2010年06月07日

今週の仮面ライダーW「第38話 来訪者X/ミュージアムの名のもとに」

 何だか月曜が休みになってしまったので、土日は東京の友人のところに遊びに行っていたためすっかり遅くなってしまいました。
もうちょっと調べてロケ地でも廻っておけば良かったな、と思う所です。

 ともあれ最終クールに入り、激動の予感の『X』編。
「仮面ライダーW!今回の依頼は?」
「人を探して欲しいんだ。10年前にね、別れた私の家族・・・。」
どこか怪しいうらぶれたオッサン、山城が今回の依頼人。
「我がミュージアムの計画も、最終段階に入った。」
ミュージアムの側では、計画が最終段階に。
 同時に現れた謎の2人。
「食べる?」
「おいしいのに。」
紫髪でゴスロリで、やたら動きが良くてイナゴが好き、でドーパントの女性と白スーツの謎の男。
「ミック、処刑人はお前なの・・・!?」
一方、琉兵衛への謀反に失敗した冴子は追われる身に。
飼い猫であったミックに追い詰められ、ついにメモリを失い自身も川に転落・・・。
 代わって代表となった若菜は、
「2人でこの街を出るの!家も仕事も、全部捨てて。」
フィリップに駆け落ちを持ちかけ、とうとう素顔で急接近。
 そして鍵となるのが、
「ほら、そいつの片割れの記憶も消したじゃない。」
「何!?」
山城が、フィリップの記憶を消していたという衝撃の真実。
 取り乱すフィリップ。
「僕の記憶を消した・・・?何の記憶を!?」
「それは・・・家族の、記憶を・・・。」
「家族・・・?」
今回のキーワードは、『家族』のようです。

 ホッパードーパントと戦うアクセルは、
「トライアル!」
今度はちゃんとトライアルに変身させてもらえました。
が、蹴りのスピードは同等のようで、パワーについてはダウンした分負けているような・・・。
「逃がしたか・・・。」
結果、逃げられてしまいました。
「逃げられた。」
「おお、助かったのか!」
大喜びの山城。何だか怒りが・・・。
「山城博士・・・どういう事だよ?あんた、無理やり研究させられてたんじゃないのか?」
「園咲琉兵衛は、私の研究に必要な施設と予算を、全て用意してくれた。科学者としてはね、そんな魅力的な誘いを、断れるわけがない!」
 どうやらこの人も、大概アレな人だったようです。
ある種、街を泣かせるものでした。
「あんたなあ!」
「博士・・・。僕の家族を知ってるんですか?」
「あ・・・?」
「どうなんです?」
「・・・知らない。私はただ・・・記憶を消しただけだよ。詳しい事は、何も知らない。」
明らかに挙動不審。これは確実に知っています。
「署に連行する。ミュージアムについて知っている事を、じっくり聞かせてもらうぞ。」
組織の被害者が一変、協力者として連行される事に。

 琉兵衛と対談する白スーツの男、加頭。
「加頭君、わざわざ君が来た用件を伺おう。一体、何を心配しているのかね?財団Xは。」
「では、率直に。弊社とミュージアムの間に締結した、ガイアメモリ開発計画においてここ1年間、約12%の遅れが生じています。」
 財団って「弊社」って言うのだろうか?と言う疑問は置いといて、やはり必要な要素が決定的に欠けている事から、計画は1割強とかなりの遅れ。
「細かいなぁ。大した数字ではない。」
その言葉を聞いて、今度はカップを落とす加頭。
「園咲さん、投資先はお宅だけでは無いのですよ?」
と、脅し。どうやら、財団Xと言うのはミュージアムよりも上の存在のようです。
 琉兵衛はテーブルを叩き、何やら緊迫したムード。
「分かっている。」
「では、具体的な修正案をお聞かせ願えますか?」
「前任者を更迭。代わりに、私が最も信頼する、有能な人間に全指揮権を与える。」
「下のお嬢様ですね。」
それを傍らで聞き、青ざめる若菜。

