だったら、勝利の法則を探すしかねえな。」
ドライバーを装着する戦兎。
「海賊!」
「消防車!」
いきなり新作の組み合わせを試しましたが、
「ベストマッチじゃないっ。」
「はあ!?」
あっさり変身を中断。次の組み合わせは
「ハリネズミ!」
「消防車!」
「ベストマッチ!」
「きたーっ!」
ようやく変身。
「Are you ready?」
「変身!」
「レスキュー剣山!ファイヤーヘッジホッグ!」
「イエーイ!」
これまた脈絡のない組み合わせですが、ベストマッチ。
 まずは消防車らしく高圧放水。
「冷たっ!」
スマッシュの体勢を崩すと、一気に間合いを詰めてハリネズミの棘パンチ。
 その後、今度は火炎放射。
ヒーハックガンといい、消防士モチーフは何故だか火炎放射がつきものです。
間合いをとっては殴り、間合いをとっては殴りの繰り返し。
 この勢いのまま必殺技へ。
「勝利の法則は決まった。」
まずは腕の梯子を伸ばし、スマッシュにめり込ませた所を放水することにより相手を膨張させ、
「Ready go!」
そのまま棒高跳びのように空中高くまで上がると、
「ボルテックフィニッシュ!」
「イエーイ!」
上空からの棘パンチで破裂させるという残虐極まりないもの。

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Posted by jerid_and_me at 23:02Comments(0) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2017年10月16日

今週の仮面ライダービルド「第7話 悪魔のサイエンティスト」

 意外な形で龍我の冤罪が晴らされるか、という所からの続き。
「天才物理学者の桐生戦兎は、仮面ライダービルドとして東都の平和を守っていた。冤罪を訴える万丈龍我のために、科学者の葛城巧が殺された事件を追っていくと・・・」
「何、冷静にストーリー語ってんだよ!?自分が葛城巧を殺したかもしれねえってのに!」
「お前ねえ、あらすじ紹介に私情を挟むんじゃないよ。」
「お前が葛城をやって、俺に殺人の罪を着せたのか!?」
「だから、それは本編見ないと分かんないでしょうが!ってなわけで、どうなる第7話!?」
なんてメタいあらすじ紹介だろう・・・。
 夜のナシタでは、戦兎に疑いの目を向け続ける龍我。
「万丈・・・どうしたの?」
「ここんとこ、ずっとあんな感じ。まるでストーカーだよ。」
「ストーカー!?」
どうやら、戦兎についてまわっては
「お前が葛城巧をやったんだろ?」
と詰っているようです。
「・・・そのフレーズ、328回目。何度言ったら分かるんだよ?俺がやったっていう証拠がどこにある?」
やったんだろカウンターまで設置される始末。
「お前に決まってんだろ?立弥だって証言したじゃねえか!」
「兄貴が消えた9月5日、新薬のバイトで兄貴を車で送ってったんすけど・・・それが、葛城巧の部屋だったんすよ・・・。」
「・・・えっ、ちょっと待って?1年前の9月5日、万丈が科学者の葛城巧の部屋を訪れたのよね?」
「ああ。」
「けど、その時既に葛城巧は亡くなっていた・・・。それって何時頃の話?」
「朝の10時だ。で、こいつが部屋に入ったのがその1時間前の午前9時。つまり、先に入ったこいつが葛城をやったって事だ!」
理解の追いつかなかったり、前回見逃したりした視聴者に優しい冒頭。
「だから決めつけんなよ!俺が行ったときにはもう亡くなってたかも知れねえだろ?それに記憶がないんだから・・・」
「またそれか。都合よく記憶喪失で逃げやがって。俺はお前のせいで殺人の罪を着せられ刑務所にぶち込まれたんだ。お前のせいで人生を狂わされ・・・おおっ!?」
やってることはギャグめいていましたが、しっかり戦兎を恨んでいる戦兎。が、そんな時に立弥から抜いた成分のフルボトルが完成。
「人が喋ってる時に爆発すんじゃねえよ!」
たとえ犯罪者扱いされてもフルボトルが出来上がるとすっかり態度が変わる戦兎。
「おっ、パンダか!かわいいねえ・・・どっかのうるさいサルとは大違いだよ。」
「誰がサルだ!」
なんて言い争う流れになったところで、ちょうどその間に割り込むように出て来る美空。
「疲れたし、眠いし・・・ま〜だやってるし。」
「さっさと罪を認めて自首してこい。」
「だったら証拠を持ってこいよ?言っとくけど、お前以外誰も俺がやったなんて思ってねえから。」
これを聞いた美空と惣一は、阿吽の呼吸で
「え〜、桐生戦兎、もとい佐藤太郎容疑者はどんな人物でしたか?」
「普段から、自分のこと天才物理学者とか言ってる危ない人だったんで、いつかやると思ってました。」
なんてニュース番組のインタビューを真似てみせます。
「思ってんじゃないよ、そんな事!」
「ほら見ろ!お前が葛城をやったんだろ!?」
「出た〜、329回め。もう誰か助けてくれよ・・・。」
やったんだろカウンターは329に。
 ここで挙手する惣一。
「はい、マスター!」
「だったら、調べてみりゃあいいじゃないか。葛城巧のこと。」
「「それだ!!」」
シンクロする2人。冤罪がどうのと言っていても、基本は仲が良い?ようで安心です。

