2017年03月19日

今週の仮面ライダーエグゼイド「第23話 極限のdead or alive!」

 黎斗はレベルXに覚醒、小星の渾身の新作は不発で永夢のドライバーも機能喪失・・・というかなり絶望的だった前回から。
前回、衛生省の職員を追い返し、治療を敢行した黎斗が裏切ったことでCRにも暗雲が。
 日向直々に通信を入れ、
「君たちに大事な通達がある。一両日中に檀黎斗の陰謀を阻止できなければ、君たちドクターをCRから除名。仮面ライダーの資格を剥奪することが決定した。理由は2つ、衛生省の指示を無視して檀黎斗を取り逃がした結果、幻夢コーポレーションを占拠されたこと。そして、貴重なゲーマドライバーを1つ破壊されたことだ。」
 粛々と決定事項を伝える日向ですが、この場に大我も同席している不思議。
既に資格を剥奪されたところをカネで買ったドライバーなのですが・・・?
「立場上、私も君たちを庇うことはできない。分かってくれ。」
「こちらこそ、すみませんでした・・・恭太郎先生。」
黎斗のどす黒い本性を見抜けなかった事については申し開きのしようがなく、無茶苦茶に思える通達ですが受け入れるより他ありません。

 一方、逃げおおせた上に本社凱旋まで果たした黎斗は、
「あと2体、バグスターのデータを回収すれば・・・『仮面ライダークロニクル』は完成だ。」
と、既に勝ったような気でいます。
 幻夢コーポレーション本社前では特殊部隊が待ち構える中、堂々と姿を現します。
「来たぞ!」
「檀黎斗が出てきました!」
銃を向けられたところで、
「変身。」
不死身のゲンムになってしまえば、銃など何するものぞ。

 CRではそんな黎斗への対策を話し合いますが、
「ゲンムに対抗するには新型ガシャットの力が必要だ。」
「何?そのガシャット!」
「監察医が遺したシステムがデータとして入っている。」
初めて聞いた永夢はビックリ。
「えっ!?貴利矢さんが?」
「あいつは病理学的な見地から、リプログラミングによってバグスターウイルスに対抗できると考えていた。」
「リプログラミング!・・・って何?」
「つまり、バグスターの遺伝子を書き換える!」
ポッピーにはサッパリですが、仮にもドクターである永夢も内容を理解しています。
「でも、意味ないじゃん。大我が使っても起動しなかったんだから。」
実際、ガシャットとして動かないことには対抗手段とはなり得ない訳で・・・。
 なんて思っていると、救急通報が。
「救急通報だ!」
「俺は残って新型ガシャットについて調べる。無免許医、ガシャットを交換しろ。」
「期待するだけ無駄だと思うがな。」
レベル50と引き換えに新作を受け取り、調査にあたる飛彩。

 幻夢コーポレーション前では、バグスターとともに特殊部隊を蹴散らすゲンム。
「私の計画は誰にも邪魔させない。」
そこへ現着した永夢ら。
「やめろ!」
「うわ、ウザっ!」
「宝生永夢・・・ゲーマドライバーが使えないのに、よくここに来たな。」
「ドライバーならある。・・・貴利矢さんの形見が!」
「永夢・・・。世界の・・・人類の運命は任せたぜ。」
やはり永夢が持っていた、貴利矢が消え際に託したドライバー。
「うむ、そうか・・・それがあったか。」
「貴利矢さんとの約束を・・・果たす時だ!」
貴利矢のドライバーを装着する永夢。

 飛彩は、引き続きガシャットと貴利矢の遺品を調査。
「貴利矢はリプログラミングのシステムを、どうやって実現させようとしてたんだろうね?」
話を理解したらしいポッピーが不思議がっているのをよそに、飛彩はPCの中に貴利矢のメモ書きを発見。
それは『宝生永夢とバグスターウイルスの関連性についてのメモ』と題されており、
「宝生永夢は世界で初めてバグスターウイルスに感染したゲーム病患者である。バグスターウイルスについて調べていくうちに筆者は、現状を打開する可能性を秘めた一つの真実にたどり着いた。そもそも筆者が宝生永夢に着目したきっかけは『なぜ宝生永夢は適合手術を受けずに」
 と続いており、政宗との面会までで得られた情報とそれに基づく仮説が控えられているようです。
「これは・・・!」
目を丸くする飛彩。一体何が?

