2018年04月30日

今週の仮面ライダービルド「第33話 最終兵器エボル」

 様々な思惑が絡み合い、ターニングポイントとなった33話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、西都の侵略を防ぐためにパンドラボックスを取り返すが、戦争はますます激化する。そんな中、東都政府首相の氷室泰山が西都に連れ去られる・・・。」
「お、俺が人間じゃないかもって話題に触れねえのかよ!?」
「あのなあ、一国の首相が誘拐されてんだぞ?そんあ古いネタにかまってる暇ないんだよ。」
「古いネタって、先週のビッグニュースじゃねえのかよ?」
東都タイムスに踊る『万丈龍我は人ではなかった!?」の見出し(イメージ図)。
「首相は助かるのか?どうなる第33話!」
「俺、本当に泣いちゃうからね?」
ペイントでやっつけたかのような駄コラ。

 実際、世間は泰山の拉致事件の話題でもちきり。
「東都政府の氷室泰山首相が連れ去られた事件で、黛首相代理は西都政府に遺憾の意を示し、抗議の声明を発表しました。」
というニュースが流れています。
「声明だけかよ・・・。国のトップが捕まったってのに。」
ただでさえ戦争で混乱していた所に、そもそも意思決定のトップが拉致されればまともに動けまいと言うもの。
「けど、首相を誘拐してどうするつもりだろう?」
ここで美空が、万丈がパンドラボックスを手にしているのに気付いて
「ちょ、ちょっと万丈!何してるのよ?触っちゃダメ!」
と回収。流石にアジト内で何か起これば危険すぎる。
「あ〜・・・あれ?そういやカズミンは?」
「休んでる。この前のバトルで相当無理したみたい。」
あのあとヘルブロスの相手をしていましたが、どうやら辛くも退けたという所でしょうか。
結局、グリスが無理すれば倒せる程度なのが難波の最強兵器か・・・。
 その時、戦兎のスマホに惣一からの着信が。
「・・・何だ?」
周りに気取られぬよう、小声で応対する戦兎。
「東都政府は今大変みたいだなあ。」
「アンタのせいだろ・・・!」
まるで他人事みたいな言いように、いきなり怒気を隠せません。
「フッ・・・だから取引しようと思って。氷室泰山と引き換えに、エボルドライバーを用意しろ。」
「エボルドライバー?」
「ビルドドライバーの原型で、お前の父親が携わった、この世に1つしかない貴重な代物だ。」
「俺の父親が・・・?」
「けど、記憶を失う前のお前がそれを見つけて、どこかに隠しちまった。24時間以内にそれを探して、A9埠頭まで持ってこい。1分でも遅れたら、首相の命はない。」
 交渉の材料は自分らが非合法に奪ったもの、という盗人思想も甚だしいことですが、人命それも国の要とあればそうも言っていられず・・・。

 例によって、葛城の研究データに『エボルドライバー』とキーワードを入力するも、
「Nobody knows」
とメッセージが。心が踊りそうで踊らない。
「ダメか〜・・・。」
「葛城巧の研究データになかったらもうお手上げじゃねえのか?」
しかし戦兎は、
「おかしいな・・・。」
「ん、何が?」
「いつも研究できないとエラー表示になるのに、これだけ『Nobody knows』・・・誰も知らない。」
エラー表示が通常と異なるという、昔のRPGのヒントみたいな違い。
 これに、もしやと思った戦兎は紗羽が入手してきた葛城忍のデータが入ったUSBメモリを端末を接続。
「それって、私が取ってきた万丈の研究データだよね?」
「ああ。万丈の研究をしたのも、エボルドライバーを作ったのも、葛城忍・・・俺の父親だ。って事は、もしかしたら・・・。」
再びパスワード窓を表示させ、今度は『Nobody knows』を入力すると・・・画面に説明と概略図が表示されました。
「ビンゴ!エボルドライバーの設計図だ。」
見事、探していたものに行き当たりました。

 その頃、廃工場の隠れ家に幽閉された泰山。
「こんな事をして・・・どうなるか分かっているのか?」
鉄格子の向こうには幻徳と内海。
「当然だ。」
「間もなく、西都が国を統一する。俺の目的も果たされる。」
「・・・国をつくるのは、権力者でも政治家でもない。今もこの戦争で苦しんでいる市井の人々だ。そのひとりひとりの顔が見えていないお前たちに、国をまとめる資格などない!」
 至極まっとうな正論であり、
「黙れ!」
内海はまともな反論ができません。さらに、
「おい。・・・桐生戦兎との取引を終えたら、その場で氷室泰山を殺す。あの男は我々にとって邪魔な存在だ。お前だって自分を東都から追放した張本人が消えてせいせいするだろう?」
 難波やスタークからの指示ではないでしょうが、邪魔というだけで消そうとする内海。
これに対し、幻徳は・・・?

 戦兎が研究データを読み解いてみると、
「エボルドライバーは・・・エボルトが究極の姿になるために作られたものらしい。」
「エボルトって・・・。」
この言葉は、ベルナージュ関係でしばしば出てきたもの。
「パンドラボックスが火星を滅ぼした。エボルトの手によって。」
「地球外生命体エボルト、その正体・・・その正体は石動惣一!?」
やはり、という内容ですが、ここで明かされるとは。
「お父さんが、エボルト・・・?」
さらに、研究データの中の惣一の名前はハイパーリンクになっており、
「ねえ、リンクがあるよ?」
クリックしてみると、惣一に関するメモ書きに飛びました。
「メモ?」
「10年前、宇宙飛行士だった石動惣一は火星でパンドラボックスを見つけた。そこで・・・エボルトに体を乗っ取られた?」
惣一がパンドラボックスに触れた際、そこからエボルトが出現して惣一に乗り移ったようです。
そのとき、パンドラボックスのすぐ近くにエボルドライバーも落ちていたと。
 いきなり話の核心が明らかとなり、困惑する一同。
とりわけ、父親が宇宙人に乗っ取られたと言われた美空は動揺します。
「乗っ取られたって・・・。」
「今の石動惣一は、エボルトに体を支配されているに過ぎないって事だ。元の人格はまだ残ってるかも知れない。」
とフォローしますが、今の美空に届いているのかどうか。

 その惣一、もといエボルトは、謎のボトルを手で弄びながら
「もうすぐ、お前の体ともおさらばだ。長かったなあ・・・おかげで、俺の考えもずいぶん変わったよ。」
不穏な気配を匂わせ、そこへ一瞬戻った惣一は
「一体、何を企んでる・・・?」
「フフ・・・。それは、力を手に入れてからのお楽しみだ。」
エボルトにとって、状況はもはや王手まで来ているのでしょうか。

 ナシタ地下では、
「石動惣一に憑依したエボルトは、パンドラボックスの力を使って火星と同じように地球を滅ぼそうとした。しかしパンドラボックスが思うように開かず、歪な光を放出させたことでスカイウォールができた・・・。」
 こんな事までデータに記録されています。
どうやら、条件さえ揃っていれば1話を前に地球は滅んでいたようで。
「エボルトは病院に連れて行かれたが、すぐに脱走。その後、ある人物と接触した。それがパンドラボックスの責任者であり、俺の父でもある葛城忍だ。」
 この時、協力関係となったのでしょうか。
「エボルドライバーは、もともとエボルトが持っていたものだ。けど火星で破損して、父さんはその復元を任された。」
「エボルドライバーって、どんな力があるの?」
「パンドラボックスのエネルギーを最大限に使えるらしい。宇宙を支配できる究極のベルトって書いてある。」
この時点でかなり物騒なことが描かれています。
「それを知って、葛城巧はエボルドライバーを隠した・・・。」
「うん・・・。ああ〜、もうどこに隠したんだよ俺は?」
探そうにもヒントらしいヒントもなく、お手上げ状態ですが
「何やってんだよ?探すなら探すで時間ねえんだから。」
早速探しに出ようとする龍我。
「どこ行くの?」
「・・・近所だよ。」
「近所。」
「でも、動かねえとさ・・・。」
全く当てなどありませんでした。ロードワークのついでぐらいに思ってそう・・・。
 戦兎はこの時、エボルドライバーの図面を見て何かに気付いたようです。
「ちょっ、ちょっと待って!この構造どっかで・・・。」
戦兎の視線の先にあるのは、序盤さんざんお世話になった浄化装置。

