2019年12月31日

劇場版 仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション

 宣言通り、ロスタイムの冬映画感想となります。
感想こそ書かなくなりましたが、ゼロワン自体は引き続き視聴しており、面白く見ております。
明るそうに見えて結構不穏な空気を匂わせる作風ですよね。まだ半年とたっていないのに滅亡迅雷.NETが壊滅状態になって目下の黒幕っぽいのは出てきましたが・・・?

 いちおう、これが正真正銘最後の記事になるでしょうか。
なんとか2019年中に上がりました。ギリギリもいいところですが。
重ねてながら、長らくのご愛読に感謝です。

詳細は追記へ。
 映画では、人間とヒューマギアの関係性について本編より踏み込んだ話がされたのが好印象でした。
ヒューマギアは人間の暮らしを豊かにする、それは人間を労働から解放するというのが先代社長である是之助の言葉。
 これに対し、12年前のヒューマギア・ウィルがその報酬について言及したのにはギョッとしました。
人間に夢と笑顔を与えて、ヒューマギアはその代わりに何を受け取るのかと言う。
 これに対しては副社長の福添はロボットに報酬とは、と一笑に付し、是之助も勉強熱心だとお茶を濁すばかりで結局は人を助ける機械としか思っていないようでした。
このことが、どうやらシンギュラリティに至っていたウィルの心を悪い方向に動かし、そこをタイムジャッカーのフィーニスに付け込まれたのが今回の映画の発端。

 実際のところ、人間の代わりに働く機械以上の認識にはならないというのが実態ですよね。
いち機械として愛着を抱くようなことはあっても、その心を尊重するだとか人間同様の報酬を与えるといった話にはならないでしょう。
 それから12年を経た或人も、ヒューマギアは夢のマシンという言葉を引き続き用いています。
さらに、自身も早くに亡くなった父の面影を移したヒューマギアに育てられ、ヒューマギアは人類の良き友という認識は人一倍強いものがあります。
 そういう関係もあって、ヒューマギアは家族のような存在・・・という事ですが、こと労働に関して言うと家族同然ってそれはタダ働きの家族経営だったり、「アットホームな職場です」っていうブラック企業の常套句みたいに思えてなりません。
給料ではなく笑顔や「ありがとう」でも同じですし・・・正直、或人や人類がヒューマギアとの良好な関係に到達するという具体的なビジョンが見えてきません。
 これを模索していくという筋になるのでしょうが、考えれば考えるほど人間とヒューマギアがともに笑える世界は遠いなあ・・・という結論に行き着きます。
そもそも、資本主義の世の中で人間がその仕事を機械に譲っているという構図からして既に難しいですし。
それこそ資本主義やめるぐらいしないと対価の問題からは解放されないのでは・・・と。
 ヒューマギアが永遠にシンギュラリティに至らず、ただ人類に尽くすだけの機械の枠に収まっているうちはそういった問題にならないというのがまた皮肉。

 或人は他の登場人物よりはヒューマギアのことを尊重してはいるものの、人間については人工知能特別法で人相の模倣が禁じられていますがヒューマギアについては破壊せざるを得なかったものについて全く同じデザインのヒューマギアを再制作したり、結局のところ人間と同等には見られていない感があります。
 ヒューマギアは人の生活を豊かにする夢のマシンであり、一方で人間の奴隷でもない。
という言葉通りの状態というのは果たして成し得るのかと。
めちゃくちゃ難しいテーマとは思いますが、やはり向き合ってほしい所ではあります。
 既に出てきた1000%社長のような、その関係を悪意を持って破壊するような存在をとりあえず倒してめでたしめでたしとならなければ良いなと。

