2008年04月23日

マクロスF

 今日はまたえらく暑くなったもんですね・・・。
大体25度ぐらいまで上がったそうで。夏日です。
本当、春先ってのは天候の上下動が激しいと言うか。

 それはそうと、マクロスFを例のveohで見てみました。
大体3話ぐらいまで。
 マクロスシリーズに関しては、スパロボ+α程度の知識しか無かったのですが、その程度でも十分通用すると言うか。
時間軸や世界観がこれまでのマクロスシリーズの流れをほぼ完全に汲んでいるというのも、いまどきのアニメとしてはかなり珍しいんじゃないでしょうか。
 同じく長い事続いているガンダムシリーズでは、UC関係は雑誌連載等と割と一線を退いた格好で、アニメでは00といったまったく世界観からして新しいシリーズが展開されているといった状況ですし。
こっちは過去の作品を、直接つなげるのではなくオマージュとかそういう形で使っていますね。
 さて、マクロスFに関しては、「ゼントラーディ」「デカルチャー」「スーパーパック」「アーマード」等々。
 こういったキーワードをあらかじめ知っておけたという意味ではスパロボやってて良かったかも分かりません。
もっとも、そう言う都合で未登場のマクロスゼロに関しては知識が皆無ではありますが。
 登場するメカも、これまで登場するものを発展させたという格好になってます。
やたらごっついファイターが居ると思ったら、初代マクロス時代ではバトロイド形態で固定されていたアーマードバルキリーが普通に変形に対応している、など。
 近接戦用のナイフ様の武装が搭載されているのは意外でしたが。
基本的にバルキリーは射撃主体で、時折殴るというものというイメージがあったので剣といった格闘兵装の装備は甚だ意外。
多分、前例ってのはありませんよね。

 とまあ、こんな具合でメカのほうにどんどん目が行きます。
やっぱり私としては、メカがバリバリに活躍するロボットアニメのほうが好みなんでしょうか。
 そのメカデザインに関しては、やっぱりアクエリオンっぽいですよね。
特に顔の辺りとか。飛んだり走る動きも結構似てると思います。
まあ河森さんデザインですし、フルCGって事もありますし。
監督以下スタッフがみんなアクエリオンの人たちのようですし。
 そう言う事もあってか、OPはアクエリオンと同じくらいの中毒性を伴って名曲だと思います。久しぶりにアニソンのCDを買う気になるぐらい。
とは言っても先立つものがクライマックスですので、割と厳しい状況。
 「トライアングラー」というタイトルの通り、マクロスシリーズ伝統の三角関係で、初代と同じくヒロインのうち1人が歌姫、もう1人が割りと身近な存在という布陣。
 今のところ、シェリルがアルトに惹かれているといった風な印象はあまり無いのですが・・・この辺の進展はまだまだこれからと言ったところでしょうか。
そして、今回も歌姫の歌が最後の切り札とかになるんでしょうかね・・・。
もう1人のヒロイン、ランカも歌手志望と言う事で。
歌の占める役割が拡大しそうな気配です。

 キャラクターに関しては、女みたいな主人公・・・って言うとカミーユを思い出しますね。比較すると「アルト姫」呼ばわりされてあまり怒らない辺り、まともな人間なのか、それとも慣れているだけなのか。
 早乙女アルト役は、00でグラハム役だった中村さん。
向こうと違って、変態・ネタ臭はありませんね。
 その代わり、その友人・ミハエル役は同じく00ではティエリアを演じた神谷さん。
こっちは何か「キラーン」って感じでネタの臭いがします。
 天才ミハエルと、「素人にしては上出来」なアルト。
この2人の今後の関係と言うか距離感と言うか、その辺りにはそれとなく危険な気配がしますね。
 他に気になるキャラって言うと、やっぱりSMS・スカル小隊隊長のオズマですね。
このオッサンはやたら格好いいんですが、どうにも死亡フラグが立ちまくりで・・・。
 「主人公がアクシデントから最新鋭機に乗り込み、そのまま乗っちゃう」
という伝統を、
「ノリでほざいてんじゃねえ!」
と、鉄拳とともに粉砕してしまうような人です。
 「スカル小隊」っていうネーミングが普通に呼ばれてるのにも驚きましたけどね。

 また、個人的に気になるのは、未知の敵「バジュラ」の存在。
他所の星から、知能があるのか無いのか分からない、怪獣のようなモノが来襲、無差別攻撃を行うって言うのは、最近だと中々見られないものになったと思っていたのですが・・・。
 ウルトラマンもメビウスを最後に放送してませんし。
ガメラ、ゴジラシリーズもご無沙汰のところで、こうした怪獣モノが深夜アニメで出てくると言うのは、何とも妙な巡り合わせです。
 虫みたいな翅があってやたら尖っているところは、何かガメラシリーズの怪獣を思い出させます。何でしたっけ、レギオンとかそういう。
 ビームやマシンガンのような攻撃をしてくると言うのも謎ですよね。
もしかすると中に異星人が乗ってて、実は機動兵器だったりするんでしょうか。

 ロボットものの醍醐味である戦闘が派手なのは良いですよね。
アルトの駆るVF-25ガウォークが、そびえ立つビルのガラス窓を粉砕しつつ上昇していくシーンとか、マクロスシリーズの基本、やたら糸を引くミサイルなど。
いちいち戦闘が派手で見ごたえがあるってのはやはり良いです。
 それはそうと、今回登場するバルキリーには、マクロスプラスにおけるYFシリーズ及びマクロス7におけるVF-19等にあったようなピンポイントバリアってのは実装されていないんでしょうか。
 熟練度の低いパイロットには便利な機能だと思うんですけどね。
軍のバルキリーなんかボコボコ落とされてましたし。
 他に戦闘って言うと、宇宙空間に放り出されようとするランカを助けるアルトのシーンはかなり鳥肌ものでしたね。

 とりあえず、人間模様も含めて先の気になるアニメだと思います。
ストーリーが壮大ってのはやはり良いものですね。

それはそうと、EXギアがちょっと欲しいと思ったのは私だけではない筈。  

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2007年10月08日

地球へ・・・(原作)

こんばんは、ジェリドと私です。

地球へ… - livedoor Blog 共通テーマ
 3連休のうちに行くつもりだった同人ショップ等々の用事は昨日の電王感想を書き上げた後に済ませてしまったため今日はほぼ終日引きこもり。
 というわけで、本編が終わって早2週間ばかり、原作新装版を購入してから1週間程度と、少々ばかり出遅れた感はあるのですが「地球へ・・・」原作の感想をば。
今更ながらネタバレします。

 正直、なかなか完全に消化できてないところも多々あるのですが、どうも思考が無限ループに陥ってしまったりと、時間をかけたところでどうにもならないのでは?という風に思いまして、とりあえず書けるだけ書いてみようと。
 アニメの方の印象が薄れてしまうのもどうかと思いますし。

 まず、読んでみて思ったことは絵が少々古い感じ・・・というのは置いておいて。
ストーリー的にはさして古いといった風には感じませんでしたね。
もっとも、古いか新しいかを判断できるほど色々知ってもいなければ、これまでそういう所はあまり考えていませんでしたし。
 これが古いと言うのなら、宇宙モノのSF作品はみんな古い・・・と言う事になってしまうように思えます。
 むしろ、この漫画のように出産をコントロールするという概念がないため発生するのであろう日本の少子化や、自分に出来る事が見つからないため何もしないニートの増加、子ども社会に発生する異変、個人単位で発生して地球全土の環境に影響を与えだした環境破壊など。
 作中のSD体制下において真っ先に解決されるであろう問題が、連載当初の1977頃ではそれほど問題でもなかったでしょうに、これらが顕在化した今だからこそ注目されるような作品だと思いましたね。

 それに、今どきの漫画って差別問題とか、その辺りが極めてデリケートなものになっていて、中々書ける内容ではなくなってしまいましたからね。
その辺りは、古いとか新しいとかを抜きにしたって斬新に思えます。

 さて、気になるアニメ版との相違。
これが結構違っているんですよね。アニメオリジナル(正確には別作品からの出張だったり)のキャラクターはもちろん、他所のブログ様で多々論じられていましたが、結末などの肝心要な部分でも大きな違いがあったのに驚きです。
 メカデザは大きく異なっているものの、キャラクターに関しては今風にアレンジしただけで基本的な特徴は変わらず。
 あと個人的には、まずキースの葛藤に関する描写がかなり充実していたように思えますね。
おかげで、アニメ版よりはキースに人間味が多く感じられるようになっています。
 そのせいか、どうしてもアニメ版以上にキース寄りな視点で読んでしまいまして・・・。
色々な登場人物の視点で、何度も読み返すと面白いと間に収録されたインタビューでは語られていたのですが。
 そんなキース寄りな視点で序盤最も印象に残ったのは、キースのメンバーズ入りを祝福しつつ、自分が地球に降りられないことをおどけてみせるサムに対するキースの微妙な反応ですね。
「人のいいサム 地球へ行きたかろうに!」
と、やり場のない怒りや苛立ちに苛まれている様子がどうにも印象に残ってしまいました。
 あの時期、序盤というのはシロエという、自分と同じくシステムに疑問を持ち、それ以上に憎んでいるという特殊な人間と接触し、その一方でサムという理解者を持っていたと言う事もあり、未だ調律の進んでいないキースの感情が口をついて出てくる機会が多く、また口に出さずとも多くの疑問を孕んでいて。
 そういったキースの様子がどうにも印象に残っています。
そしてそれがマザーの思惑通りというのが何ともやり切れない・・・。
 その後も、アニメ同様にサムと相対しているときの複雑な様子も。
小さな違いかも分かりませんが、サムの死後、アニメではマツカと手が僅かに触れた際にその悲しみを読み取られていましたが、原作ではキースが部屋に入ってきたその時に流れるように読み取られています。
 実際には、キースがそれだけ、感情を抑えることが出来ないほどの悲しみの中にあったと言う事なのか、なんて考えてしまいました。

 キースと言えばマツカ。
あの壮絶な最期は原作と同じで。
むしろ原作の方がグロさ3割増ぐらいに感じました。むしろ生々しい。
こっちだとマツカが蘇生させたってのがより明確になっているんですよね。

 また、原作との相違として大きいのがブルーの寿命。
アニメじゃあジョミーを目覚めさせた後に眠りにつき、そのままナスカ崩壊まで生きながらえてメギドに特攻という壮絶な死に様だったのですが、原作においてはジョミーがその力に目覚めた後に早くも死去していますね。結局キースとは対面する事もありません。
 ジョミーの中に残留思念として生きる・・・というよりも、ジョミーが自らのソルジャーとしての指標として作り上げてしまったという具合で。
その後姿を見せる事はおよそなく、ただジョミーがその約束のために尽くすといった具合で。

 ジョミーについて大きかったのは、シャングリラに乗り込んだ当初の阻害ぶりがやたらハードに感じられたのと、やはり一番はナスカ崩壊後でしょうか。
 アニメではナスカ崩壊後、ブルーとの死別もあってすぐに打倒ユニバーサルコントロールの決意が固まっていましたが、そもそも原作ではナスカは多数のミサイルによってジワジワと皆殺しにされていって。
ジョミーはその惨劇を敏感に察知してしまい、結果視力、聴力、そして言語能力を失い、それらをテレパシーで補うという形に。
 性格的にも、これをきっかけにどこか変わってしまうのは共通のようですが。
 
 やはり、最も大きかったのはラストとその付近ですね。
違いという意味でも、衝撃という意味でも。
 まず地球が青く、再生が進んでいると言う事。
アニメじゃあ荒廃した、まだまだ死んだ星でしたが。
さらに地下都市という形ではあっても、すでに一部の特権階級が居住していると言う事で、今度はそこで暮らす人々のマザーへの依存ぶりと管理の徹底ぶりが強調されているというわけです。
 グランド・マザーとの対決は割りと変化が無かったものの、その後まさかキースがマザーに操られてジョミーを殺害してしまうとは・・・。
 その後、結果として勝利者となってしまったキースは
「わめくのをやめろ機械!二度とおれの心に触れるな!」
と、やっとマザーシステムに対する不信が爆発したようで。
この手遅れ具合が何ともやり切れません。
 さらに大きく異なっていたのは、グランド・マザーが支配の頂点かと思いきや、その裏にはさらに、もう1基の巨大コンピュータ「地球」があったという点ですね。
ミュウ因子を抹消しない理由はここで初めて、キースのみに知らされてキースもそのまま死亡。
かくして、その壮絶な舞台裏は結局表に出ることはなく・・・。
 結局キースは、ミュウとジョミーの生き様を目の当たりにしたからか、それともグランド・マザーの裏切りにあった後だったからか、コンピュータによる支配を放棄。
その結果、地球はその胎動とも言うべき巨大な地殻変動を起こして地下都市は壊滅。
 一部の人々およびミュウは生きて地上に出たものの、殆ど壊滅状態。
地下に降りたミュウの一団もフィシスとトォニィを除いて全滅。
 正直、地上は人が生き延びられる環境にも見えませんでしたし。
フィシスを女神と崇めながら息絶えていくのかと思うと・・・。

 さらにトォニィに関してもかなりキツい終わり方。
人類からもミュウからも離れた存在であるトォニィは、他のナスカ・チルドレンの魂を率いて遠く宇宙の果てまで旅をする、と言った具合で。
 アニメでは、この異能の力でもって次期ソルジャーとなるトォニィですが、原作では果てしなく孤独ですね・・・。
帰る場所も持たず異能の力を持ち、最終的に人々から離れていく、と言うのは初代仮面ライダーのような石ノ森テイストを感じます。

 しかし、世界を担うのは旧人類か、それともミュウか?という壮大な実験のためにこの作品の物語が巨大なスケールで動いていた、と言うのがこの漫画の最も衝撃的なところですよね。
 この事実が「悲惨なラスト」という評判に一役買っているのか?なんて考えてしまいました。

 こちらはさらにエピローグがあって、地球を目指して航行を続けていた2隻の宇宙船が偶然接触。
ともに乗員は家族であり、それぞれの子どもが手を触れ合うとジョミーやキースといったこの物語の記憶がお互いを流れるといったもので。
 さらに、宇宙を駆ける幼いジョミーの姿と、遠くには地球と言うコマでEND。
何やら意味深なエピローグでした。
これはさしずめ、この地球をめぐる物語は記憶となって宇宙を巡ると言ったものだとか、ジョミーらが地球への慕情そのものになったとかいう解釈をするべきなのでしょうか?
 イマイチまだ真意が掴めずにいますが、このエピローグは何故かちょっと泣けましたね。

 とまあこんな具合に読み終わったのですが。
自分でも驚くほどにキース寄りですね・・・。
何か、どうしてもこちら側に偏ってしまいます。まだ読み込みが足らないのでしょうか。
 いやもう本当に濃密な漫画で、キースという切り口ひとつ開けるのがやっとの事だ、と言った具合でして。
これをアニメは2クールでやろうというのはちょっと無謀だったかも分かりませんね。
 また、インタビューによると作品を通して重要視されているのは、トップであるジョミーとキースおよびそのごく近辺や、戦況がいかに逼迫しようとも一般人レベルではごくギリギリのところまで無関心のままでいる事、だそうで。
 これは確かに読んでみると納得で、それこそみんなマザー牧場の羊のようにマザーに任せっきりで落ち着いていると言うもので。
こういった、悪い意味での集団意識にとらわれて、結果として異変に鈍感になっている、と言う事への警鐘がメッセージとして込められていると言う事で。
 やはり深い作品だと思わされますね。
30年の時を経てアニメ化などされるのにも大いに納得がいくぐらい。

 にしても、妖奇士が打ち切られて、「また腐女子向けか」なんて、全く期待せずに見始めたらここまで引き込まれてしまうとは。
これこそ完全に想定の範囲外でしたね。

 とりあえず現状はこれが限界というか、集中力の切れ目というか。
相手のレベルが高いと、やっぱりどう感想を書けばいいのか、まだこの辺りが書けていないのに、とかいうモヤモヤが残ってしまいますね。

では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
Posted by jerid_and_me at 22:16Comments(2)TrackBack(0)

2007年09月22日

最終の地球へ・・・「section24 地球の緑の丘」

こんばんは、ジェリドと私です。

地球へ… - livedoor Blog 共通テーマ
 とうとう最終回と相成りました。
ユグドラシル最下層、グランドマザーの前において決断を迫られるキース。
が、決断を迷っているうちにグランドマザーはSD体制の続行を決定してしまった、というような具合で。
 キースは、単に人類のトップに立つべく完全な人間として造られたのかと思いきや、グランドマザーに対して唯一変更等の決断を行う、いわばマザーシステムの管理者として造られたようで。
 そのキースは、スウェナに記録を渡していると言う時点で人類がマザーに依存することを否定していたものの、グランドマザーの前でSD体制の廃止を叫べなかったのはやはりミュウとの共存に関してはまだ容認できていなかったのでしょうね。
「人類に劣等種に成り下がれと言うのか!」
というセリフからはそう言う風な印象を受けます。
 一方のジョミーは、剣による決闘の場において、あえてミュウ能力を使わずに剣で応じていましたが、キースにとってみればそれがかえって決断を鈍らすものだったんじゃないでしょうかね・・・。
 ジョミーが自分にない能力を持っているのは何を今更って言うぐらい明らかで、ジョミーはそれを敢えて使おうとせずキースに合わせている。
こうして合わされることで劣等感を感じると言う事でしょうが、それはキースも同じで、自分は剣による決闘を行っていると言う事を理解しているから敢えて懐の銃を抜かない、と。
 結局、その辺りがこの最終回において、人は理性を持って自身を律することができると言う事の象徴のように感じられたのですが・・・キースはその辺に気付くのが遅すぎたと言うわけで。
 最終的にはジョミーとともに地球の最深部で眠ると言う形に・・・。
実質主人公が2人いたこのアニメですが、まさか両方とも死んでしまうとは。
 しかし自分で書いてるのを顧みて思うのですが、どうもキース寄りな書き方してますよね、私。
何故と言われると中々難しいのですが・・・色々と表に出ない深いキャラだとは思います。
一方で、老いはかなり表面化していましたが・・・デコとアゴが。

 人類とミュウの共存という話になると、この寿命の違いってのもかなり重大な問題になるでしょうね。
何せ、ミュウの高い技術力というのは各個人の寿命が長い都合、個人単位の技術の向上の幅が人間と段違いになるから、って事でしょうし。
 ううむ・・・やはり最終回としては若干投げっぱなしな感が否めません。
まあ2クールアニメにしてはよくやった方かも分かりませんが。
 それまではかなり面白かったのに、最終回となるとお約束と投げっぱなしの色が出てきてしまったのはきわめて残念です。
この手の人間の進化云々の話となると「仮面ライダー555」が思い出される所ですが、アレも相当な投げっぱなしでしたからね・・・この手の主題ってのはやっぱ難しいんでしょうか。
 そもそも、明確なハッピーエンドではなく、漠然とした希望の存在を示すならば投げっぱなし以外の方法は考えられないような気が・・・。

 それはそうと、気になっていた「ミュウを排除しない理由」。
アレってのは、ミュウが単なる突然変異種か、人類の進化形かを見極めるためだった、って事でいいんでしょうか。
 そう言う風にプログラムされているから、ミュウ因子の排除もしなければ、かと言ってミュウの迫害を止めることもしない。
「突然変異種なら、そのストレスによって消滅する」
と言う事で、ストレスという言い回しのせいで妙に混乱してしまいましたが、ストレスと言う事場には力学的に「荷重」とか言う意味があるので、突然変異であれば迫害により淘汰され、進化形であればどんどん増えると言う事なのでしょうが・・・。
やはりどうも分かりにくい。
 しかし、マザーシステムがネットワークによって構成されている、というのは何かターミネーターシリーズのスカイネットを思い起こさせます。
まあ1点集中型のスーパーコンピュータの性能には限度があり、時代はネットワークを介した並列処理だとか言うのをどこかで見たような気もしますし。
原作が古いことを考えると、それだけ昔からある理論なのでしょう。
 また、地球の消滅をもってSD体制の最終フェイズへと移行しようとしていたようですが、ジョミーらの排除以外に地球を破壊することの必要性が感じられなかったり。
どうも荒削りな印象が。

 ジョミーとグランドマザーの戦いはもうちょっと時間が欲しかったところです。
「俺の体を皆に貸すぞ」あるいは元気玉的な展開だったのですが、思いのほかあっけなくて。
 キースも、生まれて初めて自分の好きなようにやって死んでいくというのもありがちというか。
これまでが複雑だっただけに、こちらもあっけないと思いましたね。
 にしても大量に死者が出ましたよね・・・。
ジョミーとキースはもちろん、一般人を助けて死んでしまうリオ。
カナリアの子供たちを地上に送るために力を使い切ってしまったらしいミュウの偉い人たち。
 そして最も派手に散っていったのがグレイブって言う。
これまで、残虐な作戦に対する嫌悪や反対など、ところどころ真人間ぶりを感じさせる言動がみられていた彼ですが、まさか地球を救うためにメギドに特攻をかけるとは・・・。
 唐突ではありましたが、こういうのは割りと嫌いじゃなかったり。
にしても副官の人といい、どうも洋画的アダルトな雰囲気ですよこの2人。

 最終的にはトォニィがジョミーとキース双方の遺志を次いで次期ソルジャーに、と言う事でしたが、ここんとこクールな感じだったトォニィが子供がえりしてしまったかのような様子は何とも。
やっぱグランパっ子だなぁ、と。
 しかし現時点においてきわめて希少な自然分娩児であり、ミュウからもかけ離れた能力を持つ事を嘆いていたトォニィがトップに立つとは。
そう言う意味でも、本来ここからの物語が大事かもしれません。

 最終回としてはちょっとアレでしたが、アニメそのものとしてはかなり面白かったと思います。時間が足らなかったという感じは強いのですが。
 放送開始当初は前番組の妖奇士が打ち切りでその後番組だったって事で期待していなかったというよりは絶望していたのですが、いざ見てみると面白かった、と。
 やはり話が深いのと、女性向けアニメってキャラ萌え癖が発症しないのでストーリーの方に目が行くってことで。
結構純粋に楽しめてたと思いますね。
 しかしEDを見て、やっぱり「いっぱい死んだなぁ・・・」と思います。
主要キャラの過半数はあの世行きですよね。
最後、十字架の突き刺さる青い地球でFin.でしたが、これは何となく蛇足なような。
まあ感動的にキレイな光景であったのは確かですが。
 ともかく、スタッフの方々にはお疲れ様でした、ってのと、半年間TB等に付き合ってくださった他所のブログ様や読者様にも感謝を。

 で、来週はガンダム00特番・・・と。
豪華芸能人ってのはおよそダウトだと思います。
 ガンダムエクシアが飛べて、しかも飛び方がブレンパワードみたいに滑らかで。
実体剣にバターのように斬られるザコからは凄まじいかませ臭がしたり。
・・・何一つ期待できる要素がないと感じるのは私だけでしょうか。
 まあ、見ますけど。
感想も書きますけど、種死以上のツッコミ合戦になりそうですね・・・。
 「矛盾を抱えたまま戦う彼らに人は何を思うか」
って。そんなもん「キラ自重」に決まってるじゃないですか。
 廉価版のプラモをFGなんてカッコつけた呼び方して、しかもまだ主役機しかできてないのに気合入れた宣伝しちゃって・・・バンダイ必死ですね。
何もかもから地雷臭です。

では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
Posted by jerid_and_me at 21:32Comments(2)TrackBack(36)

2007年09月15日

今週の地球へ・・・「section23  地球 へ」

こんばんは、ジェリドと私です。

地球へ… - livedoor Blog 共通テーマ
 いよいよラスト2回と言う事で・・・。
アバンも無しでいきなり本編突入、と思ったらいきなりトォニィのシャワーシーンなのには面食らいました。
 時間がないのでどんなもんかと思っていたのですが、トォニィがマツカを殺害し、結果として同族殺しになってしまったことに対する苦悩はちゃんと描かれてましたね。
 思えば、アルテラが出撃前に
「戦いが終わったら、自分たちはミュウからも人間からも追われる身になる」
と嘆いていたのが伏線となっていたのでしょうか。
 自分自身がミュウを殺してしまった事で、自分とミュウとの間の溝の深さをひしひしと感じるとともに、マツカが心底キースら人間を守るために動いていたことに驚愕。
 そりゃあ、トォニィの知るところでは、ミュウはすべてミュウを守るために動くわけで。ミュウのくせに人間を守るというマツカの存在は、トォニィに少なからず揺らぎを与えた事でしょう。
 しかしまあ最終的に、トォニィはジョミーの強い意志を信じ、それに従うと言う事になったわけですが。
 一方で、キースと話し合おうというジョミーの姿勢には納得できていないようですけども。
しかし次回最終回ってことで、トォニィの意識問題はこれで終わりになってしまいそうで残念と言うか心配と言うか。

 そして、かねてから気になっていた地球の実情。
序盤では、OP前にナレーションが入ったり、OP最初の場面が荒廃した地球だったりと。
 やはりまだ回復していないんじゃないか?
なんて思っていたら、やはりその通りで・・・。
月の陰から見えたのは、青さの欠片もないような茶褐色の地球。
 これを目にした時のミュウ側の落胆ぶりと来たら・・・。
視聴者的にはおよそ予想のついていた所なので、若干違和感を感じましたが。
 しかし、地球の座標を知るのは国家騎士団エリート等、人類側においてもごく限られた人だけのようですし、ましてやSD体制から長らく離れていたミュウにそういう前知識があったと言うのは考えにくい事ですし。
 やはりフィシスのイメージにあるような青々とした地球を信じてここまでやって来たと考えるのが自然ですから・・・その落胆ぶりが如何ほどのものかは推して察せよと言うものでしょう。
 その地球は、ユグドラシル=世界樹と呼ばれる巨大な施設を中心として治療が行われており、金糸雀・・・いやいやカナリアと呼ばれる子供たちが出番を待っている、と。
 地球環境がある程度改善したところで、それこそ籠の鳥を逃すかの如く解き放たれるわけですが・・・それが生き延びられるかどうかで環境の改善度を判断すると言うわけで、結局は実験動物ですよね・・・。
 やたら純粋といった描写がなされていただけに、気の毒と言うか。
やはりグランドマザーのやり方は非情だなぁと改めて思いましたね。

 そういえばフィシスとキース、結局の所あまり盛り上がる所がありませんでしたね・・・。
キースがフィシスの遺伝子をもとに造られた、って言う事をキースがポロっと考えただけで。この辺はもうちょっと盛り上がると思ったのですが。

 キースは、ここに来てどうも人間とミュウの在り方について迷いが出てきたようで・・・。
メギドを6機も用意して、ミュウを一網打尽にするような作戦を立てておいて、ギリギリで非常停止ボタンを操作。
中の人つながりだと
「ク〜ックックック・・・ポチっとな。」
とでも言いそうな所。
 さて、キースはパルテノンの元老らを例として、SD体制下における人類の姿勢に疑問を感じ、視聴者からすれば若干奇麗事臭くはあるものの自然なミュウの言い分に共感しつつあるといった状況で。
 すでにマツカの「後始末」の済んだ自室において、
「コーヒーを頼む・・・マツカ?」
と、すでに逝ってしまったマツカに語りかけるというお約束をやらかしてしまうなど、やはりミュウと人間の共存を唯一実現できていたのがキースだと言う事を実感。
 しかしながら、SD体制が破れれば人類はまた地球を駄目にしたときのような過ちを宇宙全土で再び行うと考えられ、その抑制のためにSD体制は欠かせない、と。
SD体制の功罪についてこうも葛藤しているのを見ると、どうもキースの方が主人公に見えてしまいます。

 グランドマザーについても、いよいよその姿が明らかになりましたね。
ユグドラシル下層部、擬似的らしい青空のある地下室に、さながら細長い大仏のような姿をしていると思ったら、またあの大目玉がギョロンと現れたりと。
結構不気味で恐ろしいと思いましたね。
 キースが言うに、ミュウ因子はSD体制の過程で除去できたそうなのですが。
それを行わないのには、どうやらグランドマザーの思惑があったようで。
つまりSD体制において、ミュウにも存在意義があると言う事ですが・・・。
 こういうのはリアルに考えて、「管理社会に被差別者は不可欠」とかそう言う理由なのでしょうかね。
そう考えるとグランドマザーが滅ぼされる理由が出来上がりです。

 次回はいよいよ最終回・・・。
人類の暴走と自滅を抑えるためにSD体制は不可欠であるとするキースに、地球に対する慕情をより直感的に求めるジョミー。
 その2人が、グランドマザーの前で剣で決着をつけるようなのですが・・・。
これってファーストガンダムの最後と同じなような。
 とにかく、キースの本心とでも言いましょうかね。
ミュウとの事はもちろん、サムの事、マツカの事など。
スウェナにも何か贈ってましたし、そういう本心めいたものが見られるのでは?などと期待していたり。
 にしても、最終回手前になって「これは一体どうなっているのか、どうなるのか?」なんてことを延々考えてしまうあたりに、私が色々な作品の最終回において多少なり落胆する原因があるのかもしれません。
 もっと無心になって見られれば、最終回が多少アレでも楽しめるのでしょうが。
しかし2クールって案外短いなぁ。

 ガンダム00から凄まじい地雷臭を感じるのは私だけでしょうか?
EVAや∀ガンダムのような翼の描写といい、あと特番のタイトルがすごいダサいと言うか。
 見たところで本編に対する期待が持てないであろうと言うのが、特番を見る前から見えてきてしまって困ります。

では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
Posted by jerid_and_me at 21:22Comments(0)TrackBack(21)

2007年09月08日

今週の地球へ・・・「section22 暮れる命」

こんばんは、ジェリドと私です。

地球へ… - livedoor Blog 共通テーマ
 今日は時間通り、と・・・。
ただでさえ珍しいことなのに、この大詰めにおいてアバンを全部回想シーンに費やしたのは前回の時間変更によって見逃してしまった人が多くいるであろう事への配慮でしょうか。
 話の展開的にはそれはもう大詰めって感じで・・・。
ええ、とうとうマツカ死亡です。
 単身、人類側の旗艦ゼウスに乗り込んでキース暗殺を企てるトォニィ。
一応はキースを心停止ぐらいまで追い込んだようですが、その現場に現れて半ば暴走気味で襲い掛かってきたマツカに苦戦。
 しかしまあマツカってのはやはり並のミュウですから、アッサリ押し返されてしまい。
その隙に、トォニィが苦しめるのを中止して一撃で殺しにかかったところで間に割って入って・・・。
本当、ここの死に方はひどくグロいです。体半分が消えてなくなるとは・・・。
トォニィまで飛んだ返り血の描写が何かリアルだったのがまた高ポイントです。
 あとやっぱり死んだ後の表情というか目。
このアニメは時々目が凄く怖いです。
首を絞められているキースの顔も相当のもんでしたよ。

 キースも死んだかと思ったら、セルジュの懸命な蘇生処置のおかげで息を吹き返し、隣でマツカが死んでいるのに気付いた時、ほんの一瞬だったものの激しく動揺した所は何か凄く良かったと思いましたね。
 化け物だの何だの言っておいて、やっぱり死んだら悲しんでるっていう。
これでいくらか浮かばれるって言うもんでしょう。
また、セルジュにも悲しまれてるあたりも安心と言うか。
 キース以外には、最後までミュウだとバレる事なく人間として仲間として死ねたというのも救いでしょう。
もしバレていたらと思うと・・・。

 マツカの死に関連してサムのことも。
まさか、こっちにしてみればサムとマツカが同時に死んでしまうとは。
 サムを失っても、人類の非情なる総指揮官として指揮を執っていたものの、その心中は悲しみに・・・という。
 あのサムの血のピアスってのは・・・前々から身に着けていたモノですよね?
あれを身に着けることでミュウに対するサムの復讐の念を燃やしていたとか何とか。
 さらにマツカまでも殺され、いよいよミュウの殲滅という目標に向けて加速していくのかと思ったら・・・次回ではミュウと人類の最終会談とか。
果たして、何を条件に何をさせようと言うのでしょうか。

 あと印象に残ったのは、生死の境をさまようキースに、サムとシロエが「お迎え」に来たところでしょうか。・・・って言うか、今回ほとんど印象に残ったシーンなような。
 前にマツカは、キースが「死に急いでいる」みたいなことを言っていましたよね。
これは、自分にとってシロエの死や、サムが死ぬのは時間の問題だったって言う事からキース自身があの世に行きたがっていたと言う事なのでしょうか・・・。
 で、そこで止めに来たのがマツカ。
そして自分が入れ替わりに向こうに行ってしまうんですからね。
今回はもう涙腺がこないだの多摩川ばりに警戒水位オーバーでした。
 どうにも腐女子向けなところが強いはずなのに、もうそんな事はお構いなしに感動でしたよ。

 このマツカ死亡に関して、トォニィについても気になるところ。
殺された仲間の復讐という動機はちょっとアレでしたが、ジョミーのため、ミュウのために人類の総大将を討とうとした。
 しかし、結果は他でもない自身の手で、敵側にいたとは言え同じミュウを殺害してしまったという・・・。
 もう少し時間があれば、この辺りの影響も描けそうなもんですけれども現実問題あと2回しか時間が無いんですよね。
 また、暗殺の際にサムの形見を普通に踏み壊していたりと・・・。
何と言いますか、両者の溝を徹底的に描いてきますね。
キースの人質作戦といい、両者から正当性を奪っているような。
 にしてもトォニィ、あの髪の量でよく頭が帽子に収まったものです。

 終盤に全部持っていかれた感がありますが、他に印象が残ったのは最近脚光を浴び気味のおヤエさんとか。
「こんなこともあろうかと!〜を・・・」
って言うのは、宇宙戦艦ヤマトにこういう人居ましたよね、確か。
 あと、トォニィの心配をすべき所で試作型ステルスデバイスの心配をして、さらに突っ込まれていたり。
シリアスな展開のわりに、制作側の遊びが感じられるという。
何だか、こういうのって終わりを意識させますよね。

 長老ゼルは、たとえミュウと離反してでもステーション救出に向かう、とか。
重ねて死亡フラグが立ったようにも思えましたが、ナスカの子供たちの働きもあって無事に作戦成功。
 これで、今回はミュウ側の陣営が欠ける事なく最終局面を迎えられそうですが、こういうのは最終局面で大量に死にそうなのがまた心配。
 しかしナスカの子供たちがステーション落下を支えるシーンはどこか逆襲のシャアを思い出させますね。

 次回はサブタイトルが「地球へ」と言う事で、一瞬最終回かと思いましたがもう1回あるようです。
ここに来て歩み寄ろうかという風なキースに、ジョミーはどう応じるか。
まあ普通に決裂するっぽいですけど。
 果たして地球はどうなっているのか、果たして世界は変わるのか・・・等々、色々と気になるところはありますが、私個人としてはミュウのソルジャーであるジョミーと、今回死に掛けたとおり、ミュウと1対1で戦えばまず勝てないキース。
この2人の決着をどう付けるつもりなのか?と言う事で。
 ここまで力の差の大きいライバルってのも中々居ないような。

では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
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2007年09月01日

今週の地球へ・・・「section21 星屑の記憶」

こんばんは、ジェリドと私です。

地球へ… - livedoor Blog 共通テーマ
 今日は午後5時半から放送開始と言う事で、危うく見逃す所でした。
録画予約をし損ね(当然この時点では6時開始と思っている)、バイトが思ったよりも長引いて、「こりゃあ6時までに帰れるかな?」などと考えつつ5時半ごろ帰宅した時に、ようやく5時半からだと言う事を思い出しましたからね。
まったく危なっかしいことで。
 間が空いてしまいましたが、今回はいよいよ人類VSミュウの総力戦の幕開け。
首都星ノアを無条件降伏の形で陥落させ、接収したらしい戦艦も交えた艦隊を率いてソル太陽系へ。
 一方、人類はソル太陽系へ先回り。
全戦力と最新鋭の兵器を終結させて迎え撃つという形に。
高々4隻の艦隊と、数え切れないほどの戦艦を抱える大艦隊との総力戦ってのは数的にえらくアンバランスですが、これを覆すのがサイオン能力だと考えると恐ろしいものです。

 ミュウ側の重鎮もそれぞれ戦艦を任され、多数の敵を相手に奮闘しているのですが・・・偉い人はとりあえず艦長、といった状況にちょっとした違和感。
まあ戦術に関してはシールド張って全速前進ですからね。
精神力でシールドを張る都合、士気が上がるなら誰でも良いのかもわかりません。
 しかしわざわざ別の艦に乗せたんじゃ、壮絶に死亡フラグが立ったような気がしないでもないですね・・・。
まあシャングリラは声がヘンケン艦長って言う時点で撃沈フラグが立っているわけですが。

 が、その中で特に大きな力を持つナスカの子供たちが今回で3人も死んでしまうんですからね・・・。
そのうちのアルテラは、前回の予告の時点で結構死亡フラグ立ってる感じでしたけど。
 前に進むしかないといった状況下にありながら、やはり次に化け物と排斥されるのは自分たちだ、という風に悩んでいたりと。
ナスカの子供たちの中では最も先見性があるように思えます。
 ミュウであるがゆえ、異常な力を持つ者がどのような扱いをされるかと言う事を知っていて、そうでありながらそのミュウからも外れた力を持っていることは確かに大きな不安の種でしょうね。
 トォニィに気があるようですが、肝心のトォニィは鈍感と、これまたお約束。
アルテラが死んでから気付くというのもお約束で・・・。
 アルテラの、
「トォニィは私のもの。」
という、若干トォニィをモノ扱いしてる?というのが気になったところですが。
 にしても、1人で艦隊を全滅させてしまうような能力を持ったナスカの子供たちを3人も亡き者にしてしまった人類側の新兵器の恐ろしい事といったら。
戦艦をた易く撃沈するほどの攻撃を普通に無力化してしまうんですからね。技術の進歩というのは恐ろしいものです。
 その新装備もジョミーほどのパワーには対抗できないようでしたが。
「ATフィールドは超電磁スピンぐらいで破れる」というスパロボ理論みたいなもんですね。
あと、戦艦は対サイオン装備がないため、結局ゴミのようにやられていたり。
 いくら戦闘機が優秀でも、艦隊全滅じゃあ色々と辛いような・・・。
犠牲を払いつつも3人を始末できたので作戦成功なんでしょうね、キースにしたら。
 その最新鋭の戦闘機よりも、シャングリラに突き刺さって戦闘員を送り込むという突撃艇スタイルに度肝を抜かれたのはきっと私だけではないはず。

 キースはここに来て鬼畜ぶりをさらに発揮。
スウェナが娘であるレティシアを助けて欲しいと懇願してくるも、
「サイオン検査の結果に例外は無い」だの、「一緒にいた期間が短すぎる。理解できない」などと言って親子関係が何ら理解できないような事を言っていたクセに、レティシアの現養父母がかつてのジョミーの養父母だと知るや、それをジョミーらに対して人質にするんですからね。
 もはやミュウの起源は人間にはないとし、手段を選ぼうという気はまるでなし。
このほかにも何か奥の手を隠し持ってそうな辺りがまた恐ろしい。
 これに対し、犠牲を顧みるということをしない、というジョミーはどうするのか?という所ですがここでトォニィが動いてしまうようで。
マツカが迎え撃つようですが、果たしてマツカで相手になるのか・・・向こう側にいるから比較できない、ってだけで能力的には並程度のミュウでしょうし。
 トォニィはただでさえ強いのに、アルテラが殺されてひとたび暴走すれば、それはもうイデオンばりにスケールの大きな破壊力を見せますからね・・・。
一瞬でいくつもの艦隊全滅とか。
 そういえば、あそこでジョミーが止めなければトォニィは母親であるカリナと同じ死に方をしてしまっていた、と言う事になりますね。

 あと今回地味に印象に残ったのは、シャングリラのメガネオペレーター、おヤエさんの羨望、哀愁。しかしよく考えるとブルー級で300年ですから、一般のミュウだと常人の2〜3倍が普通と言う事でしょうかね。
 にしても、あの人にスポットが当たったのってこれが初めてですよね。
あれで年齢80オーバーとは・・・。一瞬、ミュウにしては若いなぁなんて思ってしまいました。
残り話数を考えると最初で最後でしょうね。
しかし若さを・・・保てているのでしょうか?
あの絵だとどうにも判断に困ります。

 そして今日は、久しぶりに土6らしい感じでしたね。
何がって、グロ具合が。
 生々しい血しぶきはもはや定番です。
やはり、タージオンが死んだ事に気付いていなかったタキオンが血染めのコックピットに気付いたときは相当キてましたね。

 それにしても、ブルーの幻影の出現率が高いですね。
人間とミュウの両方の性質を兼ね備えている次世代ソルジャー、ジョミーにこそミュウの人間に対する在り方を決めることができる、と。
もっとも、最近はミュウの虚弱さに関する描写は無いように思えますが。
いつぞやキースにボコボコにされた時ぐらいでしょうか。

 今後の展開としては、とりあえず地球には降り立つんでしょうけども、そこから先はなかなか想像できませんね。
 あと、ここに来てフィシスがやたら静かなのも気になりますし。
もう一回キースと接触したりはしないんでしょうか。
今後まだまだ犠牲者が出そうですけど、一体いかほどのミュウが生き残るのかと言う事も心配です。
 いよいよ盛り上がってきた所だけに、ガンダム00の宣伝がひどくウザい。
番組前にまで入れるんですから。どんだけ必死ですか。
どれだけ前評判を高めようと、コケる時はコケるでしょうし、ちょっとは自重と言うものを・・・。

では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
Posted by jerid_and_me at 20:15Comments(0)TrackBack(17)

2007年08月18日

今週の地球へ・・・「section20 決戦前夜」

こんばんは、ジェリドと私です。

地球へ… - livedoor Blog 共通テーマ
 今日はもしかしたら録画頼りかも、と思っていたら余裕で時間までに帰ってくることができました。
そして、ラストに向けて何だか物凄く盛り上がって参りましたね。
しかし来週はこのタイミングで休みとか・・・これは何かの嫌がらせでしょうか?
 世界陸上め・・・。
スポーツ中継なら何をやっても許されるのか?否!断じて否!

 ・・・さてと。放送スケジュールに文句を言って何とかなるでなし。
地球への感想を。
 名シーン投票1位がブルーの幻とは・・・。
やはり、このアニメにおいてブルーの存在はあまりにも大きかったようで。

 とりあえず、今回はキースら人類側の視点での「決戦前夜」でしたね。
ミュウ側は全く出番無し。
しかしキース・・・デコ広がりましたね。
 前回、キースはグランドマザーの命によりマザー・イライザをステーションごと始末するという予想外の行動に出たわけで。
 私はてっきり、これの延長で最終的にはグランドマザーにも反旗を翻し、完全に人類の頂点に立つとともに結果的に人類をコンピュータから解放してしまうんじゃないか?なんて考えていたのですが、キースの目的はSD体制の護持だったようで。
キースもまた、あえて檻の中で暮らす事を選んだと言う事なのでしょうか?
 仮にSD体制を否定したところで、キースはサムの件もありミュウと友好を、なんてことはまず考えてないんでしょうから根本的な解決にはならないんでしょうけどね。
 また、大佐という階級でありながらあのカリスマ性は異常だなぁなんて思っていた矢先、元老となり呼称もいよいよ「閣下」に。
この出世ぶりはどこかシャアを彷彿とさせますね・・・オマケに演説まで。
「兵士諸君!我々は首都星ノアを捨てた。しかし何ら臆する事は無い。これは全て予定された作戦の一部である。戦時非常態権に則り、私は現時点を持って人類圏国家主席に就任する。主席として私のなすべきことはひとつ、ミュウの殲滅である!我々の守るべきものは何か?パルテノン、決断力もビジョンも持たぬ元老たちか?首都と呼ばれる惑星か?・・・否!断じて否!我々が守るべきものは、スペリオル・ドミネーション。すなわち、グランドマザーを頂点に頂くこの体制そのものである!SD体制の護持なくして、人類の存在はありえない!グランドマザーの加護の下、全ての兵士が全力を尽くせば、勝利は必ずや我らのものとなる。ミュウを倒し、人類の生存権を守るのだ!兵士諸君!諸君の命をこのキース・アニアンに預けたまえ!人類のために、地球のために!」
 と、やたら長い演説。
これには兵たちも高揚して、
「人類のために!地球のために!」
と、まさに「ジーク・ジオン!」状態。
しかしやっぱいい声です、子安さん。
 やっぱ見た感じだと、こっちのほうがミュウ側と比べて明らかに統制がとれていてまとまっているんですよね・・・。
 以前、新兵を率いてナスカに向かった時にも片鱗が現れていましたが、やっぱキースは指導者の器でした。それもとてつもなく巨大な。
ミュウ側はそうでなくとも分裂しそうなのに、主戦力が嫌われ者の荒くれときた。
 こりゃあミュウ側にとって苦しい戦いになりそうですね。

 そしてキースといえばサム。
サムは精神的な幼児退行だけでなく、肉体のほうもどんどん衰弱しているようで・・・。
サム関係の話は何時だって見ていて鬱になりますね。
「みんな元気でちゅか?」
と言われて昔のことを思い出したり、友達と言われたときの様子など、サム関係の話は鬱になりますが、キースの人間的な側面が見られる唯一に近いシチュエーションなので嫌いではありません。
 やはりキースと「友達」なんて関係にあるのはいつまでもサムだけで、そのサムをこんなにしたのがミュウである以上、キースが人類の頂点に立った今、キースの目の黒いうちは人類との和解はありえないでしょうね。
 この辺に、実はキースが首都星まで捨てて徹底的にミュウ排除のために戦う理由にはサム関連の私怨が入っているのでは?という疑いがチラついて面白いと思います。
こういうキャラの人間臭い部分がチラリと見えるのって面白いですよね。

 また、マツカも今回は大した活躍ぶりで。
しかし、ミュウにクロックアップ能力があるとは驚きでしたよ。
ただ、当の本人にしてみれば自分はミュウの一員ではなく、キースには
「よくやった。さすが化け物だ。」
などと褒められつつも罵られる始末。キースはやはりドSです。
 そのくせ、セルジュを始めとする見方にもその能力を明かすことができず、コーヒーを淹れるしか能がないと思われていたり。
別に部下なんて山ほどいるんですし、それこそセルジュが優秀な右腕だとするなら左腕はただのコーヒー職人でも問題ないような。
 けど実際問題、キースってマツカがいないとすると、もう何回も死んでますよね。
他人には言えませんが、大層役には立っている。
恋人説とか出なかっただけマシってことにしときましょう。

 他に今回印象に残ったのは、レティシアの現養父でありジョミーのもと養父だった人とレティシアとのやり取り。
 ミュウに制圧された事によりアルテメシアを脱出した船の道中で、ミュウと人類が同じ場所で生活する事を「狼の群れの中の兎」と例えたのですが、レティシアは「私たちは狼と兎のどっち?」と。
両親もコレには困ってしまいました、という。
 確かに、人間はしきりにミュウを危険だといって排除しようとしますが、やっていることから考えるとどちらが獰猛で牙のある狼なのか、ってのは分からないんですよね。
 この手の、「どっちが悪いでもない、真に悪いのは○○だ」って言う展開はまあ定番で、ここで如何にして「○○が悪い!」と言う事に説得力を持たせるかが難しいんですよね。今回、○○の中身はSD体制と言う事になるのでしょうが。
 大抵、とってつけたように1人を槍玉にしてハイ終わりっていうパターンになってしまいますので。しかも事態にはおよそ進展なく。
 ジョミーとキース、2人の主人公が人類とミュウのそれぞれ頂点に立ち、どう決着するのか?と言う事で、今後ますます目が離せません。
ミュウのサイオン能力を無力化云々に、艦隊としても桁違いの規模。
やはり今やどちらかだけに牙があるという事はありませんね・・・。

 このレティシアの両親がミュウをひたすら悪く言っていたところはガッカリした気分でしたが、サイオン検査で陽性となったレティシアを理屈ではなく、親として守ろうとする姿には感動です。
・・・が、これが次回どうなるかと言う所に「○○が悪い!」の空欄にSD体制がしっくり収まるか否かが現れてきそうです。

 次回はスターダストメモリー・・・0083ですか?
どっちがガトーでどっちがコウのポジションなんでしょう。
舞台は我々の知る太陽系ってことは、星屑=アステロイドベルトとかその辺でしょうかね。
 ・・・しかし、「ソル太陽系」って、ソルって確かソーラーって感じで太陽云々言う意味で、太陽系はそのまんま。
意味が重複しているような。

 では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
Posted by jerid_and_me at 21:27Comments(0)TrackBack(20)

2007年08月11日

今週の地球へ・・・「section19 それぞれの場所」

こんばんは、ジェリドと私です。

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 リアルタイムで見て、すぐに友達と夕食→ゲーセンって感じになったんですっかり遅くなってしまいました。
実際、今日中に上げられるかどうか極めて怪しい・・・。

 さて、今回はジョミーとキース、それぞれの過去への決別って所でしょうか。
とりあえず個人的に注目だったのはキースの方で。
 放棄されて人工重力もカットされ、散らかったステーションでもひとたび電源が入るとマザー・イライザが普通にキースを迎える、ってのにはちょっとした感動。
 シロエの死に際の「フロア001」の伏線は長い事でっかい伏線のままでしたが、ここでようやく回収された、って所ですね。
 かつてキースやサムのいた教育ステーションは、育英惑星から巣立ってきた少年たちを教育する施設と言うよりは、むしろキースを育て上げるための施設に近かったようで。
 キースは、ステーション中核部のガラス容器において遺伝子レベルで培養されて産まれた人間のようで。それこそスーパーコーディネイターって感じです。
やはり、こちらも多くの失敗作の犠牲のもとに誕生したとの事で・・・。
 予告から察するに、最初から人類の頂点となるべくして生み出された完璧超人と言う所でしょうかね。

 そのキースですが、性格がどうもジョミーと反転してきたように思えますね。
これまでキースは人間らしい感情を持ち合わせていないかのように描かれる事が多かったのですが、今回はシロエを思い出して不快な顔をしたり、遺品の絵本をかつてのシロエの部屋に返したのちにステーションを落としたりと。
 また、これまでもサムに対する接し方はひそかに友情が介在していたように思えますし、割と人間らしくなってますよね。
 グランド・マザーに「動揺が見られない」と言われていましたが、肉体的な完成度だけでなく、感情のコントロールについても常軌を逸した能力を持ち合わせているため、人間らしい感情が表に出てこない、と言うだけだったのかも分かりません。
 一方のジョミーはと言うと、幼馴染のスウェナに対しても冷たく、自分を慕って戦うトォニィらもミュウの戦力であり道具としてしか考えていないような。
どうも人間臭い感情が消えかかってるように感じるんですよね。
 この変化が視聴者の心証に与える影響は大きいと思いますが、ストーリーに影響してくるかどうかも気になるところ。

 そして、それと対となるように容器に収まっていたのはフィシスと同じ外見の人造人間。
なるほど、キースとフィシスが地球に関して同じイメージを持っていたのは、培養・成長の過程でイメージを植えつけるからでしょうか。
 そして、フィシスはその過程において失敗作とみなされ、廃棄されたと。
そこをブルーに助けられ、シャングリラに連れて行かれたようですね。

 そこで気になるのが、トォニィのフィシスに対する言動。
フィシスはブルーに力を分け与えられたからミュウ能力や正確な占いが行えたのであって、ブルーが死んだ今となってはフィシスからはその力が失われてしまった、と・・・。
 フィシスがユニバーサルによって人工的に生み出された人間で、その上失敗作で生来ミュウの力を持っていたわけではないという過去は、確かにブルーが封印してやるのにも納得がいきます。
さすがに教えられたものではないですね。
 ただ、ブルーの幻に触れたときの反応を見ると思い出してしまったのでしょうか?
ジョミーとキースのダブル主人公が揃って過去に決別したと言うのに、ブルーが死んで以来フィシスの目がずっと過去に向いているって言うのは何か心配です。
 前期OPからのキースとフィシスとの関係がここに来て進行するのでしょうか。
寝返るというか、シャングリラを離れるとか。何らかの変動が起こりそうな予感です。

 ジョミーの方は、何気にスウェナと同行しているものの幼馴染とは思えぬほどの冷たい態度で、娘に会わないか?という申し出も断り、テラズNo.5との接触を急いでいましたね。
 しかもスウェナの娘の養父母って言うのが、かつてのジョミーの養父母なんですから。世界は狭いですね・・・。
これで対面したらどうなっちゃってたんでしょうか。かつて息子として育てた男が、想定されるよりはるかに若い姿で現れたりしたら。
 にしてもこの養父母制度、スウェナは離婚した時点で親権を第3者に移動させられて、子供の記憶も操作されて新しい養父母こそ両親であると言う記憶を植え付けられるとは。
 やはりユニバーサルの管理体制ってのは狂気じみていますが、現実の世界において問題になっている離婚や親権といった問題がある意味解決されてるんですよね。
この管理が不自然だという印象を与えるとともに、それは管理されるべくして管理されていると言いますか、ミュウとユニバーサル両方の正当性について少々考えさせられました。

 ジョミーは人類にメッセージを送ったことが結果として精神攻撃になってしまったことも、サムを自らの手にかけてしまったことも「しょうがない」で済ますようになってしまったのが何かショックと言いましょうか。
 どんどん冷たくなっているようで、行く末がひどく心配です。
「本当の幸せ」を全ての人の手に戻すためとは言え・・・。
あえて汚名を被っているといった考え方もできるのですが。
 そんなジョミーに、スウェナはサムがまだ生きていて、廃人になってしまったことをあえて教えないんですね。
 その辺にはスウェナの優しさが感じられましたが・・・これは悲しい話ですよね。
いずれ、それはキースがジョミーにブチ撒けてしまいそうですけど。

 ジョミーはブルーの姿を利用してジョミーを排除しようとするテラズNo.5をアッサリ撃破し、地球の座標をついに入手したようで。
次回から、ラストに向けていよいよ地球へ向かうミュウと、それを駆逐する人類の決戦といった風になりそうです。
 果たしてジョミーらは地球へたどり着けるのか、そして果たして地球はどうなっているのか。
いよいよクライマックスが近づきつつありますね。

 にも拘らず空気を読まないガンダム00の予告。
主題歌はラルクさんですか。好きなんですけどガンダムには合わないというか、釣りタイアップ感満々でどうも・・・。
 本当、これでいざ始まって中身は駄目だったらどうするんでしょうか。

では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
Posted by jerid_and_me at 23:29Comments(0)TrackBack(30)

2007年08月04日

今週の地球へ・・・「section18 再会のアルテメシア」

こんばんは、ジェリドと私です。

アルテメシアとアルテイシアって似てますよね。

地球へ… - livedoor Blog 共通テーマ
 今日はうっかり録画のセットを忘れまして、大学でレポート執筆中に携帯のワンセグで見てました。
ロクに使うまいと思っていた機能ですが、字幕で台詞が出たりと。アニメを見る分には案外とまあ便利なものです。
 さて今回は、前回メギドによってナスカは完全に崩壊。
多くの犠牲を出し、そこでいよいよ決意を固めたジョミーが進路を始まりの星であるアルテメシアへ向けたと言う所で。
 とりあえず、今回特筆すべきはトォニィらナスカの子供たちの台頭ですね。
前回からはさして年月が経過していないようですが、また何か急成長したらしいトォニィら。
 能力はまさにソルジャークラスで、他のミュウらの群を抜き、そして性格は至って好戦的。いわゆるDQNっぽさがかなり強いですね。
この突出した強さには同族であるミュウでさえ恐れをなし、そこを肩で風切って闊歩する様といい、全体的な黒さといい。
何か連邦軍におけるティターンズめいたものを感じます。別格的な意味で。
 そんな彼らの戦闘は残忍そのもので、これまでは迎撃しつつも煙に巻いて逃げると言った戦い方だったのが一転。立ちはだかる敵はもちろん、降伏し無抵抗の敵だって皆殺しという残虐極まりないものに。
 宇宙空間を飛び回り、手近な敵機を捕まえてコックピットを爆破。
最初っから殺す気でかかっています。
 そんなことジョミーが許すものかと思ったら、その行動はジョミーが直接テレパシーで指揮してるってんですから驚きですよ。
ブルーが命と引き換えに示した「長とはどうあるべきか」を思いっきり勘違いしてるように思えてなりません。
ジョミーが怖い人になってゆく・・・。
 これまでは、ミュウにとって人類とは自分たちを脅かす敵であり、そこから身を守り逃れるために戦っていたように見えました。
しかし今では、ミュウにとって人類とは倒すべき敵であり、地球へ行くってのは変わらないんでしょうけど、旗から見ると人類を殲滅するための戦いへと変わってしまったとしか思えないわけで・・・。
 ハーレイを始めとするシャングリラクルーもこの豹変には不信感を抱いているようです。
そりゃあジョミーだって、あんな星ごとブッ壊すような事をされたんじゃ相手が憎くなるのは道理ですけどね。こういう憎しみで憎しみを洗うような流れってのはアニメ的に如何なものか。いつまでもこのままでは無いとは思うのですけども。
 これまでの土6恒例、やたらウジウジしていたり直接殺す事だけを毛嫌いしたりだとか。そう言うのに比べればいくらかマシなのかも知れませんが・・・。

 このジョミーとナスカの子供たちの独走を許している原因のひとつに、フィシスが予知能力を失ってしまったと言う事があるでしょうね。
どうもジョミーもフィシスから遠ざかりつつあるような雰囲気に見えましたし、ブルーを失った失意のヒロインを放ったらかしって時点で主人公としては失格なのかも分かりません。
 そうなると、いよいよキースとの関係が掘り返されるんでしょうか?

 そのキースはと言うと、この間のナスカでの作戦が認められてか、2階級特進で上級大佐に。
国家騎士という軍人めいた立場ながらもその名は広く認知されており、女性ファンも多々獲得したようで。
 国家あげてのヒーロー、さしずめミュウのソルジャーに対する人類側の代表にされようとしているかのようです。
が、そんなキースもサムにかかれば赤のおじちゃん呼ばわりです。
「おっさんじゃない!」(中の人繋がり)
サムも回復の兆しが一向に見られないのは見ていて痛々しいですね・・・。
しかし膝枕とは。BL通り越して何かシュールです。
 キース、サム、スウェナの3人による同窓会が実現。
3人ともえらく老けてしまったものです。
 スウェナはずっと「鯨」を追い、とうとう「エム」というキーワードにまで到達したようでキースに問い詰めるものの、キースは「関わるな」とだけ。
そりゃま、現状だとその相手はあまりにも危険ですからね。
 お堅いキースのことですから機密保持ってのが大きいんでしょうけど、少なからず危険だから巻き込みたくない、ってのはありそう・・・あると思いたいですね。

 そういう考えが無かったらそれこそ機械の申し子だ、などと言うところで、ここに来て再びシロエの影が。
スウェナから受け取った約束のモノ、ピーターパンの絵本には何やらメモリーカードが隠されていたわけで。どうやら、その本がいずれキースの手に渡ると計算していたようですね。
 大分前に出てきたきり話題に上る事がなかった「フロア001」と言う単語。
ここに来て、ようやくキースの正体に迫ろうと言うところでしょうか。
やはりビデオメッセージが肝心なところで切れてしまいましたし、これまた随分引っ張ったものです。
 しかしシロエ、わざわざ忍び込んでビデオ作成してたと考えると、あまりの対抗心にちょっと笑えてきます。

 次回は、ジョミーらはアタラクシアのテラズNo.5のもとへ。
キースは教育ステーションのマザーイライザとそして自らの揺り篭へ。
両者とも、このアニメ全体を巻き込んで過去への回帰と言ったところでしょうか。
 フィシスに未来が見えなくなったりと、どうも作品揚げて過去へと向かってる感があります。
 ブルーを失い、入れ替わりにトォニィらの台頭。
迎え撃つキースら人類・・・しかし、どうもキースに勝ち目が見えてきません。
ここまでミュウが強大になってしまうとは。
 そしてキースとジョミーの間で鯨を追うスウェナは、どうも死亡フラグが立っているような気がしてなりませんね。
主人公とライバルの間にあり、かつ秘密を追っていると。色々揃いすぎなような・・・。

 そういえば、アタラクシアに非常警報が発令されて出てきた懐かしい顔ぶれ。
かつて、ジョミーやシロエの両親であった夫妻のもとには別の子供が。
 あそこは、育英惑星何ていうだけあって、新生児を育て上げるプロフェッショナルが代わる代わる子供を育てて世に送り出していくと言うシステムなのでしょうか。
自然分娩を廃止し、子育ては完全な「職業」に。
人間側の管理システムの異常さ、恐ろしさがまた垣間見えましたね。

 そういえば、ブルーが亡くなった事をフィシス以外は誰も気にしていないと言うのも異常です。やっぱ結構な時間が経過したのでしょうか?

では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
Posted by jerid_and_me at 22:57Comments(0)TrackBack(25)

2007年07月28日

今週の地球へ・・・「section17 永遠と陽炎と」

こんばんは、ジェリドと私です。

地球へ… - livedoor Blog 共通テーマ
 今回は何ともまあ、これまでで最大級に盛り上がるお話でしたね。
とりあえず冒頭でやっと気付いたのは、前回ナスカがメギドに打ち抜かれたように思い込んでいましたが、どうやらアレはジルベスター8の方だったようで。
最初の時点ではナスカに被弾していなかったんですね。
 しかしガス惑星らしいとは言え、惑星にあんな大穴の空く兵器とは。
直撃してたらナスカだって木っ端微塵だったでしょう。
それを9人がかりとはいえ等身大のブルーらが止めると言うのもまた凄いというか。
 で、冒頭はナスカとシャングリラを守るため立ちはだかるブルーにジョミー、さらに目覚めた7人の子供たち。
 子供たちは、短時間で成長するために眠りに入っていたようで。
いわゆる「寝る子は育つ」理論でしょうか。
にしてもみんな全裸とは・・・。
 やっと目覚めたトォニィも、今度は普通な方の人格のようですし。
いつまた裏の方が目覚めるか分からないってのが恐ろしい所です。

 今回の見所は何と言ってもブルーの最期ですね。
「眠れる獅子よ。百億の光越え、生きろ!仲間たち。長きに渡る渡る私の友よ。そして、愛する者よ・・・。ナスカを一刻も早く脱出しろ。僕は、そのために盾となろう。」
 と、ジョミーに子供たちを託し、単身メギド破壊へ。
これまでにないパワーを見せるも、どんどん体力が切れていき最終的にはキースの放つ弾丸を何発も浴び、瀕死の状態になりながらもメギドとともに自爆。
何とも壮絶な最期でした。
 フラフラになって這いずってまでも前へ進もうとするその姿はまさに感動モノです。
「ジョミー、皆を頼む。」
と、最後までミュウ全体の先行きのことを第一に考えた男でした。
 普通、遺体の確認できないような死に方は生き返りフラグですが、EDがブルー特集だった所を見ると死亡確定でしょうね・・・。
まあ、絶対に死んだはずの死に方でもDVDで改ざんを加えて生き返らせる例もありますが。
 それにしてもブルーの容姿、銀髪に赤い瞳、蒼白の肌から判断するにアルビノ体って奴でしょうか?
アルビノ体というのは、本来存在する全身の色素が存在しないとかそういう突然変異の一種だったと思いますが。
 そのアルビノ固体って言うのは基本虚弱体質で、ブルーが弱ってるのもそのせいだと思っていた所があったのですが、まさか3世紀も生きていようとは・・・。
そりゃあいくらミュウでも弱るって言うものでしょうね。

 また、ブルーの死だけでも相当なものなのに、加えて衝撃的だったナスカの崩壊。
弾かれた流れ弾だけでも惑星を一つ消滅させてしまうメギドの恐ろしさときたら。
 リオはもしかして死んでしまうんじゃないかと思いましたが、何とか生還。
彼って何気に何回も危ない目に遭ってますよね。
 しかし、キムをはじめとするシェルター残留組は全滅のようで・・・。
キムの上に乗ってた大岩をどかした時のジョミーの驚愕の顔ってのは、やっぱ岩の下の下半身はもう完全に潰れてたって事でしょうね・・・想像するとかなりひどい光景です。
 既に生気の無い顔のキムがジョミーに語りかけるシーンは何かグッと来るものがありました。アレって多分体のほうはもう殆ど死んでて、頭がまだちょっと生きているだけっていう状況とか、そんな感じだったんでしょうし。
 しかも、ジョミーがシャングリラに乗って真っ先にいざこざを起こした相手ですからね。そこまで目立つキャラでも無かったんですけど、この死なせ方は反則です。

 また、ナスカを離れた後のシャングリラ内の様子がまた。
これまで、ナスカへの定住に対して終始一貫して反対していた長老がナスカのトマトを口にして
「こんなに美味かったんじゃな・・・ハロルド。」
と涙をこぼすシーンでまた感動です。
 ブルーの遺品のヘッドセットを受け取って、思い出されるのは
「全てが終わってみなければ、事の良し悪しは分からない。」
と言う台詞。このナスカ編ってのはどうもこの台詞とリンクしているように思えます。
 ブルーとシンクロし、
「うつむくな、仲間たち!」
と喝を入れるシーンで、やっとジョミーもミュウを率いるソルジャーになったものだと思いましたね。これまで、OP等々に出てくるヘッドセット装備のジョミーの姿がやっと実現しましたし。
 そして進路は序盤の舞台、アルテメシアへ。
人類の追手から逃げつつ地球を目指すと言うのではなく、まずは現状の根源である地球のシステムから破壊しようと言う算段のようで。
 今回ラストは、
「宇宙深く 眠れる獅子 永遠の時のかなたに目覚め 目覚め 百億の光 越えて地球へ来たらむ」
 という、ブルーの辞世の句でしょうかね。
何か深い終わり方でした。

 しかし、ブルーをはじめ犠牲者多数。それでいてブルー並みの力とともに目覚めた7人の子供たち・・・果たして、今後どうなっていくんでしょうか。

 あとグレイブ、今回はキースの行いを戦争ではなく虐殺だと批判して任務を放棄したりと、どこかまだ人間といったところが強調されていますが、何か死亡フラグが立ったような。
 そもそも、舞台がアルテメシアに移るんだったら多分彼の出番はもう無いでしょうね。今までだって、まさか教育ステーション以来再登場してくるとは思ってませんでしたが。

 そしてまたも空気の読めないガンダム00の予告。
ここまで躍起になって宣伝されると、かえって期待できないと言いますか。
頼みの綱の量産機のデザインもMS離れしてますし・・・ガンダムじゃないロボットアニメとしてなら通用するでしょうが、ガンダムでこれは無しですよ。

では、今回はこの辺りで。
ジェリドと私でした。  
Posted by jerid_and_me at 22:41Comments(2)TrackBack(23)