 フィリップの方も、思いつめているようでどうにも良くない状況。
「フィリップ君、昨日寝てないみたい。大丈夫かな?」
「急に家族の記憶を消されたなんて言われちゃあ、誰だって動揺するさ。しばらく、そっとしておこうぜ。」
と翔太郎が言い切るが先か、
「写真撮ろう!」
と言い出す亜樹子。
「・・・写真?」
「ねぇ、撮ろう撮ろう!」
「あ、おい!」
しかもフィリップまで。
「ほら、フィリップ君も一緒に!」
「おい、亜樹子・・・。」
「だって、今まで3人一緒に撮ったこと無いじゃない。それに、私たちだって家族みたいなもんだし。」
「・・・だな。」
そう言われて、翔太郎も納得。
「おい、フィリップ。」
「ああ。」
3人並んで、
「よし!」
「バット!」
撮影手段はバットショット。三脚いらずで遠隔シャッターも何でもありの便利カメラですね・・・。
「はい、もっと寄って寄って!」
「よし、撮るぜ!」
「はい、チー・・・」
さあ撮るぞと言うところで突っ込んできたスタッグフォン。
「ああ・・・これはひどい!」
一応撮れたものの、かなりのズレ様である様子。
「すまない、電話みたいだ。」
フィリップが出ると、
「フィリップ君・・・。」
「若菜さん!?」
相手は、震える声の若菜。
「この前の約束、覚えてる?」
「約束・・・。」
「この街から一緒に逃げて・・・。」
「え?」
「どこか知らない場所で、あなたと2人で生きたいの・・・。」
「でも、あれは・・・。」
「今日の午後2時、風都駅に来て。・・・待ってるから。」
「あ、若菜さん!?」
それだけ言って、電話が切れてしまいました。
そしてその様子を見ていたミック・・・危険な予感が。

 一方の冴子はと言うと、ホテルの一室で目を覚ましました。
「お目覚めですか?」
目覚めたのはやはり、加頭の部屋。
「誰・・・?誰なの?どこ?」
「風都ホテルです。泥のように寝てましたよ。よほど逃亡生活が堪えたようですね、園咲冴子さん。」
 相手の素性云々より、気になるのは
「無い!?タブーのメモリが・・・!」
「捜し物ですか?これなら、ありましたよ。」
ドライバーを出す加頭ですが、
「返して!」
「壊れてましたけど。」
どうやら破損していた様子。水濡れ厳禁?
「あなたは全てを失った。でも、ご心配なく。まだ逆転のチャンスは十分あります。私の言う通りにすれば。」
 ニヤリと笑う加頭。
こちらでも不穏な動き・・・。

 風都署で取調べを受ける山城。
「山城博士。まだ何か隠している事があるんじゃないか?」
「あるんじゃないのか!?いつまで黙ってるんだ?いい加減、吐きやがれ!」
久しぶりに出てきました、刃野と真倉。
 相変わらず黙ったままの山城に、
「課長、ちょっと一息入れましょうか。」
と昆布茶でも入れようとする刃野ですが、
「ん?昆布茶が切れてる!あれだけ切らすなと言ったろう!」
「えぇ?」
「早く買ってこいよ!大至急!」
「はいはい!」
どこかで見たような流れですね・・・。
「全く、もう。」
「・・・誕生日だったんです。」
ようやく口を開いた山城。
「そうそう、誕生日と言えば昆布茶。・・・ん?」
「私が誘拐されたのは、息子の7歳の誕生日だったんです。なのに、研究に魅せられた私は自らの意志で、家族を捨てた。いや!今更会う資格がないのはよく分かってるんです。でも一言、どうしても謝りたい・・・。」
「分かる、分かるよ・・・。」
などとやっていると、突然入り口から物音が。
「おお、随分早かったな。」
真倉が戻ってきた、と思うと様子が変。
振り向くと、口中にイナゴを詰めたまま倒れる真倉。
「食べる?」
その背後には、婦警コスのイナゴ女。
「あ、イナゴの佃煮は私ね、実は好きなんだよ。じゃあ、ちょっと頂き・・・」
普通にもらいに行こうとしたら、それはそれで蹴り飛ばされてしまいました。
「貴様!」
狙いはやはり山城。
「今度こそ、いただきまーす。」
「ホッパー!」
その脚で山城を捕まえたまま、ホッパーへと変身。
「アクセル!」
「変・・・身!」
竜もアクセルへと変身して応戦すると、その隙に逃げ出してしまう山城。
「山城!」
追うホッパー。
 あっという間に追いつかれ、
「逃げられないよ?」
と絶体絶命の所に、バイクモードで突っ込んできたアクセル。
「どいて!」
邪魔な一般人を投げ飛ばすと、ついトライアルに変身して救助してしまう竜。
「大丈夫か?」
しかし、結果としてまたもホッパーを逃がしてしまう格好に。
「・・・おのれ!」
復讐を捨て守る戦いに目覚めたのが裏目に出てしまいました。

