仮面ライダー電王 - livedoor Blog 共通テーマ
機能の話になりますが、レイトショーで見てきましたよ、劇場番電王(＆キバ)
ネタバレっぷりが最初からクライマックスなので、未見の人は気を付けたほうが良いです。
って言うかひとしきり追記に格納してしまいましょうか。
とりあえず劇場の雰囲気はと言うと、田舎ってこともあって人はまばら。
さらにレイトショーって事で、家族連れってのは殆ど居なくて、私と同じぐらいのトシの男ヲタっぽいのとか普通っぽいのとか、微妙に腐女子っぽいのとか。
割りにカオスでした。
しかしまあ、電王って本当に女性ファンが多いですよね。
そう言う意味ではやはり異端にして成功作だと思います。
2008年04月19日
劇場版仮面ライダー電王＆キバ クライマックス刑事
OPが普通に入ったのは意外でした。
Climax Jumpのデンライナーフォーム。
節々にキバのカットが入るって感じの、劇場版仕様。
OPが入る点といい、独立した劇場版と言うよりはTVの正当な番外編と言うか続編と言うか、といった風で。
それでいてお祭り騒ぎで、そう言う意味ではいかにも電王らしいといった印象を受けます。
まず、キバの活躍ぶりと言うのは先ほどのように、()で括りたくなるようなものでした。
戦闘にもあまり参加しませんでしたし・・・。
戦闘も大詰めって所で現れて、電王クライマックスフォームとのダブルキックや、現代の時間に取り残されたはずが電車戦にはキャッスルドランで突如として参加したりと。
いいとこ取りと言うか、いいとこでしか出てこないってな具合で。
人間体の渡は、良太郎らが「悪の組織」について調査するところで、土に埋めたモノを発掘しているところを不審者であると思われて職質されるという変人ポジションでしたし。
しかも、わざわざ土に埋めて発酵させたという、またもたいそう臭いやつ。
しかしながら、その原料となるゴミを漁っていたビルに、ネガタロスを初めとする悪の組織が潜んでいたと言うのですから、何気に重要な役回りだったりもします。
その一方、キバとして現れたときは、バイクに乗って登場したかと思ったらすぐ変身ですし。実はお互いに仮面ライダーである事を知らないままだったのかも分かりません。
やっぱり、技だけでなくキャラクターとしてももうちょっと２大ライダー共演して欲しかった、と言うのは多少なり有ります。
あと渡と言えば、モモタロスに憑依されるのが何気に衝撃的ですよね・・・事前の告知で明らかになっていたことではありますが。
やっぱり、髪型と声が変わると本当に別人と言うか。
憑依といえば、ウラタロスが侑斗に憑依したのもビックリですね。
侑斗役の中村君のウラタロス演技に不慣れな感じが逆に良い。
もう本当、憑依とかそう言うのに関しては何でもありって感じです。
各タロスも普通に実体化してますし・・・まあ、それはTV本編の最終回から続いている事ではありますが。
各タロスに関しては、やはりモモタロスが基本的に戦闘担当で。基本はやはりソードフォームでしたし。
最初に、犯人を追うシーンで出てきたのもモモタロス良太郎ですし。
髪が隠れているので、もしかして素の良太郎か？とも思ったのですが、目つきとか行動は明らかにモモでした。
ウラはやはり、女性の相手担当・・・と言うか、女性が目の前に居るとスッと入り込んでくるって風ですよね。
静香まで口説き始めた時は流石に、えー・・・って感じでしたが。
だって静香はアレ１４歳の女子中学生ですからね。
まあ何時ぞやは病院で婦長とかにもアタックかけてましたし。
ストライクゾーン広いですよね。
キンタロスはまあ・・・割とパワー担当って感じで。
イマジンの中では、一番存在感が薄かったのかも分かりません。
しかしまあ「大金星」のインパクトは強烈・・・。
生身の戦闘においてはかなり目立っていたほうではあるかも。
