2010年09月05日

回顧W

 いよいよ明朝からは新番組・オーズが始まると言うことで。
何とも複雑な気持ちです。いや、オーズを絶望視しているとかそんな事はなくて・・・。
 逆に、今週の私はずっとWの余韻に支配されていたと言っても過言でない状況だったのですが、それが明朝になったらオーズに入れ替わってしまうんじゃないか、という自分が心配です。
 その前にひとつWを振り返ってみようと思いましたが・・・どうにも難しいですね。
何せ、1年以上に渡って続いたものを1番でどうこうとか無理があります。ジェバンニじゃないんですから。
 ただ、明日になったら書けない気がする・・・というのも事実で。
何だかんだ言って私にはミーハー気質があるようで、毎年それなりに楽しめる一方で、新しいのが始まるとすっかり気がそっちに行ってしまう、と言うことが少なくありません。
 ・・・と言うのも、いっそ忘れてしまいたくなるような最終回があったからという話もありますけどね。
現に、電王→キバの時は相当引きずっていたような感があります。
もっともアレは、製作陣も変な方向に意識していたんじゃないかという疑惑がありますが。

 何にせよ、このままWが風化していくのは惜しいと言う話で。
風都だけに、って。やかましいわ。
とりあえず良く出来てたんですよね、W。この際面白いか否かは置いといても、ですよ。
 依頼があって2話完結というテンポを貫いてきたためか、とかく粗に目が行かないと思います。
平成ライダーらしいところで言うならば、「結局ガイアインパクトとは何だったのか?」とか、「ビギンズナイトと冒頭でフィリップは結局何をされようとしていたのか?」とか。
中々、触れられているようで触れられていない所と言うのはあるように思えます。
それこそドライバーの出所なんかも。
 しかし、大抵そのエピソードの中で、その依頼は何らかの形で上手く完結してしまうので、そう言う全体的な矛盾には触れられない。
また、時にそのエピソードがイマイチでも全体の流れが進んでいるので、そこには触れられない・・・と。本当に上手く出来ているなと思います。
 けどまあ、劇場版での話といい。
結局はスタンスとして、多くを視聴者に委ねるというスタイルなのかな、と。

 そもそもそういう所よりは、依頼とキャラとその心理と言うのが前面に押し出されているという印象です。
そしてそれは大概不揃いで未完成で、依頼を通じて成長していくという。
何と言うか、あまり仮面ライダーらしくはない作品だったかも、と思うところです。それが良かったんでしょうけど。
 丁寧さと言う意味でも外れていましたし。大概はかなり「投げ」ます。
アイテムやサブライダーと言った要素も無駄にはしませんし。
初見の印象がひどかったからこそ、やるべきことをきっちりやれば化けるのだ、という。
その辺りは某氏に爪の垢でも煎じて飲んでいただきたい所です。

 何かこう、深夜に微妙なテンションで書いてるからかWの魅力を伝えきれません。
私のW愛ってのはこの程度だったのか・・・?と我ながら軽くショックです。(カップを落としながら)
悪いものを貶めるのは得意なくせに、良いものを褒めるのは苦手とか。何とも嫌な奴ですね・・・罪を数える作業に戻らなくては。
 とりあえず、Wの火を消さぬためにも今度サントラでも探してきます。
実に今更ですが。  

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2010年08月29日

最終の仮面ライダーW「第49話 Eにさよなら/この街に正義の花束を」

 前回ではいよいよフィリップが消え、相棒を欠いた状態で迎えることとなった最終回。
バッドエンドの予感がひしひしと感じられますが・・・。
「これまでの仮面ライダーWは?」
「閉じるぜ・・・。」
「・・・さよなら。」
アバンは、翔太郎が自らフィリップを送り出すシーンをじっくりと。
いきなり私の涙腺を破壊しに来ましたよ。

「兄ちゃん!しっかりこの口で言ったろうが!レジェンド・デリシャス・ゴールデン缶!今日入るって!」
「いやいやいや、言ってないですよ!」
ペットショップで店員と争う翔太郎。
園咲の屋敷で贅沢三昧をしてきたミックですから、餌には相当うるさいんでしょうね・・・。
 そこで出て来たのがサンタちゃん。
「翔ちゃん、申し訳ない!ピー!ボーン!」
「サンタちゃん、頼むよ!」
「店長って読んでよ!これでね、許してちょうだい。ニャー!」
「ニャー!」
「ピー!ボン!ピー!ボン!」
「誰なんですか?あの人・・・。」
「左翔太郎。どんな危機でも救ってくれる、この街の顔さ!」
店長とは・・・最終回にしてようやく定職に就いたんですね。
それにしても毎度ながらテンションの高い。きっとこれが最後の出番ですし・・・。
そして気になるのは、その様子を上空から観察しているらしい何者かの視線。

 その帰り、物思いにふける翔太郎。
また、こちらにも翔太郎を目で追う1人の少年の姿が。
「フィリップ・・・お前が消えてもう1年になるな。風都タワーもようやく再建されたぜ。でもな、俺はお前に合わせる顔が無え・・・。」
 前回から1年後の風都。
劇場版で倒壊した風都タワーも元通りとなり、あの戦いの傷はすっかり消えたように見えましたが。
「よう、少しは元気出たかい?心配したよ。あれから、ずっと眠り続けてたんだもんな。」
警察の監視下で入院している若菜の見舞いに訪れた翔太郎でしたが、
「命の恩人のつもり?それとも、来人の差金?」
「この事は、姉さんには内緒にしておいてくれ。」
フィリップが消えた事も知らず、ずっと心を閉ざしている若菜。
「街の危機は終わる気配が無え。なあ、フィリップ・・・お前の力が欲しいよ。ハードボイルドじゃないね、ってまた笑われそうだが。俺には今でも、お前がすぐそばにいるような気がしてならないんだ。今も、俺の近くに・・・。」
 何より翔太郎自身、フィリップを欠いたという虚無感は今だに埋まっていないようです。
事務所に帰ろうという時、
「何だ?坊主。うちに・・・用か?」
先程の少年はずっと着いてきていたようで・・・海岸に岩場と、長々と寄り道をしてきたのに何ともまあ。
「姉さんを・・・取り戻してくれる?」
その依頼とは、奇しくもフィリップと同じく姉の奪回。

 まずは事情を聞く翔太郎に亜樹子。
「青山晶君、小学六年生。姉の唯さんが3日前から行方不明、警察からも連絡なし・・・と。」
「僕、姉さんがいないと何も出来ないんです。」
腕組しながら堂々と宣言する晶に、芸術的にコーヒーを噴く翔太郎。
「男が胸張って言うな!そんな台詞。いいか?いかなる事態にも心揺れず1人で耐えぬく。それがハードボイルドってんだ。」
「それって、いい事なんですか?」
「何だと・・・?」
「第一、完璧な人間は居ないって言うじゃないですか。僕は子供で、まだ半人前だし。人に頼るのは当然ですよ。」
 何と言う嫌な子供・・・風都にはろくな女性もいなければ、もしや子供も・・・?
しかして内容はおやっさんの教えだとか、ハーフボイルドというこの作品の要素をよく表しています。が、子供が堂々と言うと如何とも・・・。
「うわぁ・・・。」
これには亜樹子もドン引き。
 業を煮やした翔太郎は、
「あー!もう堪えられん!亜樹子、こいつを調査に連れて行くぞ!」
「うわっ、何するんです?僕は依頼人ですよ!?」
「翔太郎君、無茶しないでね!」
調査へと引っ張って行ってしまいました。そもそも、子供に探偵に依頼するお金があるのかと言うとどうなんでしょう。

 これまた最後の出番であろうクイーンとエリザベスから情報を聞く翔太郎ら。
「唯ちゃんって、嵐ヶ丘高校でしょ?あそこの連中、悪いグループと関わってるらしいよ。名前は確か・・・EXE。」
「エグゼ?何だそりゃ。」
今だにタイプライターを使っているローテク人間の翔太郎には拡張子なんて分からないんでしょうね。
「E・X・EでEXE。ガイアメモリを売買してる若者のグループだよ。」
この場に混じっている、これも見納めであろうウォッチャマン。
「ボスはエナジーって呼ばれてるよね。」
「うん。」
「エナジー?メモリの名前か?よし・・・キーワードは揃った『嵐ヶ丘高校』『EXE』相棒に連絡だ。」
 スタッグフォンを手に取る翔太郎ですが、
「フィリップ君、海外留学から帰ってきたの?」
「あ・・・いけね。ついクセで。」
メモリがらみの依頼となると、やはりついフィリップを頼りにしてしまいます。

 自力で溜まり場を見つけ出し、直接乗り込む翔太郎。
「ここがEXEの溜まり場か、いかにもって感じだな。」
いかにもな工場。そして出てきた、いかにも脳味噌が薄味そうな少年。
「子供のくせにメモリの取引なんかしやがって、お仕置きだぜ。」
「お仕置きするならこいつからだろ?」
少年が指さした先には、晶の姉である唯が。
「晶!」
「姉さん!?」
「どう言う事だ?」
「俺達のメモリ売買はもともと唯が始めた事なんだよ。」
「そんなの嘘だ!」
「ごめん・・・本当なの晶。一度、偶然見つけたものを売ったら凄い値段で売れて・・・。」
「ひどいよ、姉さん!」
実は、自らメモリ売買に手を染めていた唯。
やはり、風都の女性は悪女ばかり、というのが最後まで揺るぎません。
しかしミュージアム亡き今、市中に残っているメモリはどれも貴重品なんでしょうね。
「俺たちはミュージアムを継ぐ者。偉大なカリスマも居る!」
どうやら全員ガイアメモリ中毒のようで、気色の悪い薄ら笑いを浮かべています。
「カリスマ?」
「今は街で静かにしているあの方を迎えるため、俺達は残りのメモリをかき集めるのさ!・・・再起動の日は近い。」
そうしてメンバーの1人がメモリを起動。
「アノマロカリス!」
どうやら市中に複数出回っていたらしいアノマロカリス(着ぐるみの使い回しとは言わない)。
「どいてろ。」
「ほら、やっちゃうよ?」
フィリップを失った翔太郎が手にするのはロストドライバー。
「行くぜ、フィリップ。」
「ジョーカー!」
「・・・いけねえ、またクセだ。」
しかし、うっかりダブルに変身しようとする翔太郎。
「はあ?何それ。」
「変身。」
「ジョーカー!」
ともあれ、仮面ライダージョーカーへと変身。
「俺は仮面ライダー・ジョーカー。」
「翔太郎さんが・・・。」
「フン、仮面ライダー?」
「じゃあな、頼むなー。」
その場を任されたアノマロカリスですが、スペック上はサイクロンジョーカーのわずか半分に過ぎないジョーカーに軽々と圧倒されています。
「おいおい、どうした?そんなもんか?」
これまで戦ってきた相手に比べれば赤子同然。
「これで決まりだ。」
「ジョーカー!マキシマムドライブ!」
「ライダーパンチ!」
ライダーパンチで、あっという間にメモリブレイク。
 変身を解除し、晶を促す翔太郎ですが
「晶、姉さんを追うぞ。」
「・・・もう嫌です。何も知りたくない、したくない!」
その場を逃げ出してしまう晶。
「おい、晶!殻に籠っている場合か!」
「僕は、あなたみたいに強くないんだ!」
すると翔太郎は晶に追いつき、
「いいか、俺は強くなんか無え。お前と同じだ。」
「え?」
「本当は1人じゃ何も出来無えけど、無理やり1人で踏ん張ってるだけさ。」
正直なところを明かすも、やはり子供には理解出来ないようです。
「それがハードボイルド?分かんないよ!」
「先に事務所に戻ってろ。俺は調べることがある。」
晶を帰し、捜査を続行。

 若菜のいる病院に向かうと、その中は大騒ぎに。
そこには生身のまま警官らをなぎ倒す若菜に、怯える刃野と真倉。
「おい、どうした!?」
「あれ・・・!」
「若菜姫!?」
「あれが俺達の知ってる若菜姫・・・?現物を見てもまだ信じらんねえよ。」
「本当に彼女が諸悪の根源だったんですね・・・。」
最後まで役立たずな2人です。
「変身しないでも、ドーパントの力が発動している!?」
駆けつけた竜と翔太郎の姿を見ると、屋上へ逃げる若菜。
「パワーが足りない・・・!」
余裕ぶっていてもパワー不足。そこに追いついてきた翔太郎と竜。
「待て!園咲若菜!」
「お断りよ!私は再起動し、この汚れた街を浄化する!」
「この街は汚れてなどいない!そう思うのは、お前の心が歪んでいるからだ!風都を危機に晒す者は、この俺が許さん!」
「アクセル!」
「変・・・身!」
「アクセル!」
すっかり仮面ライダーらしくなり、またしても主役を食わんばかりの勢いで若菜に迫る竜。
「待ってくれ、照井!」
そこで間に入るのは翔太郎。
「どけ、左!力づくでも彼女を止めなければ!」
「頼む・・・待ってくれ、照井。今、彼女を傷つけたら、フィリップは何のために命を投げ出したんだ!?」
うっかり口を滑らせてしまった翔太郎に、顔色が変わる若菜。
「来人が命を・・・?一体どう言う事!?ねえ、どう言う事!?」
「フィリップは、消えた・・・。君を守るために、最後の力を振り絞り、地球の中へと・・・。」
翔太郎が真実を語ると、悲しみの叫びを上げながら霧散して消えてしまう若菜。

 失意のまま、事務所へと戻る翔太郎。
ドアを開けたとき、その耳に飛び込んできたのは
「問題ない、亜樹ちゃん。」
というフィリップの声。
「フィリップ!帰ったのか!やっぱりな・・・いつからだ?俺はな、ずっと気配を感じてたんだよ。」
フィリップが帰ってきたとあって、大喜びの翔太郎ですが・・・フィリップの姿はなし。
「おい、フィリップ?」
声の主は、残念なことにフロッグポッド。
「亜樹ちゃん、問題ない。さあ、検索を始めよう。」
呆然とする翔太郎。
どうやら、間の悪いことに亜樹子がやってしまったようで・・・。
「たまたま、晶君にフィリップ君の話してて、で、フロッグポッドに声が残ってたもんだから、つい!ごめんね?翔太郎君。本当ごめん!どうか、これ、これで1発!」
 スリッパを手に必死に謝る亜樹子ですが、翔太郎は黙ったままアジトへと引っ込んでしまいました。
「・・・怒んないの?亜樹子ー!って・・・。」
「ハハッ、何だ。相棒が居なくなってメソメソしてるなんてカッコ悪!僕のこと、偉そうに言えないじゃないか。」
 何て嫌な子供だろう・・・。
そう、偉そうに言えるような奴じゃないんですよ。言えないんですけども・・・。
心底後悔し、うなだれてスリッパに頭をつける亜樹子。
「だって、外国に行ったぐらいで・・・。」
「・・・あれ嘘。本当は、この世から消えちゃったの。」
「え・・・?」
「フィリップ君は、翔太郎君の大事な相棒だったの。君にとってのお姉さんと同じ。居てくれないと、何も出来ないぐらい2人で1人だったの。」
 晶の脳裏に甦るのは翔太郎の言葉。
「俺は強くなんか無え。お前と一緒だ。」
「ずっと、やせ我慢してるんだよ。」
「やせ我慢・・・それが、ハードボイルド・・・?」
大体あってると思います。
 その時、晶の携帯にメールが。
件名は、『EXE.探偵には見せるな』と言う、明らかに危険な気配。

 消えたと思ったら、シュラウドの森を訪れた若菜。
いつもと違う陽光の下で、何だかオバサン臭い普段着のシュラウド。しかし包帯、しかしサングラス、しかし屋外。
最終回なのに妙な笑いが・・・。
「それで・・・何を望むの?」
「再起動。そして、私なりのガイアインパクト。」
「・・・あなたの知りたい答えは、地球の本棚にある。」
「意外。あなたが、こんな素直に協力してくれるなんて。」
するとシュラウドは若菜の手をとり、
「家族だもの・・・。」
「え・・・?」
「若菜・・・あなたが思うようにするといいわ。」
そして、これで役目を全て果たしたとばかりに
「あなた、今逝くわ・・・。」
と、若菜に倒れかかるようにして逝くシュラウド。
「お母様・・・!」
もはや、残る園咲は若菜のみ。