 亜樹子は写真を印刷し、
「フィリップ君、どうする気?まさか、若菜姫と一緒に街を出るなんて言わないよね?」
それを渡しながら
「一緒にいよう?」
とどうにかフィリップを引きとめようとしますが、
「若菜さん・・・とても真剣だったんだ。」
「彼女は、園咲家の人間なんだよ!?悪の組織の大幹部なのよ!?罠よ・・・行っちゃ駄目!絶対駄目だからね!」
 なんという必死ぶり。
さらに翔太郎にも、
「翔太郎君も、黙ってないで止めてよ!」
と訴えるものの
「これは・・・フィリップが決める問題だ。」
口出しはしようとしない翔太郎。
「はあ?何言ってんの!?」
「『男の仕事の8割は決断。後はオマケみてえなものだ。』・・・どうすんだ?フィリップ。」
ここで、おやっさんの言葉。決断を迫られるフィリップ。
 あのひどい写真を見ながら、
「翔太郎、亜樹子ちゃん・・・。君たち2人は、僕の大切な仲間だよ。かけがえのない家族だ。君たちと別れるなんて、有り得ないよ。」
「フィリップ君・・・!」
「でも若菜さんを放っておく事もできない!ああ・・・!」
「結局、まだ決めてないんかい!」
スリッパ攻撃が入り、見事にオチがつきました。
「ああ、どうしよう・・・どうしよう・・・!」
ただただ悩むフィリップ。
「あ、もう少しで約束の時間だ!」
「仕方ねえ・・・。とりあえずは、駅まで行くしかねえだろ。」
「え!?」
煮え切らないフィリップに、仕方なく折衷案を取る事に。

 こちらは、現在の家の前までやって来た山城。
何者か近づいてきたので、思わず物陰へ。
「ただいまー。」
「翼、今日は早かったわね。」
「葉子・・・。」
どうやら、息子と妻である様子。
「翼も、あんなに大きくなって・・・。」
などと感激し、さあ会いに行こうとすると背後にはイナゴ女。
「博士。」
「ホッパー!」
そのまま殺られてしまった様子。
 家へ入る息子の目にもわずかに見えたようではありますが、全くスルーされてしまいました。
自業自得と言うべきでしょうか。
「ご馳走様。」
そこへアクセルが追いついてくるものの、時すでに遅し。
「遅かったわね。もう終わったよ?」
そのまま一撃くれて去っていくホッパー。
「待て!」
山城は、どうやらまだ息があるようですが・・・。

 事務所では、コーヒーに砂糖を入れすぎたりと、どうにも落ち着かない様子の亜樹子。
そこに事務所の電話が。
 翔太郎とフィリップはともに風都駅へ。
「若菜さん、まだ来ていないみたいだね。」
そこへ、亜樹子から着信。
「翔太郎君!山城さんが、大変なの!病院・・・フィリップ君に、どうしても伝えたいことがあるって!」
「山城がフィリップに?」
「風都中央病院に今すぐ向かって!」
「分かった。フィリップ、行くぞ。」
山城が病院に担ぎ込まれたという知らせ。
約束の時間を目前にし、後ろ髪引かれる思いながら従うフィリップ。
「・・・ああ。」
とんぼ返りで駅を後にすると、丁度そこへ若菜が。
「フィリップ君、きっと来てくれるよね・・・?」

