2018年11月26日

今週の仮面ライダージオウ「第12話 オレ✕オレのステージ2013」

 これまでにないぐらいイレギュラーな展開となった鎧武編。その後半。
「この本によれば、普通の高校生・常磐ソウゴ。彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる運命が待っていた。アナザー鎧武に立ち向かう仮面ライダージオウ。だが、さらにそこにもうひとりのジオウが現れる。一体何が起こっているのか。この本に書いていないことがあろうとは・・・つゆとも思いませんでした。」
イレギュラーすぎて、いつものあらすじ紹介さえ半ば昨日していません。ウォズがここまで凹むのも珍しい。
「あんた・・・一体、誰?」
「俺?俺は・・・俺だよ。」
2人のソウゴが対面。
「やっぱり!」
「何という事だ・・・。」
驚愕する未来人ら。
「俺!・・・が2人!?どういうこと・・・?」
もっとも、当の本人はさらに驚いていましたが。
 先に結論にたどり着いたウォズは、
「すべての謎が解けた。我が魔王、君は未来からやって来たんじゃないのかい?」
「未来から!?」
「未来って言っても、少しだけだよ?3日ぐらい。」
悪びれる様子なく言う、後から来たソウゴ。実際、紘汰に飛ばされただけですからね・・・。
「あれもこれも、あんただったのね。だから、色んな事情を知ってた。」
そしてツクヨミの顔がいっそう笑顔になり、かえって危険を感じて現ソウゴの影に隠れる3日後ソウゴ。
「それで?・・・何で早く言わなかったの?」
「だって・・・言ったら怒るじゃん。」
「当たり前でしょ!」
「当たり前だ!」
珍しくウォズまで怒っています。
「君がやっている事は、タイムジャッカーと何ら変わりない。とても王の所業とは思えぬ行為!」
「バカなことしてるって分かってる?」
「分かってるって!」
「分かってない!取り返しのつかない事になるかもしれないんだよ?場合によっては、あなたの存在が消えるかもしれない!」
いつの間にか現ソウゴにターゲットを移されてしまいました。
「俺じゃないよ・・・。」
「ごめん。」
「それでも、やらなきゃいけない事があるんだ。王様として。」
更に追求するツクヨミとウォズ。
「どういう事!?」
「魔王のお考えは凡人には理解できぬもの。それだけの事情があったと・・・。ご説明願おうか。」
すると3日後ソウゴは、
「もうひとりの俺が必要あんだ。あいつを救うために・・・。」
あいつとは、もちろんゲイツの事。

 結局、ソウゴは2人のままクジゴジ堂に戻ることに。
「おかえり。」
「「ただいま、おじさん。」」
いきなり2人いるとバレかけます。それぞれツクヨミとウォズにどつかれました。またウォズまで。
 そして、『今のソウゴ』『3日後のソウゴ』とそれぞれ名札を付けさせ、識別を図ります。
「「これで、どっちの俺かわかるよね?」」
「それで?ゲイツのために時間を超えてきた?」
「うん。俺は、異次元に送られたゲイツをアナザー鎧武を倒すことで助けようとした。だけど・・・。」
これに待ったをかけたのが、始まりの男・葛葉紘汰。
「全部、1人で解決するのが君の考える王様なのかい?信じてみるといい、その男の力を!」
ありのまま話したようですが、
「何それ。神様?」
この冷めたリアクションもやむなし。
「その人が言った。ゲイツの力を信じろって。」
「ゲイツの力を信じる・・・。」
すると、ウォズは3日後のソウゴに対し
「感心しないな。君は既に仮面ライダー鎧武の力を手に入れた。それでいいじゃないか。」
と、それとなくゲイツが邪魔な旨を匂わせます。しかし
「「そうはいかないよ!ゲイツは、俺にとって必要な人間だ!いい魔王になるために!」」
ここに関しては、現ソウゴと3日後ソウゴがシンクロ。見ている方は顔がひきつります。
「「さすが俺!考えてる事は同じだね!」」
最終的には自分同士で抱き合う始末。もう何が何だか。
「それ自体が間違ってるんだ。明光院ゲイツは君が魔王になるために必要な人間なんかじゃない。この本のどこにもそんな記述はない。」
一貫してゲイツ不要論を唱えるウォズ。しかし
「ウォズは黙ってて。」
ツクヨミが一喝。
「分かった、ゲイツを助けよう。」
「俺も俺に乗る。で、俺何すればいいの?」
「まずは・・・。君もこのライドウォッチを手に入れて。」
鎧武ウォッチを手に入れるのがとりあえずのスタートのようです。
「この時代で手に入れる・・・そういう事ね。」
「本当はこっそり渡したかったんだけど、この場所で手に入る。そういう事だけどいいかな?ウォズ。」
「・・・お好きにされるがいい。」
一応の意思確認を受けたウォズですが、背中越しに話を聞いていた表情が非常に怪しいです。

 ゲイツはと言うと、出口を求めてヘルヘイムの森を彷徨いましたが、体力の限界。
さらに先程つけた目印のところに戻ってきたりと踏んだり蹴ったりです。
 ついにやりきれない思いとともに倒れ込んだところ、どこからともなく現れる戒斗。
もしや本編同様、森の妖精になっているのでは・・・?
「出口を探しても無駄だと言ったはずだ。」
すると、冥土の土産にとでも言うような様子で尋ねるゲイツ。
「聞きたいことがある。お前は俺に言った。」
「お前が迷っているように見えるのは気のせいか?」
「俺が迷ってるだと?」
「運命を覆す強さなど、お前からは感じない。」
この一連のやり取りが気になっていたようで
「何故あんなことを?」
「気にしているのか?自分の中の迷いを認めたな。」
煽られて、ギリギリの状態で立ち上がるゲイツ。
「俺は迷ってなどいない!俺は・・・俺たちの運命を変えるためにこの時代に来た。」
「だったら証明してみせろ!自分の力でな。」
発破をかけられたはいいのですが、返す言葉も策もありません。

 一方、戒斗を追い出してリーダーの座に収まっていたアスラは考えなしにアナザー鎧武の姿を顕にしたことをスウォルツに八つ当たり。
「おい!どうしてくれんだよ!?俺がバケモンだってことがバレた。これで全て台無しだ!」
すごい、圧倒的な小物ムーブ。
「志が低い。これは始まりだ。お前は全てをその手中に収める王となれ。そうすれば、お前はまごうことなきスターとなるだろう。」
全く何のフォローにもなっていないように思えますが、なんか納得して引き返していくアスラ。
 すると、入れ替わりに現れたのはウォズ。
「お久しぶりです、スウォルツ。」
「ハハハ・・・!ウォズ、お前から私に会いに来るなんて、どんな風の吹き回しだ?」
何故か隣のビルの屋上のしかも柵の外に立っているウォズ。見ている方が怖いです。
「あなたと利害関係が一致する。そんな事があるとは思いませんでした。助力させて頂けませんか?」
「お前が・・・私に?」
なんとも嫌な気配のする同盟です。ついに離反か?

