2010年09月27日

最終の戦国BASARA弐 第12話 蒼紅決死戦!激闘の果てに吹く風の音よ!!」

 いよいよ最終回、とだけあって見所が多く、どこから切り出したものか迷ってしまいます。
信玄に静観を求め、僅かな手勢で毛利の誇る要塞・移動式デ○ズニーランドもとい日輪を止めにかかる幸村。
 分かりきった事でしたが、水と油ですね。元就と幸村。
薩摩勢を囮とし、天陽の墜を放つ際の閃光に乗じて日輪に乗り込み、何とか阻止しようとしますが、自分の臣下の犠牲すら厭わない元就と他所の農民すら守ろうとする幸村。話し合いなんかで決着する相手ではありません。
 ならば一騎討ちかと思えば、それどころか日輪VS幸村。
まさかの単身生身での要塞止め。
 元就をして、
「何・・・だと・・・?」
とBLEACH風驚愕をさせてしまうほどの荒業です。
何かもうGガンばりに気合が入ってますからね、顔とか。
しかも気合だけで何とかしてしまうとは。真田幸村は伊達じゃない!
まさか気合一つと槍二本でどうにかしてしまうとは。
 それを評する元就も「真の捨て駒、捨て駒の理想」って。
台詞のセンスが中々キています。
 日輪を止めたらさあ一騎討ち、と思ったら謎の輪刀バリアに阻まれ、天陽の墜のミラーに張り付けられ、太陽光で焼かれる羽目に。
「熱うござる!」
で済んでしまう辺り、シリアスな笑いを誘います。
 そこからは幸村覚醒タイム。
天から降り注ぐ日輪の威光を受ける元就に対し、自らの内から燃えたぎる炎で動く幸村。
2者の最大の違いと言うのはそこでしょうね。
 覚醒した幸村は見事元就を打ち破るも、そこでガス欠。
まさか、正宗と合流ならないとは・・・予想外でした。
元就もこれは多分と言うか確実に死んでないな、と。

 こちらも小規模ながら無双を繰り広げる小十郎。
電気火花を纏い、気の高ぶりを表すように逆巻く髪は正しくスーパーサイヤ人もといスーパー奥州人。
しかもまさかの無刀取り。
 ヤクザキックに頭突き、敵から奪った刀を振るうなど、かなり荒々しくて何でもありの戦い方。と言うか見ていて怖いです。
半兵衛の言うように、本来なら何で正宗の下についているのか分からないぐらいの狂気と風格。
現実には幼少期から色々あったのですが。
 そんな小十郎と六爪の一振りに追い詰められた半兵衛は、小十郎の手で討ち果たされる事も、病魔によって時間切れになる事もなく、自ら崖の下へ。
・・・これも、見ようによっては生存フラグ。
平成ライダー的ですが、水落ちほど分かりやすい生存フラグもありません。

 新キャラもここに来ていずれも豊臣軍として追加。
石田三成に、徳川家康。
片や上杉謙信と互角に渡り合い、片や単身で九州討伐隊を相手する島津義弘と互角の戦いを見せるMSもどきを有しています。
まさかの戦国ドリル。
 実際には顔見せ程度の活躍でしたか・・・それこそ3期ないし劇場版での活躍となるのでしょうか。

 そして注目の正宗VS秀吉。
やはり秀吉は圧倒的で、最初はやられるままでしたが、こちらも急に覚醒。
小十郎の刀一振りで秀吉を倒してしまいました。尤も、それもボロボロになってしまいましたが。
主従がそれぞれ相手の獲物で決定打を与えていると言うのは興味深いです。
 城がひとつ跡形もなくなってしまう程度に圧倒されていたのに、単身で倒してしまうというのは何だかな・・・というのが正直。
 ずっと、最終的には幸村と正宗が合流して秀吉をぶっ飛ばすと言う流れになるんだな、と思っていたので、結局合流することが無かったと言うのは意外にして物足りません。
 元就と元親の事といい、出会うべき相手が出会わなかったという所が多いですね・・・個人的には。
最終回ですし、結構盛り上がったとは思いますが。
やはりピンでは物足りないと言うのが正直な所です。
 豊臣軍が倒れて、さあこれからが戦国Partyだというのも悪かないのですが・・・どうにも、盛り上がりどころを先送りにされてしまった感があります。
 新キャラ(新主人公と言う噂も)が追加された一方で、現主人公中心の話を並行させるとなると、それこそ脚本陣の技量が問われる事になりそうです。
意外と、消化されそうだったものが消化されないままになっていますからね。
 今回先送りになったものは劇場の大スクリーンでドカーンとやってしまうのか・・・と思うと見てみたい気もしますが、個人的には昨今の劇場版商法に乗らず、TVでやって欲しかった所。
 が、これだけのムーブメントとなった作品となれば早晩劇場版にはなるでしょうし。
その好機と言うのは今をおいて無いんじゃないかというのもまた事実。
このご時世で盛り上がるコンテンツを作ると言うのは意外と大変なのやも分かりません。

 それにしても、慶次は結局何がやりたくてどうなったのか・・・ありがちな最終回的演出でお茶を濁されてしまったのはもはや気の毒なほど。
これでトリプル主人公の一角と言うのは流石に無理があります。
ラストだけ主人公然としてしまったのがまた・・・。
 幸村は最後の最後で不意討ち肉体言語。
箱入り温室育ちから、世の理不尽も自身の矛盾も抱えてなお前を見て歩けるように成長しましたが、その辺りは相変わらず。
 そして正宗の号令で再び戦国の世へ、という〆。
形としてはまあ、一応の最終回と言う具合です。
 3人に共通していて秀吉らに欠けていたものとして「守るべきもの」があると言う姿勢が一貫していたのは評価に値するかと思います。
ν幸村は伊達じゃないしかり、最後の最後で逆転した正宗しかり、そして慶次も。

 最終回としては、やはり肩透かしを食らったと言わざるを得ませんね。
映画や3期といった続編ありきとは言え、2期中の因縁の決着はちゃんと時間をかけて丁寧にやってほしかったと思うところです。
秀吉と半兵衛の敗北は、もうちょっと見ている側の心に残るような退場の仕方にしてやれなかったものか・・・いう思いを禁じえません。
あんなに普通にやられるなんて。
 何と言うか、「これで終わり?」という感慨が強くて、なかなか最終回らしい感想が出てきません。
予想していた最終回的展開があんまり無かったからでしょうかね・・・。
 作品全体を振り返っても、1話の勢いには圧倒されたものの、その後は他媒体ないし1期を知る人からは「中弛み」と呼ばれる時期が続いてしまったわけで。
それならばとラストに期待してみれば若干の肩透かし。
 どうも、2期1本のみでアニメとして評価しようと思うと、辛口にならざるを得ないような結果となってしまいました。
 しかし劇場版ですか・・・。
こう、考えただけで耳が痛くなりそうな。
そんな派手な映画になりそうです。それこそ全く知らなくても面白いような。