 ホッパーを追撃するトライアル。
しかし、やっぱりパワー負けしている感が否めません。
「中々やるわね。」
ホッパーが決め技の体勢に入ると、トライアルもマキシマムスイッチを起動。
 ホッパーの必殺キックを回避し、四方八方からキックの嵐。
「トライアル!マキシマムドライブ!」
「9.7秒・・・それがお前の絶望までのタイムだ。」
意外とあっさりとホッパーを撃破。
メモリブレイクし、イナゴを落としながら倒れるイナゴ女。
 竜が変身を解除し、手錠を掛けようとすると再び起き上がり、
「まだそんな力が!?」
逃走しようとすると、そこに現れたのはスミロドン。
そのまま、イナゴ女を消滅させてしまいました。
「口封じか?」
竜が再び変身の体勢を取ると、威嚇しながら立ち去るってしまいました。何か、他に仕事があるとでも言いたげな・・・。

 病室では、
「亜樹子!博士は?」
「遅いよ!先生、来ました。」
「フィリップ・・・。」
山城の近くへ寄り、話を聞くフィリップ。
「山城博士・・・。」
「私は、本当に自分勝手な人間だった。許してくれ・・・。」
「僕に伝えたいことって何ですか?」
「君の、君の本当の名前は・・・園咲・・・来人。」
「それじゃ、フィリップは・・・。」
「園咲琉兵衛の・・・実の・・・息子。」
ついに明かされたフィリップの正体。同時に力を失う山城。
「山城さん!?」
「僕は、園咲・・・来人・・・。」
驚きの真実を知り、そして思い出されるのは若菜。
「こうしてあなたといると心が安らぐ。」
「僕もです。」
つまり、若菜とも姉弟であると言う事で。
「フィリップ君・・・。」
その事実を受け止めたフィリップの決断は、
「僕は決めた。若菜さんと・・・この街を出る。」
実の家族を取る、という決断。
「フィリップ・・・それが、どれだけ大変で、どれだけ危険な事か。分かった上での決断なんだな?」
「ああ。彼女は苦しんでる、僕が支えてあげなくちゃ。だって、家族だから。」
「・・・なら、俺は何も言う事は無え。さあ、早く行ってやれ。」
フィリップの決断を尊重する翔太郎と、
「さよならなんて言わないから。」
悲しいながら受け入れようとする亜樹子。
「亜樹ちゃん・・・じゃあね。」
駅へと走るフィリップ。

 しかし、若干遅かったと言わざるを得ない状況。
「お父様!?」
「さあ、一緒に来なさい。」
「嫌、嫌!」
笑い声とともにテラーが現れ、若菜をどこかへと連れ去ってしまいました。
 移動したのは、何やら研究施設のような場所。
「ここは?」
「これこそが、お前が継ぐべき組織の真の姿だ。もう、自分勝手なわがままは許されん。お前の双肩には、この星の運命がかかっているのだ。」
「この星の、運命・・・?」
「若菜、お前こそがミュージアムそのものだ。」
逃げることもかならず、重大な使命を背負わされてしまった若菜・・・。

後半は追記へ。
って言うかAパートがいつも以上に長い・・・。
 駅に到着したフィリップですが、若菜の姿は無し。
「若菜さん、まさかもう行っちゃったんじゃ・・・?」
駅の中を探して回るフィリップ。
すると、ここでまた着信が。
「もしもし、若菜さん!?今、どこに?」
「後ろよ。来てくれたのね、来人。」
背後には既に若菜が。しかし衣装は黒く、雰囲気もどこか違います。
「若菜さん・・・。え?来人?」
「ずっと死んだと思っていた、私の弟・・・。」
若菜もまた、真実を知ったようです。
 衝撃を受けるフィリップ。
「僕、何も覚えてなくて・・・。でも、やっと分かりました。どうして一緒にいると、心が安らいだのか。僕達が、家族だったから。」
 2人ともが、その結論に至ったものの
「そうよ。私たちは家族。園咲に生まれた人間。来人、あなたの命をもらうわ。」
「クレイドール!」
「ミュージアムのために!」
クレイドールに変身し、あろう事かフィリップの命を狙う若菜。