 3日後ソウゴの情報通り、ドルーパーズを訪れた現在ソウゴとツクヨミ。
「このメモによれば、ここでライドウォッチを渡してくれた人に会ったって・・・。」
「どこにいるって言うのよ?そんな都合よく・・・。」
なんて言っていると、ちょうど頭上からオレンジが落ちてきました。ソイヤ(小)
「痛!・・・ミカン?」
「あっ、ごめんごめん!怪我はない?」
どうやら、二階からこれを落としてしまったのが紘汰。
「ああ・・・大丈夫。」
「そうか、良かった・・・。」
と思ったら追加で2個ばかり落としてしまいました。
「あっ・・・ごめん!ちょっと待ってて。」
慌てて降りてきた紘汰。
「あちゃー、これはマスターに怒られるな。ああっ、こっちも傷んでる・・・どうしよう。」
落ち込む紘汰の腰にライドウォッチがぶら下がっているのに気付き、
「それって・・・!」
「ん?あ、これか。」
何故か箱の中に入っていたマツボックリを差し出す紘汰ですが、そっちは割とどうでも良くて。
「いやいやいや、これだよ!」
紘汰の腰に食いつきますが、ちょうど現れたアスラ。
この歴史でもビートライダーズの溜まり場なんでしょうか。
「そんな所にいたのか。貴様らのせいで、俺の5年は無駄になった。その責任は取ってもらうぞ!」
「鎧武!」
いきなりアナザー鎧武に変身して襲いかかってくるところ、かわしながら変身する現ソウゴ。
「正確には、俺のせいじゃないんだけどね!」
胸に『今のソウゴ』の名札が踊ります。
「ジオウ!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー!ジオウ・・・」
何時になく気合の入った感のあるCG。
 この変身シーンを見て、ようやくソウゴの捜し物を理解した紘汰。
「あのウォッチ・・・!」
アナザー鎧武の方は、クラックを開いて初級インベスを召喚。数の有利を得ます。
「うわっ、なんか出た!」
今度は反対側から紘汰の呼ぶ声が。
「おい!」
「えっ?これは・・・!」
「やるよ。お前が持ってた方が良さそうだからな。」
「ありがとう!」
首尾よく鎧武ライドウォッチを入手。が、ここですぐに使わないことが後の面倒の種に。
 狭い路地に入り、大物を振りかざすアナザー鎧武の動きを封じつつジカンギレードを銃として使い、敵3体との距離を保つジオウ。
この間に、ツクヨミは3日後ソウゴと連絡を試みます。
「ソウゴ?」
「何?」
「何?」
すると現在ソウゴまで電話に出ました。電話してる場合じゃない・・・。
「面倒臭い!」
さすがにキレるツクヨミ。
「こっちのソウゴも鎧武ウォッチを手に入れた。次はどうすればいい?」
計画を仰ぎますが、3日後ソウゴは
「とりあえず、そのまま戦って。」
「切った!?」
曖昧な指示だけして通話を切ってしまいました。
「まあまあ、とりあえずこれ使ってみるからさ。」
鎧武ウォッチを構えたその時、突如としてスウォルツが現れたことで、急いで迎撃しますが
「ゼロタイム!」
「スレスレ撃ち!」
銃弾を静止させ、しかも撃ち返すという謎能力。さらに背後からアナザー鎧武の攻撃を受け、鎧武ウォッチを落としてしまうジオウ。
「思い通りにはさせん。」
鎧武ウォッチを奪ったスウォルツは、開いたクラックに鎧武ウォッチを投棄しようとします。
「お前のやりたいことはお見通しだ。こいつがなくなれば・・・。」
すると、紘汰からもらったもう片方のウォッチがコダマスイカアームズへと変形。
「スイカアームズ!」
「コダマ!」
なんだか重量感のある感じで出てきましたが、サイズはライドウォッチそのもの。足元でわちゃわちゃする程度の存在感しかありません。
何事もなかったかのように鎧武ウォッチをクラックに投げ込むスウォルツ。
コダマスイカアームズもこれを追ってクラックに飛び込んでしまいました。
「あっ!行っちゃダメ〜!」
鎧武ウォッチと新ガジェットを同時に失い、途方に暮れるジオウ。
「どうして私達の作戦を・・・!?」
「さあ・・・なぜだろうな?」
スウォルツがとぼけたところで現れるウォズ。隠す気ゼロ。
「ウォズ!?」
みんな散っていき、結局はせっかく貰った鎧武ウォッチを失っただけというもの。
「問題発生。鎧武ウォッチがヘルヘイムに・・・。」
この報告を受けて、3日語ソウゴは・・・?