 アジトでは、またしてもイヤらしい笑いとともにたむろするEXE。
「ヤバいだろ!」
「遠藤さん!」
「ヤッホー!約束通り、誰にも言わないで来たな?さあ、来いよ!おいで?」
そこへ単身やってきた晶。
「僕は・・・僕は、あなたたちなんて怖くありません!姉さんを返してください!」
勇気を振り絞った晶ですが、
「やせ我慢にしろ、いい度胸じゃねえか!」
「やめて、遠藤!」
「なら、早くメモリの場所を教えろよ!唯!あ?弟が痛い目見る前に!」
「晶・・・おいで。」
「お姉ちゃんとこ行きてえんだろ?ほら!来いよ!」
「ごめんね、晶・・・。」
唯のところに連れて行かれ、しかもメモリが隠されていたのは晶のバッグの内部。
「姉さん!」
「オーシャン!」
出て来たのは、青いオーシャンメモリ。
「オーシャン!レアだよな、これ。」
「初めて見ますね。」
男たちがメモリに気を取られている隙に、晶を連れて逃げようとする唯。
「晶!」
「おい、逃げたぞ!」
さらに、コックローチメモリまで所持。
「コックローチ!」
「待て!」
足の早いコックローチとは、何とも間の悪い。
 あっという間に追いつかれ、囲まれてしまう2人。
バッグを振り回し、どうにか唯を守ろうとする晶。
そして、そこに駆けつけた翔太郎、と亜樹子。
「翔太郎さん!どうしてここが!?」
「念のため!」
亜樹子が示した足首には、スパイダーショックの発信機が。
「よう晶。1人で踏ん張ったんだな?見直したぜ。」
「翔太郎さんも、1人で踏ん張ってるから!」
指で通じ合う2人。
「行くぜ。」
「ジョーカー!」
「俺、変身!」
「ジョーカー!」
ここでジョーカーに変身。
「仮面ライダー?」
さらに、竜までも到着。流石は不死身の男、腑抜けたガキ供など相手になりません。
「何だ?お前。」
「俺に質問するな。」
決め台詞まで。
「大丈夫?」
晶と唯を避難させる亜樹子。こちらも慣れたものです。
 コックローチも軽々と圧倒するジョーカー。
「さあ、お片づけだ。」
「ジョーカー!」マキシマムドライブ!」
「ライダーキック!」
あっさりと、ライダーキックでトドメ。
 取り乱し、他の少年たちもメモリを使おうとするものの、竜とジョーカーによって変身前に止められてしまいました。
「出番が無かったな、エナジーさんよ。」
ライダーのデコピン・・・いかほどの威力なのか。
メモリも踏み潰し、これにてEXE壊滅でしょうか。
「左。」
「あ?」
「後は任せろ、俺の仕事だ。」
「任したぜ。」
晶とは、すっかり打ち解けました。
「翔太郎さん!」
これにて解決、と思いきや、遠藤のメモリは「エナジー」ではなく
「エッジ!」
その頃、「自分なりのガイアインパクト」のため、地球の本棚へと入る若菜。

 姉弟を含み、風都タワーを背に仲良く帰路に着く4人。
「ありがとう、晶。あんたがあんな勇気出すなんて。」
「覚えたてのハードボイルド、だよ。」
「この野郎!ったく、調子のいい奴め!」
その前に現れた男。
「何だお前?・・・あ!ペットショップの!」
男は、ペットショップにて餌の仕入れにダメ出しをされていた店員。
「偉そうに。何が街の顔だよ!」
「エナジー!」
エナジーの所持者は、まさかのコイツ。
「下がってろ!」
エナジードーパントへと変身する男。
「逃げろ!」
変身する間もなく、3人を逃がそうとする翔太郎。
そして背後にはエナジーの凶弾が・・・。
「翔太郎さん!」
「翔太郎君!」
「左・・・!」
膝をつき、倒れる翔太郎。

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2010年08月22日

今週の仮面ライダーW「第48話 残されたU/永遠の相棒」

 休日なのに半日出社とかで遅れてしまいましたよ・・・こんな日に。
リアルタイムで見ることもできませんでしたし。しかも業務外だから無休とか踏んだり蹴ったりです。

 とうとう、フィリップとの今生の別れとなってしまう『U』編後半。
「仮面ライダーW!今回の依頼は?」
「若菜姉さんを探して、助けだして欲しい。」
最後の依頼は、フィリップによる若菜救出の依頼。
「私が確保した切札で、ガイアインパクトの継続は可能です。」
その若菜はと言えば、加頭に拉致され、琉兵衛の計画もろとも奪われる格好に。
「今度ダブルに変身したら!僕の体は、消滅してしまう・・・。」
若菜を助けねばならないというのに、フィリップは地球に引かれ、次に変身すれば地球と一体化し永遠に消えてしまうという衝撃の宣告。
「姉さんをプログラム扱いする気だな・・・!」
「さすが元祖データ人間、理解が早い。」
若菜も、このままだとデータとして分解されてしまう事に。
「あなたとは次元が違う。」
頼みの竜も、ユートピアの圧倒的な力の前に敗れてしまいました。
「ちょっと死んでみてください。」
「やめてくれ!!」
若菜とシンクロしたフィリップの近しい人間を傷めつけ、精神的苦痛を与えることで若菜を目覚めさせようとする加頭。
フィリップの悲痛な叫びが響くばかり・・・。

 フィリップの弱点に気付き、
「仲間を痛めつけられるのが君の苦痛ですか?」
翔太郎を傷めつけるユートピア。このままでは殺されてしまう、と
「翔太郎!今度こそ変身だ!」
「サイクロン!」
翔太郎もメモリを出すものの、やはり起動できません。
「翔太郎!!」
「数値が上向いている・・・72%。もう一声!」
さらに翔太郎を痛めつけようと言う所で、何者かの妨害が。
攻撃の主は、まさかのタブー。
「冴子さん・・・!?」
「来人、早く若菜を連れて行きなさい!」
変身が解けた加頭にも容赦なく攻撃するタブー。凄い芸術的な飛び・・・。
「冴子姉さん・・・?まさか、僕らを助けて!?」
「まさか?こいつの方が気に入らなかっただけよ!」
続けてエネルギー弾の連打を浴びせ、倒したかと思ったら、体を炎上させながらピンピンとしている加頭。
「あなたは・・・?」
「嘘!?生身で攻撃受けたのに・・・。」
「私、ショックです。冴子さん、死んでいる所ですよ?私がNEVERでなかったら。」
なんと、メモリを所持するだけでなく、同じく財団の投資対象であった不死兵士の技術まで導入。やることが黒幕らしいと言うか・・・。
「死者蘇生兵士?・・・この場は逃げなさい、来人!」
「分かった!」
「ユートピア!」
タブーの攻撃をものともせず、再びユートピアへと変身。
「照井!」
「若菜姉さん!」
それぞれ救出しようとする時間を稼ぐタブーですが、エネルギー弾は悉く逸れ、捕まえられた上に若菜まで奪われてしまいました。
炎で道を塞ぐ加頭。
「フィリップ君、行こう!・・・フィリップ君!」
それでも若菜を取り戻そうとするフィリップですが、亜樹子に引っ張られて退却。
「若菜さんを復活させるため、来人君には後でじっくり味わってもらいますよ・・・理想郷の力を。」
何とも不穏な・・・。

 病院に担ぎ込まれる竜。
「照井!」
「竜君!竜君!!」
思った以上に事態は深刻なようです・・・。
 海岸でうなだれる翔太郎に、ユートピアについての検索を完了したらしいフィリップ。
「ユートピアは、人間の希望、願望など生きるための感情を吸い取って自分の力にする。」
「生きるための感情・・・?」
言葉にすると、なかなか謎の能力です。
「照井竜が精神波攻撃に強い体質でなければ、もっと恐ろしい症状になっていただろう。」
「竜君・・・。」
ずっと黙っている翔太郎を責めるフィリップ。
「翔太郎・・・何か言うことは無いのかい?」
「・・・何の事だよ?」
「君が変身をためらったばかりにこの様だ!若菜姉さんも救えなかった!」
語気を荒げるフィリップにつられるように、
「俺は!俺は・・・。」
ようやく反論しに立ち上がるも、言葉がうまいこと出てきません。
 ここで亜樹子、駈け出して何をするのかと思うと、波打ち際のボールを拾い、投げてよこして
「ほれ!ちょっと2人で話でもしたら?私、先帰って待ってるね!」
と、男2人だけにしてその場を離れていくとは。何とも空気が読めるようになりました。

 そのまま成り行きでキャッチボールしながら、そのうち互いの思いをぶつけ合う2人。
「どうせ消えるなら、姉さんを助けてから消えたいんだ。何で分かってくれない?」
「聞きたくねえ。どうしても飲めねえ!・・・こいつを挿したら、お前が消えちまうって思ったら!」
 やはり、相棒を失うという現実を受け入れられない翔太郎。
しかし、翔太郎が何をしようがするまいが、きっとそのうちフィリップは消えてしまうでしょう・・・。
「翔太郎・・・。優しさは、君の一番の魅力さ。でも、このままじゃ僕・・・安心して行けないよ。」
 お約束のようなものですが、この手の台詞は辛いです。
さらに続けて、
「なあ、約束してくれ。たとえ1人になっても、君自身の手で、この風都を守り抜くと。」
「約束なんてできねえ・・・。俺は、自分に自身が持てないんだ。」
これだけフィリップが最期の思いをぶつけても、受け入れる事ができない翔太郎。やはり、ハーフボイルドどまりなのか。
 そんな時、翔太郎のスタッグフォンに着信が。
「刃さん・・・?」
珍しく刃野から。ひとつ咳払いをしてから出てみると、
「何すか!?今・・・」
「来人君は居ますか?」
「加頭・・・?」
刃野の携帯を使って、電話してきたのは加頭。つまり・・・。
「若菜姉さんをどこへやった!?」
「我が財団所有の天文研究所に。現在、数字は・・・78%。これを100に近づけるため、協力してもらいます。」
「する訳が無い!」
「そう言わずに。理想郷をお楽しみください。」
加頭がそう言うと同時に、苦しみだすフィリップ。
「おいフィリップ!どうした!?」
フィリップの頭に流れ込んでいるのは、クイーンにエリザベス、サンタちゃん、ウォッチャマン、刃野に真倉という街の仲間たちが、ユートピアによって次々と希望と、そして顔を奪われてしまうという恐ろしい状況。
「助けて!」
「フィリップ〜!」
「嫌〜!翔ちゃん、フィリップ君!」
何とも、朝っぱらからトラウマ画像ですよ・・・。
最後に襲った刃野の携帯を奪っている事から、既にこれらの事は実行に移された後。
「まさに私の理想郷、ユートピアだ。」
「ふざけるな!!」
「次はさらに大事な人を狙います。今どこにいると思います?屋根にくるくるカモメが回ってますよ・・・?」
 ユートピアがまさに侵入しようとしているのは、他ならぬ鳴海探偵事務所。
「亜樹ちゃんが・・・亜樹ちゃんがユートピアに!」
「何だと!?」

 急ぎ事務所に戻ったフィリップらですが、そこにはどうやら抵抗したらしく、スリッパを手に倒れている亜樹子が・・・。
「亜樹ちゃん!?亜樹ちゃん!」
「亜樹子!」
亜樹子を抱き起こすと・・・やはり顔がありません。
本当、総統なトラウマ画ですよ・・・。
 いよいよ精神的苦痛が極限まで高まり、緑の光を放つフィリップの肉体。
それを見て、いよいよ自分が決断できなかった事の重みを理解する翔太郎。
「俺のせいで・・・・。」
「亜樹ちゃんが、皆が・・・!」
翔太郎の脳裏に浮かぶのは、
「あの子を、安心して、笑顔で消えられるようにしてあげて欲しい・・・。」
という、実の母親シュラウドの悲痛な願い。
しかし、現に目の前のフィリップは失った悲しみ苦しみに顔を歪め絶叫しながら今にも消えようとしている・・・その現実に
「俺のせいだ・・・ごめんな、フィリップ。」
と呟き、ようやく覚悟を決めた翔太郎。
そして向かったのは、帽子掛けの一番上に今でも掛かっている、おやっさんの帽子。
慟哭するフィリップを置いて出て行き・・・。

 若菜は謎の真っ暗な空間に。
「お父様・・・?」
そこには死んだはずの琉兵衛も。
「聞こえるかね?この地球の嘆きが。」
「ええ、お父様の嘆きも・・・。だから私、なります。地球の巫女に。」
「若菜・・・。」
琉兵衛は若菜の方を強く抱き、踵を巡らすとそのまま消えてしまいました。
「それが、姉さんの決断だったんですね。」
さらにはフィリップまで。
「来人・・・?」
「ごめん、もう僕には姉さんを救えない。」
フィリップもまた消えてしまいました。
「来人!」
と叫んだ所で、目を覚ます若菜。
どうやら夢だったようです。
「悪い夢でも見てたようね、若菜・・・。言っておくけど現実はもっと酷いわ。」
そこには冴子も。
「何の話・・・?」
と言っているそばから、こちらも光を放ち不安定になる若菜。
「加頭はクレイドールの力を衛星に飛ばして、地球規模のガイアインパクトを起こす気よ。」
「そんなふうにお父様の計画を横取りして・・・!お姉様の差金ね!?」
冴子が黙っていると、そこに現れた加頭。
「さあ冴子さん、約束を果たす時です。」
「約束・・・?」
「出会った時、言いました。あなたが好きで逆転のチャンスをプレゼントすると。・・・達成しました、愛ゆえに。」
 そう言えば以前、
「何故私を助けるの?」
「好きだからですよ、あなたが。」
「大好きなあなたに傷つかれたら、私、ショックです。」
などと言っていた事がありましたが・・・。
「本気だったって言うの!?あれで。」
「よく言われるんです。感情がこもっていないから本気だと思わなかったって。あなたは工場の場所を敵に教え、そして私を撃った。でも許します。それはあなたが、園咲冴子だからです。」
 とメモリを差し出すも、目を背ける冴子。
「・・・何故です?何故そこまで私を拒絶するのです!?」
「あなたが園咲をなめてるからよ。こんな形で若菜に買っても、死んだお父様は絶対に認めない!」
冴子はメモリを奪い、
「若菜、逃げなさい。」
そう言ったと思えば、加頭に襲いかかる冴子。
「ユートピア!」
「タブー!」
そして同時にドーパントに。
「お姉様が、私を・・・?」

 やはり、直挿しでもユートピアには叶わないタブー。
能力や武器ではなく、素手での圧倒と言う辺りに加頭の感情を感じます。
「さようなら。」
そしてタブーからエネルギーを吸い取ると、変身が解除。
「結局、1人きりの理想郷か・・・。」
さらに、逃げる若菜を捕らえるユートピア。
 外では、
「私、若菜を助けようとして死ぬなんて・・・あんな憎んだ妹を。最低・・・。」
と言って息を引き取る冴子。そこには翔太郎が。
「若菜姫は任せろ。」
死んだ冴子の目を閉ざしてやると、単身で中へ。

 若菜は装置に拘束され、今まさにデータにされてしまいそうな状況。
「発動係数98%、素晴らしい・・・。」
そこに現れた翔太郎。
BGMはまさかのW-B-X。
「君か・・・何の用です?」
「邪魔しに来た。」
「左・・・翔太郎・・・?」
「もはやダブルにもなれない君に、何ができる?」
「だったら仕留めてみろ。」
言われた通りに仕掛けてくるユートピアの攻撃をかわす翔太郎。まさかの生身特攻再びでした。
 度々吹っ飛ばされ、さらに若菜も飛ばされそうという状態になって
「終わりだ。」
いよいよトドメと言うところでしたが、おやっさんの帽子で防御し接触を回避。
その後はまさかの大立ち回り。
 その様子を感じ取ったらしいフィリップ。
「翔太郎!」
「終わりはそっちの野望だ。」
ガジェットを総動員してユートピアの動きを封じ、さらに装置を停止させてに若菜を救出。
「貴様!」
そのまま基地は大爆発。翔太郎らはどうにか脱出成功。
「大丈夫だ・・・。」
そこへ、エクストリームメモリでフィリップが飛来。
「フィリップ・・・。」
「ハハハ・・・ひどい顔だ。」
笑いあう2人。
「男の勲章、ってヤツさ。」
「1人でよくやったね。凄いよ・・・。」
「約束を守っただけだよ。」
「君の友であることは、僕の誇りさ。」
しかし、まだ生きていたユートピア。
「馬鹿な・・・この程度で、私の計画が止まるとでも思うのか?」
「止めるさ、何度でも。この左翔太郎が、街にいる限り!」
「何・・・?」
「たとえお前らがどんなに強大な悪でも、風都を泣かせる奴は許さねえ!体1つになっても食らいついて倒す!」
「その心そのものが仮面ライダーなんだ!」
「この街には仮面ライダーがいる事を忘れんな。」
「仮面・・・ライダー?」
「財団X、加頭順!」
「「さあ、お前の罪を数えろ!」」
生身で並んでの決め台詞。そして、
「行くよ、翔太郎!最後の。」
「ああ・・・最後の!」
「サイクロン!」
「ジョーカー!」
「変身!」
「エクストリーム!」
最後の変身、いきなりエクストリーム。
 遂に一人前になった翔太郎と、覚悟を決めたフィリップ。
この2人が一体となったダブルは、もはやユートピアをも圧倒。
「こんな筈は無い!相手の感情が強いほど、それを吸い取れるユートピアも優るはず!」
とダブルの腕を掴み、その生きる希望=感情のエネルギーを吸い取ろうとするユートピアですが、逆にオーバーロードで火を噴くことに。
「私の体に収まらない・・・!?」
「このダブルにはな、フィリップの最後の思いが篭ってんだよ。てめえなんかに食いきれる量じゃねえんだ!」
 希望を奪うことすらできないユートピアには明らかな裂傷が。
「これが、ダブル・・・?まだだ!まだだ!!」
最後のパワーを爆発させようとするユートピアに対し、
「奴に最も効果のある攻撃だ・・・!」
「プリズム!プリズム!マキシマムドライブ!」
ダブルは腰のマキシマムスロットにプリズムメモリを挿入。
「エクストリーム!マキシマムドライブ!」
さらにエクストリームのマキシマムを発動し、まさかのツインマキシマム。
「ダブルプリズムエクストリーム!」
ユートピアの繰り出す必殺キックと激突し、足踏みのように連打することでそれを撃破。