 泰山の牢の前を訪れた幻徳。
そのまま泰山にスチームガンを向けたかと思えば、向きを変え錠前を破壊。
「出ろ。逃げるぞ。」
「どういうつもりだ・・・?」
どういう心変わりか、泰山を逃しに来ました。
「あんたのやり方じゃ国はひとつにできない。だから俺はファウストを創って、この国をひとつにしようとした。国境などない、誰もが笑って暮らせる国にするために。」
「幻徳・・・。」
急に良いことを言うようになった幻徳。いや秘密組織を創って暗躍って良くないんですけども。
「だが、欲望が俺を歪めた。もう後戻りはできない。だからあんたには・・・。」
みなまで言うな、という泰山。

 泰山を連れ出した幻徳ですが、どうやらこれも読まれていたようです。
「まさかとは思ったが、ここまで愚かとはな。」
まさかと言う割に、クローンスマッシュまで連れて準備万端な内海。
「愚かなのは間違いなのを分かっていながら、難波の洗脳から抜け出せないお前の方だ!」
難波重工のやり方はもとより、そもそもスタークが難波に利する存在と本気で思っているようなら相当な節穴です。が、
「黙れ・・・!」
「幻徳!」
消滅スイッチを操作して幻徳を黙らせると、ゴミのように踏みつけ
「殺してもいいんだぞ。」
余裕ぶっていると泰山から予想外のタックルを受け、またしても消滅スイッチを落としてしまいました。
 幻徳は同じ過ちは踏むまいとスイッチを遠ざけると、立ち上がってローグへと変身。
「デンジャー!」
「変身。」
「クロコダイル!」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
「行け!」
クローンスマッシュをけしかけ、ローグを始末しようとしますが
「クラックアップフィニッシュ!」
思った以上に簡単に返り討ちにされてしまい、このまま幻徳を連れ去ってしまうか・・・と思われたその時、再び電撃が走り変身が解けるローグ。
「惜しかったな。」
「もう1つあったのか・・・!」
スイッチを操作したのはスターク。こちらも自分用に持っていたようです。
「ようやく分かったよ。お前がこの国をひとつにしたかった理由が。あんたの息子はパンドラボックスの光で好戦的な気質になった。けど人体実験で、ネビュラガスを注入して、仮面ライダーになれた者は光の影響を受けなくなる。つまり今の幻徳は、以前のような野心に溢れた性格じゃなくなったって訳だ。」
 ここで明らかになった新事実によると、ローグになってやさぐれたかに思われた幻徳は、むしろローグになる際に正気に戻っていたようです。
「じゃあ、どうしてまだこの国をひとつにしたかったのか・・・。親父を首相にするためだ。自分が汚れ役に回って、親父にこの国を託そうとした。だから悪者に徹した。残念だったな、お前の運命は俺が握っている。」
 ズバリ言い当てた上で、幻徳を蹴飛ばすスターク。
「連れてこい。」
結局泰山は連れ出され、絶体絶命。
為す術もない幻徳ですが、その手には内海から奪った消滅スイッチが。

 戦兎は、浄化装置の内部をバラして部品を次々と取り外していきます。
「変換装置はお前が作ったんじゃねえのかよ?」
「ああ。けど、大本の動力部分は初めからここにあったものだ。その原理がエボルドライバーと同じ構造だった・・・。」
さらに壁を一枚取り払うと、奥に見えたのはまさしくエボルドライバー。
「あった!」
「あったのかよ!?」×3
「エボルドライバーがそのまま組み込まれてたのかよ?」
「まさかこんな所に・・・?」
真っ二つに切断されていますが、どうやら浄化装置としては動くぐらい、その機能は行きているようです。
「・・・組み立てられそうだな。」
時計を見ると、まだ半分を過ぎたところ。急ぎ作業にかかります。
 しかし、
「ねえねえねえねえ・・・それを組み立ててエボルトに渡したら、危険なんじゃないの?」
「でも、首相を助けるには持ってくしかないよ。」
結局、人命を見捨てることができないのが戦兎たち。
 そこへ、また戦兎のスマホに着信が。
「・・・何の用だ?」
惣一からの督促か、それとも・・・。

後半は追記へ。  続きを読む

Posted by jerid_and_me at 21:59Comments(9) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月23日

今週の仮面ライダービルド「第32話 プログラムされた悲劇」

 パンドラボックスを奪還して状況にブレーキが・・・と思うじゃん?という流れ。
あらすじ紹介は万丈の真相を一足先に知った美空と紗羽。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、西都の暴走を止めるために西都からパンドラボックスを取り返す。一方、紗羽は万丈が地球外生命体の遺伝子を持っている事実を突き止める。」
「美空ちゃん〜・・・万丈のこと、みんなに何て話そうか?」
「そこは軽いノリで、『よっ、宇宙人!』みたいな。」
「絶対ダメでしょ!」
「じゃあ真面目に、『万丈、あんた人でなしなの』。」
「いや、人でなしだと意味変わってきちゃうから・・・。ああ!あらすじ紹介が終わっちゃう!どうなる第32話?」

 泰山へとパンドラボックスを返す戦兎。
「パンドラボックスは、一部の力を使うだけで地殻変動を引き起こして、巨大な塔を築き上げるほどのエネルギーを持っています。これを交渉の材料にして、戦争を終わらせてください。」
 交渉については泰山に一任する形に。
「分かった。だが、今回の君の行動は政府として容認はできない。」
「分かってます。全部、俺が勝手にやったことですから。」
対外的には、ビルドが独走出奔して、クローズとグリスがパンドラボックスもろとも連れ戻したという体にする必要があるんでしょうね。
「・・・損な役回りをさせて、すまない。」
「いえ。」
どこまでもラブ&ピースを優先して自分の名誉を考えない戦兎が尊くもあり不安でもあり。

 外で待っていた一海の携帯に着信が。
「おっ・・・みーたん?」
かと思ったら非通知設定。露骨に嫌な予感がします。
「じゃねえよな。誰だ?」
「難波重工の内海だ。君と取引がしたい。」
そういう内海が向かったのは北都の猿渡ファーム。またしても嫌な予感。

 ナシタでは、重い気持ちで戦兎らの帰りを待つ紗羽と美空。
やがて日も落ちかけた頃、戦兎と龍我が帰ってきました。
「ただいま。」
「おかえり・・・。」
「カズミンは?」
「パンドラボックスを警護するって政府官邸に残った。それより腹減ったな〜!カップ麺まだあったっけ?」
厨房に入る龍我をよそに、戦兎にこっそりと情報を見せる紗羽。
「ってか、明かりも付けずに・・・どうかした?」
「実は・・・万丈のこと調べてきたの。」
当人は、そんな驚きの真実が隠されているとも知らずカップ麺を前にウキウキ。
「プロテイン、ラーメン!ベストマッチ!」
「どうなってんだ、これ・・・。」
このテンションの差。
「戦兎、お前もカップ麺食う?」
「うん・・・。万丈、お前人間じゃねえって。」
「ああ・・・?熱っつ!」
何この投げやりな暴露。いきなり笑わされました。

