2019年05月27日

今週の仮面ライダージオウ「第37話 2006:ネクスト・レベル・カブト」

 響鬼、キバときてカブト編。
この辺り、ちょうど自分が触れはじめた平成1期後期なので当時の激動を感じます。
 カブトと言えば東京タワー。あの頃はまだスカイツリーの話はあったものの建設中とかでしたっけ。
その東京タワーをバックに、突如飛来する隕石。
「また隕石だ。」
慣れた様子のウール。まあギンガも隕石でしたしね・・・。
その手に握られているのはアナザーカブトのウォッチ。ワームサナギ体の手の衣装が入っています。

 隕石の落下地点と思しき荒れ地では、多数のサナギ体ワームが発生し、闊歩しています。
「来ないで!」
「来るな!」
逃げ遅れた一般人に迫ると、その姿に擬態。となると、この人達はこの後・・・。
 さらに、ワームのうち一体はとっくに死亡したはずの影山の姿に擬態。
ウールの語りが被ります。
「新しい地獄が始まる。」

 翌朝、ニュースでこれを知るソウゴら。
「こちらは、昨晩隕石が落下した現場です。ご覧の通り、被害は甚大なものとなっております。」
「ここのところ、よく隕石が落ちるわね。」
朝食時の雑談で済まされる程度の話でもないような。
「この前現れた、仮面ライダーギンガと関係あるの?」
あれも隕石だったので、発端と考えたくもなるところです。
「関係がないとは言い切れない。我が魔王。だが・・・」
中継を見ていると、レポーターが突如擬態を解いてワームとなり、他のスタッフを襲撃。
「今回の隕石が運んできたのはこいつらのようだ。」
「これって・・・。」
「ワーム、人間に擬態する地球外生命体だ。この本によれば、かつて仮面ライダーカブトが戦っていたという。」
レジェンドのことも記述がある逢魔降臨暦。
「仮面ライダーカブト・・・。」
「カブトウォッチを手に入れる手がかりになるかもしれんな。」
「そういう事だ。」
割と呑気な未来人3人。2068年はすごい荒れ地ばかりだったので、かえって見慣れた景色なのかも知れません。
「それより放っておけないだろ?これ。ほら行くよゲイツ!」
と表に出ると、また別の隕石が飛来・落下しています。これもう首都機能壊滅するんじゃあ・・・。
「また隕石が・・・。」
「あれもワームを運んでるのか?」
「二手に分かれよう。先に落ちたのは俺とツクヨミが。今のはゲイツと・・・」
「またウォズと組めというのか!?」
「じゃあ、よろしく!行こうツクヨミ。」
またウォズと組まされてしまうゲイツ。が、そのウォズの姿が見当たりません。
「仕方ない・・・。おいウォズ?ウォズ?ウォズ!」
ウォズはひとり渋谷に向かっています。
「常盤ソウゴが集めなければならないウォッチはあと3つ。今回、その鍵を握るのは・・・仮面ライダーガタック、加賀美新。」
10年以上経過していながら、殆ど変わらない面影。
 ここでまさかのNEXT LEVEL・・・かと思ったらキャンセルして普通にOPに入りました。
流石にOP乗っ取りはなかったか。

 現場に向かう途中、ツクヨミは
「ねえ、気になってる事があるんだけど。」
「何?」
「今までは、アナザーライダーが誕生するとオリジナルのライダーは存在しなくなってたわよね?」
「でも、ブレイドの剣崎一真もアギトの津上翔一も、ライダーの力を失っていなかった。」
「あっ、今までのアナザーライダーとは違うってウォズが言ってたよ。」
「それだけかな?」
「・・・どういう事?」
「分からない。でも、何か見落としてる気がする。」
確かに前半はレジェンドは出るけど変身はできないような話が多く、それはもったいないという意見が多かったのか後半は現代でアナザーライダーが発生、変身もするような話になるという大人の事情ぐらいに思っていたので、作中で触れられるとは意外。
「俺は楽しいよ。仮面ライダーにどんどん会えるし、今度もまた会える気がする。」
視聴者としてはだいたいソウゴと同じ思いなのですが、もしかして重大な伏線になっている・・・?

 結局、仲良く現場に向かったゲイツとウォズ。
まず行く手のビルは激しく破損しており、落下地点は工事現場だったようですが多数の負傷者が出ているようです。
「ひどいな・・・。」
そしてクレーターの中を覗き込んでみると、破片に紛れてサナギ体ワームの姿が見えます。
「やはり、隕石はワームを運んできていたようだね。」
毎度ながら、これだけのハードランディングで無事に出てくるあたり頑丈ですよね。
「やるしかないな。行くぞ、ウォズ。」
変身しようとするゲイツですが、
「君に命令される謂れはない。」
「何だと?」
「号令は私がかけよう。行くよゲイツくん・・・」
しょうもない主導権争い。すごく平成1期感。
なんてやっているうちにワームが登って、流れで同時に変身。
「変身!」
「コンプリート ファイズ!」
「キカイ!」
謎のチョイス。

 他方、先に落ちた隕石のほうに向かったソウゴとツクヨミ。こちらのほうが被害は大きいように見えますが、ワームの姿はなし。
「あれ?ワームがいない。」
そこにいた一般人に話しかけるソウゴですが、
「あの、さっきここに怪物が出ませんでした?」
よく見ると先程ワームに変貌したTVリポーターです。
「ソウゴ、ダメ!そいつがワームよ!」
「えっ・・・えっ!?」
リポーターもスタッフの男もワームに変貌。さらに、周りの野次馬っぽいのも全員ワームでした。
 変身する間もなく囲まれ襲われる、と思われたそのとき、ワームを襲う何者かの銃撃。
攻撃の主はガタック・マスクドフォーム。
「仮面ライダー!?」
「よし、なんか行ける気がする!」
「ジオウ供」
「変身!」
「ジオウ供」
ガタックとともにサナギ体ワームの群れを圧倒。

 ゲイツとウォズの方も、難なく第一陣を撃破。
「フッ、こいつら大した強さじゃないな。」
「甘く見ないほうがいい。まず、彼らは・・・」
言っているそばから、残ったサナギ体のうち1体の表皮が赤熱・蒸気を吐き出すという脱皮の兆候を見せ、そのまま脱皮。しかもいきなりグリラスワームです。
「成虫に進化する。」
「姿を変えた所で・・・。」
舐めてかかっているゲイツですが、直後グリラスワームがクロックアップ。
「そして、クロックアップする。高速で動けるんだ。」
「それを早く言え!」
それが分かっているので、予め黙って距離をとっていたウォズ。ずるい。
 とはいえ、超スピードなら対抗手段が無いわけではありません。
「速さなら大好物だ。」
「疾風!」
「シノビ!」
「フューチャータイム!」
「フューチャーリングシノビ!シノビ!」
「リバイブ疾風!」
「疾風!」
目にも留まらぬぶつかり合いの末、虚空に緑の爆発。
直後、流れで地上のサナギ体も撃破し、周辺のワームは一掃したようです。

 ジオウとガタックの方も、脱皮すらさせずにあらかた片付けたようです。
が、クロックアップした何者かが割り込んできました。
「何だ!?」
「影山か!」
現れたのはパンチホッパー。ならば、とキャストオフの体勢に入るガタック。
「キャストオフ!」
「キャスト・オフ」
「チェンジ・スタッグビートル!」
マスクドフォームへとチェンジ。よく横に居たジオウ兇無事だったものです。
「えっ?」
「姿が変わった。」
いや、ジオウも大概変わりまくりだと思うのですが。
「クロックアップ!」
「えっ、消えた?」
両者クロックアップを発動し、目にも留まらぬスピードで交戦。ジオウ兇呂燭盛欧討襪个り。
 戦いの最中、ビルの外壁が崩落し、紛れ込んだ一般親子の上に降り注ごうとしています。
が、ツクヨミはこれを目の当たりにし
「危ない!」
瓦礫の時間を停止させ、親子を逃しました。
 安心したのも束の間、謎のビジョンがツクヨミの脳内に流れ込みます。
幼少のツクヨミ、そして帽子の男。
「えっ・・・?」

 これを密かに見下ろしていたスウォルツ。
「力は強くなっているようだな。完全に覚醒するのも時間の問題か?」
「その覚醒ってやつをすると、どうなる?」
ここに再登場した士。アナザージオウ回の因縁もあってか、今度はスウォルツの所に直接来ました。
「門矢士・・・。」
「その女と、お前が関係がある。って所までは調べがついている。」
「なら、自分で調べればよかろう。調べられるものならな。」
真相に到達されないとう自信があるようです。
「フッ・・・なら、そうさせてもらおうか。」
士も士で、引き下がるつもりはないようです。