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Posted by jerid_and_me at 19:33Comments(4)

2010年08月15日

今週の仮面ライダーW「第47話 残されたU/フィリップからの依頼」

 いよいよ最終エピソードと相成りました。
・・・いや、ラスト1回は単独で1エピソードでしょうか。
劇場版の感想は1つ前です。
「これまでの仮面ライダーWは?」
「地球の記憶の全てを、この泉の真上に居る若菜に流し込む。」
「・・・僕は消えるんですね。」
「感じる・・・来人と、地球の全てを。」
ミュージアムの計画は最終段階へ。これまでの蓄積をフィリップの犠牲によって制御し、若菜を地球の巫女とするというもの。
 その鍵になるのがイービル・テイルだったのですが。
「イービル・テイル!?・・・返せ!私の家族だ!!」
それは、家族全員の名が入った刷毛であり、失われた家族の代わり。
「街を泣かせてきた諸悪の根源、園咲琉兵衛!」
「「さあ、お前の罪を数えろ!」」
その琉兵衛は、幸せだった頃の家族の幻と、その象徴たる屋敷とともに消えてしまいました。

 その激戦ののち、事務所でうとうととしているフィリップの意識に若菜からの語りかけが。
「来人・・・来人。」
ハッとして目を覚ますと、眼前にはミックが。
「ミック!?」
「ニャ〜オ・・・ハハハ、どうだフィリップ?俺得意の猫探しの技は。」
そう言えばありましたっけ・・・『Y』編での意外な特技。
何にしてもミックが無事で良かった・・・。
「とりあえずミックだけだが、お前の家族を取り戻してきたぜ。」
「さすが翔太郎君!人間相手はイマイチだけどペットは強いわ!」
「何だと〜!?」
「ありがとう翔太郎、亜樹ちゃん。」
その時、お礼を言いながらミックを抱き上げるフィリップの指先が曖昧に。
 フィリップの表情が変わったのを翔太郎も察知し、
「・・・ん?どうした?」
「翔太郎、頼みたいことがあるんだ。」
何やら改まった様子のフィリップ。
「何だよ急に、他人行儀な。」
「若菜姉さんを探して、助け出して欲しい。」
「え?」
「でも、若菜姫は・・・。」
「生きてる!僕には分かる。引き受けてもらえないだろうか?姉さんの事・・・。」
「もちろん引き受けるさ。若菜姫は必ず俺が助け出す。」
「どんなに辛いことが、起きても・・・?」
「お前のために耐えらんねえ事なんかねえよ、相棒。」
この時はこう言って快諾する翔太郎。
 しかし、
「これが、フィリップの最初で最後の依頼だった。ずっと2人で1人のつもりだった俺達が、あんな事になるなんて。思いもしなかったよ。なあ、フィリップ・・・。」
 全くもって不安になるモノローグ。
やっぱり・・・。

 新たに出て来た、加頭の上司らしい財団X幹部。
「『CHARMING RAVEN』表向きは製薬工場。メモリ開発に必要な資材も無理なく揃えられる。」
 可愛いカラス、とは面妖な社名。
そしてどう見てもビール工場。
 幹部はストップウォッチを回しながら、
「時間がないから簡潔に言うわ、加頭。我が財団Xは投資対象からミュージアムを外した。また新たな対象の模索が必要ね。不死兵士・NEVER、これも面白い実験兵器だったけど、やはり投資は打ち切られた。」
 新たな投資対象を模索。
世界征服にでも使えそうな技術を見つけては投資しているようで・・・その中には、見覚えのあるメダルも。
「局長、ミュージアムは滅びていません。私が確保した切札で、ガイア・インパクトの継続は可能です。彼女の体内に融合したクレイドールメモリを蘇らせる方法さえ見つかれば・・・。」
 その施設内に安置されている若菜。
「ミュージアムは、組織体として崩壊したのでは?」
「新たな組織のトップも私が用意します。是非、続行を。」
「次があるの。後ほど詳しく報告して。」
時間が来たらしく、その場を離れる幹部。
この世界はあんな技術が山とあるって言うんでしょうか?
口の端に笑みを浮かべる加頭。やはり、のし上がり志向があるようです。

 若菜の捜索にあたって、手がかりを探す翔太郎ら。
「若菜姫は、屋敷の崩壊直前に連れ去られた可能性が高い。俺達は一番怪しい人間を追跡した。」
そこで最も怪しいと踏んだのは、同じく屋敷に来ていた冴子。
「あ。で、見つけたよ、園咲冴子。サーキットでここ数日、よく走ってるって。」
何でまたサーキットに?と言うところではあります。
「何でそんな何でもかんでも知ってるの?」
「こんな美人が1人で走ってたら、すぐバイク乗りの噂になるってば。」
確かに男性ばっかりの世界ですから・・・。

 その日もサーキットで走っていた冴子。
「私の証明、それは私が若菜に優っていると言う事。でも認めさせるべき父はもう居ない。若菜も・・・。」
 どうやら、若菜の生存を知らないようです。
そして後ろからハードボイルダーで追い抜く翔太郎。そこからバイクチェイス開始。
すると、正面からは竜が。サーキットで逆走とは怖い・・・。
 3台集合して停車。
「ゲームセットって事かしら。」
「そういうこったな、バッド・レディ。」
「あんたみたいな冴えない男が、父を殺してしまうなんて。最悪ね・・・。」
そこにはフィリップに亜樹子も。
「冴子姉さん!教えてくれ、若菜姉さんをどこへやった!?」
「若菜!?若菜が生きてるの!?」
翔太郎らの推理は大外れ。
「知らなかったのかい?若菜姉さんは今、危機に晒されている!僕には感じるんだ。」
ここで現れた加頭。
「ひどいですよ、冴子さん。1人で居なくなるなんて。さあ、あなたを迎えに来ました。」
「私がどこへ行こうが勝手でしょう?」
「貴様、どこかで・・・。」
「財団Xの加頭順と申します。」
「財団X?」
「ミュージアムのスポンサーよ。闇の巨大資本・・・。」
「背後にこんな奴等が・・・?」
当然のこと、事務所組も竜も初耳。
「もはや背後ではない。私は冴子さんとともに達成します。ミュージアムの宿願、ガイア・インパクトを。」
「あなたが若菜を!?」
「ええ。彼女は尊い犠牲となります。」
「若菜姉さんを返せ!」
激昂するフィリップに対し、加頭が出したのはなんとゴールドのメモリ。
「お断りします。」
「園咲の者にしか使えないゴールドメモリ・・・!」
「スポンサー特権と言う奴ですね。これは、私と適合率98%。まさに・・・運命。」
「ユートピア!」
メモリを起動すると同時に、加頭以外の周囲のものが全て浮上。
「な、何だ!?」
そして独特のエネルギーの放出とともに、ユートピアドーパントへと変身。
 すかさず変身し、応戦しようとする竜。
「アクセル!」
「変・・・身!」
続いて翔太郎も変身しようとしますが、
「フィリップ!俺たちも変身だ!」
「まだ、出来無い・・・!」
それを拒否するフィリップ。
「え!?何でだよ!?」
「次のダブルへの変身は、若菜姉さんを助けるその瞬間に取っておかなければならない!今度ダブルに変身したら・・・僕の体は、消滅してしまう。この地上から、永遠に・・・。」
 そう言って、非実体化して失われようとしている手をあらわに。
「私・・・聞いてない。」
「何言ってんだフィリップ・・・でたらめ言うなよ。」
あまりの突然さに、その現実を受け入れられない2人。
 その間にも、ユートピアにボコボコにされるアクセル。
攻撃がまったく通らないばかりか、火炎放射に竜巻・・・現状すでにジュエルとウェザーを足したような強さです。
「何だ、このパワーは?」
「あなたとは、次元が違う。」
どうしようもないまま変身を解除してしまいました。
 すると冴子は観念したかのように、
「来人、今頃お父様もきっとお墓で泣いているわ。お墓でね。」
「え?」
何やら意味深なことを言うと同時に、引力でユートピアに捕われてしまいました。
「加頭!離しなさい!」
「行きましょう、あなたの望みを叶えるために。」
地面を割り、その中に消えていくユートピアと冴子。

 そうして施設に運ばれ、若菜と対面する冴子。
「若菜・・・。」
「園咲冴子さん、新生ミュージアムのトップです。」
「彼女が後継者となり、ガイア・インパクトを実行すると?」
「ええ。メモリ適性のない市民を瞬時に消滅させる、人類選別の儀式。しかも、我々はそれを地球全域の行います。」
 事態はまさに風都というスケールに収まらなくなってきました。
「どうやって?」
「若菜さんをデータ化し、財団の人工衛星にインストールするのです。」
クライマックスらしい、唐突で突拍子もない大きな計画。
「成程。上層部に投資再開の検討を要請してもいい。」
「是非。」
「成功したら、だけど。次があるから行くわ。」
幹部が去った後、加頭は薄ら笑みを浮かべて
「ついにあなたが、ミュージアムのトップですよ。」
さらに加頭が冴子に手渡したのは、タブーのメモリ。
「タブー・・・。」
ミックが回収して園咲家に持ち帰ったものを、これも倒壊時に持ってきたのでしょうか。

 フィリップの突然の告白に、困惑する翔太郎。
それをよそに、検索を開始するフィリップ。
「知りたい項目は、若菜姉さんのいる場所。キーワードは、『ミュージアム』『財団X』『施設』。」
この3つのキーワードでは、1箇所への特定は不可能。
「組織の秘密施設は、風都内に大小27箇所ある。しらみ潰しに探すしかないか・・・。いや、待てよ。」
ここでフィリップが思い出したのは、サーキットで冴子が連れ去られ際に残した台詞。
「今頃、お父様もきっとお墓で泣いているわ。」
しかし、当の琉兵衛は屋敷の跡地に埋れているはず。
「父さんは埋葬されていないはず・・・。そうか、追加キーワード『墓』。」
『grave』のキーワードを追加すると、見事にヒット。
「『CHARMING RAVEN』そこにメモリ製造工場が隠されている。」
「何故、墓で分かったんだ?」
「社名がCHARMIN『G RAVE』N。墓は『GRAVE』。」
「お墓でね。」
「僕の検索に引っかかるのを見越した、冴子姉さんのヒントだ。あの人の心も動いているかも知れない。さあ、行こう。」
 先を急ごうとするフィリップを止めるのは翔太郎。
「待てよ!そんな事よりさっきの話だ。お前が消えるってどう言う事なんだよ・・・?」
やはり救出よりも、フィリップが大事。
「知っての通り、僕は一度死んでいる。この肉体は、地球の本棚の能力を得た事により、奇跡的に再構成されたデータの塊だ。それが今、加速度的に消滅している。」
「こないだ若菜姫と融合したせいか!?」
「・・・そうだ。僕らは地球に近づきすぎたんだ。今度ダブルになったら、僕の体は完全に消え、地球の記憶の一部となってしまうだろう。でも姉さんを救ってからであれば、悔いはない。」
 もはや、姉である若菜を助けるためならばと覚悟は出来ている様子。
「もう覚悟は決めてあるんだな。」
「それ、絶対に避けられないのかな・・・?」
「ああ、回避できない。・・・諦めてくれ。」
全てを検索できるフィリップだからこそ、もはや可能性は全て探ってしまったんでしょう・・・。
 しかし、やはり受け入れられないのが翔太郎。
「馬鹿野郎!!そんな事、諦められるかよ・・・!」
「翔太郎君!」
そのまま、事務所を飛び出してしまいました。

 そうして向かったのはシュラウドの森。
「シュラウド!居るんだろ!?出てきてくれ!シュラウド!シュラウド!!ああ・・・!」
しかし、声を枯らして呼んでも出てきません。
復讐の対象であった琉兵衛が倒れた今、もはやそこには居ないのでしょうか。
 翔太郎がもはや為す術も無く叫んでいると、そこには確かにシュラウドが。
その姿に気づくと、藁をもすがる思いで駆け寄り、
「シュラウド・・・!本当なのか!?フィリップが消えるって!?」
黙って頷くシュラウド。
「何か無えのか!?助ける方法は!教えてくれ!」
何も言わず、立ち尽くすばかり。
「冗談じゃねえよ!あいつを救う事は、おやっさんから託された俺の一番でっかい依頼なんだ!なのに・・・!」
「鳴海壮吉に、来人を救う事を依頼したのは、この私・・・。」
「あんたが依頼人・・・?」
やはり、ビギンズナイトにおける運命の子・奪還作戦で触れられた「依頼人」とはシュラウド。
「そしてあの子は救われた。もはや来人は、復元されたデータの塊ではない。お前のおかげだ・・・。」
「でも消えちまうんだろ!?」
「あの子を、安心して笑顔で消えられるようにしてあげて欲しい・・・。それが今、あの子を救うと言う事。頼む、左翔太郎。」
 もはや、断腸の思いで、せめて笑って去れるようにしてやって欲しいと改めて依頼するシュラウド。
しかし、それでも受け入れられない翔太郎。
「勝手なこと言うなよ!!」
それ以上語ること無く、シュラウドは姿を消してしまいました。

 失意のまま事務所に戻った翔太郎を迎えたのは、クラッカーの嵐。
「・・・何だこれ?」
「私がみんなを呼んだの!フィリップ君の海外留学を祝した、サプライズパーティ!」
ウォッチャマンにサンタちゃん、クイーンにエリザベス、刃野と真倉まで集まり、さらに天井には「フィリップくん海外留学いってらっしゃいパーティ」という幕に飾り付けまで。
「おい亜樹子!」
「シーッ!」
「何だよ、サプライズパーティって?」
「色々考えたけど、これが私の決めた事。」
「さあ皆、プレゼントを開けてみて。僕からのプレゼント。」
「戦いに行くのは明日にして、今晩だけ良いでしょ?フィリップ君に、思い出たくさんあげなくちゃ。」
 それが亜樹子の答え。
シュラウドと同じく、せめて笑って送ってやろうという計らい。
「フィリップから貰った。」
と、真っ赤なカップを見せつける竜。どうやら、竜も同じ考えのようです。
「はい、みんな!では主役からご挨拶があります!」
「え!?亜樹ちゃん・・・。」
「待ってました!」
大盛り上がりの参加者。困惑した様子のフィリップでしたが、
「僕は、人との付き合いに興味が無かった。悪魔みたいな奴だった・・・。でも、翔太郎に連れられて、この風都に来て・・・。」
「今では・・・どうなの?」
「大好きさ。街も、皆も・・・。」
はにかむように笑って答えるフィリップ。
それは心からの本音なのでしょうが、それでも納得ができずにデスクに引っ込んでしまう翔太郎。
「それじゃあ、皆でもう一回、乾杯!」
フィリップは、盛り上がるゲストと亜樹子をよそに、プレゼントの箱を手に翔太郎の背後へ。顔を合わせてくれない翔太郎に、
「翔太郎、プレゼントだ。後でいいから、開けてみてくれ。」
とだけ言って、プレゼントを置いていくフィリップ。

 そして夜が開け、眠るゲストを置いて出立。
亜樹子もついて行く気満々。
「所長、敵の工場に乗り込むんだぞ。君には危険すぎる。」
「行くよ?これが、最後のお別れかも知れないんだし。」
この覚悟には竜も折れ、
「・・・俺のそばを離れるなよ。」
「もち!」
かくして、4人で乗り込んだ敵の牙城・CHARMING RAVEN。
襲い来るマスカレイドを次々となぎ倒し、目指すは若菜。
「若菜姉さんはこっちだ!」
「超便利!若菜姫レーダー。」
フィリップは若菜と感応し、どんどんと先へ。
しかし、背後からは多数のマスカレイド。
「左、ここは任せろ。」
「アクセル!」
「変・・・身!」
「アクセル!」
アクセルへと変身し、敵の足止めを務める竜。