 パンドラボックスの警護を任された一海ですが、先程の内海の要件は
「北都の仲間を助けたければ、パンドラボックスとボトルを我々のもとへ持ってこい。」
という、またしても農園の仲間を人質に取っての脅迫。
「そいつらをどうするつもりだ?」
「取引に応じなければ・・・仲間の命はない。」
戦争終結に協力するとは言いましたが、仲間の命がかかっているとなれば・・・。

 ナシタでは困惑し荒れる龍我。
「どどど・・・どういう事だよ!?俺が人間じゃねえって!」
「ちょっと、落ち着きなって!」
ここまで動揺するのは、自分でも僅かながら自覚があったのでしょうか。
「落ち着いてられるかよ!こんなもん信じんのか!?」
「思い当たる節はある。」
「あん?」
「パンドラボックスだ。俺達が触れても何も起きなかったのに、お前が触れた途端・・・。あれはスタークと同じ力だ。だとすると、お前・・・。」
「ちょっ、ちょっと待て!・・・マスターも火星で力を手に入れたんだろ?だったら、俺も人体実験の時に特殊な力を身に着けたんだよ。」
自分をごまかそうとする龍我ですが
「それは無い。妊娠2ヶ月で生まれたことがそれを物語ってる。」
とバッサリ。
「生まれた後、人間の平均値に戻ったのは出産と同時に地球外生命体の力がリセットされたからだ。けど、ハザードレベルの急激な上がり方を見ても、お前が地球人じゃない可能性・・・」
 言い切らない内に紗羽のパソコンを閉じ、
「何言ってるのかさっぱり分かんねえよ・・・。」
とポイ捨てしようとした所をギリギリキャッチ。
「はぁ・・・。」
しかし、龍我はそのまま出て行ってしまいました。カップ麺放置。
「俺の父親があいつの研究をしてたなんてな・・・。」
正確には葛城の父親ですが。
「こんな所で繋がるなんて・・・。これって、ただの偶然かな?」
「その研究データはどこで?」
「東都先端物質学研究所。けど、不思議なんだよね。これって、国家機密の案件でしょ?なのにセキュリティが穴だらけで・・・。」
東都先端物質学研究所と言えば、今では破棄されたも同然ですがファウストの隠れ家と言ってもよかった場所。そこでこんな事をするのはそう何人もいません。
「スターク・・・?」
これも惣一の手で踊らされていたのかと、驚きを隠せない一同。

 小川に石を投げ込みながら黄昏る龍我。
ふと水面に映った自分の姿を見て、ますます自分が人間でないことが信じられません。
「ウソだろ・・・?」
石を落とすと、かき消える姿。

 他方、一海はひとり迷いましたが
「すまねえ、みんな・・・そっちには行けねえ。ここで屈する訳には行かねえんだよ・・・。」
大勢を見て、仲間は見殺しにせざるを得ないと諦めているようです。
 そして現地でも、
「グリスはまだか?」
仲間の1人が
「カシラは来ねえよ!俺達を助けるなら、もっと早くに来たはずだ。でも、そうしなかったのは・・・もっと大勢の人間を人間を助けるためにその命を張ることにしたからだ!」
と、一海のことを理解しています。すると他の仲間も続いて、
「それこそ、俺達が惚れたカシラだ!」
「これでここに来たら、逆に追い返してやるよ!」
一海の思いを汲んで、観念した様子。
 内海はこれを嘲笑い、
「いいだろう。望み通り始末してやれ。」
幻徳に指示し、始末させます。
「デンジャー!」
「クロコダイル!」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
そのまま縛られた従業員らに向かい、まとめて切り捨てた・・・かと思われましたが、切れたのはロープだけ。
「何の真似だ?」
「作戦は失敗した。こいつらを始末しても意味がない。」
無意味な殺しはしないというローグに、内海は
「私に歯向かうつもりか?体に消滅チップが埋め込まれている事を忘れたか?」
ビビりながらもリモコンを見せつけ脅迫するも、そのリモコンを弾かれるという無様。
 その間に従業員らは逃走し、追撃しようとするハードガーディアンの間に割って入るとこれを圧倒。
「クラックアップフィニッシュ!」
必殺キックで2体まとめて撃破。
 そして内海に向き直ると、実は消滅リモコンが意外と近くにあって拾われてしまいました。
スイッチを入れると苦しみながら変身が解除。ゲージが半分程度だったので、変身が解ける程度に加減されているのでしょうか。
 その後、女子みたいな走りでキック。
今回、内海の小物感がなかなか・・・。

 翌朝のナシタ。
結局、龍我は戻ってこなかったようで自分と美空の分の朝食を用意する戦兎。
「食うか。・・・何してんの!?」
すると、いつもの癖で龍我の分のカップ麺にお湯を注いでしまっていた美空。
「あっ・・・。調子狂うよね、万丈がいないと。」
事が事だけに、龍我が心配という所もあるのですが
「信じられないよ・・・。私だけが特殊だと思ってたら、今度は万丈が人間じゃないとか。私達、どうなっちゃうのかな・・・。」
龍我までもただの人間ではなかったことと、激化していく状況の中で先が見えないことに困惑しているようです。
 すると戦兎は、
「どうもしねえよ。あいつはただの筋肉バカだ。あいつは俺達にさんざん迷惑をかけてきたんだ。何があっても、これまでの関係を帳消しになんてさせねえよ。」
 当人がどうしたって、いまさら放ってはおかないという。
「だよね・・・。いただきます!」
気を取り直して朝食というところでやってきた紗羽。
「おはよう〜。あ!グッドタイミング!お腹空いてたんだ〜。」
たかる気満々。
「カップラーメンなら出来たてあるよ?」
「あ!ラッキー!」
約得にありつく紗羽。
 さて本題。
「で?」
「ああ・・・うん。戦兎くんに言われた通り、万丈を育てた親戚にマスターの写真を見せたの。そしたら・・・会ったことがあるって。マスターに会ってから、万丈の記憶が曖昧になったみたい。」
「じゃあ、万丈はお父さんの記憶を・・・?」
「消されたのかもしれない・・・戦兎くんみたいに。」
掌の上で踊らされていたどころか、10年前の件はがっつり惣一の記憶操作が入っていたようです。

 パンドラボックスを得たことで、御堂(難波)と交渉に臨みますが、
「残念だが、東都政府の要求は受け入れられない。」
「我々にはパンドラボックスがある。これがどれだけの破壊力を持っているか、分かっているはずだ。」
その力を背景に交渉を進めようとしていたものの、
「脅しのつもりか?ハハハ・・・!君は大きな勘違いをしている。抑止力と言うのは、その力を使うと思わせる人間が持つからこそ意味がある。君のように、絶対に使わないであろう良心的な人間が持っていても脅しにはならない。」
 普段の行いがハト派すぎて、完全に見くびられており作戦は失敗に終わりました。
「我々は力づくでパンドラボックスを奪い返す。そのための準備も整った。バァン!」
余裕のおふざけを見せて会談打ち切り。
「首相・・・。」
これには他の役人も動揺しています。

 西都では、
「ハハハ・・・。パンドラボックスを取り返せ。」
スタークに指示しますが、
「そう慌てなさんな。パンドラボックスはいつでも奪える。それより、究極のドライバーの方が先だ。」
謎のボトルを手で弄びながら、究極というフレーズが出てきました。
「究極のドライバー?」
「パンドラボックスの力を最大限に活かせるドライバーだ。まさに、あんたが求めてた最強の兵器って訳だ。」
究極や最強という言葉を並べ、難波の興味を誘います。
「すぐに手に入るのか?」
「ふむ・・・危険な代物だからな、そう簡単には行かない。ま、俺に任せておけ。」
これにより、うまく難波の目を離れて単独行動ができます。
最早難波もすっかりいいように言いくるめられていますね・・・。

