2018年06月25日

今週の仮面ライダービルド「第41話 ベストマッチの真実」

 葛城忍の足跡に迫る41話。
「パンドラボックスの強大な力を手に入れた地球外生命体エボルトが、この国を支配するために動き出した。悪魔の科学者・葛城巧の記憶が戻った仮面ライダービルドの桐生戦兎は、エボルトが集めるロストボトルを調べるために北都へ向かうが・・・。」
 すると、あらすじ紹介にまで出てきた幻徳。
「最近、どうも俺の扱いがおかしい。」
「ああ、やっと気付いた?」
「何が原因だ?1人で電車の切符が買えないことか?ピーマンが食べられない事か?それとも明かりがないと寝られない事か!?」
「お子ちゃまか!第41話も、文字T着てるのかな?」
その予想は・・・。

 マッドローグを退け、多治見をロストスマッシュから戻した戦兎の前に現れたエボル(フェーズ1)。
「そのボトルを使って、俺は新世界を創る!何なら、手伝わせてやってもいいぞ?」
「ふざけるな。」
即座に拒絶し、ジーニアスへと変身。
「グレート!」
「ジーニアス!」
「イエイ!イエーイ!イエイ!イエーイ!」
「Are you ready?」
「変身。」
「ビルドジーニアス!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
「さあ、実権を始めようか。」
戦闘開始ですが、既に攻略できていた感のあったフェーズ1に対しては完全に圧倒できています。
「舐められたもんだな・・・。完全体な俺を攻略できるのか?」
「オーバー・ザ・エボリューション!」
エボルトリガーを起動、エボルドライバーに装着しようとした所を止められました。
「勝利の法則は決まった!」
「何!?」
「ワンサイド!逆サイド!オールサイド!」
「Ready go!」
「ジーニアスフィニッシュ!」
「完全体になる前に倒す。それが勝利の法則だ!」
言っている事はその通りですが、主役のやる事かと言うと・・・。
 ともかくも、ロストスマッシュを復元する時のようにエネルギーを流し込み、これが何らかの影響を及ぼしたようです。
変身が解け、惣一の姿で膝をつくエボルト。
「何だ?この感覚は・・・。」
胸を抑えて苦しんでいるかと思えば、急に喜びを顕にして
「そうか・・・そういう事か!戦兎、お前は最高だ!そのボトルに、こんな力まであるとはな!お前の発明に免じて、ボトルの回収はまたの機会にしてやる。チャオ!」
徒歩で帰るエボルト。負けて撤退のはずなのに、まるで勝ったかのような帰り際です。
 戦兎が変身を解くと、ちょうどいいタイミングで龍我から着信が入りました。
「何か分かったか?」
「礼香さんに会ってきた。・・・お前の言ってた通りだ。お前の親父さんは・・・生きてる。」
死んだはずの重要人物にして父親の生存・・・戦兎は複雑そうな顔です。

 ナシタに戻った一同。
「戦兎のお父さんが生きてたなんて・・・。」
「つーか、何で生きてるって分かったんだよ?」
「・・・確証があった訳じゃない。遺体もなかったし、何よりずっと引っかかってたんだ。パンドラボックスの光を一番近い所で浴びたはずの父さんが、何で自殺なんてしたんだろう?って。」
 すると、スッと現れてその疑問に同調する幻徳。
「確かに、あの光を浴びれば好戦的な気質になる。自殺なんて最も程遠い行為だ。」
またしても服装が凄いことになっています。チベットとかそんな感じで、何故かまるごとパイナップルのジュースを手に。これには皆、もう呆れるしかありません。
 そんな事は意に介さずバッサバッサするものだから、一海が何かに気付いてマントの中を見てみるとそこには
「二枚目気どりの三枚目」
という、またしても文字Tが。
「ヒゲ・・・!」
「何だ、お前も欲しいのか?ポテト。」
「却下!」
「何がだ?」
「出禁!出てって!」
「お前ら、全員センス・・・!」
「やり直せヒゲ!」
ついには追い出されてしまいました。
 残った紗羽、戦兎、龍我は何事も無かったかのように葛城忍の話題に復帰。
「戦兎くんのお父さんは、自殺してなかったことがバレないように礼香さんの密航船を利用してたみたい。」
「何で父さんは自殺を偽装したんだ・・・?家族に内緒で。」
「礼香さんも、その理由は知らなかったって。」
「ただ、息子を知る者が訪ねてきたら、これを渡して欲しいって。」
渡されたのはUSBメモリ。口金の中が青い3.0仕様っぽい所を見ると、最近作られたもののようです。
「ライダーシステムについて詳しく載ってる。もともと父さんがエボルドライバーを参考にして設計したものだし・・・。」
シリアスモードの所へ、また来た幻徳。
「何勝手に戻ってきてんだお前!おい!ちょっと待てよ!」
「お待たせ!」
「何なんだよおい!お待たせじゃねえよ!袖なんなんだよ!?」
冷めた目で見るシリアス側3人。咳払いをして本題に戻ります。
「ベストマッチについても触れてる。」
「マジか?あれにどんな意味あんだよ?」
龍我も興味津々ですが、美空を顔を見て
「もう〜!」
「・・・それより今はロストボトルだ。」
露骨に話題を逸らしました。
「ああ、そうな・・・って何でだよ!?」
しかし結局話はロストボトルへ。
「父さんが開発した人工ボトルは、好戦的な気質を高めるだけじゃなくて別の使い道があるみたいだ。」
「別の使い道・・・って何だよ?」
「黒くなった状態のこのボトルを10本集めれば、既知の物理法則を超える現象が起きるって書いてある。」
「物理法則を超える・・・?」
話がトンデモな方向に向いてきて、まるで見当がつかないようです。
「それって・・・マジやべえ事が起きるって事か?」
うーん龍我の語彙力の無さよ・・・。
「バカっぽく言えばそうなる。」
「あ?」
なんてやっていると、突然一海と幻徳の笑い声が。
いつの間にか一海が幻徳の帽子を被っている・・・伝染してしまった。
「何笑ってんだよ!?ああ?」
言われて黙る2人。
「それでいいんだよ。」
が、直後一海は被っていた幻徳の帽子を龍我に被せ、また大笑い。
その後も幻徳に返したり、また一海が被ったり、果ては美空にまで被せて、龍我も加わって大爆笑。
 ついにキレ呆れる美空ですが、まだ本筋に留まり
「けど、エボルトって今まで惑星を一瞬で滅ぼしてたんでしょ?何で地球だけ10年もかかってるんだろう。」
「確かに。自分の力を取り戻すためとは言え、滅ぼそうと思えばすぐにできたはずだ。」
フェーズ1登場時の絶望感を考えれば、何か策を弄すれば難しからぬ事だったはず。
 まだ笑い転げている3人。もはや3バカです。
「ねえ!ねーえ!聞いて!エボルトの行動、振り返ってみようよ。」