 だいぶTV本編よりの話になってしまった・・・と言うのも実際、かなりTV版の本筋に沿った中身ですよね。
物語の鍵となるデイブレイクに絡む事件ですし。
 その中で本編未登場のライダー、1型や001が登場するという映画らしい話でした。
1型は旧1号をゼロワンに出てきそうな形に直したようなデザインでゼロワンと比べると骨太に見えるカッコよさがあります。マフラーのように巻いた襟も面白い解釈ですよね。
 001はいかにもフォースライザー仕様のゼロワンという見た目なのですが、余計な色が入っていないのであまり違和感なく見られます。
ポジション的には超デッドヒートドライブのような急場しのぎですが、そこまで急場しのぎ感のあるデザインではなく、他方かなり登場時間が長いですよね。
負担がでかい上にスペックも低いでしょうに、それをどうにか気合で戦い抜いたという形になります。
 とはいえ、よくよく考えると1型は言ってみれば12年前の技術なので、ゼロワンだと未来の技術で勝ったみたいな話になってしまうか・・・とも思うので妥当でしょうか。
そういう五分五分、あるいは不利の条件でみごと父・其雄を超えてみせた或人。
 ヒューマギアと人間が笑って暮らせる世界の入り口ではありますが、去年が世界だ歴史だと言っていたジオウから親子の話になってスケールの変化が激しいです。
そういうところも「始まり」のライダーなのかもしれません。

 他方、ジオウ勢は思った以上に出番が短い・・・。
タイムジャッカーという設定や、過去に飛んで自体収拾を図るというのはジオウ由来ですが、話の筋はほぼゼロワンでしたね。
アナザーゼロワンも出ますし、ジオウのゼロワン編で客演がめちゃくちゃ豪華とかそんな感じ。
 しかしゼロワンアーマーの継承もなかったので、やはりジオウとゼロワンの間で平成・令和の区切りがしっかりと付いているという印象でした。これからは令和ジェネレーションズとなっていくんでしょう。
・・・実際のところは、ジオウ勢が本気出したら割とすぐ終わっちゃうというメタな事情もあるなと。
 特に衛生アークに対しては本編中で巨大隕石を破壊していたので、本来全然容易い相手のはずなのですが。
さらにフューチャーリングキカイではヒューマギアを逆に操ることも可能という。
 そもそもオーマジオウになったらどんなライダーも敵ではない・・・のですが、そこはフィーニスがソウゴからライダーの力を一部抜き取ったことで封じられたと考えるべきでしょうか。
今にして思うと、ジオウって客演とかなかなか出来ないような終わり方しましたよね。
 本作においても、ゼロワンの歴史復元の手助けをしたあとは或人の記憶を消して、ふたたび普通の高校生活へと帰っていきました。
ディケイドがたびたび客演したことを考えると、やはりジオウは平成の締めくくりとなるべく作られた作品なんだなあと実感します。
 仮面ライダーは本来悪の力だとのたまってアナザー1号に変身するフィーニスに、俺は魔王だと鼻で笑うソウゴは既存の枠に嵌まらない存在になったなあとも。

 こういう映画で割りを食いやすいのがTV本編での敵。
滅亡迅雷.netの2人も例外ではなく、なんかオシャレな格好して人類の処刑人になっていました。
もともとアークの意思で人類滅亡のために動いていたので、立ち位置的には何ら変わっていないはずですが見た目の変化がすごい。
 そうなると割りを食っていると感じるのは作中の活躍の問題で、この映画で敵らしい敵はアナザー1号にアナザーゼロワン、あとは最後の方の1型と滅亡迅雷の2人ぐらいで、劇場版限定の噛ませというのがいないので勝ても負けもしない状況で延々粘るという状況に感じられたからでしょうか。
 実際、鎧武の夏映画を思い出すやけに長いゲリラ戦などもあって尺や力の配分をちょっと間違えているような?という所はありました。

 いずれにしてもジオウの立ち位置がはっきりとした映画ですし、ゼロワン本編の基盤強化にもかかわっている重要な映画と思います。
平成の締めくくり要素は殆どなく・・・なにせ先2本の映画とジオウ本編できっちりやり切りましたからね。令和のはじまりという映画でした。
 正直なところ、言葉としては「最近のライダー」を指す言葉の別の表現が「平成ライダー」という具合だったので、令和ライダーという呼称には未だ慣れませんがやがてシリーズを重ねるごとにそうなっていくのでしょうか。
 ゼロワンがいきなりリアリティのある近未来の話なので、これに続くライダーがどんなものになるか皆目見当がつきませんけど、そのうちに昭和VS平成VS令和みたいな話になるのかどうか。
ここに感想を書くことはなくなるのですが、できる限り楽しく追いかけていけたらなと思います。
Posted by jerid_and_me at 22:15│Comments(18) 仮面ライダージオウ | 仮面ライダーゼロワン
この記事へのコメント
まだ映画の方は見てませんが、ブルーレイになったら買おうと思ってまず。TVシリーズ本編は一話も欠かさずに見てます。迅の場合は本当に純粋で天使の心を持っだ図体が大きい精神年齢五歳児の子供なんだなぁと思いました。しかし 彼にとって不幸だったのが彼の傍には滅しかいなかった事ですね。ずうっと人間を毛嫌いするほど憎むようにラーニングさせられ続けた不幸ですね。あの結果は迅本人の心を救うための行為だからよかったのですね。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月13日 20:57
しかし まだ迅役の中川大輔君はクランクアップしてないどころか2019年12月30日の「ゼロワン」の仕事納めや2020年1月4日の新年会にも参加しているしね。迅の復活を意味してますね。あのフード姿がそうですね。あの中山咲月って中川大輔君の代役でしょう? 2019年12月30日のアフレコの仕事納めに参加しているならば来週の19話あたりに迅が復活してもおかしくありませんね。しかも亡霊として復活ですがねぇ
Posted by 川崎のCM at 2020年01月13日 21:12
迅は滅亡迅雷ネットの亡でもあるんですよね 。亡は亡霊の亡でもあるんですよね。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月13日 21:57
迅が亡でフードで顔を隠している意味もわかります。亡霊ならば死んだ時の状態で現れている。迅が死んだ時というか顔の半分の皮膚というか肌というか剥がれて中身の機械の部分がさらけ出されて爆破しましたものね。顔があの状態のままだからフードで顔を隠しているなら分かりますよね。来週のOPの主演者達の所を見れば中山咲月が滅亡迅雷ネットの亡としての新キャラとしてレギュラー主演者か? それとも中川大輔君の代役だったのか? わかりますからね。中川大輔君は、まだクランクアップしてないし、昨年の12月30日の仕事納めと1月4日の新年会と1月7日の水戸での撮影ロケにも参加しているみたいだから再びレギュラーとして戻ってくるのは完全に確定済みですし、おそらくは1月19日(日)放送から戻って来ているはずですからね。来週の予告編の来週の対戦相手の背後に立ったフード姿が中川大輔君と思われますからね。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月14日 05:40
中山咲月について彼女自身のTwitterや大森Pさんや高橋悠也さんや東映公式のTwitterなど全てを調べましたが、やはり単なる中川大輔君の代役みたいですね。彼女自身のTwitterにも「仮面ライダーゼロワン」の新キャラとしてレギュラー出演するなんて一切もありませんし、大森Pさんも高橋悠也さんも東映公式も中山咲月が「仮面ライダーゼロワン」の滅亡迅雷ネットの亡として新キャラとしてレギュラー出演するなんて全く何もありませんからね。「やはり単なる代役か」と思いました。正直に言って安心しました。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月14日 12:43
それに滅の言う「今は亡き我らの同士」というのは、やはり今まで出て来た滅亡迅雷ネットの仲間としか考えられないしね。中川大輔君が再登場する事は確定済みなんだから、それは迅しかいないじゃありませんか。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月14日 12:59
中山咲月って、あれ声だけでしょう? 映像だと動くから分かりにくいけど写真だと静止してますからね。あのフード姿が華道家の男と一緒に並んでいる写真を見ると、あのフードの中身は男だとわかりますよ。あの華道家の男と同じ背丈で体格も同じなんだからね。中山咲月の写真を見ると彼女はスレンダーで細すぎるから中身は彼女じゃありませんよ。中身が男でも代役ですよ。な〜.んか いつもいつも私がコメント欄を独占してすみません。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月15日 09:59
そうそう東映公式サイトに高橋悠也さんと大森Pさんの対談記事で高橋さんも大森Pさんも、もともと迅と滅は最初から最終回まで登場する事を決めていたし もともと最初から途中退場する予定などないし、滅亡迅雷ネット編の終了の意味で迅は今はお休み中ですぐに復帰するって言っていたから、やはり あのフード姿が迅と思いますけどね。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月15日 16:54
ごめんなさい。東映公式サイトの高橋悠也さんと大森Pさんの対談を改めて読み直すと最初から倒す予定がなかったのは滅の方です。滅が或人が望む人類達とヒューマギア達が笑え合う世界を作る奇跡を起こす役割として滅だけを最後まで生かして残す事を決めていたようです。しかし・中川大輔君は近々に再登場だけど今度の彼は何の役なのでしょうか? 迅であってほしいですね。2人ともに迅を倒してしまったのは失敗したと反省してますからね。
Posted by 川崎のCMあ at 2020年01月15日 19:10
しかし 中川大輔君はオールアップしてないし、今も「ゼロワン」の撮影に参加しているし、近々にTVの方にも再登場するのは判ってますしね。同じ迅役と思えるし、あのフード姿が別ならば、どういう形で再登場するんでしょうかね?
Posted by 川崎のCM at 2020年01月15日 20:22
>>2
前々から書こうととは思っていたのですが演じている俳優さん達に対して君付けに敬称無し。どの立場でどんだけ上から目線でコメントしてるんですか?
Posted by 浅漬け at 2020年01月15日 23:01
ただ、あの大森Pさんと高橋さんの対談記事は殆ど●で塗りつぶされていて殆ど内容がわからなさすぎるし、未だに迅役の中川大輔君のオールアップなしで撮影に参加しているみたいだから迅も滅と同じに最初から途中退場する予定なんかなかったと思われますね。もともと滅亡迅雷ネットは滅と迅の2人だけで始まりましたからね。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月16日 05:27
それに管理人さんは今回の「ゼロワン」が仮面ライダー作品には珍しく「Oggi」「MORE」「25ヴァンサンカン」の30代以上の完全なる大人の女性向けざち
Posted by 川崎のCM at 2020年01月16日 05:31
すみませんでした。やり直します。今回の「ゼロワン」が仮面ライダー作品では珍しく「Oggi」「MORE」「25ヴァンサンカン」(2020年2月号)が記事として特集しているのはご存じでいらっしゃいますか? 「ゼロワン」の中で30代以上の完全な大人の女性達に一番大人気のキャラが実は滅亡迅雷ネットの2人で2人の中でも大人気なのが迅らしいです。精神年齢五歳児で本当は天使のような美しすぎる心を持っている迅に大人の女性達の母性本能がくすぐられるのです。そんな完全な大人の女性達に大人気の迅雷だから そう簡単には殺さないでしょうね。2019年12月30日の「ゼロワン」のアフレコの仕事納めに参加しているんですからこそそろそろTVの方に再登場しますね。それに、その2019年12月30日のアフレコの仕事納めには中山咲月はいなかったから、やはり中川大輔君の代役でしょうか、17話と18話と19話と20話の撮影が行われた頃に中川大輔君は「メンズノンノン(2020年2月号)」の仕事が入っていたらしいから、中山咲月は、その代役とも思えるけど、
Posted by 川崎のCM at 2020年01月16日 05:52
浅漬けさんへ そうですね。例えば「ビルド」の 幻徳役の水上剣星君は私の息子というか親子ほど年齢が離れているし、或人役の高橋文哉君や 中川大輔君は祖母と孫ほど年齢が離れています。私はそれくらいの年齢なのです。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月16日 22:27
>>15
或人役の高橋さんは18歳で???役の中山さんは21歳です。あなたの年齢とか俳優さん達とどれだけ歳が離れてるとかどうだっていいです。何故中山さんだけ呼び捨てで書いてるのか問いたのですが、中山さんが嫌いなんですか?
Posted by 浅漬け at 2020年01月18日 22:29
>>15
前から言いたかったが人様のブログで延々感想書き込むなよ気持ち悪い、ジェリドさんも内心呆れてるわ
いい歳してコメント欄1つに自分の意見をまとめることも出来ないのか?
Posted by 土偶 at 2020年01月19日 03:23
浅漬けさんへ 中山咲月さんについては貴方に指摘されたように呼びすてにしたのは大変な失礼な行為ですね。本当に嫌な気分にさせてすみませんでした。しかし 19話でフード姿の中身が男性である事が明らかになり やはり中山咲月さんは声だけだったんですね。 そして土偶さんへ「仮面ライダー遅報」で他人のプライバシーを暴露するのって、どうかと思いますよ。
Posted by 川崎のCM at 2020年01月20日 19:22