 パンドラボックスの前で夜を明かし、うたた寝していた一海。
すると、下を見張っていた兵士が何やら異常に気付いたようです。
「ん・・・?何を揉めてるんだ?」
一海も目を覚まし、敵襲かと下を覗いてみると、そこには門の前で警備員と揉み合う見覚えのある農夫たちが。
「俺達は、カシラに会いたいだけなんだよ!」
どうやら、北都からここまで逃げ延びてきたようです。
「お前ら!!」
「あっ・・・カシラ!」
まさか生きて再会できるとは思っておらず、大喜びで一海も降りてきました。
「お前ら、無事だったか!」
「はい!パープル色の仮面ライダーが逃してくれて!」
「ローグか・・・?」
「怖かったっす〜!もうガクブルでした!」
一海もろとも大分ヲタに染まった人らですね・・・。
「悪かった・・・けど無事でよかった。」
そこへ、首相官邸から通信が。
「西都の軍勢がエリアD4に現れました。直ちに向かってください!」

 現場では、数体のハードガーディアンとブロスのみですが東都の武力ではこれにもまるで対応できません。
そこへ駆けつけたグリス。
「スクラップフィニッシュ!」
まずはキックでハードガーディアンを撃破。
「また強くなりやがった・・・。」
もはや、よほど多くなければハードガーディアンもあまり問題にならなくなってきました。
「慌てる必要はありません。たかが1体、勝利は必然。」
あっこれ負ける奴のセリフだな・・・と言う所ですが、流石に2体相手ではグリスが不利です。
 するとそこに到着した戦兎。
「東都政府をクビになったんじゃねえのか?」
「偶然、近くを通りかかったんでな。」
あくまで勝手に動いているという体。
「ヘッ・・・万丈はどうした?」
「・・・あいつは来ない。」

 その龍我は、香澄の墓前で凹んでいます。
「香澄・・・。俺、人間じゃねえんだってよ。信じられねえよなあ。もう冤罪とか、お前の仇取るとか、そういう次元の話じゃなくなっちまった。」
官邸から着信はありますが、これを無視し続けているようです。
「こんな状態で戦える訳ねえよ・・・。なあ?香澄・・・。何で何も言ってくれねえんだよ・・・。」
既に消えてしまったものは仕方ない、という所ですが内心それぐらい弱っているようです。
 枯れた花を替えようと思った所で、
「こちら政府官邸!至急応援を・・・!」
倒されてしまったのか、通信が切れてしまいました。
やはり、こうなると放っておけないのは龍我も。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 22:00Comments(7) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月16日

今週の仮面ライダービルド「第31話 ほとばしれマグマ!」

 龍我の正体へと迫っていく第31話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。仮面ライダービルドの桐生戦兎がいる東都は、西都を乗っ取った難波重工からの侵略を防ぐ、そして戦争を終わらせるためにパンドラボックスを取り返しに行くが・・・。」
「我が名は・・・。」
「まさか、火星の王妃?」
ベルナージュまであらすじに参戦か、と思いきや
「みんなのアイドル、みーたんだよ!」
「出てきて間もない王妃のネタで笑い取ろうとするんじゃないよ。さあ、どうなる第31話?」

 パンドラタワー内の戦いでは、龍我がさらなるパワーアップを遂げ、エンジンブロスを圧倒。
この異常なまでの戦闘力の根源として浮かび上がったのが、紗羽が調べた結果
「万丈は・・・人間じゃないかも知れない。」
というもの。
 エンジンブロスを変身解除に追い込むと、
「こうなったら・・・!」
「ギアエンジン!」
「ファンキーマッチ!」
「潤動。」
ギアリモコンはヘルブロスへと再変身。
 紗羽の報告に、流石に困惑する美空。
「万丈が人間じゃないかも知れないって、どういう事?」
「まだ決まった訳じゃないけど、可能性は高い・・・かな。」
こんな突拍子もない話をしたのは、それだけの裏付けがあったという事のようです。
「万丈に何があったの・・・?」

 パンドラタワー内の戦いでは、パンドラボックスによるフィールド操作がいちいち厄介。
障害物どころか、今度は壁や床が開くと砂浜へと移動してしまいました。
「あ?何だよこれ?外に出ちまったぞ!」
「まるでマジックだな!」
「これもパンドラボックスの力か・・・?」
困惑しながらも戦闘を続けていると、砂の中から箱が出現し、その中からは幻徳が。
渋っていましたが、結局は防衛に参加するようです。
「デンジャー!」
「クロコダイル!」
「変身。」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
砂浜に転がった額縁の中で変身するという、文字通り絵になるシーンでした。
 すると、ヘルブロスの相手をビルドに任せ、ローグに突っ込むクローズ。
「あいつは俺がやる!」 
「また腕を上げたな。」
「うるせえ!俺は忘れてねえぞ!お前が香澄にやった事を!」
龍我にとって、幻徳は単なる敵陣営のライダーであるだけではなく、ファウストとして香澄に人体実験を行い、死亡させた因縁の相手。
「お前が香澄を死に追いやったんだ!」
「その怒りだ。スタークがお前に求めていたのは・・・。」
ここでスタークの名前が出てくるのは、
「スタークは、お前が強くなることを何より望んでいた。ハザードレベルを上げるには、極限まで感情を昂ぶらせる必要がある。だから女が犠牲になったんだ。」
香澄は犠牲になったのだ・・・。
「スタークの指示だって言うのかよ・・・!」
怒りと同時に困惑が出てきて、動きが止まるクローズ。
「お前の成長が、スタークの目的だった。」
理解がついていかないと言った様子ながら、それを振り払うかのように向かっていくクローズ。
「Ready go!」
「ドラゴニックフィニッシュ!」
が、やはり攻撃が単調になっており、簡単にカウンターを当てられてしまいました。
 変身が解け、膝をつく龍我。
「香澄は、俺のハザードレベルを上げるために・・・。」

 紗羽は続けて、
「万丈のこと調べに、色々当たったんだけど・・・。みんな口が重いって言うか、全然喋ってくれなくて。しょうがないから、産婦人科のデータを調べてみたの。」
「そんなデータ、どうやって?」
「それは・・・知らないほうがいいと思う。」
何やら、訓練を受けたスパイ特有のやり方を使って情報を得たようです。
「でね?そのデータが・・・難波重工総合科学研究所に送られてたの。」
「パンドラボックスが最初に保管された研究所だよね・・・?」
葛城の研究データ等、序盤のキースポットでした。
「そう、政府と難波重工が提携してた研究所。万丈はそこの研究対象だったの。」
「どういう事?」
これだけ聞くと、何故そんな大事になって、人間じゃないという話になるのか分からない美空。
 紗羽は更に続けて、龍我の母親について説明します。
「名前は万丈友里さん。夫婦で警備員の仕事をしてたみたい。その派遣先の1つに、難波重工総合科学研究所の名前があった。」
この話は火星の調査と連動しており、
「10年前、友人探査機が火星に着陸したでしょ?それに先立って、今から23年前、無人探査機が火星着陸に成功したの。当時は国中でも相当盛り上がったみたい。その無人探査機が日本に戻ってきて、警備を担当してたのが万丈のお母さん。けど・・・警備の途中で突然意識を失って。」
「私と同じだ・・・。」
「うん・・・。病院で検査したら、万丈のお母さんが妊娠1ヶ月だったことが分かって、当時はその影響で倒れたと思われた・・・。」
「違ったの?」
「1ヶ月後に子供が生まれたの。しかも、極めて健康な状態で。それが万丈よ。」
「ちょっと待って!妊娠して2ヶ月で出産って・・・。そんなのあり得ないでしょ?」
妊娠二ヶ月で3203グラムの元気な赤ん坊と言うのは明らかに異常な事態です。
 しかも、異常なのはそこだけではなく、
「あり得ないよね〜。そこで、万丈の体を大学病院で診てもらったら、見たことがない細胞組織が発見された。そのまま難波重工総合科学研究所で再検査をすることになって・・・。これが、その検査結果とその後の研究データ。」
 人体を構成する細胞までもが新発見のものという。
もしやアマゾン細胞・・・?
「そんなデータ、どうやって?」
「それは・・・知らないほうがいいと思う。」
ともかくも、仲間である万丈の過去を知るために、危ない橋を渡ってきたようです。
そうして入手したUSBメモリを端末へ。

