2019年08月01日

劇場版仮面ライダージオウ OverQuartzer

 公開から遅れること数日ながら観てきました。
毎度のことながらクライマックスにあたる夏映画というのは期待値が高まるものです。
が、ジオウはそれ自体がライダー集合ものであり、そういう意味では冬の平ジェネFOREVERが非常によく出来ていたのでハードルの上がるところであり、果たしてどうなるかという微妙な下馬評でしたが・・・。
 結論から言うと、非常に面白い映画だったなと。
もちろん良作かどうかと言えば良作ですが、それ以上に何というか「面白い」です。
まさかのレジェンド登場とか・・・。

これ以上喋るとネタバレになりそうなので続きは追記で。
 時系列としてはどの辺なんでしょうね・・・本編の着地点が見えないのでアレですが、未来の自分であるオーマジオウと絆を結び、ウォズやスウォルツの企みも知れ、けれどゲイツもツクヨミもウォズとも別れていない・・・不思議な状況です。
 とはいえ、いずれも避けては通れないイベントだったんだろうなと言うものばかり。
なるほどジオウがラストを迎えるまでには観ておくべき内容だなと思います。

 劇場版で明らかとなるスウォルツの企み・・・と言うか、これやってる事は完全にクォーツァーの下働きか、あるいはいいように利用されてるかのどっちかですよね。
ソウゴはISSA・・・もとい常磐SOUGOの影武者に過ぎなかったというオチ。
ゲイツが信長の影武者を演じるという一幕がありましたが、
 人の良いソウゴを利用して、平成ライダー達から楽にその力を継承もとい奪うことで、平成ライダーそのものをなかったことにする、そして王に成り代わりより美しい形で平成をやりなおすのが目的。
言うには、平成ライダーは設定も能力もバラバラで凸凹していて醜いからと。
 言われてみれば、平成ライダーは20作品のどれも違った世界観で、デザインも設定も一貫性がなく、その通りだろうなという所。
しかし、その通りだからこそ「だがそれがいい」って言うもんでしょうね。
 ソウゴの答えは、「本じゃないんだから、人生は美しくない」というもの。
脚本によるキャラがこれを言うのはメタな感じですが、瞬間瞬間を必死に生きるとか、いい感じのメッセージ性だったと思います。
ソウゴ自身が最悪の未来を受け入れた結果として、本来王になるはずだったSOUGOを打ち破ったというのも胸熱でした。

 ゲストライダーは今までにない豪華さでしたね。
継承が済んでいなかったドライブからは剛とクリム(ずっと立体映像)が出演し、チェイスについても言及されたのが嬉しい。
 レジェンドとしてはそのぐらいなのですが、いやまさか仮面ノリダー出すって判断がすごい。実際に呼んじゃうのも受けちゃうのもすごい。今までにないぐらい子供置いてけぼり。
そりゃあ平成ライダーじゃ無いっていうか、公式に怒られたんじゃありませんでしたっけ。よく呼んだな・・・と本当に。
 他にも、平成ライダーがここまで続く中で新たな媒体に進出した仮面ライダーも登場しています。
ネット配信限定でのスピンオフとなった仮面ライダーブレンに、初の舞台ライダーとなった斬月カチドキアームズ。これは実際観に行っただけに嬉しかったです。
 同じく配信のゴライダーに、一夜限りの登場であったG、さらに漫画版クウガが漫画演出で出てくると言うのも予想外。
そもそもザモナスの元となるアマゾンズも初のネット配信によるシリーズであり、ネオライダーやRXも拾っておりまさに平成のライダーをもれなく網羅したような映画でした。逆にBlackが含まれないのって多分そういう事ですよね。

 夏映画は、やはりその年のライダーのひとつの到達点となることが多く、本作もそういった映画になったかと思います。
とりわけ、みんなソウゴ大好きすぎるだろう・・・・という。
 最悪の未来を防ぐために消しにきたり、今回の映画で影武者として操っているだけだったのが、1年近く一緒にいてすっかり仲間で友達で、そして王たる器であると認めるという。
今まで関係が深まっては離れを繰り返していた感がありますが、ついにという感じ。
 一時は消滅しましたが、クジゴジ堂に戻るとしれっと居たのには笑いましたがお約束ですよね
という具合で映画ではお別れENDとはならなかったのですが、TVではどうなるか。