 と、ここで急にエボルトの事を振り返ります。
「初めは万丈の遺伝子を追って地球に来たんだよね?」
「ああ。10年前、美空のお父さんに憑依して・・・。」
「でも、パンドラボックスが開けられなくて、スカイウォールの惨劇が起きたんだよな?」
「その後、病院に入れられたエボルトはすぐに行方を眩ませて、戦兎のお父さんにエボルドライバーの復元を頼んだ。そして消息を絶った・・・。」
 ここまでがエボルトとしての振る舞いで、その後しばらくしてからブラッドスタークとして活動を再開。
「それが数年の時を経て、突然ファウストのアジトに現れた。」
「どこで何やってたんだ?」
「さあな。けど、こっからエボルトの暗躍が始まった。」
正体を伏せての、文字通り暗躍。
 ここからは動画ですが、無駄に芸細と言うか・・・。
「エボルトはスタークとして、俺達に様々なスマッシュを送り込んだ。美空にボトルを浄化させるために。」
この時は、まさかベルナージュが生きていてボトルの中身を操れるとは思っていなかったようです。
「強化アイテムも無しに、よくお前らと対等に戦ってたよな。それに比べてナイトローグは・・・。」
「俺は負けてない。」
「でも、直接対決にスタークにボロ負け!」
「俺は負けてない!」
「そこ、どうでもいいし!」
幻徳の無駄な意地っ張り。
「けど、次から次へとよくスマッシュ倒したよな。」
「ねえ、今気づいたんだけど、戦兎くんと万丈が会ってからスマッシュにされたのって、2人に関係ある人ばかりじゃない?ほら、万丈の彼女とか。礼香さんも戦兎くんのお父さんと繋がりがあったし。」
「言われてみれば・・・万丈をハメた鍋島、葛城巧と顔を代えられた佐藤太郎の後輩、戦兎のお母さん、戦兎の同僚・・・で、最後が紗羽さん。」
「確かに、俺達に関係してる人が殆どだ。」
そう言われると、序盤はとにかく世界が狭かったですね。
「おいヒゲ、その辺のこと何か知らねえのかよ?お前ファウストでスマッシュ作ってたんだろ?」
「黙れポテト。スタークに一任してたからわからん。」
「ケッ、ただハブられてただけじゃねえの?」
「そんな事はない!断じてない!」
どこへ行ってもお飾りリーダーな幻徳・・・本当、最近の扱いがひどい。
「あーっ、分かったよ!圧が凄いんだよ!」
格好の効果が大きいです。
 そしてその後、スマッシュ襲来の流れが一段落するとその正体が惣一であることが判明。
「スタークの正体はマスターだった・・・。」
「待てよ・・・?この頃にみーたんと結婚してたら、奥さんが火星人に、義理の父親がどっかの宇宙人に憑依されているという複雑な家庭になっていたのかーっ!」
一海の扱いも大概でした。
「アンタと結婚なんて100パーないし。」
「なっ・・・何で俺の心の声が聞こえてるんだ!」
「フルボリュームで聞こえてるし!」
ここからはスタークもといエボルトの真骨頂である三都戦争に突入。
「そして三国の戦争が勃発した。北都の侵攻、代表戦、西都による北都制圧、難波重工の乗っ取り、どれもスタークが裏で手を引いていた。」
「エボルトが戦争を起こした目的って、俺のハザードレベルを上げる事と戦兎にマジ最強のライダーシステムを作らせる事だったんだよな。」
「ああ。全てはパンドラボックスの力を手に入れるために・・・。」
改めて振り返ると、本当におよそ全部がエボルトの掌の上。
「悔しいけど、まんまと策略にハマっちまった・・・。」
皆一斉に慰める優しさ。
・・・と思ったら幻徳の帽子はビタイチ不要。
 そしてエボルドライバーを入手し、その正体を現す戦争終盤。
「いよいよ仮面ライダーエボルの誕生だ。」
「復元したエボルドライバーで仮面ライダーエボルになったのがフェーズ1。」
「俺の体を乗っ取ってエボルトの遺伝子を吸収したのがフェーズ2。」
「その時、パンドラボックスが開いちまったんだよな・・・。もうちょいヒゲが善戦してくれると思ったんだけどよ!あの流れは、どう考えても親父の仇を討つ所だろうが!」
「あの時は風邪気味だったんだ・・・!」
「あ?何だそのバレバレの嘘?弱えから負けたんだろ。」
「違う!俺は負けてない!」
「だから、そこどうでもいいし!」
実際、場外に飛ばされてフェードアウトって結構残念な流れでしたよね。
「エボルトが戦兎くんに憑依したのがフェーズ3。」
「戦兎の白髪って新鮮だったよな。」
「けど、割とすぐ元に戻ったよな。」
「さすが主役!」
「そういうメタ発言やめてくれる?」
空気が完全に冒頭あらすじ紹介のそれになってきました。
「ついにフェーズ4で完全体になった。このとき俺は葛城巧になってたから記憶はないんだけど。エボルトどうだった?」
「マジ強え!」
「半端ねえ!」
「俺は負けてない!」
「お前たちに聞いた俺が悪かった。」
という所で『完』。ささやかながら拍手が起こります。
・・・一体誰が映像の編集を?という疑問もメタでしょうか。
「振り返っても意味なかったね。」
「いや、そうでもなかったよ。さっきのスマッシュにされた被験者の中に、俺達に関わりのない人物を見つけた。」
「誰だよ?」
「最初にスマッシュにされた男だ。」
作中時間だと厳密にはニードルスマッシュが最初でしたが、龍我と会ってからという意味ではあのストロングスマッシュにされた男が最初でした。が、名前も何も明かされてはいません。
「きっと彼も、俺たちと何らかの接点があったのかもしれない。」
「じゃあ、私が調べてみる。」
「気をつけてね!」
「うん、行ってきます。」
こういう時は紗羽の出番。
「もう1つ気になる事がある。エボルトがファウストに現れるまでの空白の時間だ。きっと、その間に物理法則を超える現象を発見したのかも知れない。それが一体何なのか・・・。」

 その頃、エボルトは北都の旧アジトにてロストボトルを勘定。
「あと6本・・・。」
やはり、他のパネル同様10本で揃うようです。

 コピー元となった惣一はまだ目を覚まさぬまま。
その病室に美空と戦兎が2人きりになった所で、改めて先程のメモリにあったベストマッチの真相を語ります。
「さっき、ベストマッチについて分かったって言ったろ?あれは、石動さんの記憶と深く関わってたんだ。」
「えっ・・・?」
「ウサギと戦車、鷹とガトリング・・・愛と破壊。ベストマッチはお前との思い出だったんだ。」
「どういう事?」
「パンドラボックスにある60本のボトルは、その惑星のエレメントが必要になる。」
 同じ頃、エボルトの独白。
エボルト潜伏時代にこれを聞いた葛城忍がこれをデータに書き留めていたようです。
「だから俺は、石動の脳に問いかけたんだ。『お前の好きなものを30挙げろ』ってね。そしたら石動は自分の記憶を辿って、娘が好きなものを挙げていった。ウサギ、パンダ、ハリネズミ・・・。次に、その生命を奪うものを挙げさせた。最初は、戦車とかガトリングとか威勢のいいものが出てきたけど、そのうち消しゴムとか漫画とか・・・関係ないものばかり挙げ始めた。恐らく、娘が大切にしていたものを汚されたくなかったんだろう。結局、締め上げても変な答えしか出なかった。」
 無機物側のフルボトルのラインナップがよく分からない事になっている裏にはこんな事があったようです。
「俺はその時、初めて人間の感情って奴に触れたんだ。人間はなんて不思議で、愚かな生き物なんだろうってな。」
「きっと、美空の好きなものをどうしても守りたかったんだろうな。」
「バカだよ・・・そんな事のために?なのに・・・私はお父さんだって見抜けなかった。ごめんね・・・お父さん。」
惣一は美空のために孤独な戦いをしていたようですが、それは何とも報われないものでした。
 しかし、そのエボルトにもジーニアスの必殺技を受けた事による異変が生じています。
「喜び、悲しみ、怒り、驚き。俺にとって人間の感情全ては、想像で演じるしかなかった。だが・・・。あの時、俺に人間の感情が宿ったんだ!ハハハ・・・!こんなに楽しい事はない!」
 これまで、知らずに弄んでいた人間の感情が、ついにエボルトにも備わったようです。
今までの全てが演技に過ぎなかったという事がむしろ驚きですが。

 翌日、既に被験者の情報を入手してきた紗羽。
「被験者の名前は、志水恭一。戦兎くんのお父さんの教え子だった・・・。」
やはり葛城親子の関係者でした。
「大学の頃に接点があったらしくて、スマッシュにされるまでの数年は行方を眩ましてたんだけど、今は友達のバーで住み込みのバイトをしてる。もう話はついてるから。これが待ち合わせ場所。」
 驚きの仕事の速さです。
「どうやって、この短時間でそこまで・・・。」
「それは・・・知らないほうがいいと思う。」
このやり取りももはやお約束。実際問題、汚い手なのか女の武器なのか。