 戦兎は早速、研究所では幻徳に葛城のことを尋ねます。
「葛城さんって、亡くなる前に研究所を辞めてたんですか?」
「事件が起こる2年前かな・・・。」
殺された葛城ですが、実はもう2年も前に研究所からは離れていたようです。
「辞めた理由は・・・?」
「タブーを犯したんだ。人体実験だ。」
そういった情報は出し渋られるかと思ったら、あっさり教えてくれました。
 その実験というのが、まさしく
「氷室さん、ネビュラガスを注入すれば、間違いなく人間はさらなる進化を遂げるんです!」
鼻息荒く人体実験を提案する葛城でしたが、
「謎の怪物になる可能性や人体に危害が及ぶ実験を、政府が許可できると思うか?」
「お願いします!これは科学の未来のためなんです!」
人道的な判断からこれを拒否した幻徳。意外とまともです。
「当然、政府から許可が降りる事は無かった。だが、葛城は諦めなかった。独断で人体実験を強行したんだ。」
やっている事はファウストのそれと瓜二つですが、
「ガスを注入する前で大事には至らなかったが、葛城はその日付けで解雇された。」
実験を気取られ、警察特殊部隊の投入によって未然に防がれたようです。
「それが、悪魔の科学者と呼ばれる所以・・・。」

 ますます怪しい葛城の端末を洗う戦兎。
それを見た同僚の研究員は、
「何見てるの?」
「うわっ!・・・葛城さんの研究データです。」
声をかけられてビックリするぐらいには熱中していました。
「けど、妙なんですよね・・・。毎日研究日誌を綴ってたのに、解雇される前の1ヶ月間は更新が途絶えてるんです。それに、人体実験に関する情報もまるでない。どっかに隠したのかな・・・?」
「隠したって・・・どこに?」
「最後の日誌だけ、どうでもいい内容なんです。それが引っかかって。もし俺だったら・・・。」
反応からして他の研究員も遺されたデータについてあまり関知していないようですが、その中でも戦兎が目をつけたのは研究日誌。

 考えた結果を持ち帰った戦兎。
「アナグラムを使う。」
「アナグラム?」
「文字の配列を組み換えて、別の文章にするの。」
「最後の日誌をローマ字にして並べ替えると、『すべてを母親に捧げる。』という文章になった。」
『最後は全てへさようなら。』というよく分からない文章でしたが、あっという間にアナグラムをクリア。
「ふ〜ん・・・。」
「母親のとこに、その隠した情報があるってことか?」
「人体実験に関する事だし、1年前の真相に繋がるかもしれない。とりあえず葛城の母親に会ってみようと思う。」
と考えたはいいのですが・・・。
「東都に住んでるの?」
「ううん。東都の家は引き払って、今は北都の実家に住んでるって。」
「ふ〜ん・・・。」
またしても越境の必要ありというもの。この間、惣一がコーヒーを出すと戦兎も龍我も缶コーヒーを開けるというイジメが展開されています。
「すぐ行きたいんだけど、ツテないかな?」
「密航船は無理だと思う。北都は取締が厳しくて有名だから・・・。可能性があるのは、スカイロードかな?」
「スカイロード?」
「スカイウォールには、いくつかの裂け目があって、そこを通って北都に行けるんだけど・・・その中に、政府にも知られてない場所があるの。それがスカイロード。」
それを何故、一介のフリージャーナリストが知っているのかという話ですが・・・。
「ただ、闇ブローカーにかなりのお金を払わないといけなくて・・・。」
「金かあ・・・。」
そういう抜け穴は、やはりヤバい人たちのシノギになっているようです。
 そこでまず惣一を見ますが、
「えっ、俺にたかる気?この歳でバイトしてる俺に?コーヒーだって満足に淹れられない・・・。」
先程の件もあってナイーブになっています。
 次は紗羽ですが、
「私も無理!自分の生活費でカツカツだから。あっ!来月フミエの結婚式だわ・・・。」
あとは万丈ですが
「ねえよ!」
まあ、脱獄囚だから仕方ない・・・唯一高給取りになれそうな戦兎もまだ就職したばかり。
途方に暮れる一同ですが、
「しょうがないなあ・・・。」
ここで腰を上げたのは美空。
「はーい!みんなのアイドル、みーたんだよ♪今日は、みんなに大切なお願いがあるの!」
朝の8時から、ネットアイドル使って資金集めを行うヒーロー・・・斬新な状況です。

 しかも集まりましたよ、資金。
いかにもという顔したブローカーに代金を渡し、
「OK、じゃあスカイロードに案内するよ。」
向かうのは戦兎と、龍我なのですがこれが何故かピエロの仮想。
「美空のやつ、すげえな・・・。ああ、何でピエロなんだよ?」
闇業界の相手とはいえ、一応は手配犯なので変装をという事でしょうか。

 その頃、地下の実験場に向かった幻徳と内海。
・・・さも当然のようにファウストの実験場に現れましたよ。やはり完全にグル。
「何だ?話って。」
どうやら、ブラッドスタークに呼び出されたようです。
「桐生戦兎が北都に向かった。」
この情報の速さ、やはり内通者がいるとしか思えません。
「何だと・・・?」
「さあ、どうする?万が一、北都政府に拘束されるような事になれば台無しになるぞ?仮面ライダーを軍事兵器にしようとしているお前の計画が。」
その目論見もあっさりとバラされました。
「北都行きは何としても阻止する。すぐに向かうぞ。」
すぐに行動を開始しようという幻徳に反して、
「行くなら1人で行けよ。俺は、誰の指図も受けない。」
という天邪鬼めいた態度を見せるブラッドスターク。
 すると幻徳がポケットから取り出したのはボトル。
「バット!」
これをトランスチームガンに装填すると、
「蒸血。」
「ミストマッチ!」
「バット!ファイヤー!」
なんと煙の中で、幻徳がナイトローグへと変身。
何故効果音が花火・・・。
 そのままブラッドスタークを急襲すると、あっという間に制圧。
「おい・・・。」
両手を上げて降参と言った素振りを見せるブラッドスタークに、
「いいから一緒に来い。」
「はいはい・・・。」
仕方なくナイトローグに同行する事に。
しかし、この2人を相手にするとなればビルド大ピンチでは?

