2010年04月04日

今週の仮面ライダーW「悪夢なH/眠り姫のユウウツ」

 屈指の名エピソードとなった前回から一転、予告を見る限りではカオスそのものの今回。
「これまでの仮面ライダーWは?」
「違うんです!マジックじゃなくて、私・・・本当に消えるんです。」
「見つけたぞ、俺のすべてを奪った『W』のメモリの男・・・井坂深紅郎!」
「ツインマキシマムは不可能だ!」
あれ、ここまでって前々回のあらすじじゃあ?と思いますが、まあ同一エピソードですからね。
「俺の復讐が先だ・・・!」
「リリィ白銀を救う方法が1つだけある。」
方向性の違いから反目していたフィリップと竜ですが、最終的には和解して
「ライダー・ツインマキシマム!」
ファングとアクセルの同時攻撃で井坂を撃退。
流石にメモリブレイクとまでは行きませんでしたが・・・。

 そして今回、亜樹子の大あくびからスタート。
「おい亜樹子、お前やけに眠そうだな。」
「これのせいよ!」
と亜樹子が出したのは、何やら時代劇のDVD-BOXらしきもの。
「風の左平次、パニックリベンジャー・・・?」
時代劇なのに横文字のサブタイ・・・?
「流行ってんのよ?噂通りの面白さに、気がつけば朝。翔太郎君も絶対ハマるから!」
「悪いが、時代劇は趣味じゃねえな。見たら5秒で眠るぜ。」
などとやっているところに、呼び鈴とともに現れた依頼人。
妙な格好で、手にはどぎつい色の目覚まし時計。
「助けてください、眠れないんですぅ!」
何だか痛そうなのが来ました。
3次元でこの手のをやられると、イラッ☆と来るのは仕様だと思います。
「そう言う相談なら、探偵じゃなくてお医者さんに!」
「違うんですぅ。怖くて怖くて、眠れないんですぅ。」
「怖い、って・・・?」
相手が女性と見れば、痛そうでもカッコつける翔太郎・・・ですが、そこでけたたましく鳴り響く目覚まし時計。
「30分ごとに鳴るようセットしてるんです。夢の中で怪物に捕まったら、2度と目覚めなくなってしまうから。」
 やはり、怪物関係の探偵事務所という認識のようです。
「怪物?」
「はい、こんな感じの・・・。」
とスケッチブックを開く依頼人。絵はやたら上手いですね・・・。
男所帯の理系研究室で姫とか言われて持て囃されてる感じです。こりゃいかん。
「大学の同じ研究室の男の子が6人、夢の中で怪物に捕まって、目を覚まさなくなっちゃったんです。」
 額には『H』の文字・・・HENTAIでしょうか?
「つまり、夢のなかに現れるドーパントって事?」
「それが事実なら、実に興味深い。他人の夢に入り込めるなんて、あまりに不条理な存在だ。」
被害者が出ていても、興味を持ったらニヤニヤと楽しんでしまうのは相変わらず。
「もう何日もまともに寝てなくて・・・。」
姿勢を崩す依頼人を支える翔太郎。
「おっと、ご心配なく。この俺が、必ず君を守ってみせます。」
「もしかして、あなた・・・私の運命の王子様?」
「王子様・・・?」
王子様ですって?テニスしか知りませんよ私は。