 クジゴジ堂に戻ると、今度はウォズにキレるツクヨミ。
「どういうつもり!?」
「いっとき、王に不興を買おうとも正しき道を選んでいただく。それが臣下の務めというもの。」
と、悪びれる様子もありません。
 これを聞いた3日後ソウゴは、
「別に恨まないよ。ウォズはウォズのやりたい事をやったらいい。」
咎める気もないようです。
「ソウゴ・・・!」
この3日後ソウゴも何を考えているのか、ツクヨミの気疲れが募ります。
 さらに、ダブルソウゴが並んでいるところに順一郎が入ってきてしまうというハプニング。
「直ったよ〜。年代物だから時間かかっちゃった。はい!」
「ありがとう。お代を・・・。」
「いい、いい!時計を直させてくれたんだからさ。こちらがお金を払いたいぐらいだよ。」
時計屋とはいったい・・・?
 この間、2人のソウゴとツクヨミとで高速ジェスチャー合戦が繰り広げられています。
『かくれろ、3日後!』
『おれ?「今」でしょ!』
『じゃあ、「今」!』
『どっちでもいいよ!』
『いや、どこに隠れろっていうのさ!?どっちでもいいなら「今」でしょ!おじさんは左回りに振り向きやすいからそっちの方が危ないって。というか俺の方が3日も先輩なんだよ!敬ってもらわないと。ほら、人生の先輩だよ、先輩!もうソウゴさんって呼んでくれてもいいから。あー、足が痺れてきた。動けない。もうだめだ、俺は動けないな。』
『いやいや、ここに3日後がいるほうがおかしいから。さっきツクヨミとウォズに怒られたばっかりじゃん。そっちが隠れなよ!先輩なら先輩らしくしっかりしなよ、オレ!それにおじさんは右回りに振り向くほうが多いって聞いたことあるから危ないのはそっちだよ。もう1回言うよ!3日後がいるほうが絶対おかしいって!』
『〜〜〜〜ッ!!』
 いくら本人どうしても通じっこない無言の言い争い。いよいよツクヨミもダウン。
「これで正しい時間を刻むことができる。この本の通りにね。」
ウォズが出ていくものだから、そのまま順一郎が振り向いてしまいました。バッチリ見られてます。
「そ・・・ソウゴくんが2人!?」
慌ててツクヨミが順一郎の目を塞ぎ、現在ソウゴが隠れることでどうにか誤魔化せました。
「あれ?1人・・・えっ?いや2人に見えたんだよ?ああ・・・ちょっと疲れてるのかな。少し休んでくる。いやあ、いい仕事した。2人に見えたんだよ。メガネ替えようかな・・・。」
修理を済ませたばかりで疲れている、と勝手に納得してくれました。
 と思ったら、現在ソウゴが3日後ソウゴの後ろにピッタリついて、ギリギリの死角に入っているだけ。
なんとも綱渡りでした。
「寿命縮むわ・・・。」
ここまでの展開に波及はしましたが、
「ねえ、ライドウォッチ奪われるのわかってたでしょ?」
「あれ、バレてた?おかげで作戦成功。」
どうやら、あれも計算のうちだったようです。
 すると3日後ソウゴのコダマスイカアームズが現れ、
「コダマ!」
手にした武器がディスプレイへと変形。映し出されるのは、ヘルヘイムの森の様子。どうやら先程ヘルヘイムに飛んでいったものとリンクしているようです。
「これって・・・ゲイツ!」
コダマスイカアームズはゲイツと戒斗を発見。鎧武ウォッチを渡すと、こちらもディスプレイを発生させました。
「ライドウォッチ・・・?ジオウが2人?どういうことだ?」
しばらく離れていた間に不可思議な状況になっており、困惑。
「ゲイツ、聞こえる?大丈夫?」
「・・・お前らには関係ない。」
「関係あるよ!だって、そのウォッチがないとアナザー鎧武倒せないもん。」
「だから、持って帰ってきてくれるかな?」
と、強引にゲイツを巻き込むという作戦のようです。
「何で俺が・・・!」
「俺が魔王になるのを阻止するんだろ?だから、持って帰ってきて。頼んだよ。」
「ゲイツのためにライドウォッチを・・・?」
出ていったゲイツを再び手元に戻すための壮大な計画。
 戒斗が目をつけたのは、ゲイツが腕につけている『バイク』のライドウォッチ。
ヘルヘイムからの脱出といえば、やはりコレでしょうか。

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Posted by jerid_and_me at 21:53Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダージオウ

2018年11月19日

今週の仮面ライダージオウ「第11話 ジオウ・オン・パレード2018」

 鎧武回。個人的に好きなライダーなので楽しみ・・・と思っていると初っ端から
「この本によれば、普通の高校生・常磐ソウゴ。彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた。そして今、まさに新たに手に入れた力、仮面ライダー鎧武の力でアナザー鎧武を倒そうとしていた。」
 街の大時計が正午を指すころ、いきなり2013年当時でアナザー鎧武と戦うジオウ。場所はどうやらチームバロンのステージ。赤い。
その手には既に鎧武のライドウォッチが
「あっ・・・ぶねえ!」
危うく失くしかけましたが、どうにかドライバーに装着。
「アーマータイム!」
「ん?何これ。」
頭上に、巨大な鎧武アームズとでも言うべきものが出現。スイカアームズ回とデジャブを感じるアングルです。
それが被さってひっくり返ってしまうジオウ。
「うわ〜!うわっ、取れない!?」
そんな状況でも出てくるウォズ。
「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ・・・」
「ウォズ、助けてよ!・・・あっ、戻った。」
「時空を超え・・・」
「開いたー!」
展開が完全にオレンジアームズのそれです。
「過去と未来を知ろし召す時の王者。その名も仮面ライダージオウ・鎧武アーマー。」
「ソイヤ!鎧武!」
「また1つ、ライダーの力を継承した瞬間である。」
今までにない混沌とした継承シーンでした。
「花道でオンパレードだ〜!」
しかもやっぱり微妙に間違っている。
こうしてアナザー鎧武との戦闘が開始し、
「今助けてやる、ゲイツ!」
そのゲイツは、森・・・それもただの森ではなく、この奇妙な植物は紛れもなくヘルヘイムの森。しかもどうやらインベスに襲われているようです。
「フィニッシュタイム!」
「鎧武!」
「貴様!」
「スカッシュ・タイムブレイク!」
鎧武1話でビャッコインベスを倒したのとよく似た構図でアナザー鎧武を早くも撃破。
・・・と思ったら、謎の空間に吸い込まれていき。
 気がついたら、これまた謎の空間。
崩壊した世界のようであり、一方で始まりの男と化した紘汰が作った惑星とも似ています。
「えっ・・・何これ!?」
そこで聞こえてくる、覚えのある声。
「確かに、奴を倒せば君の大事な仲間を救うことができる。でも、それでいいのか?」
背後から現れたのは、始まりの男・紘汰ですが、衣装が破れて片腕はノースリーブとなっています。
「どういう事?」
「君は王様になりたいんだろ?全部、1人で解決するのが君の考える王様なのかい?」
1人で人間をやめて世界を救った紘汰がこれを言うのか・・・。
「それは・・・。」
ソウゴが答えに詰まると、
「それじゃ・・・君の周りにいる人達がいる意味がなくなる。君が救おうとしているのは、そんなに弱い男なのか?」
どうやらゲイツのことを指している様子。そして腕に謎の青白い蝶を止まらせると、その群れをソウゴにけしかけ
「信じてみるといい、その男の力を!」
と、視界が光りに包まれ・・・。
「気がつくと、俺は元の場所にいた。」
なおかつ、アナザー鎧武も健在。呆気にとられているうちに、逃走を許してしまいました。
「その人は、俺にライドウォッチを渡してくれた人に似ていた。」
どうやら、始まりの男とは別に、普通の紘汰からライドウォッチを既に受け取っている様子。つまり紘汰が2人いる計算に・・・?
「でも違う。それだけははっきりと分かった。だから俺は・・・。」
このとき、劇中時間は2018年11月21日。
ここから遡ること3日、2018年11月18日。