 そして後番・・・いかにも今時な、コンセプトのハッキリしないアニメになりそうな予感。
ロボットアニメではなく、かと言って時間的にエロスでもなく、女性向けでもなさそうな・・・という。
 ビッグネームが続いたこの時間枠に、いきなり新規作品を立ち上げようという勇気は買われて然るべきだと思いますが、土曜6時の時代と同じ道を辿りそうな予感がしなくもないです。

 実は先週後半から風邪で結構体調が思わしくないと言うのも、テンション的不発感に拍車を欠けているのかも分かりません。
朝の000の時点で、脳内オーズコールで頑張ってテンションを上げて書き上げたという感があったのでガス欠だったのかも・・・。  

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2010年09月20日

今週の戦国BASARA弐「第11話 覇走豊臣大本隊! 本気の慶次、断腸の抜刀!!」

 ラスト2回、最終決戦に向けての采配と言った所でしょうか。
早いものであとは次回を残すのみなので、そこへ至る準備と言った印象です。派手な戦闘と言うのもあまり有りませんでしたからね。
 メインイベントと言うと、やはり慶次の脱落でしょうか。
ナウシカが王蟲に轢かれるシーンそのままの構図で脱落。
「その者、青き衣を纏いて・・・」
となると正宗なので人違い。
 ようやく秀吉に己をぶつける気になったか・・・と思えば剣を捨てて大の字で説得。
何しに出て来たんだろう?とか言うと流石にマズいのかどうか・・・しかし、そう思ってしまうのも事実。
結局のところ、正論を言うだけで何かを心底ぶつけているという印象が持たれないままで・・・利家相手にはぶつけられて秀吉にはそれが出来無い、ってなるとどうにも尻切れトンボと言うか中途半端と言うか。
あまり、慶次周りのストーリーが完成しないんじゃないかという印象があります。
アニメの2期だけ見てる身としては、ねね云々の事も分かりませんし。
 メディアミックス形式なのですから、それこそ別の媒体で慶次主体でジックリ描いてやればどうだったんだろう、と思わざるを得ません。
このアニメにおいては、尺を食う割に得られる結果が小さく思えて。
 メディアミックスってのが必ずしも悪いものだとは思いませんが、やるのならばそれらのうち1つの媒体だけでもそれなりの満足を得られる作品にして欲しいと思います。複数跨がなきゃならないってのは、この時間枠に貼りついている身としては・・・。
 潔く別進行にして、他のところに時間を割いてやれば1クールでももう少し完成度を高められたのではないかと思います。
小十郎と正宗の再会にしたって、結局小十郎は待っていただけで佐助が平然と助けてくれたってんじゃなく、個人的にはもっと劇的なものを期待していた訳ですし・・・正直なところ拍子抜けと言うか。
やはり1クールってのは流石に時間が足りないと思いますよ。

 戦闘って言うと、「伝説の忍」風魔小太郎と猿飛佐助の争いぐらいでした。
それにしても小太郎、アレは人間なのかどうか・・・。
1人だけ忍術のレベルがNARUTO並の威力。大した忍だ・・・。
 と言っても争いありきで出て来たのではなく、そこに佐助らが居なければ、ただ宝刀をかすめ取って行くだけの役割だったのですが。
松永久秀も、結局は豊臣とも適当に付き合って、目当ての品が手に入ればドロンという・・・何がしたかったのかは分かりますが、何のために出て来たのかはイマイチ分からない人でした。
 出てきて何か難しいことをブツブツと言ったと思えば、トドメを刺さずに寡黙な部下とともに謎の方法で姿を消してしまう。
何だか特撮モノの悪役幹部が序盤から中盤にかけて取る行動のような・・・。

 そして何よりのインパクトは、安芸の改造要塞・日輪の驚異のメカニズム。
まさかのソーラ・システムでした。
富嶽の時点であり得ない口径の主砲を搭載していたと言うのに、この天陽の墜は地盤ごと敵を蒸発させるという驚きの技術。
 しかして、デザインとギミックが妙なセンスで凝っているので、驚く反面ちょっとした笑いが込み上げてしまう所ですが・・・。
 敵である秀吉が人間離れしていると言うなら、こちらも人間の手の届かぬ存在、太陽をぶつけるという、ある意味で合理的な発想です。
ただこれ、天候に恵まれなかったり夜襲をかけられたりしたらどうするんだろう・・・と思ってしまう所ですが、当の元就は自身こそ日輪の寵愛を受ける者とか思っているようなので、天候については絶対の自身を持っていそうです。
精密照準さえあれば沖合からでも撃てそうですし。
 それにしても元就、そう言えば2期に入ってから元就自身が生身で戦ったのってOPと、あとは今回赤川を斬り捨てたのみですよね。
何だか微妙に物足りないような・・・個人的には、あの珍妙な円形の刀をどう使うのか気になるのですが。
それは1期を見ろって事ですか、そうですか。
 尤も次回、幸村はそれをどうにかして止めなければならないという状況になるようですし。
もしかするとその時に出番がまだあるかも知れません。3期にも続投する可能性大ですし・・・噂によると、人気投票の中間発表で2位でしたっけ。
出番の割りに凄い人気です。
 何せ立ち位置はハッキリしていると思います。
自国の安寧を第一に考え、敵の損耗はおろか自軍の犠牲もやむなし、利用出来るものは全て利用するし必要なくなれば切り捨てる、他所の者はおろか身内だって信用しない、裏切りも間者も織り込み済み・・・という。
どこまでも冷静冷徹です。
 何故そんな事をするか?というと自身が日輪の威光を受けるもの、すなわち太陽の子(違)だから、と。
他の武将のように、自分が天下を取りたい、取るべきと言うのではなく「取って当然」と言うような。戦後のヴィジョン云々以前の問題。
中々、他と一線を画した感があります。