 ガタックに加勢しようとするジオウ兇任垢、スピードが違いすぎてただダメージを受けるばかり。しかし、その中で攻略法を掴みつつあります。
「分かった。あれはゲイツリバイブと一緒、すごいスピードで移動してる。それなら!」
ジオウ兇瞭整婬擦任△詭ね荵襪鮖箸ぁ▲僖鵐船曠奪僉爾瞭阿を先読み。
ガタックと戦いながら、時折ジオウ兇諒にも攻撃を加えてきます。ソウゴが注目したのはその回数。
「1、2、3・・・。」
「見えた!」
そして未来視の通り、攻撃を受けるジオウ供
「1、2・・・3!」
見事にカウンターを合わせました。
「よーし。」
「終わりだ、影山!」
ガタックカリバーの斬撃を飛ばしてトドメ・・・かと思ったら、何者かが割って入ります。
 炎の中から姿を表したのはアナザーカブト。キックで攻撃を弾いたようです。
「弟に手を出すな。」
「お前は・・・!」
「カブト!」
「アナザーカブト・・・!」
どうやらその正体は矢車。
「加賀美、お前はいいよなぁ・・・。」
毒づきながら、パンチホッパーを抱えてクロックアップで撤退。
 変身を解いたところで、加賀美とは初対面のソウゴ。
「あんたは・・・。」

 そのままクジゴジ堂に迎え、話を聞きます。
「加賀美新・・・仮面ライダーガタックか。」
「あのカブトもどきの正体は、おそらく矢車想。俺と同じく、もともとZECTのメンバーだった男だ。」
「ZECT?」
「・・・ワームの侵略から人類を守るための組織だよ。」
「すっげえ!えっ、そんなのあったんだ。聞いたことないけど。」
そういえばZECTの存在って公にされていたんだったかいなかったんだったか。終盤ネイティブ騒ぎで明らかになったような気もしますし、どうも記憶が定かでないです。
「さっきのライダーは、パンチホッパー・影山瞬。矢車と影山はコンビなんだ。地獄兄弟と言ってね。」
「あっ、兄弟なんだ。」
「兄弟じゃない。」
「えっ?」
「わけがわからないな。」
まあ、あの辺の経緯は説明するのが非常に面倒ですよね・・・。何で急に弟なんて言い出したのか今でもわかりませんし。
「で、君の目的は?」
「俺は影山を追っている。やつはワームの擬態だ。」
「なぜ、そう言い切れる?」
「・・・影山は、すでに死んでいる。」
視聴者としては知っての通り、終盤でネイティブ化ネックレスをそれとも知らず集めた結果、ネイティブと化し矢車に倒されています。
「死んだ人にまで擬態するなんて・・・。」
「そうして矢車を騙している。俺は影山を倒す。君たちも、やつの情報を掴んだら連絡してほしい。」
「うん、わかった。」
ともかくも協力の約束をし、立ち去る加賀美ですが去り際に気になることを。
「・・・渋谷は、いつあんなに復興したんだ?」
「復興?」
「1999年、隕石が落ちて渋谷は壊滅しただろ?」
「えっ・・・そうなの?俺、生まれてないから・・・。」
日曜の朝っぱらから大友を狙ってメンタル攻撃するソウゴ。ノストラダムスなんて知らない世代かあ・・・。
「そうか・・・。」
不思議な顔をして出ていく加賀美ですが、ウォズの険しい顔は何か心当たりがあるのでしょうか?

 一方、ひとり物思いに耽っていたツクヨミ。そこを訪れるゲイツ。
「ツクヨミ。また、あの力使ったんだってな。」
「うん。前より強くなってるみたい。それより、この力を使った瞬間、記憶が・・・。」
「思い出したのか?」
「お父さんとお母さんがいた。それに、誰か男の人が・・・。」
帽子の男とは、ソウゴに王になるという夢を仕込んだ張本人であり、そしてその正体はスウォルツでした。
同一人物だとすると、ツクヨミは家族ぐるみでスウォルツとの関係が?
 さらに、そこへ士も現れました。
「その秘密、その目で確かめてみるつもりはあるか?」
「門矢士・・・。」
さりげなくツクヨミと士の間に入るゲイツ。なかなかよく気が付きます。
「どうやら、だいぶ時空が歪み出している。」
「時空が歪んでる・・・?どういう事だ?」
「俺もその答えを探してる。」
この世界が混じり合う感じ、ディケイドの終盤めいた空気を感じますが・・・?
「時空の歪みと、私が関係しているってこと?」
「さあな。どうする?乗るか?」
思わせぶりな口調で誘う士。ツクヨミは、
「お願い。知りたいの、自分のこと。」
そのまま、士についてオーロラの彼方に消えてしまいました。
「ツクヨミ!」

 ゲイツと連絡を取り合うソウゴ。
「うん、分かった・・・。ゲイツにも2人の情報を話したけど・・・。」
「どうした?」
「ツクヨミが門矢士と何かを探りに行ったって。」
「余計なことを・・・。」
「えっ?」
気になる反応。やはりウォズは何か知っているのでは?
「いや・・・とにかく、私達も地獄兄弟を捜しに。」
「捜してるのは俺か?」
背後からの声。まさか影山の方から来るとは。
「あんたは・・・影山瞬!」
写真と見比べてそう言いますが、いや写真とだいぶ違うような?
「なぜ君の方から現れる?」
「手伝ってほしいんだ。俺はどうしても兄貴を助けたい。」
「兄貴とは、矢車想の事か?」
「加賀美さんが言ってたよ。あんたワームなんじゃないの?」
矢車を助けたいからと接触してきた影山に、疑いの目を向ける2人。
「そうだ。でも人間としての記憶はそのままだ。だから・・・兄貴があんな怪物になっちまったことが辛い。俺たちは地獄を見すぎた。これ以上、地獄は見たくない。」
 切実な物言い。が、矢車なら多分そういう事は言わないだろうなという気はします。
これを受け入れるソウゴ。
「わかった。」
「待て、我が魔王。ワームの言うことを聞くのか?罠に決まってる。」
「ウォズ、少しは人を信じなくちゃ。矢車を助けたいのは俺達だって同じだろ?」
人・・・っていうかワームなんですけどね。
この、記憶や人格を引き継ぐという性質には当時も苦しめられていました。

 クジゴジ堂では、ひとり年代物のラジオの修理を終わらせた順一郎。
「修理完了!さあ・・・治ったかな?」
ボリュームを捻って電源を入れると、ラジオの音声が流れています。
 ちょうどニュース速報が出ており、
「ここで、ニュースをお伝えします。地球に巨大な隕石接近しており・・・」
「ハハッ、どんどん修理が上手くなってる。
「落下予測地点は首都・東京が中心となっており、隕石はこれまでのものに比べて最大級の大きさです。」
「最近、隕石多いからね。・・・ええーっ!?」
最近は多い、で流しかけていましたが、最大級と聞いてぶったまげです。

 結局、影山の案内のままにいつもの工場にやってきたソウゴ。
「ここに矢車想がいるの?」
「ああ、この奥だ。」
言われるままに、影山に背を向けて奥に向かうと案の定・・・と思ったら、
「影山!」
ソウゴの首に手を伸ばしていた影山を、タックルで突き飛ばす加賀美。
「加賀美!?」
「後をつけさせてもらった。君は人がよすぎる!君を嵌めるための罠だったんだよ、これは!」
加賀美も似たような事が多々あったような気がしますが・・・。
「ハハハ・・・!確かに罠だ。でも、狙いはそいつじゃない。加賀美、お前だ。」
「何?」
言い切るが早いか、乱入してきたのはアナザーカブト。
「お人好しは誰だよ。他人を助けてる場合じゃない。」
ともかくも変身する加賀美。
「変身!」
「キャストオフ!」
「キャスト・オフ」
「チェンジ・スタッグビートル!」
即ライダーフォームに変身し、アナザーカブトと激突。影山も変身。
「変身。」
「チェンジ・パンチホッパー!」
こちらは生身のソウゴに向かいますが、まるで動じません。
直後、強い重力によって地面に押さえつけられるパンチホッパー。
「何!?」
「相棒!」
「こうなる気はしてたんだよね。」
「銀河の中心には1万個のブラックホールがあるという。その重力を味わうがいい。」
すでにギンガファイナリーとなり控えていたウォズ。
「やれやれ、さすがは我が魔王。敵の罠まで利用するとは。」
「俺は、ただ矢車想のところに連れてきてもらいたかっただけだよ。あとは2人を倒すだけだ。」
ソウゴがその残忍さを垣間見せます。
 ジオウ兇吠竸箸掘加賀美に加勢しようという所ですが謎の地響きに動きが止まります。
「何?」
表に出てみると、先程ニュースになっていた巨大隕石が目視できる所まで来ています。
「えっ?でっか!」
「これまでとは桁違いだ。我が魔王はあの隕石を。ここは私に任せろ。」
「分かった。」
フォーゼウォッチに持ち替え、改めて変身。
「ジオウ!」
「フォーゼ!」
「変身!」
「アーマータイム!」
「3・2・1 フォーゼ!」
「宇宙行くー!」
シャトルに変形し、隕石の迎撃に向かいます。