 一行が向かった先は風都大学。
いやにカッコいい建物ですね・・・。
「依頼人は雪村姫香。まさに白雪姫の如く麗しい彼女は、この大学で夢に関する研究をしているらしい。」
 当該研究室の前まで到着。
「ここか・・・?」
しげしげと見渡していると、カーテンを開いて現れたのはどこかの先住民族のような格好をした男。
何やら意味不明な事をわめいており、ひとしきり喚いた後は生き残った学生を乗馬マシンに乗せ
「なぜだか分かるかね?福島君!」
「わ、分かりません、教授!」
「夢の中で恐怖に打ち勝て!それがセノイ族の夢を操るための心得だからだ!」
などと説教しています。明らかに危ない研究室じゃないですか・・・。
実在の理論のようではありますが。
「夢を操る?」
「そう!マレー半島に住む彼らは、訓練を積むことで、自分の意思で夢をコントロールできるようになったのだ。実に素晴らしい・・・。」
 埒が明かないと思い、身分を明かして切り出そうとする翔太郎ですが、
「探偵の左翔太郎です。少し、質問を・・・。」
そこで現れた竜と真倉。警察が動いていると言うことは・・・。
「質問は俺がする。」
「竜君!」
「風都署超常犯罪捜査課の照井です。」
「真倉です!」
「探偵に警察?」
「赤城教授、眠り病になった学生6人は全てあなたの教え子だそうですね?」
「その通り。彼らは私と共に、明晰夢の研究に打ち込んでいた。」
「明晰夢?」
「ルシッド・ドリーム。自分が夢を見ていると、自覚出来る夢の事だ。我々は睡眠中の人の脳波を調べて、明晰夢の謎を解き明かそうとしていたんだ。」
「そして学生たちは実験台になり、2度と目覚めなくなった・・・。」
「単に疲れが溜まって眠り込んでいただけだよ!私の研究はハードだからね。」
「その・・・装置と言うのはどれですか?」
すると学生が出してきたのは、まるっきりヘッドホンのような装置。
「これです。被験者が熟睡すると、脳波データがこちらのコンピュータに送信されるんです。」
「へぇ〜・・・。」
「ではそれを、我々にも使用させてもらえますか。」
毎度のごとく、正面から突っ込む竜ですが、それを止めようとする姫香。
「駄目ですよ!そんな事をしたら、夢の中の怪物が・・・。」
「ご心配なく。真正面から立ち向かって、怪物を退治してみせますよ。」
「だったら俺もやるぜ。」
「すごい勇気!姫香、感動しちゃいました!もしかしてあなたが、運命の王子様?」
「は?」
またやっている姫香。なるほど、こういうタイプですか・・・。
「それ、誰にでもやるんかい?」
「ご、誤解しないで!あれが姫香りんの優しさなんです!」
「・・・姫香りん?」
駄目だこいつら、早く何とかしないと・・・。

 事務所に戻ると、
「犯人は赤城教授に間違いないわ!アレは俗に言うマッドサイエンティストね!自分の研究のために、夢を操るドーパントになったのよ!」
 とまくし立てる亜樹子。
しかし視聴者的には、この時点でも9分9厘姫香りん(苦笑)が犯人だと思いますが。
「ううん・・・特に怪しいところは無い。ごく普通の装置だ。」
デンデンセンサーで装置をスキャンしてみたフィリップですが、特に異常は見当たらず。
 ここで翔太郎がパジャマ姿で現れ、
「とにかく試してみるぜ。夢の中にドーパントが現れやがったら、奴の首根っこを捕まえて正体を確かめる。そうすりゃ事件解決だ。」
 手っ取り早く解決しようとしますが、
「そう簡単に行くかな・・・?」
いつものように懐疑的なフィリップ。

 その頃、風都署の仮眠室でも
「もし俺に何か異変があったら起こしてくれ。」
「かしこまりました、お任せ下さい。」
同様に装置を試してみる竜。

 いきなりダブルライダーで夢の中か、と思いきや
「クソッ、意識しすぎて眠れねえじゃねーか!」
お約束の展開ですが、
「あ、そうだ。」
と翔太郎が思い出したのは、先程の「風の左平次」
「ま、時代劇でも見てりゃそのうち眠くなんだろ。」
横になりながらDVDを見ていると、
「まさか、テメエは・・・!」
ちょっとした劇中劇のくせに、いやに凝った映像と、良いところで「つづく」となる展開。すっかり翔太郎も引き込まれてしまい、
「おお〜!中々面白えな。一騎討ちか・・・。」
既に1巻を見終えてしまいました。5秒とか言ってたのに・・・。