 幸村は、信玄といった大物の背中を追いかけるのではなく、その背中の先を見据えなければならないという事をここにきて理解。
信玄子飼いの若虎ではなく、そこに並ぶ甲斐の虎となるという目標を持ち、先ずは元就率いる日輪の阻止。
 一方、元親は自身の弔い合戦と暴れる弟分らに加勢するため大阪城へ。
そこにビッグネームが残っていない事を考えるに、そのまま突破合流して毛利軍と対決するという格好になるのでしょうか。
 元親と別れた正宗は、小十郎と感動の対面。
失態を詫びる小十郎に
「そんな事はいい。よく戻った。」
とだけ言うのが格好良い・・・。
が、合流はせず正宗は引き続き部下を率いて小田原へ向かい、秀吉を迎え撃つ格好に。小十郎は正宗の背に傷を与えた半兵衛にケジメをつけに行く格好に。
 ようやっと再会したと思えば、意外とアッサリ別行動となってしまいました。
最後に正宗の隣に居るのは幸村だという公式カップル認定のような物でしょうか。
「上等!こっちはいつでも死に装束だ。Come on!」
って言う台詞がやけに格好良いです。いかにも戦国の武人って言う。
 こうして、ラストの対戦カードがうっすらと見えてきましたが、最終的に秀吉を破るのは正宗と幸村になると考えれば、位置と進行方向を考えるにその裏で元親VS元就となるのでしょうか。
 幸村が日輪を前に苦戦しているところに
「おッと兄さん、ソイツの相手は俺に任せてもらおうか。」
と言った具合に元親が現れるのが多分ベストかと。
 とは言ったものの、最北端と最南端にはこれまた重要そうなキャラとMSみたいなのが出てきているので、これらの介入も気になる所ですが。
3期云々は置いといて、弐は弐でキッチリ決着をつけて欲しいと思います。  
Posted by jerid_and_me at 17:09Comments(0)TrackBack(6)

2010年09月13日

今週の戦国BASARA弐「第10話 復活の若き虎! 改造大要塞・日輪の脅威、東へ!!」

 つい最近、このアニメが実は1クールで終わるという事を知りました。
納得のクライマックス感ですが・・・折角の売れ線人気作品を1クールでやるってのは勿体無いような。
私も存外気に入っているのですが・・・少々ばかり巻きすぎでないか?と思う所です。
 内容としては、ようやく再起した幸村に、怒涛の勢いを見せる伊達&長曾我部連合。
またしても孤高の謀略を見せる毛利に、いよいよ東を攻める豊臣と言った具合。
 メインイベントは、ここまで不調の続いていた幸村の再起でしょうね。
未だ心は信玄の膝下にあり、正宗の背中を追い、また戦場にあっては相手の将兵の事や、それに対する自身の正しさについて思い悩んでしまう幸村。
 つまり、心はいまだ一軍の将として自立できぬまま、戦国の世における自身の客観的な正しさについて思い悩む、という中途半端な状態にあったところを抜けだした、とでも言うのでしょうか。
 それをさせたのは、島津義弘の言葉。
私のような視聴者が、
「何かよく分からないけど、幸村には何かが足りない」
などと感じていた所に見事にズバッと言ってくれました。
 客観的な善悪ではなく、自分自身の譲れぬもの。そして、戦乱の世の先のビジョンを持てと言うもの。
信玄の臣下として武勲を上げる、と言うだけではいけない所まで来ているのだと言う風にステップアップをさせてやりました。
 が、幸村の優しさを評価。
それゆえに目の前の民草や敵兵などに気を取られ迷う事もあるが、本当に強くなるのはそう言う男だ、と。つまりハーフボイルドで良いと。
島津義弘・・・南国のナイスガイでした。
 戦力的にも、老体でしかも手負いの筈ながら尋常ならざる強さですし。
これまた人がゴミのようです。

 その志を受け、幸村が向かったのは毛利。
薩摩に豊臣との連合軍を放置し、自身は安芸へ戻って改造要塞・日輪で出陣。
九州北部の豊臣勢の刺客をかわすためとは言え・・・毎度ながらやる事がえげつないです。
 が、この元就もまた「安芸の安寧」という譲れぬものの為に徹底を重ねる愛国鬼のような武将。
 次のステップへの方向性こそ見つけたものの、具体的な己とそのビジョンは見つけていないであろう幸村に止められるのか・・・珍しい組み合わせなだけに、これは次回に注目です。

 伊達&長宗我部連合は、本当に見ていて爽快感が凄いと言うか・・・
案の定、松永久秀の待ち伏せにあってあちこち爆破されたと思えば、馬で崖を飛び越し、久秀に向けて猛進撃。
途中、配下らが次々と脱落していくものの、まったく気にする様子なしに2騎で突っ込んでいく様は圧巻です。
 元親も久秀には因縁があり、2人同時に因縁に決着をつけようかと思えば、小十郎は結局連れられておらず、しかも掌からの謎の爆炎により墜落させられるというまさかの展開に。
そりゃあ史実的にも爆破キャラで間違いないでしょうけど、こんな紅蓮の錬金術師みたいな・・・。
 もっとも、それでも2人ともピンピンしているのには流石に驚きました。
結局、小十郎も取り戻さず八つ裂きにする事もなくスルーしてしまうとは。
ちょっとばかり肩透かしという印象です。

 豊臣勢の方もいよいよクライマックス(半兵衛の寿命的な意味で)。
秀吉、実は半兵衛に迫る病魔に気づいており、しかして無理に止める事はせずに
「日の本を統べたら少し休め。」
とだけ。さらに、
「我が気づいておらぬとでも思うたか?我にはお前が必要だ。」
出陣を目前にして、背中越しのラブコール。
これは何とも・・・。
 他の武将間のが、よく言われているようにボーイズラブだと言うのなら、これは寧ろゲイと言った響きの方が似合いますね。新宿二丁目的な。
いやソッチの界隈は別に詳しか無いのですが・・・モーニングでやってるアレみたいな事実婚的な雰囲気が。
 蒼白の病青年って言うとそれこそBLじゃないのかと言われそうですが、これも実に覚悟が据わっていますからね。少年などとは違うかと。
・・・何を語っているんだろう、私。
 とにかく、仮面キャラでありながら、その下に見える目は誰より覚悟した目って言うのは何だか良いと思います。
あの、喀血の現場を目撃した部下に命令する時の目。
 あとお互いが双方向で尊重しあっていると言うのも。
2人とも目指すビジョンは同じで、それにはお互いが必要であることと、それを実現することが譲れないものだと分かっているから秀吉も分かっていて止めないし、半兵衛も降りない。
 作中ではこの2人のビジョンが一番明確で、かつ関係性の面でも強いんですよね。さて、ダブル主役はこれをどう打ち破るのか。
慶次にはあまり期待していない私・・・。
 半兵衛は最期まで今のままとは思いませんし。いよいよ小十郎が動かされる時が来ますか。
秀吉は甲斐・越後と伊達&長宗我部、さらに事によっては毛利と幸村に挟撃される格好となりますが、果たして。

 今回は、その他細かいところだと、日輪のデザインが何だか凄いことになっているな・・・とか。
山を割って変形しながら出撃なんて。しかも移動遊園地か何かかと見紛うばかりの造形。およそ戦闘要塞には見えません。
さすが具足がオクラの人はセンスが違う・・・。