 残る3人は、ついに若菜と対面。
「若菜姉さん!」
「若菜姫!」
「若菜姉さん!姉さん!」
「来人、来人・・・。」
フィリップの呼びかけにも答えず、うわ言のようにつぶやくばかり。
やはり意識は地球と一体化してしまったのでしょうか。
「とっとと連れて逃げるぜ。」
ここでフィリップは、額のアンテナに目が。
「待って!何かの計測器・・・何を測っているんだ?」
「彼女の能力の発動数値。」
端末を手に現れた加頭。
「加頭・・・!」
「これと直結しています。クレイドール・エクストリームを100とした時、今は・・・43%。」
「姉さんをプログラム扱いする気だな。」
「流石、元祖データ人間。理解が早い。」
「ふざけるな・・・!」
「これが、ふざけている顔に見えますか?」
いつも通りの不気味なまでの無表情で、
「ユートピア!」
メモリを発動すると、やはり浮き上がる周囲。
「翔太郎!いよいよその時だ、こいつを倒す!その後は・・・頼んだよ。」
「サイクロン!」
若菜を守るため、覚悟を決めるフィリップですが、翔太郎の覚悟はまだ。
「翔太郎!・・・翔太郎!!」
「翔太郎君・・・。」
「うるせえよ!やるさ・・・。」
メモリを持つ手が震えます。テラー以上の恐怖・・・。
 もたついている内に、若菜を引き寄せて連れ去られてしまいました。
「若菜姉さん!」
「大事な生贄です。返してもらいますよ。」
絶体絶命。

後半は追記へ。  続きを読む
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2010年08月14日

劇場版 仮面ライダーW FOREVER「AtoZ 運命のガイアメモリ」

 宣言通りに観てきました、劇場版W。
夏休み・盆休み期間真っ只中でかなりの人出が予想されるので、少しでも精神的ダメージを押さえようと朝一発目のを観てきました。
したらお盆期間でも平日ファーストショー料金が適応され、3Dの300円プラスを考慮しても1500円と、普通に2Dを観るより安く済んでしまいました。良き哉良き哉。
 内容の方は大満足。
フル料金で2000円払っても何ら出費したという気にならないレベルです。
ちょっと前に電王トリロジーという悪どい商売に引っかかったばかりですから、ハードルはかなり下がっているんですけども・・・それを考えなくともライダー映画トップクラスの出来です。
 惜しむらくはTV版の時間軸との兼ね合いの関係から、無理をしてでも公開初日に観に行くべきだったな・・・と言うところで。
この映画を観た後、TVの前回を見ると感動が倍増するかと思います。

 これから先はネタバレが飛び出る可能性があるので、追記にて細々と。
それにしても・・・朝から3Dで観たせいか、現状かなりの頭痛に苦しめられています(着手時PM2時)。
3D映画って、意外と脳味噌を使うのかも知れません。  続きを読む
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2010年08月08日

今週の仮面ライダーW「第46話 Kが求めたもの/最後の晩餐」

 関西の人には気の毒な『K』辺後半。
「仮面ライダーW!今回の依頼は?」
「私の憧れの恩人を助けたいの!」
依頼人は、インディ・ジョーンズばりの冒険家かと思いきや、博物館学芸員の轟響子。
「いよいよ、お前が地球の巫女になる日が来たのだからね。」
その憧れの人と言うのが、他でもない琉兵衛。
「これが、僕の全てが分かる本!?」
『Raito Sonozaki』の本を閲覧する権利を得たフィリップ。
一旦は躊躇したものの、最終的に勇気を振り絞って閲覧。
 しかし今度は、
「君は、すでに負けていたのだよ。初めて私の姿を見た時から。」
翔太郎が琉兵衛の恐怖に屈してしまいました。しかも、実はずっと前から。
「読んだはずよ、自分の本を。」
「お前は死んだのだ。」
「あんなの嘘だ!」
さらにフィリップも、自分の本を読んだことで、既に自身が死亡していたことを知る結果に。
最早、どうにもならないのか・・・という状況。

 その真実は、翔太郎らにとっても当然ながら衝撃。
「フィリップが死んでる・・・?」
「そこにいる来人は人間じゃないわ、データの塊よ。人類の未来を変えるために必要な。」
さらなる真実を冷たく言い放つ若菜。もっとも、若菜はそれを先に知ったから人が変わってしまったんでしょうけど・・・。
「もう、終わりにしよう。」
テラーの頭のドラゴンから吐き出され、変身を解除した竜は血まみれのボロボロ。
「照井竜・・・!」
「ハハハ・・・さあ、来るんだ来人。」
絶体絶命の状況。
「僕は物じゃない・・・!翔太郎、変身だ。」
どうにかドライバーを引っ張り出し、変身する翔太郎。
「サイクロン!」
「ジョーカー!」
「サイクロン・ジョーカー!」
さらに、いきなりエクストリーム。
「エクストリーム!」
「ハハハ・・・無駄な事を。」
恐怖をかき消すように叫び声を上げ、テラーに立ち向かうものの簡単に吹っ飛ばされ、さらに
「これが真の恐怖だ。」
あの恐怖のゲルの直撃を受け、変身解除。
 テラーは、もう攻撃の必要は無いとばかりに変身を解くと
「ようこそ、私の世界に!君はもう終わりだ。一生を、恐怖の中で生きる。」
いよいよ恐怖にやられてしまい、錯乱する翔太郎。
 琉兵衛は腰を抜かした響子に近づき、
「ああなりたくなかったら、私のことは忘れたまえ。轟君。」
と言いつけ、イービル・テイルを手に。
「さあ来人、帰るわよ。」
「テラー!」
琉兵衛は今一度テラーに変身し、笑い声を上げながら若菜、フィリップとともに姿を消してしまいました。

 風都ホテルに潜む冴子に、『招待状』と書かれた一通の手紙が。
差出人は琉兵衛。
「父がこれを私に・・・?何の冗談?」
「勝利宣言・・・ですかね。行けば分かるのでは?」
内容を見た冴子はそれを握り潰し、不愉快さをあらわに。

 事務所では、全身傷だらけで響子の介抱を受ける竜に、毛布にくるまって恐怖に震える翔太郎。
「翔太郎君・・・ココア、飲んで。」
と、亜樹子が声をかけただけでビクビクとするなど、もはや見境なく恐怖に取り憑かれています。
「しっかりしてよ・・・。」
などと途方に暮れていると、
「夏だ!花火だ!お祭りだ!」
「いや、楽しかったな!ハハハ・・・。」
空気を読まずに騒ぎながら乱入してきた浴衣姿の刃野と真倉。
「ん?おい、どうしたんだ翔太郎?夏風邪か?おい。」
「シーッ!静かにしてあげて!お願いだから・・・。」
「何?この間は老人にされるし、ろくな目に遭わないな。大丈夫か?探偵。」
と2人がちょっかいを出しにかかると、またしても錯乱して暴れる翔太郎。
「おい・・・こりゃ随分まずいんじゃないのか?え?」
2人も軽く引くほどの異常さ。
「私のせいで・・・。」
責任を感じる響子。

 一方、園咲家で目を覚ますフィリップ。
琉兵衛の笑い声の響く食堂へと向かってみれば、
「遅かったな、来人。今日は私の手料理を振舞おう。」
上機嫌な琉兵衛に若菜、そして冴子まで。
「若菜の門出を、家族全員で祝おうじゃないか。」
すると、家族と言うことで冴子と同じく招待状を手にしたシュラウドまで。
「母さん・・・?父と母、2人の姉・・・。僕の家族が、全員揃った・・・?」
ミックは?と思ったのはきっと私だけではないでしょう。
 そして、門の前では華麗なロープさばきで屋敷への侵入を図る響子。
何とも危険なフラグが・・・。
 記憶にある中では初めての場面との遭遇に戸惑うフィリップ。
「これが、家族の食卓か・・・。」
「この日が来るまで、長かったねぇ。覚えているかな?あの、みんなで発掘していた日々を。」
 かつて発掘現場では、家族仲もよく、みんなが笑っていたようです。
「さあ踊ろう、母さん。ハハハ・・・。」
夫婦仲も良かったようですし。それが今では、こんな殺伐とした食卓に・・・。
「私はちょっと怖かったですわ。暗い井戸が。」
「ああ、若菜はそんな事を言っていたね。でも大丈夫だ、これがある。」
そう言って、あのイービル・テイルの箱を開く琉兵衛。
 するとそこで、フィリップが突然
「みんな!今までの経緯はともかく、せっかく家族全員が集まったんだ!これを機に、争いをやめるべきだ。」
 と提言。しかし、真っ先に嘲り笑ったのは冴子。
「家族?笑わせないで、来人。死人は黙ってなさい。こんな呪われた家族に、仲直りなんて出来るものですか!」
何ともひどい言いようです。
「お姉様。あなただって、園咲にとっては死人みたいなものでしょう?散々私を妬んで、家をかき回したくせに。」
若菜もこの言いよう。緊迫していた空気に、いよいよ火がついてしまいました。
「何ですって!?」
そこで琉兵衛が、
「冴子!・・・はっきりと言っておこう。この晩餐会は、今日を限りに人間を超えて、神に近い存在となる若菜にお前と文音が、懺悔をするためのけじめの席だ。」
 それを聞いた冴子もいよいよ立ち上がり、
「ふざけないで!」
「ナスカ!」
とうとうメモリを手に。
「クレイドール!」
若菜も当然のようにそれに応じ、
「やめろ!やめるんだ、姉さんたち!」
フィリップの声もまるで届きません。
「結局、メモリで戦い合いか。うちの家族らしいと言えば・・・ハハッ、らしいな。」
琉兵衛も、特に止める様子は見せず。
 そして、マスクを外すこともせずにそのまま席を立ってしまうシュラウド。
「文音。帰るのかね?」
「私はとうに、負けを認めている。」
園咲に、と言うよりは竜たちに、でしたが。
「待って!待って、母さん!家族を放っておくんですか!?」
フィリップが引き止めようとするも、
「お前の家族は、もう園咲ではない。左翔太郎よ。忘れないで・・・切り札は、左翔太郎。」
 念押しをするように言いつけて、そのまま立ち去ってしまいました。
その間に、テーブルの下からイービル・テイルの箱に肉薄する響子。
「左翔太郎か。彼は、もう何もできん。再起不能だよ。」
琉兵衛の言うとおりに再起不能な現状と、シュラウドの言う『切り札』
「翔太郎が、切り札・・・?」
食い違う2つの言い分に、疑問を抱くフィリップ。

 互いに争うナスカとクレイドールですが、やはりクレイドール優勢。
「私には勝てない。この場で悔い改める?お姉様。」
「死んでも御免よ!」
「なら、死ぬのね。」
何の躊躇もなくゼロ距離射撃。さらに、
「エクストリーム!」
クレイドール・エクストリームとなり、追撃。
ナスカは持ち前の機動性で翻弄しようとするものの、地球と一体化しつつある若菜の前では無力。
 簡単に叩き落とされ、踏み潰されてしまい、あえなくメモリブレイク。霧彦の形見が・・・。
直挿しでメモリブレイクした冴子には、既に死相が。
しかし、そのまま逃げ延びる格好に。
「さようなら、負け犬さん。」

 事務所では、まだ寝たきりの竜に、スタッグフォンの着信にも怯える翔太郎。
仕方なく、放り出されたスタッグフォンをとる亜樹子。
「はい、もしもし?・・・えっ!?翔太郎君!フィリップ君が・・・。」
その名を聞いても、自ら電話を取ろうとしない翔太郎に
「何してんのよ!相棒が連絡くれたんだよ!?ほら!」
と、強引に受話器を押し付けると、
「翔太郎・・・?」
「フィリップ・・・。」
「お別れだ・・・。」
フィリップの口から出た、突然の別れ。
それを聞いて崩れ落ちる翔太郎。
「僕は今日、若菜姉さんの生贄にされて消滅するらしい。」
不思議なほど冷静な口調。
「フィリップ・・・!」
「でも忘れないでくれ、相棒。僕は消えない。君の心に、悪魔と相乗りする勇気がある限り・・・。」
 それだけ言って電話を切るフィリップ。
若菜は携帯を奪い、
「なかなか泣ける最後の言葉だったわよ。」
と、どうやら今のフィリップが消えることに何の感慨もないようです。

 すっかり脱力してしまい、動こうとしない翔太郎。
「・・・行かないの?」
なおも沈黙する翔太郎に、亜樹子は
「何で?何で今の話を聞いて事務所を出て行けないのよ!?翔太郎君!!」
激しく食って掛かる亜樹子に、翔太郎はまたも錯乱。
 そこへドアを開けて入ってきたのは、響子。
「響子さん。どこ行ってたの?」
「箱の中身よ!イービル・テイル。」
どうやら、無事に掠め取って来られたようです。しかし、
「園咲家から持ってきちゃったの!?どんだけ行動力あるのよ、あなた・・・。って事は、ガイア・インパクトやらは阻止した!?」
「勘違いだったみたい。だって、それが何かの役に立つとは思えないもの!」
と半ば絶望する響子。袋の中身は、どうやらそれなりに小さくて軽いもののようですが・・・メモリ等ではないとなると。
「これ・・・。翔太郎君、見て!どういう意味だろうね?」
どうも、相当に理解しがたい物のようです。

 その間も、園咲家では今まさにクレイドールへと変身する若菜。
「風都の人間をドーパントにして集めた膨大なデータが、この制御装置の中にある。」
「街の人達は、実験台だったんですね・・・?」
どうやら、この1年はこの時のための壮大な仕込みだったようで。
「そうだ。地球の記憶の全てをこの泉の真上にいる若菜に流し込む。お前はその制御プログラムになるのだ。エクストリームに到達した、今のお前の力なら、可能だ。・・・さあ。」
 井戸に飛び込むように促す琉兵衛。
「僕は消えるんですね。」
「それで若菜は、生きたガイアメモリ製造機・・・地球の巫女になれるのだ。」
琉兵衛もやはり、フィリップが消えることに何の感慨も無し。
「・・・あなたは、それでいいんですか?僕が消えても。」
「お前は一度死んだ。・・・もはや、救えない。」
もはや惜しむまい、という琉兵衛に
「僕は、あなたを救いたい。・・・父さん。」
家族の面影を捨てられないフィリップ。
「二度目のお別れだ。さらばだ来人!」
若干、刺さるものがあったようですが、琉兵衛は自らの手でフィリップを井戸の中へ。分解されて消えていくフィリップ。
 フィリップが消えると同時に、井戸から立ち上る圧倒的な光。
「エクストリィィーム!」
「エクストリィィィィム!」
井戸の真上の屋敷内にて、その光を受けるクレイドール。
「ああ、感じる・・・来人と、地球の全てを・・・!」
門の外から、その様子を垣間見る冴子。
 いつの間にか地上へと移動した琉兵衛は、それが空とは知らずにイービル・テイルの箱に手を。
「すべて、上手く行く・・・あと数分もすれば。」
すると、お約束のように邪魔が。
「そうはさせない!」
現れたのは、亜樹子に支えられながらの翔太郎。
「邪魔をする気?」
「ああ、そうだ。」
「ハハハ・・・よく私の前に立てたな、左君。」
恐怖に耐えながらの翔太郎が出したのは、
「こいつの謎が、どうしても知りたくてね・・・!」
イービル・テイルの中身・・・って、刷毛?
「イービル・テイル!?」
しかし、琉兵衛のリアクションからして間違いない様子。
にわかに取り乱し、箱を開けてみると確かに空。
「いつの間に・・・?返せ!私の家族だ!」
「家族・・・?」
「これが家族だって言うの!?」
不可思議な言い分ですが、刷毛の柄には確かに園咲の家族全員の名前がホワイトで書かれています。

 琉兵衛の脳裏に浮かぶのは、家族そろって発掘をしていた時の出来事。
「これはね、外国で見つけた魔除け。悪魔の尻尾だ!」
・・・騙されたんじゃあ?
「これに自分の名前を書いて・・・さあ。家族全員で祈れば、ずっとずっと、みんな一緒だ。」
という、まだ家族の歯車が狂っていなかった頃の名残の品でした。