リュウタロスは結構優遇されてました。
モモ以外で、唯一武器や必殺技を使用していたり、久々登場のダンサーズを従え、顔の怖い人たちを犯人と断定して逮捕して回ったりと、下手をすればモモ以上に盛り上がって目立ってました。
リュウタロスといえば、４タロスやデンライナーの存在が愛理らにも普通に知られてて、差し入れを持ってくるというのには驚き。
一時は良太郎に憑依して愛理に近づくも拒絶されてしまった事もありましたが。
今回はリュウタロスの存在も認知しており、リュウタロスは予想外の対面に緊張して隠れてしまったりもしましたが、優しくお弁当を差し出されたりと。
本編ではとうとう見られなかったシーンが実現した、って所ですね。
その後のリュウタの喜びようがまた良いんです。
タロスといえば、映画冒頭で、デフォルメされた４タロスとキバットの「モモタロスのキバって行くぜ！」は毎度ながら相当なカオス。
本当、あのデフォルメイマジンの軽いキモさといい、ヅラの定着したウラタロスとか。キバットもいい具合に馴染んでました。
キバットは本編中でのイマジンとの絡みはまるで有りませんでしたが、冒頭のそれに関してはごくナチュラルでしたね。
本当、キバは本編中にもうちょっと絡んできても良かったんじゃないかって思うんですけども・・・見る前までは、
「あんまりキバが出しゃばっても嫌だなぁ」
なんて思っていたのですが、個人的にはストーリー的にももう少し絡んで欲しかったところです。
音也なんて、最後に警察に訪ねられて空気の読めない回答をするだけの役回りですからね・・・時間移動って事で、TVとの兼ね合いも心配されるところで渡との対面とかも有るかと思ったのですが。
そのへんは全くもって杞憂でした。
その代わり、夏の映画予告ではTV流用のシーンこそ多かったものの、渡と音也が同じシーンにいて、しかも渡死すって感じの・・・。
これはちょっと気になる内容ですよ。
ゼロノス組は今回もいい味を出していました。
潜入捜査と言う事で、悪ぶるデネブとか。
ワインを飲んで悪役にぶちまけて、それを拭くときに素に戻ったりと。
今回もいいオカンぶりでした。
侑斗も一緒にワインなんぞ飲んでいましたが・・・TV放映中は１９歳ですよね。
その後ってことは、もう２０歳なのかも分かりませんが。
00のアレルヤばりの紙一重ぶりです。
戦闘に関しては残念ながらあまり良いところはありませんけども・・・。
生身アクションでは押されることが多かったし、ゼロノスになってもアルタイルフォームでは割と不利で、ベガフォームで初めて攻勢に出るって感じで。
けどまあデネブといつのも調子ながらもノリノリだったのは見ていて面白かったです。
さて、今回の映画で核となったのは、警視庁からデンライナー署へ出向した鈴木刑事。まだ２０ちょい過ぎぐらいの新米刑事って風です。
何かデンライナー署に新米刑事が派遣されるってのは聞いていたんですけども、こんな主人公っぽいポジションで出てこようとは。
最初は人間の姿をしていないイマジンに囲まれ威嚇され、涙目になっていましたが、最終的にはネガタロス率いる「悪の組織」に加担した指名手配版をドロドロのボロボロになりながら捕まえる、と言う快挙。
最終的にはオーナーの計らいで、デンライナーで２２年前に遡って、自分と同じく刑事をやっていて生まれる前に殉職したという父親に会いに行く事に。
・・・しかし、その父親ってもしかして、剣でﾑｯｺﾛ様ことカリス相川始を演じられた森本さんじゃないでしょうか。
スタッフロールはバックの映像のほうが気になって、正直なところキャストに注目できなかったもので・・・。
しかしネガタロスの声が緑川光さんってのは驚きです。ガンダムWのヒイロとかの人。
肝心の良太郎は、割と鈴木刑事のサポートに回っていたような印象を受けます。
どちらかと言うとイマジンのほうが目立ってて、それを抑える役のようですが、決め台詞や決めポーズでは侑斗とともに良太郎もノリノリという。