 相変わらず伝わらない次回予告。
まあ、いよいよ決戦の様相を呈すると言うのは分かります。
 それにしても、後番が何だかダメそうな・・・。
イロモノ臭がするのと、ロボが申し訳程度になりそうな予感。  
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2010年09月06日

今週の戦国BASARA弐「第9話 竜と鬼 尾張の激突!爆走!伊達・長曾我部連合軍!!」

 今回は、久々に何か凄いものが見れたぞ。という一言に尽きますね。
この手の高機動タイプ同士の激突と言うのはかなり久々と言うか珍しいように感じますが、まさかこれほどとは・・・。
 何かもう、ドラゴンボールのようでもありますし、ガンダムWの劇場版であんな戦いを見たことがある気がしますし、元親はやっぱりエウレカセブンみたいな動きですし・・・これはボンズじゃなくてIGなんですけども。
 それにしても、この戦いって何気に両者とも眼帯なんですね。
片や右腕を貸出中で片や陸に上がった海賊と、互いに視界その他がかなり限定されているでしょうに、凄まじい動きです。
元親なんて、あれだけ飛んでたらもう海も陸もないでしょうに。
 そして戦いが盛り上がってくると、完璧な統率の「アニキ」コールの長曾我部勢に、これも「筆頭チャチャチャ」で応じる伊達勢。
なんて面白い人達なんだ・・・と素直に思ってしまいました。
合戦って言うか、完全に一騎打ちとあとは応援なんですから。
もはやサッカーの試合か何かに見えます。
しかし「珍走団の頭」とは・・・外れじゃあ無いにしろそれは禁句というものです。
 いよいよ六爪が抜かれるなど、戦いが過熱してきた段階で、ようやくお互いにその正体を理解。
すると、アッサリ打ち解けてしまう辺り、相当近いタイプだったようです。
 が、どちらも自分がいいカッコをしたい性質のため、本隊の座を争うことに。


 そんな試合の裏で、やたら陰湿な長台詞の松永。
小十郎を殺しさえしなければ、何をしても良いという契約だそうで。
どことなくスケベに感じるのは私の頭が傷んでいるんでしょうか。
 それで案の定、今度は小十郎の安否をチラつかせてみせるとは。
どこまでも陰湿と言うか・・・結局、あっけなく倒されるんだろうという予感。

 陰気といえばこちらも大概、安芸の毛利。
どうやら長曾我部の富嶽を回収し、自分たちの戦力として対豊臣の切り札とする・・・という計画のようで、「計画通り」との事ですが。
 その程度は、やはり豊臣の半兵衛にも知られている様子。
元就がそんな分かりやすいかませ犬だとは思いませんが・・・この流れは少々不安です。
 それにしても、部下の扱いのひどい事です。
あんな人の下で働いてたら一月ぐらいで胃に穴が空きそうですよ。
 対する半兵衛の方もだいぶ限界が近いようですし。
この人はもう「君の統べる世界を見たかったよ」と言うのが決まってるんでしょうね。

 南国の幸村は相変わらず難航。
いつまでも信玄の背中を追いかけ、正宗を想い焦がれる日々。
これは箱入り娘もとい息子などと呼ばれても仕方のない事です。
 しかし、やたら飛ばされたりと言うのは初期のノリが戻ってきた感じです。
お約束のワカメまで・・・。
正宗も、幸村のことをどうしようもなく暑苦しいなどと言いながらピュアーだとか気になっている様子。お前らどこまで両思いだ、と突っ込んだら負けな気がします。

 前田勢が北へ向かったり、毛利は南へ向かったりと。
話がどんどん日本全土に広がってきたな、という感があります。  
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2010年08月30日

今週の戦国BASARA弐「第8話 友垣との哀しき再会 猛執刻まれし日の記憶!」

 初っ端から慶次メインなので、どうもちょっとテンションが下がってしまった・・・と言うのが正直なところです。
出奔した所でさらに謀反を起こし、家督を奪って前田家当主となったという言い分ですが、そこからしてどうにも三文芝居で。
 そして何を言うかと思えば「前田は何処の軍にも与せず戦いをしない」という物。
目の前の人を幸せにして自分も幸せに。
そう言う人が集まれば平和な国に、と言うのは尤もかもしれませんが、心ない他所の国から攻められてしまえばそれまででしょうに、と言うところです。
 人には誰しもほころびがあって、弱いから助けあう。
同日の朝にWで感動した身としては、それは賛同すべき所ですが・・・その後に続く「愛する人を守るために立ち向かえばいい」というような要素が足りないように感じてしまいます。
タフでなくては生きていけない、優しくなければ生きている資格がないとはよく言ったものです。
 秀吉と慶次の2人、あんまりにも両極端が過ぎるんですよね。
それでお互い相手の方向性を全く認めないものだから何とも。

 そんな2人ですが、過去の重大な出来事と言うのがようやく明らかとなりました。
かつて、腕試しに明け暮れた荒くれチンピラもどきだった2人は相手の選定を間違え半殺しの目に。
 その時の無力感がきっかけだったようですが・・・そのきっかけと言うのが、他でもないひろし・・・もとい松永久秀。
毎度のことながら嫌な人ですね。
 しかし、その久秀を戦力として迎え入れるのも秀吉。
それだけなりふり構わないと言う事なのか、それとも何か意趣返しの用意でもあるのか・・・。
あれだけ個性的な相手を忘れてしまう辺り、久秀も案外抜けているのかも知れませんね。
 それにしても過去の秀吉・・・小さいですね。
アレでまだまだ成長期だったのでしょうか。

 秀吉と慶次が、富国強兵に理想郷とまったく水と油の主張をしている一方で、他の武将もあまりビジョンと言うものを持っていないんじゃないか、という疑惑が。
 特に幸村は、まだ信玄の背中を追うばかりで、目の前の事も決断しきれていないという現状。
遠く薩摩まで出て来たは良いものの、まだ親離れや自立と言ったものには遠そうです。
 正宗にしたって、とりあえずは小十郎を取り戻さない事には、他の事はそう考えていないように見えます。
先ずは出て行った女房役を連れ戻すのが先決と言った具合で。
 そこで、まさか陸に上がった長宗我部とかち合ってしまうとは予想外。
上手くやれば心強い味方になりそうな物ですが・・・タイプも少々似てると思いますし。

