2018年08月27日

最終の仮面ライダービルド「第49話 ビルドが創る明日」 

いよいよ最終回を迎えたビルド。
頭上にもうひとつの地球が迫り、慌てふためく市民。
 その震源地であるパンドラタワー頂上では、
「あの光の隙間に、お前を放り込むだけだ!」
忍から二代続いた作戦の大詰め、エボルトを時空の歪みに押し込む役を買って出た龍我。
「一緒に消えるのは、俺のほうが都合がいい!戦兎・・・ありがとうな!」
予想外、そして突然の犠牲に涙も出ない美空ら。
「なんで万丈が・・・?」
「あいつを連れ戻す。」
「えっ。」
が、周りの美空や紗羽も、即座にそれを無理だと理解。
 さらに、久しぶりの脳内巧も反対。
「君が行く必要はない。万丈龍我の言う通り、エボルトの遺伝子を持つ彼が一緒に滅びるべきだ。あの光の切れ目にエボルトのエネルギーが吸収されれば、2つの地球は融合して新世界は完成する。」
 ところが戦兎はそれに耳を貸さず、あくまで自分を犠牲にして助けようとします。
「犠牲になるのは、俺だけで十分だ。」
「わからない男だな、君も。愚かだよ。」
最後まで分かり会えないままか、と思われた時、巧は笑って
「フッ・・・。でも、世界を救えるのはそういう人間なんだろうな。」
戦兎のそのヒーロー性を認めます。
 とは言え、やはり傍目にも無謀な行動。美空は裾を掴んで、
「本当に、そんな事できるの?戻ってこられる保証はないんでしょ?」
これまでも度々あった、戦兎が死に急ぐ場面。しかも今はもう戦兎が最後のひとりであり、助ける仲間もいない。
 しかし美空はその手を離し、
「・・・大丈夫だよね。私達が創ったビルドなら。」
言葉とは裏腹にその目には涙が。龍我も助けたいし、今は仲間たちと創ったビルドを信じるばかり。
 その思いを受けて、戦兎はラビットラビットへと変身。
「変身!」
「ラビット&ラビット!」
「ビルドアップ!」
「Are you ready?」
「オーバーフロー!」
「紅のスピーディジャンパー!ラビットラビット!」
「待ってろ、万丈!」
2つの世界の間めがけて飛び立つビルド。