 どうやら、それは翔太郎らに説明されたようで。
「そうか・・・あんたは自分の道を誤り、家族を犠牲にし続けてきた。でも、そうなっていく自分が恐ろしかった。だから幸せだった頃の象徴であるこの刷毛を家族自身とすり替え、自分の気持を誤魔化してきた。違うか?」
 ここに来て発覚した、琉兵衛の人間らしさと弱点。
「あなたにも、怖いものがあったんだ・・・。」
「馬鹿を言うな。そんな事は無い。さあ、それを寄越せ。最早、どんな抵抗も無駄だ。」
「テラー!」
チェックメイトとばかりに、イービル・テイル、もとい刷毛を取り返そうと迫る琉兵衛。
「ハハハ・・・!来人ももう消えた。若菜とともにある!」
テラーを前にし、より激しい恐怖感に苛まれる翔太郎ですが、その脳裏によぎるのは
「でも忘れないでくれ、相棒。僕は消えない・・・君の心に、悪魔と相乗りする勇気がある限り・・・。」
 というフィリップの最後の言葉。
「そうだった・・・!あいつが俺を相棒と呼ぶ限り、俺は折れない・・・約束だった!」
ようやく、いくらかの闘志を取り戻した翔太郎。
 イービル・テイルを亜樹子に預けると、ジョーカーメモリを手に。
「ジョーカー!」
「さあ、来い・・・相棒!」
ひとりドライバーにジョーカーメモリを挿入し、応答を待つ翔太郎。
「う!お、お父様!」
「どうした、若菜!?」
「来人が、来人が生意気なことを!」
クレイドールが異変を感じると同時に、ドライバーに転送されるサイクロンメモリ。
「変身。」
「サイクロン・ジョーカー!」
なんと、フィリップが実体を失った状態でありながら、ダブルへと変身してしまいました。
「そ、そんな馬鹿な!?」
この結果には琉兵衛も驚き。
「見事に僕を呼び込んでくれたね、翔太郎。」
「フィリップ!」
「フィリップ君!」
「どう言う事なんだ!?」
「母さんがヒントをくれた、最後の逆襲策だ。ダブルの変身システムは知っているでしょう?僕の意識をメモリに乗せて、翔太郎に飛ばした。」
 仕組みは、ダブルに変身する際にフィリップの意識が肉体を離れて翔太郎に憑依するという、この1年で当たり前に思えるようになったシステムの応用。
フィリップが取り込まれることを理解したシュラウドの、それこそ「切り札」という訳ですね。
「そんな真似をしたら、若菜はメインプログラムを喪失した状態になる!」
制御プログラムであるフィリップの意識が抜けることで、暴走を始めるクレイドール。
「そう、バグる。」
「おお・・・なんと愚かな!」
「街を泣かせてきた諸悪の根源、園咲琉兵衛!」
「「さあ、お前の罪を数えろ!」」
満を持して、黒幕に対しての決め台詞。なんとも燃える・・・。

 時を同じくして、事務所ではひとりボロボロの体をベッドから引きずりだす竜。
現場では、流石に素のダブルでは苦戦しています。
「裁きを受けるがよい!」
「あんたがな!」
しかし、先程までの怯えぶりはどうしたのか、果敢に挑んでいます。
 テラーは再び頭のドラゴンを分離させ、流石に絶体絶命かと思いきや、突っ込んできたのは久々の出番ながらもディフェンスに定評のあるリボルギャリー。
 中から出てきたのは、アクセルガンナーと合体したアクセル。
「俺が操り人形?上等だ!それで悪を砕けるなら、人形でも何でも構わん!」
全てを振り切った竜。まさか、リボルギャリーを動かしてくるとは・・・。
「照井・・・。」
「竜君!」
間合いをとって、得意の砲撃を浴びせるものの、ガンナーが噛み付きの餌食に。
 するとガンナーを早々と切り離し、リボルギャリーに戻るとなんとタービュラーに換装。
まさかの空飛ぶタービュラー。

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2010年08月01日

今週の仮面ライダーW「第45話 Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」

 いよいよ、残すところ2エピソードとなりましたW。
「これまでの仮面ライダーWは?」
「それって、老けさせ屋の仕業かもよ?」
敵は老化能力を持つオールドドーパント。
親同士の対立に子供が巻き込まれると言う話でしたが、その流れで翔太郎まで老化。
「左翔太郎はもう使い物にならない。あなたたち2人でダブルになりなさい。」
それを狙って翔太郎を竜に置き換えようとするシュラウドですが、その正体は
「その女の本名は園咲文音。私と来人の、実の母親よ!」
「今から証明してやる。闇の力に打ち勝つのが、憎しみなんかじゃないと言うことを。」
琉兵衛への復讐に駆られ、その力でもって打ち破ろうとしましたが、竜はそれを拒絶。まさしく『新番組 仮面ライダーアクセル』といった流れでした。

 そして今回、お馴染みの風都タワーはどういうわけか工事中。
劇場版のアレと言う事でしょうか。
「ガイアメモリの犯罪は、収まる気配すら見せない。俺達の街のシンボル、風都タワーもこんな有様になった。淀んだ街の風が教えてくれている。」
 やはり、劇場版は前回と今回の間、と見てよさそうです。
すると、少なくとも最終回までには観に行くべき、と言う事でしょうか・・・。
「かつてない恐怖が、俺の背後に迫ろうとしている事を。」
すると、そこに現れた女性が
「ヘイ、ボーイ。独り言なら家でなさい!」
と言うやいなや、手にした鞭を振り下ろしてきます。
また何か凄いのが来ましたよ。
「うわぁ!ちょっと、何何!?」
「邪魔よ。私はこの上に用があるの。」
どうやら、今回の依頼人のようです。
「ああ・・・うちの、客?」
「あなた、探偵?」
翔太郎が黙して肯定の仕草をすると、鞭を巻きつけて
「丁度いいわ!私の依頼を受けなさい!」
強引に事務所へと引っ張っていってしまいました。
「何すんだよ!?」
「あなた、誰ですか!?」
「私は轟響子。見ての通り、博物館の学芸員よ。」
冒険家か何かにしか見えませんが・・・。
「博物館・・・?」
その言葉に引っ掛かりを感じるフィリップ。
「あたしの憧れの恩人を助けたいの!」
「・・・はい?」
急に様子が変わる響子。忙しい人です。
「この街の人間なら知らないはずは無い方よ。風都博物館、館長・・・。」
「園咲・・・琉兵衛。」
「ミュージアムの頭目。そして、僕の父親・・・。」
このタイミング、まさしく運命めいた依頼。
「館長は、発掘現場で何か重要な物を失くされたらしいの・・・。」
響子が博物館で説明に励んでいたとき、そこに現れた琉兵衛と加頭。
「ううむ・・・小規模だが、地殻変動があったようだね。あれから、分からなくなってしまったんだ。」
「大事なものなんですか?」
「ああ、来るべきその日にはどうしても必要だ。何とか見つけなくては・・・イービル・テイル。」
 キーワードとしては割りに陳腐ですが・・・。
「イービル・テイル?」
「全てにおいてPerfectな館長があんなに悩まれるなんて。博物館の命運にかかわる大事なものに違いない!・・・一緒にそのイービル・テイルと言うものを探して。」
 依頼・・・と言うか脅迫する響子。
「いや、それはちょっとあの、無理・・・。」
断ろうとする亜樹子の口をふさぐ響子に、
「分かった・・・引き受けよう。」
あえて引き受ける翔太郎。
「決まりね。」
「え〜!?いいの?だって園咲家は・・・。」
「ああ。こいつはきっと・・・運命だ。」
「そうかも知れないな。」
「理屈ではなく、俺は肌で感じていた。いよいよフィリップの親父さんの秘密に迫る時が来たことを。」
 登場人物が既に感じている、クライマックスの予感。

 問題の園咲家では、何やらご機嫌の琉兵衛。
何やら食べ物を持っている・・・またスイーツタイムか、と思っていると
「ミック!」
ミックを呼ぶと、珍しく騒がしく寄ってくるミック。
「静かに!」
スプーンをもてあそぶと、
「よろしい。さあ、とっておきのご馳走だ。お食べ。」
と、手にしたものを席についたミックに与えました。どうやら、猫の餌だったようで・・・流石に、猫用としては豪華すぎる食器。
「ご機嫌ですわね。」
「いよいよ、お前が地球の巫女になる日が来たのだからね。だが、寂しいものだ。花嫁の父の心境かな。」
「ミュージアムのキングが、らしくなくってよ。地球が我が家の婿に来る、そうお考えになって。」
何ともスケールの大きな会話です。
「フッ、あとはイービル・テイルのみか。食べたら、張り切って探してきておくれ、ミック。」
久しぶりにミックも出番のようです。

 事務所サイドは、発掘現場へ。
どこかと思えば意外と街中・・・。
「星降谷発掘現場。園咲琉兵衛はここで貴重な化石や遺跡を数多く発見。そして付近の土地を買い占め、自分の邸宅とした。」
 街中も何も、園咲家の地下でした。
「お先に。」
「あー!行動力ある・・・・。」
学芸員でありながら、発掘作業もお手の物といった様子。
一方で、上から落下してくる亜樹子の下敷きになってしまう翔太郎。
「痛・・・ああもう!だから上で待ってろって言ったんだよ!」
「何よ!所長様の超感覚の捜査を忘れたの!?」
「知るか、そんなもん!」
などと言い争っていると、響子が鞭を振り下ろし
「ここは神聖な発掘現場よ!?」
と一喝。渋々ながら付いていく2人。
「それにしても、屋敷の地下にこんな広大な空間が広がっていたとは驚いた。」
「イービル・テイル、直訳すると悪魔の尻尾。寓話の題名やアイテム名など昔から使われてきた言葉だけど、何を指してるのかしら・・・?」
 確かに、RPG的な雰囲気を感じます。
「園咲がらみで無けりゃ、フィリップの検索で一発なのにな・・・こりゃ広すぎるぜ。」
「こういう時は・・・ダウジングスリッパ!」
まさかの亜樹えもん。
しかもやっつけアイテム臭・・・。
「ちょっと、真面目にお願い。」
「私は常に大真面目です。」
これは流石にダウト。
 冗談みたいなアイテムを手に捜索していると、本当にスリッパが反応。
「おお!あっちよ!」
「どこ行くのよ!?」
「おい亜樹子・・・。」
また渋々ながらも付いていくことに。

 留守番のフィリップは、再びミュージアム関係の本の閲覧を試みるも、やはりブロックされてしまいます。
「やはり・・・か。僕にはミュージアム関連の本を読むことはできない。」
諦めて、地球の本棚を後にしようとしたところ、急に書架が復活し、目の前には数冊の本が。
「どうした?まさか、これが全部ミュージアムに関する・・・?」
目の前には、ミュージアム、ガイアメモリ、ドーパントといったタイトルの本。
そして、園咲来人というタイトルも・・・。
「Raito Sonozaki・・・僕の全てが・・・うわっ!」
本を開こうとすると、思わず本棚から脱出してしまいました。
「意気地が無いんだ?せっかくセキュリティを外して本を読めるようにしてあげたのに。」
やはり若菜の差金。
もはや完全に管理者権限まで握るようになったようです。

 一方の現場組は、
「ここは・・・昔の発掘現場?地震か何かで崩れちゃったのかしら・・・?」
先ほどと比べ、随分と狭くて散らかった空間に。
「匂う!何かが埋まっていると、このスリッパが開くのよ!」
言っているそばから開くスリッパ。
「おお、ここだ!ここ掘れ翔太郎!」
「んな馬鹿な事あるか・・・。」
「掘りなさい!」
「ええ!?」
響子もすっかり信用してしまっています。
 仕方なく、瓦礫をどけ始める翔太郎。
それにしても、発掘しに来る格好じゃありませんね・・・。
「もっと丁寧に!」
「はいはい、分かりましたよ・・・。」
しばらく掘っていると、
「あ?おい、何かあるぞ!」
出てきたのは、evil tailと彫られた、いかにもな風体の箱。
「イービル・テイル・・・これよ!」
「げ!?」
「な?私、凄かろ?な?」
しかし、
「鍵がかかってる・・・軽いわ。中身、何かしら?」
そこに丁度現れたスミロドン。
「か、怪物!?」
相手がドーパントでは腰を抜かす響子。
「何か、見覚えある!」
「下がってろ。」
その頃、事務所で迷っているフィリップですが
「あの本、読むべきだったんだろうか?そうすれば、僕の家族のことも全て・・・。」
迷う暇などない、とばかりにドライバーが出現。
「翔太郎!?」
「顔馴染みの組織の幹部だ。」
「ジョーカー!」
「ああ、分かった。」
「サイクロン!」
「変身!」
「サイクロン・ジョーカー!」
ダブルへと変身し、スミロドンを押さえつけると
「仮面ライダー!?」
「亜樹子!響子さんと逃げろ!」
「何で!?」
響子を逃がそうとするものの、それを振りほどいて響子を追おうとするスミロドン。やはり、目的はイービル・テイルのみ。
 箱を強奪し、その場を離れようとするも、それを追うダブル。
しかし、流石は幹部で処刑人(猫)。素のダブルでは圧倒される・・・となると、早々とエクストリームに。
「エクストリーム!」
「敵はスミロドンだ。その全てを閲覧した。」
超スピードで動きまわるスミロドンに、タイミングを合わせてカウンター・・・と思いきや、失敗し相討ちの格好に。
「反射速度が、分析を超えている!?」
さらに、天井から毒のゲルが出現。
「ハハハ・・・君たちがそれを見つけるとはな。返しなさい。」
「これは・・・。」
「園咲、琉兵衛・・・。」
「この声・・・まさか、館長?」
「ハハハ・・・それは我らのガイア・インパクトにどうしても必要だ。」
「ガイア・インパクト?」
「ふざけんな!何しでかす気が知らねえが、これ以上街を泣かせる真似は許せねえ!姿を現せ!」
 と言いつつも、脚が震えています。
「亜樹ちゃんたちもいる!この場は、とりあえず脱出しよう!」
「仕方ねえ・・・。」
素直に、2人を連れて脱出してしまいました。
「ハハハ・・・まあ良い。イービル・テイルが見つかっただけな。ハハハ・・・。」
本当に上機嫌、笑いすぎです。

 風都ホテル一室では、
「ガイア・インパクト、ってご存知ですか?」
「・・・何の話?」
カップを落とす加頭。ああ、スイートルームの絨毯が・・・。
「そのために、屋敷も全て人払いをし、若菜さんと2人きりで。ついに何か動きますね、ミュージアム。」
 それを聞いて、急ぎ立ち上がる冴子。
すると加頭は、
「冴子さん、無茶しないで下さいよ。大好きなあなたに傷つかれたら、私、ショックです。」
この男は、どこまでが本気なのか・・・。

 事務所に戻り、竜やってきて状況を整理。
「ガイア・インパクト・・・か。組織の最終計画に違いない。そしてそれには、その小箱が必要。」
「イービル・テイル・・・とりあえず、開けてみるか。」
「駄目!乱暴に扱わないで!大事な研究物だったらどうするつもり!?」
「響子さん。園咲琉兵衛は、この街に悪のメモリをバラ撒いている張本人です!」
「ああ、そうだ。そのためだったら家族だって平気で犠牲にする悪魔なんだ!」
良い終わった後でハッとして、
「すまねえ、つい・・・。」
「いいんだ、翔太郎。僕も、真実を受け入れるべきだった・・・。さっき、ちゃんと本を読んでいれば。」
「何のこと?」
「僕は、読めるようになっていたんだ・・・自分の本が。」
「何だって?」
「でも、読めなかった。真実を知るのが、何故か怖くて・・・。」
フィリップの告白に対し、それを責めるでなく
「無理もねえ。それだけ、お前にとっちゃ重い1冊なんだ。」
と気遣う優しさ。やはりハーフボイルドで良いんです。
「翔太郎・・・。」
「まずはイービル・テイルだ。」
と向き直ると、いつの間にか姿を消している響子。
「あれ?」
「居ない!?」
「しまった、追うぞ!」
響子を追う翔太郎と竜。
「さすが、行動力の女・・・。」
「もう、怖がっている場合じゃない・・・。読もう、僕の本を。」
覚悟を決めたフィリップ。

 風都博物館では、
「館長・・・お聞きしたいことがあります。あなたは・・・」
真実を確かめようとする響子に対して語り始める琉兵衛。
「見たまえ、轟くん。この地球で絶滅した生物は数知れない。人類も、このまま行けばその例外ではない。だが人類が、未来永劫地球に生き残る種となる夢がとうとう実現する。地球とひとつになるのだ。ハハハ・・・。」
 ひとしきり語ると、
「その箱は、そのために必要なんだ。さあ、渡しなさい。」
と箱を要求。得体の知れないプレッシャーに、渡してしまいそうになった所で
「渡しちゃ駄目だ!響子さん。」
「やあ、ここで会うのは2度目かな?左翔太郎くん。そっちは文音、いやシュラウドの操り人形くんかな?」
「黙れ!そう簡単にお前の思い通りにはさせんぞ。」
「そうだ。この街の涙は俺達が拭う!」
威勢の良い2人ですが、琉兵衛が謎の眼光で翔太郎と一睨みすると、それこそ蛇に睨まれた蛙のように縮こまってしまいました。
「どうした左!?」
「分からねえ、急に体に震えが・・・!」
「私の力を何度も見たからだ。」
「何・・・?」
「今まで君は、私がミュージアムの頭目と知ってもなお、その核心に触れようとはしなかった。そうだろう?・・・分かるかね?その理由が。」
 琉兵衛はなおも続けて、
「君の体は私への恐怖で無意識のうちに我が屋敷への接触を拒んでいたのだ。」
翔太郎の震える様子を見て、竜は半ば確信。
「まさか、テラーの能力とは・・・相手の恐怖心を増幅する力!?」
恐怖心で翔太郎の体はボドボドだ!といった能力のようで。
「そうだ。ミック!」
ミックをけしかけ、響子からイービル・テイルを強奪しようとし、
「しまった!」
「アクセル!」
「変、身!」
「アクセル!」
竜はその阻止へ。
 残った翔太郎はなおも動けず、
「初めて私の姿を見た時から、君は既に負けていたのだよ。私の恐怖、テラーにね。ハハハ・・・。」
鏡花水月のごとく、見た時点から負け。
翔太郎はただ腰を抜かすばかり。

 こちらは恐怖に打ち勝つべく、自らの本を閲覧するフィリップ。
「園咲来人は、園咲家長男として父・琉兵衛、母・文音の間に生まれる。当時、長女・冴子は13歳、次女・若菜は4歳。3歳にして、琉兵衛にブリティッシュショートヘアの猫を買ってもらう。来人自身がミックと名付ける。5歳の時、父・琉兵衛が地球意志との接触ポイントを発見。泉と命名されたこの場所を科学施設化し、1ヶ月後、来人はその中に落ち・・・中に、落ち・・・。」
 どうやら、己の覚悟を上回る衝撃の真実が記述されていたようですが・・・。
それにしても、冴子ってそうなると結構な歳なんじゃあ?