 そうとは知らない事務所組残り。
「フィリップ君、今頃どうしてるかな?」
「そりゃ、お前・・・電車の中だろ。」
「だよね・・・。」
喪失感はやはり大きかったようです。
 そこへ、フィリップから着信が。
「フィリップ?・・・どうした?」
「翔太郎、変身するよ!」
「おい、何があった?」
「いいから!」
「分かった。」
ドライバーを装着し、変身の体勢へ。
「ジョーカー!」
「ファング!」
「変身!」
「ファング・ジョーカー!」
ファングジョーカーへと変身、クレイドールを迎撃しようとすると、そこへ多数のマスカレードが。
「これは・・・?」
意識を共有したところで、何が何だかさっぱり状況が飲み込めない翔太郎。
「フィリップ、お前・・・若菜姫と一緒に街を出たはずじゃ?」
「あれが・・・若菜さんだ。」
「何だって!?」
「あのドーパントが、僕の姉さんだ!」
「え?どういう事だ!?」
「僕にも分からない!どうしてこんな事になっているのか!」
感傷に浸る間も、疑問を抱く間も与えられないフィリップ。
「ファング!マキシマムドライブ!」
マキシマムでマスカレードを一掃し、クレイドールと向かい合うダブル。
「教えてくれ。何があったって言うんだ!?」
「私の使命を理解しただけよ!」
そのまま攻撃を加えてくるクレイドール。
やはり井坂の件もあってパワーアップしているらしく、ファングでも受けきれない威力。
 そのまま変身を解除し倒れるフィリップに、
「来人・・・あなたも自分の使命を思い出しなさい。」
とだけ行って去っていくクレイドール。
フィリップはただ、慟哭の叫びを上げるばかり。

 園咲家に戻った若菜。
「お邪魔しました。」
加頭とすれ違うと、
「ねえ、今度用件がある時は父ではなく、私に伝えて下さる?・・・よろしくって?」」
と依頼する若菜。やはり、ミュージアム当主としての自覚に目覚めてしまったのかどうか・・・?

 今回の件についても報告書をまとめる翔太郎。
「フィリップは、またここに戻った。でも、奴にとって状況は全く変わってしまった。受け止めるには、その現実はあまりに過酷で・・・。」
 気に病む翔太郎をよそに、テンションの高い亜樹子。
「出来た〜!ついに、ホームページを立ち上げたわよ!これで、依頼倍増間違いなしね!」
「んなー!?全くハードボイルドじゃねえ!」
なんという駄目そうなHP・・・。
しかし絵を亜樹子が描いたとすれば意外な才能です。
「本当はこの写真、使いたかったんだけどね。」
あの失敗した3人の写真が使いたかったようですが・・・流石に出オチになるでしょう。
「お前、これ撮るの失敗してんじゃん。」
「いい写真じゃない!いかにも、うちの事務所らしくて。」
「まあな・・・。」
「フィリップの本当の名前は、園咲来人。でも俺たちにとって、やっぱりフィリップはフィリップだ。」
 意外なことに、割りといつもの終わり方でEND。