 パンドラタワー内?では
「フルフルマッチでーす!」
「フルフルマッチブレイク!」
ヘルブロスをふっ飛ばすと、屋外かに見えましたが空中で壁に激突し変身解除。
 それには目もくれず、ラビットラビットにチェンジして戦意喪失した龍我とローグの間に割って入ります。
「ラビット!」
「ラビットラビット!」
「ハエーイ!」
「フルフルマッチでーす!」
ローグは応戦するかと思えば、攻撃を寸止めした上でビルドを引きつけ
「黙って俺の話を聞け!今の西都の首相は御堂じゃない。奴の顔をした難波だ。」
鷲尾兄弟に気取られぬよう、戦闘しているフリを続けながら
「俺はパンドラボックスを抑止力にして、国を1つにするつもりだった。だが、難波は違う・・・。その力で世界を支配しようとしている。奴らが開ける前に奪え!」
「何で俺に?」
「俺の体内にはチップが埋め込まれている。もし不穏な動きをすれば、遠隔操作で消滅する。」
強化の過程でえらいものを埋め込まれたものです。命運を握られていると言うのは文字通りの事でした。
「分かったら・・・トドメを刺せ!」
「クラックアップフィニッシュ!」
「フルフルマッチブレイク!」
八百長気味にカウンターを入れられ、ローグが変身解除すると額縁の中に元の風景への入り口が出現。
 グリスも、相打ちのような形で変身解除しながらもハードガーディアン2体を撃破しました。
やっとの思いでこれって、量産されている事を考えると本当に厄介な相手です。
「大丈夫か?」
龍我を気遣いますが、当人は香澄の件もスタークの差金だったと分かりやや混乱している様子。
 しかし、
「奴らが開けるまえに奪え!」
という幻徳の言葉もあり、先を急ぎます。
戦兎らにボックス奪還を任せた幻徳は、無力感からか密かに拳を震わせるばかり。

 道すがら、先程幻徳から得られた情報を共有。
「難波会長が御堂に?」
「ああ。ローグの話を信じればそうなる。けど、何で俺達にそんな事を?」
「さあな。」
なんて言いながら先を急いでいると、
「行き止まり?」
と思ったら壁が動き、奥にはパンドラボックスと、待ちくたびれたという様子のスターク。
「よく来たな。お前たちが欲しいのは・・・これだろう?」
既に龍我の顔に怒りが見える・・・危なっかしい。
「俺が欲しいのは、お前たちが持っているボトルだ。それさえ手に入ればこれが開く。楽しみだねえ。」
そう言いながら、追加の戦力としてスマッシュ2体を呼び出しました。
 戦兎らはすぐさま変身。
「ラビット!」
「ラビット&ラビット!」
「「「変身!」」」
「Are you ready?」
「オーバーフロー!」
「ラビットラビット!」
「ヤベーイ!」
「ハエーイ!」
「ウェイクアップ・バーニング!ゲット・クローズドラゴン!」
「イエーイ!」
「ロボット・イン・グリス!」
「ブルアァ!」
まずはビルドとグリスがスマッシュに向かいますが、
「それは難波重工の最新兵器だ。実体を伴わないクローンスマッシュだ。」
との事で、やたら強いです。
 そして残ったクローズを挑発。
「さてと・・・俺達もそろそろ始めるか。」
向かっていくクローズは、素クローズながらも善戦しますが
「トランスチームシステムは仮の姿に過ぎない。お前などに俺は倒せん!」
さらに上があるというスターク。
 ビルドとグリスは、クローンスマッシュ相手に苦戦。
「効いてない・・・?」
「おっと!言い忘れてた。そいつらには感覚がない。死ぬまで戦い続けるぞ!」
ガーディアンのように人の要素がなく、なおかつスマッシュとしても強いという厄介この上ない兵器でした。
「何だと?」
「タンク!」
タンクタンクで攻撃の重さを高めていく方向で応戦するビルド。
「あんたの目的は何だ・・・?俺を強くするために、香澄をあんな目に遭わせたのか!?」
「ローグだな?余計な事を。」
「いいから答えろ!」
怒りに任せて突っ込んでいくクローズに、
「その通り。お前の強さこそ、俺が求めてるものだ!だが・・・まだ足りない!」
地形操作だけでなく、パンドラボックスから謎ビームを発射して攻撃まで。
「何だ今の?」
しかし、スタークが仇であるのは一海も同じ、ということで入れ替わりにグリスが突っ込んでいきますが、
「スターク!」
「クローズに感化されたか?だがお前も・・・足りない!」
吹っ飛ばされ、さらに地形操作で潰され、あえなく変身解除。
「カズミン!」
「パンドラボックスを操れるのか?」
一海が戦闘不能になったことで、最強クラスのスマッシュとスタークを相手しなければならないという厳しい状況。
「これが俺の力だ!」
さらにボックスを操ると、クローズを半透明の立方体に閉じ込めて爆炎で焼くというえげつない技も。これによりクローズも変身解除。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 21:59Comments(3) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月09日

今週の仮面ライダービルド「第30話 パンドラボックスの真実」

 新章突入とともに、次々と真実が明らかとなっていきます。
「パンドラボックスを巡って、国内で戦争が勃発した。ブラッドスタークが暗躍する西都はパンドラボックスの一部を使って巨大な塔、パンドラタワーを築き上げ、東都に脅威を与える。仮面ライダービルドの桐生戦兎がいる東都は北都と手を組んで、西都の暴走を止めようとするが・・・。」
相方は御堂再び、なのですが中身は難波。
「我々難波重工の兵器を世界にアピールするんだ!」
「あれ、西都の御堂首相ですよね?」
「何で難波重工のことを『我々』なんて言うんですか?」
「それは・・・!だって、難波重工と仲がいいんだもん。」
「本当に御堂首相なんですか?」
「そんなネタバレ、あらすじ紹介で言える訳がないだろう!さあ〜、どうなる第30話!?」
非常にメタい内容です。と言うか御堂は連続2回ですか中身別人ですが。

 鷲尾雷に捕らえられたかと思われた美空ですが、中身は別人。
謎のオーラで雷を吹き飛ばすと、
「我が名はベルナージュ。火星の王妃。」
「ベルナージュ・・・?」
いきなり名乗られ、大多数は呆気に取られた様子ですが、スタークだけはその名に覚えがあるようです。
「まだ生きてたとはな・・・。」
そのまま攻撃を仕掛けようとしましたが、先読みされてこちらも衝撃波で吹っ飛ばされ、変身解除に追い込まれました。
「みーたん!?」
まさしく圧倒的なパワーですが、惣一にとっては大したものではないようです。
「この程度か・・・。なら、これでどうだ!」
火星エネルギーをスチームガンに乗せ発射。
 が、これは美空もといベルナージュに当たる前にクローズチャージが間に入り、致命傷に至りません。
「危ねえ!」
この瞬間、ニヤリとする惣一。この行動も読み通りという事なのか、攻撃はスクラッシュドライバーを直撃し、変身が解除されたばかりかドラゴンゼリーまでも焼け焦げてしまいました。
「万丈!」
すると、ベルナージュが龍我ら東都勢に手をかざし、自分もろとも何処かへと瞬間移動させるという離れ業を披露。
「ハハハ・・・面白くなってきた。これから真の戦いが始まる。」
大の字に寝転がった惣一は、予想外の事態ながらもこれを歓迎する構え。