 ビルドが時空の歪みの内部に降り立つと、そこには倒れた龍我の姿が。
「万丈!」
が、近づいてみるとこれはエボルトの擬態。
戦兎が助けに来る事まで読んでいたのか、それとも接近を察知しての行動なのか。最後までとても油断などできない相手です。
「エボルト!」
「残念だったな、万丈は俺が吸収した。」
「何だと!?」
「あとはお前の力さえ吸収できれば、エボルトリガーは復活する。そうすれば、俺は再び宇宙を超越した力を手に入れられる!」
戦兎のハザードレベルは既に7を突破していますから、閾値6以上のエボルトリガーを再起動するには確かに十分。
「俺を倒さなきゃ、エネルギーは放出されない。2つの世界は消滅して、お前の計画は水の泡だ!」
「新世界は・・・必ず創る!」
時空の隙間に放り込めば完了かと思ったら、エボルトがその姿を保っているうちは力が放出されないという。
 挑みかかるビルドですが、いくら不調とは言えエボルト相手にラビットラビットでは無謀。
「ジーニアスじゃないお前に何ができる?」
すぐに変身が解け、絶体絶命。
 するとエボルトは惣一の姿となり、今度はメンタルを攻撃します。
「いい加減、気付いたらどうだ?桐生戦兎は、地球にとって存在すべき人間ではなかったという事に!」
「黙れ!」
立ち上がり、殴りかかりますがこれも簡単に受け止められ
「お前が全ての元凶なんだよ。お前がライダーシステムを創らなければ、仮面ライダーにならなければ、こんな悲劇は生まれなかったんだ!お前は、俺に創られた偽りのヒーローだったんだよ!」
 心身ともに戦兎を完膚なきまでに痛めつけ、
「これで終わりだ、桐生戦兎!」
ついにトドメを刺そうとしたその時、エボルトに異変が。
「体が動かない・・・どうなってる?」
すると龍我の声が
「何やってんだよ、戦兎!」
「万丈!?」
「エボルトは俺が何とかする!お前は逃げろ!」
内側からエボルトを攻撃し、倒そうとしています。さらに、
「なあ戦兎・・・。今、どんな顔してるかわかるか?くしゃっとしてんだよ、俺の顔。」
それは序盤で、ビルドであることの理由を語る戦兎の言葉。
「誰かの力になれたら、心の底から嬉しくなって、くしゃっとなるんだよ。俺の顔。マスクの下で見えねえけど。」
「見返りを期待したら、それは正義とは言わねえぞ。」
やがて戦争が始まり、その激化に伴って戦兎は笑わなくなり、これらの言葉は意味をなさなくなっていましたが・・・。
「一度しか言わねえぞ。誰が何と言おうと、お前は俺たちのヒーローだ。だから・・・生きてくれ。」
既に命を落とした一海に幻徳、地上で待つ美空や紗羽も戦兎が生き残ることを望んでいます。
「ふざけるな!」
エボルトはエネルギーを高めて龍我を封じ込めると、同時に体内から銀のドラゴンボトルを排出。
「万丈は完全に封じ込めた。もう二度と現れない!」
しかし戦兎は、
「最悪だ・・・。お前のその顔、見たくなっちまったじゃねえか・・・!」
ボトルを広い、どうにか立ち上がるとドライバーを装着。
「ヒーローが逃げる訳には行かねえからな。」
「ラビット!」
「変身!」
「ラビット&ラビット!」
「ビルドアップ!」
「Are you ready?」
「オーバーフロー!」
「ラビットラビット!」
「ヤベーイ!」
「ハエーイ!」
「今助けてやるぞ、万丈!」
スペック上では絶望的なはずが、やはり思いを力にすると強さが変わります。
「エボルト・・・確かにお前が、俺を仮面ライダーにしたのかもしれない。でも、俺がこの力を正しいことに使ってこれたのは、かけがえのない仲間がいたからだ!みんなが、桐生戦兎を・・・仮面ライダービルドを創ってくれたんだ!愛と平和を胸に生きていける世界を創る。そのためにこの力を使う!」
「破壊こそ力だ!お前の正義など、俺が壊してやる!」
「どちらの力が本物か、俺が証明してみせる!」
かたや、仲間を信じて戦ってきたビルド。かたや他者を騙し利用し、同族すら始末してきたエボルト。
どちらが勝つか・・・。