 そう言う、諸武将が迷走しているかのように見える中で、意外な評価をされているのが安芸の毛利元就。
基本として目的は自国である安芸の安寧のみで、他所の国に与する事もなければ攻められるも良しとしない。やはり中立と言うのはこういう物だ、というお手本のような例。
 自国のために他所の国へ敵軍を誘導するなど、相当えげつない事をしていますが・・・あくまで武士でも何でもなく、国の主というスタンスを貫く。
それはそれで筋が通っている、とは島津義弘の弁。
 半兵衛の焦りと不調を目ざとく感じ取り、虎視眈々と豊臣の内にいる元就が何をしでかすのか、と言うのが現状の豊臣を突き崩す穴となりそうな予感です。
 そのくせ、自国の兵にも大概容赦しないと言うのがまた凄まじい所ではあります・・・凄いんでしょうけど上司にはしたくない相手です。
 半兵衛はやっぱり労咳持ちか何かでしょうか。

 次回、結局正宗VS元親。
元親が何か、カットバックドロップターンでも繰り出しそうな勢いです。  
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2010年08月23日

今週の戦国BASARA弐「第7話 最南端・薩摩の地へ! 幸村、新たなる漢の出逢い!」

 第7話、早いのか遅いのか分かりませんが幸村らが九州上陸を果たしましたよ、と言う話。
いち兵士のように情に任せた結果として小山田を失ってしまったことを悔いる幸村。
 小山田、モブキャラかと思いきや武田騎馬隊の中でも髄一幸村を買っていた男のようで。
明らかに分が悪いと知りながらも幸村の「長宗我部に加勢する」という命令を飲んだのは、それによって犠牲になったとしても、それで幸村を一段成長させられるなら・・・という覚悟があったのでしょうか。
 死を覚悟し、己の見込んだ男のために圧倒的な数の敵陣に突っ込んでいった小山田・・・何とも漢ですね。
モブキャラとか言ってすいませんでした。
 しかして、当の幸村はと言うと失意のどん底・・・。
死んだ部下やお館様に謝り通しなところを見ると、彼は武将の器では無いのでは・・・などと思ってしまいます。
 が、多くの人に期待されているのは間違いなし。
こういうタイプの主人公が、自分の行動に疑念を感じ始めると言うのは割りとあることだと思いますが、7話でそれをやるのは中々ハイペースだと思います。
そういう意味では期待できるんじゃないか、と。
・・・しかし、これって一体何クールの予定なんでしょうか?

 そんな事を考えているうちに、薩摩にて宮本武蔵と遭遇。
何と言うか・・・予想以上にアホっぽいと言うかガキっぽいと言うか。
今日び宮本武蔵って言うとバガボンドとかのイメージが強すぎて。
これじゃ、どうしても「MUSASHI-GUN道」だなぁ、と。
 しかも汚い・・・こういう事言っちゃアレなんですけど、こういう小汚いキャラってどうやっても腐女子人気に繋がらないんじゃあ・・・?
それとも、この作品は存外ソッチ方面を意識していないとか?
いや、それは流石に無いと思いますが・・・夕方と言うことで少年人気を狙ったのか、それとも。
 戦い方が外道で、それゆえにまた幸村のバカ正直さが際立つ格好となりました・・・。
吹っ飛ぶ幸村を、武田と薩摩両軍の兵がぼーっと見送っている画がツボに入りました。
 で、その武蔵が「じっちゃん」と呼ぶ薩摩の長が島津義弘。
島津・・・って名前だけ知ってる気がします。
ハンモックで焼酎あおってたりとか、どうも九州が誤解されているような、いないような・・・?

 伊達勢は大阪に向かう途中、甲斐を通るにあたって豊臣の待ち伏せに遭う格好に。
しかも、姑息にも武田軍になりすまして、武田との対立を狙うという手に。
 もっとも、これは信玄本人の介入によって無に帰する事になるのですが。
幸村に対し、一国の主である正宗もまた信玄に買われているようですね。
東日本を縦断する防衛網の構築に一枚噛まないか、と誘われるも、やはり小十郎を取り戻して秀吉に仕返しするのが先決・・・と。
何とも命知らずと言いますか。
 ところで今回の正宗は、アップの止め絵が多いですね・・・。
OP直前とか、異常な跳躍力といい無駄に劇画調なところとか。カッコいいけどどこか笑えてしまう画です。
 小十郎もまた、正宗の無事を信じるとともに、半兵衛の焦りに勘づきつつあります。
その半兵衛の口から出た「新兵器」発言・・・余程強力なモノのようですが、果たして何を持ち出すつもりなのか。
豊臣の時代に出て来た新しい兵装って何かありましたっけ?
 その豊臣方には、裃姿で前田家当主として現れた慶次。
何とも、話が色々と予想外に動いていて面白くなってきました。
 結構、最初からクライマックス感が続いています。
EDが変わるのもやけに早いですよね・・・半クールでチェンジとは。

 今回は書くことが少なめなので書いてしまいますが、この作品って秀吉をラスボスにすると、どうにもスッキリしないような・・・という不安があります。
何と言うか、秀吉って別に悪人でもないじゃないか、という。
 徴兵や侵略をはじめとして確かにやることが極端で、しかも戦力はまさしく規格外のバケモノですが、やり方その他の問題だけで根本的には悪人でも無いだろう、という。
海外は実際に結構大変なことになってたんでしょうし。
 最終的には幸村と正宗のダブルアタックでラスボスをブッ倒して終わり・・・という作品という印象なのですが(今のところ)、これじゃあそう言うパーリィ的な展開で倒してもスッキリしないんじゃないか?という。
 もっとも、来週辺りに控えているであろう「新兵器」の概要とか、歴史の授業で時々感じた「小物感」が出てくるなりすれば分かりませんけどね。

こんなふうに書いてますが、このアニメには存外期待していたりします。  
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2010年08月16日

今週の戦国BASARA弐「第6話 脅威の豊臣・毛利同盟!海原を裂く覇の豪拳!!」

 瀬戸内の戦いも開幕し、盛り上がるのか・・・と思ったら意外なほどあっけない結果となりました。色々と。
毛利と結託した豊臣を単軍にて迎え撃つは四国の長宗我部。
 その長宗我部の誇る巨大要塞・富嶽には、明らかに戦闘要員とは思えない老人や女子供まで。
それは豊臣の戦力拡充などの犠牲になった人々。懐の広さを見せつける元親ではありましたが・・・。
 結果としては、この1回で大敗。
完成した富嶽を引っさげて、さんざ大きい口を叩いていながら、ほぼ一方的にやられてしまいました。
 いや、毛利の水軍をゴミのように蹴散らしていたので、結構な損害は与えていたのかもしれませんが・・・。
何せ、豊臣があんまりにも規格外でした。
単騎での戦力も、その他雑兵の物量も。