 全体的な感想としましては、思った以上に話が悪く、暗い方向に向かっていますね・・・。
お互いが姉弟であることを同時に知り、さあどうなると思っていたら若菜はすっかり人が変わってしまい、組織の敵・仮面ライダーであることも承知の様子。
こうなると、一体どうしていいのか・・・。
 ここで、起こりうる先の展開と言うものを考えてみると
1.若菜は操られているだけで琉兵衛とか黒幕を倒せば戻る
2.自らミュージアムとともに散ろうとする
3.冴子とかがまた何かやらかして、現ミュージアム自体がなくなってその時に良くも悪くもどうにかなる
・・・ぐらいでしょうか。
 1は流石に無いだろうとして、2か3は普通にありそうな気がします。
2は若菜自身はガイアメモリそのもについて嫌悪感を抱いているような様子もありませんし、現状は難しかと思いますが、フィリップの目的や、計画の進行の上でフィリップが犠牲になるようなものならば有り得るかもしれません。
 3は、どの道三者対立の構図は避けられるように思えませんからね・・・。
意外と現実的なように思えます。
と言うか若菜死亡っていう流れしか想像できないのが・・・。
しかもシュラウドまで含めたら四者対立になりそうな。
 それにしても、後半ガラリと様子を変えてきた所はてっきり、冴子が若菜のふりをしているのかと思いましたよ。
そのぐらい、普段のイメージとかけ離れていました。
結構な演技ですね。

 そして、財団Xと冴子の接触というのも色々な意味で不穏な空気。
財団Xはミュージアムのスポンサー、すなわち上位組織であり、その使者である加頭は現在の経営陣をよく思っていないらしい、という状況。
 ここにきて、琉兵衛ラスボス説が少々ばかり怪しくなってきましたね。
かといって、ポッと出のラスボスなんか据えられてもなぁ、と思うところではあります。
出るのが遅かったんじゃないか、財団X・・・?という疑惑を禁じ得ません。
 と言うよりも、冴子の凋落とも絡んで井坂がやはり長生きしすぎたか、と思うところです。
その冴子は、幹部の地位も、その証たるメモリもドライバーも失ってしまい、しかし加頭によればまだ手立てはあると・・・。
 やはりこの男、冴子を駒に使ってミュージアム刷新を図ろうというつもりでしょうか。
野放しにしておくと思うように動かなかった、というふうな状況に見えますし。

 何にせよ、財団Xの登場により話が大きく膨らんでいった感があります。
同時に、うまいこと収束させられるんだろうか?という思いも。
複数の勢力と言う意味ではカブトの時のこととか、敵のさらに上位と言う意味では響鬼とか。
そう言う、今までの平成ライダーのいけないラストがふと脳裏に浮かんできてしまいます。
 Wにはぜひ、そうした過去の過ちを振り切ってもらいたい所なのですが。
Wにおけるライダーの目的とは、何か悪の組織を壊滅させることではなく、街を泣かせぬことというのが特色でもあるわけで。
 ここは1つ、意外性のあるラストを想像するのもアリでしょうね。
例年通りに夏の映画もあり、半年ズレている都合その時Wは丁度クライマックスという関連性も気になります。

 今回、個人的にいい味を出していたと思うのはやはり亜樹子でしょう。
あの最初はウザくて仕方なかったのが、今じゃこんな立派なヒロインに・・・と考えると感慨深いものがあります。
 フィリップがどこか遠くへ行ってしまうんじゃないか、と不安になってしきりに写真を撮ろうとしたり、必死にフィリップを引きとめようとする様子が可愛すぎる・・・とか思ってしまいました。不覚にも。
 今回もおやっさんの挿入歌が入りましたが、亜樹子はやはり父親を失っているわけで。
それが家族とか言うと、もうなんか反則的ですよ。
 あと女性繋がりで言うと、異常な個性を放っていたイナゴ女。
今回でアッサリ退場ってのはどうも惜しいですね・・・。
見た目が派手でアクションもできて、あとアフレコも決して下手ではないな、という印象を受けたもので。
 強烈な個性を持ちながら、処刑人として淡々と行動すると言うのは話の本筋を圧迫しないので上手い使い方だったか、とは思います。

 逆に徹底的に使い方が残念だったのがトライアル。
登場2回目にしてこの扱いとは・・・。
パワーはドーパントに劣り、マキシマムすれば追いつけるもののトドメ以外には使えず。
基本的に追いかけっこをしているだけのポジションでしたね、今回・・・。
 もう少し良い運用方法は無いものか、と思うところです。
どうも変形しないんじゃないか?という疑惑も出てきましたし。