 追手が来るとは知らず、ブローカーの案内で山中にあるスカイロードに到達した戦兎と龍我。
スカイロードとは言ったものの、何の変哲もない洞窟にしか見えないものですが、一応出口は見えます。
「あれだ。」
「あれがスカイロード・・・。」
ちょうどその時、北都側から家族連れが抜けてきました。とっさに隠れる戦兎ら。
 ブローカーは家族に近づくと
「おいおいおい、何勝手に通ってんだよ。」
「すいません!お金ならありますから・・・!」
「北都からの亡命者か。」
取り立てに対し、いそいそと代金を渡す父親ですが、
「ハハハ・・・!ダメだな、足りない。北都へ帰れ。」
「お願いします!残りは、東都で働いて返しますから!俺達は自由が欲しいんだ!頼むから・・・!」
必死に頼み込むものの、響く銃声。いくら闇業界の人間とはいえそこまでやるか・・・と思った所ながら、撃ったのはファウストのガーディアン。背後にはナイトローグも。
「ナイトローグ・・・!」
「ビルド!いるんだろ?さあ、姿を現せ。さもなければ、ここにいる者たちは全員抹殺する。」
予想外の事態で、ブローカーもビビっています。
 完全に罠ですが、人助けのビルドとしてはここで出ない訳には行きません。
「ラビットタンク!」
「イエーイ!」
「その人達を開放しろ!」
ビルドがナイトローグと戦っている間に、ガードロボットを倒して亡命者らを助けに入る龍我。
相手は銃を持っているのに勇敢すぎる・・・。
「おい、早く行け!」
ビルドの方は、ナイトローグ相手に苦戦。
 ナイトローグやブラッドスタークの持つスチームブレードは、
「アイススチーム!」
「エレキスチーム!」
冷気と電撃の2種類の攻撃が可能。
「貴様を北都へは行かせない。」
圧倒されるビルド。次の狙いは
「貴様もだ。」
龍我に注意が向いた間に、バイクに跨るビルド。
「万丈、乗れ!」
このままナイトローグを突っ切ってスカイロードへ、と行きたい所でしたが
「スターク!」
「はいはい・・・。」
「ライフルモード!」
「フルボトル!」
「スチームアタック!」
控えていたブラッドスタークが狙撃の体勢に。
「早くしろよ!おい!」
放たれた銃弾はビルドと龍我の乗ったバイクをどこまでも追いかける・・・かと思ったら
「えっ!?」
途中でUターンして、ナイトローグの方へ。
 これが足止めとなり、バイクはそのままスカイロードへ。
「く、暗いって!おい!うおーっ!!」
洞窟内で龍我が久しぶりの絶叫芸をやっている所で、ナイトローグがブラッドスタークの方を見るも、その姿はなし。
「あいつ・・・!」

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Posted by jerid_and_me at 22:24Comments(0) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2017年10月09日

今週の仮面ライダービルド「第6話 怒りのムーンサルト」

 前回、あれこれ動いてもう何が何やら、という所でしたが・・・?
「イケメンぶってる自称天才物理学者、桐生戦兎は・・・何だこれ。誰が原稿イジった?何キョドってんだよ美空。お前か?お前が書いたのか?お、おい待てよ!」
なんてメタい事をやっている間に、龍我が割り込んで
「イケメンぶってる自称天才物理学者の桐生戦兎は、万丈龍我の冤罪の立証と自身の記憶を取り戻すため、仮面ライダービルドとなって悪の組織、ファウストの謎に迫っていた!そんな中、戦兎を知る岸田立弥が現れ、戦兎の素性を明かすが何も思い出せない。さらに立弥がスマッシュにされ何とか倒したものの、龍我が予想外の行動に出るのだった!さあ、どうなる第6話!?」
「ああ、また言われてる!主役なのに・・・!」

 一旦は抜かれたスマッシュ成分を龍我によって再注入された立弥スマッシュは、フラフラとスカイウォール近辺まで移動。
「スカイウォール・・・ここにファウストのアジトが?」
とうとうスカイウォールの根元まで来ましたが、一般人の気配のない所にも関わらず、ガードロボットらが周囲を警戒しています。
「あいつ・・・どこ行った?」
いつの間にかスマッシュは姿を消し、周囲には特殊部隊が多数配備されており、しかも黄色いガスが噴出しています。怪しさ満点。
しかし、メカのデザインを見るに政府側のもの・・・これは一体?
「あそこが入口か・・・?」
周囲を窺う龍我ですが、逆にガードロボットに見つかってしまいました。
「万丈龍我、発見。」
「やっべ!」
ドラゴンフルボトルの力で撃退するも、一旦見つかってしまえば増援が殺到。
あっという間に包囲されてしまいました。
「動くな。」
「離せ!」
「確保!」
頭に銃を突きつけられ、絶体絶命・・・という所で、接近するバイクのエンジン音。
 またしても助けにきたビルド。四コマ忍法刀を構え、
「風遁の術!」
「竜巻斬り!」
「しゃがめ!」
巨大な竜巻を起こし、龍我を包囲する特殊部隊をみんな吹き飛ばしてしまいました。
生身の人間もいたのに・・・。
「お前・・・!」
「話は後だ。乗れ!」
しっかりヘルメットを渡してやるライダーの鑑。
「逃がすな!」
再び集まってくる特殊部隊ですが、
「隠れ身の術!」
「ドロン!」
煙幕を放ち、包囲される前に突破。