 その頃、研究室では既に竜の脳波をキャッチし、
「ナイトメア!」
PCを前にメモリを使う何者か。
珍しく、初っ端からメモリの正体が明らかに。
 そうとも知らず眠っている竜と、その横で将棋に興じている刃野と真倉。
「王手、飛車取り。」
「待った!」
「待ったなし。」
「やり方がエグいよ。」
「いや、エグくない。」
竜の見ている夢では、
「お兄ちゃん!もう、お兄ちゃん!」
「おう、どうした春子?」
死んだはずの妹が出てきています。
「お弁当、忘れたでしょ?よくそんなんで刑事になれたね!」
「おっと、これは課長が一本取られましたね!」
しかし、ここで早くも明晰夢らしくなっています。
「おかしい。春子は去年の夏、井坂に殺された・・・。」
そして、ここからが悪夢。
「あのねお兄ちゃん。実は私、結婚する!」
「え、結婚!?誰と?誰と?」
「私だ。これからは照井課長ではなく、竜お兄様と呼ばせて下さい。ねー?」
「ねー?」
まさかの刃野。アンタの相手はキャサリンじゃないのか。
あまりのショックに弁当を落とす竜。
「幸せにしてね、ミキオ。」
「もちろんだよ、春子。」
「では、誓いのキッスを・・・。」
しかも牧師役は真倉。
「悪夢だ・・・。そうか、これが明晰夢か!」
「正解!」
明晰夢を理解すると同時に、突如として姿を現したドーパント。
「ドーパント!?」
「私の姿を見たら・・・もう帰れないぞ!」
「6人の学生を眠り病にしたのは貴様か?」
「それも正解。お前で7人目だ。」
「そいつはどうかな?」
「アクセル!」
「変・・・身!」
「アクセル!」
新郎新婦の間で、しかも遠景で変身する竜。何とも妙な構図です。
 返信すると、舞台は何故かビリヤード場に。
軽く圧倒し、
「エンジン!マキシマムドライブ!」
「絶望がお前の、ゴールだ。」
マキシマムで手っ取り早く片付け、大爆発・・・と思いきや、巻き戻しで再生するドーパント。
「・・・なぁんちゃって。」
「何!?」
「研究室まで来て嗅ぎ回りやがって・・・!」
一転してアクセルが劣勢に。
それを反映するかのようにうなされる現実世界の竜ですが、肝心の刃野と真倉は既に寝ており・・・なんという役立たず。
「とどめだ。」
ネットで動きを封じられると、完全に相手の術中に。

 その頃翔太郎は、まだDVD鑑賞中。
コーヒーまで用意して、もはや寝転がってすらいません。
「まさか・・・お峰!?」
「そう、そのまさかさ!」
「つづく」
なんとも平成ライダーじみた引きですね・・・。
「左平次・・・。」
すっかり感情移入まで。
 そこでカーテンを開ける亜樹子。
「結局ずっと起きとったんかい!」
「おお・・・って、もう朝かよ!」
結局徹夜です。
 そこで電話が。
「探偵!」
「何だ、マッキーか。」
「課長が、ドーパントにやられた!」
「Hか・・・。」
相手は役立たずの真倉。そして竜の額にも『H』の文字が。

 早速、検索を開始するフィリップ。
「キーワードは、『夢』『風都大学』『H』・・・ドーパントの正体を特定するには、まだキーワードが足りないのか?」
 しかし、まだまだ絞りきれません。
「だったら今度こそ俺が眠って、照井の仇を・・・。」
「待ちたまえ翔太郎!相手の能力が分からず飛び込むのは危険すぎる!」
お約束のやり取り。
「じゃあ、どうすりゃいいんだよ?」
「検索を続けてみる。何か、対策がつかめるはずだ。」
「ああ・・・!」
「ちょっと、どこ行くの!?」
「やっぱ、じっとしてらんねえ。俺はもう1回、姫香ちゃんに会ってくるぜ。」
またも単独行動に走ってしまう翔太郎。

 園咲家の食事風景。
相変わらず井坂の食いっぷりも異常ですが、若菜がとうとうおかしくなってきました。異常なまでに笑っています。
「どうした若菜?やけに楽しそうじゃないか。」
「最近とっても気分がいいんですの!」
「食事中よ?」
「だってお姉様、ミックが丸まってるんですもの!」
など、箸が転げただけでも笑い転げるような異常さ。
さらに、急に静かになって
「ご馳走様でした。」
と席を立ったかと思えば、また急に笑い出すなど・・・かなり危険な予感が。
「あれも、君のしたイタズラの影響かね?井坂君。」
「ご心配なく。彼女の幸せに満ちた状態は、より高いレベルでメモリに適合した証です。」
 あくまでメモリとの適合と言い張る井坂。
「毒素に負けなければドライバーは必要ない、それが君の持論だったね?」
「ええ。ドライバーでは完全な力は引き出せません。」
そう言っている井坂が一番狂っているような・・・元々なんでしょうか?
「なるほど・・・だが、1つだけ言っておこう。父親にとって、娘は宝物だ。・・・若菜に何かあったら、その時は覚悟しておきたまえ。」
 と脅しをかける琉兵衛。
娘の事となると本気ですね・・・。