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Posted by jerid_and_me at 22:13Comments(6)

2019年05月20日

今週の仮面ライダージオウ「第36話 2019:ハツコイ、ファイナリー!」

 アナザーキバ祐子、それに降って湧いたギンガという強力な敵に翻弄されるジオウら。
「全てのものは滅びゆく。それが唯一の絶対の法。」
ギンガの圧倒的な力の前に、ジオウトリニティでさえ太刀打ちができない・・・という引きでした。
 直後、ソウゴらは謎の地下通路に移動し難を逃れています。まさに井上ワープ。
「何なんだよ?あのギンガとかいうライダーは・・・。」
「あの強さ、俺達とは次元が違う。」
「宇宙から来たみたいだけど・・・ウォズ、何か知らない?」
こういう時のウォズ頼みですが、
「考えられるのは、時空の歪みからこの世界に迷い込んだ異物・・・。」
ウォズも曖昧な推察しかできません。
 すると、スウォルツらタイムジャッカーも合流。
「そう!まるで正体がわからない。」
ドヤ顔で皆目検討つかないというスウォルツ。
「お前たちにも?」
「俺の見た所、あれはただの力・・・純粋な力だ。その力が今、人類を滅びの道に導こうとしている。ひとつ、はっきりしているのはお互いにやつの存在は好ましくないという事。」
「手を組もうとでも言うの?」
「やつを倒すにはそれしかない。」
珍しく、タイムジャッカーの方から協力を申し出てきました。が、やはりこれにも裏があって
「(そして、ギンガの力を俺のものに。フフフ・・・)」
内心ほくそ笑むスウォルツ。ウォズは早くもこれを察知しつつあるようですが・・・?
「アナザーキバはどうする?」
「キバは強い。もちろん、やつの力も必要だ。」
ギンガとそれ以外、全ての力を集めなければ勝てないと言いますが、果たしてそう上手く行くでしょうか。

 また美容室で施術を受ける祐子。出てきた所に待ち構えるタイムジャッカー3人。
「こんな時に美容室か・何を考えてるの?」
この問に、何ら悪びれる事なく
「私は世界の女王となる身。何時いかなる時も、美しくなくてはならない。」
これに乗っかるスウォルツ。
「まさに女王様に相応しい美しさ・・・輝くようでございます。」
「ほう、分かっているようだな。」
「はっ!女王様、実はお願いがございます。」
「苦しゅうない、言ってみろ。」
「ギンガなる者を倒すべく、ぜひお力添えを・・・。」
よくある王様と侍従ごっこ。ところがここで条件が。
「いいだろう。ただし、条件がある。全員私の前で跪け!」
本格的。大体は形だけなら問題なくやりそうですが、そうでないのも数人。
スウォルツはまず部下2人を時間停止で強制的に自分の所まで降ろし、ソウゴらもその隣に続きます。ゲイツはなんか納得していない様子ですが・・・。
 まずは率先して跪くスウォルツに続くウォズ。こちらは慣れたものです。
ソウゴやツクヨミ、ウールと続きますがオーラとゲイツは棒立ちであり、これを強引に跪かせる周囲。ゲイツなんか土下座になってますけど。
「これでご満足いただけましたか?」
「ああ、満足した。じゃあな。」
やらせるだけやらせて立ち去ろうとする祐子。
「待て!どこへ!?」
「気が変わった。女王たる私が、お前らのような有象無象と手を組むのは品位に関わるからな。」
「貴様!状況が分かっているのか!?」
「お前の意見など求めていない。」
奇しくも、いつも言っているセリフで黙らされてしまうスウォルツ。これには、横のウールのほうが吹き出してしまいました。
「ギンガとか言ったか?奴のことはなかったことにする。」
なかったことに、とは滅茶苦茶な物言いです。
「なかったことに・・・?現実逃避か?」
「意味が分かんない・・・。」
「魔女王だな・・・。」
ついていけない、と言った様子ですが、ソウゴはひとりその前に出ると
「あの・・・!祐子さん、俺のこと覚えてませんか!?」
「お前、こんな時に何を?」
「さようなら、かわいい坊や。」
そんな10年ほども前の相手と一致するわけが・・・と思われましたが、
「ああ・・・思い出した。お前か。」
通じているのか、いないのか。微妙なリアクションです。
が魔女王が相手に気を使うとも思えず。

 クジゴジ堂に戻った後も、祐子の傍若無人ぶりに怒り心頭のゲイツ。
「一体何を考えている!?あの女は!全然理解できん。」
「全く、できれば関わりたくないが・・・。」
一方のソウゴはと言うと恍惚の面持ち。
「やっぱりな〜、あの人がセーラさんだったんだ。いや、また会えるなんて感動って言うか・・・」
「待って。セーラさんって、まさか。」
「俺さ、心の中でずっと名前をつけてたんだ。昔遊んでくれた時、セーラー服だったから。」
この辺りまでくると若干ちょっと気持ちが悪いと言うか。
「だからセーラさんなのか。恥ずかしくないのか?お前。」
ゲイツもストレートです。
「ちょっとちょっと、ソウゴくん。まさか、例の初恋の人に会ったの?」
「うん。」
「それは奇跡だよ、ソウゴくん。運命の出会いかもしれないね!今日はごちそうだ、ハハッ!初恋はどんな味かニャ〜?」
笑いながら台所に入っていき、何かひらめいたらしい順一郎。
何だろう、レモンとか出てくるんでしょうか。
 順一郎が引っ込んだところで生々しい話。
「北島祐子は今、冤罪の復讐をしようとしている。本当に冤罪なのか、もしそうなら真犯人は誰なのか・・・。」
「事件の真相が分からなければ、手を組むも組まないもない。」
まずは、冤罪と言うのが真実か?という所から検証しようという流れに。
「よし、俺が過去に飛ぼう。」
するとソウゴが間に入って、
「セーラさん・・・いや、祐子さんには彼氏がいたはず。名前は哲也。」
これは前回、戦いの最中に見た過去視によるものですが、それを伏せてヒントだけ伝えます。
「タイムマジーン!」
ゲイツは事件が起こった2015年に向かいます。

 一方、2019年では祐子がランニング中の男性に接触。
「判事の及川順一だな?お前に判決を言い渡す。有罪!」
「キバ!」
アナザーキバへと変身し、アームズモンスターとともに始末しにかかります。

 さらに、街では無差別に破壊を続けるギンガ。
とはいえ、人間を直接狙わず建造物のみを狙う優しさがありますが。
 そこへ迎撃に向かったウォズですが、トリニティでさえ敵わない相手。やはり単体では相手になりません。
タイムジャッカーの3人も協力して波状攻撃を仕掛けますが、これも通らず。
「ダイナマイトサンシャイン!」
謎音声での反撃。
 そこへジオウも到着し、加勢しますが相手になりません。
さらに、すぐ近くにいたアナザーキバ。
戦いを一瞥すると、そのまま変身を解いて帰ろうとしますがギンガがこれを狙います。
「危ない!」
とっさに庇って吹っ飛ばされるジオウですが、祐子はこれに気付いているのかどうか。
ガルルは変身を解き、一旦離れます。

 そして問題の2015年。
「事件まであと1時間・・・。」
誤差を調整し、いよいよ真相に迫ります。

 ギンガVSウォズの方は、
「ヤリスギ!」
「フィニッシュタイム!」
「爆裂DEランス!」
スウォルツとの同時攻撃を繰り出すと、急に攻撃が通りました。
「まだまだ、キバって・・・」
別の杉田になりかかった所で、謎の鉱石に覆われるように動きを止めました。
「やったのか?」
「いや、まだだ。」
ダメージに起因するのか、休眠しているだけのようです。