 その夜のナシタ。
「離せよ!」
「何してんだよ!?スマッシュの成分を抜かなきゃ、立弥が危ねえんだぞ!」
あまりのやらかし様に、流石の戦兎も激怒しています。
「ああでもしなきゃ、アジトがどこにあるか分かんねえだろ!」
激しい言い争いに、既に寝ていた美空もビックリして飛び起きました。
「それで立弥が死んでもいいって言うのか!?ふざけんなよ!」
「だったら誰が俺の冤罪を晴らしてくれんだよ!?」
「何で自分のことしか頭にねえんだよ・・・。」
「悪かったな。俺は偽善で人助けなんかできねえんだよ!」
自分のことで結果を焦って立弥の命を危険に晒した龍我ですが、戦兎を偽善者呼ばわり。
 普通だったらここでさらに激怒しそうなものですが、何故か言い返さない戦兎。
「・・・アジトを突き止めてどうする気だ?」
「決まってんだろ!ローグを捕まえて、俺の冤罪を晴らす。」
視聴者が、無謀な・・・と思うより先に戦兎が
「フン・・・お前の力でか?笑わせんなよ。」
と、鼻で笑います。実際、どうにかなるとは思えませんよね・・・。
「だったら試してみるか?・・・前の俺とは違えぞ!」
ボトルを手に突然殴りかかってくる龍我。実際、戦兎の思っている以上の力があるようです。
「そのドラゴンボトルは他と違うみたいだな・・・。お前とシンクロして、妙な化学反応が起きてやがる。」
「何うだうだ言ってんだよ?」
さらに追い打ちをかけようとする龍我ですが、戦兎のカウンターが綺麗に入りました。
ドライバーとボトルを落としているから生身かと思ったら、こちらも実は既にボトルを握っていたようです。
「ボトルの使い方は俺のほうが上だ。」
「この卑怯者!」
ブーイングを飛ばす美空ですが、
「あ?あのバカが先に使ったんだろ。」
なんて言っていると、龍我が目をつけたのはドライバー。
「だったら・・・こっちも!」
「えっ!?」
「バカ、やめろ!」
血相変えて止めようとする戦兎ですが、これを無視して変身しようとする龍我。
「ラビット!」
「タンク!」
「ベストマッチ!」
「Are you ready?」
「変身!」
変身シーケンスは実験装置が出るところまでは行ったものの、ボトルの中身が出ていないようで変身不能。それどころかダメージを負う格好に。
激しく痺れ、倒れる龍我。
「何で・・・?」
「簡単に使える代物じゃねえんだよ。」
「死んじゃった?」
「すぐ、目ぇ覚ますよ。」
「わかった。」
美空がぬいぐるみでちょっかいを出しても一向に起きません。よほどダメージが強烈だったようです。
「(ボトルのせいか・・・?あり得ない速度で成長してる。このままだと危険分子になりかねない・・・。)」
口にこそ出しませんが、放っておけば龍我を制御できなくなると考えている戦兎。考えがいやに冷徹です。

 立弥スマッシュは、やはりアジトに再度収容され、鍋島同様2度目の人体実験にかけられます。
「そいつを使って、結局ビルドのハザードレベルを上げただけか・・・。何を企んでいる?」
「俺はただ、強さに飢えてるだけだ。奴らには次のステップに進む前に、自分のことを知ってもらわないと。」
ナイトローグとブラッドスタークの間では、それほど序列や意思統一と言ったものはないように見えます。
ブラッドスタークも言動がフワフワしていて何がしたいのか・・・。

 翌朝、店を開ける惣一。
看板を出して店内に戻ると、ようやく龍我が顔を出しました。
「おっ、目ぇ覚めたか。美空から聞いたぞ、変身しようとしたんだって?危ねえからやめろよな。」
どことなく脅しているように聞こえます。
「うるせえ。・・・あいつは?」
「研究所だ。スカイウォールの事を調べるって。早くファウストのアジトを探し出して、立弥を助けるんだと。」
珍しく仕事をしている戦兎。もっとも、それは立弥のためなのですが。
 これを聞いて毒づく龍我。
「覚えてもねえダチのために、よくやるよ。」
「別に友達だからって訳じゃない。あいつは困っている人間がいれば、誰でも手を差し伸べる。」
「神様仏様、戦兎様ってか。」
「そんなんじゃねえよ。あいつはただ・・・不安なんだよ。記憶を失って、自分が何者かも分からない。それが不安でたまらねえんだ。だから、自分はこうありたいという自分を演じてる。もちろん、そこで芽生える感情は本物だ。けど、あいつは喜びや慈しみを知る一方で、俺達じゃ計り知れない孤独を抱えてる・・・。」
 感情は本物だからこそ、正体のない自分を演じ続けなければならないという苦悩。
「苦っ!」
惣一のコーヒーもただただ苦いです。

 研究所では、真剣な顔で端末に向かう戦兎。
そこへ回ってきた幻徳と内海。
「どうした?やけに熱心だな。」
「スカイウォールについて知りたくて。」
すると幻徳は、
「壁からガスが出ているのを知っているか?」
急に戦兎がまだ気付いていない情報を与えました。
「いえ・・・。」
「地下から湧き出ていて、地球上にはない成分でできている。葛城はこれを、『ネビュラガス』と呼んでいた。」
「ネビュラガス・・・?」
「葛城は誰よりも先にこのネビュラガスの重要性に気付いていた。葛城の研究データを引き出せるか?」
「彼に見せてもよろしいんですか!?」
「ああ。」
「・・・わかりました。」
内海は、葛城が遺した端末のパスワードを入力し、そのデータを戦兎に開示。
「これが、葛城巧の研究データだ。」
そこには、ネビュラガスの噴出地点の地図が。これを見てアホ毛が跳ね上がる戦兎と、怪しい笑みを浮かべる幻徳。