 再び大学に向かった翔太郎と亜樹子。
そこで丁度現れた姫香。
「探偵さん!もうこの事件から手を引いて下さい!」
「一体どうしたんだい?」
「さっき、ついうたた寝したら、夢にまた怪物が出てきて言ったんですぅ。」
「探偵に手を引かせろ。さもないとあの刑事のように眠り病にしてやる。」
ああ、これはこいつが犯人なんですね・・・。
「姫香、怖い!怖いですぅ!」
「大丈夫。どんな危険があろうと、依頼人を決して見捨てない・・・。それが探偵の、いや!俺の鉄則さ。」
 これだけあからさまなのに、相手が女性とあってはカッコをつける翔太郎。
そこに抱きついてきて、
「おっと・・・。」
「やっぱりあなた運命の人!姫香の王子様ですぅ!」
竜からトンボ帰りの運命の人。
「私、この子あんま好きじゃないかも・・・。」
今回は亜樹子にまったくの同意見です。
 そこでフィリップから連絡が。
「検索の結果、作戦が1つだけ見つかった。すぐに実行してみよう。」
その頭上を跳び回るのか、鳥か、飛行機か、それとも・・・。

 グラウンドに2人を呼び出したフィリップ。
「翔太郎、君の枕を持ってきたよ。」
「おう、サンキュー。」
「ちょっと、何する気?」
「ダブルに変身して意識を転送した状態で眠れば、僕も翔太郎の夢の中に入れるかもしれない。」
 作戦とは、ドライバーでシンクロした状態で眠れば、夢の中であっても孤立せずに済むのではないか、と言うもの。
だからといって、こんな野外で寝なくとも・・・。
「サイクロン!」
「ジョーカー!」
「変身!」
「サイクロン・ジョーカー!」
「じゃあ、ちょっくら行ってくるわ。夢の世界に!」
「おやすみ、亜樹ちゃん。」
「えぇ〜・・・。」
ダブルに変身して寝入る2人。
芝生に寝転がるダブル・・・何とも奇妙な画です。

 そして夢の中では、
「風の中、誰かの噎び泣きが聞こえる時・・・ズバリ名推理が冴え渡る。俺は此の街を愛するハードボイルドな岡引でい。」
 まさかの時代劇。しかも岡引。ハードボイルドは横文字なのに岡引。
そこをスリッパではなく、下駄の一撃。
「痛っ!何すんだよ、お亜樹!」
「ごめんよ、お前さんがあんまりカッコつけるもんで、つい。」
「だからってなぁ・・・。」
翔太郎と亜樹子・・・もといお亜樹が夢の中では夫婦関係だと・・・?
 そこへ、現実のとおりに現れる姫香・・・もといお姫。
「お助け下さいませ!眠れないんですぅ〜!」
「おっとお姫ちゃん!また巷で噂の、眠り病みかい?」
「夢の中で、怪物が・・・!お姫、怖いですぅ!」
抱きつくお姫と、くやしがるお亜樹。
 と、そこに騒々しく現れるのが
「親分〜!親分、てえへんだてえへんだ!」
「おう、どうしたいフィリッ八?」
フィリップの役職は翔太郎の子分。
しかもフィリッ八って何とも軽妙な響きですね。フィリッ八。
「伝馬町の船着場に、ドザエモンが!・・・って、何をやらせるんだ翔太郎。これは君の夢だ。」
「え?ああ・・・そうだった。昨日、徹夜であんなDVD観たから時代劇になっちまったのか。」
 とにかくも現場へ。
現場には、こちらも扮装した竜の姿が。
こちらのマゲの似合い様は尋常じゃありません。
「よう、来たか。」
「これは・・・照井の旦那。で、ホトケさんの人相は?」
むしろを剥がすと、現れたのはサンタちゃん。
「大道芸人の三太だ。寝不足で足滑らせて落ちたらしい。」
「って言うかこれ、サンタちゃんじゃねえか。」
「しかも笑顔・・・実に興味深い。」
すると死んだはずが起き上がり、
「笑顔じゃなくて、恐怖に引きつった顔。で、僕をここまで怯えさせた犯人は・・・。」
 犯人を伝えようと思ったら、そこで首筋に吹き矢が。
「翔太郎、あそこだ!」
矢を放ったのは、やはりドーパント。
「私の姿を見たら、もう帰れないぞ。」
「出たな、ドーパント。」
するとドーパントも予想外の事態が起こったようで、
「何でお前の夢に彼女が!?」
お姫の姿を見て困惑するドーパント。
吹き矢で吸い込み、小さくして腰の魚篭に捕まえてしまいました。
「お姫ちゃん!」
「あーばよ。」
「フィリップ、ダブルに変身だ!」
「ああ・・・だがあまり期待できない。」
ドライバーを装着、メモリを出して変身・・・と思いきや
「疾風!」
「切り札!」
「・・・つか、何じゃこのメモリ!?」
まさかの板切れ。しかも漢字。
ドライバーは普通なのに・・・。
「まあでも、やるしかねえか!」
「変身!」
「疾風!切り札!」
BGMまで和風ですが、意外と何とかなるものです。思ったより寛大なドライバー様様。
おまけに顔の模様は隈取に。
変身後は普通に疾風切り札もとい、サイクロンジョーカー。
「逃がさねえぜ!」