 エボルトがそのエネルギーを放出しないため、白黒のパネルとロストボトルの力で開いた時空の歪みも縮小していき、衝突が近づく2つの世界。
「光の切れ目が塞がれてく・・・!」
そうなると、その中にいる2人も危険であるらしく、両者とも消滅の予兆となる粒子が浮いてきており、ビルドはタンクタンクにチェンジし、決着を急ぎます。
「どちらが先に消滅するか、勝負だ!」
戦いの中で、ビルドは久々のスパークリングにまで弱体化。
「ラビットタンクスパークリング!」
「イエイ!イエーイ!」
エボルトも地球のエネルギーを吸収したことで得たパーツが消滅。お互い何もなくても消滅が近づいているようで、こうなるとエボルトの言うように相手を先に消滅させるまでの削り合いです。
 ホークガトリンガーとドリルクラッシャーの持ち替えでエボルトに有効打を与えると、エボルトは月を吸収して得た篭手まで消滅。ついに怪人態としては素の状態まで戻りました。
エボルトが勝負を急いで仕掛けると、ビルドの方もとうとうラビットタンクまで退化。
「ラビットタンク!」
「イエーイ!」
「ついに初期フォームか・・・。答えは出たようだな!」
「どうかな?」
が、ただの初期フォームではなく、ラビットボトルが金色に変化。
その金色のラビットボトルを外し、先程回収した銀色のドラゴンボトルとともにフルボトルバスターに装填。
「ラビット!」
「ドラゴン!」
「ジャストマッチでーす!」
細身のラビットタンクにフルボトルバスター・・・似合う。
「ハハハ・・・!そんな攻撃が通用すると思ってるのか!」
エボルトから見れば、ただのフルボトルをそれも2/4本しか使用しない並の技。しかし、
「思ってるさ。」
「ジャストマッチブレイク!」
エボルトのカウンターをラビット側のジャンプでかわし、上空から強力な一撃。
「俺と万丈は・・・最高のコンビなんだよ!」
続けざまに斬りつけると、どうやら先に限界の兆しが見えたのはエボルトの方でした。
 さらに、それに乗じたのか封じ込められたはずの龍我が目を覚まし
「何・・・?何故、また体が・・・!?」
「戦兎・・・バッキバキに目ぇ覚めたぞ!」
「万丈・・・貴様!」
どこまでも高め合う2人。そして最後の変身へ。
「さあ、実験を始めようか。」
金色のラビットと銀色のドラゴンのボトルを振ると、これまた久しぶりの数式演出。
「ラビット!」
「ドラゴン!」
「Are you ready?」
「ビルドアップ!」
完成した金と銀のラビットドラゴンフォーム。
ベストマッチの法則からすればトライアルフォームの1つなのですが、ドライバーからは
「ベストマッチ!」
の音声が。
「勝利の法則は決まった!」
「Ready go!」
早速必殺技の体勢に入ったビルドに、こちらもどうにか必殺技を繰り出すエボルト。
「Ready go!」
「フィーバーフロー!」
が、圧倒的に勢いで勝るビルド。
「ボルテックアタック!」
「これで最後だ!」
「この俺が滅びるだと!?そんな事があってたまるか!人間どもがぁ!!」
ついに倒れたエボルト。これまでずっと戦兎らを苦しめてきた相手ですが、最期はいかにも悪役らしいセリフとともに退場です。
崩壊していく空間とともに消滅。『チャオ』ってのはもう二度と御免ですね。
 時空の歪みからは圧倒的なエネルギーが放出され、計画は成功。
これを地上で感じ取り、表に出てきたベルナージュ。
「エボルトが消滅した。」
「えっ?」
「これで、役目は終わった・・・。」
何をしても外れなかったバングルが美空の腕から外れ、ベルナージュの魂もまた完全に消滅したようです。
「あっ・・・ベルナージュ・・・。」
エボルトを倒すという使命感で永らえてきた奇妙な同居人に、感慨深くも慈しむような表情を浮かべる美空。

 さて、時空の歪みでは大爆発が起こって戦兎らも危険。
「万丈!」
ビルドは放出された龍我をどうにか見つけ、手を伸ばしますが・・・。
 地上でも、世界同士がいよいよ接近しているのが見て取れます。
「2つの世界が融合する・・・!」
「戦兎、万丈・・・!」
OPのように数式がスカイウォールを崩し、パンドラタワーも崩壊。
世界は圧倒的な光の中で衝突融合し・・・。

 場面が切り替わると、何の変哲もない野原に兎が一匹。
まさか戦兎、兎になって・・・?と思ったら普通に倒れている戦兎。
その手には懐中時計のような形をしたクローズのライドウォッチが。
「何だ?これ・・・。」
その後、立ち上がって視線を上げると、そこは物語の発端となった、極プロジェクト帰還セレモニーが行われ、スカイウォールの原点となった広場。何も壊れておらず、スカイウォールもありません。
「スカイウォールがない・・・。」
果たして、作戦は成功したのか。

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Posted by jerid_and_me at 21:10Comments(58) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年08月20日

今週の仮面ライダービルド「第48話 ラブ&ピースの世界へ」

とうとう一海が退場し、いよいよラスト2回のビルド。
「あらゆる惑星を吸収して自らのエネルギーに変えてきた地球外生命体エボルトは、ついに地球殲滅を宣言する。エボルトの目的は10本のロストボトルを集めてワームホールを完成させ、より多くの惑星を滅ぼすことだった。仮面ライダービルドの桐生戦兎は、エボルトの野望を阻止するため、他のライダーとともにエボルトが支配するパンドラタワーに乗り込む。だが、仮面ライダーグリスが壮絶な戦いの末、命を落とす・・・。そしてついに、エボルトとの最終決戦を迎える。」
 もはやあらすじ紹介も一切ギャグなし。