 昼食時、美空と紗羽のガールズトーク。
「へえ、戦兎くんと万丈が。」
「バッチバチでやだ〜・・・。」
「気にすることないよ。どうせすぐ仲直りするって。」
「今回は修復不可能な気するけどな・・・。」
すると、ここで紗羽が突然
「美空ちゃんってさ、彼氏とかいないの?」
「えっ!?いるわけないじゃん・・・。」
急に動揺する美空。ちょうどタバスコを持っていたためピザが真っ赤に。
そもそも引きこもりなんですが・・・。
「じゃあさじゃあさ、戦兎くんと万丈に興味あったりしないの?」
追い打ちをかけると、さらに動揺。
「あるわけないじゃん!いきなり何言い出すかと思ったら・・・!暑!」
ジュースはひっくり返すしで大惨事。異常なまでにヒートアップしています。
 そこへ急いで帰ってきた戦兎。
いきなり美空を捕まえるや、
「美空!・・・スキだ!」
「ええ・・・!?」
「だから隙だよ隙!スカイウォールに入れる隙間を見つけたんだよ!」
「すき・・・ま?」
好きではなく隙間、というオチ。

 戦兎はそのままの勢いでアジトへ。
「おい、筋肉バカ!」
「誰が筋肉バカだ!」
「奴らのアジトが分かったかも知れねえぞ?」
「マジか!?やるじゃねえか!」
冒頭の険悪な感じはどこへやら。すっかりいつもの調子に戻っています。
「ね?」
「心配して損した・・・。辛っ!」
冷蔵庫の上下から覗いて満足そうな2人。
 その後、具体的な作戦の中身へ。
「壁から、ネビュラガスってのが出てるんだ。」
「アレか!」
「見たのか?」
「おう。」
スマッシュの生まれるメカニズムとは、
「そのガスを人体に注入することで、細胞分裂を引き起こして怪人化するらしい。つまりスマッシュの成分だ。」
「俺の体にそのガスが・・・。お前もか?」
戦兎はそれに答えず、話を続けます。
「ネビュラガスが出てる地下に、ファウストのアジトがあるはずだ。」
「けど、あそこは警備が厳重だぞ。」
という龍我に、それは織り込み済みの戦兎。
「こっちの方に、ガスが漏れてる隙間を見つけたんだよ。」
ガスの放出量まで詳しく調査されていたため、その少ない方に目をつけたようです。
 が、それはそれで人払いはされているようで
「そこって立ち入り禁止区域だよね?危ないんじゃない?」
という話ですが、
「「やるしかない。」」
シンクロする2人。

 その頃、政府の首相補佐官室では。
「指示通り、彼に研究データを見せたよ。桐生戦兎は本当に君を超える逸材になり得るのか、楽しみだ。」
幻徳が連絡を取る相手は一体・・・?これだと逸材という事しか分かりませんが。

 戦兎と龍我がとった作戦とは、配管工のふりをして立ち入り禁止区域に入るというもの。
その最中、
「なあ。」
「あ?」
「だから、その・・・立弥のこと・・・悪かったな。」
ようやく立弥のことを謝った龍我。戦兎は一瞬嬉しい顔をしますが
「謝る相手が違うだろ。」
と、軽くスルー。
 ここで戦兎がバッグから取り出したのは、龍のような自律型のガジェット。
「やるよ。お前は何するか分かんねえからな。見張り役のペットだ。」
「いらねえよ、こんなもん!」
龍我が追い払おうとすると、火を噴くという攻撃手段まであります。
「熱っ!何すんだよ、おい!」
ムキになって追いかけていると、そこにいた子供に顔を見られるというオチ。
冷静さを欠いて見られるパターンが多すぎる・・・。
「あっ、脱獄犯だ!」
「シーッ!」
「パパ、ママ、脱獄犯がいたよ。」
「早く来い!」
危なくなったので、急いで潜入。
 先へ進むと、分かりやすい黄色い噴煙を発見。
「あそこだ。」
「行くぞ!」
ガードロボットの背後を急いで駆け抜ける2人。作動音のせいでガジェットはバレます。それがかえって撹乱になったのかも知れませんが。
 ガスが充満するポイントに到着しますが、人の通れるような隙間はありません。
「どうすんだよ・・・行き止まりじゃねえか。」
「だったら、道を作ればいい。」
戦兎はドライバーを装着し、
「ゴリラ!」
「ダイヤモンド!」
「ベストマッチ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「ゴリラモンド!」
ゴリラモンドに変身。
「Ready go!」
「ボルテックフィニッシュ!」
「イエーイ!」
そのまま手近な壁を固め、破壊して地下へ。
 何やら地下水路に出ましたが、これは見覚えのある光景。
「ああーっ!ここだ!」
まさしく龍我が逃げてきた水路です。
「こっちだ!」
「おい・・・。」
奥へ向かってダッシュ。すると、やはり当たりなのかファウストのメカが警備しています。
「向こうが実験場だ。」
「行け。」
まずは龍我が前に出て陽動。
「お〜い!お前ら何してんだよ!?」
なんてやっている間に、ビルドはボトルをチェンジして背後から攻撃。
「忍者!タンク!」
接近戦特化の二刀流で一気に片付けると、奥へ。
 すると、やがて被験者の助けを求める声が聞こえてきました。
「助けて!」
「あっ・・・。」
ガスマスクを装備した男たち。2人にとって忘れられない光景です。
「やっと来れたぜ・・・。」
「ここだ・・・ここで俺は・・・。」
戦兎にとっても因縁の場所。

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Posted by jerid_and_me at 19:13Comments(0) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2017年10月02日