 その志水は、紗羽の接触を何者かに連絡しています。 
「葛城巧の関係者が接触してきました。・・・分かりました、すぐに向かいます。」
この相手は、やはり・・・。

 そうとも知らず、待ち合わせ場所に向かった戦兎。
「父さんの居場所を知ってどうする?10年も音信不通だったんだぞ?会った所で何を話すって言うんだ・・・。」
戦兎の感情のマイナス面を代弁するかのように脳裏に現れる葛城。
「今でも思うよ。父さんが考案したライダーシステムを作った事が、本当に正しかったのかどうか・・・。」
しかし戦兎は、
「美空にベストマッチの話をしながら思ったんだ。父さんは人の感情を弄ぶエボルトを見て、人間にしか無いこの感情こそがエボルトを倒す方法だと考えたんじゃないかって。だから感情の高まりでハザードレベルが上がるライダーシステムを設計した・・・。」
 あくまで葛城忍の意思を良い方向に解釈しようとしています。まるで正反対。
そこへ姿を表した志水。
「志水さん、ですか・・・?」
答えの代わりに、その手にはロストボトルが。
「まさか・・・!」
同時にクローンスマッシュ2体が姿を表し、志水と融合。
志水はスタッグロストスマッシュに変身を果たしました。戦兎がその姿に驚いたのは、初めて殺した青羽と同じ姿だったからか・・・。
 驚きながらも、戦兎はまたも直接ジーニアスに変身。
「グレート!オールイエイ!」
「ジーニアス!」
「イエイ!イエーイ!イエイ!イエーイ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「完全無欠のボトルヤロー!ビルドジーニアス!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
戦闘開始。
話を聞くためにも、何とか中和しなければならない所ですが・・・。

後半は追記へ。  続きを読む

Posted by jerid_and_me at 22:12Comments(8) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年06月18日

今週の仮面ライダービルド「第40話 終末のレボリューション」

 ようやく最終フォーム・ジーニアス登場となったビルド。逆転なるかという所ですが・・・?
「パンドラボックスの強大な力を手に入れた地球外生命体エボルトは、この国を支配するために動き出した。悪魔の科学者・葛城巧の記憶が戻った仮面ライダービルドの桐生戦兎は、エボルトの刺客・仮面ライダーマッドローグと対決する。」
「やっと戦兎が帰ってきたか!」
「お前は・・・単細胞で筋肉バカで、三度の飯よりプロテインが好きな万丈龍我!」
「もっとまともな思い出し方できねえのかよ!」
「そんな万丈も『マジ強え』『マジ最強』と語彙力のない言葉で絶賛するヒーロー復活の第40話をどうぞ!」
バカもとい龍我と戦兎の漫才が復活したことの安心感よ・・・。

 そんな具合に完成したジーニアス。
「勝利の法則は・・・決まった!」
勝利宣言を受け、狂ったように笑いながらスチームガンを連射するマッドローグですが、その銃撃が全く効いていない・・・と言うよりは手前で弾かれている?
 これをスローでよく見てみると、超スピードで一発一発をパンチで弾いています。
その驚異的なスピードは手先だけではなく、一瞬の間にマッドローグに肉薄するほどの足の速さも完備。
しかも接近して直後にスチームガンを握り潰すあたり、パワーも上がっているようです。
 一瞬で目の前に現れたかと思ったらまた一瞬で背後に周り、一撃加えて吹っ飛ばしたと思ったら超高速で再接近し追撃。
「何だ?この速さ・・・!」
マッドローグに反撃の余地を与えないまま、ドライバーを少しだけ回転して必殺技。
「ワンサイド!」
「Ready go!」
「ジーニアスアタック!」
必殺のパンチを叩き込むと、何やらエネルギーを流し込んでいるのか、マッドローグは変身こそ解けないものの大ダメージを受けてダウン。
 そこへさらにハンドルをやや長回しすると、
「ワンサイド!」
「逆サイド!」
「Ready go!」
「ジーニアスブレイク!」
今度は必殺キック。壁にめり込むぐらい吹っ飛ばしました。
 この一方的な戦いを目の当たりにして、龍我は
「マジ強え・・・。マジ最強・・・。」
と語彙力のない絶賛しかできません。
 このまま畳み掛けるかと思ったら、背後に瞬間移動してきたエボル。
「まさか、そんな秘密兵器を隠し持っていたとはな。」
予想外のフォームに対しても、拍手さえ見せるほどの余裕ぶり。
「エボルト・・・!」
「おっと!お前の相手は今度にするよ。」
すると突然一海に腹パンし、三羽ガラスのボトルを脱落させました。
「カズミン!」
「何すんだ、てめえ!」
「おい!」
「ロストボトルを回収しに来たんだよ。このボトルを使って、俺は人間を意のままに操る。」
「逃がすか!」
「そして、お前たちの未来を・・・全て支配する!」
パンドラボックスからのあぶれていたボトルをロストボトルと呼び、それだけ回収するとマッドローグとともに姿を消しました。

 その後、ナシタに戻ったのですが、コーヒーを淹れている間もしきりに戦兎につきまとう美空と紗羽。
「ねえ、本当に戦兎に戻ったの?」
「天才物理学者の桐生戦兎です!」
謎ファンファーレとともに髪が跳ね上がる演出に、2人も納得。
「って事は、全ての記憶が蘇ったの?」
「それが妙なんだよ。高校の頃までの事は思い出したんだけど、それ以降・・・スカイウォールの惨劇辺りからの記憶がおぼろげって言うか。」
「悪魔の科学者だった頃の記憶だけが抜け落ちてる、って訳か・・・。」
何ともピンポイントで記憶に抜けが生じている模様。2つの人格が融合したことで、記憶も揃ったと思われたのですが。
「その方がありがてえ。俺は葛城に嫌われてっからよ。」
龍我的にはその方が良い・・・のでしょうが、このために問題の発覚が遅れたとかありそうで不安なのがビルド。
「って言うか、アレどうしたの?」
美空の視線の先には、すっかりダレている一海が。とうとうグリスどころかアレ呼ばわり。
「ああ、エボルトに三羽ガラスが使ってたロストボトルが奪われちまったんだよ。」
「ロストボトル?」
「パンドラボックスのフルボトルとは違う、人間の手によって作られた人工ボトルだ。より好戦的な気質になるらしい。」
どうしてボックスからあぶれたのかと言うと、そもそもが人工のものだったからのようです。
トランスチームシステムや単体でのハード〜ハザードスマッシュの変身に使ったりしていましたが、なるほど模造品なんですね。
「でも、何でそれをエボルトが集め始めたのか・・・」
「完全体になったんだから要らねえはずなのにな。」
「奴の目的なんかどうでもいい。あのボトルはな・・・あいつらの形見なんだよ!」
と手近にあった龍我の首を締める一海。
「やめなさいよ!」
美空が制止に入り、凄くカオスめいた光景です。
「あれ、幻さんは?」
「ゲンさん?」
急にドライブのキャラが来た?と思ったら
「幻徳だよ。今までは敵だったから呼び捨てだったけど、これからは流石にアレかなと思って・・・。」
ヒゲ的にも年上そうだし扱いに困る所、と思っていたその時、急に店内が暗転。
威風堂々をBGMにドアが開くと、そこには・・・信じられない姿の幻徳が。
「待たせたね。」
砕けた、と言うか砕け散ったという感じの服装に、雰囲気もどこかフランクです。
見ている方はクロコダイルボトルの悲鳴なのですが・・・。
「私服、初めて見たけど・・・。」
「想像の斜め上を行く破壊力だ!」
「もはや、どっからツッコんでいいか分かんねえ!」
麦わら帽子(ヒモ短し)、よく分からないキラキラがジャラジャラしたデニムのベスト、威風堂々とプリントされた白Tシャツにベストと揃いのハーフパンツ。それと天パ。
ツッコミどころが多すぎてもう何が何やら。
 これに対しインタビューを敢行する紗羽。
「その服、どこで買われたんでしょうか?」
「全てオーダーメイドだ。羨ましいのか?」
「やっべえ・・・本人、気づいてねえパターンだよ。」
しかも大金をつぎ込んでいるらしい所がヤバさを加速させています。
「ここは傷つかないようにオブラートに包んで・・・。」
なんて言っているそばから、美空がまったく自重せず
「ダサっ!」
「みーたん!?」
「ダサすぎる・・・!これ放送事故レベルでしょ。よく、こんなダッサい服着てみんなの前に出てこられるよね。」
続けざまに浴びせられる言葉の暴力に、一同が最悪の結末を覚悟しましたが
「ダサい?誰が?誰?俺?」
「うん。」
「フッ、見る目ねえな。」
まさかの鋼メンタル。この余裕です。
「動じてねえ!?」
「葛城・・・お前、桐生戦兎の記憶が戻ったのか?」
あまりの事に、接し方を見失う戦兎。
「あっ・・・そうなんですけど、その格好のままじゃ普通に会話できる自信ないんで・・・。一旦休憩!」
という幕間入でのCM。斬新すぎる・・・。