 ベルナージュが戦兎らを連れ去ったのはナシタ。
「火星方面の方のお口に合うかは分かりませんが・・・。」
「火星方面ってどっちだよ?」
「上だよ。」
戦兎ら3人は王妃相手ということで跪き、紗羽はベルナージュにコーヒーを出し、口にするのを固唾を呑んで見つめていましたが
「まずい。下がれ、小娘。」
「ああっ・・・!ちょっと、小娘って言われた・・・。」
「良かったじゃん。」
「つーか、本当に火星の王妃なのかよ?」
「バカ!失礼なこと言うんじゃないよ!見たろ?俺達を一瞬でここまで連れてきて下さったんだよ。」 
信じられない龍我と、いかにも一般市民らしい戦兎。
「俺はみーたんが何人であろうと一生添い遂げる自信がある!」
それと単なるドルオタの一海。
「そういう問題じゃないんですよ。」
「大体、日本語喋れるのとか怪しすぎんだろ。」
「それは、あれですよ。」
「あ?」
「・・・何でですか?」
結局わからない戦兎。しかし、単なるご都合主義とかそう言うものではなくて
「7年も住めばバカでも分かる。」
「ああ・・・バカなんすか。」
「やめろ、バカ!」
「あ?」
バカ呼ばわりしたりされたりの一海と、バカという言葉に反応する龍我。
「お前じゃねえよ!」
「ああ・・・。」
よくできたコントっぷりに思わず笑ってしまう一海。
「何で笑うんだよ?」
「バカが増えた・・・。」
「小娘って言われた・・・。」
跪きながらも一向に緊張感がない・・・。
 すると、ベルナージュは手にしていた図鑑を閉じると、
「肉体は既に滅びた。この魂もじきに消えるだろう。パンドラボックスが火星を滅ぼした。エボルトの手によって。」
また出てきたエボルト。
「エボルト?」
さらに、龍我の前に立つと
「お前・・・自分が何者か分かっていないのか?」
ベルナージュは龍我について何か知っているようです。
「あん?・・・私は万丈龍我です。」
「そうか・・・。ならば、お前が希望になる。」
それだけ言うと、眠るように倒れ込んでしまいました。しかも一海の膝の上に。
「ウワーッ!みーたん!」
混乱。
「ベルナージュさん?」
「ベルさん?」
「い、いくらですか?いくらですか?」
「20万ドルク。」
「20万っすか・・・。」
このハプニングでも金を取ろうとする紗羽と、本当に払おうとする一海。

 美空が眠っている間に、仲良く寝そべって人形劇で状況を整理する戦兎ら。
アバター人形のセンスがなかなかに謎です。
「ドン!美空です。美空のバングルには火星の王妃の魂が宿ってた。その王妃の名前がベルナージュ。で、パンドラボックスのエネルギーを使って火星を滅ぼしたのがエボルト。脚きれいですね。」
「キャッ!・・・火星には、人間より優れた知的生命体が存在してたんでしょ?それを滅ぼすってどんな凄い力なんだろう?」
「分かりません!私は日本も出たことがないので火星の話とかされてもイメージできません!」
「想像力のない人間はこれだからよ〜。」
「あ?じゃあお前わかるのかよ!?ハイ、その心は?」
「ベルナージュはみーたんが可愛いから憑依した!アイドルオタクって事だ!」
「「イエーイ!」」
紗羽アバターによる爆撃。
「バーン!」
閑話休題。
「そう言えば万丈に、自分が何者か分かっていない・・・って言ってたよね?」
「それ、俺も気になった!あ、いや・・・実は前々からこいつの事は気になってたんだ。」
「ん?」
「お前・・・俺に告白してる?」
「してねえよ!」
「痛っ!」
しかし人形は顔が赤かったりラブレターを手にしていたり芸コマ。
「おかしいと思わないか?冤罪事件の犯人に仕立て上げられた男が、誰よりも早くハザードレベルを上げてる。偶然にしては出来過ぎだ。」
ボトルの相性であったり、あるいはたまたまそういう体質なのかと思っていましたが、最近は明らかに異常なレベルです。
「それって、万丈の冤罪事件の真相に裏があるって事?」
「そこまでは分からない。とりあえず万丈の第1章を調べる必要があるな。」
「第1章?」
?マークが浮かんだところで引っ張り出されたのは、ビルド序盤で出てきたアレ。
「これだよ、これ!」
「ああ・・・!」
第1章 誕生と銘打たれたそれは、助けた龍我に素性を聞いたときに流れた場違いに長くなるであろう独白だったのですが、
「俺が生まれたのは横浜の産婦人科だった。3203グラムの元気な赤ん坊で・・・」
「誰が生い立ちから話せって言ったよ!」
ついつい同じようにツッコんでしまう戦兎。
「何すんだよ!?」
「って言うか、お前の両親ってどうしてんだよ?」
「あ?ああ・・・死んだよ。10年前に事故で。」
まずいこと聞いてしまった、という空気。
「けど、詳しく覚えてねえんだよ。まだガキだったから、ショックが大きかったみたいでさ。そのへんの記憶が曖昧って言うか・・・。」
なんて話していると、手にしていた土くれ・・・ドラゴンゼリーだったものが突然発光・発熱。
「熱っつ!熱・・・熱い!」
地面に落とすと土くれが崩壊し、中から出てきたのは真っ黒に焼け焦げたボトル。ここに来て全く新しいボトルが・・・?
「熱かった・・・。」
「ボトル?」
予想外の現象に、龍我をつい見つめてしまいます。
「何だよ?」
「いや・・・。紗羽さん、万丈のこと調べてみてくれないかな?」
どうやら、このことで龍我の素性に鍵があると確信した戦兎。
「え?いいけど・・・。」
「俺達はスクラッシュドライバーの代わりになる新たな強化アイテムを創る。これがヒントになるはずだ。」
ドラゴンボトルはゼリーとは別にあり、全く新しいもの・・・これを使う装備を考えるようです。

 冒頭の件は難波にも伝わりますが、
「火星の王妃?そんなものを信じろと?」
鼻で笑われています。
「まあ、実際に見てみないと嘘だと思いますよね。」
角砂糖をピラミッド要に積みながら話す惣一。この意味するところはやはりパンドラタワーでしょう。
「正体が何にせよ、危険な相手に変わりはないかと。」
内海は割と慎重派です。が、
「心配しなくていい。あの力は一時的なものだ。それはあいつも分かってるはず・・・。」
と、難波の注意をベルナージュから逸らします。この話術は狙ってやっているのか・・・?