 とにかく、秀吉があんまりにもバケモノです。
パンチ一発で、半径数キロはあろうという海域の海水をすべて押し出してしまうという異常なまでの能力。
水平線が、完全に地平線へと変化していましたからね・・・。
こんなの、もう核爆弾とかそう言うレベルですら無いエネルギーです。戦国ドラゴンボールです。
 他にも、同じく拳で地形を変えてしまったり、11尺=3.33メートルもの口径をもつ大筒の直撃弾を軽々と防いでしまうとか。
これはもう流石に、人間じゃありません。
それだけの口径をもつ砲弾を、片手で受け止めるとかもうサイズ的に異常。久々に、巨大な秀吉の再来です。
本当、サイズが自由自在なんですね。今回は限りなくマキシマム。
 いくら富嶽が巨大であっても、巨砲を搭載していても、陸上運行が可能であっても、秀吉が出てきたらそれだけで相手にならない。
何とも恐ろしいパワーバランスですよ。
もう秀吉ひとりが海外に出ていけば、普通に世界征服できるんじゃないでしょうか

朝鮮進出ぐらい屁でもないでしょう。
それとも、海外は海外でもっと凄いのが居るとか?地球があぶない・・・。

 そんな相手ですから、元親はもう普通に一方的にやられてましたね・・・。
前回予告の段階では面白くなりそうだ、何て思っていましたが、蓋を開けてみれば圧倒的。
 何だかんだ言って、勝敗を分けたのは決定的なスケールの違いだったようです。ヴィジョンも、見た目的にも。
しかして、自分の仲間や自分を頼って集まった人々を迎え入れると言う意味では、これもまた器では無いのかと思うところですが。
 大砲の効かない相手では、槍なんぞ通るわけも無し。
これはまあ・・・仕方ないですよ。
元親は、割りと慶次とか寄りの考え方なのでしょうか。
世界とか広いところまでは見ていませんが、仲間は厚く面倒を見ると言うか。
農村がひたすら苦しくなる秀吉のやり方よりは良いんじゃないか、とは思います。
 が、現実問題として完敗し、富嶽も炎上・・・。
OPにもEDにも出てきて、どうやら1期からの継続キャラ。
そのぐらい主要な人物の筈なのに、こうも早く駄目にされてしまうとは。

 そこに加勢してしまう、またしても甘ちゃんの幸村。
数的にも、完全に焼け石に水なのですが・・・。
幸村と佐助辺りは割りと頑張ったんですけどね。小山田はどうにも地味と言うか。
結局、幸村の活路を拓こうとするも半ばで倒れてしまいました。
なんというアムロの無駄遣い。
 またしても、幸村の甘さゆえの過ち。さらに犠牲。
予告を見るに、どうにか九州へは先回り出来ているようですが。
この犠牲で、幸村はいかな方向に成長するのか。それが注目すべき所でしょう。
 対となる正宗は、この隙を突くような格好になりながら一路大阪へ。
正義感を押し殺せない甘ちゃんの幸村に、相手の虚を突く気も手柄の横取りをする気も満々の正宗。かなり対照的なところがある2人ですが、さて次に秀吉と相対するのはどちらになるか・・・。

 慶次はというと、再び加賀へ里帰り。
何やら騒がしいと思えば、利家がこの間の怪我をおして職務を全うしようとしていた所、まつが熊にどつかせて止めたという驚きの展開。
 利家のタフさに驚かされるのはこれで2度目ですが、まつの容赦の無さには驚きです。
それでも本作一ラブラブなのは凄いとしか・・・。
 理想を追い求めて相変わらず迷っている慶次に、自分たちは何があっても家族だから、と言ってやる利家が男前過ぎます。
苦労が多くて、同時に愛妻家であり家族を大事にする中間管理職というイメージが定着しつつあります、利家。
家的にもそこそこ近所なので、是非良いようになって欲しいものだと思います。

 次回予告では宮本武蔵が。
宮本武蔵で、声が浪川さん・・・どこの「MUSASHI-GUN道」ですか。
あの伝説の作画崩壊アニメ・・・狙ってやってるんでしょうか。  
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2010年08月09日

今週の戦国BASARA弐「第5話 誓願の刻印!独眼竜対軍神 人取橋の対峙!」

 前回はお市と幸村の話がメインだったので、今回は伊達勢の話がメイン。
前回、秀吉との戦いにて生き延びた正宗ですが、その戦いの過程であの六刀流・・・六爪のうち一振りを紛失してしまったようで。
 一本ぐらい無くとも大丈夫と言いながら、手をつけたのは小十郎の残していった刀、黒龍。
この決断に到るまでには過去の「人取橋」での戦が尾を引いているようで。
 これが何やら複雑な話で、初見では中々理解出来なかったものの・・・。
いきなり回想シーンで腹をかっさばいて死のうと言う小十郎に、右腕を負傷した正宗。
主君に怪我を負わせた責を負って、腹を切って死のうと言う建前でしたが、最後まで見てみるとまあ何となく・・・。
 同時にそれは、黒龍にあの文字が刻まれたその時のエピソードの様ですが、刻まれているのは「梵天成天翔独眼竜」でしょうか?
字は読み取れたものの、意味がどうにも読み取れません。
それを見た正宗から怒りが引いて、思わず笑みがこぼれて「お前にはかなわねえ」と思ってしまうような内容であるようなのですが・・・。
 頑張って調べてみたら「梵天」ってのは雰囲気的にも仏教用語だと分かりましたが、どうやら正宗の幼名。
で、それが「天翔独眼竜」になる、と。そういう意味でしょうか。
 つまるところ、まだ当時は子供扱いしている所があった正宗が、小十郎を斬って失う悲しみを知ることで一人前の「独眼竜」になる、と言ったことを刀に刻んでいたというような・・・そう言う解釈で良いのでしょうか。
いっそ誰か詳しそうな人に聞いてしまいたいのですが。
そこまで考えていたんなら「かなわねえ」ですよね、確かに。 
 しかし、小十郎が思っているほど子供ではなく、小十郎も含めて伊達軍は1人も死なせない・・・と。
何とも大きなことを言うもので。
 こう言う、明らかに年下らしい主君ポジションのキャラがこう、その器の大きさを垣間見せるシーンと言うのは基本的に鉄板だと思います。
しかし、骨まで達する傷を受けた腕で殴るとは・・・何ともまあ。