 惣一の姿で戦兎らの前に姿を表したエボルトは、
「この星に来て10年・・・色んなことがあったよなあ。お前たちに触れて、人間がいかに愛すべき愚かな存在か、よくわかったよ。」
 懐かしむような口調でナチュラルに煽ります。これが余裕か。
「何だと!?」
「でも、今日でお別れだ。お前たちが持ってるロストボトルを頂いて、俺は究極の力を手に入れる。」
エボルドライバーを構え、変身。
「オーバー・ザ・エボリューション!」
「地球滅亡はすぐそこだ。」
「コブラ!」
「ライダーシステム!」
「エボリューション!」
「Are you ready?」
「変身。」
「ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!」
「フッハッハッハッハ!」
エボル・ブラックホールフォームへの変身を完了させると同時に、周囲の風景を変化させ、決戦にふさわしい開けた場所へと移動。
 すでに臨戦態勢の戦兎と龍我に加え、既にエボルトと対峙してダメージの大きかった幻徳も立ち上がり、変身しようとします。
「無理だよ、その体じゃ!」
「このままじゃ、あいつに笑われちまう・・・。俺たちは誓ったんだよ。仮面ライダーに命を賭けるって・・・!」
あいつとは、言うまでもなく一海のこと。
思えば、一海の発案で再実験を受けることを企てた時点で覚悟は決まっていたのでしょう。
「その賭けに負けるなよ。生きるために戦うんだ。」
「ああ・・・。」
「フン。」
3人が並んで変身して待つエボルの余裕たるや。
「お前の野望は、俺達が打ち砕く。それが一海の・・・全ての人の思いだ!」
「デンジャー!」
「グレート!オールイエイ!」
「クローズマグマ!」
「Are you ready?」
「変身!」
「ビルドジーニアス!」
「クローズマグマ!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
「行くぞエボルト!」
エボルの攻撃をかいくぐり、突き進んでいく3人。
 3対1ですが、ブラックホールフォームの時点で特に苦戦する様子のないエボル。
「その程度じゃ、俺は倒せんぞ。」
「強え・・・!」
戦いの最中、クローズマグマの前にハザードトリガーを落としたビルド。どうやら当人は気づいていないようですが。
 これを手にとった龍我が思い出すのは、決戦前夜に戦兎が龍我にだけ話したこと。
「お前に話しておきたい事がある。新世界を創るには、黒いパンドラパネルとロストボトル10本をエボルトから奪わなければならない。そこに、この白いパネルを合体させる。それができるのはお前しかいない。」
「俺?」
「エボルトの遺伝子を持つ者が地球存亡の鍵を握る。だから、お前は何があっても最後まで生き残るんだ。・・・例え仲間を失っても。」
 やはり戦兎は、犠牲が出ることをある程度想定してはいたようです。
そして龍我ともその認識を共有していました。
だからこそ、一海が倒れた今、それを無駄にするという選択肢はありません。
「負けるわけには行かねえんだよ!」
「マックスハザードオン!」
ハザードトリガーをドライバーに装着、ハンドルを回転させると、
「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!ガタガタゴットン!ズッタンズタン!」
「Ready go!」
「ヤベーイ!」
ただでさえ戦闘力ではトップであろうクローズマグマのハザードレベルがさらに上昇し、単騎でエボルを圧倒する所まで来ています。
「力がみなぎる!魂が燃える!俺のマグマがほとばしる!もう誰にも止められねえ!おりゃあーっ!」
「まだ成長するとはな・・・!」
「うるせえ!」
「だが、人間の感情を持ち合わせた俺もまた成長してるって事を忘れるな!」
逆にクローズマグマを圧倒してみせるエボル。こちらも底なしの強さです。
「万丈!」
すると、今度は入れ替わりにローグが突っ込んできました。
「今度はお前が相手か!だが、もう既に限界のはずだ!」
やはり相手にならず、すぐに転がされると既に消滅の予兆が出ています。
「ハハハ・・・!今日がお前の命日だ!」
ローグにトドメを刺そうとするエボルの前に、今度はビルドが割って入りますが
「主役のお出ましか!だが、お前には無理だ!ライダーシステムは、俺を復活させるための道具に過ぎない。エボルドライバーの模造品などで、勝てるわけがない!」
 こちらも転がされ、ついにロストボトルを落としてしまいました。
「これで全てが揃った。」
「オーバー・オーバー・ザ・レボリューション!」
「Ready go!」
「フィーバーフロー!」
「フッハッハッハッハ!フッハッハッハッハ!!」
再びエボルト怪人態が完成してしまいました。
「目に物を見せてやろう!」
完成するや否や、エボルトはワームホールを開いて宇宙空間に移動。同時に、その様子を見せるために戦兎らをパンドラタワー頂上へと戻すと
「さあ・・・俺の一部となれ。」
月をブラックホールで飲み込んでしまいました。まだAパートだと言うのに、スナック感覚で月を消し、しかもその様子は地上からも肉眼で確認できるものであるため一層絶望を誘います。
「どういう事だよ!?」
名もなき惑星が飲み込まれるのを実際に目の当たりにした戦兎以外にとっては、初めて目にするエボルトの真の力。これを見せつけると、戻ってきたエボルト。月を食ったことで、まずは腕が強化。
「月のエネルギーを吸収したのか・・・?」
「セレモニーの始まりだ!大人しくしてもらおう。」