 ナシタ移転先の目の前の海辺に出た戦兎。
すると、突然どこからともなく声が。
「ロストボトルの事が気になってるのか?」
どうやらその声は頭の中からしているようで、
「ロストボトルは僕が作ったんじゃない。」
「葛城巧か・・・?」
葛城の意識は消えた訳ではなく、一時期の記憶とともに別個に内在しているようです。
「あれは父さんが開発したものだ。研究データになかったのは、エボルトが削除したからかもしれない。僕に知られないように・・・。」
「お前、何で・・・?」
会話を続けようとしましたが、龍我と一海の騒ぎが耳に入ってきて中断する羽目に。
「おい、待てよ!」
「ついて来るんじゃ・・・抱きつくな!お前、気持ち悪いな!」
「ふざけんな!勝手なことすんなよ!」
何やら言い争っているようで、
「どうしたんだよ?」
「戦兎。こいつが北都行くって聞かなくてよ。」
「あのロストボトルは北都のファウストで作られたものだ。奪われたボトルもあそこにあるかも知れねえ。」
今やエボルトの拠点はパンドラタワーに移っているのに、いまさら北都のファウストに可能性を見出す一海。
「お前からも何か言ってやってくれよ。」
「ちょうどよかった、俺も一緒に行く。」
「はあ!?ふざけんな!」
なんと戦兎も同行するという。
「ロストボトルを調べに、北都の実家に行ってくる。そこで何か掴めるかもしれない。」
父親が絡むという事で、ずいぶんと久しぶりに里帰り。
自身が葛城だと判明してからは初めてです。
「・・・勝手にしろ!おいバカズミン!」
「あ?」
「俺からの餞別だ。」
いつの間にかもう1つ作ったらしいドラゴンゼリーを投げてよこす龍我。
まあ、もう出番はなさそうですからね・・・。

 その頃、いつもとは違う施設で何やら実験を行っているエボルトら。
ここで一体何を?
「ロストスマッシュの開発だよ。スマッシュの最終形態だ。ロストボトルを使ってクローンスマッシュと融合させれば、最高の奴隷が出来上がる。」
人間1人が変身するのではなく、別に用意したクローンスマッシュと融合させてパワーアップ。
確かに、質量が3体分になるのでいかにも強そうですが、エボルト自身が完全体になった今となってはその存在価値は疑わしいものです。
「どうして・・・今更そんなことを?」
「面白いと思わないか?欲にまみれた人間が、同じ人間を恐怖に陥れて食い尽くす。人間同士の共食いで地球は滅びるんだ。」
完全体となったエボルトがやることと言えば、地球を滅ぼすか、それ以上に面白い事かのどちらかでしかないようです。そして、
「まさか・・・仮面ライダーを狙っているのは!?」
「奴らなら、最高のロストスマッシュになれる。」
戦兎らライダーに、人類を滅ぼさせようとしているようです。何たる悪趣味。
「その前に、記念すべきロストスマッシュ第1号の完成だ。」
カプセルが開くと、姿を表したのは・・・。

 北都に向かった戦兎と一海。
もともと人のまばらな所でしたが、今回は人っ子一人見当たりません。
「ここら一帯も避難勧告が出たみたいだな。」
「母さんも避難所にいるらしい。」
「そうか。うちには入れるんだろ?」
「ああ。」
「ちょっと散歩言ってくるわ。」
あっこれ明らかにダメなパターン・・・戦兎も即座に察するのですが
「1人で動くなよ。ファウストのアジトに乗り込むのは、ロストボトルの情報を掴んでからだ。」
「散歩だって言ってんだろ。」
ゴリ押し。去り際にボロリと漏らす一海。
「正直、よく分かんねえんだよな。俺は故郷のために戦争を最速で終わらせると誓った。けど、敵だったはずの西都も難波に乗っ取られて、その難波もエボルトに殺されて、いつの間にか話も宇宙規模になっちまった。一体、何のために戦えばいいのか・・・。こんな時にあいつらがいれば、迷わずに済んだのかもな。」
 いつの間にか北都からは自分ひとりになったのに、話はどんどん大きくなっていくという状況に、流石に不安があるようです。その状況で遺品強奪は効いたようで。
 しかし戦兎も目的を急ぐために実家の中へ。
家中探していると、難波重工から引き払った葛城忍宛のダンボールを発見しました。
「父さんの遺品・・・。」
その中を探っていると、また葛城の声が。
「いくら探しても無駄だよ。何も出てこない。」
「またお前か・・・。」
「ロストボトルは悪魔のボトルだ。」
「悪魔のボトル・・・?」
「人間を凶暴化させて扱いやすくする。父さんは何故、そんなものを作ったのか・・・。」
どうやら、この辺りの情報は葛城にとっては既知のもの。
それでもその先を探ろうと、手帳をめくっていると中から一枚の写真が出てきました。
「木根礼香?」
写真の裏にはメールアドレス。そして、その革ジャン姿の女性には確かに見覚えがあります。

 一方、やはり北都のファウストのアジトに向かってしまう一海。
とっくの昔に放棄されているはず、と思われた旧アジトですが、表には警備のガーディアンが配備されています。これは脈アリ。
 早速、職員の防護服を奪って潜入。
読みどおりそこにあった三羽ガラスのロストボトルに手を伸ばしますが・・・その直後に包囲されてしまいました。背後には内海も。
「我々が、ネズミの侵入に気づかないと思ったか?ハハッ!」
戦兎の念押しも無視した結果、普通に絶体絶命です。

 こんな状況なのですが、ナシタでは幻徳のファッションショー。
まるで女性のような厚底ハイヒール、全身をピンクでまとめてTシャツには『親しみやすさ』のプリント。この上に何故か透明なコート(ピンクの縁取り付き)を着用し、トドメはピンクのエクステまで。
 幻徳はこの出で立ちでなおも自信満々な様子ですが、美空は
「ダサい!」
と一刀両断。打倒な判断と思います。が、
「はあ?ここまで妥協して俺のセンスが伝わらないのか!?」
この自信は一体どこから出てくるのか・・・。
「伝わるわけないでしょ、この変態!」
「変態!どこが変態なんだ!?どこだ!?言ってみろ!」
この奇妙な言い争いをよそに、龍我はシリアス側にいます。
 戦兎が送ってきた写真を見て、
「ああ・・・確かに俺たちを密航船に乗せてくれた人だ。まさかお前の親父と知り合いだったとはな。」
最初はスマッシュとして出てきて、その後西都に密航からの鍋島の家族救出という作戦の中で協力してくれた人です。
「けど、おかしいんだよ。ガーディアンが写ってる。」
「その何がおかしいんだよ?」
と言うのは、
「東都でガーディアンが採用されたのがスカイウォールの惨劇から5年後のはずだ。父さんが自殺で亡くなったのがスカイウォールの惨劇から半年後・・・つまり、これは父さんが亡くなった後の写真って事になる。」
「じゃあ、何でその写真持ってんだよ?」
死んだ人間の遺品である手帳に、それより後の写真が挟まっている・・・わざわざ誰かが挟まない限りは無いはずのものです。
 そんなシリアスな空気を打ち破る美空と幻徳。
「ちょっと!もう、やだ!」
「いいから着てみろって!」
「ピンクマン来ないで!」
「いいから・・・!」
美空に試着させようとする幻徳。なるほど変態です。

 その頃、結局まんまとネビュラガスを吸わされてしまった一海。
「これでお前も奴隷の仲間入りだ、良かったな。高濃度のネビュラガスを注入したことで、お前のハザードレベルは一気に上がった。まあ、倒されたら肉体は消滅するけどな!ハハハ・・・!」
 鷲尾兄弟と同じように、こちらも限界までハザードレベルを上げられてしまいました。
すると、この隙に逃走を図る一海。
「追え!逃がすな!」