 そして、右目はまた今も失われたものの、欠けた六爪の一振りとして小十郎を伴っていざ大阪・・・と言うところで上杉軍が現れたのには「何と容赦がない」と思ったものですが。
 実際には、逸る伊達勢をクールダウンさせるための策。
意外と正宗を買っているらしい、という側面が見えました。
慶次に対する振る舞いといい、実は結構面倒見が良い年長者ポジション。
幸村と等しく、後の天下人に相応しい器と見ているようです。
 正宗も結構ガキ扱い・・・まあ、空気は暴走族とかそんな感じですから。
謙信に付き従う人らは大変だな、とは思います。
その甲斐あって、リフレッシュしていざ小十郎奪還へ、と相成った訳ですが。
 その小十郎のもとには、わざと掠め取ってボロボロに折られた六爪の一振りが。
「焦らして結果を教えないような真似はしない。」
などと善人ぶっておきながら、死んだことにして手篭めにする気満々。
やっぱり大した外道です。急ぐ人はやることが違う。
 このままだと、正宗が到着した所で
「主君を信じきれず、一度でも討ち死にされたと思ってしまった自分がどうして帰られましょうか。」
と、それこそ腹でも切らんばかりの展開になってしまいそうな。
そこでまた一喝しちゃうんでしょうけど。何とも鉄板展開の匂いがします。

 かすがが遠距離から視認できる程度のピンクオーラを撒き散らしたりと、脇っぽいキャラも活躍。
無駄にきれいな動きの謙信とか。
遠くから見ている伊達勢の地味なリアクションにもウケます。
 当の慶次はって言うと、やっぱりどうにもならないのですが・・・。
戦国乱世にあって、戦を否定するって言うのは共感が得にくいだろうと言うのが道理。
 親しい人間が集まってつましく平和に暮らしていれば、それだけで良いじゃないか、と。言いたいことは分からなくも無いのですが、それが出来たら苦労はしない、と言う話でしょうしね。

 九州へと向かう幸村も、甘ちゃんゆえに通りがかる農村の現状につい目が止まってしまい、アムロ声の小山田も「世話の焼ける上司だなぁ」などと思っている事でしょう。
そのため、四国へ向かう豊臣の軍勢に追いつかれてしまう格好に。
そして出た、出先でも「お館様ぁぁぁーっ!」
相変わらずと言うか・・・。
 慶次ほど夢を見ていないにせよ、それゆえに目前の困った人が放っておけなかったり、先が見通せない事に迷ったり。
このトリプル主人公体制は結構、三者三様の色があります。

 瀬戸内海を挟んだ戦いも開幕し、いよいよ本格的に盛り上がってきました。
これでOPに出ている主要どころは出揃ったと言う格好になりましょうか。
・・・それにしても長曾我部、こっちは伊達勢のようなスタイリッシュさのない、本物の荒くれ集団の気配。
 対する毛利は、静かに敵戦力を讃えた上でどう出るのか。
この作品で海上戦を見るのは初めて。船上での秀吉との戦いもあるようで、パワータイプ同士っぽいとあっては面白くなりそうです。  
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2010年08月03日

今週の戦国BASARA弐「第4話 安土城の亡霊!? 幸村を襲う嘆きと魔の咆哮!」

 毎度のことながら長いサブタイです。
今年はライダーの方も長いので、それなりに慣れたつもりではありますが。

 今回は慶次よりも、真田幸村と伊達政宗のダブル主人公よりの話でした。
安土城跡付近に野営を張る幸村率いる武田騎馬隊は、怪奇現象など大して気にもしない様子で寝にかかるなど、どこまでもタフ。
流石は精鋭ぞろいと言うべきか、それとも主君からして巨漢のタフガイなので、そういう所が似るのか。
 そんな中で様子を見に行ってしまう幸村がひとりでナイーブなのか甘ちゃんなのか・・・いや、恐らく両方でしょうね。
お市と言うのは誰のことかと思えば、他でもない織田信長の妹。
この作品的に言えば悪魔の妹と言った所でしょうか。
 とりあえず、兄に比べて常識人で、そのため兄に殺されたと言う所・・・で合っているのかどうか。
意外と不親切な所がありますね・・・このアニメ。
私自身が不勉強なのでアレですが。
 さらに、どうやら1期の生き残りらしい松永久秀とか言うのまで登場。
流石にこの手の武将まで来られると名前さえ知らない・・・。
そのくせ声はひろしこと藤原啓治。本当、豪華なアニメです。
 が、調べてみるとこの松永久秀。
信長に背いて立てこもり、平蜘蛛なる茶器に火薬を詰めて自爆・・・これはどこかで見覚えが、と思えば同じく戦国モノの「へうげもの」ですね。確かこの辺りは読みました。
 その人がこっちだと、CVひろしで信長亡き後も生き残っているとは・・・。
そもそも、あの作品とは比べちゃいけないんでしょうけどね。こう・・・秀吉像とか。
 それにしても、いろいろ調べようという意欲を高めてくれるアニメではあります。
そういう意味じゃ脳の活性化に良いかも知れません。

 話が横道にちょっと逸れました。
どうやら、隠し通路で脱出マジックばりの生還をとげ、安土城跡にめぼしいお宝が無いか漁っていたようです。
 そこで出て来たのが信長の頭蓋骨で、その信長にならって頭蓋骨を杯に・・・という。数奇者と言うか変人と言うか。
 幸村は「人の為すことに非ず」と反発。
信長とて武将だから、と言う過剰なスポーツマンシップと言うか甘ちゃんと言うか、それとも綺麗事と言うか。
やはり未熟者と言う感じなんですね、他と比べると。
 そこを、自身が正宗とともに信長を討ち取ったことをツッコまれて反論に窮するものだから尚更。
かと言って、相手の久秀も人間をモノ扱いし過ぎるような偏ったリアリスト風なため、まったく両者相容れません。
 なんてお喋りが過ぎると、あわや爆殺という事態に。
意外と平気なのがBASARAクォリティという物でしょうか。流石、刀で斬られても皮一枚切れないだけの事はある・・・。

 しかして、今度はお市の怨念に殺されかかったりと。
これもどうにか、持ち前の火炎系の技にてお市から信長の怨霊を引き剥がしたに見えるも、謎空間が展開されたり、どこか様子がおかしかったり・・・。
そのうちに復活しやしないでしょうね。
秀吉らとも協力して信長の怨霊を打ち倒す、なんて流れになったら壮絶なOP詐欺です。
 それにしても、冒頭からずっと続くお市のすすり泣き。
他の会話の邪魔をするでもなく、かといって気にならないような物ではなく。
絶妙の力加減です。サラウンドで見れたら結構怖い1回になったでしょう。