エボルトは手をかざし、衝撃波を放っただけでビルドとクローズマグマを変身解除に追い込んでしまいました。さっき短時間でインフレさせたばかりなのに、また圧倒的な差に・・・。
「戦兎!万丈!大丈夫!?」
「これで地球を滅ぼせる・・・!チャオ。」
いよいよ最後の必殺技の体勢に入ったエボルト。」
「Ready go!」
「ブラックホールブレイク!」
「チャオ!」
月を飲み込んだことで、さらに大きく地球を丸ごと飲み込むブラックホールを上空に発生させました。
「何?あの大きさ・・・。」
これまでの破壊を免れた市民らも、いよいよ頭上に現れたブラックホールに対し阿鼻叫喚の地獄絵図と化しています。
「フハハハ・・・!俺に限界はない!」
巨大なブラックホールが上空を覆ったことで、もはや陽の光も届かなくなった地球。
そのエネルギーのためか、エボルトは既に次なる進化に至っています。
 この絶望的な光景を前に、戦兎も龍我も立ち上がる事ができず・・・。
「その絶望に襲われた顔、最高だな!ハハハ・・・!せっかくだから、お前たちが忸怩たる思いを胸に朽ち果てていく様を見届けてやろう。」
既にブラックホールは地球よりもはるかに巨大になり、このままだと地球が崩壊するのは時間の問題。
「このままじゃ地球が飲み込まれる・・・!」
「何にもできないのか・・・!」
藁にもすがる思いで、ベルナージュに願う美空ですが
「お願い、ベルナージュ・・・!」
「また火星の王妃か、くどい。」
エボルトがいよいよ美空ごと始末しようとした所で、これを防いだのは変身したまま消滅を待つだけだったはずのローグ。
「幻さん!」
「最期に、力を貸してくれ・・・!」
無謀にも、単身エボルトに立ち向かい
「自ら寿命を縮めに来るとはな!望み通り、消してやろう!」
「あいつが言ってくれたんだ!」
幻徳が言うのは、決戦前夜のバーベキューの片付けをしている時の一海との会話。
「なあ。」
「あ?」
「もし、この国が生まれ変わったらよ。また政治家になれよ。」
「・・・言ったはずだろう。俺にはその資格はないって。」
しかし一海は、
「もう十分償ったんじゃねえのか?少なくとも俺は・・・オイ!もう許してる。」
まだ燃えていたもののバケツの水に冷やされ、消えた炭が一海の怒りを表現しているようです。
「今のお前なら、親父さんの跡を立派に継げるはずだ。」
あの夜、戦兎が龍我にしたように、一海もまた幻徳にだけ胸の内を伝えていたようです。
 この言葉が幻徳の最後の力となり、動かしています。
「この国の未来は・・・俺が守る!トリガーを壊せば、お前の動きは止まる!」
何度も転がされながら、防御を捨てて執拗にエボルトリガーだけを狙って攻撃。しかし、
「笑わせるな!お前ごときのハザードレベルで止められるわけがないだろう!」
圧倒的な力の差を前に、とうとうマスクまで割られてしまいました。
「それでも・・・俺にできることをやるだけだ!」
剥き出しの目に闘志を燃やし、なおもエボルトに食らいつく幻徳。
既に限界を超えており、周囲に粒子が舞い始めています。
「もうやめて・・・!」
あまりの凄絶な光景に、皆もう見ていられないと言った様子ですが、分かっているだけに目を逸らせません。
 もはや幻徳の視界は霞み、これまでか・・・と言うところでその耳に届いたのは、市民たちの声援。
「頼む・・・仮面ライダー!」
「もう、あんた達しかいないんだ!」
「お願い、助けて仮面ライダー!」「
「頑張れ!」
この間まで兵器としてさんざん忌み嫌っておいて都合のいい話ですが、世界を終わらせないためには他に道がないことをようやく理解したようです。
「聞こえるぞ・・・。みんなの声が、祈りが!」
この声援が幻徳の最後の力となり、ついにエボルトを押し始めました。
「ハザードレベルが上がっていく・・・?どういう事だ!?」
「親父・・・やっと分かったよ。国を造るのは力を持つ者じゃない。力を託せる者だって・・・!これで最後だ・・・!大義のための、犠牲となれ!」
 消滅の予兆を見せながら、最後の必殺技の体勢へ。
「クラックアップフィニッシュ!」
エボルトの腰に食らいつき、力の限り捻りますがついに吹っ飛ばされ、変身が解除。
「幻徳!」
戦兎も幻徳呼び。
 幻徳は最後に立ち上がると、
「後は頼んだぞ。桐生・・・戦兎!」
葛城巧ではなく、戦兎にすべてを託し、同時に思い出されるのは、父・泰山とのすれ違いの日々。
「親父・・・少しは近づけたかな?」
父の背中に手を伸ばすように、後を追って消えてしまった幻徳。
その消え際の影は仮面ライダーのそれでした。
「幻さん・・・!」
その死を悼む一同ですが、目の前には究極体のエボルトが健在です。
「どうやら無駄死にだったようだな。」
が、ダメージはあるはず。市民らの悲痛な応援を受け、どうにか立ち上がる戦兎と龍我。
「ほう・・・まだそんな力があるとはな。怒りでハザードレベルが上がったか?」
「お前は何も分かってない。ライダーシステムは怒りや憎しみじゃ強くなれない!みんなの思いひとつひとつが、俺達の糧となり・・・力となる!」
時に怒りに流される事もありましたが、ずっとお互いを思って力を高めてきたのがこの2人。
「変身!」
最後の力を振り絞り、変身する戦兎と龍我。
「Are you ready?」
「完全無欠のボトルヤロー!ビルドジーニアス!」
「極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャアチャー!」
とはいえ、もともとダメージを受けている上に強制解除からの再変身で負担は大。