後半は追記へ。
 どういうわけかハードボイルダーまで用意されており、それに乗って町屋街で追走劇を繰り広げるダブルとドーパント。
「邪魔!どけ!どけって!」
人ごみをかき分けての事なので、巻き添え犠牲者が出ないかと見ていて心配になります。
「助けてー!」
どうやら夢の中ではドーパントの思うがままのようで、急遽行く手を遮って現れる長屋など、かなり相手に有利なフィールドです。
・・・普通にバイクでぶち破ってしまいますが。
 バイクでドーパントを壁に張り付け、魚籠を手放させて姫香も救出。
「姫香ちゃん!答えろ、何で研究生たちを眠り病なんかに!?」
「全ては彼女のためだ!」
「姫香ちゃんの?どういう意味だ!?」
「運命の出会い、私こそが彼女の王子様だからね!」
こちらも言うことが中々電波だと思っていると、
「はぁ?・・・おおっと、姫香ちゃん・・・ええ!?あんた誰!?あ、こっちも!何じゃこりゃ!?」
助けたはずの姫香も、壁に捕らえたドーパントも別人に。
「バーカ!じゃあね。」
「ああ、待てコラ!おい!」
「離さないよ・・・。」
「離れてくれよ〜!痛えよ〜!」
「ああ、今どけますから・・・。」
危なそうな女性と気の毒な男性に、すっかり困った様子のダブル。
 どうにかやり過ごして、再びドーパントを追走。
今度は狭い路地裏まで・・・何とも危険です。
 とうとう追いついて跳ね飛ばした、と思いきや
「なぁんちゃって。」
今度はハードボイルダーが自転車に。
「な、何じゃこりゃ!?おい、ふざけやがって!待て!」
なおも追走する過程で、
「貴様ら、消えろ!」
今度は街の人々を消してしまうなど、やりたい放題。
 しかし、ここで意外な横槍が。
「検索奉行様、ご出座!」
検索奉行・・・そういうPCソフトがありそうだな、と思っていると、現れたのはフィリップ。先程フィリッ八として出てきて、ダブルになったはずが?
「やいやいやい、待ちやがれ!よもやこの顔、見忘れたたぁ言わせねえぜ!」
ノリノリだった割りに、
「・・・って、また何をさせるんだ?翔太郎。」
意外と冷静です。
「てめえ・・・!」
ダブルも追いついてきました。
「ウザいよ、お前。消えちまいな!」
先程の街の人々のように消えるか、と思われましたが、未だ健在。
「何!?何故だ!?」
奉行の仮装を脱ぎ去ると、いつもの格好に。
「君と同じで、僕もこの世界では特別な存在だからね。」
なるほど、直接他人の夢に入り込んでいると言う点では同じ。
先程のフィリッ八やお亜樹は、翔太郎のイメージから生み出されたものなんでしょう。
「他人の夢に入り込めるのは、この私だけのはずだ!」
直接攻撃を仕掛けるも、こちらも通じず。
「無駄だね。さあ、答えたまえ。君は誰だ?赤城教授なのか・・・?」
「赤城?違うよ。奴ならもう眠らせてやったさ。」
その頃、研究室では
「赤城教授?居ますか?」
教授を尋ねた姫香ですが、教授もまた術中に。