 クジゴジ堂を飛び出したゲイツはタイムジャッカーのオーラに目をつけられ、謎の仮面の女性が踊る通りで呼び止められました。いや本当に何だこの状況。
「ジオウのところを飛び出したみたいじゃない。オーマジオウの誕生を見過ごすことにしたのかしら?」
初っ端から煽っていくスタイル。
「俺は奴を倒す。そう決めた。」
「では・・・私達と目的は同じという事だ。」
いきなり背後から現れるスウォルツ。どうやら本格的にゲイツを囲い込むつもりのようです。
「俺は最悪の未来を作り替えたいだけだ。自分の思い通りの未来に作り替えようとするお前らタイムジャッカーとは違う!」
と拒絶するゲイツですが、
「同じよ。あなただって、歴史を変える重罪を犯そうとしてる。」
「それは・・・。」
こう言われては返す言葉がありません。
「ジオウは確実に力をつけている。現に、お前は彼に負けた。目的を果たすために手を取り合おう。実に美しい話じゃないか。」
すっかり黙ってしまったゲイツ。ゲイツひとりでは倒せない可能性が大きく、オーマジオウを止めるところまでは目的が一致しているとなると・・・。
「沈黙は雄弁だ。」

 ゲイツが飛び出したと知ったソウゴらは大急ぎで追いかけます。
「あれ、お出かけ?」
「うん。ゲイツを連れ戻そうと思って。」
「あ〜、やっぱりソウゴくんと喧嘩して家出しちゃったんだ、ゲイツくん。」
だいたいあってますけど、スケールは思ってるのとだいぶ違います。
 すると、ウォズまでも現れました。
「放っておくんだな。」
「ウォズ・・・。」
「あれ、お友達?」
「あ〜・・・まあ、そんなとこ。」
するとウォズは、手にした古い目覚まし時計を順一郎に差し出し
「修理をお願いできますか?」
「あっ・・・ごめんなさい。うちね、時計屋なんで。こういう時計以外の修理は受け付けてないんですよ。」
あまりにも他の依頼が多すぎて、初見で時計と気付きません。返そうとしてようやく気付きました。
「うおおっ!?時計!時計じゃないですか、ハハッ!時計だったら修理しますよ。」
が、一度返されたものをなかなか渡さないウォズ。
「いや、修理しますって・・・。いや、しますよ。やらせてください!」
強引に引き取ると、
「ハハッ、久しぶりだな。あっ、お茶入れますんでゆっくりしてってください。お客さんだよ!」
珍しすぎるご新規さんにすっかり舞い上がっています。
 順一郎が引っ込んだところで、
「我が魔王。あの男を連れ戻してどうするつもりだい?」
「どうする、って仲間がいなくなったんだ。搜すのは当たり前でしょ。」
というソウゴですが、ウォズは
「この本によれば、明光院ゲイツなる人物は君の覇道に何ら関与することはない。放っておいても問題はない。」
「それでも、俺にはあいつが必要だ。俺がいい魔王になるためにもね。」
明確にウォズの指示に背いたソウゴ。これが後々波乱の元になりそうです。それはそれとして腐った人が反応しそうな言い回し。
 出ていこうとすると、ドアに何やら地図が貼ってあります。それを一瞥すると、剥がして出ていきました。
と、玄関脇に誰か隠れているような・・・?
 否定されたウォズは、
「必要なものは、壊れても修理すれば役に立つ。だが、必要ないものは捨てるしかない。」
さきほど預けた古い目覚まし時計をゴミ箱に落とそうとしたところ、それは順一郎に拾われ
「捨てなくて大丈夫!私なら大丈夫。腕が鳴るなあ。ツクヨミちゃん、お茶。」
なんてやっていると、出ていったはずのソウゴが戻っています。
「あれ?」
「どうしたの?忘れ物?」
「う〜ん・・・あっ!」
ソウゴは何やら不自然な様子で机上の雑誌を手に取り、
「ダンスユニットの連続失踪事件。これってタイムジャッカーの仕業だと思わない?」
RX並みに藪から棒。
「タイムジャッカーって何?新しいダンスチーム?」
「うん。このメンバーのところにゲイツがいる。そんな気がするんだよね。行ってみよう、ツクヨミ!」
「行ってみようって・・・。」
「大丈夫!今日の俺、すごい勘が冴えてる。そんな気がする。」
そのまま強引にツクヨミを連れ出してしまいました。
「あっ・・・ごめんね。自分で入れてくれる?」
ウォズと順一郎だけが残りました。気まずい。