これは見ていて面白かったですね。なんか楽しそうで。
EDのスタッフロールでは、製作風景やクランクアップ時の様子が流れていたのですが、佐藤健君やコハナの人の可愛がられようとか、キャストみんなの感動の様子とか。ファンだけでなく、中の人も含めて誰もが待ち望んでいた続編なんだなぁ、という事を思い知りました。
佐藤君の胴上げにはグッと来るものがありました。
戦闘シーンは、意外なことに人間キャラは生身ないしイマジン憑依、イマジンはイマジン態のアクションが多かったですね。
それもかなり気合が入ってて・・・デンライナー署と悪の組織、両軍入り乱れての乱闘といった具合で。
侑斗と女幹部との戦いとか、コハナと女幹部含む数人との戦いは凄まじいものでしたね。刀相手に鉄パイプで勝っちゃうんですから。
コハナに関してはワイヤーアクションまでありましたし。
侑斗も相当体張ってますよ。
戦う相手は、大体が顔にステンドグラス様の模様が浮き上がってるファンガイア人間体だったり、イマジンの憑依した人間って事になっているようで、生身の人間のくせにイマジン怪人態より強いんですから驚きです。
で、コハナはさらにそれよりも強いと・・・。
変身後の戦闘では、やはり目立つのは電王各フォームとネガ電王の対決。
入れ替わり立ち代りの電王に対し、ネガ電王はただでさえ「かなり強い」ところにデンガッシャーのパーツを好きに組み替え、いずれに対しても熟練しているという強さ。
特に、ガンフォームとの戦いでは、両者フルチャージで同時に撃つのかと思ったら、電王が撃つと同時にネガ電王がのけぞって、スローモーションで回避、その隙に撃つというシーンがかなり印象的でした。
アレはかなり凄いと思いましたね。
あと個人的に印象的だったのは、クライマックスフォームとキバのダブルキックを食らって吹っ飛ぶネガ電王。
なんか物凄い飛び方してたように思えます。
巨大戦では、ギガンデスを格納したネガデンライナーがかなり格好よかったのと、デンライナーとゼロライナーの脱線ぶりが凄まじかったところとか。
イスルギ、レッコウ、イカズチが出てこなかったのは少々残念ですが。
キャッスルドランの登場シーンは、かねてから話題になっていましたが、もう本当に大迫力。
キバを頂上に載せて、時の砂漠の中から出てくるときのスケール感と言ったら・・・。
砂塵を巻き上げつつ出てきて、屋根から砂がザーッと流れ落ちていき、開眼。
ナマモノっぽい質感も良く出てましたし。
あれは鳥肌ものでした。
電車といえばデンライナー署の広さは、やはり空間が湾曲しているとしか思えない広さです。幅とか。
その中に、「チャーハン」と書かれた額が掲げられていたり、「ダメ！ゼッタイ！」や「君も参上！」なんていう署員募集のポスターがあったりとか。
個人的には、ウラが読んでいる雑誌が「mens URA」なんていう捏造雑誌という芸の細かさに感心しましたね。
オーナー・・・もとい刑事長がやたら強かったり、久しく忘れていたナオミの人間にはやたら不味いコーヒーを飲んで噴く鈴木刑事とか。
署内はいつでもカオスでした。
ストーリー全体を通しては、やはり鈴木刑事の存在がストーリーに芯をつくっていると思いますね。
正直、彼がいなかったら本当にごちゃ混ぜの単なるお祭り騒ぎになってしまうと言うか。
電王初期の、契約者にまつわるドラマを格として、最後にはそれとなく感動できる形に落ち着かせるという組み立て方と似ていると思いますね。
戦闘中にDouble-ActionやAction-ZEROが流れるところとか、そう言う意味でも本当にTV特別編って感じで。夏の映画ほどの壮大な感じはありませんが、かえって親しみが出ます。