 亜樹子は、
「ん?今の悲鳴は・・・?」
どうやら意外と大学の近くだったようですが、
「ナイトメアを訪ねて来たのに、面白いものを見つけたぞ?」
「あなたは・・・!」
「こんな場所で仮面ライダーがお昼寝とは、中々シュールな光景ですね。」
最悪のタイミングでの井坂との遭遇。
「ううん!」
「ウェザー!」
「じっくり体を調べたい所ですが、君達はこの前、私の楽しみを台無しにした。」
寝ている2人に、構わず雷を浴びせるウェザー。

 夢の中では、
「赤城教授じゃないなら・・・君は一体誰なんだ?」
などと質疑をしていると、突然フィリップが消失。
「何!?」
どういう事かと言えば、現実世界でダブルの変身が解除してしまったせい。
「伊坂深紅郎!?」
起き抜けにウェザーが居たため、流石に驚き。
「私は楽しみの邪魔をした人間を、絶対許さない主義でしてね。」
生身の、それも片方は寝ている2人を容赦なく攻撃するウェザー。
しかし、毎度のごとくファングの働きで難を逃れました。

 一方で、こちらもフィリップの消失によって危機に陥った夢の世界サイド。
「ラッキー!邪魔者は消えた、ゆっくりお前を始末してやるよ!」
「おいこら!ふざけやがって!」
形勢逆転、まるで遊んでいるかのようにダブルを追い詰めていきます。
「おいフィリップ!何があったんだ!?」
現実世界の方でも、どうにかファングによって攻撃を防いでいたものの
「やるね。なら、これも防げるかな?」
竜巻によってファングメモリとも引き離されてしまいまいた。
「ファング!」
「まず自分の心配をしなくちゃあ。」
万策尽き果て、敵に背を向けて逃げ出すフィリップを襲う落雷。
ついにそれが直撃し、吹っ飛ばされて意識を失ってしまいました。
「フィリップ君!フィリップ君?フィリップ君!!」
亜樹子が賢明に呼びかけるもフィリップは目を覚まさず、翔太郎もまた夢の世界に囚われたまま・・・と言うところでEND。

 全体的な感想としましては、予告のカオスっぷりや序盤の姫香や教授のアレっぷりに、「これは捨て回かな・・・」と思っていたのですが、中盤以降は普通に面白くって驚きです。
 京都太秦での撮影となると、まあ東映だから仕方ないかなぁ・・・などと諦めムードになるものですが、これがまたよく出来た映像で。
 ツッコミどころ満載なのが逆にWだな、と思えます。
ハードボイルド岡引とか斬新すぎるでしょう・・・。
しかもフィリッ八って。この響きはクセになります。
 竜は竜で、えらく格好良いんですよね。
着物に赤マフラーっていうアレンジが妙に似合っていますし、あのマゲはそれ以上に似合っていました。
時代劇とかの、典型的なカッコいい若侍そのものの顔ですよね、アレは。
 そして極めつけは「疾風」「切り札」メモリ。
もはやメモリでも何でもないとか、しかも変身できるとか。
あの全力のネタっぷりがもうたまりません。
 バイクで家屋貫通までやらせるという、予算や設備面での気合の入れ方も大したものでしたね。本当、意外と造りがガチで。
「風の左平次」もいやに作りこんであったように見えますし・・・。

 それでいて、話の展開としても非常によく出来ていたと思います。
私はずっと、姫香が犯人に違いないと思っていたのですが、今回の映像を見る限りではアリバイがあるようですし・・・。
 長谷川さん脚本で何か妙な女性ゲストキャラがいたらそいつが犯人だろう、と思い込んでいたのですが、今回はそれを逆手に取られた感があります。
やってくれましたね・・・。
 教授も術中にかかったとなると、やはりあの生き残りの研究生という線が濃厚です。
「姫香りん」呼ばわりして、いやに肩を持ったりと。
こいつが姫(苦笑)に何か妙な勘違いをしている、と考えるのが自然でしょうか。
 しかしながら、W・・・まして長谷川さん脚本となれば、ああいう仮面使いのような女性キャラがこのままな筈が無いでしょうね。
おそらく、研究生の行動を知ったら手のひらを返したように豹変するとか・・・そう言うイベントがあるような気がします。