 この時代でも活動中のチームバロン。何やら大所帯になっています。
「開始15分前です!皆さん準備よろしくお願いします。」
ダンサーだけでなく、裏方のスタッフまでいるようで。
 そんな中、メンバー同士が何やら話をしています。
「話ならあとにしてくれないかな?もうすぐ収録の時間だ。集中したい。」
するともう1人のメンバーが思いつめた様子で
「俺・・・見たんです。あなたが化け物になるところを。」
「俺が?化け物に?ハハッ、何寝ぼけたこと言ってるんだよ。」
しらばっくれる男、アスラ。
「ひょっとして、今まで居なくなったメンバーはあなたが・・・!」
「だったら・・・どうだって言うんだよ!?」
アスラはメンバーの顔を捕まえると、アナザー鎧武へと変貌。そしてヘルヘイムの森へのクラックを開くと、そこへメンバーを押し込み、クラックを閉じてしまいました。外道・・・。
 この様子を実は背後から見ていたスウォルツとゲイツ。スルーしてしまった・・・?
「己の野望を成し遂げるために何の迷いもない。彼は仮面ライダー鎧武の力を使って、いずれ王になる。君と一緒に、ジオウを倒してね。」
王になるのはダンサー界だけでは・・・?
 アナザー鎧武は何を思ったか、他のスタッフまでも襲撃。
すると、これを助けるゲイツ。
「何の真似だ?」
「やはりお前らとは合わないようだ。」
一般人の命を何とも思わないタイムジャッカーに与するという事態は避けられました。
 そこへ追いついてきたソウゴとツクヨミ。
「あっ!本当にいた・・・。」
「ジオウ・・・!」
再会の喜びもつかの間、頭上にクラックが開いてゲイツはそれに飲み込まれてしまいました。
「ゲイツ!」
それ以上の深追いはせず、踵を返すアナザー鎧武。
「明光院ゲイツ、もう少し見どころのある男と思ったが。残念だ。」
あっさり見限るスウォルツ。まあ、邪魔者があわよくば味方になればという程度だったんでしょう。
 さらにウォズも、
「祝福しよう。君の魔王への道を妨げる明光院ゲイツが消えたことを。」
隠すことなくゲイツの退場を喜びます。
「ウォズ!」
いつものソウゴなら多少は怒りそうなものですが、
「とにかく、アナザー鎧武を倒さないとね。」
と冷静。
「ソウゴ!・・・ちょっと待って。アナザー鎧武?どうしてその名前を?」
「ああ・・・えっと、勘かな。奴の生まれた時代もわかったし、倒すのに必要なライドウォッチも手に入れた。」
どうも歯切れの悪いソウゴ。ウォズもそんな話は身に覚えがなく、
「いつの間に・・・?」
「やだな、この間祝ってくれたろ?先にクジゴジ堂戻ってて。俺、この人病院に連れて行くからさ。」
「この前祝った・・・?記録が・・・ない。」
逢魔降臨暦にもその記述がなく、途方に暮れるウォズ。怪しい・・・。

 一方、アナザー鎧武によりヘルヘイムの森に放り出されたゲイツ。
辺りにはヘルヘイムの果実がたわわに実っており、これは危ない。
「ここは・・・?」
「エラー」
時空を超えるファイズフォンXでも通話できません。設定上、遠い星のはずなので流石にそこまでは届きませんか。
「繋がらないか・・・。」
すると、少し前にヘルヘイムに飛ばされたチームメンバーが初級インベスに襲われています。
「何だあいつは?」
と言いながらも、しっかり助けに行きます。
「ゲイツ!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー・ゲイツ!」
「Oh No!」
軽々と初級インベス2体を撃破。と思ったらどこからか声が。
「後ろだ。」
言われた通り背後から新手が来ており、すんでのところでこれを撃退。
「あんたは?」
声の主は・・・。
「駆紋戒斗。」
雰囲気変わらないなあ・・・相変わらず素のキャラとのギャップがすごい。

 クジゴジ堂に戻ると、早速ウォズの目覚まし時計を修理する順一郎。
「ソウゴくん。」
「ん?」
「これ持ってきてくれた人、いい人だね。どういうお友達なの?」
「う〜ん、何て言うか・・・。俺が王様になるのを信じてくれる人?」
「へえ、ソウゴくんの夢を応援してくれてるんだ?本当いい人だね。」
「うん。」
すると、そこへ戻ってきたツクヨミ。
「病院に行ってたんじゃないの?」
「えっ?いや・・・って言うか、ツクヨミこそどこ行ってたの?ゲイツ見つかった?」
この噛み合わなさ。
「えっ?」
「そうだよね。俺も見つからなくてさ。よし、もう1回行ってくる!」
「えっ・・・?ちょっと!」
「行ってらっしゃい。」
こちらのソウゴはゲイツが見つかっていないといい、再びクジゴジ堂を飛び出してしまいました。
 と思った矢先、戻ってきました。
「おかえり。」
「待たせてごめん。」
「えっ・・・ええっ?今・・・。」
「えっ、今?どうしたの?」
「あ〜・・・全然話が噛み合わない!」
混乱するツクヨミ。よく見るとシャツの色が違うのですが、そういう事にも気付きません。
「とにかく、話を進めていいかな?アナザー鎧武の事で、俺の知ってることを説明したいんだ。」
やたら話を急ぐところも妙。
「あ〜、分かった分かった。とにかく聞くわ。」
「うん。事件の発端は5年前、2013年。当時、人気が出る直前のダンスグループ、チームバロンを追い出されたアスラって男にタイムジャッカーが接触したのが事件の発端だ。」
 どうやら、またしても方向性で揉めたのか、戒斗がこのアスラを追放したようです。
あれ、この流れVシネで見たような・・・追放が後々チームに危機を呼び込む展開が続きますね。
「ふざけるな!」
「邪魔者を退ける力、欲しくないか?意見は求めん!」
チームバロンに不満を持つアスラに、スウォルツが有無を言わさずアナザー鎧武の力を与え、
「鎧武!」
アスラはアナザー鎧武へと変貌。
 その頃、初級インベスに向かっていった鎧武は変身が解け・・・たのですが、インベスは消えず。
この辺り、他のアナザーライダーとはだいぶ異なる形と思います。
「それ以来、アスラって男は邪魔者をヘルヘイムっていう不思議な空間に送り込んで、自分がチームバロンのリーダーになった。」
ここまで全ての顛末を知っているソウゴを、混乱していたツクヨミも流石に訝しがります。
「ねえ、何でそんなに詳しいの?まるで見てきたみたい。」
「いや・・・それはほら、いろいろ調べたからさ。」
言い訳が苦しくなってきました。
「絶対おかしい!何か隠してる。」
「あっ・・・俺、今日の買い出し行かなきゃ!ちょっと行ってくる!」
「ちょっと待ちなさい!」
逃げるソウゴを追いかけていると、玄関で白いシャツのソウゴと鉢合わせ。
「おおっ!?やっぱ闇雲に捜してもダメだよね。何か作戦立てよう。」
と、こちらは全く自体を把握していない様子。
「一体何なのよ、もう!」
あまりの事に、ツクヨミの混乱はもう限界。
 心配したソウゴがホットミルクを用意してやりながら話を聞くと、
「俺がゲイツの居場所を知ってる?しかもアナザー鎧武と戦った?」
「アナザー鎧武を倒すためのライドウォッチも持ってるって。言ってたでしょ?」
「いや、持ってないし知らないよ?」
やはり全く噛み合わず、事件に対する理解度もまったく違います。
「だって、さっき・・・!」
「夢でも見てたんじゃないの?」
ここまで言われて、ようやくシャツの色に気が付きました。
「あっ!ソウゴの服。ひょっとして・・・。」
「えっ、どうしたの?」
「あんた!・・・あんたじゃないけど、何てことしてんのよ!」
激高し食って掛かるツクヨミ。どうやら、何かの結論に行き着いたようです。
「俺、何もしてないよ・・・。」
こっちじゃないみたいですけど。
「とにかく行くわよ!」
「行ってらっしゃい。」
ソウゴを引っ張って出ていくツクヨミ。