今週の仮面ライダービルド「第5話 危ういアイデンティティー」

 今週から枠移動ということで、色々と特殊です。
「今週は特別にあらすじを長く紹介しちゃいますよ!」
「俺達が喋ると分かり辛いんじゃねえの?」
「お前が茶々入れるからだよ。」
「それでは早速・・・」
いつものコントあらすじ特別版、と思ったら惣一まで出てきます。
「物語の舞台となる東都では、記憶喪失の物理学者・桐生戦兎が仮面ライダービルドとなってスマッシュと呼ばれる怪物から市民を守っていた。」
「何でマスターが出てくんだよ?」
「茶々入れてんのはお前じゃねーか!黙って聞けよ。」
「ある日、刑務所を脱走した殺人犯の万丈龍我が冤罪だと確信した戦兎は、東都政府から万丈を連れて逃走する。戦兎は、自分がスマッシュの実験体かもしれないという疑念を抱きながら、秘密結社ファウストを探るうちに万丈の無実を証明できる鍋島と接触する。だが、鍋島はファウストの手によって記憶を消されてしまった。」
「そして、ファウストに奪われたパンドラボックスのパネルが秘密基地で見つかり、戦兎は親代わりの石動にファウストとの関わりを問い詰めるのだった。」
殆ど石動親子に言われてしまいました。
「しれっと美空まで出てくんじゃないよ。」
「さあ、どうなる第5話!」
〆は万丈が強引にやっつけました。結局、戦兎の出る幕なし。
「何その強引なカットイン・・・。全部言われちゃったよ、主役なのに〜!」

 ファウストとの関与を疑われた惣一ですが、その態度は相変わらず飄々としたもので
「バイト先のカフェに対抗して作ったオリジナルブレンド、その名も・・・『ナシタで何した?』で、何したんだっけ?」
「とぼけんじゃねえよ。これは、ファウストが研究所から盗み出したもんだ。こうしてあんたがこれを持ってんのは、あんたがファウストのメンバーって事だろ。」
「俺が・・・ファウスト?・・・だって。」
一瞬、深刻な顔をする惣一でしたが
「アハハ・・・!ないないないない!」
美空と顔を見合わせて大爆笑。
 この様子に、何故か横からキレる龍我。
「何がおかしいんだよ!?」
「こんなにイケてる悪者がいるわけねえだろ!フフフ・・・!」
「だったら、このパネルは?」
物的証拠があるのでは笑い事では済まされまい、という戦兎ですが
「私がファウストに捕まったからなの。」
「捕まった?」
「うん。私にはファウストの成分を浄化できるっていう力があるでしょ?それでファウストに狙われて・・・けど、お父さんが助けてくれたの。」
「奴らのアジトから美空を連れ出した時に、そのパネルとボトルを奪ったんだ。」
惣一自らがファウストに狙われた美空を助けたという。それはそれで凄いことやってます。
「・・・あっ!もしかして、お前が引きこもってんのって・・・なあ。」
「ああ〜!今もファウストに狙われてるから!本当はお父さんも別の仕事してたんだけど・・・。」
「これ。」
戦兎が見せたのは、宇宙飛行士時代の写真。
「えっ?マスター、宇宙飛行士だったのかよ!?」
「知ってたのか。」
「火星でパンドラボックスを見つけたのもあんただろ?スカイウォールの惨劇を生んだ、パンドラボックスの光を放射させたのも、あんただった。」
正直に肯定する惣一。
「あの時は、火星の影響でおかしくなっててな。何であんな事したのか、自分でも未だに理解できねえ。」
この後、よくある原始的なサッカーゲームを行いながら、問答を続ける戦兎と惣一。
「ファウストのパネルを盗んだ際、奴らを手引したのもあんただって聞いた。」
「それは、美空を助け出すためだ。ファウストに仲間だと信じ込ませなきゃ、奴らのアジトにたどり着けねえからな。」
「だったら何で、パネルを政府に返さなかった?」
「返す?ファウストが本気になりゃ、あんな研究所ひとたまりもねえぞ。」
「じゃあ、最初からそう言えばいいだろ?」
「・・・お前にビルドをやってもらいたかったからだ。」
ここでついにボールが戦兎側のゴールに入りました。
「俺は、虫けらみたいに人を殺すファウストが許せない。でも、俺や美空じゃどうする事もできなかった。そんな時にお前と出会った。この男なら、ボトルの力を正いことに使ってファウストを倒してくれる。そう思った。けど、全てを話して、果たして引き受けてくれるかどうか・・・。だから、パネルの話はお前自身が気付いた時にしようと決めたんだ。」
「俺を研究所に就かせたのはそのためか。パンドラボックスの研究をすれば、いずれこの疑問にぶつかる。それで計算通りだったって訳だ。」
記憶喪失の所を戦わせておきながら、時間差で真相を伝えられるようにと仕組まれていたという。
 これを理解した戦兎は、深くため息をついた後
「・・・しょうがねえ。今回は、こんなまずいコーヒーを堂々と出せる勇気に免じて、許してやるよ。」
「マジかよ!人が良すぎんだろ?」
「人が良くなきゃ、ダジャレを名前にした時点でまずさが確定してるコーヒーなんて、わざわざ飲まねえよ。」
と、ひどい言いよう。
「そんなにまずくねえだろ!」
そう言いながら、3人は同時にコーヒーを口にしますが
「まずっ!」
「まず〜い!」
「何でこんなまずいんだよ!?」
「味覚がガキなんだよ!」
開き直る惣一ですが、自分もすごいまずいって顔してましたよ?
 なんてやっているところに、紗羽もやってきました。
「特ダネ特ダネ!戦兎くんの過去を知ってる人が見つかったよ!」
突然の重大情報。