 その頃、ちょうど一海に連絡を試みる戦兎ですがやはり繋がりません。
「一海の奴・・・!」
悪い予感は的中。戦兎もアジトへと急ぎます。

 逃走中の一海はガーディアンに追いつかれたり銃を向けられたりしますが、何故か撃たずに接近戦を仕掛けてきたりと非常に空気の読める相手でした。
エボルトは最終的には人類を狩らせるつもりだったからかも知れませんが・・・。
 すると、その前に立ちはだかったのは久しぶりの登場となる北都元首相・多治見。
「久しぶりね、グリス。」
グリスのイントネーションが何だか独特。グ↑リス。
「首相・・・!」
「役立たずの仮面ライダー!」
ガイアメモリのようにロストボトルを自身に突き当てると、左右に控えたクローンスマッシュ2体を飲み込みながらオウルロストスマッシュへと変身。
「聖吉のスマッシュ・・・!」
これに対し、一海は別にドライバーを取り上げられた訳でもないようでグリスへと変身。
「ロボットゼリー!」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「ロボット・イン・グリス!」
戦闘開始。グリスの方も戦闘力は上がっていますが、相手はクローンスマッシュ2体と同化したロストスマッシュの完成体であるのに対し、グリスの方はロストスマッシュの素体に至ったまでなのか劣勢です。
 また精彩を欠き劣勢なのは戦力差だけによるものではなく、
「倒されたら肉体は消滅するけどな。」
「首相も・・・!」
どちらが勝っても、負けた方は消滅という後のなさが影響しているようです。
 黄羽同様、縦横無尽に飛び回る戦い方に苦戦を強いられていると、そこへラビットラビットに変身した戦兎が合流。
「バカ野郎、勝手な真似しやがって!」
相手がスマッシュと見るや、速攻で倒しに行こうとするビルドとこれを止めるグリス。
「待て、戦兎!あれは多治見首相だ。倒せば死ぬかもしれねえ・・・。」
「何!?」
多治見も自分の状態ぐらい分かっていそうですが、より好戦的になっているのか躊躇なく向かってきます。
「お前たちがいなきゃ、この国は私のものだったのに!」
随分前の恨み言まで。
「やめろ!」
どうにか動きを止めたい所ですが、あの時以上に狂っているとなるととても止められそうにない・・・。
 さらに内海も降りてきました。
「ビルドも来たか。2人ともスマッシュにしてやる。」
「コウモリ!」
「発動機!」
「エボルマッチ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「バットエンジン!」
「フハハハハハ・・・!」
けどマッドローグではジーニアスに勝てないでしょうに・・・という視聴者目線。
 都合、オウルロストスマッシュVSビルドとマッドローグVSグリスという構図に。
「Ready go!」
「エボルテックアタック!」
「チャオ!」
早々と必殺技を食らい、立ち上がれないグリス。三羽ガラスが倒れた時のように、グリスからも光の粒子が漏れています。
「やべえ・・・!か、体が・・・!」
「一海!」
「どうやら俺たちはエボルトの実験台らしい・・・。」
「何!?」
「ハハハ・・・!グリスの方は使い物にならなかったか。」
「くっ・・・こ、ここまでか・・・。すまねえ・・・お前ら。」
ドッグタグを手に死を覚悟する一海。ビルドもすぐに向かいたい所ですが、強敵2体を相手にその余裕がありません。
「タンク!」
「タンク&タンク!」
「Are you ready?」
「タンクタンク!」
「ヤベーイ!」
「ツエーイ!」
タンクタンクにチェンジしますが、それで勝てる相手でもありません。
「お前たちがどれだけ戦っても、エボルトの支配からは逃れられない!いい加減、自分たちが操り人形だと気付いたらどうだ?」
「俺達は、操り人形なんかじゃない!人間には心がある!」
ここでようやくジーニアスボトルを手に。
「グレート!オールイエイ!」
「ジーニアス!」
「イエイ!イエーイ!」
「Are you ready?」
「ビルドジーニアス!」
「スゲーイ!」
「モノスゲーイ!」
こうなると一転攻勢。
「魂がある!誰かを守るために、全てを投げうつ覚悟がある!」
「誰かを・・・守るため?相変わらず戯言のオンパレードだな。けど、どうやらお前に毒されちまったようだ・・・!悪いな、そっちに行くのはもう少し先になりそうだ。支配なんてされてたまるかよ・・・!戦場が宇宙規模になろうと、敵が誰であろうと関係ねえ!戦ってやろうじゃねえか!」
 戦兎の人間を信じる姿勢に、一海の消えかけた心火が再び灯りました。
その手には龍我から餞別として受け取ったドラゴンゼリーが。
「ドラゴンゼリー!」
流石にゼリー2人前は負荷が大きいのか苦しそうですが、消えかかっていたのはすっかり回復した様子。ついでに
「ツインブレイカー!」
ツインブレイカーが両手に装着されました。やや使いにくそうですけど・・・。
「愛と平和のために!オラーッ!」
「一海!」
「調子乗ってんじゃねえ、この野郎!足りねえな!全然足りねえ!心火を燃やして、ぶっ潰す!」
登場当初を思い出すテンションの高さ。スクラッシュゼリーは好戦性を上げるという設定が行きている感があります。圧倒的な勢いでマッドローグに逆襲。
「ネビュラガスの影響でハザードレベルが上がったか!?」
さっき自分で言ってたのに・・・。
「強靭!剛毅!不屈!誰が俺を満たしてくれるんだよ!!」
もはや手がつけられません。

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Posted by jerid_and_me at 22:33Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年06月11日

今週の仮面ライダービルド「第39話 ジーニアスは止まらない」

 壊れ内海のその後、という39話。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスがついに開かれた。地球外生命体エボルトはその力によって完全体となり、この国を支配するために動き出す。一方、悪魔の科学者・葛城巧の記憶しかない仮面ライダービルドの桐生戦兎は打倒エボルトに躍起になる。」
 葛城巧の記憶しかない桐生戦兎ってややこしいな・・・と。
そう思っていたらまさかの内海が乱入。
「久しぶりだな、葛城。」
「あなたは・・・サイボーグ内海。」
しかも随分前のギャグを引っ張り出してきました。
「君も私のことを陰でそう呼んでいたのか。地味にショックだよ・・・。だが、そんな私も仮面ライダーになった。」
「やっぱり、サイボーグに憧れて?」
「そんな軽口を叩けばどうなるか・・・。第39話を見ろ!」
葛城の時点ですごいサイボーグ推し。

 本編に戻ると、このタイミングで新たに投入された新ライダー。
「さあ、存分に戦え!仮面ライダーマッドローグ!」
「内海・・・裏切ったのか! ?」
マッドローグが最初に狙ったのはローグ。
お互いスチームガンを連射しながら組み付くと、
「この国がどうなってもいいのか!?」
「私には関係ない!科学者として輝ける場所があれば、それでいい!」
自分勝手な動機で、さらにローグの目を狙うなど戦い方が悪質です。
「強え・・・!」
普通の科学者だったはずの内海をここまで戦えるようにする辺り、流石はエボルドライバーという所でしょうか。
「貴様、自分が戦争を悪化させているとなぜ気づかない!より多くの犠牲者を生むことになるんだぞ!」
何とか説得を試みるローグですが、
「黙れ!お前に言われたくはない!」
と耳の痛い言葉とともに足蹴にされる始末。そして必殺技の体勢へ。
「エボルドライバーが全てを制す!」
「内海・・・!」
「Ready go!」
「エボルテックアタック!」
「チャオ!」
繰り出されたのは、皮肉にもナイトローグの得意技でもあった翼を広げて飛翔しての突撃。
ローグ同士の対決はマッドローグの圧倒的勝利となり、変身が解けた幻徳は満身創痍という有様です。
「おい!おい、大丈夫か!?」
龍我が駆け寄ると、生身の2人へとさらに追撃をかけるマッドローグ。
「死ね!」
「させるか!」
ここで割って入ったのは、今回の戦いに不参加だったグリス。
「心配して来てみりゃこれかよ。ずらかるぞ。」
ローグが落としたスチームガンで煙幕を張り、一時撤退。本当に便利です。
「逃げても無駄だ。お前たちに創れる未来はない!」
すっかり勝った気でいるエボル。実際、手のつけられない状況ですが。