 地上では、スミロドンから逃げる響子を助けるアクセル。
しかし、圧倒的なスピードの前に翻弄されるばかり。
相手がスピードタイプとあれば、
「トライアル!」
トライアルで応戦。

 フィリップは、本棚に入ったまま、ひどくうなされたような状況に。
「嘘だ!そんな事・・・!」
「フィリップ君!どうしたの!?起きて!」
亜樹子に揺り起こされ、ようやく戻ってきたフィリップ。
「大丈夫!?」
「うわぁぁぁ!」
しかし、叫びながら事務所を飛び出してしまいました。

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2010年07月25日

今週の仮面ライダーW「第44話 Oの連鎖/シュラウドの告白」

 色々と老いたり、一方で新しい可能性が示されたりもした『O』編の後半。
「仮面ライダーW!今回の依頼は?」
「みゆは今、10歳です。それがたった一晩で、おばあちゃんに・・・。」
「老けさせ屋って名乗る占い師に、恨んでる相手を言うと・・・老人にしてくれるらしいよ。」
 老けさせ屋と名乗る、占い師にしてオールドのメモリ所持者である男が犯人。黒幕は別として・・・。
「財団Xが次世代型ガイアメモリとして完成させました。」
劇場版へとつながるT2ガイアメモリも登場。
「あなたたち2人でダブルになりなさい。サイクロンアクセル・エクストリーム・・・。」
「井坂先生にウェザーのメモリを渡したのは、シュラウド。」
フィリップと竜でダブルとなるように促しつつも、そもそもの発端はシュラウドだった・・・という衝撃の新事実、と言うところまで前回。

 フィリップをベースにファングジョーカーへと変身するものの、やはり翔太郎の老化の影響は解消できず。
左半身がろくに動かず、オールドドーパントにされるがまま。
「翔太郎・・・!」
「眠い・・・おやすみ。」
挙句、戦闘中に寝ようとする始末。
「やっぱり、今の翔太郎の状態では戦えない・・・!」
「やだ、一方的にやられちゃってるじゃない!」
誰の目にも分かる大ピンチ。
「占いしてて気付いたよ。人は自分の幸せと同じぐらい、他人の不幸を願ってるってな!」
風都民性悪説・・・というかまあリアルでも大概そうでしょうけど。
「お前だけは・・・絶対に許さない!」
いつになく怒るフィリップ。
「何だ、この鳥は!?」
直接が駄目ならエクストリームメモリで攻撃。
ファングジョーカー・エクストリームか?と思ったら
「俺はこれからも商売を続けるぜ。人の恨みを晴らし続けてやる!へへへ・・・。」
いやらしく笑いながら、地面に沈むように姿を消したオールド。
「恨み・・・。」
そして、よしえは何かよからぬことを考えていそうな。
 変身を解除し、半ば絶望した様子のフィリップを見届けて立ち去るシュラウド。 
「今度ばかりは、あなたたちから頼むことになるわ。究極のダブルになりたいと。」
シュラウドの言葉と、アクセルとのダブルのヴィジョンがフィリップの脳裏に焼き付いています。

 冴子によって全てを聞かされた竜。
「あの女が井坂先生を変え、あなたの家族を亡き者にした。残念だったわね、井坂先生を倒して、復讐を終えたつもりだったんでしょうけど・・・大間違い。復讐は、終わらない。」
 今ふたたび、怒りに震える竜。
「シュラウド・・・奴が俺の家族を!?」
またしても火がついてしまったのでしょうか。

 OPは、ここに来て劇場版仕様に。
まだ公開まで2週間あるんですね・・・。
中々に待ち遠しいです。

 加頭と差し向かいの琉兵衛。
「加頭君、これが今月分の報告書だ。」
「確かに、遅れを取り戻しましたね。では、これを。」
小切手を渡す加頭。
「我がミュージアムが今日、これだけの計画を進められるのは長年に渡る財団Xの支援のおかげだ。」
「私も大変嬉しく思っています。」
そう言って席を立ったところに、丁度メイドを伴って若菜が。
「本当かしら?相変わらずあなたの言葉に感情はない。」
それを言うなら、琉兵衛から漂うタヌキ親父の匂いも相当ですが。
「手厳しいですね。ところで、照井竜という刑事がシュラウドの事を探り出しましたよ。」
「え!?」
「刑事を張っていれば、シュラウドに会えるのでは?」
シュラウドの事となれば、感情を剥き出しにする若菜。やはり・・・。

 ジジイ化しても、モノローグは相変わらずやっている翔太郎。
「ポカポカとした昼下がり・・・天気はいいし、風は穏やか。まさに天下泰平、ハードボイルドじゃ・・・。」
 しかして内容はかなり年寄り臭いものに。しかしハードボイルド趣味。
いつも通りにスリッパ攻撃を加えようとした亜樹子でしたが、相手が老人と言うことで思いとどまりました。意外と常識人。
「どこがハードボイルドよ!?どこが天下泰平よ・・・フィリップ君!翔太郎君がアレじゃあ勝てるわけ無いよ〜!あのドーパント強いし。竜君もどっか行っちゃったきりだし。」
「照井竜・・・究極の、ダブル。」
フィリップの方も心ここにあらずと言った状況。

 シュラウドの森(仮)に現れた竜。
物騒な様子で、手にはエンジンブレードまで。
「シュラウド!」
「私なら、ここにいるわ。」
呼ばれればすぐに現れるシュラウド。
「何故、俺だった?」
「あなたのデータを調べていると、ある事実が分かった。あなたこそ、私がずっと探し求めていた特殊体質の人間だと言うことが。」
「特殊体質だと・・・?」
またしても出てきた、特殊体質というキーワード。
「精神干渉タイプのドーパント攻撃に耐えられる体質。実際、オールドの攻撃が効かなかった。それは同じ種類の、テラーの攻撃にも耐えられると言う事!来人とともに究極のダブルになれば必ず、園咲琉兵衛に勝てる!そして憎しみの炎、憎しみこそがダブル・サイクロンアクセル・エクストリームの源!」
 力説するシュラウドですが、
「井坂にメモリを渡したと言うのは本当か?」
「それは・・・!」
そこをツッコまれると弱気に。
「答えろ!」
「・・・本当よ。」
「そうか・・・よくも今まで騙してくれたな。よくも俺の家族の命を!」
エンジンブレードを手に、シュラウドに斬りかかろうとする竜でしたが、シュラウドからも反撃が。
「とてもいい目をしている。憎しみに満ちた目。」
ついに、生身のシュラウド相手に変身。
「アクセル!」
「変・・・身!」
「アクセル!」
シュラウドが手にしているのは、トリガーマグナムと同様の武器と、さらに見慣れぬメモリ。
「ボム!ボム・マキシマムドライブ!」
発せられた弾は分裂したと思えばアクセルの周辺に留まり、しばし後に目標に向かって炸裂。
これはアクセルには相性の悪い攻撃です。
「そうよ、憎みなさい・・・!」
先程の弱気はどこへやら、いつも通りのシュラウドです。

 事務所では、
「おお、できたわい。」
ドライバーへのジョーカーメモリ挿入の練習をしている翔太郎。
年食っても、やる気はあるようです。
 そこへ、同じく老人にされてしまったみゆが。
また別の老婆を伴っていると思ったら、
「あら、みゆちゃん。そちらのおばあちゃんは?」
「久美ちゃん・・・。」
「久美ちゃん?って、もしかして・・・。」
ほかでもない、このみゆを老けさせるように依頼した光子の娘。
「また老けさせ屋の仕業か・・・?」
「でも、それじゃあ復讐を頼んだのは。」
「うちのママ・・・久美ちゃんのママを、絶対に許さないって言ってたから・・・。」
と泣く2人。ここにも復讐の連鎖が。
「ああ、ああ、ああ・・・2人とも、かわいそうになぁ。」
老人となっても、街を泣かせないという思いは相変わらずらしい翔太郎。

 一方、アクセルはシュラウドに手も足も出ず。
「アクセルは、お前を来人のパートナーとして鍛えるために渡したのみ。そしてお前は、私の期待に応え、それを使いこなした。究極のダブルまであと一息よ。」
 やはり、アクセルはシステム自体は当て馬。
「そのために左を排除したのか!?あのドーパントを利用して!」
「そうよ。」
「あの親子は、左とドーパントをぶつけるための餌か!?」
「そうよ。」
翔太郎も、街の一般市民も、シュラウドにとっては琉兵衛という目的達成のための駒。
そのことに怒りをあらわにする竜。
「貴様!」
「さあ、私を憎みなさい。もっと憎むのよ!」
「俺達は、貴様の道具じゃない!」
「トライアル!」
トライアルに変身しつつ突進。
 しかし、トライアルの動きにすら反応し、両者チェックメイトという状況に。
「やれ。私の命を断てば、お前は完全なる憎しみの化身となる。」
自分の命さえも、計画達成のために投げ出そう・・・と言うところで思わぬ横槍が。
 現れたのはクレイドール。
「その女は私の獲物よ。トドメは、この私が刺すわ。」
「若菜・・・!」
「気安く呼ばないで!ミュージアムを裏切り、私たち家族を捨てたくせに!」
シュラウドに迫るクレイドール。
若菜もまた憎悪のエネルギーに満ちており、同じく射撃主体という事もあってシュラウドを圧倒。
「家族?」
一方、シュラウドの様子や若菜の言葉には引っかかる点も。
「トドメよ。」
そんな事はお構いなしに、完全にシュラウドを追い詰めてしまったクレイドールですが、すんでのところで割って入るアクセル。
「待て!家族とはどういう事だ!?答えろ!」
すると、両者変身を解除。
「その女の本名は園咲文音。私と来人の、実の母親よ。」
「シュラウドが・・・フィリップの母親?」
あっさりと明かされた真実。・・・冴子は?
 当のシュラウドはと言うと、
「照井竜・・・また来なさい。」
とだけ言って、炎の向こうに姿を消すしてしまいました。
「逃げられた!?チッ・・・。」
久しぶりの舌打ち。
「お前がやるなら、それでもいいわ。必ずきちんと仕留めなさい・・・!」
若菜もそのまま立ち去ってしまいました。
 ひとり残された竜がシュラウドの森(仮)に見たのは白い花。
照井家の墓前に手向けられていたのと同じ花のように見えますが・・・?

 またしても親と親の修羅場。
「あなたが久美をあんな目に遭わせたのね!?」
「そうよ。どう?大切な娘をおばあさんにされた気分は。」
何ら悪びれる様子がありません。
「酷いわ!何で、何で!?」
「よしえさん!いくら悔しかったからって、復讐は・・・!」
「アンタに何が分かるのよ!先に仕掛けたのはこの女よ!?やり返して当然でしょうが!」
止めに入った亜樹子まで突き飛ばすほど。
 泣き崩れる光子に、
「ふざけないでよ!泣いていいのはアンタじゃないわよ!何泣いてんのよ!」
老婆となってしまった娘の前でこの醜態。何と酷い状況か・・・。
 そこに現れたのは竜。
「いい加減にしろ!自分が何をやっているか、分かっているのか?」
「私はただ、娘のために・・・。」
「違う。アンタは自分の憎しみをぶつけただけだ。見てみろ、子供たちを。」
「ママ・・・。」
「みゆ・・・。」
恐怖して涙を流す娘の姿に、ようやく我に返ったようです。
「愚かだ、アンタは。」
今度は子供劇団の座長が。
「刑事さん!許してやってください。親の子供への愛は、理屈ではないんです。もともとは、愛なんです。だから、許してやってください・・・。」
 深々と頭を下げる姿に、ようやく自身の娘のほうに目を向けた2人の親。
抱き合って泣く親子ですが、その絶望的な状況を見るに、中々心境を推し量れません。
「やっぱりお年寄りの言葉には、重みがあるわ・・・。」
「愛・・・。」

 竜は再びシュラウドの森へ。
「覚悟は出来たの?究極のダブルになる覚悟は。」
「俺はダブルにはならない。」
「何!?だったら、何をしに来た!?」
「あなたを許しに。」
ダブルにはならず、そればかりか、またしても憎しみを振り切りました。
「まだそんな戯言を!テラーの力は恐怖そのもの。打ち勝てるのは、強い憎しみの力だけだ!」
 しかし竜は穏やかに、
「あなたは、自分の復讐のために多くの命を巻き込み、傷つけた。あなたをそこまで駆り立てたもの、あなたを復讐鬼に変えたもの・・・それは、愛だ。」
「!」
「息子への愛。」
「そうよ・・・私は来人を愛していた。あの時までは・・・とても幸せだった。でもあの人、園咲琉兵衛は、ある時から来人をまるで道具のように扱った。」
 フィリップ、もとい来人の幼少期は家族みんなが仲良く暮らしていたものの、その『ある時』から事態は急変。
「来人を渡せ。あの子はもう、普通の子供ではない。地球の子だよ!」
食い下がるシュラウドもとい文音から来人を奪い取ると、
「テラー!」
「文音。お前にもう用は無い。ハハハ・・・!」
テラーの毒で文音を蝕んでしまいました。
 そうしてシュラウドは顔を隠し、
「お母様!」
若菜ら娘も置いて、園咲家を出たようです。
「私は、来人を奪われた。だから誓った。あの子と、来人とともに復讐することを・・・!そして私は利用した!お前の家族の死を、その憎しみを!私の来人を取り戻すために!」
 ここで、木陰から現れたフィリップ。
「来人・・・!全て、聞いていたの・・・?」
「今から照明してやる。オールドドーパントを倒し、闇の力に打ち勝つのが憎しみなんかじゃないと言う事を。俺たち3人で。」
「3人?」
「俺と、フィリップと・・・左翔太郎だ。」
何とも熱くなってきました。

 その翔太郎はというと、老けさせ屋の前に。
「おうおう、ようやく見つけたぞ!」
「おいおい、俺に勝てると思ってんの?」
「勝てる!さあ、お前の罪を・・・数えるんじゃ!」
杖を手に、老けさせ屋を殴打するジジイ翔太郎。意外と効いている・・・?
「強いじゃない!」
「ハハッ、若い奴にはまだまだ・・・負けんわい!」
言う割に息が上がっていますが。
「こいつ・・・調子に乗りやがって!」
「オールド!」
「スペシャルコース、あと50年追加だ。一瞬であの世に送ってやるぜ!」
オールドに変身し、翔太郎に再び老化攻撃を加えようとした所で到着する2台のバイク。
「竜君!」
「待たせたな。」
「アクセル!」
「変・・・身!」
「アクセル!」
アクセルへと変身し、オールドを引き離す竜。
「翔太郎!僕らも変身だ!」
「早く!真ん中で合ってるから。ほら、いつもやってるでしょ?」
亜樹子の介護を受け、変身の体勢へ。
「行くよ!」
「サイクロン!」
「ジョーカー!」
「変身!」
やはり手元がおぼつかないものの、前回よりはスムーズに変身。
「ままま、待たんか〜い!」
しかし動きは頼りない・・・。

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2010年07月19日

今週の仮面ライダーW「第43話 Oの連鎖/老人探偵」

 色々あって録画をしくじっていたために、随分と遅れてしまいました。
たまの3連休ってのに失敗とはまた・・・。
「これまでの、仮面ライダーWは?」
「私は美しいダイヤ。誰にも傷つけることは出来無い!」
「私は地球と繋がったの。分からないことなんて何も無い。一緒に行くわよ・・・ミュージアムへ。」
「井坂先生の仇、取らせてもらうわ。」
ダイヤの女、覚醒若菜、復讐鬼冴子と、悪女の街・風都らしい強烈なラインナップ。
「何故、約束を破ったの!?」
「僕はね、完璧主義者なんだよ。愛せば愛すだけその不完全さが目に付く。」
そう思いきや、実に珍しいパターンで犯人はゲス野郎。
「ビッカー・チャージブレイク!」
無敵の硬度を誇ったジュエルですが、石目を特定されての攻撃によってあっけなく砕かれてしまいました。