 戒斗とともにヘルヘイムの森をさまようゲイツ。
「何とか、ここを抜け出す方法はないのか?」
「ないな。ここに来て5年、ずっと探してる。」
ドライバーもなしに5年・・・普通に考えたらとっくの昔にインベスに襲われるか果実を口にするかでインベス化するなり餓死するなりしていそうですが。
「何か手がかりは?」
「何故、そんなに帰りたい?」
「俺にはやらなきゃならない事がある。」
「ほう・・・何だ?」
「ジオウを・・・魔王をこの手で倒す。」
固有名詞が出てきていますが、何となく流れを察した戒斗ですが
「フッ・・・魔王?」
「何がおかしい?」
「お前に迷いが見えるのは気のせいか?」
「・・・俺が迷ってるだと?」
「運命を覆す強さなど、お前からは感じない。」
謎の凄みを感じてか、言い返すことができないゲイツ。
実際、ヘルヘイムの森で5年も生きるって運命覆すってレベルじゃないです。

 一方、チームバロンのイベント会場でも同じフレーズが。
「運命・・・。そう、俺たちはこの日、この場所に導かれたのかもしれない。また1つ刻まれる至高の時の証言者として。さあ、見せてくれ!最高のパフォーマンスを。行くぜ!チームバロン!」
 気の利いたMCまで付けて、いつもの音楽で踊り出すチームバロン。センターは問題のアスラ。
これをギャラリーに紛れて見ていたソウゴとツクヨミ。
「あの真ん中で踊ってるのが・・・!」
「えっ?」
「アナザー鎧武!あいつを倒して!」
このファンの前でリーダーを始末しろというツクヨミ。怖い。
「いや、でもこの時代で倒しても無駄じゃんか。それに俺、あいつを倒せるライドウォッチ持ってないよ?」
「いいの!騒ぎが起こればあいつがきっと来る。」
「あいつって?」
「いいから!」
すると、ツクヨミはどこから取り出したのかマイクを手に、
「そこまでだ!」
と叫んでソウゴをステージの前に押し出しました。すごく既視感を感じる状況です。
「おいおい、何だ何だ?」
「どうした?」
「なんかデジャヴ・・・。」
急にステージが中断され、どよめく観客ら。ステージの上からの視線が刺さります。
「貴様はさっきの・・・。」
「初めましてなんだけど・・・。あんたを倒させてもらう。」
「ジクウドライバー!」
「ジオウ!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー!ジオウ・・・。」
既にソウゴを敵と理解しているアスラは、ステージ上にもかかわらずアナザー鎧武へと変身。
「邪魔者は全て排除する。」
蜘蛛の子を散らすように逃げていくメンバーとファン。
人がはけた所で、戦闘開始。

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Posted by jerid_and_me at 22:11Comments(10) 特撮ネタ | 仮面ライダージオウ

2018年11月13日

今週の仮面ライダージオウ「第10話 タカとトラとバッタ2010」

 いやあアナザー駅伝は強敵でしたね。
「この本によれば、普通の高校生・常磐ソウゴ。彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた。だが、王たるを目指す者たちが並び立つ。アナザーオーズの力を使い、この国を支配しようとする檀黎斗王。常磐ソウゴは魔王への道を歩むため、彼の軍門に降る。そして、常磐ソウゴは新たなるレジェンド、火野映司と出会いオーズの力を・・・おっと、さすがに読みすぎました。」

 2018年、既に映司が収容されていた牢に放り込まれた比奈。
「名前は?」
「泉比奈って言います。あなた、テレビで見たことある。国会議員さん?」
映司はその質問に答えず、立ち上がると
「とにかく、ここから出ないと。俺にはやる事がある。」
「やる事?」
「あの王様に会って、すべてを終わらせる。」
「だったら・・・。」
すると比奈もおもむろに立ち上がると、しっかり鎖と錠前で閉ざされた扉の前へ。
「ふんにゅ〜!」
オーズの歴史とかそういうのは全く関係なく生きていた比奈の怪力。扉を押すと、あっという間に鎖を切断し、開いてしまいました。
「すごい!」
「案内します。私、ここは詳しいんです。」
「こっちです。」
「ああ。」
比奈の案内で脱出する映司。ソウゴはそれを目にしましたが、特に止める事はしません。黎斗の軍門に降ったはずが・・・?
 すると、背後から現れるウォズ。
「あの男も、また王の資格を持つ者。」
「分かるよ。何だろう・・・なんか、すごい力を感じる。」
映司から、ただならぬ力を感じているソウゴ。確かに違和感というか、いつだってそういうのを醸し出すキャラですよね映司。
「さすがは我が魔王!あの力の正体は、欲望。」
「欲望・・・。」
000のテーマの最も大きなものである、欲望について触れるようです。