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Posted by jerid_and_me at 21:55Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年08月12日

今週の仮面ライダービルド「第47話 ゼロ度の炎」

 まさか最後の祭りが一海だけじゃないとは思わなかった第47話。
「あらゆる惑星を吸収して自らのエネルギーに変えてきた地球外生命体エボルトは、ついに地球殲滅を宣言する。エボルトの目的は、10本のロストボトルを集めてワームホールを完成させ、より多くの惑星を滅ぼすことだった。エボルトの野望を阻止するため、他のライダーと共にパンドラタワーに乗り込むが、戦兎達の前に立ちはだかったのは戦争で命を落とした三羽ガラスの擬態だった・・・。」
 偽の三羽ガラスを前に、一海は密かに持ち込んでいた葛城忍のビルドドライバーを装着、ブリザードナックルとノースフルボトルで決死の変身を敢行。
「グリスブリザード!」
「Are you ready?」
「できてるよ。」
「激凍心火!グリスブリザード!」
「ガキガキガキガキ!ガキーン!」
一方、待ちくたびれたエボルトはついに変身まで解いて、ごろ寝しながら映像でそれを鑑賞。
「ハッ・・・まるで死に装束だな。さて、こっちはどうかな?」
戦兎らの方にチャンネルを変えると、こちらにも仕掛けがしてあるようです。
「今度はこいつらの擬態かよ・・・。」
プラネタリウムのような広大な部屋、目の前にはブロスの擬態が立ちはだかっています。
 すると、
「ここは俺が引き受ける。」
「・・・任せた。」
一海に続いて、今度は幻徳がその場に残り、戦兎と龍我が先を急ぐ格好に。
心配が無いわけではありませんが、ここで足を止めればより多くの人が犠牲となる苦渋の決断。
「デンジャー!」
「クロコダイル!」
「変身。」
「割れる!喰われる!砕け散る!」
「クロコダイル・イン・ローグ!」
「オラァ!」
「大義のための・・・犠牲となれ。」
グリスブリザードの方も、
「心火を燃やして、ぶっ潰す!」
戦闘開始。