 夢の中でやりたい放題、というのはギャグ向けの演出かと思いきや、ダブルに変身して意識を翔太郎に送ることで、直接フィリップが介入できるという作戦を取ったのには目から鱗です。
 ジョジョ第3部のデス13の時も、花京院がスタンドを出したまま眠りにつくことで、本来無理だったスタンドを夢の中に持ち込むという作戦を取ったのが思い出されます。
 こういう、作戦がビシッと決まった時というのは大変気分が良いものですが、ここでウェザーの介入に遭うと言うのは流石に予想外でしたね・・・。
ライダーが寝ていると言う状況も異常ですが、そこに躊躇なく攻撃する幹部クラスと言うのもそれはそれで異常です。
 本当、Wは予想クラッシャーですね。
ギャグ回かと思えば大ピンチで、パワーアップの可能性を匂わせるとは・・・。

 次回、まさかの大阪、まさかの亜樹子。
これはもしかして、亜樹子がダブルに変身するんでしょうか?
流石に、やったとしても夢の中だろうとは思いますが・・・。
こりゃあ次回も何が起こるか分かりませんね。
シュラウドも何か訳の分からない状態になっていますし。
Posted by jerid_and_me at 14:00│Comments(2)TrackBack(12) 特撮ネタ | 仮面ライダーW

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W 第29話印象【All's Right with the World!】at 2010年04月05日 21:55
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仮面ライダーW 第29話【あくびサンの、今日も本を読もう♪】at 2010年04月06日 15:46
今日は凄い面白くてニヤニヤ☆だったんですけど。 手抜き画ですなー。 ウチに子犬が来たもんで…スミマセヌ。 と言うか、全面アナログ描きに戻したいよ、もう(爆)! でも、このオッサンは描かねば(爆)! 好きなんだよね…こういう変態じみたカッコウ☆ そして、時代劇...
「仮面ライダーW」/第29話「悪夢なH/眠り姫のユウウツ」【オトナの女子のGライダーplus+!】at 2010年04月07日 22:27
この記事へのコメント
遂に来ましたね・・・ある意味お約束のギャグ回が
と言ってもWでは普段の作風からか、そんなに違和感が出なかったのは救いですね
まぁ序盤で電波系の依頼人や、ヤバそうな教授が出てきた時には正直ヤバイかな思いましたが

夢の中だから何でも有り、と言ってしまっては逆に困るので
時代劇にハマった翔太郎がその夢を見るという一連の流れは良く出来ていたと感心しました
翔太郎が夜更かししている間に照井が先に戦闘不能にしておいたのも話を整頓しておいて良かったかと

それに加えて夢の時代劇パートでは妙に演出が凝っていたりと
スタッフが楽しんでノリノリで製作していたのが良く伝わってきました

唯一の突っ込みどころは特に理由も無くグランドのど真ん中で変身した、ということでしょうかね
あれ含めてのギャグだと思うべきなんでしょうけど

次回も中々カオス回のようで、フィリップが死んだ?やら久しぶりのギャリーやらで楽しみです
Posted by 夜叉 at 2010年04月05日 12:24
>>夜叉さん
毎度コメントありがとうございまーす。
半年ずれると、何のこともない時期に中盤のギャグ回が来るってのも不思議な感覚ですよね。
 私も、依頼人とその周辺人物が出てきた時は「これは駄目だ」と思ったのですが、後半からの嬉しい裏切り。
Wはこの手の裏切りが中々多いという気がします。
 竜を先に戦闘不能にする、時代劇にハマらせて太秦ロケを敢行するなど、状況の整合性が意外なほど考えられていましたね。
ギャグ回にありがちな、何でもありのご都合展開でないのは大したものだと思います。
 それでいて、こういう中の人がノリノリってのは強力です。
確かにグラウンドでの変身は絵的なインパクトが優先されていたようですが、アレはアレで良かったんだとさえ思えますよ。
 次回はもう予告からしてカオスで、予告の何がどんな順序で繋がって今回の続きになるのか皆目見当もつきません。
Posted by ジェリドと管理人 at 2010年04月05日 21:35