 翌日、早速街へ。
「で、何で俺のこと知ってる奴なんて分かったの?」
と言うのは、
「あなたの写真をバラ撒いたら、ライブハウスのオーナーからあなたのバンド仲間が見つかったの。」
「・・・バンド!?俺が?」
予想外の言葉に、戦兎もビックリ。手配書にツッコむ余裕もありません。
「うん。岸田立弥くんっていう後輩と一緒に住んでたみたい。」
なんて言っていると、突然背後にギャグ時空の住人みたいなアフロの男が。
「兄貴〜!」
どうやらこの男が後輩のようですが、それを見ても全くピンとこない戦兎。
「兄貴ー!兄貴ー!」
それどころか、思わず飛び込んでくる立弥をそのままの勢いで投げ飛ばしてしまいました。
 ともあれ、話を聞いてみると
「佐藤太郎?」
「そうなんすよ!それが兄貴の名前なんすよ!」
いきなり本名が明かされましたが、あまりの普通ぶりにめまいを覚える戦兎。
「ねえねえ・・・桐生戦兎って本名じゃないの?」
「マスターがつけたんだよ。拾われた時、身分証がなくて。それにしても佐藤太郎って・・・全然ピンと来ねえよ。」
「へえ、本当に記憶ないんすね・・・。」
手がかりを求めて、当時住んでいたという場所まで行ってみると
「兄貴、ここっす!ここ!ここが兄貴と一緒に住んでたアパートっすよ!」
「うわ、えっ・・・。」
いかにもなボロアパート。色んな意味でコックローチが出そうです。
「よいしょ。どうぞ兄貴、こちらっす。お帰りなさい兄貴!」
嬉々として扉を開ける立弥ですが、中はまるでゴミ屋敷。
「うわ、汚っ!」
「兄貴、なんか思い出しました?」
「いや、思い出すも何も絶対住まねえよ!俺、きれい好きなのよ?」
異臭まであるのか、慌てて窓を開ける紗羽。
「やっぱ何かの間違いだろ・・・。」
そういう戦兎の目に飛び込んできたのは、バンド時代の写真。
そこには、ハリウッド版ドラゴンボールのような頭をした戦兎の姿も・・・。
「あーっ!本当にバンドやってる!」
「ツナ義ーズっす!」
信じたくない真実に、呆然となる戦兎。
「間違いないじゃん!」
「兄貴、よく言ってましたよね?バンド売れたら、女子アナと結婚して、牛丼卵付100杯食べて、ビル1000軒買うって!」
雑すぎる将来設計・・・。
「ねえねえ、ねえねえ・・・。」
「はい?」
「佐藤太郎が、いなくなったのって・・・いつ?」
「ああ、確か・・・9月5日っす。はい。」
「マスターに拾われた日だ・・・!」
戦兎、もとい太郎は、この日姿を消すと同時に、記憶喪失となって惣一と遭遇したと。
「俺は・・・誰だ?」

 次は、惣一に出会ったという場所に向かいました。
「で、どうやって倒れてたの?」
「いや、普通に。」
「やる!」
「え?」
「いいから、やる!」
「はい。」
徹底的に再現しようとする紗羽。しかし特に変わった所もなく、戦兎も何も思い出せません。
「ねえ、ちょっと何か分かる?ここは知ってる?」
「えっ・・・?いや、初めて来たっすよ。」
同居人だったという立弥も、その場所は知らないという。
 ならば質問を変えて、
「9月5日、佐藤太郎は何をしてたの?」
「あっ・・・開発中の新薬を試すバイトに行くって・・・。それっきりっす、はい。」
治験のバイトに出かけたきり、帰らなかったと。
「新薬・・・?その話、詳しく聞かせてくれないか?」
「は、はい・・・。」
人体実験とも無関係とは言えなさそうな話に、戦兎が食いつきます。
 これからという所で、すぐ近くから人々の逃げ惑う声が。
見ると、工場の作業員らがファウストのメカに追い詰められています。
「ファウストのメカ・・・!」
変身の体勢に入る戦兎ですが、追いかけてきた立弥の追突を受けて中断。
「ああっ、ごめんなさい!ああビックリした!止まるから!」
「ちょっと、隠れて!」
紗羽に引っ張られて物陰に隠れると、政府のガーディアンが到着し、ファウストのメカを攻撃。
マシンガンの掃射で、ファウスト側のメカをあっという間に破壊してしまいました。
「助かった!」
「ありがとうございます!」
命拾いをして礼を述べる作業者らですが、近くにいたブラッドスタークの合図ひとつで顔のパーツが外れ、ファウストのそれを同じ姿となり、再び作業者らを攻撃。
「何で政府のガーディアンがファウストに・・・?」
よく見ると、この程度しか違わなかったのかとビックリ。
 ともあれ、市民を守るためには変身するしかなく、変身の体勢に入る戦兎。
「タカ!」
「ガトリング!」
「ベストマッチ!」
「Are you ready?」
「うわっ!何だこれ!?」
「変身!」
「天空の暴れん坊!ホークガトリング!」
「イエーイ!」
「えーっ!兄貴が仮面ライダー!?」
「邪魔!」
紗羽がカメラを構える前で、あっという間にメカを殲滅。
「早く逃げて下さい!早く!」
増援の可能性もあり、作業員らを逃がす戦兎ですが
「指名手配犯だ!」
むしろ危ないやつに会ったみたいに逃げてしまいました。
「やったー!」
「兄貴カッコいい!」
「視線ちょうだい!」
既に一段落させた気になっていた一同ですが、その背後から声をかけるブラッドスターク。
「正義のヒーローのお出ましか。」
「お前は・・・コブラ?」
前々回、戦兎に毒を食らわせた怪人。
「惜しい!正解はブラッドスターク。」
「ブラッドスターク?・・・あっ、鍋島をスマッシュにした?」
いや、その回想だとあくまで情報提供者であって、犯人とは思わないような。
 しかし自ら肯定。
「今度は正解だ!ご褒美に遊んでやるよ!」
銃を構え、撃ってくるブラッドスターク。
 これに対し、空中を跳び回りながら攻撃を加えようとするビルドですが、ブラッドスタークは遠距離の銃と中距離の鞭のコンビネーションでビルドを中々寄せ付けません。
しかし猛スピードで突進しながらの銃撃でついにブラッドスタークの体勢を崩し、この隙にラビットタンクへチェンジ。
「ラビット!」
「タンク!」
「ベストマッチ!」
「Are you ready?」
「ビルドアップ!」
「鋼のムーンサルト!ラビットタンク!」
が、接近戦でも決してビルドに劣らないブラッドスターク。これに対し、ビルドは必殺技で一気に仕掛けます。
「Ready go!」
「ボルテックフィニッシュ!」
「イエーイ!」
関数曲線キックを繰り出すも、ブラッドスタークはなんとこれを片手で受け止めてしまいました。
「な、何!?」
「良いキックだ。ハザードレベル3.2って所だな。まあ、まだまだ伸びそうだ。じゃあな!ハハハ・・・!」
まるで力量を確かめに来たかのように、このまま余裕で立ち去るのを見送るばかり。
「兄貴〜!」
「大丈夫?」
「ああ・・・。何だあいつ?」