 映司と比奈が王の間までやってくると、背後から現れる黎斗。
「ようこそ、議員。」
「君を止めに来た。」
「命を賭けてまでか?」
屑ヤミーを従える黎斗にも全く物怖じすることなく、
「もちろん。君がしている事で、苦しむ人間がいるなら・・・何があっても止める。」
と言ってのける映司。やはり単なる正義感ではないものを感じさせます。
 すると、ソウゴも遅れて現れました。
「ねえ、聞いていい?王様は、王様になってどんな国を作りたいの?」
「何?」
「みんな王様を止めるって言うけどさ。この人がいい王様じゃないって、何でわかるの?」
さも当然のような顔をして、映司らに対し疑問を投げかけます。
「俺はまず、王様がどんな王様になりたいか、知りたいな。」
黎斗はこれに気を良くし、
「よかろう。ならば教えてやろうか、ポチ。」
ペットのように呼ぶところは信長オマージュでしょうか。
「私はやがて、この国の頂点に立つ。そして檀黎斗王改め、檀黎斗大王となるのだ!」
神、王ときて大王とは。しかしソウゴは、
「それだけ?」
「すべての民を私の下に跪かせてやる。それが私の真の目的だ。」
ただ人の上に立ちたいだけの欲望でした。
「誰にも、みんなの自由を奪う権利なんてない!」
「それが、私にはあるんだな。なぜなら、私は檀黎斗王だからだ。こいつは私の王道を邪魔する者・・・蹴散らせ!」
映司に向けて屑やミーをけしかける黎斗。当然、変身能力のない映司はこれらに対抗する術がありません。
 さらにソウゴは映司に縄をかけ、
「王様、この人のことは任せて!」
「う〜ん、任せたぞポチ。」
黎斗の手助けをしたかに見えますが、実際はおそらく逆。
「ねえ、あんたも王様になりたいの?」
映司はこの問に、
「王様?まさか。俺は、ちょっとのお金と明日のパンツさえあれば、それでいい。」
自分に関する欲望は結局小さいまま。ここは変わっていないようです。

 クジゴジ堂では、大怪我をして運び込まれたゲイツですが、ツクヨミのタブレットからの治療ビーム?でみるみるうちに傷が消えていきます。
本当、貨幣の実体化といいドラえもんレベルのテクノロジーですね・・・。
 そこへ救急箱を持ってきた順一郎ですが
「はい、うちの医療キット。別名、救急箱!はい、傷・・・あれっ、治ってる!?」
緊急時とはいえ見せてはまずい技術だったのでは・・・?
「これで分かったろ。あいつは魔王になる。」
「ソウゴ・・・どうしてあんな事を。」
これも順一郎の前で話すとまずい話題なのでは。
「ソウゴくん、どうかしたの?」
「いえ・・・。」
「ああ・・・とりあず、お水入れるね。」
順一郎が出ていった間に
「俺が甘かった!この時代に来て、もしかしたらあいつは魔王にならないかもしれない。そんな風に考え始めていた自分がいた。」
しかし実際には、オーマジオウへと向かう道が太くなっていくばかり。
「答えは出た!あいつは、最強最悪の魔王になる男だ。」
「ソウゴが、本当に魔王に・・・?」
そこへ今度は水を持ってきた順一郎でしたが
「はい、お水!あ・・・あれ?ゲイツくんは?えぇ・・・?」
既に姿を消しているゲイツ。順一郎は、ツクヨミが持っていた信長の肖像を見て
「ハハッ、魔王魔王って・・・。ツクヨミちゃんも大好きなの?織田信長。僕も大好きなんだよね。」
「どうして好きなんですか?魔王なんて呼ばれた人。」
これに対し、
「いや、だからさ。みんなが本当に魔王だと思ってたら、天下統一なんて絵空事、誰もついて行かなかったんじゃない?それに、人の本質なんてのは一面だけじゃ判断できないでしょ。」
 信長の実績を出し、その扱いを否定。
「一面だけじゃ判断できない・・・。」
ツクヨミの脳裏に浮かぶのは、自分の命を預けたソウゴの言葉。
「2人の判断なら、俺は信じられるから。」
「・・・やっぱり私は、私の目で判断する。ありがとう!」
「えっ?ええ。ど、どういたしまして。あっ、いってらっしゃーい!」
毎度よくわからないやり取りになる順一郎も大変ですね。

 檀黎斗城では、映司と比奈を縛り上げたソウゴ。
そこへ携帯へ着信が。
「もしもし?ああ、ゲイツ。・・・わかった、すぐ行く。」
相手はゲイツ。雷雨となった中、城の外へと出ていきます。

 表では、険しい顔で待つゲイツ。まずは謝るソウゴ。
「この前は、やりすぎちゃってごめん!」
しかし、
「詫びの言葉はいらん。俺はこれから、貴様を倒すのだからな。」
どうやらゲイツの要件は決闘。
「ゲイツ!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー・ゲイツ!」
ソウゴへと向かいますが、邪魔しに現れた屑ヤミー。ゲイツはこれを相手にしながら、
「貴様はオーマジオウになる。俺はそう判断した!」
これに対し、ソウゴは
「だったら・・・!」
「ジクウドライバー!」
「ジオウ!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー!ジオウ・・・」
前回同様、やはりゲイツと戦うことに躊躇がありません。
「どうして?」
「貴様が、あの魔王の軍門に降ったからだ!」
しかしソウゴは
「あいつに力を貸すつもり、ないよ。」
「だったら今の行動は何だ!?」
「知りたいんだ!いい魔王になるために、魔王ってものがどんなものか!」
やはり反面教師として黎斗を利用しているようです。
 そのとき、屑ヤミーがその場にいた作業員のほうへと向かっていき、その間に割って入るジオウ。
「やめろ!俺の大事な民に何してくれるの!」
「ジュウ!」
「タイムチャージ!」
「ゼロタイム!」
「スレスレ撃ち!」
技の名前といい、飛んでいく『ジュウ』といい、相当な力技です。
「お前・・・!」
話をぶった切られたゲイツは怒りながらも、こちらもジカンザックスの必殺技で屑ヤミーを撃破。
「タイムチャージ!」
「3・2・1・・・ゼロタイム!」
「ザックリ割り!」
ジオウの武器はどいつも時間にルーズな感じですね・・・。

 その頃、特にすることのないツクヨミは何やら調べ物。
尋ね当たったのは、黎斗の父・檀正宗の失踪を取り上げた新聞記事。
直接の出番はありませんが、顔は出てきましたね。その内容を見て、
「これが、あの魔王の正体・・・?」
驚愕するツクヨミ。どうやら、黎斗の凶行について知ったようです。