 そして今回は、静かな墓地からのスタート。
お盆には微妙に早いような・・・。
また、衣装が赤から青にチェンジ。トライアル仕様なのか、単に夏仕様なのか。それとも墓参りに赤はないだろう、と言う事なのかも。
 墓前に供える花を持参してきた竜ですが、墓前には既に花が。
ふと振り返るとお寺の住職。マメに親切な坊さんも居たものです。
 ともあれ手を合わせると、思い出されるのは警察学校に入ろうというwa頃。
「ほら、前見て!ほら!」
この時の写真ってのは、竜にとっては複雑なものなのでしょう。
「父さん、母さん、春子・・・俺は元気にやってる。いい仲間たちにも出会えた。」
いい仲間、なんて。出てきた頃からは考えられない言葉ですよ。
 その後、鳴海探偵事務所へ。
しかも手土産持参。これも以前の竜じゃあイメージが違いすぎるところです。
「おいしい〜!竜君、ありがとう!」
「風花麩饅頭・・・夏限定とは、興味深いね。」
麩饅頭、ってのは初耳な気がしますよ私。
「普通、和菓子には日本茶だろ・・・。」
と横槍を入れる翔太郎。
普通、ハードボイルドは和菓子に日本茶じゃないでしょう・・・。
「いいじゃん別に!コーヒーだって合うよね〜?ほら!」
が、ここで間違えて竜のカップを取ってしまった事に気づいた亜樹子。
「もしかして・・・これって、関節キッス!?やだ〜!どうしよう?」
ひとりで謎の乙女ワールドに。
 いざ、と言うところで駆けこんできた依頼。
「うわっ!あちちちち!」
「お願いします!みゆを、みゆを助けて下さい!」
駆けこんでくるなり、竜の手をとって懇願。その人、警官なんですが・・・。
「いや!ここの責任者は・・・俺ですけど。」
としゃしゃり出てくると、権利者に押し出されてしまう翔太郎。
「みゆさんと言うのは・・・?」
「私の娘です!世界でただ1つの、宝物なんです。」
そう言う母親の背後にはすすり泣く老婆が。
「あ〜あ〜、おばあちゃん。お孫さんが心配なんですね?」
「私、おばあちゃんじゃないよ!」
翔太郎を突き飛ばし、母親(?)に抱きつく老婆。
「お母さん、もう帰ろうよ・・・。」
この物言いに若い声・・・まさか
「娘の・・・みゆです。」
「え!?」
「みゆは・・・今、10歳です。それが、たった一晩でおばあちゃんに・・・。」
やはり、何者かの手によって老化させられたようです。
こないだハウルがやっていた矢先でタイムリーな事です。
「ドーパントの仕業か・・・。」
「依頼人は恐ろしい災難に見舞われた親子。でも、この奇妙な事件の裏にもう1つ、恐ろしくも悲しい親子の愛憎が潜んでいる事を、俺達はまだ知らなかった。」
 事務所の前まで来ているシュラウド。
となると、やはり・・・。

 そうして一行が向かったのは子供劇団?
「止まれ、トントン!」
「はい、そこまで!みんな集まって!」
子供たちが練習している傍ら、関係者から事情を聞くことに。
「みゆちゃんが・・・どうかしましたか?」
「ちょっと、トラブルに巻き込まれちゃいまして・・・。」
すると残念な様子で
「つい最近、次の舞台の主役に決まって、お母さんと大喜びしていたのに。」
舞台を控えていた・・・という。この時点で周辺関係者の関与の疑いが。
「誰か、2人を恨んでいそうな人間に心当たりは?」
「とんでもない!みゆちゃんは人気者ですし、よしえさんもとても人柄が良くて。誰からも好かれています。」
 といった風に、親子の潔白さに太鼓判を押してくれましたが、そこへ別の子が。
「あの。みゆちゃん、どうして練習来ないんですか?」
「・・・君は?」
「関根久美ちゃん。みゆちゃんとは、大の仲良しです。」
「だったら心配だよね。ねえ久美ちゃん?」
すると、さらにそこへ久美の母親が。
「後藤さんなら知ってますよ。大して裕福でもないくせに背伸びしちゃって。見ているこっちが恥ずかしいわ!さあ久美、次はダンスのレッスンよ。行きましょう。」
・・・この人が黒幕ですね、間違いなく。
流石は悪女の街・風都。

 一方、翔太郎はウォッチャマンを通じて情報収集。
「それって、老けさせ屋の仕業かも。」
「老けさせ屋?」
「そう。巷の噂じゃ、老けさせ屋と名乗る占い師に恨んでる相手を言うと、次の日には・・・老人にしてくれるらしいよ。ほら。」
 写メを見ると、そこには元イケメンホストのような爺さんの写真が。
「その占い師は、どこに行きゃ会える?」
「さあね〜。でも、見分ける合言葉なら知ってるよ。」
2人はしばし笑いあうと、
「で、その合言葉って?」
「老人は海を何て呼ぶ?ラ・マール!」
「ラ・マール?」
随分と文学的な・・・。

 園咲家では、
「お父様、シュラウドという女をご存知ですか?」
いつの間にか、その存在を掴んでいた若菜。
「シュラウド?」
「ええ。報告によると、ミュージアムを裏切り、復讐の計画を進めている女がいるようです。許せませんわ!私が、この手で排除します。」
どうやら、かつてミュージアムでの実験中の事故に見舞われたようですが。
「そう簡単に行く相手ではない。あの女はまさしく、怨念の塊だ。」
琉兵衛をして、簡単には行かないと言わせる相手・・・。
やはり、かなりの重要人物のようです。
「怨念の塊・・・?一体何者ですの!?」
「実は、今までお前には隠していたが・・・。」
意図して隠されていたとなると、尚更怪しい。

 事務所サイドは、街の占い師に、手当たりしだいに探りを入れることに。
「あの・・・老人は海を、何て呼ぶ?」
「冷やかしなら帰るあるよ!」
「怖っ!!」
また別のところでは、
「老人は・・・」
「見えるぞ!君の前世が・・・!タヌキじゃ。」
「誰がタヌキじゃ!」
スリッパで暴行を働いたり、
「老人は海を・・・」
「あなたの運命の人は、すぐ近くにいます。」
「え!?どうしよう〜!?私、聞いてない〜。」
と無駄にときめいたりしながら、収穫はゼロ。
「あ〜あ、もう軽く30人には質問したけど、全然居ないじゃん!老けさせ屋〜!」
すると、高架下で如何にもヒマそうな占い師が。
「あの人はまず無いわね。」
とハナから諦めつつも、
「でも念のため・・・老人は海を何て呼ぶ?」
「ラ・マール。」
「そう、それ!・・・え?」
まさかのヒット。
「byヘミングウェイ!」
「いた!老けさせ屋!」
「あんた、金あんの?コースどうする?」
「コース?」
「10年で10万、50年で50万、現金払い!払える?」
意外と軽いノリ・・・そして意外と大金ではありません。
「う〜ん・・・うん!」
「よーし!で、誰老けさせる?」
「え〜っと、えっと、じゃあこの人で!」
そうして亜樹子が取り出したのは竜の写真。まさに外道。
「何だって亜樹子がお前の写真を?」
「・・・俺に質問するな。」
付きまとわれているという自覚はありそうです。
 とりあえず契約が完了したところで出て行く竜ら。
「そこまでだ、老けさせ屋。署で話を聞かせてもらおう。」
「え?もしかして俺、ハメられた?ムッカ〜!」
あっさりとガイアメモリを出し、
「オールド!」
脇腹の生体コネクタに挿入、オールドドーパントに変身。
「おぉ〜!」
「これでも食らえ!」
オールドの手のひらから地面を伝い、亜樹子に向かう赤いゲル状のエネルギー。
「アクセル!」
すんでの所で竜が変身し、助けに入るもののオールドの攻撃が直撃。
「竜君!?」
「な!?仮面ライダーだと!?」
「大丈夫か、所長?」
遅れて翔太郎らも変身。
「フィリップ!」
「ああ、分かった!」
「サイクロン!」
「ジョーカー!」
オールドに攻撃を加えると、アクセルへの攻撃も中断。そのままオールドを挟撃。
「お前、俺の波動の効果が出てないな。何故だ!?」
「何のことだか分からん!」
どうやら、当人の目論見では、ここで竜が老化とかしていたのでしょうか。
「一気に決めるか!」
「ああ。」
早くもエクストリームにチェンジ。
「エクストリーム!」
「プリズムビッカー!」
「プリズム!」
また、あまり戦闘向けではないらしく、されるがままのオールドですが、背を向けたと思えば裏にも顔があり、そのまま襲いかかってきました。
「気持ち悪っ!こいつ、裏向きで襲ってきやがった!?」
何ともリボーンズガンダムな・・・。
 そして不意打ちで隙をつくると、再び表向きになって波動を放出し、ダブルに直撃。
「どうした翔太郎!?僕には何ともないぞ。」
「分かんねえ・・・何だか、急に足腰が・・・!」
左側の動きがおぼつかなくなったと思えば、そのまま変身を解除。
「エクストリームが!?強制変身解除されるなんて・・・。」
一方の翔太郎は地面に膝をつき、
「あ痛てて・・・体の自由が・・・?」
さらに、頭には白髪が。
「え?」
「そう、それが正しい反応だ。」
「貴様、何をした!?」
「トライアル!」
トライアルでとっ捕まえようとする竜ですが、
「おっと、ここはまず退くか。じゃあな!」
トライアルが始動するより先に、波動に沈むように姿を消してしまいました。
「逃げ足の早いやつ・・・!」
そして翔太郎はと言うと、
「あ〜・・・。」
「翔太郎君!どうしちゃったの!?」
「え、今何ておっしゃった?」
耳まで遠くなったようで。随分と老けこんでしまいました。
「ドーパントの、赤い波動の影響か?あの攻撃、確か前にもどこかで・・・。」
フィリップの脳裏に甦るのは、テラーの毒攻撃。確かに似ています。
「あれによく似ている!」
その時、ごく普通にそこを横切るシュラウド。わざとらしい・・・。
「シュラウド!?」
「え?」
翔太郎と亜樹子を置いて、すぐさま追いかける竜とフィリップ。
 残された翔太郎は、
「渋〜いお茶が飲みたいのう・・・。」
趣味まで爺さんに。

 シュラウドに追いついた2人。
「おい!何故、お前がここに?」
シュラウドは質問に答えず、
「あなた、やっぱり特殊体質。来人と一緒。左翔太郎はもう使い物にならない。あなたたち2人でダブルになりなさい。」
 一方的にあれこれ言い渡してきます。
「あなたは、まだそんな事を・・・!」
「フィリップのパートナーは左しか有り得ない!」
竜も何だかんだで2人を買っています。
「それでは究極のダブルになれない。」
「究極の・・・ダブル?」
「サイクロンアクセル・エクストリーム・・・そのパワーの源は、強い憎しみ。」
模様がジョーカーのままだって言うのはツッコんじゃいけないんでしょうね、きっと。
「憎しみ・・・?」
「2人で最強の戦闘マシーンになれば、あのドーパントに勝てる。そして、園咲琉兵衛をも倒せる!」
 戦闘マシーンとは・・・おやっさんの流儀とは正反対です。
「今度ばかりは、あなた達から頼むことになるわ。究極のダブルになりたいと。」
全てお見通し、といった様子のシュラウド。

 事務所では、ヒマそうな真倉がサボりに来ました。
「お〜い!探偵いるか?近くまで来たから、そのシケた面見に来てやったぞ〜!」
その翔太郎はもうシケすぎ・・・と言うか老けすぎ。
「おうマッキー。相変わらず騒がしいのう。」
「・・・誰?あのおじいちゃん。」
「翔太郎君。」
「探偵!?またまた・・・。」
全く信じていない様子。
「ちいと、肩もんでくれんかのう?」
「はい!」
「もっと強く!」
「あ〜もう・・・はい、行きますよ!」
「強すぎじゃ!」
年寄りに関しては、意外なほど面倒見が良いです、真倉。
 ドア向こうまで吹っ飛ばされた真倉と入れ替わりに入ってきたのは、切迫した様子の依頼人・よしえ。
「調査の方どうなりました!?早くみゆを元に戻してください!このままじゃ、せっかくの舞台の主役が!もう!」
 ひどく取り乱しています。」
「よしえさん、落ち着いて!犯人は分かりましたから。」
「誰です!?」
「老けさせ屋・・・と名乗る占い師。人間を老人に変えてしまう、復讐代行業者です。」
「復讐・・・?それじゃあ、うちのみゆが誰かに恨まれてるって事ですか?」
「心当たりは?」
「見当もつきません・・・。」
「久美ちゃんって子のお母さんとかは・・・?」
亜樹子の当然の思いつき。
「光子さんですか?とても親切な人ですけど・・・。」
あの感じの悪い母親。
しかし、こっちもこっちで皮肉が通じないというか図太いと言うか、そう言うタイプのようです。
「そりはどうかなぁ〜・・・?一緒に行って、確かめてみません?」
「はい・・・。」
「僕はあのドーパントについて検索してみる。翔太郎たちを、元に戻す方法も見つかるかもしれない。」
 フィリップは残って検索。
「じゃ、俺はこの辺で・・・。」
帰ろうとした真倉は、
「マッキーは、しばらく翔太郎君の世話をお願い。」
「え〜!?」
「腰、もんでくれんかのう?」
「腰!?もう・・・。」
嫌がりながらも、しっかり面倒は見てやる真倉。

 フィリップが地球の本棚に入ると、既に先客・若菜が検索中。
こうも本棚が動き回っていると事故の危険性が心配されます。
「これは・・・?」
「無い、無い・・・無い!」
「姉さん?何を検索しているんだ?」
「来人、シュラウドを知ってるわね?」
探しているのは、シュラウドについて。
が、当然のことながら妨害でも入っているようです。
「会ったことはあります。」
「どこに行けば会える!?お父様はそこまで教えてくださらなかった!」
「会ってどうするつもりなんですか?」
「あなた・・・!まだあの女の正体を知らないみたいね。まあ、良いわ。」
やはり園咲家に関わる重大な・・・。

 冴子の側はというと、加頭の手にしていたケースの中身はガイアメモリ。
それも見覚えのある、きれいなタイプ。それも、ドーパントのものまで。
「今のメモリ・・・まさか。」
「あなたよりずっと前にミュージアムを抜けた女性がかつて開発し、その後封印されていたものです。我々、財団Xが次世代型ガイアメモリとして独自に完成させました。」
 と言うと、やはりシュラウド作でしょうか。
「父への裏切り行為ね・・・。」
加頭はスプーンを落としながらも、
「でも、あなたはもうミュージアムの人間ではない。」
完全に冴子を抱き込んでしまった、という認識のようです。
 そこへ、どうやって突き止めたのか竜が。
「どうやら、私にお客さんね。」
「では、私はこれで。」
席を立つと、竜とすれ違い、両者一旦停止。何か感じるところがあったのでしょうか。加頭の方は薄ら笑みまで。
 直接冴子と接触する竜。
「ここが分かるなんて、中々優秀な刑事ね。」
「聞きたい事がある。園咲家とシュラウドの関係だ。」
「ああ・・・あの女。」
今になって知らされた若菜とは違い、こちらは既に知っているらしい冴子。

 あの嫌な感じの親・光子の家を訪れたよしえと亜樹子。
「ここです。」
「あ、みゆちゃんのママ!」
玄関先には娘の久美が。
「久美ちゃん、お母さんはいる?」
「はい!でも今、お客さんが・・・。」
そう言っているそばから、客人とともに出てきた光子・・・と思ったら、客人と言うのは他でもない老けさせ屋。
「ではまた、ご用の時は。」
「老けさせ屋!」
「おう!この間、俺を罠にかけた姉ちゃんか。」
「よくもいけしゃあしゃあと・・・このインチキ占い師!覚悟なさい。」
「覚悟するのは、そっちだろ?」
「オールド!」
人目をはばかることなく、オールドに変身。
「本日は出血大サービス!50年コース無料体験だ。婆さんになっちまいな・・・。」
そのピンチに現れたフィリップ。
「本当、最悪の人間。」
「フィリップ君!」
「許さないよ。」
「おう、勇ましいな!」
しかし、生身では逃げるしか・・・。
 そして、残った親同士。
「答えて光子さん!あなたがあの怪人に頼んで、うちのみゆの事を!?」
家の中に逃げる光子と、構わず追うゆきえ。
「ちょっと・・・ちょっと待って!」
修羅場の予感。

 オールドから逃げるフィリップ。
「ファングジョーカーなら、戦える可能性はある。」
スタッグフォンをとり、翔太郎に連絡を試みますが
「ああ、いい日和じゃのう・・・。」
耳が遠くなって、ろくに出やしません。
「探偵!電話、鳴ってるぞ。」
「うんうん・・・。」
真倉に言われて、ようやく気づきました。
「あー・・・もしもし?」
「翔太郎、ファングに変身だ!」
「あ〜?よく聞こえませんが。」
こんな時でもお約束の展開。
「早く!ピンチなんだ!」
しかし、ピンチと聞くと顔色が変わりました。
「おいマッキー、水をくれ!水!」
「ったく、人使いの荒い爺さんだなぁ!」
真倉を遠ざけ、ドライバーを装着。
「すばしっこい奴め!」
ジョーカーメモリが来るまで、ギリギリで避け続けるフィリップですが、
「ジョ・・・ジョーカー!」
気が急くばかりで手が震えて中々メモリを挿せない翔太郎。
「お・・・。」
どうにか入りました。
同時にファングメモリも到着し、ファングジョーカーへと変身。
「ファング!」
「変身!」「変身・・・。」
「ファング・ジョーカー!」
眠るように倒れる翔太郎。相当危ない画ですね・・・。
「何だ、昼寝かよ!」
現場では、
「やっと変身できた。」
変身が成功し、オールドを圧倒するダブル。