 グリスブリザードは、素の性能と合わせ凍結を操る攻撃で三羽ガラスを圧倒。
そこへパンドラボックスを手に追いついてきた紗羽と美空は、グリスブリザードの姿を見て驚愕。
「美空ちゃん!あれ・・・!変身したら、命はないって言ってたよね?ねえ!?」
取り乱す紗羽と、奇妙な落ち着きを見せる美空。
「あのバカ・・・。紗羽さん、ごめん。先行ってて。」
「・・・分かった。」
その意図を理解したのか、パンドラボックスを受け取り、紗羽は先へ。

 一方のローグは、かつてブロスを率い、これを圧倒する戦力でなおかつその後も強化されているはずが
「前より強くなってる・・・!」
と押され気味。擬態であってもコンビネーションは相変わらずなのがまた厄介ですね。
 さらに悪いことに、内海までそこに合流しました。
「人体実験まで受けたのに・・・無様なもんですねえ!」
「内海・・・。」
「Are you ready?」
「変身!」
「バットエンジン!」
「フハハハハハ・・・!」
久しぶりに見たような気がするマッドローグ。
「3対1か・・・。ハンデには丁度いい。」
強がりを言っていますが、ある意味グリス以上に絶体絶命の状況です。
「強がっても無駄ですよ。あなたは終わりだ。」
ゆっくりと迫るマッドローグと、そこに続くブロス。しかし次の瞬間、
「私がいなければ。」
マッドローグが攻撃したのはローグではなくブロス。
「何のマネだ?」
「現行のライダーシステムでは勝ち目がない・・・。だからエボルトに降ったんです。難波会長の敵を討つために。」
何と、既に亡き者になった難波にまだ忠誠を誓っているという。
「フッ・・・相当マッドだよ、内海。」
「難波チルドレンですから。」
幻徳の皮肉も通じないほどのガチガチぶりです。
「なら、力を貸せ。お前は難波重工のために、俺は愛と平和のために、この戦いに・・・勝つ!」
実質、2対2まで状況が好転。

 ところが、外ではまたも1つの区画がブラックホールに飲み込まれ消滅。
地鳴りを受けて列車が急停止しましたが、何の意味もなく上空に消えていく光景はなかなかキツいものがあります。
 遠景で見ると東京ビッグサイトのすぐ隣が飲み込まれている訳ですが、コミケ3日目は無事に催行されたのでしょうか・・・?