雰囲気はかなりギャグ分が強めで、ツッコミを入れたくなるようなところも多々ありましたが、それに構わずお祭り騒ぎを眺めているのは面白いものでしたし、何よりラストのスタッフロールで、Double-ActionのClimax formをバックに打ち上げとかの光景が流れているのを見たらもう何もかも許せるって気になります。
もうゼロノスのカード使用限度問題とか、何もかも。
ミルクディッパー組も出てきて、サブキャラ含めてほぼ総出演・・・ジークが出なかったのは残念ですが、無から有を生み出すような１つの作品ではなく、電王という一つの作品の延長戦及び締めくくりとして考えると、実に面白く、良く出来た映画といった印象です。
「仮面ライダー電王を愛する全ての人に」
って感じの。
ところでこの映画、撮影タイミングっていつ頃なんでしょうか。
息が白いところを見ると、まだまだ寒い時期なんだろうと思いますが。
とりあえず電王TV本編の終了後だとは思うのですけども。
ホースファンガイアの出番もありますし・・・。
しかし、制作期間で言うとかなり短かったんじゃないでしょうか。
キャストの方々は電王が終わってまたすぐに忙しくなったという具合でしょうが、スタッフロールを見る限りでは実に楽しそうで。
キバのキャストの方々は、良く考えるとキバ本編の収録に、おそらく劇場版の収録も始まっているでしょうし。
毎年、だいたいTVの放送開始とほぼ時を同じくして劇場版の収録にかかるんでしたっけ。特にカブト以降、公開時期が例年より１月早い夏休み中って事もありますし。
そう言う意味では、ストーリーにあまり絡まないのは、敢えてそれをしなかったのではなく、スケジュールの都合で出来なかったのかも分かりませんね。
Climax Jumpのデンライナーフォーム。
節々にキバのカットが入るって感じの、劇場版仕様。
OPが入る点といい、独立した劇場版と言うよりはTVの正当な番外編と言うか続編と言うか、といった風で。
それでいてお祭り騒ぎで、そう言う意味ではいかにも電王らしいといった印象を受けます。
まず、キバの活躍ぶりと言うのは先ほどのように、()で括りたくなるようなものでした。
戦闘にもあまり参加しませんでしたし・・・。
戦闘も大詰めって所で現れて、電王クライマックスフォームとのダブルキックや、現代の時間に取り残されたはずが電車戦にはキャッスルドランで突如として参加したりと。
いいとこ取りと言うか、いいとこでしか出てこないってな具合で。
人間体の渡は、良太郎らが「悪の組織」について調査するところで、土に埋めたモノを発掘しているところを不審者であると思われて職質されるという変人ポジションでしたし。
しかも、わざわざ土に埋めて発酵させたという、またもたいそう臭いやつ。
しかしながら、その原料となるゴミを漁っていたビルに、ネガタロスを初めとする悪の組織が潜んでいたと言うのですから、何気に重要な役回りだったりもします。
その一方、キバとして現れたときは、バイクに乗って登場したかと思ったらすぐ変身ですし。実はお互いに仮面ライダーである事を知らないままだったのかも分かりません。
やっぱり、技だけでなくキャラクターとしてももうちょっと２大ライダー共演して欲しかった、と言うのは多少なり有ります。
あと渡と言えば、モモタロスに憑依されるのが何気に衝撃的ですよね・・・事前の告知で明らかになっていたことではありますが。
やっぱり、髪型と声が変わると本当に別人と言うか。
憑依といえば、ウラタロスが侑斗に憑依したのもビックリですね。
侑斗役の中村君のウラタロス演技に不慣れな感じが逆に良い。
もう本当、憑依とかそう言うのに関しては何でもありって感じです。
各タロスも普通に実体化してますし・・・まあ、それはTV本編の最終回から続いている事ではありますが。
各タロスに関しては、やはりモモタロスが基本的に戦闘担当で。基本はやはりソードフォームでしたし。
最初に、犯人を追うシーンで出てきたのもモモタロス良太郎ですし。