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2010年07月11日

今週の仮面ライダーW 「第42話 Jの迷宮/ダイヤモンドは傷ついて」

 まるで攻撃が通じない、というある意味で最強クラスのドーパントに苦戦する、と言うのが前回でしたが・・・。
「仮面ライダーW!今回の依頼は?」
「容疑者がお前に会いたいと言ってる。」
「あのダイヤモンドの女を見つけて、俺の無実を証明してくれ!」
刃野が窃盗の冤罪で捕まってしまった、というのが事の発端。
「ダイヤの価値って分かる?美しく、決して傷つかない。この私みたいにね!」
そしてそのダイヤの女、城島泪というのが目下悪女であり、容疑者。
「もう、本に触れるようになったんだね・・・?」
「ええ。」
若菜はもはや地球の本棚に入るばかりか、本に触れることまで可能に。
「泪は、智ではなく僕を好きだと言ったんです。」
「好きになればなるほど、最後には壊したくなる。」
「上杉の命が危ねえ!」
次に泪が狙うのは上杉誠か、と言うところで今回に続く。

 エクストリームの力をもってしても、ジュエルドーパントに全く太刀打ちできないダブル。
いよいよ打つ手なしと言うところで、トライアルとナスカの超速コンビが駆け込んできたために命拾い。
「照井!?」
ジュエルは興が冷めたと言うように、
「もうすぐ最後の仕上げ。それで、すべて終わる。」
と捨て台詞を吐いて立ち去ろうとし、ダブルはそこで不意打ち。
「ビッカー・ファイナリュージョン!」
しかし、これも通じないどころか、そっくり跳ね返されてしまいました。
その上アクセルとナスカにもとばっちり、全員変身解除。
「お前のとの決着は、必ずつけてやる・・・!」
ヨタヨタと去っていく冴子。
そこに追いついてきた亜樹子は、謎の状況に困惑。
「え、何これ!?あたし、聞いてない!」
「翔太郎・・・ジュエルの言葉を聞いたかい?」
「ああ。最後の仕上げ・・・どういう意味なんだ?」
この時点ではジュエルの情報を閲覧出来ていないはず・・・?と思いましたが、流石に本のタイトルぐらいは見てますか。

 風都署に戻った翔太郎ら。
「刃さん!」
「翔太郎!」
「城島泪が、上杉さんの命を狙ってるって!?」
「思い出したんだ。昔、あの女がやった事を。上杉誠、武田智、城島泪。前にも言ったが、あの3人は不良どもと毎日毎日大喧嘩だ。当時、巡査だった俺は・・・。」
 まだ巡査だったころの刃野は、止めに入るものの・・・。
「またお前らか!おい、喧嘩はやめろ、こら!」
逆に一発でのされていたようです。
「・・・ひでえ目に遭ったぜ。でも、奴等を憎めなかった。」
「刃野。私等が喧嘩をするのは、この街が大好きだから。」
倒れた刃野にハンカチを差出しつつ、そう言う泪。
「勝手な屁理屈さ。でも、その言葉を信じた。それなのに、2〜3日経って・・・。」
喧嘩の現場の傍らにあったペットボトル風車が悉く壊されてしまうという事件が。
「この風車はな、この子供たちがボランティア活動で作った大事なものだったんだ!誰がやったんだ?」
「刃野さん、俺らを疑ってるの?」
「そう言う訳じゃねえけど・・・。」
「私よ。」
「泪!?」
「何でこんな事・・・?お前、この街が好きだって言ってたろう?」
「好きよ。でも私、好きになればなるほど、最後には壊したくなる・・・。」
刃野を戦慄させたのが、この時のこの言葉。
「好きなものを、最後に壊す・・・?」
「ただの思い過ごしならそれでいい。でも、嫌な予感がしてな。」
「いや・・・その予感、当たってるかも知れません。」
翔太郎の脳裏に浮かぶのは、ジュエルの去り際のこの言葉。
「もうすぐ最後の仕上げ。それで全てが終わる。」
そこでまたうるさく出てきた真倉。
「探偵!面会時間は終わりだ、帰れ帰れ!お医者さんもお待ちなんだから!」
「はいはい!・・・刃さん、上杉さんの所行ってきます。」
「ああ、頼んだぜ。」
「早くしろよ!」
「あ・・体、気をつけて。」
「ああ。」
やに丁寧な翔太郎。
「お前、いつまでペチャクチャ喋ってんだよ!」
「キーキーキーキーうるせえんだよ!」
「これからは真倉様の時代だぞ、この野郎!」
「これ、美味そうだな。もらうぜ。」
「あ、ちょっと待て!俺のアイス!」
「べー!」
「あの、こっちです、こっち。・・・おい!俺のアイス返せ!」
忙しい人らだ・・・。
そして、現れた女医にはどこか見覚えがあるような・・・。

 フィリップは、地球の本棚に逆襲。
「ジュエルメモリの情報・・・。」
しかし、やはり現れて本をかっさらっていく若菜。
「どうしても、この本が読みたいのね。」
「返してくれ、姉さん!」
既にフィリップを捕まえる事も可能になっています。
「一緒に行くわよ、ミュージアムへ。」
さらに、高笑いしながらクレイドールへと変身。非エクストリーム状態ですが。
「クレイドール!」
「ここで変身も!?」
「驚いた?この場所のシンクロ率は既にお前を超えたわ!」
フィリップを適当に蹂躙し、
「来人。もうお前は私のものよ。」
ついには本棚から弾き出されてしまいました。
これでは、もはや本棚を乗っ取られたも同然。

 刃野のもとを訪れた女医の正体は、やはり泪。
「泪・・・。」
「私の事、覚えてるんだ?」
「当たり前だろ。」
「刃野・・・。」
身構える刃野。
「ちょっと待て!お前、何しに来たんだ?分かったぞ、上杉をやる前にこの俺を宝石に変えようってんだな?この悪女め!おい、おい!誰か、助けてくれ!」
 果てはパニックを起こし助けを呼ぶ事に。
同時に、窓の外は夕暮れから雷雨へ。
「何をギャーギャーギャーギャー騒いでるんだ?あ?」
泪は出てきた真倉にスイカを押し付け、その場を後に。
なんというとばっちり・・・。
 同じく、風都署を後にしようとしていた翔太郎ら。
「ちょっと待て、俺のアイス!」
真倉からアイスを奪い、女医が通り過ぎた時のことを思い出すと、
「あ・・・おい待て!」
ちょうどそこに泪が。
「待てコラ!待て!」
「本当、しつこい探偵ね。」
「また刃さんの命を狙いに来たのか?まさか・・・。」
「あんな単純で騙されやすい男、宝石にする価値もない!」
「おい、勘違いするなよ。刃さんは騙されやすいんじゃない、騙され上手なんだ。」
・・・問題はそこか?
「またそれかい。」
「昔から刃さんに世話になりながら、そんな事にも気付けねえのか。情けねえぜ。好きなものを壊す?させるか、俺が守る。刃さんも、上杉さんもな!」
「黙れ!黙れ黙れ!お前だって一緒だろ、刃野と一緒だ!コロッと私に騙されてるくせに、偉そうな事を言うな!」
 激昂し、言うだけ言って去っていく泪。
そして、どういう訳か追う意思を喪失してしまったらしい翔太郎。
「あっ、また逃げた!翔太郎君、早く追わなくちゃ!翔太郎君!・・・え?」

 事務所では、本棚での件を打ち明けるフィリップ。
「姉さんが、地球の記憶と直結できるようになった。そして今も・・・加速度的に進化している。ついには、本棚の中でドーパントに変身した。」
「でも、フィリップくんは翔太郎君と半分こずつだから本棚の中で変身できないんだよね?」
亜樹子の言動にインスピレーションを受けたフィリップ。
「半分こ・・・?」
「前来た時のシンクロ率は50%。つまり、半分の存在だった。」
そう言いながら体をすり抜ける若菜を思い出し、
「そうか!それが可能なら・・・。亜樹ちゃん、君は相変わらず天才かもしれない。早速検証してみよう!」
「え、また何かいいこと言っちゃった?私。」
すると、そこで呼び鈴が。
「はいはいはいはい・・・上杉さん!?」
訪れたのは誠。
「どうしたんです!?」
「泪から連絡が来たんです。明日、風見埠頭で会いたいと。」
「駄目ですよ!あの女、上杉さんの命を狙ってるんですから!」
と亜樹子が止めるものの、
「だとしても!僕は泪に会いたい。会って、もう一度説得がしたいんです。だから・・・一緒に来てもらえませんか?」
「・・・はい、分かりました。」
「ありがとうございます。」
誠の勢いを受けてか、同行を承諾する翔太郎。

 そして翌日、待ち合わせ場所に。
事務所組は・・・隠れる気があるのかないのか。
「あの女、きっと卑劣な罠を仕掛けているに違いないわ!」
「必ず守ってみせるさ。」
そうこうしているうちに現れた泪。
「泪・・・僕が君を助けてあげる。」
しかし、すぐさま逃げ出してしまいました。
「泪!待ってくれ、泪!」
追いかける誠ら。

 一方のフィリップもまた、あえて本棚へ。
そして即座に感応する若菜。
「来人・・・だね。」
「ええ、また地球の本棚に。今度こそ連れ戻しますわ。」
「そうか。お前と来人が揃えば・・・。」
「最終ステージへの扉を開くことが出来る、でしょ?お父様。」
同時に本棚に立ち入った2人。
「今日こそ、覚悟は出来てるわね?さあ、戻るのよミュージアムに。」
「なら、せめて最後にその本に書いてあるジュエルメモリの情報を教えてくれ!」
「フッ、お前の知りたいことはこのページに書いてある・・・フフフ。」
すると、何を思ったか急に背を向けて逃げ出すフィリップ。
「往生際の悪い!」
「クレイドール!」
今度はエクストリームにまで。
フィリップは、何を思ったか引き返し、突っ込んできた・・・と思うと
「捕まえた!・・・何!?」
クレイドール・エクストリームの体をすり抜けてしまいました。

 風見埠頭では、
「何してるの?早くこっちへ来なさいよ、上杉。」
「ああ・・・。」
止まったと思えば、どん詰まりへ誠を呼ぶ泪。
明らかな罠の香り・・・。
 そこで翔太郎がデンデンセンサーを使ってスキャンしてみると、物陰に怪しい物体が。
「爆弾が仕掛けてある!?」
「爆弾!?」
「まさか、僕を・・・?」
「罠よ!逃げなくちゃ!」
「泪!」
「上杉!」
誠を引っ張り出し、どうにか爆発から逃れた3人。
泪は・・・どうやら爆発に巻き込まれた様子。
「何これ・・・あたし、聞いてない!」
「泪は・・・僕の命を狙おうとして、逆に。」
「ミスって爆発しちゃったって事!?」
「元を正せば僕のせいだ・・・許してくれ、泪!」
打ちひしがれる誠と、何かありそうな顔の翔太郎。

 事務所に戻ると、
「気持ちのいい事件じゃなかったけど、これで一応解決ね!刃野刑事に、たんまり探偵料請求に行かなくちゃ!」
 既に終わった気でいる亜樹子ですが、
「いや、まだだ。」
「え?だって報告書書いてるじゃん!」
「まだ最後の1ページが欠けてる。じゃ、行こうか!」
「行くって、どこに?」
「報告書の・・・ピリオドを打ちにさ。」
やにハードボイルドぶって勿体ぶる翔太郎。

 向かった先は、大型フェリーの上。
すると、そこには誠の姿が。
しかも帽子にサングラス・・・モデルだから変装、と言えばそこまでですが。
「いい風ですね・・・ご旅行ですか。」
「探偵さん・・・?お2人は、どうしてここへ?」
「それが、私にも今ひとつ・・・。」
「どうしても確かめたい事があって。上杉さん・・・あなたがドーパントですね。」
単刀直入に切り出す翔太郎。驚く2人。
「え!?」
「え?いきなり何の話です?」
「そうよ!何言ってるのよ翔太郎君!?ドーパントは事故で死んだあの悪女よ!?」
「いや・・・こいつだ。」
どうやら確信を持っている翔太郎。
「ありえないわよ!だってこの目で見たじゃない!?あの女がドーパントに変身する瞬間を!」
「トリックさ。」
「え、フィリップ君も乗ってたの!?」
フィリップもいつの間にか乗船していました。
「僕らが見たのは、鏡に写った城島泪だった。」
「鏡・・・?」
「正確には、ダイヤの微粒子によって形成された結晶のシールド。城島泪の変身の瞬間、本物の彼女は君らからは見えない死角に立ち、変身ポーズをとった。」
「待ってくれ!何で、彼女がそんな事・・・?」
「脅迫されていたからだろ、お前に。」
「どうやって?」
「そいつは本人から聞くといい。・・・泪さん。」
そこには、ピンピンしている泪の姿が。
「え!?」
「生きてたのか。」
「何故、約束を破ったの!?全部言うとおりにしたでしょう!?あなたが女性を宝石に変えるたび、その現場でわざと誰かに目撃されたし、悪女だって演じてきた!」
 本人の口から衝撃の告白。
「あれ・・・演技だったって言うの!?」
「泪さんが悪く見えれば見えるほど、この男の誠実さが際立つ。全ては計算だったのさ。」
 目論見が全て明らかになった誠は、ここに来て豹変。
「あ〜あ〜あ〜あ〜、全部バレちまってるのか。だったら、もう・・・『芝居する必要もねえな。』」
泪の声のボイスチェンジャーまで所持。
「上杉・・・。返してよ!智を返して!こいつが宝石に変えたのよ!私が智のこと好きだって知ったから!親友なのに!私たちの幸せを喜んでくれると思ったのに!」
 おっと、ここに来て話の食い違いが。
誠の話では、「智→泪→誠」の三角関係だったはずが、現実には誠は蚊帳の外で「智⇔泪←誠」と言う具合だったのでしょうか。
「じゃあ、あの指輪が・・・!」
誠の指輪はやはり元人間。
「泪!君はさ、僕のこと好きだったんだろう?ん?だから、僕が子供らが作った風車を壊した時、かばってくれたんだろ?」
 何とも勘違い丸出しになってきました。
「仲間として好きだった。でも、次第にアンタが怖くなった。好きなもの全てを壊したくなる、アンタのその性格が!」
「僕はね、完璧主義者なんだよ。愛せば愛すだけ、その不完全さが目に付く。全部、消してしまいたくなる。お前の事もそうさ、泪!」
 なんというねじ曲がりよう。
「とんでもねえ奴だな、そろそろ観念しな。」
「僕を捕まえるの?へぇ・・・だったら、もうこれ要らねぇな。」
指輪を外す誠。
「上杉!お願い、智を返して!」
「断る。」
「やめて!」
制止も聞かず、指輪を海に向けて投げ捨てる誠ですが、
「照井!」
スタンバイしていたトライアルにキャッチされてしまいました。
「ナイスキャッチ!」
「竜君!」
「上杉。これで2度目だ、お前の友人の命を救うのは。」
1度目というのは、あの埠頭での爆発の際、
「上杉!」
爆発に巻き込まれようとする泪を救出したのも竜だったようで。
本当、便利屋になりましたね・・・。
「左たちに承認となってもらい、彼女の事故死で事件の幕引きとしたかったんだろうが・・・残念だったな。」
「いつから気付いてた?」
やはりきっかけは、雷雨の風都署での
「きっかけは泪さんの言葉だ。」
「コロッと私に騙されてるくせに!」
「何を騙しているのか?俺は風見埠頭で確信した。」
「泪!」
「上杉!上杉ー!」
爆発の間際、泪を助けるふりをして、実は起爆スイッチを押すという真逆の行動を取っていたというのがバッチリ目撃されていたようで。
「お前が彼女を殺そうとしたことでな。」
追い詰められた誠は、
「あーあ、他の街に行ってまた思う存分、女どもをダイヤに変えるつもりだったのに。」
「何?」
「ジュエル!」
「みんなまとめて消えてもらうしかないね。」
いよいよジュエルに変身。
「そうは行くか。」
「ジョーカー!」
「サイクロン!」
「変身!」
「サイクロン・ジョーカー!」
「さあ、お前の罪を数えろ!」
久しぶりに聞いたような・・・この台詞。
 トライアルと2人がかりでジュエルに立ち向かうも、やはり歯が立たず。
おまけにジュエルからは謎のビームまで。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 14:38Comments(3)TrackBack(9)