 永夢はマイティブラザーズXXに変身してゲンムに戦いを挑みますが、レベルエックスは地味に強くて2体がかりでも苦戦。
ニコも負傷者の救助を行ったりと、サポートキャラが板についています。
「逃げるよ!」
スナイプはレベル50の、持ち前の火力でゾンビバグスターを一掃するも、倒した先から復活していきます。
「雑魚も不死身かよ?」
「不死身の奴が相手じゃキリがないよ!」
すると、ここで追いついてきた飛彩。
「研修医!お前がそれを使え!」
調査の結論として、永夢に新作ガシャットを投げてよこしました。
「えっ・・・僕が?」
「ゲームマスターの私に許可なく、またガシャットを・・・!」
激おこのゲンム。エグゼイドに迫ろうという所で割って入るブレイブ。
「お前はマイティブラザーズXXを生み出した!その理由は、お前自身にある!」
「僕自身・・・?」
「どこかで見覚えがあるはずだ!」
「そうなのか?」
覚えのないMですが、永夢の方は
「あっ、そう言えば・・・。子供の頃、新しいゲームを考えるのが好きで、その時のアイデアと似てる!オレンジとグリーンの2人組のヒーローで・・・。」
回想でもちらりと出てきた落書き、やはりあれが元になっているようです。
「やはり・・・。お前ならそのガシャットを使えるはずだ!」
2人のエグゼイドはお互い頷くと、一旦レベル10に融合。
「ガッチャーン!レベルアップ!」
「ガシューン」
「ガシャット!」
ガッチャーン!」
そしてついに起動、と思ったら
「ガッチャーン!」
「動け!おい!動けよ!」
結局立ち上がらず。
「ガッチャーン!ガッチャーン!」
何度も試してみますが、スナイプ同様、逆に変身が解けてしまいました。
「ブレイブ!てめえの見込み違いだったようだな。」
「そんな筈はない。監察医はずっとお前の秘密を調べていた。その理由は、バグスターを根絶するために、世界で初めてのバグスターウイルスを探していたからだ!」
「ビンゴ!だからレーザーは消されたってこと。」
いつの間にか観戦しているパラド。
 つまり、さまざまなゲームの形に変異してしまったバグスターウイルスではなく、原種である永夢のもつウイルスが病理学的に必要だった、という事でしょうか。
「お前の体内のウイルスは、全てのバグスターを、全てのガシャットを生み出した根源。お前には、ガシャットを生み出す力があるはずだ!」
飛彩の鼓舞を受け、再び立ち上がって変身を試みる永夢。
「ガッチャーン!ガッチャ・・・ガッチャーン!」
「頼む・・・動いてくれ!」
何度もレバーを操作しますが、ガシャットはうんともすんとも言いません。
「そんな力はない。あるはずがない!奇跡は二度も起こらない!」
始末しようとするゲンムと、どうにか食い止めようとするブレイブ。
「ドラゴナイトハンター!Z!」
レベル2からレベル5にパワーアップして妨害を続けますが、
「ガッチャーン!ガッチャーン!」
一向に動く気配のないガシャット。
「ああ・・・やっぱ無理だって!」
「大丈夫。永夢ならきっと・・・!」
飛彩も明日那も永夢を信頼していますが、ついに永夢を射程に捉えたゲンム。
ガシャコンスパローの射撃が永夢に向かい・・・という所でまだ割って入るブレイブ。
「レベルエックスの力は・・・その程度か!」
が、そんなブレイブを押しのけ、変身解除に追い込みます。
「ガシューン」
「不正なガシャットは破壊する!」
絶体絶命、というその時、
「永夢!永夢、お前の運命はそんなものか!お前が信じた監察医は、お前に全てを託したんだぞ!」
ここにきて初めての『永夢』呼びで発破をかける飛彩。
 目の前にはゲス顔で迫るゲンム。
「お前の運命は・・・お前が変えろ!」
貴利矢の最期の言葉を思い出し、
「貴利矢さんが残してくれた希望・・・絶対に無駄にしない!」
決意を新たにしたその時、永夢の瞳が赤く発光。
「俺の運命は・・・俺が変える!」
どうやら、Mの人格が表に出てきたようです。
イメージ映像では、永夢のDNAに絡みついたバグスターウイルスがさらに変容・・・と言うか、もう完全に遺伝子と一体化してないですかコレ。
 そのエネルギーが永夢の全身に満ちたと思ったら、ガシャットに移動。
文字通り、ガシャットからエグゼイドの頭が生えました。
「えっ!?」
「まさか!」
今回は黎斗の手をまったく介さない形で、新しいガシャットが完成。
「宝生永夢・・・!」
「あいつ・・・やりやがった。」
いざガシャットを立ち上げ、という所で

後半は追記へ。
 新作ガシャットはついに起動。
「マキシマムマイティX!」
「変身。」
「マキシマムガシャット!」
「ガッチャーン!レベルマックス!」
「最大級のパワフルボディ!ダリラガン!ダゴズバン!最大級のパワフルボディ!」
影山さん声がマッチし過ぎる・・・。ふた昔ぐらい前のロボットアニメのようなセンスです。
 さらにガシャット本体を押し込むと、
「マキシマムパワー!エーックス!」
巨大なエグゼイド顔が下りてきて合体。スイカアームズを思い出す変身ですね。
「俺のレベルはマキシマム。レベル99だ!」
ついにカンスト。この数字に一同驚愕・・・明日那だけ微妙に理解が遅いのですが。
「レベル99って・・・最強じゃん!」
「ステージセレクト!」
開けた場所へと移動。
 この圧倒的な体躯を前にしても、
「レベルがいくつだろうと、不死身の私達は攻略できない!」
と、さらにバグスターを召喚し、さらには久々の巨大バグスターまで。
 大きくなったエグゼイドが小さく見えるほどの巨体に、腕を吹っ飛ばされてもすぐに復元する再生能力。
しかしながらエグゼイドはその攻撃を全く寄せ付けず、それどころかパンチ1発で吹っ飛ばして他のバグスターやゲンムを巻き込む大爆発を起こさせる始末。
 が、これもすぐに再生。
「ゲンム、お前のゲームを攻略する!」
小さく見えるキースラッシャーを装備すると、「
「ズ・キュ・キュ・キューン!」
「マキシマムガシャット!キメワザ!」
「マキシマムマイティ・クリティカルフィニッシュ!」
ビームを放つと、巨大バグスターがバラバラの雑魚バグスターへと分解。
「何だ?この力は・・・。」
そればかりか、すっかり消えたままになっていたゲンムのライダーゲージが復旧。
「あっ、ライダーゲージが・・・復活した!?」
「お前の不死身の能力はリプログラミングした!」
時系列を遡るように、レベルエックスどころか不死身に開眼する前にまでデータを戻してしまったようです。
「こいつは驚いたな・・・。」
「ガッチャーン!」
「バンバン・クリティカルファイアー!」
物は試しとゲンムに必殺技を叩き込んでみると、雑魚バグスターは吹っ飛んだきり復活しませんし、ゲンムのゲージも減っています。
「そんなバカな・・・!」
さらにエグゼイドがパンチで追い打ちをかけると、それはもう派手に吹っ飛びます。
ゲージはみるみるうちに危険域に達し、アラームが鳴り響きます。
「勝負はついたな。」
すると、トドメは刺さずに変身を解除してしまうエグゼイド。
「ガッチャーン」
「ガシューン」
「もう終わりにしましょう。」
そんな永夢に、大我はすごい剣幕。
「何やってる!あいつを仕留めないと、お前らは仮面ライダーじゃなくなるんだぞ!?」
しかし永夢も
「仮面ライダーである前に、僕はドクターです!あなたの命までは奪えない。」
またも情けをかけられた黎斗は、嫌悪の叫びを上げながら変身解除。
「亡くなった人たちの無念を受け止めて、罪を償ってください。」
普通だったらこれで丸く収まるのですが、相手は到底普通ではありませんでした。
「罪を犯してるのはお前たちの方だ!私は神だ!私の才能は具現化されなければならない。それを邪魔する事こそが罪だ!」
捨て台詞とともにバグヴァイザーを乱射し、姿をくらませてしまう黎斗。
「ゲンム!」
「ああ・・・やっぱり不便な生き物だな、人間ってのは。」
面白く無さそうなパラド。何を考えているのか。
 結局、黎斗を取り逃がしてしまい、大我に追求を受ける永夢。
「何がドクターだ!あいつをぶっ潰すチャンスだったんだぞ!?」
しかし飛彩も、
「俺達ドクターの仕事は、人の命を奪う事じゃない。」
という意見は同じようです。
「はあ?あいつをぶっ倒さなきゃまた誰かが犠牲になるの、分かんないの?」
ニコは大我と同意見。
「あの男の命か、大勢の命か。お前はどっちを取るんだ?」
「命に・・・優先順位なんてつけられない。」
結局、黎斗をどうにかしなければ患者は増えますが、それは医者の領分ではない・・・という話でしょうか。