 集合映画だともはや定番となっているおもしろトドメ。
オールライダー対大ショッカーの全員キックに始まり、レッツゴー仮面ライダーの40バイク突撃など色々ありましたが、今年はそれが来る所まで来たなという感じです。
 冬の平ジェネFOREVERは正統派コンビネーション攻撃でしたが、今回は全力でギャグでした。
追い詰められたバールクスがバイオライダーウォッチでゲル化、しかもゾンジスが落としたJウォッチで巨大化するというチートぶり。
 が、最終的には全平成ライダーの最終フォームがロゴと化して突っ込むというキックの餌食に。
このとき手にしていた板状のシールドが貫通され、『平成』の文字が描かれたところを当時の小渕官房長官のように掲げながら倒れるというのは一体どんな精神状態で思いついたアイデアなんでしょうね。
傑作でした。

 ゼロワンの初お披露目はジオウの話が全部終わった後なので混ざらなかったのはちょっと残念。
が、初対面はこの後にとっておこうという事なんでしょうね。
 やはり最近のライダーと比べると格段にシンプルで動きやすそうです。が、変身やフォームチェンジはかなり凝ったギミックでした。
ベルトの音声は割と純粋にカッコいい系で発音もいい・・・のですが、やや聞こえにくいですね。それがかえって子供にウケるのかもとは思いますが。
 冬はやっぱりジオウと共同で映画となるようですね。
平成と令和を繋ぐ映画、一体どのようなものになるのか。

 とまあジオウの到達点であり平成ライダーの締めくくりとしてはかなり最高な部類の映画だったと思います。平ジェネFOREVERは正統派という感じですが、こちらはギャグやどこか雑多な感じもまた平成ライダーという感じですね。
 映画って1回だとなかなか感想がまとまらないのもあり、時間を見つけてもう1回ぐらい観に行きたいところです。
Posted by jerid_and_me at 22:24│Comments(5) 特撮ネタ | 仮面ライダージオウ
この記事へのコメント
最高の「平成」映画と言わざるをえない怪作でしたね。ソウゴくんの言った「瞬間瞬間を必死で生きた」の言葉通り、20年以上平成ライダーという歴史を共に歩んだからこその感動というか…。
私実は仮面ノリダー知らなくて、なんだこのおっさんと思っちゃったんですけど、つまりそういうことなんだろうなって。追い続けていなければ、僕もそうだったんだろうなって。

見る前は、いらないと思っていたノブナガ戦国編が映画終わって見ると、かなりの伏線というか暗示になっていて、めっちゃいるやつだったなと思わされるのは流石すぎる。好き。
クォーツァーも平成吸い込みダイマジーンも、本編を照らし合わせるとめちゃくちゃ整合性が取れていて、オーマジオウに対しての感情がぐっと「最前最高の魔王!」ってなるのイイなって。
オーマジオウはゲイツやウォズがいなくて一人でバールクスを打倒したものの、平成の約30年分の人や物が消えて荒廃した世界を救おうとした末路なんだろうな…って考察させて泣かせにくるのまじ最高でした。

ラストのカゲンが生き残ったルートがオーマジオウルートであり、それを止めるために令和ライダーが出てくるのとかも…さいこー!

最後にゼロワン、フォームチェンジ怖すぎ。仮面の下剥き出しで、あれ子供泣くんじゃないか?と不安になりました。
Posted by 浅漬け at 2019年08月01日 23:54
>>浅漬けさん
毎度コメントありがとうございまーす。
怪作、まさしくその表現がしっくりきますね。
平成という時代の移り変わりを取り込むのが平成ライダーなので、20年もあればバラバラなのは当たり前というもの。例えばガラケーの普及と衰退みたいな。
 仮面ノリダーは私もそこまでよく知っている訳ではなくて、そういうネタがあったぐらいの認識で・・・お父さん狙いにしてもかなり上のラインと思います。
 私も観る前は「また戦国か」なんて思っていたのですが、時代の異なるキャラクターが交わるジオウの世界観を改めて説明するのにめちゃくちゃ貢献していて驚きました。
 ゲイツの知る最悪の未来と言うのは、おそらくクォーツァーとソウゴが戦いの果て、ソウゴがひとり辛くも勝利した未来なんでしょうね。
けど一般市民にとっては同じ名前なので叩かれるという・・・これは辛い。
その辺りを考えると、本編はやはりゲイツたちとともに未来を作り変えるというラストになるんでしょうか。
 ゼロワンのマスクオフは怖いですね。ゴーストののっぺらぼうも中々でしたがこれはターミネーター感があって。
Posted by ジェリドと管理人 at 2019年08月03日 09:36
管理人さんも劇場版をご鑑賞為さったのですね

この劇場版公開で特に印象と評価が変わったのが、

オーマジオウですよね。


オーマジオウ=1週目のソウゴが辿った道、歩みは

)槓圓茲蠅眩瓩、本編で言えば龍騎編の辺りで

19人の平成ライダーのライドウォッチを集めて、

ジオウライドウォッチ兇鮗蠅貌れた。


△修靴討海了にクォーツァーが現れて、
自身が常磐SOUGOの替え玉として
踊らされていた事を突きつけられた。

そして平成リセットを止めるために
オーマジオウへと覚醒、変身して
バールクス=SOUGO、ザモナス=ジョウゲン
の2人を何とか1人で倒したがゾンジス=カゲンを倒し損ないレジスタンスの発足を許してしまった。

い修靴謄譽献好織鵐垢悗鳩舛鯤僂┐
クォーツァーと平成の歴史を守る為に唯独り残った最新にして最後の平成ライダーとして50年間孤独と絶望の中で亡き両親との思い出と王になると言う自身の夢を支えに戦い続けた。

と言う事が本編で若き日の過去の自分に自身こそが

最高最善の魔王、最高最善を尽くしたと言う台詞に繋がりますね。

Posted by クロネコ at 2019年08月11日 21:05
>>クロネコさん
毎度コメントありがとうございまーす。
1周目のソウゴの歩みと考えると、おそらくゲイツやツクヨミも来ていないのでよりウォズの思惑通りに動いた感じでしょうか。
当然白ウォズの妨害もないので、確かに本編よりもかなりハイペースでウォッチが集まりそうです。
 他方、SOUGOが力を回収するという段になると一緒に戦ってくれる仲間がいないので辛くも退けたところで殲滅には至らず後を引くというのは考えられます。ダイマジーン等、クォーツァーの辺り構わぬ攻撃で世界が荒廃するのも納得。
ウォズがレジスタンスの部隊長だったところを見るに、レジスタンスはクォーツァーが扇動し結成したものと考えると自然ですね。
・・・一連の流れを鑑みると、苦しい戦いの果てに自分の歴史が変わることを過去の自分に託すってなかなか重たいです。
Posted by ジェリドと管理人 at 2019年08月17日 09:31
1周目のソウゴの歩みと考えると、おそらくゲイツやツクヨミも来ていないのでよりウォズの思惑通りに動いた感じでしょうか。≪

これも各所で言われているんですが、

オーマジオウ=1週目のソウゴの時には、

ウォズも居なかった、

来なかったんじゃないか?と言われていまして

1週目ソウゴの時には

別のクォーツァーメンバーが誘導して

19個のレジェンドウォッチを早期に回収したんじゃないかと言われています。

またウォズは最近に入った新入りの構成員、

メンバーなんじゃないかと。


・・・一連の流れを鑑みると、苦しい戦いの果てに自分の歴史が変わることを過去の自分に託すってなかなか重たいです。≪

主題歌や劇場版のEDは、

主題歌は何も知らず、自身がSOUGO達クォーツァーの

野望と計画の片棒を担いでしまい結果、

ビルド=戦兎、エグゼイド=永夢、ゴースト=タケル

と自身を信じてウォッチを託してくれた

ライダーとしての先人、先輩たる

19人の平成ライダー達のライダーとしての力と、

苦難の最中で戦い抜いた歴史を消してしまい
存在を消滅させてしまった事と、

平成リセットを食い止めきれず平成に生まれた多くの
平成世代の人々を助けられなかった事と、

結果世界を半崩壊状態にさせてしまい平成から新時代

令和へと繋げられなかった自身の末路の絶望と後悔の念と、

それでも時間改変による一筋の希望=若き日の自分に全てを賭ける思いを歌った曲に、

劇場版のEDは2週目の本編ソウゴがクォーツァーの計画と野望を阻止して、

オーマフォーム=真の王へとなりかつ

ゲイツ、ツクヨミ、ウォズと言う仲間も得た

若き日の自分への自身もそう為りたかった、

得たかったと言う渇望と

真なる最高最善の王となった事への祝いと祝福の歌と言えますね。




Posted by クロネコ at 2019年08月20日 23:49