 ナシタでは、謎の牛パズルに興じる美空。
そこへ冷蔵庫から出てくる龍我。やたらイライラしています。
「まだ帰ってこねえのかよ!?」
「わっ!何イラついてんの?邪魔しないでよ。」
「戦兎の野郎、自分の事ばっかりアレしやがって。こっちは鍋島が証言できなくて参ってるのに・・・。」
語彙に乏しい龍我。これに美空が投げてよこしたのは缶コーヒー。
「はあ・・・。何で缶コーヒーなんだよ?ここカフェだろ?」
「お父さんのコーヒーよりマシでしょ?」
「確かに。」
缶コーヒー以下で納得されるコーヒーとは。
「はあ・・・。」
ため息混じりで帰ってくる戦兎を、イライラ出迎える龍我。
「やっとかよ。遅えんだよ!俺がどれだけ待ったか・・・」
「ここが兄貴の城っすね!」
セリフを被せつつしれっと混じっている立弥にもキレます。
「うるせえ!誰だこの変なの。」
「ああ?誰が変なのじゃ・・・痛!」
立弥もすぐ喧嘩を買いますが、頭突き一発でダウン。
「痛い痛い痛い・・・!」
「大丈夫?」
「だいじょばないよ〜!」
そんなうるさい立弥をよそに、龍我は
「俺の冤罪の話も少しは考えてんのかよ?」
「うるさいよ。今は佐藤太郎でいっぱいいっぱいなんだよ。」
「誰だよ佐藤太郎って・・・。」
噛み合わない2人をよそに、美空も
「できたー!」
牛肉パズルを完成させてご満悦。リアクションに困る2人。すると、
「あっ、ボトルもできてるよ。」
「嘘!?テンション上がる!フゥ〜ッ!ボトル!」
ボトルとなると急にテンションが上がります。
「待てよ!こっちは外出れねえんだぞ!」
「表に出ろ〜い!」
起き上がって、再び威勢のいい立弥ですが、龍我とのメンチの切り合いでようやく手配犯と気づきました。
「あっ!お前、脱獄した殺人犯か!?」
「だったら何だよ?」
「あっ!痛え!」
再び頭突き一発でKO。
「俺は誰も殺してねえよ。」
「いや、どういう事だよ!?お前が葛城殺したんだろ?」
「俺は奴の死体を見ただけだ。」
「冤罪・・・なんだって。」
冤罪と聞くと、無関係な一市民とは思えない狼狽え方をする立弥。
「冤罪・・・?えっ嘘だろ!?えっ?お前が殺してない、って事は・・・。俺、帰ります!」
慌てて逃げ帰ってしまいました。
「おい!?俺のこと誰かにチクんじゃねえぞ!」
玄関先まで怒鳴りつけに行くと、ちょうど市民にバッチリ見られてしまいました。何たる失態。

 戦兎は、例によって新作のボトルのベストマッチを試しています。
「コミックボトルか・・・。相性いいのは、やっぱ海賊かな?」
流行り的には確かに。
「いやでもタカ・・・あ〜どっちだろ〜?」
楽しそうですが、片っ端から挿すという選択肢はないのでしょうか。
「おい。そんな事やってないで、早く俺の冤罪・・・」
「うるせえな。これだってお前のためなんだぞ。」
「あ?」
「鍋島を使ってお前を陥れたのはファウストだろ?つまり奴らのアジトを突き止めて全貌を明かせば、お前の冤罪の立証にも繋がるって訳だ。そのためには・・・」
 尤もな理屈を説明していると、また龍我にベストマッチを見つけられてしまいました。
引っ込むアホ毛。
「嘘〜ん・・・。」
「これでいいだろ?さっさと俺の・・・」
長ったらしい計画なんて考えていられない、と言った様子の龍我ですが、
「あ〜!こうなったら武器だ!忍者コミックで、ぐうの音も出ない武器を作ってやる。」
「はあ!?ふざけんな!おい・・・!」
「忍者と漫画だから、やっぱ剣だな!火炎とか竜巻とか煙とか出して・・・。」
傍目には自分の研究にのめり込んでいるようにしか見えない戦兎に、龍我のイライラは募るばかり。

 ナシタを後にした立弥が例の高架下に差し当たると、
「俺のせいだ・・・。俺のせいで兄貴が・・・!」
なんて嘆いているところに忍び寄るブラッドスターク。騒ぐ間もなく立弥を捕まえ、絞め落とすと・・・。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 21:59Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド