2008年07月29日

今週のマクロスF「第１６話　ランカ･アタック」

　相変わらず安定して面白いですね。
学園パートに戦闘パートに新曲と、意外なほど内容盛りだくさんだったと思います。
　とりあえず、ブレラがランカのボディガードとして学園にまで付きまとうようになって、学園パートがより刺激的に面白くなったと思います。
　とにかくアルトにとってみればブレラが邪魔で邪魔でしょうがないようで。
そりゃあこれまでは戦場で命の取り合いをしていた相手な上に、それがランカにピッタリくっ付いてるんですから。
鈍感なようでいて、やっぱそう言う事をされると頭に来てしまうタイプのようです。
　しかしそのブレラにしたって、いつもどおりの鎖骨からヘソにかけて露出した上に全身ピチピチの変態スーツに加えてクワトロ大尉を思わせるサングラス。
どこから見ても変態なのに、どういうわけか女生徒にはモテモテのようで黄色い歓声が上がっていますからね・・・この世界におけるいい男の条件ってのはよく分かりません。
　ブレラがあまりに目障りなこともあり、あまり授業に対して真面目と言った印象を受けないアルトが授業からブレラを叩き出そうとして返り討ちに遭って組み伏せられてしまったりと・・・ああ、たとえグラハムでもキラには勝てないのか・・・などと中の人で考えたりしておりました。
　そんなブレラはひとたび戦場に出ると、バジュラの攻撃がランカの乗るケーニッヒに及ぶと、そのの前に躍り出て
「ランカは俺が守る！」
ですからね。
　自分をライバル視するアルトに対する嫌味が感じられず、純粋にただランカを守るという使命感に駆られていると言うようなセリフです。
そのせいか、こちらのランカを巡る三角関係はそれほど濁った印象を受けないんですよね。
　やたら完璧超人なキャラでありながら、決して嫌いになるような感じじゃないというのが好ましいですね、ブレラ。
普通にカッコいい。
　男同士の戦いにおいて劣勢にありながら決して諦める姿勢を見せない、ってのは良いですね。結構主人公してるって感じで。
今時のアニメはそこで勝ちの見えてるようなのが主人公だったりするんで困ります。それこそ中の人繋がりでキラとか。
　やっぱ苦境をひっくり返してこその主人公でしょう。

　そのアルトのほうは、ブレラの出現に加えてSMSオーナー、ビルラーの言った事が引っ掛かっていて、もう完全に煮詰まっているというような状況ですね。
　ビルラーは、銀河からフォールド断層の影響を取り去り、銀河をより狭くし、人類の領域とすることを夢としているようですが・・・その手段としてバジュラを挙げるあたり、彼もグレイスやレオンの陰謀に一枚噛んでいると考えて間違い無さそうですね。
　その話の中でキーワードとなったらしいフォールドクオーツと呼ばれる鉱石は、やはりシェリルのイヤリングの石と同じもののようで。
とすると、その石の作用と、今は破棄されたもののシェリルの歌の力によってその「夢」とやらに近づこうとしていたんでしょうね。
　で、アルトはそれらの事に加えてランカが戦場に出て、その上シェリルが病体を引きずって自分のところにやってくるという、もう何が何やらという状況。
　何と言うか、苦労人体質なんでしょうね、時代に魅入られるというのは・・・。

　シェリルは、誰も見舞いに来ずに送られてくるのは花といった品物ばかり。
もはや、扱いが完全に「落ち目のアイドル」なのが痛々しい・・・。
病状を隠蔽され、体調もどんどん悪化していきますし。
　予想していた通り、シェリルに残るのはアルトだけ、といった状況に陥りつつあります。
こうなると、シェリルがもう少しばかり吹っ切れてしまえばランカに傾きつつある状況がもう１度ぐらいはひっくり返っても不思議ではありませんね・・・。

　ランカのほうは、やはりブレラが急接近中。
同時に、ランカにとって特別な歌であるアイモが何やらデジタルっぽくて微妙な歌詞の微妙な歌にアレンジされてしまいました。
　見ているほうとしても何だか微妙な気分ですが、それはランカにとっても同じだったようで。
その歌は結果的にバジュラに対してその動きを狂わせるといった効果を示したものの、ランカが動揺して歌が途切れてしまえば当然ながら効果は消滅。
　そのせいで自分はもとより、SMS隊員が危険に晒されてしまったりと・・・正直、ランカがこのプレッシャーに耐えられるのかが個人的にかなり心配だったりします。
事実けっこう迷いがあるようですし。
　そこでブレラに頼るか、アルトに頼るのか・・・それによって、ダブル三角関係の動きも変わってくると言う予感がします。

　そして個人的に気になったと言うか心配になったのがオズマ。
実験に関して、またもレオンに食って掛かるものの、全てはランカの望みであり、ランカが自分の意思で決めた事。
・・・すなわち、もはやランカは立派に１人立ちして兄離れを果たしていると言う事で。
　どう見ても実兄なブレラの登場もあり、オズマの死亡フラグがいよいよ濃厚になった気がして・・・。
次回サブタイ「グッバイ･シスター」も極めて危険な香りがします。
色々と用済みな気がしてとても心配です。

　今回ちょっと残念だったところと言えば、少々ばかり戦闘におけるバンクっぽいのが目立っていた、って程度でしょうか。
フルCGだから仕方ないんでしょうけども・・・やっぱり、盛り上がる戦闘シーンでバンクが入ったのに気付くといくらかテンションが下がってしまいます。
　基本的には戦闘におけるキャラクターの気持ちの動きとかが良く見えていい戦闘なのですが、やはりバンクと言うと・・・ガン種シリーズの後遺症でしょうかね。
どうしても過剰に反応してしまいます。
　ゴーオンジャーやキバといった特撮モノだって、必殺技がバンクなんてのは当たり前なんですけどね。
リアル色の強いロボットものだとこういう物でしょうか。

　それはそうと、秋頃に完全変形のVF-25が発売になりますね。
価格は確か１万２千円ぐらい・・・高いけれどもバイトの給料とかを考えると手が出ない額でもない。だがしかし・・・と言った具合に迷っています。
　今後VF-27とかもラインナップされるんでしょうか。
あれも結構好みなんで動かしてみたいのですが。

　そういえばルカ、ごく普通に生きてましたね。
死亡フラグも何にも帳消し・・・告白もまだっぽいですし。  

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2008年07月22日

今週のマクロスF「第１５話　ロスト･ピース」

　今回のマクロスFは、色々と陰謀が明らかになった、という回でしたね。
と言うよりも、グレイスが黒い部分をむき出しにするようになってから、陰謀がかなり大きくなったと言うべきか。
　若干、グレイス含む怪しい人たち視点での総集編めいたところがありました。
と言うよりむしろ、これまでのストーリーにおける陰謀のネタばらしとでも言ったところでしょうか。
まず以前より進行していた「オペレーション・カーニバル」とか言うのが、そのものズバリシェリルのツアーと並行して行われており、その中でシェリルは「フェアリー９」などと呼ばれて駒扱い。
　それはフロンティアがバイオプラント艦であること、インプラント等を禁じていることなど、フロンティアの脆弱性が大きな要因となって最終的な作戦対象とされているようですが・・・まるで乗っ取りか破壊でもしようとでも言うような口ぶりです。
　と言うよりも、バジュラを誘導してきた、とはっきり言ってますし。
相当危ない事を考えているとみて良いでしょう。
　その上、ランカは「コードQ1」呼ばわりでこれも作戦の対象に。
いちいち歌姫が陰謀の重要な要素とされているのは、マクロスシリーズとしては定番かと思いきや、敵が歌姫を利用すると言う意味で斬新かも知れません。
　ランカは特に彼らを驚かせ、早い段階で歌手としての頭角を現したというのが大きな誤算だったようです。
さらに、ランカやシェリルの歌にはフォールド発生派のプロトコルだとか何とか言うのが含まれているとかで・・・あのイヤリングから聞こえてきたらしいあの歌ですね。
　現時点でも本当に、歌がすごく重大なレベルで物語に絡んでいる感じですね・・・。
せいぜいゼントラーディに音波兵器呼ばわりされてテンションを狂わせたり、大きく増幅すればプロトデビルンにダメージを与えられる程度かと思いましたが、生の歌でフォールドとかそう言うのに関わってくるとは。
　他に彼らの作戦において誤算になったのは、大きくはSMSの戦力。
とりわけVF-25の性能がひどく低く報告されていた、つまり蓋を開けるとビックリの超高性能機だったと言うわけで。
これならVF-27にも・・・と言うのは流石に難しいのでしょうか。
　しかし緑に光る変な艦に、しきりに出てくる「真の始まり」と言う言葉。
プロトカルチャーでさえ為し得なかった夢とは一体？これから壮大に面白くなりそうです。

　で、彼らの計画は主にランカによって大幅な予定変更を余儀なくされました、って所で今回の話になるんですよね。
グレイスは相変わらずよく分からない体でシェリルの採血を摩り替えたりと、どうも体調を取り戻させて復帰させる気はないようで・・・廃棄とか言ってますし。
　アイドルの座と言う面でもランカに追い抜かれつつありますし、アルトの心もランカに傾きつつあり、こうなるといよいよシェリルが気の毒になってきます。
ときどき死んだ魚のような目になるのがひどく心配・・・ってのは、むしろ作画チームの心配をするべきでしょうか。

　今回と次回とかその辺に関しては、陰謀や策謀といったものが大きく話に食い込んできそうですね。
オズマとキャシーは、疑わしいのはレオンであると言う事に気付いたようですが・・・見てくれからしてかなり怪しいですからね。
だって宇宙時代にもなっておかっぱ男は無いでしょう。
　だからと言ってそう、簡単に尻尾を見せてくれそうな相手にも見えませんし。
むしろ、秘密に肉薄する事でオズマにさらなる死亡フラグが立ちそうな勢いです。
　アルトも、フロンティアのオーナーとか言うのに呼び出しを食らっていますし。
大統領の上のオーナーって事は出資者か何かでしょうか。
そして、敵か味方か・・・。

　三角関係のほうは、もともとの距離の近づきようからか焦りにも似た感じに押し切ろうとするシェリルと、それを阻止する＆天然で近づくランカといった具合でしょうか。
　しかし、病気で弱っているところにアルトが来てくれたと思ったらランカが一緒とは。鈍感と無邪気ほど恐ろしいものは無いのかも分かりません。
アルトが入ってくる前に、自分の姿が乱れていないかと確認している姿が痛ましいです。
本当、プライドの塊みたいな人ですよ。
　しかしながら、デートの事をバラしたりとか、自分が助けられたことを必死にアピールしたりする辺りとか。
　このシェリルの頑張りようが、何と言うか負け戦ぶりを象徴しているようで・・・これまた何か痛ましい気分になります。
グレイスの陰謀で病気が放置されたりと、今後もしや衰弱して美しささえ失われるんじゃないか、なんて考えると、私個人としてはランカ派ではありますが、何だかひどく心配です。
　その一方、新たな三角関係を築きつつあるブレラは、どういうわけか遠隔でランカの観察ができたり、今後はボディガード役を務めることになったりと。
これはアルト等との衝突必至ですね・・・。
　にしてもブレラ、明るいところで見ると、思いのほか色みの強い顔してますね。
地黒に金髪。肌の色が、胸元からヘソにかけて露出するスーツの変態ぶりを強調しています。何でこんな変な格好なんだろう・・・？

　次回のタイトルが、「ミンメイ・アタック」よろしく「ランカ・アタック」で、その歌がやはりバジュラに対する秘密兵器になる、と言う事で。
　強行型の腕にランカを乗っけてバジュラ空母にブチ込むとか、そう言う展開をやろうと言うのでしょうか。
しかし、ランカはアイドルとしても急成長して、おまけに兵器としての価値まで認められた上にグレイスらの陰謀における最重要の存在と言う事で、アルトからどんどん遠い存在になりそうで、何だか心配です。
　とは言っても、アルトもまた「時代に魅入られた人間」ですから、どうなることやら。

　陰謀の人たちの掛け合いのバックで流れるEDの「ダイアモンド・クレバス」のランカVerが良かったと思います、今回。
次回も戦闘は無さげなのがちょっと残念・・・。  
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2008年07月15日

今週のマクロスＦ「１４話　マザーズ・ララバイ」

　今回も大規模戦闘あり人間ドラマありの大盛り上がりでした。
死亡フラグも大盛り・・・って言うか死者が出ましたけども。

　とりあえず、ルカの死亡フラグは分かりやすすぎて、見ているこっちが「それ以上いけない」って気分になりました。
勇気を振り絞って、最初のほうから気があるようでたが１４話にしていよいよナナセに告白しようと言う所で非常事態という間の悪さも、実に気の毒な話なのですが・・・。
　もっとも、ルカって時々ナナセの顔に見惚れてるんだか胸のほうを見ているのか分からない時があるんですよね。
そう言う意味で、こう純情に本気だったのは地味に驚きだったりします。
　で、その告白が未だ途中のところで警報が発せられ、「帰ってきたら、お話したい事があります！」とだけ言って出撃という。
ここまで分かりやすい死亡フラグも最近なかなか無いですよ。
　それで、被弾したミシェルのVF-25が大破した際、それを助けに前に出てルカ大ピンチ・・・これはやはり駄目か、と思ったらそこでヒーローのようにアルトが現れると言うのは盛り上がりましたね。
　もっとも、ルカはその後バジュラ旗艦に突撃をかける際に再び被弾しているのですが・・・。
やはり、柿崎ポジションに収まっている都合、こういう展開は回避できないのでしょうか。

　他にも、マクロス・クォーターのブリッジの面々についても珍しく出番がありましたが、これも何か危なっかしい雰囲気・・・。
艦長とその副官について何かありそうな感じでしたが、この意図がイマイチ掴めない・・・死亡フラグ以外には。
　だってあんまり重要そうなキャラでもありませんからね。
そう言うキャラのこういう話ってのはひどく危なっかしい印象を受けるのは私だけでしょうか。
しかしあの副官の人、えらいオッサン食いですね・・・。
　他にSMS関係では、やはりオズマでしょうか。
やっぱり、ランカをガリア４に送り出すにあたってはひと悶着あったようですが、そこでは結局「兄離れ」を実感させる結果となり、思いのほかあっさりと決着してしまったようで。
　そこで乙女心というのを教えに来たのがボビーってのがまた面白いところでした。
見返りを求めるような幼稚な愛はいらない、とか凄い大人な恋愛観を持っているというのが何とも。
・・・って言うか、まだオズマに気があるんですね、ボビーは。
　どう見てもブレラはランカの実の兄っぽいので、こうなるといよいよオズマに死亡フラグの予感です。

　今回は戦闘も結構好きな感じでした。
何と言っても、VF-171ナイトメアプラスが初めてまともな活躍をしたという所も。
　小隊名の「ダイヤモンド」は、もちろん原型となるマクロス７でVF-17を駆るダイヤモンドフォースからでしょうね。
　これまではファイターモードのままボコボコ落とされるといった役でしたが、今回はバトロイド形態でピンポイントバリアパンチまで。
ピンポイントバリアがあること自体驚きでしたが、やっぱ活躍する量産機ってのは良いですね。
　とは言っても、Wikipediaなんかを見てみると、かつてのVF-19やVF-22を上回る性能を誇るとか・・・そこにピンポイントバリアまでつけて、量産されて広く制式採用されているんですから。
マクロス世界ってのは、本当に技術の進歩が目ざましいですね。
　そうなると最新のVF-25やVF-27なんで、それこそどんな性能なのか・・・戦闘力と言う意味ではドラゴンボールばりにインフレしているような気がします。
　そういえば、今回はミシェルのVF-25が大破していましたが、このアニメってよく主役機が駄目になりますよね・・・。
しかし、次の時はすでに新しいのが補給されている、と。
いくら制式採用以前でSMSでテスト段階とは言え、量産前提の機体ですし、その辺は結構リアルだなぁと思います。
　壊れたからと言ってさらに新型に乗り換えたり、あるいは主役機は何があっても絶対に壊れたり負けたりしないとか。
そう言うのと違う方向でリアリティがあると思います。

　三角関係の方は、根本的なところで動いたと言うか新たに発生したと言うか・・・。
まずシェリルは、ますますアイドルらしさがなくなって、負傷したミシェルに代わり操縦桿を握ることに。
・・・が、まともに操縦できず、あっという間にやられましたが。
　やはり、１話のアレはアルトに特別センスがあった、と言う事でしょうか。
と言っても、確か１話では重力下ですし、ガウォークで突進しつつガンポッドを撃っていただけのような感じだったので、いきなり宇宙空間での乱戦に放り出されたシェリルが不運だったのかも分かりません。
　一方ランカのほうは、かなり不思議な現象に見舞われていましたね。
前回の腹部発光とかもそうでしたが、今回は女王バジュラのようなものと何か通じ合っていましたが・・・あれはランカの母親のイメージ、ですよね。
で、それが敵意をむき出しにしたアルトのVF-25の一斉射撃で葬られてしまった、と・・・。
　もしかして、研究室にランカの写真があったり、そのイメージからすると、もしかしてランカの母親がバジュラとか、あるいは取り込まれたとか。
そういう鬱RPGのような展開になりそうで不安です。
「リトルクイーン」という単語から、ランカもいずれああなるのか、と言う不安も発生しましたし。
　そして、新たにアルト、ブレラ、ランカという三角関係が出来上がった予感。
「お前はあの娘に相応しくない。」
などと言い放つブレラの正体は、実はギャラクシー所属のパイロットで階級は少佐。アルトより上ってのがまた何か分かりやすく反感を招きそうです。
　ブレラも、ガリア４で暗躍したグレイスもギャラクシーの人で、それと通じ合っているレオンは新統合政府の人間で、かつフロンティア所属。
何かとても危ない匂いがしますよ。
　一方、シェリルが何と言うか「普通のアイドル」になってしまっています。
アルトの気持ちも、ストーリーの焦点もランカに向きっぱなしで。
アニメの外でも、星間飛行がかなりセンセーションを巻き起こしていますし・・・「キラッ」のネタ絵とかがやたら多いです。
　このままだと、シェリルは挽回不可能なまでの差をつけられてしまいそうで。
かといって、アルトはこのままストレートにランカとくっ付くというのも考えにくいところ。中々先が読まれません。

　ストーリーも面白くてメカ的にも好みなんで、毎回楽しみでなりません。
バルキリーの立体化とかしたら欲しいですね・・・高いでしょうけど。  
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2008年07月08日

今週のマクロスF「１３話　メモリー・オブ・グローバル」

　今回は、色々と謎に迫る形での急展開となりましたね。
前回の突然の墜落から第１世代マクロス級の出現により、たびたびジャミングによる機体の機能停止に陥りつつもマクロス級の調査をしに向かうが・・・という話。

　やはりランカが「アイモ」を歌うと、大抵そこにはバジュラが関係してきて、おまけにブレラまで同じメロディを鳴らしつつ現れる、と言う事で。
ランカとバジュラ並びにブレラには、確実に何らかの因果関係があります。
　で、やっぱりブレラに指示を出しているのはグレイスのようですね。
グレイス自身も、どう考えても人間の身体能力ではないような動きをしますし、それでいて腕がコードのように変形してますよね、アレは。変だと思ったら人間ですらなさ気とは。
　多分、ディメンジョン・イーターとか言うので星ひとつ壊滅させてはいますが、本人はどういうわけか生きてるとかそういうオチになるんじゃないでしょうか。
その時はシェリルのマネージャー・グレイスは死んだって事のなってるでしょうから、本格的に裏のエージェントとして。

　ブレラも、出てきたら出てきたで、毎度謎の行動とドッグファイトを繰り広げた上で去っていきますよね。
　今回明らかになったのは、ランカの保護が作戦目的の１つではあるものの、最優先事項ではないと言う事。
しかし、バジュラの巣に突っ込んで、さらに結局はランカも何やら卵のような器に閉じ込められるにも関わらずランカの防衛にあたっていますからね。
　本人も、何故ランカがそこまで気になるのか分かっていない、という様子ですし・・・これはやはり、ブレラがランカの実の兄という事に間違いないという気がします。
　そのくせ、アルトは必要以上につけ狙うんですよね。
さっきまでランカ防衛に動いたかと思いきや、ランカの救出に向かおうとするアルトを妨害するとは。
　やはり、兄の心理として、妹の恋人の存在が許せない・・・ってのは流石に無い話でしょうか。

　そのアルトは、今回いい具合にランカと接近しちゃいるんですが、ランカがトイレに行きたがっているのを言えずにいる、というのを理解できずにいたり、自分が上を脱いで水を浴びるのをランカにもすすめたりと。
どこか抜けていると言うか空気が読めていないと言うのは、相変わらずどこまでもアルトです。
　しかし、その後単身で得体の知れないマクロス級に乗り込むという無謀とも言えるような正義感もまたアルト。
メサイアを置いてどこからか持ち出したExギアで乗り込むものですから、バジュラ相手にはまるで戦闘になりませんし。
　ブレラが来てなきゃひき肉にでもなっていたかも分かりません。

　で、今回いい味を出していたのはミシェルとシェリルでしょうか。
ブレラの駆るVF-27のガンポッドを撃ち落したときは、アニメにおけるスナイパーとはなんと美味しいポジションだろうかと思いましたね。
　ベタな展開ではありますが、ああいうのは良いですよね。
シェリルも、晴れ舞台にアルトまで持っていかれた憎らしい相手であるはずなのに「ランカを助けてやってくれ！」という頼みに応じたり。
本人も、こういう見栄が立場を苦しくするってのは分かってるでしょうに。
　最終的には、フォールドしようとするバジュラ艦隊に突っ込んで自分らもフォールドしてしまったのでしょうか。
ものすごい無茶をやりますね・・・。
えらい遠くに飛ばされでもしたらどうするつもりでしょうか。
　にしても、アルトでなしにミシェルらがランカを助けに敵のど真ん中に飛んでしまうというのは中々異端な展開だと思います。

　バジュラの生態についても結構明らかになりつつありますね。
人間の宇宙船を船団レベルで襲撃、乗っ取り、女王バジュラみたいなのがおびただしい数の卵を産卵し、宇宙船をそのまま巨大で移動可能なコロニーだか巣のようなものにしてしまうという。
かなりえげつない生態をしています。
　また、巣にあった謎の鉱石みたいのも気になりますね。
アレってシェリルのイヤリングのともしや同じだったりするのでしょうか。
本当、どこに何との繋がりがあるか分かりませんよ。スケールのでかいアニメだなぁ。
　船団を乗っ取るって言うとマクロス７のプロトデビルンが思い出されますが、こっちは乗員を皆殺しにしたうえで巣にするんですからね。
こっちのほうが残虐であるとも言えます。
　形がグロくて人語も解さないのに、妙に高度でえげつない繁殖方法ですよ。

　メカ的なところで言いますと、やはりブレラ駆るVF-27でしょうか。
時折その型番を見るのでまさかと思っていましたが、公式サイトでもそう書かれるようになったんですね。VF-25がSMSでテストをしているのが現状だと言うのに、そのさらに新しいのがロールアウトしているとは・・・。
　まあ製造メーカーが違うようですし、軍需製品ってのはそういうものでしょうね。
モノとしては、VF-22シュトルムボーゲル�兇慮綏僂砲△燭襪茲Δ如�
マクロス７において終盤に登場した、当時では最新鋭のさらに最新鋭でエース専用だった機体の後継と言う事で、VF-27も相当な変態スペックであることが予想されます。
　そりゃあ、入隊したばかりのアルトじゃVF-25とは言え歯が立たないわけです。
デザイン的にも、いかにもライバルメカって感じで良いんですよね。
ゼネラル･ギャラクシー社系のデザインはやっぱ敵側のほうがマッチします。

　最後になりましたが、ランカについての謎が一層大きくなった回でもあります。
女王バジュラのようなのの苦しみに呼応するかのように苦しんだり、その場で殺されるのではなく容器に詰められて生かされたり。
そしてブレラらの観察対象になったりと、その正体ってのは一体何なんでしょうか。
　アイキャッチのSMSのうたの一節の通り、「イカしたあの娘はエイリアン」と言うことなのでしょうか、もしや・・・。
この期に及んでゼントラーディ以外の宇宙人って言うとスケールが大きすぎる気もしますが、ありえないという気もしないのが凄いところです。
やっぱスケールの大きいアニメと言うのは良いですね。

　本当、いい意味で予想の全く出来ないアニメですよ。
ギアスとかとは全く違った方向で衝撃的な展開の予感。
・・・実兄らしいの登場で、オズマの死亡フラグがいよいよ効いてきそうな予感です。  
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2008年07月01日

今週のマクロスF「第１２話　ファステスト･デリバリー」

　相変わらず面白いですねマクロスFは。
今回は歌に戦闘に三角関係その他人間関係の動きに、かなり色々と盛りだくさんの内容となっていたように思います。
　前回予告の時点での、シェリルが体調不良から慰問ライブをしくじり、それがきっかけでゼントラーディと険悪になり、戦闘に入る、という予想は半分ぐらい正解だったんですけども、まさかそこでランカが来るとは・・・まったく予想外でした。
　それも、デビューシングル「星間飛行」を引っさげて、マクロス７ばりに歌いながら来るってのは・・・ミシェルあたりが助けに行くんだな、というリアルタイムの予想に対し、完全にその斜め上を行くものです。
　本当、まったく予想していなかっただけに凄まじい衝撃でしたよ。
いくら歌がメインだからって、また戦場で歌うようなことは多分ないだろう、と思っていましたし。大体、これってやっと１クール終わったところだと言うのに。
　また、この歌の演出はゼントラーディ兵の反応が面白かったですね。
およそ唯一知らなかったらしい司令官に
「超時空シンデレラ、ランカちゃんです！」
と説明する副官がまずシュールすぎると言うか。隊の副官のくせにえらくミーハーな物言いなのが笑えました。
　あっという間に銃撃が止んだと思ったら目がハートになって倒れるのまで居ますし、どんだけアイドル好きなんだって話ですよ。
それで統合軍の鼻つまみ者とは・・・。
　最後まで歌に乗せられなかった雰囲気がカムジン似の首謀者・テムジンはExギアも装着していないメサイアに軽く倒されてしまいましたが・・・アルトの目の前でランカを狙ったのが運の尽きでしょう。
　初代マクロスの戦いから５０年も経つのに、いまだ周囲の流れに馴染めない者がいる、というマクロス世界のダークサイドに迫る話でしたね。

　アルト・ランカ・シェリルの三角関係は先が心配になるほどの急激なひっくり返りようを見せていますね。
てっきり、アイドルとしての仕事が忙しくなってアルトと疎遠になりつつあるんじゃないか、と前回までは思っていたのですが、今回はアイドルとしてもシェリルの行うはずであったライブを結果として乗っ取る形になり、さらにアルトとも急接近。
　体調管理もプロの仕事、といきまいていたシェリルにしてみれば、この結果は二重三重の屈辱に他ならないはず・・・。
自分がこれまで努力で勝ち取った座を、どういうわけか出てきた新技術でもって現れてかっさらって行くんですから。
　前回まで、少なくともアルトに対してはアドバンテージがあったはずのシェリルですが、見事に差をつけられてしまいました。
　今のところ、シェリルはそれほど自分をさらけ出していないと言うか、身の守りを解いていない感があるんですよね。弱みを見せたがらないと言うか。
このピンチで、それが取っ払われてしまう事により再び状況はひっくり返るんじゃないか、という気がします。
　しかし、２人で不時着して孤立無援と言う状態。
これはさらなる接近の予感ですよ。初代で輝が美沙を選んだのだって、結局は荒廃した地球での放浪が決め手だったんでしょうし。
・・・ま、まだ１クール終了と言うところで決着の心配をするのこそ早計と言うものでしょうが。
あまり先の話をすると鬼が笑います。
　それにしても、やはり私ってランカ派だったんですね。
仮にそうでなくとも、あそこでの
「だって伝えたかったんだもん・・・ハッピーバースデー！アルト君！」
は反則ですよね・・・。ニヤニヤが止まりやしない。
やっぱこのストレートさがランカですよ。
　一方のアルトは、自分の血をいよいよ乗り越えられそうですね。
こちらも進歩が見られて一安心です。

　あとメカ的なところその他の話では、ミシェルのVF-25がバリバリのオーディオカスタムで現れたのには驚きましたね。他にスポットライトとかも。
　今回の作戦にあたって、おそらく必然的にオズマに話が通ってるんでしょうけども、もともとランカの歌手デビューに反対していた上にえらく大事にしているのに、歌手として戦場に連れて行く、なんて作戦を提案されたときにはどんな顔をしたんでしょうね・・・。
　割と鬼の形相になっていたんじゃないでしょうか。
それが折れたこと自体、奇跡みたいなもんでしょう。
　そういえば今回、VF-25が唐突に複座になったような・・・もともと単座ってイメージだったんですけども。
アルトもミシェルもExギアを装備していないように見えたのって、単座Exギア対応と複座Exギア非対応でコックピットにバリエーションがあるとかでしょうか？
　Exギア自体は、AVFを上回る高機動性によるGに対応するため、って話ですが。
今回は護衛任務ってことでそこまでハードなシチュエーションは想定されていなかったのかも分かりません。
　それはそうと、マクロスFにおいてゼントラーディってクァドラン系ばっかり乗ってますよね。ゼントラーディ側がリガードとかヌージャデル･ガー、グラージなんか乗ってて、メルトランディがクァドランっていうイメージだったのですが。
　それに関しては、大昔から続くそれぞれの機種の自動生産拠点が存続しているか否かの問題だって聞いたこともありますけどね。
プラントが残ってなければ再生産はきかない、って事らしいです。
つまりクァドラン系ばかりプラントが生きてると言う事かと思われます。
　巨人側ももっと色んなメカが出てきたほうが旧作ファンは喜ぶと思うんですけどね。

　そして今回も蠢く陰謀の影。
SMSマクロス・クォーターのキャプテンが、暴動に関して
「妙に手際が良すぎる。まるで・・・」
との続きをあえて伏せましたが、この先は恐らく内通者とかそういう関連の言葉だった事でしょう。
　実際、シェリルのマネージャー・グレイスが関わっているとしたら、シェリルのマネージャーとして公然と現場に乗り込めるわけですからね。限りなくクロですよこの人。
　レオンは相変わらず毎度毎度怪しいし・・・次回はあの赤いアンノウンも出てくるようですし。
色々と危険な匂いがします。

　次回は、まさかの初代マクロスタイプ登場。
そんなもんが何故辺境のガリア４の海中に埋まっていたのかは謎ですが・・・次回はそれを巡っての騒動となる予感です。
　まともに動くとしたら、そのものズバリ移民船団１つ分の主力となった代物ですからね。悪い人に奪われでもすれば大変ですよ。
また次回も戦闘ありのようで、楽しみです。  
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2008年06月24日

マクロスF　１１

　キバと同様、先週は休みだったマクロスF。
前回は映画の撮影で、端役だったはずのランカがふとしたことから監督の目・・・と言うよりは耳に留まり、サブ主役クラスの役と主題歌を歌う権利を手にし、その映画が公開された、という話でしたね。
　今回はその後、飛ぶ鳥を落とさんばかりの勢いでスターダムへとのし上がっていくランカと、その背後で展開するあれこれ色々、という話でした。
　ランカに関しては、いきなり娘々飯店のCMが大々的に出てきたもので驚きです。
もともと看板娘っぽさはあったんですけどね。
チェーン店なんですから、おそらくそれまでは別の人だったと思われますし。
しかし普通の中華料理店とは思えない制服ですよね。まったくもって未来的センス。
　そのランカはグラビア撮影に、近日にはシェリルが１話でライブを行ったのと同じ、あの巨大な会場で初ライブという、とてもコネ等のない新人アイドルとは思えないような躍進ぶり。
　ついこの間までは、「芸能界に入ったら色々汚いこととかあって大変なんだろうなぁ」なんて心配しながら見ていたものですが、いきなり上のほうまで来てしまいました。
　こうなると、レオンの「シンデレラ」発言がやたらと不安を煽ります。
これまでの予想だと、アルトに対して先手を打ったシェリルが凋落していき、ランカが上り詰めていきアルトとくっつくんじゃ？
と思っていましたが、こうも目まぐるしく状況が動き回ると、ランカはいずれ魔法が解けたシンデレラとなり、再び立場は逆転するんじゃないか、っていう気もしてきます。

　アイドルとしては成功しつつあるようですが、アルトとはどうも疎遠になりつつありますし。
そこへ、どうもアイドルっ気の抜けてきた感のあるシェリルがやたら急接近。
「あいつ」呼ばわりだったり、プレゼントとして受け取ったのは、結局シェリルの提案した「空」に引かれたわけで・・・アルトらしいと言えばアルトらしい。
　どうにか２時間だけの休息を得て、約束の丘に向かった時に現れた人影がアルトではないだろう、と思ってはいたんですけども、いざミシェルが出てきたときは結構本気で悲しいとか寂しい気分になりました。
　ランカの、アイドルの座と引き換えに何かを失っているような感じと、アルトとのすれ違い。そしてランカそのものに対して背後から蠢く陰謀・・・。
何と言うか、良い意味で見ていて辛い展開です。
　シェリルは結構タフな印象があるのですが、ランカはどうも線が細い印象があると言うのか、結構傷つきそうなタイプなのが何とも。

　一方のシェリルは、アイドル生活の傍ら学園生活。
本人は涼しい顔をしていますが、それは実は相当ハードなようで。
とうとう体調が崩れつつあり・・・。
　体調不良で慰問ライブをしくじり、アイドルとして失脚かと思いきや、実際にはそれ以上の命の危険に巻き込まれそうな勢い。
　シェリルの向かうガリア４の第３３海兵部隊とは、ゼントラーディの中でも手の付けられない反人類派の集まり。
そこがどうやら、次回反乱めいた事をするようで、たった１機で随伴するアルトの命運やいかに？といった具合です。
　ゼントラーディと人類はすっかり和解していたかのように見えますが、実際に対ボドルザー戦においてミンメイの歌を聴いて人類と協力したのって、ゼントラーディやメルトランディの規模を考えると決して大部分ではないんでしょうね。
　そこでミンメイの歌を聴いて、ブリタイ提督やエキセドル参謀のように寝返ったのがクラン大尉らのように真っ先に人類側についたゼントラーディなんでしょう。
　しかしながら歌を聴いていなかったりで、本当は人類と馴れ合うつもりは無かったのに、逆らうと危ういので従っていた、というのが存在し、それが今回の問題の部隊という事で。
　今回、敵はバジュラだけかと思いきや、ここで思わぬ敵性勢力出現の予感です。
人外のバケモノや生物兵器が相手ではなく、今回の相手は紛れも無く知能を持った人間に近い存在であるゼントラーディ。
　これらを相手に戦えるのか、どう戦うのかと言うところにアルトの本気の覚悟が要求される、という展開でしょうね。

　兄弟子に芝居の世界への未練を見抜かれ、勘当を解かれるという可能性も振り切ってパイロットとして出て行ったアルトですが、彼の進退に関してはもうひと悶着ありそうです。
　もっとも、勘当云々の話は、本当はアルトにランゾウを継がせるために呼び出そうとしたことの口実のようですが。
　兄弟子にとって早乙女ランゾウを継ぐことは叶わぬ夢であり、それを唯一叶えられるアルトはその名を継ぐよう便宜を図ろうとするも、パイロットとして遠くへ出てしまった。
夢が呪いに例えられるというのは555でもありましたが、リアルですよね・・・。
　色々なところで同時多発的に発生するすれ違いがこのアニメにとってかなり大きい要素になっていると思います。

　そして陰で蠢く陰謀が気になる・・・。
レオンがシェリルのイヤリングと同じらしい石を持っているのも気になりますし、それと結託してシェリルをガリア４へと送り込んだのはマネージャーのあの黒い人。
　ひそかにシェリルらの後を追った、あのアンノウンの可変戦闘機も気になりますね。
果たしてガリア４で何が起こるのか。

　にしても今回は戦闘なしでエロ多めの回でしたね。
ランカの服装が若干エロいのに加え、ナナセとシェリルの水着。ルカの目つきがすこぶるエロい。
　しかし今回一番エロスを感じたのは、兄弟子との演技の回想に出てくるアルトでしょうか。何ですかあの表情。
男なのに・・・！
あれなら天才女形なんて言われるのも大いに納得のいく話ですよ、本当。

　次回はマクロスの伝統的要素であるゼントラーディがらみの話という事もあり、やたら楽しみです。
やっぱ伝統のある作品ってのは良いですね。  
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2008年06月10日

マクロスF　10話

　今回のサブタイトル、「レジェンド・オブ・ゼロ」ってのは、情けない事ながら実際半分以上見るまでその意味ってのが分からなかったんですが・・・。
今回はマクロスゼロにまつわる話なんですね。
　「鳥の人」という劇中劇のドキュメンタリー映画は、どうやらそのものズバリマクロスゼロの話と言う事のようで。マクロス世界の出来事が、マクロス世界で実写映画化、ってのは中々面白い話ですよ。
　そこで問題となるのが、私はマクロスゼロを未見である、と言う事ですね。
不覚・・・まさかゼロまで絡んでくるとは。
　そんな訳で、映画のシーンがマクロスゼロのネタバレじゃないか？なんていう話があちこちでなされており・・・って事は、結末はおそらくあの通りなんでしょうね。
　ゼロのほうも戦闘に関してはフルCGで、板野サーカスがえらい事になってるとか言う話なので、興味はあったんですけども。
いい機会だから見てしまうべきかも分かりません。

　で、肝心のFのほうのストーリーはと言うと。
メカの出番の殆ど無い、芸能活動がメインのエピソードでしたが、人間関係に関してはちゃぶ台がひっくり返ったかと言うぐらい展開しております。
　パイロット養成コースで、シェリルがやたらアルトに付きまとうといった状況にかなり押されて凹んでいたランカのシーンは、いよいよこの三角関係も危ないところまで来たか・・・と思いました。
　しかし、さらにシェリルがアルトの唇を不意に奪ったのを目撃したランカに、とうとう火がついたっていう展開には大いに盛り上がりました。
　いよいよランカにとって、シェリルは雲上の存在ではなくアルトを巡るライバルとなった決定的瞬間ですね。
こうなった以上、アルトとのキスはシェリルに追いつき、退けるにはもはや避けられぬ道。
　ようやく、ランカの気持ちの爆発から始まって、三角関係に火が付いてきた感じです。
今のところ余裕ぶっていますが、シェリルも果たしてどうなるのか・・・。

　そんな２人とその他大勢に、アルトはやたら振り回されっぱなしで。
今回は家のことについても少しばかりは触れられましたが、アルトの親及び家との確執について本格的に触れられるのはまだ後の話でしょうか。
　しかし、歌舞伎の濡れ場なんかを演じておきながらキスシーンにはえらく動揺してましたね。なんかもう真っ赤になって。
こういうところも古典的な主人公と言うか。
両手に花かと思いきや、ちょっとした大岡裁きといったレベルに争奪戦が勃発してるんですよね。
　基本が素直でないので、まだまだ決着には時間がかかりそうですけど・・・。

　やっぱり、密かに暗躍するレオン杉田さん。
アロハシャツが壊滅的に似合っていない！と感じたのは多分私だけではないでしょう。
　男なのか女なのか分からない黒服の人と、情報と何かを取引・・・やはりこの男、どこまでも怪しいです。
男女のほうは、バジュラの真の恐怖と謎の怪獣ヒュドラとの関連性を示唆していましたが・・・この人、一体何者なのか。

　また、再び現れたブレラとか言う謎の男(CV：保志さん)。
どういうわけか現れて、ランカを守るような行動をとっていましたが、これまた何者なんでしょうね。
　戦場では、SMSや統合軍に普通に攻撃していたのに・・・何故ランカを？
アイモを知っていることや、あの常軌を逸した機動性をもつアンノウンを動かせると思ったら実際に改造人間の類である事。
　さらに、記憶喪失でランカにふと兄のイメージが浮かんだと言う事は、もしかすると以前のバジュラ襲撃事件で死んだ事になっていたランカの本物の兄なんじゃ？という気がします。
　すると、義理の兄のオズマともども死亡フラグが立ちつつあるような・・・。
記憶喪失の実兄に、前々から危なっかしい義理の兄。
記憶喪失で改造済みって、正気を取り戻してやられるってのが王道でしょう。
　こりゃあ最終的に、ランカにとってのよりどころはアルトだけって感じになりそうな予感。

　とまあ、背景にある謎が動き出し、OPの役者が揃って物語が本格的に動き出したといった感があります。
同時に、三角関係は余裕の態度で畳み掛けにかかったシェリルと、怒涛の追い上げの気配を見せるランカ。
こちらもいよいよ白熱してきました。
　最後ランカにスポットライトが当たった時、図らずも「おお！」って気分になりましたからね。
結構、私も引き込まれてたんだなー、と思いました。

・・・で、このタイミングで来週休みですか。
キバも休みですし・・・揃いも揃ってどないやねんって感じです。  
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2008年06月03日

マクロスF　09

　まあ今日は大学に出て行く必要が無いって事で、ひどく暇だったんですけどね。
この間のところから内々定の通知があって、どちらか１つを選ばなければならないと言う事でえらく苦悩していたため、気が休まると言う事はなかったり・・・。
これも、いわゆる１つのトライアングラーって感じです。

　一方、今回のマクロスFは毎度の三角関係からは離れて、アルトとミハエルの関係と、特にミハエルのトラウマスイッチ、影の部分についてのエピソードでしたね。
　作戦中の味方誤射、「フレンドリー・ファイア」をめぐる姉の代からのトラウマ持ちだったミハエル。
姉が果たして別れ話を切り出した不倫相手の上司を後ろから故意に撃ったのか、それとも単なる誤射だったのか・・・という、今では闇の中でしかない答えを未だ探しているようなのですが・・・この議論はちょっと無理があると言うか。
　ミハエルに影をつけて、アルトと仲違い→和解という流れを作りたいってのは何となくわかるのですが、その根源がちょっと無理やりな感じがあるかなぁ、なんて思ってしまいました。
　お互いの痛いところを突付きあっているうちに喧嘩、ってのはあまりよくない状況ですし。
おかげでリアルにドロドロした感じがよく出ていましたが・・・このアニメ、ドロドロぶりが毎度結構強烈な気がします。
　とは言っても男相手にはどこか斜に構えて捻くれたところのあるアルトと、少々おふざけが過ぎるところのあるミハエルの間にはいずれ何か仲違いといった問題が発生するだろう、とは十二分に考えられる事ですが。
　加えて、ミハエルにはどこか完璧主義者で実際結構完璧超人なところがあり、アルトはそこに少々コンプレックスを感じつつ皮肉屋ですからね。軋轢が生じるなって言うのが無理な相談でしょう。
　しかしまあ色々あって仲違いした若い男２人が和解するってのは王道ですよね。
ロボットアニメと言わず、若い男が主人公なアニメの。
　その過程でミハエルなんてアルトを一発殴って「殴ったね！」的な状況かと思ったらマウントポジション取ってボコボコですからね。
喧嘩にしちゃあやり過ぎだ・・・と思わせる描写でしたが、それだけミハエルのトラウマが深いと言う事の表れでしょう。
　そのくせアルトのあの美しい顔には殆どダメージが見られないってのは、アルトはアルトで凄いですよね。
親父さんが厳しいみたいなんで、その辺は鍛えられているのかも分かりません・・・。
　最終的には共通の強敵を前に、連携と信頼と友情を取り戻す・・・と。
これまで、アルトは新米って事で作戦中はオズマ機に随伴するような格好になりましたが、今後はミハエル等とのコンビネーションが期待できそうです。

　しかし1話だけ学園パートのインターバルを挟んですぐ戦闘メインの回とは。思いのほかロボットアニメしてます。
正直、まだしばらくインターバルかと思っていたもので。
むしろギアスとかがロボ分が薄いだけでしょうか。
　今度の戦闘は大群相手でなく、１体相手のドッグファイトだったので、これはこれでスピード感があって良い・・・のですが、Web配信だとどうしてもフレーム数が追いつかないでカクカクになるのが実に悔しいです。
　しかし田舎に住んでちゃあ、どうしても高画質のリアルタイムってのは不可能ってのが悲しい。
私にブルーレイのシステムから導入しろってことでしょうか。
　それにしても、あのアンノウンの可変戦闘機が気になる・・・デザイン的にもいかにもライバルメカって感じで良好ですし。
通常のガンポッド等でなくビームライフルみたいのを使ってるというのも珍しい。
そしてバケモノじみた機動性・・・脳波コントロールでも入ってるんでしょうか。
　パイロットもようやく喋りましたが、どうもフロンティアに内通者の疑いあり・・・と言うか、あの人ってシェリルのマネージャーの人でしょうか。
　ミハエルのトラウマスイッチ入れたのもあの人ですし、重要人物のサポートで目立たないポジション。
ううむ・・・怪しすぎる。

　今回、主役２人の陰でいい味を出していたのはやはりクラン大尉。
ミハエルと何かあるとは思っていましたが、まさか幼馴染とは・・・あのサイズ差でよく今まで生きてたもんです。子供は無邪気ゆえに残酷で悲惨な結果を招く事もあるでしょうし。
　しかもアレは絶対ミハエルに気があるだろう、って反応ですし。
ただの幼馴染じゃあない気がします。
って言うかアニメとかで幼馴染ってそう言う線が異常に濃厚ですよね。
　マイクローン化して子供の状態では、部下の手前で見た目に反して隊長らしい態度。
しかしゼントラーディに戻ると、やたら単純な恋する乙女って感じになって・・・というアンバランスが面白かったと思います。シリアスなシーンながら。
　最後、木陰から(しかし隠れられてない)覗き見る時は両者を足して２で割った、という具合でしたし。
存在が面白いんですよね。
　常に死亡フラグが付きまとっているような印象を受けるところも・・・。
今回は本当、ハラハラものでした。
クァドランは中破したものの本人は軽症で良かった。
　あとアレ、バルキリーにビンタかますところは不覚にも吹いてしまいました。
痛がる仕草がリアルなのも。これこそ脳波コントロールでも入ってるんでしょうか。
　そういえばミハエルのVF-25、頭のデザイン的には結構気に入ってるのですが、どこかで見たことのあるようなデザインだなぁ、と思っていたのですが、アレは多分バーザムに似てるんですね。
　青いカラーに目立つ1本角、丸っぽい一つ目。
道理で・・・。
　
　全体的には、ミハエルのトラウマスイッチを引き金として広がった人間関係のいざこざが、１話のうちにおよそまとまったというのがスッキリしていて良かったと思います。
この手のいざこざをいつまでも引っ張るのは平成ライダーだけで結構・・・。
　次回、伝説の歌ってやっぱ「愛・おぼえていますか」でしょうかね。
それともランカの知ってるアレでしょうか。

　ところで、割とどうでもいい感じに見えたシーンなのでついスルーしてしまったんですけども、ランカの事務所がネットを利用しようとすると悉くハッキングされるのって、ランカがそれだけ監視されてるって事なんですよね・・・本当、どうでもいいようなところで重要っぽい事を。  
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2008年05月27日

マクロスF　08

　大規模な戦闘が終わって、今回は学園におけるギャグパートだろう、って事で軽い気持ちで見たんですけども。
そういうギャグ回においても全力ですね・・・このアニメは。
どんなエピソードにおいても力を抜かないアニメって好きですよ、私。
　そういうギャグの裏で、事はひそかに進行してるって感じも良いです。
単なる小休止になっていないという。
見ていてツッコミが追いつかないんですよね。
BGMも無駄に派手で気合が入っていたような。

　しかし、いきなりランカが人参コスで出てきたときはどうしようかと思いました。
それも新曲を引っ提げて。
歌詞のスケールが無駄に大きいというのもポイントだと思います。
本当、なんか無駄に気合が入っていると言うか。
人参の被り物を外すときなんて、コマ送りで見るとえらいリアルに顔が変形してますし・・・。
　たとえ才能があろうとも、コネでも無いと駆け出しの芸能人は大変である、と言う点においてリアルです。
　にしても、あの和装の演歌の人・・・徳川さんと言うようですが、それも動員してあの奇妙な色の巨大人参を売り出すとは。
ゼントラーディのモールってカオス・・・。
　今日び、ああいうカラフルと言うか、そういう宇宙時代を描いたアニメって無いと思いますけどね。それがまた面白いところかもしれません。

　一方シェリルは唐突にアルトらの学園に転入してきた、という話で。
文字通り、学園に旋風をもたらしたと言ったところでしょうか。
　しかしシェリルってトシいくつなんでしょうか。
アルトとかも高校生離れしてるんでアレですけど、ランカ等と同年代ってのはどうもピンと来ません。まあルカやランカが年不相応に若く見えるってだけかも分かりませんが。
　奇妙な小動物にパンツを持ち逃げされ、ノーパンにExギアで学園を駆け回ったりと、やはり今回もランカよりも目立っていましたが・・・こう早い段階で目立ってしまうと、後から盛大にひっくり返されそうな気がしてなりません

　実際、ランカはアルトとの絡みは少なくても、ストーリーとは多分に絡んできそうな雰囲気ですし。
やっと決まったバラエティ番組のゲスト出演までも無くなり、残念がっているところで・・・例のアンノウン可変戦闘機を駆り、後一歩でアルトとルカを始末というところまで至った謎のパイロットがひそかにフロンティアに潜入、ランカの歌に引かれるようにして藍かとの対面を果たしましたからね。
　ランカはかつてバジュラに攻撃を受けた船団の生き残りで、唯一記憶にあるのがあの歌。そして、新統合政府にも密かにマークされているという、今後の物語の鍵となるであろう要素まで持ってますからね。
　しかしあの謎の小動物、アレってやはり謎のパイロットのペット的存在なのでしょうか。
頭の赤いコア様の部分や奇妙な模様といい・・・バジュラの幼体って気がします。
　声が保志さんで緑のペット連れでエースパイロットって言うとキラを思い出します。今回は無口っぽいのでそこまで嫌な奴では無いんでしょうけど。
　種デスの後は目立った活躍こそ無いような印象でしたが、今年はゴーオンジャーにコードギアス、マクロスFに・・・結構な活躍ぶりです。
　とは言っても、マクロスFじゃろくに喋らないのでアフレコ風景が気がかりです。
棒立ちとか？

　しかしあのアンノウン機、もしかしてギャラクシーの先端科学によってもたらされた代物だったりして・・・。
シェリルがギャラクシーの健在を信じきっているのが死亡フラグ、と言うか既に全滅してあれこれ奪われてるんじゃないかという気が。
　ただ、ギャラクシーはマクロスシリーズで可変戦闘機等をリリースしているゼネラル・ギャラクシー社の資本と考えると、デザインの系統が違うって気もしますし。
　VF-17とかVF-22とか、あとは目立つところでYF-21とかのステルスっぽいデザインが多いところなので、ああトゲトゲしたのはちょっと違う気が。

　今回は、ミハエルの言葉にあった通り
「シェリルの人気を見くびっている」
と言うのが視聴者及びキャラクターに対する警鐘めいたものになってましたいね。
　ランカは、シェリルを前にしてもそのコネとかを使わず、正々堂々とやろうとしていますが、その特番で自分の仕事がなくなってしまったり、学園にもシェリルのファンが山ほど。
　まさに宇宙的トップアイドルと、まだまだ駆け出しの新米。
この差がどこまで埋まるかと言うのは・・・怪しいですよね。
　が、シェリルはアルトを追ってかパイロット科に。
これはアイドル引退のフラグが立ったかもしれません。
いや、それこそマクロス７のようにバルキリーで歌うのかも・・・。
「私の歌を聴けぇ！」
とか言ってますしね。
それはそれで面白いんじゃないかって気がします。

　次回はミハエルのバックグラウンドについて触れられるようで。
こないだクランの言っていた昔の話に繋がるのでしょうか。
とりあえずクラン(小)がまた出てくるのがちょっと楽しみだったり。  
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2008年05月20日

マクロスF　07

　火曜恒例・・・って事で。
まあ他にネタもありませんし。アニメのある生活ってのは便利なもんでしょう。

　今回も鳥肌もんの面白さでしたね。
何なんでしょうね、この盛り上がり・・・。
もうどこからピックアップしていいのか分からないぐらい、最初から最後までクライマックスと言った具合です。
　まずは画面の描写だけでも戦闘の派手なこと派手なこと。
画面を埋め尽くす機銃の弾幕に、大勢して画面を駆け巡るアーマードのミサイル。
光の尾を引いて飛び回るバルキリーなど・・・本当に派手で見ごたえがあります。
　このために地デジを導入したって構わない！
とそう思わせそうなクォリティです。
・・・電波が来ていれば、ですけど。
何でこれだけの作品がウチの地方じゃあ見れないのかと・・・本気で恨みますよ。
　おまけに可変デストロイド・モンスターと言うべきケーニッヒモンスターはバルキリーとはまた違った豪快さが良いですね。
戦艦の装甲にガッチリ食いつかないと反動に耐えられないらしい構造で、そればかりか周囲の友軍機までも巻き込む勢い。
　ハイテク丸出しのバルキリーと比べて、このあまりにも前時代的な大艦巨砲主義さが硬派で良いですね。

　一方、いよいよ強行型へのトランス･フォーメーションを果たしたマクロスクォーター。やっぱマクロスと言えば変形する戦艦ですよね。
何をもってクォーターなのかと思ったら、400mでSDF-1初代マクロスの1.2kmに対して1/4って意味のようで。
　そりゃあマクロスタイプと比べれば小さいですし、ゼントラーディの戦艦も数km単位で、そこから比較すると確かに小さくはありますけども・・・他の作品、たとえばガンダムシリーズで言うと400mってのは結構な大型戦艦ってレベルです。
　それが変形して、さらにあの機動性。
操縦桿を握ると人が変わるらしいボビーの操縦と相まって、嘔吐ものの機動性です。
　船体各部から射撃を行いながら変形、突撃からマクロスキャノン発射までの流れは実に爽快感があって良いです。
けど、漢字のディスプレイ表示はえらくアクエリオンっぽい所で。
バルキリーの変形といい頭部デザインといい、やはり全体にアクエリオンっぽさがあります。
　艦長が渋いオッサンってのがまた良いです。
今日び、艦長が真っ当な男性ってのがえらく少ないような気がして・・・。

　そして今回は戦闘だけでなく・・・いや、戦闘の充実ぶりに呼応するかのようにして歌の充実度も半端ないです。
　前回ラスト、EDにまで神がかり的な流れを作った「ダイヤモンド・クレバス」がまだ続いていて、そこからスタート。
　次のナンバー「射手座午後９時Don't be late」で戦闘開始ですからね。
見ているほうももうテンション上がりまくりです。
「あたしの歌を聞けぇ！」
とどこかの魔法少女モノのような変身の一方で、スカル小隊が発進シークエンスに。
この演出はもう反則ってレベルと言っても良いでしょう。
あのイントロのカッコ良さは異常です。
　にしても、フォーメーション名「Planet Dance」って。
これは間違いなく、マクロス７におけるファイヤーボンバーの曲からですよね。
　スパロボだと一番威力が低いものの、歌EN消費が少ない一方でリアル系の生命線である命中・回避を上げられるのですこぶる重宝するナンバーです。
　オズマはそのファイヤーボンバーの大ファンって設定でしたが・・・フォーメーション名をそこから取るとは。
すると今後も面白いフォーメーション名が期待できそうです。

　そしてシェリルの新曲がランカとのまさかのデュエットで、それをバックにルカ救出のため敵艦に突っ込むアルト機。
前半であれだけ盛り上がったと思ったら、後半でさらに盛り上げてくるんですからね。１桁話目でここまでの盛り上がりとは・・・大したアニメだ。

　キャラクターと言う側面としましては・・・アルトの正統派主人公ぶりには惚れ惚れします。
仲間を助けるためにあれほどの無茶をするなんて、これまた今日び中々居ないと思いますよ。
　ただ、この結果として早くも主人公機が全損・・・。
最新鋭機なのに。次回以降どうするつもりでしょうか。
更なる新型ってワケにも行きますまい。
　にしても、本当アルトは大人気と言うか・・・今回のこれでルカともフラグが立ったようなものですし。ミシェルとも中々の仲ですし。
そこにシェリルとランカと・・・何角関係ですか、これは。
　まあ冗談はさておき。
アルト、シェリル、ランカの関係においては、今回アルトとシェリルがそれぞれの方向に大きく前進し、ランカは少々引っ張られると言うか、置いていかれ気味に見えます。
　今まで、アルトとシェリルに引っ張られるような格好のランカですが・・・今後どういった展開になるのでしょうか。
よもや、このままと言う事もないでしょうし。
いずれどこかでグンと巻き返してくるでしょう。

　また、ここに来て敵勢力の輪郭が少々ばかり見え隠れしてきましたね。
ようやく戦艦に加えて有人機、それも可変戦闘機が登場。
乗ってるのはOPの美男子・・・ようやくの登場です。
　これまたナマモノっぽい敵艦がルカ機を取り込んだところを見ると・・・パイロットもろとも機体を取り込んで自分のところの尖兵にでもするんでしょうか。
プロトデビルンの手口に近いものを感じます。
やたら尖った機体ってのも。
　それとも、別の船団が敵とかそういうオチでしょうか。
相手は生身の人間なのか、それとも・・・。
　さらに重要なのは、相手は音楽に理解があり、ランカの歌った歌を知っている、と言う事で。
ランカがゼントラーディとのクォーターで、バジュラに襲われた船団の生き残りと言うところまで考えると・・・あれこれ可能性が多すぎてまるで目星が付きません。
　しかし、マクロスシリーズたるもの、鍵となるのはやはり歌のようです。

　それにしても、今回のを見ているとマクロスFがスパロボに参戦したら面白いだろうなぁと思いますね。
ファストパックにより機体バリエーションが豊富なので、VF-1系のように、同じようなのばかりで枠がもったいないと言う事にもならないでしょう。
　スナイパータイプにアーマードなんかがあるとアルト機は空気化しそうで心配ですが、実は一番強いのはゴースト使いのルカ機だったりして・・・EWACも付きそうですし。
　極めつけは戦闘BGMの事を考えるとニヤニヤが止まりません。

　次回は今回とはうってかわって学園パート。
作画が・・・崩壊する？  
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