 闇の中に光が解けて消えるようなイメージ。
「エボルト・・・。」
どうやら、ベルナージュの魂もいよいよそう長くないことを示しているようです。
 目を覚ますと、今度は美空。
と思ったら、ラボでは盛大な爆発音が響きます。
「わーっ!ええっ・・・なんじゃこりゃ?」
声を聞きつけてやってきた戦兎。
「美空!目ぇ覚ましたのか!?」
しかし、駆け寄ったのはあのぬいぐるみの方。
「あっ・・・大丈夫か!?こんなにフワフワになっちゃつて・・・。毛の量も増えたし。」
「こっちだし。」
言われて初めて、汚れたゴーグルをこすってみせる戦兎。わざとだったのか、それとも。
「ああ・・・。クローズの強化アイテムが完成したんだよ。凄いでしょ?最高でしょ!天才でしょ?」
懐かしいこのノリ。しかし、その龍我の姿が見えません。
「え、万丈は?」
「え?ああ・・・おーい、万丈?万丈・・・。」
煙が立ち込めるラボに戻った戦兎。

 どうやら、爆発の影響で気絶していたようで、美空と入れ替わりにベッドに寝かされます。
額には、『ごめーん 戦兎』という付箋が。
 その間に、瓦礫の残る街を歩きながら先程の経緯を話すと
「そっか・・・。火星の王妃が、私の体に・・・。」
「お前のこと守るって言ったのに、結局守ってやれなかった・・・ごめんな。」
「戦兎のせいじゃないよ。それに、不思議と悪い感じはしなかったんだよね。体が乗っ取られてる間、恐怖って言うより妙な安心感があって・・・。」
危険に晒し、再びベルナージュを表に出したことを詫びる戦兎に対し、美空はむしろ悪くなかったという。
「今、西都が攻めて来ないのもベルナージュの力を驚異に感じているからだろう。」
「けど、魂が消滅するって事は・・・この力も長くは続かないって事だよね。」
「そうなる前に手を打たないと。」
「何か考えがあるの?」
少し考えた後、戦兎は強いて言うなら、という具合に
「西都からパンドラボックスを取り返す・・・。パンドラボックスがあれば、ベルナージュの力に代わる抑止力になるはずだ。」
「けど、それって西都への侵略行為になるんじゃ・・・。」
「ハハッ、だよなあ・・・やっぱダメか。」
世間的には西都が代表戦に勝ってパンドラボックスを手にしている以上、東都のライダーが奪いに行くのは侵略行為と解釈されるでしょう。
 戦兎は諦めたような口ぶりですが、その手には1ドルク紙幣が。

 この戦兎の考えを先読みしてか、鷲尾兄弟にパンドラボックスを警護させる難波。
「お前たちにはパンドラタワーの警護にあたってもらう。」
「全ては難波重工のために!」
他方、前回出番のなかった幻徳はこの展開に納得行っていないようです。
「なぜ東都に攻め込んだ?戦いは終わったはずだ。」
東都への侵略は望む所ではなかったようですが、
「知る必要はない。私の命令に従えばいい。」
「お前の犬になったつもりはないぞ。」
「落ち着けよ。忘れたわけじゃないよな?お前の運命は俺達が握ってるって事を。」
内海と惣一が幻徳を起用しましたが、所詮傭兵や何かという扱いなのでしょうか。

 翌朝、まだ日も昇らぬ先に出かけた戦兎。
「速報が入りました。東都政府は、仮面ライダービルドに対し国家反逆罪を適用するとの声明を発表しました。」
ニュース速報が流れたのを受け、バイクを発進させます。が、戦兎以外は知らなかったようでバーバー桐生(屋外)で散髪されていた一海はビックリ。
「ああ!?」
「これに伴い、東都政府は仮面ライダービルドの軍事兵器の起用を解除する方針を固めました。」
TVの前で、仲良くカップ麺をすすっていた龍我と美空も固まります。
「起用を解除・・・?どうなってるんだよ!?」
と言っているそばから、散髪の時に被るアレをつけたままの一海も駆け込んできました。
「ビルドが反逆罪ってどういう事だ!?」
唯一の心当たりは、美空との前夜の会話。
「パンドラボックスを奪うためだ・・・。」
「あ?」
すると、ここで龍我と一海の携帯に連絡が。
「氷室首相・・・?」
相手はまさかの泰山。今ではゴミ箱に入っている『ごめーん 戦兎』の付箋が全てを物語っています。

 パンドラタワーの近くまでたどり着いた戦兎は、ここでドライバーを装着しビルドへと変身。
「ラビット!」
「タンク!」
「ベストマッチ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「ラビットタンク!」
「イエーイ!」
普通のラビットタンクはすごい久々に見たような気がします。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 22:39Comments(4) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年04月02日

今週の仮面ライダービルド「第29話 開幕のベルが鳴る」

 戦争が終わると思ったら凄いことになってしまった...という29話。
今回は唯一の癒やしであったあらすじ紹介もなく、いきなりパンドラボックスに接近するスターク。
そして、パネルにボトルを次々と嵌めていき・・・突然、第九のオーケストラが開始。
 何事かと言う流れですが、さらに指揮をしているのは御堂(難波)。
それをバックに、先週ラストで映った新兵器に対し東都軍が迎撃体制をとっています。
 スタークは指揮するようなそぶりでパネルにボトルを嵌め、ついに1枚が埋まるとそのパネルはボックスに吸い込まれ、どういう理屈なのかスタークの周囲の構造も変化。
 街では、戦兎ら3人も到着し変身して迎撃にあたります。
「変身!」
何気にこの時、直接ラビットラビットフォームに変身しています。
 オーケストラの演奏がおなじみのパートに突入すると、スカイウォールにも異変が。
一部が地面に沈み、歯抜けのような状態になりました。
 難波の新兵器は、東都軍の攻撃を全く寄せ付けず、周囲への破壊活動を開始し、同時に街を地震が襲うという地獄絵図の様相を呈しています。
ところが、事態はこれで終わりではありません。
スタークがボトルを嵌めていたのはスカイウォールの起点であり、そこから赤い光の柱が立ち上がったかと思うと、そこを中心として今度は円柱状のスカイウォールがせり上がり、どんどん径が広がっていくと周囲の建物も、人も容赦なく飲み込んでいきます。
 同時進行で西都による侵攻が続き、この僅かな間に多くの人命が失われた事は明らか。
しかし地鳴りの中をオーケストラの演奏は続き、指揮を執る難波は狂喜しているという異常な光景。
 消えたかと思われたスカイウォールは元あった起点を中心に、瓦型に変形して年輪のように折り重なっています。
その状況を高所から目の当たりにした美空に泰山は、この世のものとは思えない光景に絶叫するばかり。

 さらにOPも変化。
「スカイウォールの惨劇から10年、世界を滅ぼす強大なエネルギーが秘められたパンドラボックスを開けるため、新たな戦いが幕を開けた。」
滅ぼすって言っちゃいましたよ。
ナレーションをバックに、各々がパンドラボックスに手を伸ばしてはそれを止める手が出てきます。
 映像はところどころ一海が仲間に加わり、ついに惣一の代わりにぴょんぴょんするようになりました。
弾き出された惣一はいよいよブラッドスターク扱いとなり、本格的に悪役の扱いとなっています。
 そしてラストは、戦兎と葛城のイメージが邂逅するも戦兎は葛城をすり抜け、笑顔で消滅。
これを見ると葛城が悪というふうには見えませんが・・・?