 この様子はパンドラタワー内に容赦なく中継。
「あっ・・・またかよ!」
「急ぐぞ!」
今は、先を急ぐこと以外に解決策がありません。

 幻徳と内海のダブルローグは、即席コンビながらブロスを圧倒。
「クラックアップアタック!」
マッドローグを投げつけ、自分も飛びかかって同時攻撃というなかなか高度な連携です。
 すると、ブロスと言えばやはりヘルブロスへと合体。
「ファンキーマッチ!」
鷲尾兄弟のように片方が変身解除するわけではなく、エボルトの細胞が2体分へと純増するため、これまで以上のパワーアップとなることは必至です。
 事実、数的には不利になるはずがダブルローグを圧倒する戦闘力。
「さらにパワーが増した・・・!」
「こうなると、ハザードレベルは我々より上です。このままでは負けます。」
「その割には冷静じゃねえか。」
すると、そこへ紗羽が追いついてきました。
「間に合った?」
状況が理解できない幻徳ですが、
「私が呼んだんですよ。」
以前、難波の名前で紗羽に電話をしていたのはこの内海。
 幽霊と思って、恐る恐る電話をとった紗羽に、
「はい・・・。」
「難波チルドレンの時以来か。」
「内海さん・・・?敵のあなたが、何の用?」
「私が難波会長を裏切れない事は、君が一番よく分かっているはずだ。」
そうして、どういう意図があってかパンドラボックスとフルボトル2本を持って来させたようです。
「内海さん・・・。」
「これは?」
「弱点を仕込んでおいたんですよ。このボトルでのみ、奴の攻撃を無効化できるように。」
陳腐化した通常ボトルのベストマッチという盲点を突いて、弱点としたという。
「一気に行くぞ!」
「バイク!」
「シャーク!」
「Ready go!」
「チャージクラッシュ!」
「エボルテックアタック!」
「チャオ!」
サメで初手をかわし、バイクでヘルブロスのギアを巻き込んでぶつけるというトリッキーな必殺技で擬態ヘルブロスを見事に撃破しました。
「あっ・・・やった!」
倒したヘルブロスの中からは黒くなったロストボトルが転がり出たのを見ると、足止めの他にボトルの黒化も兼ねていたようです。
 すると、ボトルと遺伝子を回収しに来たエボルト。
「ブラボー!さあ、そのボトルを渡してもらおうか。」
「エボルト・・・!」
予想外にエボルトと遭遇するというトラブル。絶体絶命です。

 グリスブリザードは、久しぶりに完全にスイッチが入った一海になっています。
「足りねえなあ!全然足りねえなあ!誰が俺を満たしてくれるんだよーっ!!」
ところが、ロストスマッシュとなった擬態三羽ガラスの強さも決して侮れるものではなく、登場当初戦兎らを苦しめた3体の同時突撃が炸裂。
「やるじゃねえか・・・え?」
ダメージはそれほどでもないようですが、早くも手足の末端から消滅の兆しが見え始めました。
「あっ・・・!」
「グリス!」
「みーたん・・・。」
「もうやめて・・・死んじゃうよ!」
「へへっ・・・心配してくれるなんて、嬉しいねえ。けどよ、どのみち助かりそうもねえんだ。」
ここで脳裏によぎるのは戦兎が浄化済キャッスルロストボトルを見て言った言葉。
「そのボトルと、もう1本はまた人体に入れて精製し直さなきゃいけない・・・。それが地球を救う唯一の方法だ。」
「後は頼んだぞ・・・戦兎。」
ロストボトルを取り込み、
「みーたんが最後の大舞台を見てくれるんだ。全力でカッコつけねえとな!」
最後の戦いを開始。
「死闘!渾身!全霊!これが最期の・・・祭りだぁーっ!!」
文字通り、全身全霊をかけた渾身の死闘を演じます。

 この様子を壁面モニターで目の当たりにした戦兎と龍我。
「おい、あのグリスの色・・・。」
「なんで変身した・・・?」
「もう助からねえのか・・・?」
沈黙で答える戦兎に、激昂する龍我。
「ふざけんなよ!何でそんな危ねえもん使わせたんだよ!何でそんなもん作ったんだよ!?」
黙ったまま、何も言い返さない戦兎。
と言うより想定していた感はあります。

 ダブルローグは、エボル・フェーズ1と戦闘中。
三羽ガラスに遺伝子を分けているためフェーズ1どまりですが、それでも苦戦を強いられています。
「私がお前についたのは、このドライバーにエボルトのデータをインプットするためだ!」
真の目的を明かしたマッドローグですが、それもエボルトの計算のうち。
「知ってるよ。だが、人間には使えない。」
が、次の瞬間
「フェーズ1・・・フェーズ2・・・!」
真っ赤なオーラを立ち上がらせながら、力を解放していくマッドローグ。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 21:38Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド

2018年08月06日

劇場版仮面ライダービルド Be the one

 今週はベースボールトもとい夏の甲子園の開会式とかで休みなので、ちょうどいいタイミングとばかりに観てきました。時系列的には前回と前々回に遡る格好となるので、今年は早いほうが良いかなと言うのもあって。
 総合的に言えば、本編の時系列の途中でありながら完成度が高く、また映画らしい派手な映像もあって面白かったと思います。また、ビルドのルーツを探る話でもあったなと。

ネタバレを含むところは追記にて。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 21:25Comments(2) 特撮ネタ | 仮面ライダービルド