 移動したナシタで手当を受ける幻徳ですが、意識はまだ戻りません。
それをよそに話し合うライダー達。
「一体、どうすりゃいいんだよ。エボルトはマジでこの国を乗っ取るつもりだぞ。」
「支配してどうするつもりだ?」
実際問題、星を滅ぼす存在がそれを止めて何をしようと言うのか。
「そりゃあ・・・大金手に入れてウッハウハだろ!金だ金だ!ヒャッハー!金が全てだ!」
久しぶりにバカさ加減が出た龍我。これに対し、戦兎とは違う雰囲気で辛辣な葛城。
「君はサルより低能だな。」
「何だと!?」
「うんうん。」
「何納得してんだよ!」
ダチョウ倶楽部っぽいノリ。何だか凄く久々に本編でギャグを見たような感覚です。
「エボルトは、これまであらゆる惑星を滅ぼしてきた。なのに、今回は支配しようとしてる。一体なぜなのか、その真意を探るべきだ。」
 葛城は、闇雲に戦うよりもまずはその意図を探るべきと言いますが、龍我は
「そんなもん知った所で、あいつの強さを攻略・・・」
相変わらず最短ルートを行こうとしますが、ここでまたエボルトが見た光景がフラッシュバック。
「どうした?」
「・・・何でもねえよ。あ〜、ちょっと外の風当たって来るわ!暑い!」
こうして秘密にしてしまうところを見ると、龍我も本能的にその映像が危ないものとは察しがついているようです。
 実際、葛城は
「うるさいのが消えた所で本題に入ろう。この究極のアイテムを完成させてエボルトを倒す。そして・・・万丈龍我も。」
と、龍我を危険視しています。
「万丈もって、どういう事だ?」
一海はこの件は初耳で、寝耳に水。
「彼はエボルトの遺伝子を持ってる。」
「だから、それは記憶が・・・!」
「いつ蘇ってもおかしくない。僕みたいにね。」
葛城が言うと説得力があるな・・・と黙ってしまう一海と美空。
「彼がエボルトとして覚醒する前に倒すべきだ。」
と、どこまでも非情。

 外に出た龍我は、
「何だ?あの記憶は・・・。この前もそうだ。」
火星に降り立つビジョン、そして鏡に映るのはエボル完全体。
「これを使い始めてから・・・。」
グレートドラゴンのエボルボトルの影響は否定できず、さらにエボルトの言う
「何千何万の命を奪ってきた、俺の一部だ!」
というセリフ。龍我がいくら意識するまいとした所で、どんどん答えがはっきりとしてきています。
「ふざけんなよ・・・!俺は奴とは違う!」
必至に否定しようとしていたところ、突然向かってくる一海。
もしや、葛城の言葉を受けて?

 パンドラタワー内部では、
「難波がいなくなったんで、しばらくは俺が首相の御堂になりすます。まずは壊滅状態の東都を潰して、この国を統一する。目的を達成しやすくするためにな。」
 手にしているのは、黒と金のボトルが嵌まる新たなパネル。
統一はあくまで通過点、という事なのでしょうか。
「仮面ライダーはどうされますか?」
「奴らはまだ利用価値がある。殺さずに捕獲しろ。それがお前に、エボルドライバーを与えた理由だ。」
その目的のためには、ライダーも必要になるという。しかも生け捕りとは。
「エボルドライバーは宇宙でたった1つしか存在しないはず。誰がこれを作ったんですかぁ?」
うっとりしながらも、気になるところは気になる内海ですが
「余計な詮索はするな。お前は言われた通りの事をやればいい。」
そこは教えてくれません。

 ナシタでは、ようやく目を覚ました幻徳。
「ここは・・・?」
「あっ、起きた?」
「そうか、内海にやられて・・・。」
「まさか、あの内海さんがね・・・。」
「あいつを知ってるのか?」
「私も難波チルドレンだったから。」
そういえばお互い難波チルドレン。外に出てからはともかく、そこでは知った相手のようです。
「・・・一度だけ、あいつの本心を聞いた事がある。」
「俺はただ、他愛のないことで笑って、人の思いに泣いて、普通に生きたかっただけなのに・・・。」
ファウスト壊滅作戦(狂言)の際に漏らした言葉、これが本音だったようですが、結果は知っての通り。
「その直後に、俺はあいつを撃った。内海を歪めてしまったのは・・・俺だ。」

 夜の橋の上、川面を見下ろす内海も、同じシーンの事を考えていました。
「あの時、氷室幻徳に撃たれて・・・九死に一生を得た。なのに俺は・・・。」
「自分が戦争を悪化させていると、なぜ気づかない!」
自分を撃ったのも幻徳ですが、その言葉は思いの外刺さっているようです。
「俺は・・・間違ってないーっ!」
葛藤を隠すために狂気を演じているようにも見えます。

 皆が寝静まったころ、浄化装置が盛大な爆発音で新アイテムの完成を報告。
「何!?」
「完成した・・・!全てのボトルの成分を注入した、究極のパワーアップアイテム。その名も・・・ジーニアスボトル。凄いでしょ?最高でしょ?天才でしょ?」
「そのフレーズって葛城巧から来てたんだ・・・。」
それどころか、ボトルにキスしたりとオリジナルは更に濃かったようです。
「これでエボルトを倒せる・・・。万丈も。」
「だから言ってるでしょ?万丈はそんな事しないって。」
「だったら論理的に説明してくれるかな?印象や主観だけで話されても・・・。」
「もっと仲間を信頼したら?」
「仲間?ハッ・・・少年漫画じゃあるまいし、そんな定義が曖昧なものを信じてどうなる?」
美空の言葉を鼻で笑う葛城。戦兎とは正反対すぎてもう心が折れそうですが、
「本当にそう思ってるの?戦兎は、記憶をなくしてからのあんたは、誰よりも仲間のことを信じてた。あんたも、心の奥底ではそういう思いがあるんじゃないの?」
「あなたを信じた僕がバカだった。」
エボルトという目的を共有していなかったとは言え、幻徳が正義に目覚めた事に対しあそこまで落胆したことがその証左と言えるかも知れません。
「・・・仲間なんて信じた所でバカを見るだけだ。僕が信じてるのは、科学だけだ。」
幻徳の件があったとはいえ、えらく仲間というものに消極的です。
もとよりエボルトのことを誰にも秘密にしていたりと、もともと秘密主義と言うか人間不信の感はありましたが。

 一方、取っ組み合いを続けている龍我と一海。
これまでの流れだと一夜が明けているはずですが・・・もしかして一晩中殴り合っていたんでしょうか。
 が、それも間もなく終焉。
お互い、渾身のパンチがクロスカウンターの形で入り、大の字の形に倒れ込みました。
・・・元プロ格闘家相手に互角の殴り合いを繰り広げる農家って半端ないですね。
「今ので、相当ハザードレベル上がったろ。」
「特訓なら特訓って言えよ!いきなり殴りかかってきやがって。」
「そうじゃねえと本気出さねえだろ。俺たちの相手は人間じゃねえ。悪あがきでも何でも、やれる事はやっておかねえと・・・。」
相手の規格外ぶりを考え、全力での殴り合いで少しでもハザードレベルを上げようというもの。
 そして、敵対しうるのはエボルトや内海だけではありません。
「葛城巧はお前を消すつもりだ。お前がエボルトとして、いつ復活するか分からねえって。」
自分が謎のビジョンについて打ち明けるより先に敵意を向けられていた事に、地味にショックを受けているようです。しかも戦兎の顔で。
「心配すんな。そんな事、俺がさせねえ。お前はどっからどう見ても人間だ。チンパンジー寄りだけどな。」
「ウキッ!ああ・・・うるせえよ。」
続くサルネタ。
 とは言え、龍我としても思い当たる所はあるため、
「なあ・・・もし俺が暴走するような事があったら、その時は容赦なく消してくれ。」
グレートドラゴンエボルボトルを手に呟く弱気ぶり。
「・・・冗談だよ!ダメだなあ、あいつが居ねえと辛気臭えツラしかできねえ。」
予想外の事態が続けざまに起こり、さらに戦兎の記憶が消えて数日。
龍我を初め、思った以上にメンタルが弱っているようです。
 が、状況はやはり待ってくれません。
「こちら政府官邸!西都の軍勢が攻め込んできた!至急応援を頼む!」
腕輪から響く西都による襲撃の報せ。

 幾度となく攻め込まれながら、まだ軍が機能している事が驚きですよね東都。
多数のハードガーディアンを従え、内海自らが乗り込んできました。
「この国は、エボルトのものになる!」
エボルドライバーを手にした余裕から、グレートクローズとグリスが既に到着していますが余裕の表情。
「何だ?」
「うるせえ!そんな事、させるか!」
まずはハードガーディアンの群れに突っ込み、一箇所に固めて必殺技。
「Ready go!」
「グレードドラゴニックフィニッシュ!」
「スクラップフィニッシュ!」
「どうよ?早速、特訓の成果が出たな。」
「強えぜ!」
もはやハードガーディアンなど序盤の素ガーディアンと変わらぬ雑魚となっています。
 しかし内海の余裕は崩れません。
「その程度の力で守れると思うなよ!」
「コウモリ!」
「発動機!」
「エボルマッチ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「バットエンジン!」
「フハハハハハ・・・!」