 祐子は戦いを素通りしたのかと思ったら、階下に転落したソウゴに手当をしてやります。
「同じだ、あの時と・・・。」
「ありがとう。」
「気にするな。お前は私を庇った。忠実な下僕は大事にしないとな。」
と、ソウゴに対してはやに優しいように見えます。
「あの・・・セーラさんって呼んでいいですか?」
藪から棒に提案するソウゴですが、
「断る。」
と、ノータイムで却下。
「じゃあ・・・祐子さん。あの、実は俺・・・王様になるのが夢なんです。」
今度は自分の夢を明かすと、
「ほう、私と一緒だな。お前が王様で、私が女王。2人で世界を支配するか?」
「えっ?それって・・・結婚!?」
「私達の子供で全世界を埋め尽くす。」
「子供・・・!あっいやいや、冗談ばっか・・・。」
初心なソウゴは祐子の言葉に転がされてばかり。
「それより・・・お願いします。もう復讐はやめてください。祐子さんには似合いませんよ!」
この訴えに、祐子は
「そうだな、分かった。」
「本当!?」
思いの外快諾。ところが、ここで降りてきた次狼。
「その女はやめておけ。その女に気を許すな。」
「どうしてそんな事・・・?」
「俺はキバの下僕としてその女を守ってきた。だから分かる。その女は・・・腐っている。」
自らの主のことを腐っているとまで言う次狼。
歴史改変で祐子に仕えてきたという結果が残るのでしょうが、評価までは覆っていないようです。
 そのままガルルへと変身し襲いかかる次狼と、迎撃するソウゴ。
「ジオウ!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー!ジオウ!」
ガルルはスピードでジオウを圧倒し、倒すと変身を解除。
「俺はこいつを渡す者を探していた。その相手は多分、お前だ。」
「キバのウォッチ!?」
と、キバのウォッチをソウゴに譲渡しました。何でそうなったのかよく分からない流れなので、何だか雑に感じる・・・。
「近いうち、お前は深く傷つくだろう。だが、それもいい。男は傷つくことで磨かれる・・・。」
ゆりを音也に譲り、生き延びた次狼ならではの言葉です。
 そのまま引き上げていく次狼。祐子もいつの間にか姿を消しています。

 現代において、キーパーソンであろう哲也の居所を突き止めたツクヨミ。
哲也は、彼女とともに山奥のログハウスに潜むように暮らしていました。
「僕たちが、なぜこんな田舎に隠れてると思いますか?・・・怖いんです、祐子が。僕たちは明日、結婚する予定で・・・。」
「怖い?」
祐子を恐れて、わざわざ山奥に逃げているという。
「はい。祐子は、自分の嘘を本気で信じてしまう女です。」
「まさか、冤罪って言うのは・・・。」

 ゲイツは、その瞬間に合わせて事件現場へと向かいます。
「あれか・・・。」
現在の哲也の隣りにいる女性が、どうやらベンチで哲也を待っているようです。
 そして、哲也が説明するのには
「僕にできた初めての彼女でした。それを知った祐子は、彼女の後をつけ・・・。」
「よせ!」
ゲイツが叫ぶも間に合わず、ここでもマンホールの蓋を持ち出し、彼女を撲殺。
 それを、ちょうど花束を持ってきた哲也が目撃してしまうという地獄絵図。
「笑ってましたよ、祐子は。嬉しそうに・・・。」
冤罪かと思われましたが、実際には想像よりも恐ろしい惨劇が繰り広げられていたようです。

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Posted by jerid_and_me at 22:39Comments(6) 特撮ネタ | 仮面ライダージオウ

2019年05月13日

今週の仮面ライダージオウ「第35話 2008:ハツコイ、ウェイクアップ!」

 前回は響鬼回、今回はキバ回と平成1期の空気が濃くなっています。
「服の趣味が変わったわね。香水の香り・・・ティファニーね。それから・・・ワインの匂い。ロマネ・サン・ヴィヴァンでしょ?う〜ん・・・奮発したわね、哲也。可愛い彼女のために・・・でしょ?」
刑務所で面会を受ける女性が、窓越しに伝わる容貌や匂いでプロファイリング。
「・・・私は冤罪よ。無実なのよ。自分だけ幸せになるつもり?」
と有無を言わせない責めよう。ここまで言われると男性は涙目になって視線を下げるばかり。
「責めてないわ。いいのよ、仕方がないことだもの。」
「すまない、祐子・・・。」
その後女性は独房に戻り、更に荒れます。
「私はやってない・・・やってない!無実だ、無実だ!!」
房内のテーブルの上には六法全書。持ち込める物なのかわかりませんが、どうやら祐子本人としてはそれで結論付けられるようです。
 そこへ、いつの間にか入り込んでいるオーラ。拍手すると、
「素敵よ。あなたのその怒り。」
「誰?あなた。」
オーラはその問いに答えず、
「あなたを、あなた自身を開放しなさい。」
アナザーキバのウォッチを起動すると、これを祐子にねじ込みます。
「キバ!」
キバフォームと過去キングを足したような見た目のアナザーキバ。目だけは他のアナザーライダー同様、生々しくて不気味です。
 その後、どうやってか刑務所を出るとアームズモンスター3体を率いて夜の街へ。
「獲物はどこだ・・・?」

 キバ同様の場面転換で、舞台は2008年へ。
当時、祐子と先ほどの男性は付き合っていたようですが・・・?この様子を何故かスワンボートから観察しているウォズ。
「常磐ソウゴが手に入れなければならないウォッチは残り4つ。だが、今回常磐ソウゴには別の意味での試練が待っていた。キーワードは・・・初恋。」
突如始まる色恋沙汰に昼ドラやサスペンスめいた導入。すごくキバ感あります。

 まだ事件に絡んでいないクジゴジ堂の面々。
「いただきます!」
「どうかな?初めて作ったアップルパイ。」
今回は本格的なお菓子作りに挑戦した順一郎。ソウゴらの反応はと言うと、
「うん、うまい!」
「本当、おいしい!」
「ああ、いける!しかし珍しいな、激辛好きのツクヨミが。」
「うん、これなら全然オッケー!」
急に出てきた激辛好き設定。珍しくゲイツもテンションが上っています。
「本当に!?ハハハ・・・付いてるよ。」
みんな口の周りに食べかすをつけながら大喜び。
「ついにスイーツにまで手を出しましたか・・・。できれば、お代わりを。」
ウォズもテンションが上がっています。これは余程のこと。
「もちろん!どんどん食べて。この生地のさ、サクッと感がイケてるでしょ?何しろね、この生地作るのに3日かかってるから。一睡もしてないよ。」
眼鏡を外すと凄いクマが。流石に頑張りすぎです。
「この甘酸っぱ〜い感じ・・・何て言うか。そう、初恋の味。」
ソウゴのこの発言に、むせ返る一同。
「初恋だと!?お前、恋を知っているのか?」
「当たり前だろ?失礼だなあ。俺だって恋ぐらいするよ。」
王様になろうと言うのにその辺の女子にうつつを抜かしていたと言うのは意外。
「私もちょっと意外だな。ソウゴって何て言うか、子供っぽいというか・・・。」
さらっと失礼なことを言うツクヨミ。するとソウゴはおもむろに語り出します。
「あれは、俺が小学生の頃だった。」
「話すのか・・・。」
「俺、公園で泣いてたんだ。友達がいなかったから1人で遊んでたんだけど、膝を擦りむいちゃって。」
友達がいないと言うと、王様になると言い出した例の事件の後でしょうか。
「そしたら、通りかかったセーラー服の女の人が絆創膏を貼ってくれてさ。」
「大丈夫?」
「それから一緒に遊んでくれて・・・。」
「こっちこっち、早く!」
「待ってよ〜。」
友達のいないソウゴに付き合ってくれたという。
「そうして別れ際に・・・。」
「さようなら、かわいい坊や。」
「そう言いながら、俺の顎の下を撫でてくれてさ・・。」
「お前は猫か。」
「そうだなあ。今のはちょっと恋とは言えないかニャ?」
優しくされてコロッと落ちただけの話でしかなく、初恋と言うには確かに単発。
「そんな事ないって!だって、俺の心の中にはあの女の人の面影が・・・。」
「もういい!」
「そう?」
「うん。」
「・・・そう!?」
「そう!」
「焦らずとも、いずれあなたのもとには多くの女性が津波のように押し寄せてくるよ。我が魔王。」
王ともなればそうなるでしょうが、この話みんなずっと口元に食べかす付けてるんだよなあ・・・。
 そこへ来客が。
「すみません。」
「あっ、いらっしゃいませ。」
「時計の修理をお願いしたいのですが・・・こちらは喫茶店ですかな?」
やや間が悪い。それにしても珍しくもまともに修理を依頼に来た客です。
「いえいえいえ・・・!とんでもニャい。どうぞどうぞ、どうぞこちらへ。」

 アナザーキバとなって刑務所を出た祐子は、まずは美容室に向かって身なりを整えます。
「私はこの世の法律を変える。そのために、私は王となる。この世界の女王に・・・。」
自分を磨き上げた祐子の美貌は、道行く人々を虜にするほど。
「ふうん、今度のは女か。」
「王といえば男と思い込んでたのがいけなかったのよ。それに多分・・・あの女は話が早い。」
あれっアナザーブレイドの天音は・・・?まああれはスウォルツが剣崎を呼び寄せてウォッチを手に入れるための作戦でしたか。
オーラは、何か狙いがあって祐子をわざわざ選んだようです。

 クジゴジ堂に持ち込まれたのは、いかにも年季の入った懐中時計。
このモノの上等さに、順一郎は感嘆しています。
「はぁ〜・・・これはいい時計ですねえ。鳥肌もんだ!何か、謂れのある品ですか?」
「ええ・・・。私が弁護士として、初めて勝った裁判の記念に購入したものでして。」
この紳士、どうやら弁護士という事で。さすが持ち物も一流です。
「へえ〜、弁護士さんですか?じゃあ、法を守る正義の味方ってことですね。いやあ、凄いな!」
「いやいや、いやいや・・・そんな格好いいものじゃありませんよ。無実と信じていた被告を守れなかった事もある。」
「冤罪・・・ですか?それは辛いですね。」
「裁判とはそういうものだ。仕方がない。」
同情を見せるソウゴと、割り切りをよしとするゲイツ。
「あんな、綺麗な娘さんが今も刑務所にいると思うと・・・。」
当人としては割り切れないほどの負けを喫した裁判もあるようです。
「では、修理が終わり次第ご連絡しますので。」
「よろしくお願いします。」
一礼し、クジゴジ堂を後にする紳士。が、ソウゴはカウンターの上の鞄に気づきました。
「忘れ物・・・?えっ、今の人の?俺、行ってくる!」
「あっ、ありがとう。」
大急ぎで届けに追いかけるソウゴ。

 ところが、紳士は車で移動しているため、とうとう追いつかなかったようです。
目的地に到着しようと言う所で、車の行く手に立ちはだかる女性。
名護さんのようにキックで車を止めたのは、先程の祐子でした。
「何なんだ君は!?危ないじゃないか!」
慌てて車から飛び出す紳士ですが、祐子はまったく物怖じせず
「いい暮らしをしているな。スーツはオーダーメイド、生地はイタリア製か・・・。」
まずは資格で男を値踏みすると、次は嗅覚。
「昨日は寿司を食ったな?しかもこの匂い、近海本マグロのトロばかり。」
ここで、ようやく祐子のことを思い出したようです。
「君は・・・北島祐子!」
「思い出したか?お前の下手な弁護のせいで私は無実の罪を背負った。」
どうやら、因縁の弁護士。しかし、ならば逆にここに祐子がいるのはおかしいという事にはすぐに気づきました。
 しかし祐子はこれには答えず、
「お前に判決を言い渡す。有罪!」
罪を突きつけると、アナザーキバへと変身。
 ちょうどそこへ追いついてきたソウゴ。
「アナザーライダー?」
「誰だ?」
すかさず変身して向かっていくソウゴ。
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー!ジオウ・・・」
「大丈夫ですか?」
「何だお前は!私はいずれ、この世の女王となる身。跪け。」
「女王・・・?あっ、逃げてください。」
自分とは別に、王様になろうという相手に困惑しながらも男を逃します。
 すると、アナザーキバはアームズモンスターを呼び出しました。
「出番よ!」
「うおっ、カラフル〜・・・。」
感心している場合ではありません。4対1、ピンチ以外の何物でもありません。
 さらに、アナザーキバはキバの性質を受け継ぎ、同様にアームズモンスターを武器として使うことが可能。
いきなりドッガハンマーの重たい攻撃にさらされ、その間も他のモンスターが素早く攻撃を仕掛けてきます。
ガルルもガルルセイバーに変形し、飛び回って攻撃するほか、もちろんアナザーキバの武器にもなります。
バッシャーは出番なし・・・なんて事はなく、ちゃんと使われました。この連射を受け、変身解除に追い込まれてしまうソウゴ。
 祐子はトドメを刺しに来るかと思えば、変身を解き
「可愛い子。」
とソウゴの顎を撫で、立ち去ってしまいました。
 追いかけてきたゲイツが到着すると、そこには放心したソウゴが座り込んでいるばかり。

 戦いを終えた祐子の前に現れたオーラ。
「女王か。それでいいのよ。やはり、あなたは話が早い。」
祐子を評価していますが、当人はオーラを下僕呼ばわり。ある意味、ソウゴよりも王としての意識が高いです。
「馴れ馴れしいな、お前。お前は私の下僕に過ぎん。弁えろ。」
「何?お前、誰のおかげでライダーの力を・・・」
頬を張ろうとしますが、オーラは時間停止でこれを回避。
「貴様、この女王の手をかわすとは・・・!」
距離をとられた祐子が次にとったのは、足元のマンホールを跳ね上げて投げつけるという荒業。
流石にこれは読みきれなかったのか、オーラは直撃こそなかったものの避けきれず、頬には痛々しい切り傷が。
「私の力は、女王たる運命が引き寄せたもの。お前はただの使いっ走りだ。」
なんとも強烈な物言いです。冤罪で捕まったといいますが、これはいずれにせよ檻の外に出したらマズい人なのでは・・・?
「相当だな、あの女。」
「ああ、面白い女だ。」
アイスを食べながらこのキャットファイトを見物していたスウォルツとウール。なんか仲よさげで和みます。
が、傷をつけられたオーラからはすごい殺気が・・・。

 祐子の脱走はその夜にはすでにニュースになっています。
「永夜刑務所に収監中の囚人が脱走しました。脱走したのは北島祐子受刑者で、警察は・・・」
「彼女だ!」
「なお、北島受刑者は未だ見つかっておらず、警察は顔写真を公開し・・・」
ツクヨミが早くも収監に至った経緯を調べています。
「やっぱり。見て、この裁判記録。2015年の裁判で、被告は北島祐子。当時24歳。罪状は殺人・・・。北島祐子は、自分を冤罪に追い込んだ関係者を襲ってるのかも知れないわ。」
若い女性が冤罪で13年もの懲役を受けたとなれば、その憎しみはいかほどのものか。
「・・・気持ちは分からないでもないよ。冤罪なんだから。彼女はきっとやってない。だって、俺の初恋の人だから。」
「ほう・・・。」
顎の下を撫でる手つきから、当時の人と重ねているようですが・・・果たして?
「可愛い坊や。」
「可愛い子。」
という、去り際の言葉まで同じなのは偶然でしょうか。
 が、周りにしてみればたわごとにしか聞こえません。
「また、お前が猫だった頃の話か!どうでもいい。」
「よくない!」
「大体、お前のそんな子供の頃のあやふやな記憶は当てになるのかニャ?」
伝染している・・・。今回で一番笑ったかもしれないシーンです。
「そりゃ・・・そうだけど。」

 どこか見覚えのある喫茶店でコーヒーを楽しむのはザンキさん・・・じゃない、次狼。
「以前、この店では世界一うまいコーヒーが飲めた。だが、経営者が代わった悲劇・・・今では世界一まずいコーヒーになった。」
マル・ダムールのマスターは今や月曜の夜に引っ張りだこですからね・・・仕方ない。
そう言いながらも店に現れるのは、
「その割にはよく来てくださいますよね?」
「君が目当てさ。」
堂々と店員さんを口説く次狼。鼻で笑われながらも、
「もうすぐ世界が終わる。それまでは、なるべく美しいものを見ていたい。」
と、店員さんの手を取ります。
「終わる・・・世界が?」
「ああ、見たんだ。昔、時の扉を開けた時、未来のビジョンを・・・・。」
そう言えばありましたね、キャッスルドラン内の時の扉。
その中で、隕石が落下し世界が滅びるようなものを見たようです。今度はカブト世界でしょうか。
「いや、気にしないでくれ。はぐれ狼のたわごとだ。」
鏡に映るガルルの姿。ただコーヒー飲んでるだけなのに、相変わらず渋い。

 港で釣り糸を垂れるくたびれた中年男性。そこに現れた祐子。
「検事の杉村昭二だな?荒んだ暮らしをしているな。昨日は泥酔してスーツのまま寝たか?生地が皺だらけだ。最近、猫を飼いだしたのは家族に捨てられて寂しいせいか?裾に猫の毛がついている。」
 猫の毛めちゃくちゃ付いてる・・・。
さらに、
「だが、その猫もお前に懐いていない。手のひっかき傷がその証拠。」
と、嗅覚に頼るまでもなく視覚だけでフルボッコです。
「な、何だ君は!?失礼な!」
抗議に耳を貸すことなく、
「お前に判決を言い渡す。有罪!」
まさにアナザーキバに変身して始末しようという所で、到着したソウゴら。
「待て!」
「またお前か!言ったはずだ。私は女王、邪魔は許さん。」
これに対し、ソウゴは
「ひとつだけ聞かせてほしい。何故あなたは女王になりたいのか?」
この期に及んで理由を聞きます。が、
「この世の法を正すため、冤罪に泣く人々をなくすため・・・。そのために私が女王となり、正しき法を制定する!」
世界の法を塗り替えるという。かなり大きな野望です。
「じゃあ、人々を救うために・・・。」
と一瞬納得してしまいそうになるソウゴに、
「何を感心している。だからと言って、人を襲っていいはずがない。この女のしている事は、ただの復讐だ!」
とゲイツ。確かに、法と言いながら自分の報復を果たそうとするのはいかがなものか。
 睨み合っているところで、突如横から祐子に攻撃が。
「お前は失敗作よ!私の・・・この顔に傷を付けるとは!」
攻撃の主はオーラ。先程の傷を根に持って、祐子を始末しに来たようです。
 すると、またしてもマンホールを跳ね上げ、今度は盾として使う祐子。何故こんなにもマンホールマスターなのか。
こうなると周りみんなにキレます。
「お前たちはみんな有罪だ!」
「キバ!」
「キバか!」
さらに、アームズモンスター3体もどこからか登場。
 まずは単身変身するゲイツ。
「ゲイツ!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「仮面ライダー・ゲイツ!」
ソウゴも続こうとしますが、
「ジオウ!」
ウォッチを起動した直後、不思議な気配に見舞われます。

 直後、2008年の祐子と哲也が脳内再生されました。
「何やってんのよ哲也!もう、しっかり漕いで!」
スワンボートに興じる2人。
 が、次に見えたのは2015年。
立ち尽くす哲也の前には、地面に転がり動かなくなった女性の姿が。

 ここでようやく我に返ったソウゴ
この間、ずっと4対1で劣勢を強いられているゲイツ。
「Oh No!」
ジカンザックスを装備し、一旦は押し返すもそれを逆に武器として使われてしまう展開。
「つまらんな・・・。」
多勢に無勢。
「ジオウ!何してる!?」

 すると、今度はスウォルツが何かの気配を感じました。
「どうした?」
空を見上げると、上空に虹色の歪んだ光が現れています。
「何か・・・来る。」
別行動をしていたツクヨミもこれを確認。戦闘中のガルルもこれに気づき空を見上げます。
 その間に、アナザーキバに追い詰められ、ついに変身が解けるゲイツ。
「ジオウ!」
「変身・・・」
ようやく我に返り、変身しようとしますがまたキャンセル。
ソウゴも異変に気づき、空を見上げると光の中から隕石が飛び出しました。
「何だ!?」
「あれは・・・。」
隕石はいつもの採石場に落着。タイムジャッカーも含め、一同がそこに集まります。井上ワープも完全再現。
「これは・・・隕石?」
「違う。あれは・・・。」
「生きてる。」
脈動するように光を放つ隕石。その外殻が剥がれ落ちると、中から謎のライダーが姿を表しました。
「仮面ライダーギンガ。」
親切にも自分から地球の言葉で名乗ります。
「何・・・?仮面ライダーギンガ?」
リアクションを見るに、やはりウォズも知らないライダーのようです。
 直後、まだ変身もしていないのに謎ビームで攻撃してきました。吹っ飛ぶ一同。
すると、わざわざ高台に登るアナザーキバ。
「静まれ。私はこの世を統べる唯一の法律。」
まるで地球代表のような言いようですが、
「私は宇宙の者。この世界の法は通用しない。全宇宙を支配する普遍の法はただひとつ・・・。」
具体的に何とは言わないままアナザーキバを攻撃。圧倒的な火力です。
「強すぎる・・・!」
「みんな、行くよ!」
「ジオウ!ゲイツ!ウォズ!」
今回も直トリニティ。こうなるとゲイツとウォズが面白い動きを強いられます。
「だからお前、いつも勝手に・・・!」
「ヤメテ・・・ヤメテ・・・!」
「変身!」
「トリニティタイム!」
「3つの力!仮面ライダージオウ!ゲイツ!ウォズ!トリニティ!」
「トリニティ!」
「全てのものは滅びゆく。」
ギンガへと向かうジオウですが、まず攻撃が全く通りません。と言うよりか、斥力を操っているようで攻撃が通らないうえに、一気に跳ね飛ばすことも可能。
「強〜っ!」
「強いな・・・アレを使うか。」
「アレって何?」
「だからアレはアレだ!」
「いや、だからアレって何?」
「アレではわからない。」
なんてやっているうちに再度接近され、追撃されます。
「ダメだこりゃ・・・。」
ツクヨミのダメだこりゃ再び。
「ゲイツ、ノープランだって!」
「そんな事!」
再び連打を仕掛けるジオウ。どさくさに紛れてジカンジャックローを繰り出しますが、武器があっても攻撃は通らず。
「効かねえな・・・。」
「俺に任せて!」
「さすが、我が魔王。」
ならばとサイキョーギレードを持ち出すも、結局は変わらず。
「ちょっと待ってください!待って!待って!」
片手で受け止めながら片手で反撃というズルさ。
「全然効いてないじゃないか!」
「ゲイツだって!」
言い争っている間に、最後はウォズ。
「では、私が。」
「ジカンデスピア!」
「カマシスギ!」
リーチが長かろうが届かないものは届きません。
「やるじゃないか。」
それどころか空振りし、地面に刺さったところを押さえられて、また反撃を受けます。
「ちょっと、ウォズ!?」
「なんで抜かない!」
「すまない・・・。」
このコント丸出しの銭湯に興が冷めたのか、変身を解いて立ち去る祐子。
 結局、まったく歯が立たないままやられるジオウ。
「それが、唯一の絶対の法。」
大爆発に飲まれ・・・と言う所でEND。この平成1期感よ。

 全体的な感想としましては、このところ当該作品の空気を再現するのが流行っているのでしょうか。
もとより今回は久々の井上さん脚本ということで、何だかすごく納得できる空気感でした。
 キャラクターが微妙にズレている、何故かやたら食べる、戦闘中なのにギャグ、突然降って湧いてくるパワーアップアイテム(まだライダーの姿ですけど)など、本当に懐かしい要素が盛りだくさんでした。ああ、井上さんゲスト脚本の回だなあ・・・と。
 他にも、2話1エピソードの前半は特に意味なく基本フォームで戦い続けて敗北したり、ラストはもう絶対大丈夫だって分かるんですけども爆発に巻き込まれて次回に続く等、ちょっと前の平成ライダーのテンプレをなぞるような流れでした。
 冷静に考えると、やっている事が独善的でどう考えても間違っているのですが、当人があまりに毅然として自身に満ち溢れているので何だか正しいことを言っているように見える女性キャラと言うのも何だかそれっぽい。
 言い方は悪いですが、結局これがしつこく続いたから平成2期が受けたんだろうなあ・・・と今ではしみじみ思います。

 もちろんキバ要素もあったんですけどね。
レジェンドとしてザンキさんもといガルル役の松田さん出演。相変わらず渋い・・・。
とはいえ今のところはアームズモンスターとして出てきて、あとは喫茶店で女の子を口説くばかりと謎の出番です。
 正直な所、キバは世代をまたぐというタイムトラベル向けのネタがあり、音也の武田さんなんてちょうどVシネグリス撮ってたんでしょうから少しぐらい呼べないものかと思ったのですが・・・なんか雰囲気ばかり先行して、キバ要素というのは薄くなっているような印象があり勿体無いという思いがあります。ギンガが来ているのもあって。
 前回の響鬼編に続いて、平成1期の悪いところがわざわざ再現されているように感じられており何だかちょっと嫌な流れです。

 そもそも、ジオウ自体があと1クールという所まで来ているのに、やることがまだまだ全然残っているのが心配になってきました。
・カブトの継承
・電王の継承
・ドライブの継承
・オーマジオウ関係
・ウォズの裏切りの真相
・スウォルツについて
・最終フォーム
等、パッと並べただけでもこんなに。どれも1話か1エピソードは確実に食うだけに、実際の所もうだいぶカツカツなのでは・・・?
 特に核心となる、未来に関する決定的なところは殆ど明かされていないのはゴーストの時に感じたような不安がまた湧いてきています。
ジオウとディケイドとの違いは、ジオウにはそれ自体の物語があることだと思っていたのですが・・・。

 ギンガはいざ来てみるとエボルト級にヤバいやつでしたね。
力でもって宇宙を支配するとか、サイヤ人めいたものを感じます。ウルトラマンか鎧武神はやくきてくれー。
 こんな奴からどうやってウォッチを生成するのか。未来でもないはずなのに、何故ウォズ?
そもそも何でこんなライダーが発生したんだ過ぎる・・・またソウゴが変な夢でも見たんでしょうか。

 次回、タイムジャッカーやアナザーキバとも共闘?
オーラなんか思い切り激おこした後なのに実現するのかどうか。  
Posted by jerid_and_me at 22:33Comments(4) 特撮ネタ | 仮面ライダージオウ

2019年05月06日

今週の仮面ライダージオウ「第34話 ヘイセイのオニ、レイワのオニ」

 アナザー響鬼となったツトムとゲイツリバイブの間に割って入り、ゲイツリバイブを攻撃し始めた京介変身体ですが、自身がアナザー響鬼の攻撃を受けて変身解除に追い込まれてしまいました。
自我を失っているのか、なおも追撃をかけようとしますが
「ツトム!」
京介の呼びかけに反応し、我に返ったらしく動きが止まりました。
そこへ反撃を仕掛けるゲイツリバイブ。
「響鬼ウォッチを手に入れようと思ったのに、響鬼じゃないならとんだ無駄骨だ。行くぞ。」
アナザー響鬼を伴って引き上げていくウール。
「待て!」
「ツトム!」
みすみす逃げられてしまいました。
 混乱した状況ですが、まずは京介に駆け寄るソウゴ。
「大丈夫?」
京介はその手を払い除け、
「俺の心配なんてどうでもいい。」
すると今度はトドロキが、
「京介!鬼の掟を忘れたのか?自分の弟子の不始末は師匠がつける。それが鬼の掟だ。」
「お前に言われなくたって分かってる。」
「このままだと、吉野から鬼祓いが来るぞ。その甘さが、お前が響鬼を襲名できない理由なんじゃないのか?」
吉野・・・猛士本部、イブキさんは今頃そこの偉い人になっているのでしょうか。
「うるさいな!放っといてくれ。」
「お前ができないなら、俺がやるだけだ。それじゃあ。」
冷たく言い放つトドロキですが、関東支部のベテランとして、本部が動くようなことは避けなければならないという事情があるのでしょう。
 この状況に、思わず
「どうなってんだ?」
と聞いてしまうゲイツ。ソウゴもよく分かっていません。

 その頃、すっかり燃え尽きてしまったウォズ。
力なく倒れ込んでいましたが、あらすじ紹介のために力を振り絞って立ち上がると
「この本によれば・・・祝え!誕生日。誕生日を迎えた常磐ソウゴ。彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた。彼は魔王としての力を手に入れるために、残り5つのライドウォッチを集めることとなる。そんな時、響鬼を名乗る桐矢京介が現れたが、彼は本当の響鬼ではなかった。」
本当の響鬼とはなにか、という34話。

 ともかくも、京介をクジゴジ堂に連れてきました。相変わらず尊大な態度・・・。
「どうぞ・・・。ソウゴくん、あの人が鬼なの?」
恐る恐るお茶を出して、確認する順一郎。
「うん。ただの鬼だって。」
「へえ〜、意外に普通の姿してんだね。」
「そういう鬼じゃなくて・・・。」
「えっ、そっち系の鬼じゃないの?じゃあ何?鬼ごっこのチャンピオンってこと?」
そっち系の鬼とは一体・・・。そしてまた都合のいい早合点をしてくれました。
「うわっ、すげえ人来た!ちょっと、これ・・・腕によりをかけて料理作るね!」
もはや来客があると食事を振る舞うのが定例行事となっています。
 順一郎が台所に引っ込んだ事でもたらされた沈黙をゲイツが破ります。
「いつまで黙ってるつもりだ?俺たちにあんな修行までさせておいて、響鬼じゃないってどういう事だ?」
しかし京介は
「答える義理はないな。プライベートの詮索はよしてもらおうか。」
他人の時間を無駄に使わせておいて・・・。
 するとソウゴが、
「鼓屋ツトム。彼は俺の同級生なんだ。」
と関係性をアピール。
「ツトムが?」
「うん。彼の言ってた、師匠のヒビキってあんたのことだよね?」
「・・・ノーコメントだ。」
「埒が明かないな。」
すると、まだトドロキのほうが手がかりになりそうだと踏んだツクヨミ。
「そうだ、トドロキさんなら何か知ってるかも。」
「ゲイツ、この人のこと任せてもいい?」
「はあ?・・・分かった。」
一瞬嫌な顔をしましたが、すぐにこれを受けるゲイツ。ソウゴには何か考えがあると理解したのでしょう。
「行こう。」
出ていこうとすると、ウォズと鉢合わせ。
「うわっ!・・・えっ?」
「どうしたの?」
やたら消耗した様子に困惑するソウゴとツクヨミ。
「いや・・・。」
「もういいよ、行こう。」
理由を知っているツクヨミはさっさと出ていこうとしますが、
「ウォズも行こっか?」
「私は、今それどころでは・・・。」
「いいからいいから。ほら、行くよ!」
「ちょっと・・・!」
その悩みを知ってか知らずか、強引にウォズを連れて行くソウゴ。

 3人でトドロキに会いに向かいますが、その道中でもずっと悩んでいるウォズ。
「(私は、祝うとは何か分からなくなってしまった・・・。)」
「どうしたの?ウォズ。今日、普通じゃないじゃん。」
ソウゴもなんとなく異常は感じています。
「なんか相談に乗れることあったら聞くよ?」
しかし、その中身は他ならぬソウゴの誕生日のサプライズ。
「相談できるわけないわよね?」
「どういう事?」
「放っておいてくれないか?我が魔王。これは己との戦いなんだ。私はこの戦いに打ち勝たなければならない。それも、今日中に!」
謎の気迫にドン引き。
「うん、分かった・・・。」
なんてやっているうちに、トドロキのキャンプ地に到着。
「響鬼ってのは、襲名制なんすよ。京介はヒビキさんの弟子で、響鬼の襲名を目的に修行を積んでいたんすよ。」
「じゃあ、彼の言ってた自分は響鬼だってのも、あながちウソじゃないんだ?」
「それはダメっすよ。襲名もしてないのに響鬼を名乗るなんて。あまつさえ、弟子を取るなんて・・・。あり得ないっすよ。」
ここまで言われるとは、正式に鬼としての印可を受けていたのかすら怪しいです。
「トドロキさんには弟子はいないんですか?」
「俺には、そこまでの覚悟がないから・・・。」
トドロキの方も、自分を命がけで一人前にしてくれた偉大な師匠がいるからこそ、ベテランになりながら弟子を取ることが出来ていませんでした。
「そういうもんなんだ。」
「鬼ってのは、生き方なんすよ。己を鍛え、己に打ち勝つ・・・。それが鬼ってもんなんすよ。」
自身はまだその道半ば、だから弟子は取れないと。
 これを聞いたソウゴは、
「己に打ち勝つ・・・。そうだ、ウォズ!1日だけ、トドロキさんの弟子入りさせてもらったら?」
と藪から棒にも程がある提案。
「我が魔王、何を言い出すんだ?」
「いいから、いいから!」
「いやいや・・・俺は弟子を取るつもりはないっすよ?」
「そこをなんとか、お願いします!1日だけ!ねっ!?」
とゴリ押し。
「いやいや、だから・・・。」
「いい子にしますから。お願いします!」
保護者か。

 京介と昼食を共にする順一郎とゲイツ。この日のメインは白身魚。
「せっかく腕によりをかけて作ったのに、どこ行っちゃったんだろうね?」
ゲイツのご飯がてんこ盛りなのが気になって仕方ない。一方、すぐにフォークを置いてしまう京介。
「あれ、お口に合いませんでしたか?」
「ちょっと塩が足りないかな。持ってきてもらえないか?」
と聞いたような口ぶり。
「はい。あっ、この間とっておきの塩、頂いたんでそれ持ってきますね。どこだっけな・・・?」
ゲイツはこの態度がやはり気に入らないようで
「偉そうに・・・。」
と口をついて出ます。
 ここで京介は、テーブルの上の卒業アルバムに目が止まりました。
「これは何だ?」
「お前の弟子の夢が書いてある。3組だ。」
『ボクの夢は鬼になることです。ボクの師匠は、ヒビキさんっていうすごい鬼です。ヒビキさんはボクの憧れです。いつか必ず、ボクは立派な鬼になります!』
という記事は、京介にも刺さるところがあったようです。
「どこへ行く?」
「お前の知ったことじゃない。」
食卓を後にする京介と、ソウゴから任された手前、放ってもおけずついていくゲイツ。
「あった!これです、とっておき。ハハハ・・・。」
当然、順一郎が戻ってくると食卓は無人。
「そして誰もいなくなった・・・。」
食事をほっぽり出して出ていくのはどうかなぁ・・・。

 本当にウォズを置いて引き上げていくソウゴ。
「いいの?ウォズを置いてきちゃって。」
「ウォズの悩みも晴れるといいな。」
ウォズを思っての事なのですが、中身を知っているツクヨミはため息。
「そんな大した悩みじゃないけどね・・・。」
すると、ゲイツから着信が。
「ゲイツ?」

 既にアナザー響鬼との戦闘に入っているゲイツと京介変身体・・・なのですが、
「やめろ、手を出すな!」
京介変身体はひたすらゲイツの邪魔をし、アナザー響鬼の攻撃を受けるというよく分からない状況。
「やめろツトム!鬼としての誇りを思い出すんだ!」
「俺に任せろ!」
と言いながら京介変身体を引き剥がし、攻撃を続けるゲイツとまたそれを引き剥がそうとする京介変身体・・・そこへ到着したソウゴら。
「ジオウ供」
「ジオウ!」
「変身!」
「ライダータイム!」
「ジオウ供」
ジオウ兇牢屬貌ろうとする京介変身体にも容赦なく攻撃を加えながら、アナザー響鬼を追い詰めます。
「やめろ!俺の弟子に手を出すな!」
「ツトムは俺の友達だ、必ず助ける!そのために戦うんだ!」
覚悟をもってアナザー響鬼に向かうソウゴ。こちらの方が覚悟ができている・・・。
「ジオウサイキョー!」
「覇王斬り!」
いったん動きが止まった京介変身体ですが、またしても間に割って入り、ジオウ兇良殺技を受けました。
京介は変身が解け、アナザー響鬼は逃走。かなり悪い結果になったような。
「大丈夫ですか!?」
「大丈夫なわけねえだろ。」
相変わらず尊大な態度。
「ごめん・・・。」
「謝る必要はない。悪いのはこいつだ。」
ソウゴは、
「ツトムを助けたいんだよね?俺たちも手伝うよ。」
と自分から提案してやります。が、
「放っておいてくれ。」
また1人で抱え込もうとします。

 結局、トドロキに弟子入りしたウォズは、下働きとしてまずは洗濯から。
「なぜ、私が洗濯を・・・。」
しかも、洗っているものを川の流れの中でよく見てみると
「ふんどし!」
驚き飛び退いて、川に転落してしまいました。
 それを干していると、
「ああ、かまど作るから石、集めてきてください。」
また単純作業を言いつけられました。
 重たい石をやっと集めてくると、釣った魚で食事の支度にとりかかるトドロキ。
慣れない力仕事に息が上がるウォズ。
「こんな事をしてる場合ではないのに・・・。」
この言葉にトドロキは、
「じゃあ、何がしたいんすか?」
「私は祝福がしたい。でも、どうやったらいいか分からなくなってしまった・・・。」
これに対し、
「簡単なことじゃないっすか。」
「簡単?我が魔王の生誕に相応しい祝福が簡単であるはずがない。」
難しく考えているウォズ。トドロキはこれを聞いて、ザンキさんのことを思い出しています。
「俺の師匠は、死んでまで俺の側にいてくれようとしたんすよ。・・・今でも思うんすよ。師匠がいてくれたら、何て言うかって。力になってほしいって・・。」
 ベテランとなった今でも、ザンキさんに頼りたくなることがあるという。
「それと何の関係が・・・。」
「側にいるって、それだけで凄いことじゃないっすか。」
失ったからこそ言える言葉。
「側にいる・・・。」
「君の存在が祝福そのものっすよ。」
この言葉に、薪から上がる炎のごとく熱意が湧き上がってきたウォズ。
「そうか・・・!ありがとう!鬼よ、大切なことを学ばせてもらった。」
ソウゴのもとに戻ります。
「あれっ、食わないんすか?飯!」

 再び京介に接触するソウゴ。いきなり、
「ねえ、どうして響鬼を襲名できなかったの?」
と切り出します。
「聞きにくい事をずけずけと・・・。」
「ごめん。」
「俺は、師匠のヒビキさんのようにはなれなかった。それだけだ。」
こちらも師匠の大きさを引きずっています。
「どんな人なの?」
「ヒビキさんは、何があっても諦めない人だった。男らしくて、強くて・・・。俺の憧れだった。」
嬉しそうに話す京介に、ソウゴは
「ツトムも同じこと言ってたよ。」
ソウゴの小学校時代、
「お前、鬼になりたいってバッカじゃねえの?」
ツトムの夢を嘲るいじめっ子グループ。しかし、ソウゴはその間に割って入ると
「おい!人の夢を笑うな!!」
小学生とは思えない啖呵を切ります。
「何だよ、転校生のクセしやがって!」
どうやら、スウォルツが起こした例の事故の後であり、順一郎に引き取られるにあたり転校していたようです。
「行こうぜ。」
ソウゴの気迫に、争いを避けたのかその場を去るいじめっ子グループ。
 ツトムの方に向き直ると、
「僕は、王様になりたい男、常磐ソウゴ。よろしく!」
「僕は鼓屋ツトム。いつか、師匠のヒビキさんみたいにカッコいい鬼になってみんなを守りたい。」
「師匠についてるんだ?凄いね!」
「うん!ヒビキさんは僕の憧れなんだ。」
嬉しそうに語っていたツトム。
 この話を聞いた京介は、一瞬、その評定を綻ばせますが
「俺は、そんな大した男じゃない。襲名もしてないのに、あいつに自分が響鬼だってウソをついてた。」
「そんなの関係ないよ。ツトムにとっては、あんたが響鬼だったんだ。一緒にツトムを助けよう。」
改めて協力を提案するソウゴ。
 すると、ちょうどツクヨミがアナザー響鬼の足取りを掴みました。
「ソウゴ!アナザー響鬼の目撃情報が入った!」
「行こう!」

 向かってみると、いつもの工場で暴れているアナザー響鬼。
「化物だ!」
「助けてくれ!」
逃げ惑う作業員に逆行し、中に入ると確かにいるようです。
変身の体勢に入るソウゴとゲイツですが、
「ちょっと待ってくれ!」
まずは姿の見えないアナザー響鬼に呼びかける京介。
「ツトム!聞いてくれ。お前に会った頃、俺は悩んでたんだ。修行を積んでも積んでも、ヒビキさんに追いつけない・・・。そんな俺に、お前は弟子入りさせてくれって言ってきたんだ。俺は、渋々お前を弟子にしたんだ。」
出会った経緯については省略されていますが、そこで響鬼を名乗ったことでツトムはすっかり信じてしまったようです。
「ふざけるな!」
流石に怒って出てきたアナザー響鬼。
「だけど・・・お前の存在が俺を支えてくれた。お前が俺を、一人前の鬼にしてくれたんだ。」
師あっての弟子なのでしょうが、同時に弟子あっての師でもある。これは外で聞いていたトドロキにも刺さる言葉です。
「だから絶対に、お前を救ってみせる!」
師匠としての覚悟が固まったこの時、京介のポケットの中から紫の光が。
取り出してみるとそれは響鬼のライドウォッチ。
「響鬼のウォッチ・・・!」
「これが?ヒビキさん・・・俺を響鬼として認めてくれるって事ですか?」
それに答えるかのように、窓から眩い光が差し込みました。
「ありがとうございます!」
見よう見まねで起動してみると、京介の額に鬼の紋が浮かび上がり、紫の炎に包まれた後にこれを払いのけると、ついに我々の知っている響鬼の姿となりました。

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Posted by jerid_and_me at 22:40Comments(3) 特撮ネタ | 仮面ライダージオウ