髪が隠れているので、もしかして素の良太郎か？とも思ったのですが、目つきとか行動は明らかにモモでした。
ウラはやはり、女性の相手担当・・・と言うか、女性が目の前に居るとスッと入り込んでくるって風ですよね。
静香まで口説き始めた時は流石に、えー・・・って感じでしたが。
だって静香はアレ１４歳の女子中学生ですからね。
まあ何時ぞやは病院で婦長とかにもアタックかけてましたし。
ストライクゾーン広いですよね。
キンタロスはまあ・・・割とパワー担当って感じで。
イマジンの中では、一番存在感が薄かったのかも分かりません。
しかしまあ「大金星」のインパクトは強烈・・・。
生身の戦闘においてはかなり目立っていたほうではあるかも。
リュウタロスは結構優遇されてました。
モモ以外で、唯一武器や必殺技を使用していたり、久々登場のダンサーズを従え、顔の怖い人たちを犯人と断定して逮捕して回ったりと、下手をすればモモ以上に盛り上がって目立ってました。
リュウタロスといえば、４タロスやデンライナーの存在が愛理らにも普通に知られてて、差し入れを持ってくるというのには驚き。
一時は良太郎に憑依して愛理に近づくも拒絶されてしまった事もありましたが。
今回はリュウタロスの存在も認知しており、リュウタロスは予想外の対面に緊張して隠れてしまったりもしましたが、優しくお弁当を差し出されたりと。
本編ではとうとう見られなかったシーンが実現した、って所ですね。
その後のリュウタの喜びようがまた良いんです。
タロスといえば、映画冒頭で、デフォルメされた４タロスとキバットの「モモタロスのキバって行くぜ！」は毎度ながら相当なカオス。
本当、あのデフォルメイマジンの軽いキモさといい、ヅラの定着したウラタロスとか。キバットもいい具合に馴染んでました。
キバットは本編中でのイマジンとの絡みはまるで有りませんでしたが、冒頭のそれに関してはごくナチュラルでしたね。
本当、キバは本編中にもうちょっと絡んできても良かったんじゃないかって思うんですけども・・・見る前までは、
「あんまりキバが出しゃばっても嫌だなぁ」
なんて思っていたのですが、個人的にはストーリー的にももう少し絡んで欲しかったところです。
音也なんて、最後に警察に訪ねられて空気の読めない回答をするだけの役回りですからね・・・時間移動って事で、TVとの兼ね合いも心配されるところで渡との対面とかも有るかと思ったのですが。
そのへんは全くもって杞憂でした。
その代わり、夏の映画予告ではTV流用のシーンこそ多かったものの、渡と音也が同じシーンにいて、しかも渡死すって感じの・・・。
これはちょっと気になる内容ですよ。
ゼロノス組は今回もいい味を出していました。
潜入捜査と言う事で、悪ぶるデネブとか。
ワインを飲んで悪役にぶちまけて、それを拭くときに素に戻ったりと。
今回もいいオカンぶりでした。
侑斗も一緒にワインなんぞ飲んでいましたが・・・TV放映中は１９歳ですよね。
その後ってことは、もう２０歳なのかも分かりませんが。
00のアレルヤばりの紙一重ぶりです。
戦闘に関しては残念ながらあまり良いところはありませんけども・・・。
生身アクションでは押されることが多かったし、ゼロノスになってもアルタイルフォームでは割と不利で、ベガフォームで初めて攻勢に出るって感じで。
けどまあデネブといつのも調子ながらもノリノリだったのは見ていて面白かったです。
さて、今回の映画で核となったのは、警視庁からデンライナー署へ出向した鈴木刑事。まだ２０ちょい過ぎぐらいの新米刑事って風です。
何かデンライナー署に新米刑事が派遣されるってのは聞いていたんですけども、こんな主人公っぽいポジションで出てこようとは。
最初は人間の姿をしていないイマジンに囲まれ威嚇され、涙目になっていましたが、最終的にはネガタロス率いる「悪の組織」に加担した指名手配版をドロドロのボロボロになりながら捕まえる、と言う快挙。