 迎撃に出ていた戦兎らにとっても、この事態は理解の外。
「どうしてスカイウォールが変形したんだ・・・?」
が、難波の新兵器は考える暇さえ与えてくれません。

 同時に、御堂(難波)と通信していた泰山にはその一部が明かされます。
「パンドラボックスの力だよ。ボトルが入ったパネルを箱に嵌めて、一部のエネルギーを放出させたんだ。」
「本気でパンドラボックスを開けるつもりか!?」
「もちろん。そのためにも東都は我々が頂く。」
異常事態の連続に、現場も混乱するばかり。
「つーか、何で西都が攻めてきたんだよ!?戦争は終わったはずだろ!」
「しかもこいつら、ただのガーディアンじゃねえ・・・!」
しかもこの新兵器はめっぽう強く、代表戦でハザードレベルを上げたはずのクローズチャージやグリスの攻撃もまともに入りません。こんなものが大量生産・・・。
 そこへいつの間にか現れたスターク。
「そいつらは難波重工の最新兵器、ハードガーディアンだ。」

 泰山は西都の侵攻を非難しますが、
「東都が代表戦に勝ったら西都の軍を撤退させる、北都を元に戻す・・・そう約束したはずだ!」
「我々は負けてなどいない。」
「何を言ってる・・・?東都が勝っただろう!」
「代表戦を目撃したのは我々だけなんだぞ。なあ内海?ハハハ・・・!」
堂々と結果を捻じ曲げる難波。
どうやら、北都との代表戦と違い、こちらは一般への中継はされていなかったようです。

 ハードガーディアンに対してはラビットラビットでも苦戦するほどであり、ビルドはタンクタンクへとチェンジ。
「タンク&タンク!」
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
「ビルドアップ!」
「Are you ready?」
「鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!」
「ヤベーイ!」
「ツエーイ!」
一旦ラビットの外装をキャストオフしてのチェンジ。
ラビットラビットと比べてパワー押しのため、ハードガーディアンに対してもやや有効です。
 とはいえ状況は劣勢。スタークはその隙をついてグリスを狙撃し、残っていた北都のボトルを回収。
「これでパンドラタワーの完成に、また一歩近づく・・・。」
「パンドラタワー・・・?」
どうやら、あの円柱のことをそう呼ぶようです。

 難波が言うには、
「我々の目的は2つ。1つはパンドラボックスを開けること。もう1つは、西都の軍事力を世界に誇示すること。ボトルの回収とは関係なく、東都を焼け野原にする。これからが本当の戦争だ・・・!」
と、宣戦布告どころか殲滅宣言。けどスタークをそのままにしていたら地球が焼け野原になりそうなんですが・・・。

 言っているそばから、スタークはさっそくパネルにボトルを嵌め、さらに1枚が完成。
すると、パンドラタワー内部で不規則に並んでいた壁が一回り小さい円筒を描き、斜めに一段せり上がりました。
「ブラボー!あの塔はパンドラボックスの力で創り上げたものだ。完成すれば、地球も火星と同じ運命を辿る。」
「あの塔が・・・!」
戦兎にはあの塔に見覚えがあり、それは美空から得られた火星文明崩壊の映像の中にあったもの。
「今日はただの宣戦布告だ。次は容赦しないからな。チャオ!」
余裕たっぷりに引き上げていくスタークとハードガーディアン。

 戦兎らは泰山に呼ばれ、
「西都は本気でパンドラボックスを開けようとしている。まさか、こんな事になるとは・・・。」
「けど、西都の暴走を世間が黙ってないでしょう?」
ところが実際にはそうではないようで、タブレット端末を見せると
「マスコミを操作して、代表戦の勝敗を捻じ曲げた。」
世間には、西都が勝利し東都が占領下に入ることを知らせるニュースが流されています。
「ふざけんなよ・・・!」
「これが難波重工の力だ。恐らく、世間に代表戦を中継させなかったのはこうなる事を想定していたんだ。むしろ、領土を渡さない我々に非難の声が上がっている。」
いくら約束したとはいえいきなり侵攻するのが看過される世界とは・・・官邸に直に電話が入ったりとまるでやらかした一般企業のような光景。
「無茶苦茶だ・・・。」
「北都はどうなる?」
「向こうが負けを認めない以上、北都を手放す事はないだろう。」
三羽ガラスの弔いもあって必死に戦い、勝利したにも関わらずこの結果。無念さを隠せない一海。

 難波は、スタークの手で一旦元の顔に。
「いくら若返っても、自分の顔が一番だ。」
やはり自分でも違和感はあるようです。
「それにしても、パネルを嵌めただけであんな立派な塔ができるとはな。」
スカイウォールの変化に対しては、難波も驚いているようで。この時点で危険と思えないんでしょうか。
「ああ、内海。」
「はい。」
秘書である内海に肩を揉ませながら、
「パンドラタワーはパネルを嵌めるたびに装いを変えていく。現在ボトルは27本。まだまだ、ほんの序の口だ。」
「私は君を信用している訳じゃない。だが、火星で手に入れた力は実に頼りになる。引き続き、ボトルの回収は頼む。」
一応警戒はしているようですが、結局は甘く見ていました、的な結末になりそうで。
 このタイミングで御堂の側近が来室。
「失礼します。首相、侵攻状況の報告書がまとまりました。」
すると、この一瞬で顔は御堂に再変化し、スタークも煙のように消えています。

 夜になり、未だ事態は進行しているようですが身動きがとれない戦兎ら。
「こんな暴走おかしいだろ!これでも攻めたら侵略行為だって言われるのかよ。」
「俺達は国を背負ってるんだ。勝手な行動は許されない。」
相変わらず慎重派な戦兎ですが、今回先に動いたのは龍我ではなく一海。
「どこ行くんだ?」
「自衛なら問題ねえだろ。」
「今、北都に戻ってもどうにもならない。」
「なら、苦しんでる仲間を見殺しにしろって言うのかよ。」
「そうじゃない!戦争を終わらせる手立てを考えるんだ。お前なら分かるだろ?」
またしても正論なのですが
「代表戦の結果を捻じ曲げるような相手にかよ!?」
そう言われれば手立てが見つからないのも確か。
「俺が・・・俺が北都を守る。」
自棄になったかのように、故郷の救援に向かいます。
 ちょうど、東都の役人に案内されて美空が到着しましたが、目を伏せてこれを素通り。
これはよっぽどです。
「・・・俺達も一緒に戦えば、あいつの仲間ぐらいは助け出せるんじゃねえのか?」
一海の身を案じてか、同調を見せる龍我ですが
「仮に救出できても、その分ほかの北都民にしわ寄せが行く。結局、誰かが苦しむことには変わりはない。」
根本的解決以外に道はないという。
「そんな事言ってたら何もできねえだろ!眼の前の人間が苦しんでたら手を差し伸べるのが俺達の役目なんじゃねえのかよ?」
吠える龍我ですが、ここで美空が助け舟。
「そんなの分かってるよ。けど・・・戦争を引き起こした責任がある。だからこそ、身近な人間だけを助ける事なんて、私達には・・・できない。」
動いて楽になる事は許されないという理屈のようです。が、龍我は
「けど・・・じっとしてられねえんだよ。」
一海に続いて出て行ってしまいました。
 戦兎には、これを止めるような代替案の当てがあるわけでもなく・・・。

 手の打ちようがないのは泰山も同じ。東都の旗印を前に、ただ佇むのみ。
そこに戦兎が。
「少しは休んだらどうですか?」
「こうしている間にも人々は苦しんでいる。とてもそんな気にはなれないよ。」
と、戦兎らと同じような心情。
「西都の暴走を止めるには、俺達も変わらなきゃいけないのかもしれません。」
と言うのが、戦兎がたどり着いた方向性のようですが
「それは西都を攻めるという事か?」
「俺に考えがあります。」
何か思いついた戦兎。突然、
「1ドルク、もらえませんか?」
一瞬固まる泰山ですが、デスクから自分の財布を取り出すと言われるままに1ドルク紙幣を差し出し
「・・・これでいいのか?」
「どうも。」
おそらく1ドル程度の価値と思いますが、それをポケットに仕舞う戦兎。
その笑顔の意味は一体・・・?

後半は追記へ  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 22:42Comments(3) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド