2008年12月08日

今週の起動戦士ガンダム00 SS「第10話 天の光」

 前回は戦闘メインで、以降アクセス解析を見ていると「セラヴィーガンダム」だとか「背中の人」「隠し腕」「変形」といったキーワードがやたら多くなっているのには驚きましたね。セラヴィーの意外なまでの人気の高さに。

 続く今回は、いろいろなドラマとともに戦争もあってバランスが良く、技術的なところなどで大きな進歩が感じられた回でした。
 前回から気になっていたアロウズの黒い新型MS。
てっきりブシドーがまた先走って突っ込んできたのかと思ったら、乗っていたのはイノベイターのブリング。
 声は置鮎龍太郎さんという事で、ガンダム的にはWのトレーズ閣下、ほかにはテニプリの手塚とか。
割と無口なキャラの似合う人選ですね。
 手塚ゾーンで攻撃がすべて自分のところへ集中してGNフィールドで防御。
実に合理的な組み合わせです(嘘)。
 よく見ると、色が黒いってだけで胸のオレンジ色した特徴的な部品もありませんし、ビーム爪は「剣」でもありませんよね。
しかしこいつも射撃兵装は無しというのは、ここ最近のMSは性能の一極集中がすさまじいですね・・・。
 さらにこの新型は、擬似太陽炉搭載型では大使のアルヴァトーレに続き、GNフィールドを搭載。
アルヴァトーレならびにアルヴァアロンは存在そのものがネタというか例外中の例外なので置いておくとしても、擬似太陽炉1基でGNフィールドを展開してみせるとは・・・これも技術の革新でしょうか。
 ビーム爪は、束ねればツインドライブの発するGN粒子を纏うGNソードを切断するほどの出力。
基本的には高出力を誇る一方、ガデッサとはまた違う方向でその出力を活かしている、といった感じの次世代MSですね。
 それにしても、デザイン的にはガデッサも相当でしたが、それを上回る勢いでガンダム離れしていますね・・・。
ガンダムと言うか、ガンダム世界のMSと言うか。
無駄にトゲとか生えてますし、ボリューム感のある曲線で構成されるデザインも。
 個人的な印象ですと、このデザインにもっとも近いのはテッカマンなんですよね、ブレードの方。
アレの敵テッカマンにソレっぽいのがいるような。

 その他メカ的なところでは、とうとうお目見えしたオーライザーに、GNアーチャー。GNアーチャーはあれで「ガンアーチャー」って読むんですね。
 とりあえず、GNアーチャーは単なる合体するタイプのサポートメカだと思っていたので、普通に足があったことに大いに驚きました。
 実際どう運用するんでしょうね・・・?
余剰の太陽炉なんてのはない筈ですし。
かといって合体して4本足ってのも妙な話です。
 オーライザーのほうは、早速ダブルオーとドッキングしてテストを開始。
すると通常時の3倍近い出力を発揮し、何と理論的な限界を超えたとか・・・。
 これは、単なる性能上の問題ではなく、何か別の大きな影響を及ぼしそうな結果となりましたね。
何せ、直後にハレルヤが復活していますし。
 ほかにも、今までは無かったことですが、その他脳量子波を扱えるマリーやティエリアが地上の惨状を察知するという、まさしくニュータイプのような反応を見せていますし。
 イノベイターはGN粒子を触媒として脳量子波を扱うと言いますが、すると人類が脳量子波を扱うためにGN粒子をより多く撒き散らすのがツイン・ドライブ理論の真の目的とか、そういう話になるのでしょうか。

 しかしアロウズ、いよいよやる事が極悪非道になってきましたね・・・。
連邦非加盟国に対する通信の封鎖やアロウズのMSおよびオートマトンを使った虐殺にとどまらず、ついには戦場に一切赴くことなく軌道エレベーターから地表を狙い打つ「メメント・モリ」と呼ばれる超巨大砲でもって従わない国家を焼き払うという、これ以上ないぐらい残虐かつスケールの大きい作戦を展開。
 もはやこれは戦争、あるいは弾圧という範囲すら逸脱しています。
民間人も含めて、迎撃不能な方法でもって都市1つを問答無用で焼き払うとは。
 さらに、その巻き添えにあってセルゲイまでもが戦死。
前回、ホーマーはこれ以上の犠牲を良しとしないような事を言っていましたが、アロウズ以外はどうでも良いという事でしょうか?
 メメント・モリを知らない連中には、現地に向かったセルゲイらの隊が犠牲になったとでも報道して中東を悪者に仕立て上げるつもりなのかわかりませんが、まったくとんでもない外道の集まりですね、アロウズおよびイノベイターは。
 OPの歌詞にある「欲しがってたものは、心がない作られたこんな世界じゃないんだよ」ってのがえらくフィットします。
 する事にあまりにも人心がこもっていないと言うか、血も涙も無さ過ぎると言うか。
統一は必要でしょうが、そのためにはあまりにも手段を選ばなさ過ぎる・・・。
 それ以上に、メメント・モリのデザインに前時代的なものを感じます。
先の丸い円錐状の砲身に円盤状のモノが複数、ってのは昔の光線銃的なセンスですよね。
もしや、意外と理にかなった形状なのでしょうか。

 おまけに、ラグランジュ3の秘密基地にいたアニューは名前と髪色がどこからどう見たってイノベイターですし・・・。
おとなしそうな顔してスパイでしょうか。
さすが、やることに容赦がありません。
 というか、ソレスタルビーイングの面々はいい加減に王留美を疑うことを覚えたほうが良いと思います。
視聴者の立場からすると、若干鈍いような・・・。

 そうして、キャラ同士の因縁はどんどん複雑になっていきますね。
これでマリーはかつて所属していたアロウズに復讐する理由ができてしまいましたし、カタロンだって黙っていないでしょう。
 また、今回ネーナとサーシェスが再会。
兄ヨハンとミハエルの仇、と言いますが自分だってルイスの肉親を皆殺しにしておいて、自分を棚に上げて・・・と言う所ですが、00の登場人物における「復讐」って、基本的に自分のことを棚に上げていますよね。
 ティエリアだってガンダムの圧倒的な性能でもって多くの人間を殺害していますし。
過去を振り返ると、基本的にもういろいろ絡み合ってどうしようもない状況になっているのがこのアニメだな、と思います。
 だから過去のことばかり見ていると、もうどうにも出来ないわけで。
そこで、この間のロックオンの発言はまさに目から鱗でしたね。
 が、しかし過去に目を向けずにはいられない・・・それがリアリティでしょう。
その上、ルイスはまたも具合が悪いようですし。
復讐云々は置いておいても、この先生きのこることができるのだろうか?と心配になるところです。
 サーシェスは何だかんだ言ってメメント・モリには嫌悪を示しそうです。
彼はあくまで戦争狂であって、一方的な殺戮でなく自分も死ぬかもしれないというスリルを心から楽しんでいそうですし。


 その他ドラマ的なところでは、ようやく明らかになったスメラギ、ビリー、マネキンの学生時代の出来事。
どういうわけかビリーとスメラギは学生時代から付き合っていて、しかし「5歳も年下の小娘に向かって」などと、当のスメラギのほうはあまり相手にもしていなかったようですが・・・その時点で恋愛対象でなかったとは、哀れなりビリー。
 しかしスメラギにもあんな若いころがあったんだなぁ、などと、どこかしんみりとした目で見てしまう・・・。
そして胸のSマークは一体?もしやスメラギの「S」では。
ストロンガー的なアレかも分かりませんけどね。チャージアップ時には回転します。
 それにしても17歳で飛び級で大学卒業とは。
実はえらい天才だったんですね・・・が、当時の戦術予報の手腕という意味ではマネキンのほうがかなり上だったとか。
 そんな2人は、ともに「戦争を止められないのなら、戦術で早期解決を図る」という目標のもとに戦術予報士になったわけですが、その中のミスで早いうちに大切な人間を亡くしてしまう結果に。
 今回、スメラギらが戦術予報士となった動機が初めて描かれましたが、戦争の早期解決ということは、初期の段階でも敵であれ味方であれ、ある程度の犠牲者が出ることはある意味必然なわけで。
 まして、それを減らすための早期解決であれば誤情報による友軍同士の交戦などがあると、即大惨事という訳でしょうか。
これにより、紛争の早期解決では飽き足らず、紛争そのものの根絶のためにソレスタルビーイングに入った、と。
マネキンからすると、それはあり得ない夢想という事で。今後もこの2人は対決することになりそうです。

 そのマネキンへの癒し作用が期待されたコーラサワーですが、イマイチその能力を発揮できず・・・疎まれる格好に。
マネキンのためにわざわざ持ってきた食事のパックが宙を舞ったり(確か重力下だったはずなのに)、マネキンの背後からモグラ叩きのように顔を出す様子は、まさしくコーラの周りだけ、ギャグ漫画の時空となっているかのような仕上がり。
 まさしく00の清涼剤とも言える存在なのですが、どうにも振るいません。
これだけストーリーがどこも重たいと仕方ありませんか・・・。
 大体、新型なんか手にしたら次の出撃で確実に壊しますよね。

 次回から、ようやくソレスタルビーイングのターン開始でしょうか。
そうなると、今回ブシドーが出てこなかったのは逆に話としては都合が良いですね。
お互い、真価を発揮できる機体を手にしたベストコンディションで対峙するという事になりますし。面白くなりそうです。

Posted by jerid_and_me at 10:49│Comments(6)TrackBack(16)アニメ系 | ガンダム00

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機動戦士ガンダムOO#10「天の光」【OKUwOTA】at 2008年12月10日 23:51
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機動戦士ガンダム00 2nd Season 第10話 「天の光」【空色きゃんでぃ】at 2008年12月12日 09:01
この記事へのコメント
こんにちはー。やっぱりブシドーいないとつまんないですね。笑
あんっだけ00がチャージされたら、カタギリもとんでもない
モビルスーツを持ってくるんだろうなあと♪

ルイスについては同感で、仮に沙慈と再会してハッピーエンド
になったとして、健康な余生が遅れるとはとても考えられません。

>00の登場人物における「復讐」って、
基本的に自分のことを棚に上げていますよね。

そうなんですよ。だから基本的なことに全然目が行かなくて
今のティエリアみたいに中途半端になってしまうと。
留美に利用されてるのだって余りにもお粗末な気がします。
取り合えずしばらくは、新しいイノベイターとの戦いですかね。
ハレルヤも復活しましたし。ソレビー内で裏切りや混乱が
起きれば、もっと面白くなるよーな気がします。
Posted by 空想野郎 at 2008年12月08日 17:17
個人的には家族でCBにいる親父っさん達が良い感じでしたね。
はぐれ者だらけの中で妙にミスマッチで。
両親はアニューに裏切られて死にそうな雰囲気が。

セルゲイさんの死亡は確定なんすかね。
爆風に巻き込まれただけで、一命は取り留めていて欲しいですが。

チャイナはヒロシとイノベーター共々諸悪の根元なんで、ミン中尉以上の惨い死に方に期待してます。
Posted by あ at 2008年12月08日 23:28
>>空想野郎さん
毎度コメントありがとうございまーす。
確かに、アレと互角以上の戦いをするとなると、とんでもないMSが出てきそうです。それこそイノベイター製の物にも決して負けないような。
 ルイスはもう、完全に「取り返しのつかない」状況になってますよね・・・。
サジと再会したところで、いっそ忘れていたかった・・・となるのが目に見えています。
 今のソレスタルビーイングって、人間関係があまりにも平和すぎるんですよね。1期のトゲトゲした雰囲気がなくなって一体化したとも言えるのですが、それがグダグダな状況を作り出していると言うか。
 そんな状況下にあって、ハレルヤの復活は何らかの変化を及ぼしそうで楽しみなポイントです。
Posted by ジェリドと管理人 at 2008年12月09日 00:57
>>あさん
毎度コメントありがとうございまーす。
家族そろって正義の組織、ってのは昔のアニメっぽい感じがして良いですよね。
ただ、捉え方によっては家族そろってテロリストなのですが・・・。
私も両親、少なくとも母親については死亡フラグが立っていると思います。
 セルゲイはどうでしょうね・・・やはり、1期から重要なポジションのキャラだっただけに、こんなあっけない幕切れとなって欲しくはないのですが。
あれだけの兵器だと流石に難しいという予感が濃厚です。
 王留美はここ最近、えらくドス黒くなっていますからね。
最後まで生き残って欲しくもありませんし、綺麗な死に方をしてほしいとも思いません。やはり相応の最期を迎えて欲しい所です。
Posted by ジェリドと管理人 at 2008年12月09日 01:02
ジェリドさんの今回のコーラ描写が絶妙にツボでした(爆)。
今は空回りですが、彼にはシアワセになって欲しいもんです。

あと、私もスメラギさんの「S」が気になって気になって。
そうか、ストロンガーのSか!!
どこかで観たと思ったら(爆)。
でも、スメラギさんはどっちかと言うと、
「電撃人間タックル」ポジション??
(お色気要員…??)
Posted by Avich☆ at 2008年12月09日 23:05
>>Avich☆さん
毎度コメントありがとうございまーす。
いやぁ、コーラは1期からずっと私の中では人気No.1ですからね。
そりゃあ書くのにも気合が入ると言うものです。
ウケたようで何より。
 「S」は他にもスーパーマンといった可能性もありますけどね。
何にせよ、3世紀も先の話なのにあんなダサいセンスが残っていると言うことに驚きです。
 個人的にタックルと言うと、自爆ポジションというイメージが・・・。
スメラギさんが危ない。
Posted by ジェリドと管理人 at 2008年12月10日 22:22