最終的にはオーナーの計らいで、デンライナーで２２年前に遡って、自分と同じく刑事をやっていて生まれる前に殉職したという父親に会いに行く事に。
・・・しかし、その父親ってもしかして、剣でﾑｯｺﾛ様ことカリス相川始を演じられた森本さんじゃないでしょうか。
スタッフロールはバックの映像のほうが気になって、正直なところキャストに注目できなかったもので・・・。
しかしネガタロスの声が緑川光さんってのは驚きです。ガンダムWのヒイロとかの人。
肝心の良太郎は、割と鈴木刑事のサポートに回っていたような印象を受けます。
どちらかと言うとイマジンのほうが目立ってて、それを抑える役のようですが、決め台詞や決めポーズでは侑斗とともに良太郎もノリノリという。
これは見ていて面白かったですね。なんか楽しそうで。
EDのスタッフロールでは、製作風景やクランクアップ時の様子が流れていたのですが、佐藤健君やコハナの人の可愛がられようとか、キャストみんなの感動の様子とか。ファンだけでなく、中の人も含めて誰もが待ち望んでいた続編なんだなぁ、という事を思い知りました。
佐藤君の胴上げにはグッと来るものがありました。
戦闘シーンは、意外なことに人間キャラは生身ないしイマジン憑依、イマジンはイマジン態のアクションが多かったですね。
それもかなり気合が入ってて・・・デンライナー署と悪の組織、両軍入り乱れての乱闘といった具合で。
侑斗と女幹部との戦いとか、コハナと女幹部含む数人との戦いは凄まじいものでしたね。刀相手に鉄パイプで勝っちゃうんですから。
コハナに関してはワイヤーアクションまでありましたし。
侑斗も相当体張ってますよ。
戦う相手は、大体が顔にステンドグラス様の模様が浮き上がってるファンガイア人間体だったり、イマジンの憑依した人間って事になっているようで、生身の人間のくせにイマジン怪人態より強いんですから驚きです。
で、コハナはさらにそれよりも強いと・・・。
変身後の戦闘では、やはり目立つのは電王各フォームとネガ電王の対決。
入れ替わり立ち代りの電王に対し、ネガ電王はただでさえ「かなり強い」ところにデンガッシャーのパーツを好きに組み替え、いずれに対しても熟練しているという強さ。
特に、ガンフォームとの戦いでは、両者フルチャージで同時に撃つのかと思ったら、電王が撃つと同時にネガ電王がのけぞって、スローモーションで回避、その隙に撃つというシーンがかなり印象的でした。
アレはかなり凄いと思いましたね。
あと個人的に印象的だったのは、クライマックスフォームとキバのダブルキックを食らって吹っ飛ぶネガ電王。
なんか物凄い飛び方してたように思えます。
巨大戦では、ギガンデスを格納したネガデンライナーがかなり格好よかったのと、デンライナーとゼロライナーの脱線ぶりが凄まじかったところとか。
イスルギ、レッコウ、イカズチが出てこなかったのは少々残念ですが。
キャッスルドランの登場シーンは、かねてから話題になっていましたが、もう本当に大迫力。
キバを頂上に載せて、時の砂漠の中から出てくるときのスケール感と言ったら・・・。
砂塵を巻き上げつつ出てきて、屋根から砂がザーッと流れ落ちていき、開眼。
ナマモノっぽい質感も良く出てましたし。
あれは鳥肌ものでした。
電車といえばデンライナー署の広さは、やはり空間が湾曲しているとしか思えない広さです。幅とか。
その中に、「チャーハン」と書かれた額が掲げられていたり、「ダメ！ゼッタイ！」や「君も参上！」なんていう署員募集のポスターがあったりとか。
個人的には、ウラが読んでいる雑誌が「mens URA」なんていう捏造雑誌という芸の細かさに感心しましたね。
オーナー・・・もとい刑事長がやたら強かったり、久しく忘れていたナオミの人間にはやたら不味いコーヒーを飲んで噴く鈴木刑事とか。