 対となる伊達政宗も当然のこと生存。
やはり秀吉にボロ雑巾のようにされてしまうものの、愛あふれる子分たちの行動により命拾い・・・と言いたい所ですが、アレじゃ圧死してしまうような。
 命がけで自分を助けた子分たちに「サンクス」。
良いシーンのはずなのに何故かちょっと笑ってしまいました。
 そうして生き残った正宗は、一刻も早く体を回復させて大阪に乗り込む気満々。
瀬戸内側の動きもあり、舞台はどんどん西へ西へと動いていますね。
 で、今回出てきたのは中国地方の毛利元就。
あのデザイン、どこかで見たことがあるような・・・FSSとかにああ言うの居ませんでしたっけ。緑で頭が長いの。
 その毛利は、早くも豊臣との共同戦線を樹立。
九州に加勢しようと言う幸村でしたが、そもそも近畿中国を抜けられるんでしょうか。
 とは言ったものの、毛利元就とは稀代の謀略家との噂。
半兵衛の急ぎようから異変を感じ取る辺り、最後まで豊臣の下で大人しくしているものかどうか。

 秀吉の脳裏によぎったのは、かつて同様に慶次に助けられた頃のこと。
巨大な化け物のような秀吉の動きを止めるに至った慶次も大阪へ・・・と。
やはり話は関西に、と言った所です。
こっちの甘ちゃんはどこまで行けるものやら。

 相変わらず、ちょっとは勉強しないとついて行けないストーリーです。
その分、初見のインパクトを追求して欲しい所ですが・・・さすがに今回はちょっと大人しめ。
瀬戸内海を挟んだ戦いが始まればまた派手になるんじゃないか、という気はします。
 その前に、正宗には正しく弱り目に祟り目に、そしたら次は何の目だと言った具合に謙信が。
この人は本当に容赦が無いと言うか・・・。  
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2010年07月26日

今週の戦国BASARA弐「第3話 慶次対利家! 手取川に咽ぶゆずれぬ想い!]

 第3話、いよいよもって本格的に乱世です、という印象。
今回は、1期や歴史についてもっと知っていれば面白かったんだろうな、という印象もあります。
 上杉謙信の治める越後の国に攻め入るは、秀吉の命を受けた加賀藩・前田利家とその妻まつ。
謙信もまずは策を弄し、無血にて前田軍を退かせようとしても、甥の前田慶次が身を呈して利家を止めようとしても、利家も頑として退かない、という構図。
 利家の脳裏をよぎるフラッシュバックを見るに、豊臣の下につき、富国強兵をもって日本を統治させることに対する確固たる決意には、相応の理由があるようなのですが・・・やはり歴史に疎いと、そういう所が分からないものなんですよね。
 何となくは伝わってくるんですけども・・・やはり、これだけ気の入った激突なんですから、何となくだと凄く勿体無いな、というのを分からないなりに感じます。
 慶次とか、初見だと何となくナヨっぽくて争いごとが嫌いなキャラのように感じていたのですが、頬にあんなでっかいアザをつくって、刀で語ってるんですよ。
本当に気骨のあるアニメと言うか・・・迫力が凄いんですよね。
 逆に、明らかに刃のついてる側で斬ってるのにまったく切れない・・・。
感動と迫力のシーンだけに、細かいツッコミどころで笑わされてしまいます。
やはり、真の笑いは緊張やシリアスといった正反対の要素の中にあるようで。
利家、やたら露出が激しいと思ったら鋼皮(イエロ)でも持ってるんでしょうか?
 ギャグ的な所は置いておいて、利家は妻まつとも何かラブラブと言うか、お互いの身と自国の民草を大事にしているようで悪い人には見えないのに、豊臣に与して慶次と対立する、という構図が何とも悲しいと言うか・・・。
 両者とも、手段は違えど争いを無くしたいと思っているはずなのに、当人らが誰より争っているという。
よくある構図ですが、こういう所は見せ方が問われると思います。

 それにしても、謙信公は物腰は柔らかいものの、実はかなりの策士にして残虐なように見えます。
先述の、利家とまつの思いゆえの選択も計算に入れて、最小限の手勢を手元に置いた上で前田軍を引き返させ、そして有利な地形で主力部隊に待ち伏せさせる、と。
 圧倒的有利な状況を作り出すことで前田軍を降伏させようという意図にとらえられていましたが、現実問題として駄目なら普通に全滅させるつもりだったんじゃないでしょうか。
 加賀に兵を送ったと利家らを惑わせ、引き返させた上で待ち伏せ・・・。
恐らく、加賀に兵を送った事自体がハッタリでしょうし。
仏門の聖人っぽい雰囲気とは裏腹に、何とも容赦のない事です。
 もっとも、それでこそ越後の軍神という物でしょうが。
この手の、表面上は紳士的なキャラって言うのがどうも怪しく感じてしまう悲しい性。
何気に、いいところで出てきて美味しいところを持って行ってしまいますし。

 そして今回新たに出てきた武将は、上杉側より直江兼続。
あのお馴染み、「愛」の兜で有名な人ですね。
・・・しかし、ひどい扱いです。
ガンダム00のコーラサワーに匹敵するやられ方ですよ・・・地元の人が怒りやしませんか。

 窮地に追い込まれた伊達軍・正宗は、どうにか生き残っていました。
という事は勝ったのでしょうか・・・?あの状況でよくもまあ。
手下どもも主要なところは生存。
 どうにかなった・・・と思ったら、それもつかの間。
まさかの秀吉登場とは・・・単騎なのに驚きの絶望感。
悪いことが重なりすぎだろう、と思う一方、徒歩で来たとすると異常に速いような?という思いを禁じえません。
半兵衛とかは馬でしたよね?
 既に大きな戦いを終えたばかりの正宗ですが、一歩も退くことなく秀吉に立ち向かうものの・・・夕日の中の戦いって言うと、帰ってきたウルトラマン的な意味で負けフラグのような。

 雪村の方は、何だかんだ言って甘ちゃん。
豊臣の国づくりのアレさが見えてきたところで、なにやら心霊スポットに迷い込んでしまった様子。
これは何とも危うい予感。
 
 このアニメ、音楽的にはかなり豪華だと思います。
OPはTMさんで、挿入歌に石川智晶を奢るとは。
流石、この枠のアニメってのは基本的に力の入りようが違いますね。
 声優さん的にも、よく名前も知らない雪村の部下に古谷さんとか・・・。
どこまで豪華なのかと。

 とりあえず、何と言うか面白いアニメだと思います。
歴史とか知ってればもっと面白いんでしょうけどね・・・意外と真面目に出来ています。
 そして、見ていてふと思ったのですが、折角全国各地の武将がいるんですから、ちょっとぐらい訛ってても・・・などと。
そう言うアニメじゃないって?いやそれは承知の上ですが。
 ただ、現実にやろうとすると声優さんの仕事の難易度が跳ね上がってしまう・・・。
と言うか、英語と東北弁混じりで喋る独眼竜とか、もはや解読不能になりそうです。  
Posted by jerid_and_me at 00:10Comments(0)TrackBack(9)