 またも逃げおおせた黎斗は、もはや半狂乱と化して奇声を発しながらバグスターを探しています。
「『ドラゴナイトハンターZ』と『ドレミファビート』の感染者はどこだ!?バグスターはどこにいる!?」
感染者も何も、その2つってそう言えばグラファイトとポッピーですよね。何故データがない。
 行き着いた先には、憩いを求める市民が多く集まっている公園のような場所が。
黎斗はゲス顔を浮かべ・・・。

 黎斗を追う永夢。
「どうすればゲンムを・・・。」
迷っていると、そこにパラドが。
「エンディングは目の前だって言うのに、何ためらってんだよ?」
「パラド!」
「あいつは、自分が神だと勘違いしてる。俺達バグスターを生み出しといて、駒に利用するムカつく奴だ。だから気にすんな。」
あくまで、永夢に黎斗を始末させようという腹。主人公がボスキャラを倒す、それはゲームにおいては避けては通れぬ道ですが・・・。

 当の黎斗はまだ悪行を重ねていきます。
集まっている一般人に向けてドレミファビートとドラゴナイトハンターZのウイルスを散布し、バグスターを生み出させようという腹なのでしょうが、バタバタと倒れ苦しむ人々を見下ろす様はまさに外道。

 そんな黎斗を指して、パラドは
「あいつは、既に心も体も死んだようなもんだ。トドメを刺したからって、命を奪った事にはならない。レーザーの命を奪ったあいつを許せるのか?」
 黎斗が既に人でなしと化してしまったことを説き、永夢を誘導。
「それは・・・。」
永夢も傾きかけたその時、緊急通報が。
 既にそれが黎斗の凶行であると分かっているかのように、
「ラスボス倒さなきゃ、世界はハッピーエンドにならないぜ?お前の力でゲンムを消せ。」
と耳打ちし、姿を消したパラド。

 黎斗は、さらにバグスターを呼び出し暴行することでストレスを与えています。
「早く出てこい、バグスター。私を焦らすな!」
なんと自分勝手な言い分。そこへまず到着したのは大我ら。
「いた!」
「ゲームに取り憑かれた哀れな奴め。この俺が始末してやる。」
「まだ罪を犯す気か・・・。」
「デンジャラスゾンビ!」
「変身。」
「ガシャット!バグルアップ!」
「デンジャラスゾンビ!」
もはや不死の能力を失ったゾンビゲーマーへと変身。
「第伍拾戦術。」
「バンバンシミュレーションズ!」
「変身。」
「デュアルガシャット!」
「ガッチャーン!デュアルアップ!」
「バンバンシミュレーションズ!発進!」
艦砲射撃で雑魚を駆逐しながらシミュレーションゲーマーへと変身。
もはや不死身でも何でもないので、雑魚は次々と消えていきます。
 さらに飛彩と明日那も到着。
こちらは黎斗を殺さない派です。
「大我やめて!」
「術式レベル5。変身!」
「ドラゴナイトハンター!Z!」
「あいつの命を奪わずとも、ガシャットを奪えば済む話だ!」
「それじゃ甘いんだよ!」
目の前で言い争う2人に、黎斗は
「プレイヤー如きが!私に逆らうな!」
「ガシャット!キメワザ!」
「ドレミファ・クリティカルフィニッシュ!」
横から必殺技。スナイプは防ぎきりましたが、ブレイブは吹っ飛ばされてしまいました。
「飛彩!」
まあ10倍のレベル差があるのだから仕方ない・・・。
「私の前から消え失せろ!」
「ガシャット!キメワザ!」
「ジェット・クリティカルフィニッシュ!」
ミサイルの連射に、スナイプは通常砲撃で応戦。これは相打ちとなり、両者吹っ飛びます。
「もう少しなんだ。もう少しで私の夢が・・・!」
しぶといゲンムの前に、ついに現れた永夢。
「宝生永夢!」
「ゲンム・・・。」
その手にはマキシマムガシャットが。
「マキシマムマイティX!」
「お前の運命は・・・俺が変える!マックス大変身!」
「マキシマムガシャット!」
「ガッチャーン!レベルマックス!」
「最大級のパワフルボディ!ダリラガン!ダゴズバン!最大級のパワフルボディ!」
「マキシマムパワー!エーックス!」
「ステージセレクト!」
これは死んだな、と思う状況ですが、
「不死身だけがゾンビの力だと思うなよ・・・!」
と3体に増殖。
 しかしながら、そのボディは攻撃を全く寄せ付けず、簡単に押し込んでいきます。
「あいつ、まさかやる気か・・・?」
こうなれば、と加勢するスナイプとブレイブ。
「そうだ、M。それがゲームだ。」
またも高みの見物のパラド。
「エグゼイド!」
「ゲンム!」
「ギリギリ・クリティカルフィニッシュ!」
よりによって貴利矢の遺品で攻撃を仕掛けますが、これも全く効いていません。
 打つ手のなくなったゲンムはもうボコボコにされるばかり。
そして3人のライダーはそれぞれ必殺技の体勢に。
「ガッチャーン」
「キメワザ!」
「ガッチャーン!」
エグゼイドは足元へのパンチでゲンムを高く舞い上がらせ、
「マキシマム・クリティカルブレイク!」
その間に、スナイプとブレイブもそれぞれ増殖体を撃破。
「バンバン・クリティカルファイアー!」
まさかのキック技。
「ドラゴナイト・クリティカルストライク!」
最終的には、エグゼイドも超重量級のキックでゲンム本体を撃破。
ゲンムは盛大に爆発。
「ガッチャーン」
「ガシューン」
と言っても、これで死んだわけではないのですが・・・。
「まだまだ・・・!」
ボロボロの体で、再び変身しようとする黎斗ですが、どういう訳かガシャットが反応しません。
「なぜ反応しない!?」
「あなたの体内にある、バグスターウイルスの抗体をリプログラミングした。適合者じゃなくなったあなたは、もう変身できない。」
活性しているウイルスだけでなく、体内に残った抗体までも初期化してしまうという。何とも恐ろしい能力です。
「元々あなたは悪い人じゃなく、純粋にゲームを愛する1人のゲームクリエイターだったはずです。僕は、黎斗さんの笑顔を取り戻したい。」
これまでさんざん裏切られ続けて、なおも黎斗に情けをかける永夢。
 しかし、パラドはこれを快く思わないようです。
「白けることすんなよ・・・永夢。」
「パラド?」
黎斗を起こして連れ去るのか、と思ったら
「それじゃあ、ゲームは終われないんだよ。」
と腹パン。さらに、
「敗者には敗者らしい、エンディングってもんがあんだろ。」
「ガシャット!」
バグヴァイザーにデンジャラスゾンビのガシャットを装填すると、抗体の消えた体にウイルスを噴射。
大量感染に苦しむ黎斗。
「やめろ!」
止めようとする永夢らに向けても噴射し、近寄れません。
「嫌だ・・・嫌だ!死にたくない!死にたく・・・ああーっ!」
「おつかれさん、ゲームマスター。『仮面ライダークロニクル』は俺のものだ。」
「黎斗さん・・・。」
彼岸の計画まで乗っ取られ、苦しみにのたうち回る黎斗。因果応報というものではありますが・・・。
「私は神だ・・・!私の夢は・・・不滅だ!!うわーっ!!」
「ゲームオーバー」
最後まで夢に執着したまま霧散し消滅。
衝撃を隠せない永夢ら。