 その頃、這這の体で表に出ようとする幻徳。
「やめときなって!こんな体で行けるわけないでしょ!?」
紗羽の制止も聞かず、騒ぎを聞きつけた美空ら。
「どうしたの!?」
「万丈たちの所に行くって聞かなくて・・・。」
「ええ?」
幻徳は、
「俺が行かなければ・・・。俺は内海の思いを踏みにじった!お前と同じように!」
内海と、そして葛城に対する罪の意識に突き動かされています。
「俺は、お前らを利用して戦争を引き起こした。何をどう償っても許される事じゃない!だが今は・・・今だけは、この国のために戦わせてくれ!頼む!もう一度だけ・・・信じてくれ!」
ものすごい気迫で言い切るや否や、そのまま倒れて意識を失ってしまいました。
「ねえ!ちょっと・・・大丈夫?ねえ!」
「どうしよう・・・!」
幻徳に裏切られたと被害者ぶっていた葛城は、この気迫を受けて何を思うのか。

 ハザードレベルを上げたはずのグレートクローズにグリスですが、2人がかりでもマッドローグには太刀打ちできず、戦闘シーンすら省略。
「エボルドライバーに比べれば、お前たちのライダーシステムなど、ただのガラクタに過ぎない!」
純葛城製システムであるスクラッシュは登場当初こそ持て囃されたものですが、元祖エボルドライバーには及びません。
 さらに、いつの間に入手したのかライダーシステムのエボルボトルを使い、
「パイレーツ!」
「ライダーシステム!」
「クリエイション!」
「パイレーツ!」
「フィニッシュ!」
カイゾクハッシャーを発生。
「各駅電車・・・急行電車・・・快速電車・・・海賊電車!」
「発車!」
射撃のスキに距離を詰めようとしたグリスですが、ビルドが使う時同様のホーミング性能に追いつかれ、あえなく変身解除。
 すると、そこに現れた葛城。
「・・・何しに来た?」
「別に、君を助けに来た訳じゃない。」
さらに沸いてきたハードガーディアンに囲まれながら変身。
「マックスハザードオン!」
「ラビット!」
「ラビット&ラビット!」
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
「Are you ready?」
戦兎のようにポーズを取る訳ではなく、一発指パッチンを決めてから
「変身。」
「オーバーフロー!」
「ラビットラビット!」
「ヤベーイ!」
「ハエーイ!」
さらにラビットラビットの装着も、戦兎のように飛び回るのではなくアーマーが来るのを待つスタイル。だいぶ違います。
「仮面ライダービルド。『創る』『形成する』って意味のビルドだ。以後、お見知りおきを。」
エグゼイド夏映画や最終回に客演した時の葛城ビルドと同じ名乗り。何だかえらく懐かしいです。

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Posted by jerid_and_me at 22:15Comments(9) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年06月04日

今週の仮面ライダービルド「第38話 マッドな世界」

 いよいよ最終章、いろいろ大波乱と言った具合です。
「強大なエネルギーを秘めたパンドラボックスがついに開かれた。地球外生命体エボルトは、その力を手に入れ完全体となってしまう。一方、仮面ライダービルドの桐生戦兎には悪魔の科学者・葛城巧の記憶が蘇る。」
 いつもならここで、戦兎がどこからあらすじ紹介してるんだとか、お前葛城だろみたいな茶々が入るのですが・・・今回はそれすらない。
前回冒頭の時点で相当シリアスな状況だったはずが、今回はとんだ二重底です。

 エボルトから開放された戦兎・・・もとい葛城は困惑。
「俺は、葛城・・・葛城巧だ。君は万丈龍我・・・?ここは・・・どこだ?何が起きた・・・?」
突然、時間と状況が飛んでいるので、当然のことながら飲み込めません。
「葛城巧の記憶が蘇ったか・・・。」
「スターク!いや・・・エボルトか!?」
浦島太郎状態の葛城にとって、エボルトがドライバーを復元しその正体を明かしていることがそもそも衝撃。
「フェーズ4、完了!おかげで完全体になれたよ。」
「これが・・・本当の姿。」
龍我も初めて目にするもののはずが、その脳裏には覚えのない映像が。
それは、火星と思しき都市に降り立ち、鏡に写ったその姿。
「何だ!?今の・・・。」
そこへ再度集まってきた一海と幻徳。
「まだやる気か。再変身は負担が大きいんだろう?」
が、躊躇できる状況ではないというのは共通認識。エボルが言い終わるが早いか、すぐに変身。
「覚醒!」
「潰れる!流れる!溢れ出る!」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「グレートクローズドラゴン!」
「変身!」
ところが、やはりと言うかまるで相手になりません。
「そんな状態で、俺の相手が務まると思ってるのか?」
「何だよ、この強さ・・・?」
「おい、諦めんな!また力を合わせれば行けるはず・・・!」
「スクラップフィニッシュ!」
「クラックアップフィニッシュ!」
「Ready go!」
「グレートドラゴニックフィニッシュ!」
開幕トリプルライダーキックですが、当たる前から結果の分かるやられパターン。
「完全体の俺に敵はいない・・・!」
簡単に受け止められた上に跳ね返される始末。クローズマグマではない不完全状態とは言え・・・。
「ここは撤退だ・・・!仕切り直すぞ。」
スチームガンで煙幕を張って撤退。本当、敵味方問わず便利アイテムです。
「うん・・・懸命な判断だ。」
結果、パンドラボックスを置き去りにすることを余儀なくされた一同。
 エボルトは一旦パンドラボックスにエボルトリガーを戻すと、今までのボトルが表に出ていた状態から裏返り、さらに戦兎がハザードレベル上昇装置に使って欠けたはずのパネル一枚が再生しています。
 そして、コウモリやコブラと言った、今まではパネルからあぶれていたボトルをその新たなパネルに装填していくと、それらのボトルは赤紫から黒と金色に変化。この色合はグレートクローズドラゴンのボトルと同じ・・・?
「これで俺は、さらなる進化を遂げる。最終章の始まりだ・・・!」
完全体の姿を取り戻したにもかかわらず、まだ進化の余地があるという。
本当、欲望ってのは限りのないものですね・・・。

 今回はOPすらなし。
つまり、最終章へ向けたターニングポイントとなるようです。
悪が悪を黒い闇に葬るって言うとダークヒーローのように聞こえますが、実際には。

 革命のエチュードが流れる難波重工会長室。
そこへ戻ってきたエボルトの姿は石動のそれ。
「エボルト・・・また石動惣一の体に憑依したのか?ハハハ・・・。」
「いや、もう俺に人間の体は必要ない。これは擬態だ。本物はまだ夢の中だよ。」
どうやら、完全体ともなればもはや器は必要ではなくなったようです。
 パンドラボックスとフルボトルを揃えて持ってきましたが、
「これからは、俺がこの国のリーダーだ。」
と、いきなりリーダー宣言。
「どういう事だ?」
「首相はあんたのままでいい。ただ・・・今後は俺の操り人形となって生きてもらう。」
脅しながら、難波の姿に化けてみせます。もはや変幻自在のようですね。
「難波重三郎をバカにしているのか?ふざけるな!」
凄む難波ですが、立場を分かっていないのは難波のほう。
「今、ここであんたを殺ってもいいんだぞ?明日まで待ってやる。良い返事を期待してるよ。」
相手は、人間界の権威や権力などには縛られない最強の地球外生命体。他の人間と等しく、簡単に殺せる相手でしかありません。
 苦々しい様子の難波ですが、よくもこうなるまで気づかなかったなと。