 映司と比奈のもとに戻ったソウゴは、縄を解き
「さっきはごめんね。さあ、行こう。」
と自ら案内を買って出ます。しかし、
「どういう事?あなたのこと、信用できるわけないでしょ。」
「いい魔王になるために、ちょっと勉強中なだけ。」
初対面の相手にもこういう事言うのはすごい。
「いい魔王?君、王様になりたいの?」
「なりたいって言うか・・・生まれたときから王様になる気がしてた。」
普通だったら聞いた時点で関わってはいけない奴だと理解する所ながら、映司は
「ハハッ・・・面白い人だな。王になりたいんだったら、覚えておいた方がいい。1人じゃできないことがある、って事を。」
いかにも映司らしい言葉を贈ります。
「1人じゃできないこと?」
「どんなに誰かを助けたいと思っても、1人じゃ助けられない命がある。」
オーズの歴史がなくなっても、やはり今の映司の原点には、紛争地帯でのあの悲しい別れがあったようです。
「だから俺は、たくさんの人と手をつなぐ事にした。それで政治家になった。いつか、この国の全ての人と手をつないでみせる。」
きっと別れの後の後味悪い展開もそのままだったのでしょうが、映司はその中でも正しい道を選べたんだろうな・・・と感じさせる言葉です。
 これを聞いたソウゴは、珍しく王という夢を素直に応援してもらったためか
「俺、あんたのこと好きだな。」
映司に対する好意を隠しません。するとそれを聞いていた黎斗。
「貴様!裏切るつもりか?」
「王様。あんた、人と手を繋ぎたいって思う?」
「バカな。下等な人間など、私の手に触れることすら許されん。」
永夢の才能を認め、ドクターらとも時に協力した黎斗の姿はそこにはなく、ただ王になりたいという欲望の塊でしかありません。
「それ、すっごい嫌な感じ。そうなったらダメなんだって分かった。魔王って呼ばれる人がどんな人間か、知りたかっただけだからさ。」
と、いよいよ黎斗と袂を分かちました。
「私は魔王ではない!王だぁーっ!!」
「オーズ!」
アナザーオーズへと変身。
 ジオウへと変身しようとしたソウゴですが、ライドウォッチを弾かれ捕まってしまいました。
汚いさすが黎斗きたない。
「あの世で後悔するがいい!」
そのまま始末しようとしたアナザーオーズですが、すんでの所で引き剥がした映司。
「邪魔だ!何の力もないお前に、何ができると言うのだ!?」
「それでも・・・掴んだ手は絶対に離さない!」
この言葉にインスピレーションを受けたのか、比奈はおもむろに映司の両手を掴み
「火野さん!・・・ふんにゅ〜!」
映司を振り回し、アナザーオーズを思い切り蹴飛ばさせました。これを受けたアナザーオーズは窓を破って下まで落ちていったようです。なんという威力・・・。
 この間に、ソウゴに手を貸す映司。
「大丈夫?」
「やっぱり俺、あんたのこと好きだ。」
改めて好意を示すと、それを受けた映司がポケットから取り出したのは2つのライドウォッチ。
「これも君のだろ?」
1つはもちろんオーズ、そしてもう1つはタジャドル。1人で2つのウォッチを持っていた理由はやはり・・・。
「これって・・・!」
「君なら、本当の王になれるかもね。」
「ありがとう。行ってくる!」
力を託され、城を飛び出すソウゴ。

 放り出されたアナザーオーズは激怒。
「おのれーっ!」
「悪い魔王は倒さないとね!それが、いい魔王の仕事。」
「ジクウドライバー!」
「魔王ではないと・・・言ったはずだ!」
「ジオウ!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー!ジオウ・・・」
戦闘が始まると、城の影からまさかのキャッスルドランが急襲。
「手助けしてあげる。私達の王様。」
オーラの駆るキャッスルドランはタイムマジーンのようなロボットに変形し、そのまま残ったドラゴンの首から火球を放って攻撃します。
 圧倒的な火力に苦しめられ、その間を縫ってアナザーオーズが襲ってくるというピンチ。
すると、現れたのはゲイツ。
「手を焼いているようだな、ジオウ。」
「あっ、ゲイツ!」
「ゲイツ!」
「ゲンム!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー・ゲイツ!」
「アーマータイム!」
「レベルアップ!ゲンム!」
いきなりゲイツアーマーに変身すると、ゲンムの得意技であったシャカリキスポーツの車輪投げでロボを翻弄するどころか、吹っ飛ばして石垣にぶつけるなどえらい威力です。
「ジオウ、お前は2010年に行け!」
意外にも、この場を引き受けるゲイツ。
「えっ、手を貸してくれるの!?」
「どうあれ、お前が魔王と確信したことに変わりはない。」
「俺は、いい魔王になる!みんなの自由を守れる魔王になる!」
すごいすれ違い。
「タイムマジーン!」
「ソウゴ、乗って!」
ちょうどいいタイミングで、ツクヨミがタイムマジーンに乗ってきました。
 とはいえ、流石にアナザーオーズとロボの両方を相手にはさせられないと思ったか、それとも邪魔されては厄介と思ったか。タイムマジーンを変形させ、オーラのロボと取っ組み合いに。
「少しは楽しませてくれないかなあ。」
オーラのロボは飛行可能で、しかも遠距離攻撃を得意とするため、ジオウのタイムマジーンでは相性が悪いです。
「このままじゃ・・・!」
すると、タイムマジーンの中でありながら、どこからともなくタカウォッチロイドが飛来。
「タカウォッチロイド!」
「タカ!」
嘴でオーズのライドウォッチを指すと・・・。
「これを使えってこと?よし・・・!」
「オーズ!」
「タカ!トラ!バッタ!オーズ!」
顔がオーズに切り替わり、腕にはトラクローを装備。
「顔が変わった・・・?」
どうやら、ゲイツも知らない機能だったようです。
 トラクローは、攻撃を弾き、また敵を引っ掛けるという本家を彷彿とさせる働きを見せ、オーラのロボを地上へと引きずり下ろしました。そのまま滅多打ち。
「うっ!まずい・・・!」
たまらず上空に逃れるオーラですが、
「空ならこいつだ!」
今度はタジャドルウォッチ。
「タジャドルコンボ!」
「タカ!クジャク!コンドル!タジャドル!」
顔が切り替わると、こちらは翼が発生し上空へ飛翔。
オーラのロボを追撃し、ついには必殺技の体勢へ。
「フィニッシュタイム!」
「オーズ!」
「ギガスキャン・タイムブレイク!」
翼だけでなくコンドルの鉤爪までが出現し、プロミネンスドロップ様のキックでオーラのロボを完全に撃破。これパイロット助からないんじゃあ・・・?
「このまま2010年に!」
勢いそのまま、2010年へ。
「さよならだ、ジオウ。」
ゲイツのこの言葉の意味とは・・・?

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Posted by jerid_and_me at 23:14Comments(7) 特撮ネタ | 仮面ライダージオウ