 ゲンムの退場により、奪われたガシャットは一通りあるべき場所に帰ったようです。
「終わったね。」
「終わってねえよ。バグスターがこの世から完全に消えるまで、俺達の戦いはな。」
そうなると、永夢をどうするかと言う問題にも再び直面するのでしょうが・・・。

 黎斗に代わり、幻夢コーポレーションの社長室に収まったパラド。
「ゲンム。お前が見続けた夢は俺が実現する。」
その手には、もはや8割がた完成した『仮面ライダークロニクル』のガシャットが。

 CRでは、日向からの通信。
「みんな、本当によくやってくれた。」
「さすがは私の部下だ!私は彼らを信じてましたよ。」
「よく言うよ!一番テンパってたくせに。」
和やかなムードですが、永夢は今だショックを引きずっています。
「僕は・・・黎斗さんを・・・。」
そんな永夢に、日向は
「永夢、誇りを持て。君は、人類の命を救ったんだ。」
と称え、飛彩も
「失った命とどう向き合うか・・・それもドクターの大切な仕事だ。」
と、飛彩が言うと説得力のある言葉。

 その後、永夢はひとりCRの屋上に立ち、夕日を見ながら涙しています。
あんな外道の極みみたいな男だったのに、これだけ涙を流せるとは、故人の言う通り水晶のような・・・という所でEND。

 全体的な感想としましては、貴利矢の遺品からのパワーアップでゲンムに逆襲して、という胸のすく話になるかと思えば、まさか完全消滅とは。思った以上に苦い話となりました。
こっぴどくボコボコにされて、また捨て台詞とともに逃げ帰るか、せいぜい捕まって親子入れ替わりで刑務所生活になるぐらいかと思ったのですが・・・。
 永夢の才能に嫉妬してピンポイントバイオテロを仕掛け、その時の種を使ってゼロデイを引き起こし、貴利矢を消して口封じをし、今日に至るまでさんざん永夢らを騙し、その過程で多くの犠牲者を出してきたのですから因果応報と言うより他ないという結末だったかとは思いますが。
 黎斗は最後まで外道だっただけに、永夢の純粋さが際立った回だったのですが、その永夢は黎斗を純粋という。
仮面ライダークロニクルへの執着なんかは確かにそういう所があったのかも知れませんが、才能に嫉妬してウイルスの実験台にするってちょっと弁護しきれない・・・。

 しかし、パラドがトドメを刺したというのは割りと意外でした。
そもそもずっと敵側のキャラだと思っていたので、このところ味方よりになって黎斗と敵対していたのも当初からみれば意外だったのですが。
 今回、黎斗と敵対し引導を渡した上で、敵となって永夢らの敵になろうとは。
仮にもライダーだし、味方化したのかとばかり思っていました。
これまで、あくまでゲームキャラとして動いてきたパラドですが、今回は初めて自分の描いたストーリーから外れてゲームマスターを始末し、ラスボスの座に収まりました。
ラスボス候補なのに、何をする気なのか中々読めないのが不安ですね・・・今回で展開が割りとバッサリと区切られたのもあって。

 ついにお披露目となった中間フォーム・・・グレイトフルやタイプフォーミュラ、カチドキに相当するポジションのようですが、見た目的には鎧武スイカアームズ級のボリュームですね。フルCGではなくスーツがちゃんと存在する辺り、高岩さんを殺す気満々ですが。
 手なんかでか過ぎて、もうドライバーはまともに操作できていませんし、ステージセレクトのスイッチに至っては絶対押せてないだろ、と言うのが明らか。
ガシャコンキースラッシャーも殆ど持てていない・・・という何とも大変そうなスーツ。首も回らないし、回っても見えないという凄いデザインです。本当、よくスーツを起こしたもんですね。
 能力も見た目に劣らず強烈で、バグスターウイルスの持つデータを前の時間に復元することで進化・学習により獲得した能力を喪失させてしまうというチート級のもの。
そればかりか体内の抗体を消失させられることを考えると、バグヴァイザーがデータを吸い出す間もなく消滅させたり、バグスターを分離も発症もさせずに治療とかできそうな能力ですよ。優秀過ぎて、今後作劇上どう運用していくのかが読めません。

 それにしてもこの所のエグゼイドは、話の作り方がかなりしっかりしているな・・・と感心させられます。
始まった当初は、医学とゲームなんてそんな滅茶苦茶な・・・と思っていたのですが、最近はかなりしっくりとハマっているように思います。
 ゲームと言うよりコンピューターウイルスとかのデジタル関係という感はありますが、それらを医学的な感染症対策や病理学、観察医学との結びつけが実に上手いです。
それらが序盤に真相を掴んだまま退場した貴利矢の存在を中心に展開され、その後数段回に分けて永夢の秘密が明かされていくというプロセスが丁寧に描かれており、レベルの高い話が続いたという印象です。
 永夢が変身できたのはゲーム病だったから、ゲーム病だったのは黎斗が16年前にウイルスを送りつけたから、そもそもウイルスは2000年問題のおりに突如発生した、永夢はそのウイルスの最初の感染者だから全てのウイルスのワクチンになり得て、これに関連して自分のアイデアをマイティブラザーズXXの形にすることができた、等々、説明の流れが実に丁寧。
話の根幹的な部分をここまでやってくれる作品もなかなかないと思いますよ。
 まだ気になる謎はいくつかありますが、それらが今後もこんな風に丁寧に料理されていくと思うと先が楽しみというものです。

 で、次回は合体SP的な。
あれ、予告には普通にゲンムLV1がいる・・・これは一体?
コラボ回なのに話を進める気満々です。ギャグ回でも油断できない作品なので、当然といえば当然か。
Posted by jerid_and_me at 22:12│Comments(3)TrackBack(4)特撮ネタ | 仮面ライダーエグゼイド

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仮面ライダーエグゼイド 第23話「極限のdead or alive!」【いま、お茶いれますね】at 2017年03月20日 20:20
この記事へのコメント
いやあ、先週公式でボロボロの黎斗に肩を貸すパラドの写真見た身としてもこの結末は予想外でした。

パラドにとっては今回の一件は飽くまでゾンビを狩るゲームだっという事か。
或いはバグスターを良い様に利用し、生き様を汚す黎斗に対する個人的な怒りも籠っていたのかもしれませんが、何にせよ人間・バグスター問わず命を尊ぶという観点が完全に欠けているパラドの(人間から見た)歪さをはっきり感じさせられました。
なるほどこれは共闘はあり得ても、本当の意味では絶対に相容れない。
今までもゲームの進行に命を巻き込もうとするゲンム側と、飽くまで治療の手段としてゲームを使っているだけで、そこに人の命を賭けさせようとなんて以ての外なドクター側と言う、「ゲーム」を舞台にした「命」の扱いのぶつかり合いでしたが、皮肉にも諸悪の根源が消えてバグスターが完全に主導を握った事でその構図はより加速していきそうな雰囲気です。

あと黎斗の中の人のブログによると、パラドに浴びせられたのはバグスターウイルスと言うよりガシャットに取り込ませる事で隔離していた自分の死のデータだとか。
役者さんの解釈であって公式にはそれらしい事は書かれていませんが、ウイルス感染者の消滅と違い、ゲームオーバーのアナウンスと共に消えたのもそう言う事なのかも…。

そして次回はコラボ回ですがグラファイト復活、そしてポッピーの裏切り…?
パラドがグラファイトに言ったおかえりに、ポッピーが別の誰かに言ったただいまを重ねる事でミスリードを誘ったのかと思ったのですが、ポッピーが暗闇でほほ笑むシーンの背景にゲンムコーポレーションのロゴが入ってるんですよね…。
そしてグラファイトとポッピーがパラドの元に合流するという事は、仮面ライダークロニクルに必要なデータが揃うという訳で、予告でガシャットが完成していたのはそう言う事なのか。
Posted by pinsam at 2017年03月20日 06:10
ドクターライダー全員の想いから新フォーム誕生という胸熱な展開でしたが、ラストや予告が不穏ですね・・・。
ポッピー/明日那のこれまでの言動を見る限り、バグスター側に与していた描写が無かっただけに唐突感が・・・。
マイティブラザーズが誕生した理由が明かされてましたが、これが初めて描写された第12話で、もう1つ気になる描写があるんですよね。
これが後々どう明かされてくのか楽しみです。
春映画予告、やはり北岡が老けててちょっとショック(笑)
Posted by taka at 2017年03月20日 19:45
>>pinsamさん
毎度コメントありがとうございまーす。
何だかんだで協力関係にあると思っていただけに、クロニクルの完成を待たずに黎斗を始末すると言うのは予想外でした。
今回、永夢らドクターは医者として患者を殺すことは出来ないものの、医者以前に1人の人間として黎斗と一般市民を天秤にかけさせられていた感があります。
一方でパラドは、もはや倒される以外に役割のないキャラクターは躊躇なく倒させるという・・・根本的な価値観の違いが改めて浮き彫りになったと思います。
からの、人類がサバイバルゲームのキャラクターとなって戦うことを余儀なくされるクロニクル。嫌な予感しかしません。
 アレ、最後のは死のデータと考えると確かに納得の流れ。感染ではなくゲームオーバーですし、バグスターも出てきませんでしたからね。わざわざデンジャラスゾンビを刺したのも。

>>takaさん
毎度コメントありがとうございまーす。
この期に及んでポッピーの離反やらグラファイト復活やら、予想外の展開が続きます。
12話を見返してみると、やっぱりあのときの落書きがマイティブラザーズなのですが、他になにかありましたっけ・・・?
 映画は予告だけ見ると意外と面白そうだなと。
北岡先生はあの後ガンダムに乗ったり色々あったので仕方ない・・・あと浅倉が老けてないだけで。
Posted by ジェリドと管理人 at 2017年03月20日 22:53