署内はいつでもカオスでした。
ストーリー全体を通しては、やはり鈴木刑事の存在がストーリーに芯をつくっていると思いますね。
正直、彼がいなかったら本当にごちゃ混ぜの単なるお祭り騒ぎになってしまうと言うか。
電王初期の、契約者にまつわるドラマを格として、最後にはそれとなく感動できる形に落ち着かせるという組み立て方と似ていると思いますね。
戦闘中にDouble-ActionやAction-ZEROが流れるところとか、そう言う意味でも本当にTV特別編って感じで。夏の映画ほどの壮大な感じはありませんが、かえって親しみが出ます。
雰囲気はかなりギャグ分が強めで、ツッコミを入れたくなるようなところも多々ありましたが、それに構わずお祭り騒ぎを眺めているのは面白いものでしたし、何よりラストのスタッフロールで、Double-ActionのClimax formをバックに打ち上げとかの光景が流れているのを見たらもう何もかも許せるって気になります。
もうゼロノスのカード使用限度問題とか、何もかも。
ミルクディッパー組も出てきて、サブキャラ含めてほぼ総出演・・・ジークが出なかったのは残念ですが、無から有を生み出すような１つの作品ではなく、電王という一つの作品の延長戦及び締めくくりとして考えると、実に面白く、良く出来た映画といった印象です。
「仮面ライダー電王を愛する全ての人に」
って感じの。
ところでこの映画、撮影タイミングっていつ頃なんでしょうか。
息が白いところを見ると、まだまだ寒い時期なんだろうと思いますが。
とりあえず電王TV本編の終了後だとは思うのですけども。
ホースファンガイアの出番もありますし・・・。
しかし、制作期間で言うとかなり短かったんじゃないでしょうか。
キャストの方々は電王が終わってまたすぐに忙しくなったという具合でしょうが、スタッフロールを見る限りでは実に楽しそうで。
キバのキャストの方々は、良く考えるとキバ本編の収録に、おそらく劇場版の収録も始まっているでしょうし。
毎年、だいたいTVの放送開始とほぼ時を同じくして劇場版の収録にかかるんでしたっけ。特にカブト以降、公開時期が例年より１月早い夏休み中って事もありますし。
そう言う意味では、ストーリーにあまり絡まないのは、敢えてそれをしなかったのではなく、スケジュールの都合で出来なかったのかも分かりませんね。
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この記事へのコメント
1月の22日早朝に浜松町で撮影してました。
Posted by kk at 2008年04月23日 00:34
>>kkさん
初めまして、コメントありがとうございまーす。
調べてみると、クリスマス前後からそのぐらいの時期にかけて撮影がされていたそうで。
やはり、そういう微妙な時期にやっていたんですね・・・そりゃあキバの出番も少なくなる筈です。
しかし、生の撮影現場に遭遇されたんでしょうか？
羨ましい話ですね・・・。
初めまして、コメントありがとうございまーす。
調べてみると、クリスマス前後からそのぐらいの時期にかけて撮影がされていたそうで。
やはり、そういう微妙な時期にやっていたんですね・・・そりゃあキバの出番も少なくなる筈です。
しかし、生の撮影現場に遭遇されたんでしょうか？
羨ましい話ですね・・・。
Posted by ジェリドと管理人 at 2008年04月23日 22:51
livedoor プロフィール
ジェリドと私
喪な社会人。
基本としてヲタ。
メインは仮面ライダー、その他アニメ。
東方へたれシューター。最近はコジマ汚染患者。
mixiは愚痴製造機と化していますが検索されれば・・・
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