 次回、このタイミングでまさかのギャグ回?
何やら赤くて早そうな奴が出てきましたが、果たして?(トライアルの扱い的な意味で)
Posted by jerid_and_me at 21:34│Comments(4)TrackBack(13) 特撮ネタ | 仮面ライダーW

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この記事へのコメント
なにやら事態が更に悪い方向に転がってしまった回でしたね
若菜が死ぬんじゃないかという可能性も考えていましたが
ある意味それよりも悪い展開になってきました、一体若菜は何を吹き込まれてああなってしまったのか・・・
現時点では今ひとつ掴めませんね

とりあえず今回の話は視聴者が既に知っていたり、想像していたりしていたことを
登場人物達が改めて知った回でしたし、これと言って視聴者側には進展はありませんでしたね
これからの最終章に向けてのおさらい、と言ったところでしょうか

次回は一週間休みの上にギャグ回?みたいですけど
あの予告にいた謎の存在は・・・ライアードーパント回もギャグと思わせておいて井坂が登場したりしてましたし
どうやら油断しない方がいいかもしれません
Posted by 夜叉 at 2010年06月10日 00:10
>>夜叉さん
毎度コメントありがとうございまーす。
本当、やっとフィリップが真実を知ったと思えばアレですからね・・・。
個人的には、琉兵衛に「フィリップが園咲家に戻ればどうなるか」を聞かされたんだと思っています。で、若菜は「そうなるぐらいなら」と自らフィリップと戦う道を選んだんじゃないか、などと現状では考えています。
何にせよ、最終章へ向かうお膳立ては整ったと言う感があります。
 予告を見る限りはギャグ回・・・ですが、Wのギャグ回ほど油断のならない物もありませんね。
これは追加の一週間が長いですよ・・・。
Posted by ジェリドと管理人 at 2010年06月12日 02:50
いつも感想楽しみにしております。
今回のお話と感想を見て幾つかコメントさせて下さい

・園咲家サイドについてですが、
井坂先生のキャラは良かったのですが
野心家キャラは中年男性よりも、霧彦や今回の財団の男のような
曲者な若者にさせたほうが良かったのでは?と思っています。
年齢性別(と種族?)のバランスが霧彦退場以降悪化するばかりなので…

・フィリップが迷うところでギャグになったのは
今までシリアスなムードだっただけに、
一瞬きょとんとしましたが、あれくらいスッキリしている方が
良かったのだと思いました。裏を返せばマネー戦での「家族」や
「決断」といったキーワードがこれまでの積み重ねを経て、今や
フィリップにとって重要なものとして根付いたのではないでしょうか。

・最後にですが亜樹子は本当にいい子になりましたよね。
個人的には冬の劇場版での「死んだ人は帰ってこない」という台詞や
同時期のアームズ・ドーパーント戦あたりから好感度アップというより、
これがこの人の魅力なんだなと思うようになりました。

それでは長文失礼いたしました。
この二週間は、ギャグ回までにフィリップ君が立ち直る為の期間だと思って我慢しております
Posted by 名無し at 2010年06月13日 15:14
>>名無しさん
毎度コメントありがとうございまーす。
確かに、今から思うと井坂はキャラ的にはよかったものの、徐々に凡庸さが感じられるようになったのがマイナスと思います。狙いは結局1本のメモリとか。
やっぱり、年齢的にも主人公とストレートに対立させやすいキャラの方がそういうポジションは向くのだろうと思います。
 フィリップにとって、2つの大切なものの間で揺れ動くこと自体がおよそ初めての経験でしょうが、そこに長々と時間をかけていれば色々と足りなくなったかも知れませんし。あれで英断だったと思いますよ。
ちゃんと迷ってるってのは伝わりましたし。
 亜樹子は本当に化けましたよね・・・。
半年ほども前には、それこそ全く予想だにしていなかった事ですよ。
やはりアームズ辺りが転機だったと思います。
今じゃ、多少のことがあっても「こういうキャラだから」で済ませられるようになりました。人間って変わるもんですね。

次回のギャグ回は果たしてギャグ回でありますものやら・・・。
Posted by ジェリドと管理人 at 2010年06月14日 18:33