 ナシタに戻ると、そこは葛城劇場と化しています。
「Oh NO!これが僕の顔!?一体どんな物理法則で成り立ってるんだ?」
実際問題、突然顔が変わってたら驚きますよね。エボルトの仕業なんで地球上じゃ解明できないでしょうけど。
思いついたことをどんどんガラス板に書き留めていく様子はフィリップや戦極凌馬を思い出します。
「ねえ・・・本当に葛城巧の記憶しかないの?」
「ああ・・・。」
「じゃあ、今目の前にいるのは悪魔の科学者?」
なんてヒソヒソ話をしていると、
「心外だな、悪魔呼ばわりされるなんて。君のことも知ってるよ、石動美空。君がファウストに捕まった時、ボトルの浄化をさせたのは僕だからね。」
それを言ったら相手が曇ると分かりそうなものですが言う葛城スタイル。
「悪く思わないでくれ。ボトルの浄化はライダーシステムには欠かせなかった。全ては、科学の発展のためだ。」
という誠意が特に無い謝罪も。これには龍我も怒る。
「てめえ・・・!」
「それより解せないのは君だよ、万丈龍我。」
「あ?」
「エボルトの遺伝子を持つ君が、なぜ俺と一緒に行動してる?俺は君とスタークを倒そうとした・・・。」
状況の理解が当時のままのため、龍我を危険視しますが
「俺にはエボルトの記憶はねえ。だから敵じゃねえ。」
「どうかな?ピエロを演じてるだけかもしれない。」
これまで、さんざんお互いを相棒として助け合ってきたのに、その相棒の顔でこんな心無いことを言われるものだからそりゃ怒る。
「何だと・・・?」
という所で、出づらそうに出てきた幻徳。
「氷室さん・・・。」
「葛城・・・。」

 一方、難波重工ではエボルトに対抗するため、せめてもの戦力増強を図る内海。
「これ以上のガスを注入すれば、戦闘不能と同時に消滅する。」
鷲尾兄弟に対し、警告はしますが3人の心は同じです。
「全ては、難波重工のために!」
カプセルに収まった兄弟に対してガスの注入を開始。北都3羽ガラスの時同様、スマッシュに対しては他に強化方法がないようで。
 そこへ、いつの間にか現れたエボルト。
「精が出るねえ。」
「エボルト・・・!」
「実は、お前に話があって来た。」
手にしているのはエボルドライバー。
「何故、エボルドライバーがもう1つ・・・?」
詳しい理屈は語らず、ストレートに勧誘。
「お前にやるよ。これで俺につけ。」
「俺は、科学者としてのお前の能力を買ってるんだよ。」
一瞬、黙った後に振り返り
「ふざけるな!」
と一蹴しますが、神出鬼没のエボルトは既に姿を消しています。

 荒れ放題の街に出た戦兎(葛城)と幻徳。
「まさか、本当に戦争が起こったなんて・・・。あなたの思惑通りになったわけだ。」
泰山を退場させて北都と西都に戦争を吹っかけ、結果がこの有様。
パンドラボックスの光を浴びてエボルトの思惑に乗せられたとは言え胸が痛むところです。
「僕がライダーシステムを創ったのは、父の遺言にあった地球外生命体エボルトを倒すためだった。でも、あなたはそれを軍事兵器に利用した。」
 素直に謝罪する幻徳ですが、
「俺が間違えてた。パンドラボックスの光を浴びて、この世の全てが敵に見えた。どうかしてたんだ・・・。」
「そんな言い訳、聞きたくありません。僕とあなたがこの大惨事を引き起こしたのは、紛れもない事実なんです。」
「分かってる。だから俺は、どんな裁きも受けるつもりだ。だが今、この国はまともに機能していない。だから俺は戦う事にした。この国を立て直すために・・・。」
「何ですか?それ・・・。僕だって、戦争の道具を創るつもりなんてなかった。でも、あなたの思惑に気づいた時にはもう遅かった!だから自分に言い聞かせたんです!ライダーシステムはエボルトを倒すために必要なんだって!そのために多少の犠牲はやむを得ないんだって・・・!」
 過去の過ちと、その償いをもって言い争う2人。それぞれ言い分はありますが、この2人がファウストを立ち上げて戦争に向けて動き出した事で歯車が狂ったと言うのは割と事実ですからね・・・。
「僕は悪魔に魂を売った。なのに、いまさら非を認めるなんて納得できる訳ないでしょう。あなたを信じた僕がバカだった・・・。」
必要な目的のために悪にも落ちようと言うのが葛城でしたが、ともに地獄に落ちてくれるものと信じていた幻徳が正義落ちしたのでは失望もやむなし。
 葛城が去っていくのと入れ替わりに着信が。

 土砂降りの中、幻徳を呼び出したのは内海。
「内海・・・。」
「エボルトが西都を制圧しようとしている。奴の狙いは、難波会長に代わって実権を握ること。でも、阻止するには我々だけでは不可能だ。」
「だから協力しろと・・・?答えるまでもない!」
そりゃあ、いいように利用した挙げ句、邪魔になったら消滅させようとしたのが難波重工ですからね。
いつぞやの内海キックの事だって忘れてはいないでしょう。
「エボルトが実権を握れば日本が・・・いや、世界が滅びるかもしれないんですよ!あなただって、そんな事望んじゃいないはずだ!」
こんな時だけ世界がどうのと言いやがって・・・感。難波重工の事しか考えられない難波チルドレンという認識です。が、
「お願いします。我々に力を貸してください!」
と頭を下げる姿勢は本物に見えます。複雑な心情が顔に出ている幻徳ですが・・・。

 薄暗い地下室で端末に向かう葛城。
「エボルトを倒す・・・じゃなきゃ、何のためのライダーシステムだ。」
解析しているのは、戦兎がハザードレベル爆上げに使った元パネルの装置。
初期の戦兎よろしく髪が跳ね上がっていますが、最早そんなことを笑える空気ではありません。
 その様子を背後から窺っていた美空。
「発明に没頭する所は、戦兎と同じなんだけどね・・・。」
「このまま、戦兎くんの記憶が戻らない場合もあるんだよね。」
「もし、そうだったら・・・俺達と過ごした日々もずっと思い出せねえって事かよ。」
沈黙し、ただただやるせない思いが場を支配しています。。
 その重たい沈黙を破ったのは、幻徳の帰還。
「どこ行ってたんだ?」
「内海と会ってきた。」
思わず出た敵方の幹部の名前に、視線が集まります。
「エボルトの力は、今後ますます強大になっていく。倒すなら今しかない。」
「奴らと手を組むしかねえって事か。」
龍我は仕方ないと言った様子ですが、これもなかなか割り切れない一海。
「俺は行かねえ。」
「グリス・・・。」
「西都は俺の故郷や大事な仲間を奪った。奴らを助ける気にはなれねえ。」
内心では、そういったものに囚われている場合ではないと理解していそうですが・・・。

 パンドラタワーへと向かった内海。そこで待っていたエボルト。
「答えを聞かせてもらおうか。」
内海は手にしたタブレット端末で、難波からのライブ映像を再生します。
「エボルト。君の要求に対する答えはこれだ。」
内海に続いて現れた鷲尾兄弟と、多数のハードガーディアン。
「なるほど、そんなに権力にしがみつきたいか。」
「ギアリモコン!」
「ファンキー!」
「潤動。」
「エンジン・ランニングギア」
「リモートコントロール・ギア」
鷲尾兄弟はそれぞれ変身。思えば、ローグが抜けた今となってはライダー不在なんですね・・・。
 それを受け、エボルトもエボルトリガーを手に変身の体勢へ。
「いいだろう。」
「オーバー・ザ・エボリューション!」
「今日がお前達の命日だ。」
「コブラ!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「変身。」
「ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!」
「レボリューション!」
「フハハハハハ・・・!」
今までの変身とは明らかに違う変身。どこからともなく箱が飛んでくる辺り、やはりパンドラボックスとエボルトのつながりを感じさせます。
 変身すると、倉庫めいたパンドラタワー内の風景を砂丘へと変化させ、戦闘開始。
まずはハードガーディアンの部隊が向かっていきますが、エボルトはこれを手をかざし、一発念じるだけで全機爆破してしまいました。もはや全く相手になりません。
「何!?」
まずはハードガーディアンをけしかけ、その背後からブロスが襲撃という作戦でもあったのでしょうが、結局ブロスだけで戦う事に。
「哀れな奴らだ。せっかく、豊かな感情を持ち合わせた人間に生まれたのに・・・。」
見る前から結果の分かっている戦い。そんな状況でも恐怖の気配ひとつ見せず死ににくる兄弟に向けての言葉でしょうか。
 実際まったく相手にならず、すぐに戦闘不能寸前に追い込まれています。
「何で!?限界まで強くなったはずなのに・・・!」
次元が違う相手なので、マイナーチェンジぐらいでは焼け石に水。
 そのまま、まずはエンジンブロスを始末しようとするエボル。
「雷!」
すると、ここで乱入してきたグレートクローズ。ビルドにローグも。
「氷室さん・・・!」
「手を貸すのは今日だけだ。この国を正常に戻すために。」
5対1、数だけ見れば圧倒的ですが・・・。

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Posted by jerid_and_me at 22:26Comments(8) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド