2011年09月06日

Count The Medals

 とりあえず000はぜひ振り返っておくべきだ、と思ったので回顧するとしましょう。
始まったばかりの次ライダーとの比較が交じると流石にどうかと思うので、ここはフォーゼとの比較は可能な限り抜きとしましょう・・・始まる前にやらなかったのはひどい怠慢だった、と心底思います。

 とにかく初見のインパクトが強いと言うか、どんどん押してくるライダーだったと思います。
初お披露目となるW劇場版「AtoZ 運命のガイアメモリ」では非常に美味しい役を貰っていましたしね。
 タトバソングで視聴者を釘付けにしたばかりか、作中最も目立っていたとさえ言えるルナ・ドーパントを倒すという大役を任され、これ以上ないぐらいの強烈な印象を残したのがもう1年以上も前とは・・・早いものです。
あそこでアンクを温存したのも今となっては重要なポイントでしたね。決して見せすぎない。
 ルナ・ドーパント泉京水のやられ際に放った言葉『嫌いじゃないわ!』は、また後述しますがまさしくオーズを象徴する言葉だったかと。
『ライダーは助け合いでしょ?』という良い台詞も好印象でした。

 そして始まったTV本編。
ここではアンクの『腕だけ怪人』というミステリアスすぎる前評判が炸裂。
腕だけ分離してあんなに動くとか、おそらく誰も予想していなかったんじゃないかと。
しかもその腕一本で表情まで演出してみせるという芸達者。
 普段は減らず口を叩いておりながら、メダルが不足するとどんどん弱っていく中で意地を張り続けたり、雨の中さまよう家出アンクの雨に濡れた様子に陥落する視聴者が後を絶たないという事態まで。
 子供にも大人気で、「ごきげんよう」で明かされた、子供にメダル貰って号泣事件。
『メダルが足りなくなるとアンクが消えちゃうと思って』
と玩具のメダルを差し出してくる子供という逸話は、アンクでなければ有り得ない伝説だったかと。
中の人の服装が劇中以上に奇抜なのに性格があんまりにも人畜無害だったのも凄い・・・。

 相棒となる映司は先の初お披露目の時と同様、博愛や助け合いを感じさせるキャラでありながら、とてつもなく重く暗いものを背負っていることを全身から感じさせるキャラでした。
『あちこち行ってきたけど、楽して助かる命が無いのはどこも一緒だな!』
『それはオーズ。どれほどの物かは、戦ってみれば分かる!』
この辺りの台詞はやけに今でも覚えています。この辺りのシーンがひどく印象深かったんですよね。
初っ端から弱腰な敵怪人=カマキリヤミーとか・・・。
 マジキチじみた奇行を魅せる光生も最初から最後まであんな調子でしたし、そこへ真木だの伊達さんだのが加わった時のカオス加減はそうそう見られるレベルではなかったかと。

 敵となるグリードも中々どうして曲者ぞろいでしたね。
誰が最初に死ぬかなどと予想していたものですが、みんな終盤まで生き残るとは。
ひときわデザインの格好良かったウヴァさんがネタキャラになって、しかもあんな最期を迎えるとは誰が予想したでしょうか。
『誰か助けてくれ』が最後のセリフとなる幹部クラスってそうそう居ないんじゃないかと・・・。
メズール人間体の素晴らしさに、真アンクというイレギュラーの存在。
 その上で各々密かにメダルの奪い合いをしたり、果ては意思ごと砕くという荒業。
中盤にかけてメダルの奪い合いがメインだったのに、終盤になると砕くか暴走か、と言うのも当初では予想外。
 中々に設定ブレイカーであった紫コアですが、綺麗な終わりには必要不可欠な物でした。
主役ライダーも怪人もみんな居なくなるラストってのも珍しい・・・。

 前作に続くダブル主役体制でありながら、雰囲気や関係性がまるで異なると言うのが今から思えば大いにプラス。
互いの命の危機から運命的な出会いを果たし、その後はシリーズを通して利害関係だけで結びつきながら、ところどころに「もしや・・・」という雰囲気を匂わせる辺りは流石だったかと思います。
 ラストではついに満足し、初めて他人・・・映司のために命を賭けて消えていくという流れはもう素敵すぎて。
中盤からの展開のなさが大きなマイナスとして数えられる000ですが、ラストのこの展開は劇的でなければ成立し得ないと思うので、この辺りは判断が実に難しい所です。

 その裏で展開していたバース師弟は、流石に迷走が過ぎたと言わざるを得ませんが・・・。
映司とある意味で対になり、欲望を肯定するにあたって重要なファクターとなる伊達さんの存在とか、迷走に次ぐ迷走の果てにラストのあの大役ですから。
 まあ結果オーライだったんじゃないかと。
トータルで見てマイナス評価と言うことは少なくともありません。


 さて、ここからは些か苦言が混じってくるかと思われます。
オーズが好きでいたいというメンタルの弱い方は回れ右されるがよろしいかと。

 が、それでも前年のWを破ることができなかったのは、ひとえにパワーの差なんじゃないか、と思うレベルで原因の特定が難しくなっています。
Wは、ある程度全体のプロットもあったようですが、むしろ1回1回に全力投球だった結果としての一貫性があったんじゃないかと。
 とかく外れ回や無駄な回が無かったように思えますからね。
その上、決めるべきところはビシッと決めてくるというのが大きかったかと。
私の中で初めて事務所が1つになった『F』編に、劇的なプロポーズ(違)でパワーアップを果たした『B』編。
そして劇場版『AtoZ』からノンストップのクライマックス・・・と、とにかく寄り道がありませんでした。
 一方の000はと言うと、様々な種類の欲望をめぐるヤミーとの戦いや、真アンクや伊達さん関係に時間を割きすぎた感があり、勢いが衰えるとともにクライマックスの盛り上げが足りないという結果となったように見えました。
 人の欲望の本質と向き合う対ヤミー編はある程度見切りをつけ、真アンクをちゃんと中ボス扱いに留めて中盤でケリを付け、伊達さんも早くに伝えるべきことを伝えて療養しておけばよかった、と言うのが大きく残念な所です。
・・・ああ、それから思わずスルーしたくなるMOVIE大戦COREとか。
アレは完全に無駄でした・・・設定もキャラクターも演出もストーリーも、褒められる所がありません。
本筋でなく前日談に目をつけたWは本当に機転が上手かったんですね・・・。
 一方で冬の『将軍と21のコアメダル』はパラレルながらも、本編のクライマックスを見る上で重要な『欲望は世界を救う』『映司の欲望』『手を繋ぐ』というファクターを暗に匂わせるという、お祭り映画+クライマックスの仕込みという上手い匙加減でした。
が、やはりクライマックスを劇場の大スケールで見せつけたWとはボリュームの面で差がついたのも事実。

 そう言う拙さが無かったとは言えない000でしたが、一方で避けられないトラブルがあったのも事実。
TV放送1000回と40周年という節目にぶち当たり、見た感じもはやヤケクソ気味に消化する事しかできず、回数を無駄にした上に映画も微妙だったと言うのは痛い・・・。
1年とちょっとの間で出た映画の数なら他を圧倒するのですが、どうにも当たり要素に恵まれなかったのが残念です。
 そして震災。
これによりさらに回数を減らしたばかりか、作品の幅にもいくらか制限が出てきたように見えるのも痛いです。
サゴーゾは犠牲になったのだ・・・。
 こういう事を言うのは流石にどうかと思うも、天災ばかりでなく監督やゲスト脚本にはつくづく恵まれなかったな・・・という思いは禁じえません。

 しかし、そういった逆境にさらされながらも、電王の悲劇を繰り返さぬようにするためか、自分の手でキッチリと終わらせた小林さんには拍手もんだと思います。
あれだけ急展開なラストながら、逆切れや変な自己満足を感じさせる投げやり感はなく、最初からこうするつもりだった、という要素も多々感じられましたし。
 それだけに、真木の真意や映司の葛藤に対する描写が不足したのは痛い・・・と言うのが切実な感想です。
それぞれに譲れないものがあって人間をやめた2人の真意ってのは大事だったと思うんですよ。

 とまあ、色々ありましたが見ていて楽しいことが多かったのも事実。最後もしっかり締めましたし。
そういった所から、000という作品は良いところも悪いところもありましたが、面白いつまらない、良い悪いも引っくるめた上で
「嫌いじゃないわ!!」
と声を大にして叫べる作品であったかと思います。

 最後になりましたが、Wとの比較ばかりになってしまって000が好きな人とか関わってた人には何だか申し訳無い・・・。  

Posted by jerid_and_me at 22:34Comments(13)TrackBack(0)

2011年08月28日

最終の仮面ライダー000「第48話 明日のメダルとパンツと掴む腕」

 いよいよ最終回・・・なんですが、このタイミングで休日出勤を命じられ、非常に精神衛生がよろしくありません。
最終回だってのに・・・。
どうにか今日中にUPできました。アクセス数が膨らんでいて流石に申し訳なさが。

 ともあれ、不思議といつも通りの調子でスタート。
「仮面ライダー000!前回の3つの出来事。」
「1つ!自分の欲望に気付いた映司は、力を、そしてメダルを求める。」
「2つ!一瞬でも欲望を忘れたアンクは、メダルを失う。」
「そして3つ!ウヴァが完全復活を果たす中、世界の終末が始まろうとしていた!」
ついに完全体となったウヴァに冒頭から一方的にやられるダブルバース。
「フフフ・・・。」
「この昆虫野郎!」
「ショベルアーム」
「クレーンアーム」
アタッチメントで同時攻撃を試みるも、軽々とキャッチされしかも引きちぎられるという圧倒的パワー。
「ゴミだ。」
「伊達さん・・・!大丈夫ですか?」
「今まで、こんな奴らに手こずっていたとはな・・・ハッ。」
俄然強気なウヴァさん。が、その時背後から突如として轟音が。
 震源は鴻上ファウンデーション社屋。
エントランスから出てきた映司は、一歩踏み出すごとに足が地面にめり込み、地響きすら感じさせるという圧倒的な密度に。
「火野・・・!」

 ビルの屋上からそれを見下ろす真木。
そこへ近づく光生。
「ドクター真木!久しぶりだね。」
確かに、この2人が対面すると言うのは随分と久しぶりです。
「あれは?」
「オーズだよ、本当の。」
そのやりとりを、何故か階下の大型ディスプレイで生中継。
「本当のオーズ?しかしメダルは全てこちらに。」
「君は忘れたかね?800年前、コアメダルはそれぞれ10枚ずつ作られた事を。」
そして、以前エリカに託されていたプレゼントの箱を開くと、その中にはタカ・トラ・バッタコアの3枚。
「お見せしよう。これが、800年前の王が初めての変身に使った10枚目・・・タトバコンボだ。」
そしてそれを映司に投げる光生。本社ビル屋上からとは、アンク以上のコントロールです。
 受け取った映司は、
「後藤さん、伊達さん。離れてて下さい。」
ゆっくりとメダルをオーズドライバーに装填し、変身。
「変身!」
「タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ♪タトバタ・ト・バ♪」
真のタトバコンボへと変身するとともにタイトル。最終回の伝統としてOPは無し。

 Aパート。
「Count The Medals!現在、オーズの使えるメダルは?」
7枚の紫コア、無数のセルメダル、そして10枚目のタトバの3枚。
 オーズに向かっていくも、簡単にあしらわれ、カウンターでゴロゴロと転がされるウヴァさん。
先ほどまでの勢いはどこへやら・・・今度はこちらが一方的にやられています。
メダジャリバーとメダガブリューの二刀流で、まさしく存在の危機。
 メダルを渡した光生は続けて、
「コアメダルの力で世界を終わらせるわけには行かない。欲望のメダルは、世界の再生のためにこそある。」
「世界は終わらせるべきです。」
「違う。この飽和し伸び悩む世界も、欲望で一変する。欲望が新たな文化、さらなる高みへと導く。進化するのだ。見たまえ、あのオーズの力を。」
欲望について、真っ向から相反する意見をぶつけ合う2人。
「いいえ。何も存在しない究極の無・・・。」
ここで、真木はついに自身の肩から人形を降ろし、初めて相手の目をはっきりと見て
「それこそ、人が到達しうる最高の高みです!」
とグリード体に変身。

 地上では、オーズが武器を捨てドライバーをスキャン。
「スキャニングチャージ!」
ようやくタトバキックが炸裂、完全体のウヴァさんを爆破・・・と思えば、そこへ降り立ってきた真木グリード。
数枚の他種コアを投入すると、まさかの逆再生で復活。
「ああ・・・ドクター、感謝するぞ!」
「手段は美しいとは言えませんが、もたらす終末は・・・きっと美しい。」
「そうだ。」
消えずに済んだのを喜ぶのも束の間、さらにメダルを追加されて今度は暴走に怯えるウヴァさん。
「やめろ!これ以上はいい。俺は暴走する気は無い!」
「志という点では、オーズを見習って下さい。」
「よせと言っている!」
逃げたかと思えば向かっていき、向かっていったかと思えば苦しんで動けなくなる・・・と。なんという不安定。
 そこへ入れ替わりに向かっていくオーズ。
拳を繰り出すと、その衝撃だけでこぼれ落ちるセルメダル。
「なるほど・・・ここまでセルメダルを。やはり君は、危険過ぎます。」
ここで始末しようとばかりに、紫のエネルギー弾を発射する真木グリード。
とっさに身構えるオーズでしたが、その攻撃を火球が妨害。
 間に割って入るアンク。
「あっ・・・アンク!?」
「君の属性はコウモリですか。またオーズにつくとは。」
その間に逃げるウヴァさん。
「俺は・・・俺は嫌だ!」
「なんという見苦しさ・・・。」
追いかける真木グリード。響き渡るウヴァさんの悲鳴。何とも無様な・・・。
 そんなウヴァさんは放置で、
「アンク!どうして?」
黙って手を出すアンク。すると、
「今日の分のアイス、寄越せ。」
あ・・・「ハハ、お前・・・。」
いつものアンクに戻った、と笑う映司でしたが急に身体に異変が。
 当人の意思とは無関係にプトティラへとチェンジし、ドライバーから弾き出されたばかりか砕け散ってしまうタトバのコア。
さらに変身を解除。
「力がデカ過ぎたんだ。お前、またバカな無茶したらしいな。」
「ちょっとだけね・・・。」
どう考えても『ちょっと』ではありませんが・・・。

 その夜、映司、比奈、そしてアンクの3人で屋台のアイスを楽しんでいると、
「俺のメダルの事、映司に言うな。」
「どうして?」
「俺と映司がうまく戦うためだ。邪魔したくなかったら黙ってろ。いいな?」
自身であるタカコアにヒビが入っていることを口止めするアンク。
「お待たせ!」
何も知らない映司。
「なあ、アンク。お前が戻ってくるなんて。何かあった?」
心配そうに見る比奈をよそに、
「・・・フッ、真木は俺を器にするのは止めた。となれば、奴に協力する理由は無いし、この体も必要ない。」
「じゃあ・・・!」
「もう少ししたら、お兄ちゃんの体・・・返してくれるって。」
「良かったね、比奈ちゃん!本当、良かったよ!それだけが気になってたんだ。」
「それだけ、って・・・。」
内心、違和感を感じているものの、口には出せない比奈。
「もう、これ以上お前と戦わなくていいって事か。」
「フン!決着がつけられなくて残念だったな。」
「これ以上の決着は無いだろ!」
そう言いながらも、映司の感覚にはノイズが混じり、多数のセルを取り込んだ今なおグリード化からは回復できていない様子。
「・・・本当、これ以上は無いよ。」
「何で?何だか、映司君が遠くに行っちゃうみたい。お兄ちゃん・・・私、どうすればいい?映司君の事も、アンクの事も、お兄ちゃんの事も・・・出来る事が見つからない、何も言えない。私には、もう・・・。」
 映司とアンクがそれぞれ大切なものを諦めようとしている中、何も出来ずにいる比奈。
ここでBGMはOPのバラード調の特別盤。
「ただ・・・。」
ただ2人の間に立ち、その手を握る比奈。
「ただ・・・!」
ただ欲しがる事、手を伸ばす事。

 夜の街を見下ろしながらワインを嗜む光生。
「欲望ある限り、何かが変わり、生まれる。今日という日を明日にする事さえ、欲望だ。ハッピーバースデイ!」
そうして朝を迎え、その日もクスクシエの開店準備に追われる知世子。
「よい・・・しょっと。さあ、今日も元気に・・・。」
テーブルに目をやると、そこにはいつもの坊主頭に白タキシードではなく、黒スーツで真木のように着飾った人形が。
「これって・・・真木さん?」
真木は何を思ってその格好をさせ、知世子に託したのか・・・。
手には白い花も。

 真木から逃げていたウヴァさんは、廃車置場でまさしく虫の息。
「やめてくれ・・・誰か、助けてくれ・・・。」
が、最後の抵抗も虚しく肉体は枯れ葉のように崩れ、ウヴァさんの形を失った多数のコアメダルはまさしく空飛ぶ巨大な器に。
メダルの器ってそう言う仕組みだったんですね。あたしって、ほんとウヴァ。
 その器は周囲の物体を見境なくセルメダルの塊として吸収するという、完全体ガメルの能力よりもさらに恐ろしいものとなりました。
さらに、代わりに無数のクズヤミーを投下するという驚きの虐殺システム。
「あれが、メダルの器の暴走・・・?」
「笑うしかないな。しかもオマケ付きか。」
巨大な未確認飛行物体に驚愕する人々、崩壊する建物から逃げ惑う人々を容赦なく襲うクズヤミー。
どこか楽しそうに見えるのはきっと気のせいです。
「これ・・・どうやって戦うの?」
「方法は1つ、とにかく倒す!行こう、アンク!」
無数のクズヤミーに立ち向かうアンクと映司。
が、もうコアメダルって紫コアしか無いんですよね・・・。

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Posted by jerid_and_me at 23:36Comments(12)TrackBack(9)

2011年08月21日

今週の仮面ライダー000「第47話 赤いヒビと満足と映司の器」

 いよいよラスト2回。
ついにグリード化を止められなかった映司と、初めて泉刑事の体もろとも全身をグリード化したアンクの対決から。
「これまでの仮面ライダー000!グリードの暴走による世界の終わりを目的とし、アンクにコアメダルを集中させていくドクター真木。コアメダルを砕くことでそれを阻止しようとする映司は、自らのグリード化も構わず戦いを続けるのだが・・・。」
 グリード化し、アンクと激突する映司。
素顔で戦っているように見せるのはクウガ的な演出ですね。
戦力は完全に互角。
「映司の奴、完全に暴走してるのか!?」
その様子を静観している真木。
「真木!何で映司にメダル入れた!?紫のメダルが欲しいんじゃないのか!」
「火野君がどうしても渡してくれないんですよ。いっそ暴走させてしまえば抵抗しなくなるかと思いまして。」
外道・・・。
グリード化しても、意識はうっすら残っている映司。脳裏に浮かぶのは
「火野君、欲を持つ事だ。かつて君の器を満たしていた君の欲望・・・。」
「俺は、欲しかった・・・。もっと、どんなに遠くても届く俺の腕、力・・・もっと、もっと・・・!力を・・・。」
欲がない人助けが好きな主人公かと思えば一変、実は力を求めるだけの男だった、なんて書くと途端にヤバい響きに。
 映司グリードは紫コア3枚を体から弾き出し、またしてもオートメーションでオーズ、しかもプトティラに変身。
当然のようにメダガブリュー持ち。これはアンクが危ない・・・。
「アンク君。倒すならさっさと倒して下さい。」
この状況下でアンクにさらに催促する真木。
「引っ込んでろ!お前に言われるまでもない!こいつを倒す。命を手に入れるために・・!」
向かってくるオーズに狙いをつけるアンク。が、
「ありがとう。」
映司の感謝が頭をよぎり、火球はオーズを外れてその背後へ。
「何で・・・何でだ!」
自身の行動が理解できないアンク。
「何が『ありがとう』だ!」
アンクには、1話からこれまでの戦いの記憶がフラッシュバック。
「お前から貰ってたんだ。」
「力が手に入る。」
と託したオーズのベルト。今となっては、
「ああ・・・渡すんじゃなかった!こんな奴に・・・!」
「刑事さんも、そいつも、朝からの長い付き合いだから!」
「こんな・・・!」
「映司!」
こんな奴に幾度と無くメダルを投げ、オーズとして戦わせて
「お前のメダルじゃない・・・あいつのだ!」
時にはこんな具合に真アンクから助けられたりもしました。
「映司・・・。力が欲しいなら、こんな程度で暴走してんな!」
いつものように怒鳴りつけ、強烈なカウンターパンチ。
 これによっていくつかのメダルが弾き出され、変身を解除すると共に人間の姿に。
「アンク・・・。」
奪われたタカコアもアンクの手に。
「このバカが。」
やり取り的には割といつも通りなのですが・・・。

 OPは冒頭がタジャドル一色に。やはり鍵はアンクですからね。
そして映画のネタバレがもうどうしようもないレベルに。フォーゼまで・・・。

 Aパート。
「Count The Medals!現在、オーズの使えるメダルは?」
ひどい偏りよう。
 すっかり体力を使い果たしている映司から紫コアを回収しようとする真木ですが、
「まだ抵抗するんですか。」
グリードになってもまだメダルを手放そうとしない映司。
が、紫コア以外はどさくさに紛れて普通に持って行かれてしまいました。
「火野君。本当に後戻りできなくなりますよ?」
「それでも・・・これは、要るから・・・。」
どこまでも意地の据わっている映司に、
「アンク君。やはり、彼は消してしまいましょう。」
とアンクをけしかけるも
「アンク・・・何で、ここに?」
何やら記憶が混乱している様子。
「おい・・・。」
「ああ・・・忘れてた、約束。」
「あ?」
「1年分の・・・アイス。今日の分・・・。」
パンツに包んだ小銭を差し出すも、全部落ちてしまっています。
やはり相当ヤバい状況・・・。
「では火野君、良い終わりを。」
そんな映司にトドメを刺そうとする真木ですが、それを止めるアンク。
「何のつもりですか・・・!?」
「さあ?俺も何のつもりなんだか・・・!」
「離しなさい。」
「そのつもりはない!」
真木に火球をぶつけるアンク。回避する真木ですが、人形がまさかの炎上・・・。
姉焼殺のトラウマが蘇り、思わず人形を海に投げて沈下してしまう真木。すると慌てて海中に走り
「駄目だからー!投げちゃ駄目だからー!!ないよ!?ないよ!?投げちゃ駄目だからー!」
私の腹筋も粉砕されそうです。
「アン・・・ク?」
動かない映司を放って立ち去るアンク。そこへ到着したエリカ。
「ないよ!?ないよ!?」
錯乱する真木に、動かない映司、立ち去るアンク。『何この状況?』という所でしょう。
「あれ!?ないよ!メガネもないよ!」
「火野さん・・・。」
真木はガン無視で映司を助けに走ります。
「あっ!僕、泳げたよ!泳げたよ!」
どう見ても溺れています。

 エリカから報告を受けた後藤。
「里中が火野を発見して、財団で保護したようです。」
一安心と言った様子。
「そうか。まずは一安心・・・って訳にも行かねえか。ったく、俺が日本を離れてる間に、そこまで状況悪くなってるとはねぇ。」
「黙っててすいません。治療に専念してほしくて・・・。」
「サンキュ。でも、まずは世界の終末。こいつだけは絶対止めねえと。ドクターの屋敷はもう当たったんだよね?」
「はい。奇襲かけましたし、流石にもう使ってないかと。」
それ以前に頭数も随分と減りましたしね・・・。
「となると、他にドクターの行きそうな場所は・・・。」
「それより、また火野を狙ってくる可能性の方が。世界の終末って言ってますけど、実際は大量のメダルで暴走したグリードが世界を食らうんです。既に相当なコアメダルが集まってる筈ですが、まだ全部じゃない。」
「火野のメダルか・・・。」
「財団に戻りましょう。」
やはり、現状だと話は全て映司を軸に回転しています。
「すっかりたくましくなっちゃって。お父さん嬉しい!」
感激する伊達さん。やはり、かなり一人立ちしていますし。
誤砲さんなんて呼ばれていた頃が懐かしいです。
 その背後に何故かウヴァさん。
「完全復活まであと1枚・・・。」
この人はその気があるのかないのか。

 どうにか人形は見つかったらしく、服を乾かしていますが頭は海藻まみれ。お約束です。
「ボブ・・・ボブ・マーリー!」
なるほど確かにそう言う頭ですが。

 クスクシエでは、ついに全てを知世子に打ち明けたらしい比奈。
「そう・・・。映司君にアンクちゃん、それに比奈ちゃんのお兄さんも、そんな大変なことに・・・。」
「すぐには信じられないですよね・・・。」
さすがに事が事だし、と思われましたが
「ううん。不思議なことなんて、世界にはいくらでもあるもの!メダルのお化けを信じるぐらい、屁でもないわよ。信じられないのは、比奈ちゃんの方。」
「え?」
「アンクちゃんかお兄ちゃんか、どっちかに決めなきゃとか。映司君とアンクちゃん、どっちかは戻ってくる、なんて。そんなの認めちゃ駄目よ!」
「でも、何もかも都合よくなんて・・・勝手なこと言っても、実際に戦ってる映司君が辛いだけです。」
「ううん・・・正しいかも知れないけど、でもそんなのつまんない!もっと欲張っていいじゃない?」
「知世子さん・・・。」
「映司君も、アンクちゃんも、お兄さんも!って、ちゃんと欲張れるのは比奈ちゃんだけよ?」
「ちゃんと、欲張る・・・。」
知世子さんの器の大きさにちょっと感動です。

 一方、アンクはと言うと
「映司からメダル取るのを忘れてたな・・・。何をしてるんだか、俺は。」
そこへ近づく真木。
「文句なら聞いてやる。」
「アンク君。君は人間に近付き過ぎましたね。ある意味、君の欲望通りですが。」
「フン!どこがだ。俺は相変わらず、メダルの塊だ。」
自分を嘲り笑うアンクに、真木は突如として
「君をメダルの器にするのは中止です!」
と襲いかかり、アンク自身であるコアにヒビを入れるとともに多数のコアを回収。
セルを撒き散らし、倒れるアンク。
「君は他のグリードよりはマシかと思っていたんですがね。買いかぶりだったようです。」
トドメを刺す事もなく立ち去る真木。
「全くだな・・・。しかも馬鹿馬鹿しいのは、さっきからずっと・・・満足してるって事だ。」
グリードでありながら、満足を感じているアンク。
これはいよいよ死期が近い近いという事なのか・・・。

 鴻上ファウンデーション会長室に集まるエリカ、後藤、そして伊達さん。
「保管庫・・・?」
「何でそんな所に火野を?」
映司は、どうやら光生のコレクションの保管庫に連れていかれた様子。
「理由は聞いてません。」
「ええい、後藤ちゃん!とにかく行ってみよう。」
「あ、ロックされてますよ。出入り禁止だそうです。」
「え、どういう事?何考えてんだ?会長は。」
側近の社員すら締め出し、何を考えているのやら。
「さあ?私の業務ではないので。失礼します。」
「相変わらず、クールだねぇ。」
するとエリカは思い出したように、
「忘れてました。後藤さん、これ。」
何やらカードを投げてよこすと、
「マスターキーです。秘書『補佐』として、預かっといて下さい。」
「里中・・・。」
「じゃ、お疲れ様です。」
「素敵!!」
伊達さんも感激するカッコ良さ。

 セルメダルの海の中で力なく座り込んでいるアンクの頭上に飛来するタカカンドロイド。
一体誰が?と思うと、現れたのは比奈。
「あっ・・・。」
「お前、どうして?」
「探したの。映司君のやり方見てたから。」
「何で?」
「・・・もう一度、話したくて。」
黙っているアンク。比奈はセルメダルの1枚を拾い、
「これ・・・どうしたの?」
ずっと見てきた比奈には、これだけのセル放出が異常であるというのは分かります。
「別に。」
素っ気無く答えた後、思い出したように
「この体は何とも無いから、安心しろ。」
比奈の関心は兄の肉体にある、とばかり考えているアンク。
「アンクの事、聞いたんだけど。」
「もうすぐ返す。」
「返す、って・・・お兄ちゃんの事?」
「要らなくなる。」
「どうして・・・?」
やはり、アンク自身はそう長くないと分かっているようです。

 エリカから預かったマスターキーで保管庫の鍵を開けるバース師弟。
ロック解除音がいつものアレです。
そして中に入ってビックリ。
「火野・・・!」
そこには、あたかも王座のような席に収まる映司が。
「これは。招かれざるお客だが・・・。火野君を説得してもらうには良いかも知れないね。」
「説得・・・?」
どうやら、満を持して連れ込んだは良いものの、映司がその気でない、と。
「火野映司君はね、ついにその欲望を開いたんだよ。」
「は・・・?」
「伊達さん。久しぶりなのに、すいません。俺、思い出したんです。俺の欲・・・力です。どんな場所にも、どんな人にも絶対に届く俺の手、力・・・。俺は、それが欲しい。」
 映司の欲とは、あまねく世界に届く力。
スケールが大きいと言うか、まさしく神がかり的なものです。
「手に入るとも!君の素晴らしく巨大な器に、欲望の結晶!その無限のセルメダルを飲み込みたまえ!」
光生が映司の背後のカーテンを開くと、そこにはおびただしい量のセルメダルが。
「欲望こそ命の源。欲望は生命の進化を起こす。君も、全く新しい進化を果たす。真のオーズとして!800年前に成し得なかった、神に等しい力を手に入れる!」
 映司を人類から上のステージに押し上げよう、という光生の計画。
が、そこにはどうにも大きな障害が。
「しかしそのためには、紫のメダルがどうにも邪魔だ!このままじゃ、真のオーズどころか真のグリードだよ!でも、どう言っても彼は紫のメダルを手放してはくれないんだよ!・・・伊達君!」
 グリードがセルを取り込めばどうなるか、と言うのはウヴァさんやメズール辺りがよく示してましたしね。
紫コアを排出させた後、映司をセルメダルで進化させようという計画。
そこで伊達さんらに説得させようとした訳ですが・・・。
「冗談じゃない。真のオーズもグリードも願い下げだ!」
「火野、帰るぞ。お前、おかしくなってるんだ。こんなメダル飲み込んでみろ、どうなるか・・・。」
流石に理解出来ないバース師弟。
 が、映司自身はすっかりその気。
「俺の器なら、飲み込めますよ・・・。」
やはり、最早まともではなくなっています。
「真木博士だ。」
さらに真木の気配を感じ、すぐさま迎撃に向かう映司。
「火野!」
どんどん映司が怖い人になっていく・・・。

後半は追記へ。  続きを読む
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2011年08月14日

今週の仮面ライダー000「第46話 映司とWバースとアンクの欲望」

 細かい用事とかが重なってすっかり遅れてしまいました。
コミケとか行ってた訳では無いですよ。むしろ行かなかったことを後悔している段階です。
「仮面ライダー000!前回の3つの出来事。」
「1つ!映司たちは、グリードに奇襲作戦を敢行。」
「2つ!オーズは、コアメダルの大半を失う。」
「そして3つ!完全復活を果たしたメズールを撃破するも、さらにガメルもまた完全に復活し、襲いかかった!」
まさかの連戦・・・と言うところですが、2人してガメルの衝撃波により川に吹っ飛ばされて浮いてきません。
 地上のガメルは、
「メズール〜!!」
と泣き叫ぶばかり。
 そして、その手の中にはウナギコアが1枚。
それを手にとぼとぼと立ち去ろうとしていると、背後で残りの青コアを拾い集める真木。
「ガメル君、そのコアも渡して下さい。」
「嫌だ!」
「君には、それ以上コアは必要ありません。」
「これは、メズールだから俺が元に戻す!」
グリードとコアメダルの仕組みも知らず、元に戻そうというガメル。
「このまま終わらせるべきですよ。君にとって、優しく、美しいうちに。」
「うるさい!お前、嫌いだ!!」
ここでガメルが、怒りに任せて真木に体当たりをかけると、グリード体に変身し迎撃するものの相打ち。
 人間体に戻った拍子に人形が転がっていってしまい、
「ハッ!無いよ!?無いよ!?あっ、無いよ!?・・・あっ、あったよ!」
ここに来て渾身のギャグ。あまりに急な出来事に腹筋が崩壊です。
「俺は・・・メズールを元に戻す!」
ウナギコア1枚を手に、そのまま立ち去ってしまうガメル。
「いいでしょう。君の欲望に、良き終わりが訪れんことを。」
それ以上、何をしようともしない真木。
人形には何故か極太の眉毛が・・・ここでまた腹筋が崩壊。

 その頃、ようやく水から這い上がってきた後藤。
「火野!火野!!」
が、映司の姿は見当たらず。
 川を下って海まで。えらく流されています。
ようやく目を覚ましたと思うと、映司の生命力の低下によってか早速紫コアが活性化。
その時、左腕は完全にグリード化。
自分の体の変化を目の当たりにし、今までに無いぐらい気を動転させ恐怖する映司。
「戻れ!戻れ!!」
感覚もかなり衰え、もはや完全なグリード化に片足を突っ込んでいるような状況。
「こっちの手も・・・?」
右腕もグリード化してしまうのかと思いきや、
「違う・・・震えてる。怖いんだ、俺。グリードになるの。」
何を顧みる事なく戦ってきた映司でしたが、いざ自分がこれまで戦ってきたバケモノと同じになってしまうと思うと恐ろしくて仕方ないようです。

 Aパート。
「Count The Medals!現在、オーズの使えるメダルは?」
左側全滅。紫コア以外は4枚って・・・。
 プテラカンドロイドによってアンクのもとに運ばれてくる青コア。
「メズールの奴も・・・」
死んだか、とでも言おうとして真木の言葉を思い出すアンク。
「メダルの塊であるグリードに、命などありません。」
「・・・消えたか。」
そこで、
「人の体では、大した物は味わえなかったようね。物足りないって顔してるわよ?アンク。」
という、最後にメズールと交わした言葉を思い出し・・・。

 どうにか落ち着いた映司ですが、左腕は依然としてグリードのまま。
「何とかして戻らなきゃ・・・。」
頭をよぎるのは、
「火野君、欲を持つことだ。かつて君の器を満たしていた、君の欲望。」
「お前の欲、思い出せよ。」
という、グリード化対策として口酸っぱく言われていた事。
「俺の・・・。」
改めて考えてみると、真っ先に思い浮かんだのは
「映司!」
とメダルを投げるアンクの姿。
 ポケットを探ると、メダルは4枚。
それを握りしめ、ハッとする映司。
「無い!?オーズのベルトが・・・!」
メダルはそのまま持っていたものの、ドライバーの方をまさかの紛失。
自分が倒れていた場所で見つからないとなると、移動距離的にヤバそうです。

 アンクはクスクシエに忍び込み、冷蔵庫からアイスを勝手に出して食べています。
「確かに、しばらくこれが物足りなかったな・・・。」
映司と決別しクスクシエを離れてからと言う物、自分でアイスを用意する事はしていなかったようです。
 冷蔵庫を開け放ったまま店内に出ると、これまでのクスクシエでの日々を回顧。
いつも窓から屋根裏に出入りしていた事、周りの馬鹿騒ぎが理解できなかったクリスマスパーティの事、連日のコスプレ、1000回記念の映画撮影でノリノリだった事、映司がヤミーの能力で色ボケになった事、等々・・・。
何だかんだ言って、アンクにとっては思い出の場所であり、そこにはいつも映司が。
 スタンドの明かりをつけると、眼前には比奈からもらったメダルケース。
「食べて、見て、聞いたんでしょう?どうだった?」
というメズールの問いが脳裏に蘇り、
「分からない味だ、お前らグリードには。だから・・・。」
そう呟くと、背後には比奈が。
「アンク・・・!もしかして、戻ってきたの?」
「食いに来た。」
アイスを示すアンク。
「美味かった。」
「う、うん・・・。」
「他にも、色々だ。だから・・・この体、寄越せ。」
「え?」
「寄越せ。」
借りているとかそう言う表現ではなく、初めて所有権そのものを要求。
 比奈は驚いたのか躊躇したのか、しばらく黙っていましたが
「駄目・・・あげられない。」
と拒絶。
 2人がしばらく見つめ合っていると、知世子も出勤。
「おはよう〜!って、アンクちゃん!?嘘!やだ、久しぶり!どうしたのよ!?もう、心配してたんだから!1人?映司君は?今日ご飯食べてくわよね?って言うか、戻ってらっしゃいよ!屋根裏、あのまま開けてあるんだから。また映司君と2人で。ね?」
 再会の喜びからか、まさしくマシンガントークを繰り広げる知世子。
しかしアンクは、
「・・・どっちかは戻ってくるかもな。」
とだけ言ってクスクシエを後に。
「え、どういう事!?ちょっと、アンクちゃん!」
状況が理解できない知世子をよそに、涙して崩れ落ちる比奈。
「比奈ちゃん?・・・どうしたの?比奈ちゃん?」

 その頃、まだドライバーを探している映司。
「早くベルトを見つけないと・・・。ガメルが完全復活してるんだから、またきっと・・・。」
そうして探している間にも、紫コアにまた活性化の兆し。
 今度は後藤と比奈からの忠告が脳裏に。
「どうして自分を守ろうとしない?」
「自分のことも、ちゃんと守ってね。」
しかし、
「ごめん、それはもうちょっと後で。この力が要るから・・・この力だけが止められる!」
こんな事になっているのに、またしても自分を後回し。

 言っているそばから街に現れたガメル。
手近にいた男を捕まえると、その男がすぐさまセルメダルの山へと変貌してしまいました。
そして青いクロスをかぶせ、ウナギコアを置き
「メズール、戻って!」
ウヴァさんがやったように復活させようとするも、うんともすんとも言いません。
「ん・・・?何でかな?まだ足りないのかな?」
今度は別の男をセルメダル化。
 その様子を上から見下ろしているウヴァさん。
「バカか。あれはただのコアメダルだ。メズールの意思は入っていない。フフフ・・・まあ、勝手にやってろ。最後に生き残るのは・・・俺だ。」
なんという小物臭。

 映司を探す後藤。
「火野!」
そこへエリカから着信。
「後藤だ。」
「柏木西のビル街にグリードです。バースのメンテが終わったんで届けます。どこですか?」
「石川浄水場だ。14号ルートで向かう!」
「了解。」
愛車のミニ・コンバーチブルを軽快に飛ばすエリカ。絵になりますね・・・。

 その頃、映司はガメルの活動を察知するもドライバーは見つからず。
「まずい、ガメルだ!」
焦りを感じながら周囲を見渡すと、水際にドライバーを発見。
「・・・あった!」
慌てて拾いに行こうとすると、そこにアンクが。
「アンク・・・。」

 後藤は、ライドベンダーでエリカと並走。
プロトバースと正規バースのドライバーをそれぞれ投げて交換。
「火野を探してくれ!」
「そのつもりです。届け物があるので!」
再び二手に分かれ、それぞれ行動開始。
「変身!」
ライドベンダーに跨ったまま変身。バイク変身はやはり良いですね・・・。

 ガメルの猛威はとどまる所を知らず、
「次は・・・あ、あれだ。」
今度は車に乗った男に目をつけ、逃げる車を逃走。
「待て!」
上からボディプレスをかけると、まさかの車ごとメダル化。
完全体としてはガメルの能力が一番恐ろしいんじゃあ・・・?
 そこへバースが到着。
ライドベンダーで体当たりをかけると、ライドベンダーも当然のようにメダル化。
離脱が遅れたら後藤さんも・・・。
 バースバスターを撃ち込むも、大して効いていない様子。
そこにあったメダルの山から装填するも、それは元人間。知っててやってるとしたら恐ろしい事です。
「こら!お前、勝手に使うな!」
どんどん距離を詰められ、最終的に捕まってしまいました。

 ミニを飛ばし、映司を探すエリカの前に躍り出た謎の男。
さして驚く様子でもないのが不思議。その目線の先には・・・。

 海岸では、アンクと対峙する映司。
「それ、返してよ。」
「その前に、お前に用がある。」
「ガメルが暴れてるんだ、返せ!」
他人のことになると一生懸命。すぐさまアンクに突っ込む映司。
 アンクの放った火球をグリード化した左腕で受け止め、なおも肉薄。
「お前・・・正気か!?そこまでグリードに・・・。」
「体はともかく、正気だし、本気だよ!おかげで、グリードの事ももっとよく分かったかな。」
「ほう・・・。で?」
お互い腕だけをグリード化して激突。こうなった以上、アンクも容赦ありません。
「アンク、俺は・・・コアメダルを砕く!これ以上、誰も完全復活も暴走もしないように!信吾さんもメダルの器になんかさせない!」
いよいよ覚悟を決めてしまったらしい映司。
「思った通り、お前の言いそうな事だ。だから俺も決めてきた。俺が必要なもののために、邪魔なお前を潰す!」
初めて交わされた、明確な敵対宣言。
 もはや完全に本気の殴り合い。
「お前の欲しいものって何だ!人間か!?」
「もっと単純だ。世界を確かに味わえるもの・・・命だ!!」
アンクの欲した物は、ズバリ命そのもの。
「グリードは生きてさえいない、ただの物だ。そのくせ、欲望だけは人間以上ときてる!食っても見ても触っても、絶対満たされない欲望!」

 その1人であるガメルはバースを完全に圧倒。
「メズール!」
ガメルの場合は、そのメズール自体が居なくなってしまったと言うのが・・・。

 アンクはなおも続けて、
「それがどれほどの事かは・・・」
「分かるよ。って言うか、分かった。それでもやる!」
「自分がグリードになってか?」
「ああ・・・。」
グリード化しても、自分のやるべきことをやると言うスタンスが全く崩れない映司。
 が、アンクは
「何が『分かった』だ、映司!お前は何も分かってない!グリードなら、何も欲しくないって顔をするな!」
「お前は、欲しがり過ぎるんだよ!命が欲しいなら、人の命も大切にしろ!」
「知るか!お前も何か欲しがってみろ、そうすれば分かる!お前、何か欲しいと思ったことあんのか!?あんのか!?映司!」
大きな欲望に縛られるアンクは、無欲な映司に対して嫉妬すらしていた事でしょう。
「俺は・・・俺は欲しかった・・・!欲しかったはずなのに。諦めて、蓋して・・・目の前の事だけを・・・!」
大きな欲望を持ち、紛争の中で少女を亡くしたことで空に。
 そして、第1話でのアンクとの出会い。
「どんなに遠くても届く俺の腕!力!もっと!もっと!!・・・もう、叶ってた。お前から貰ってたんだ。」
映司にとって欲望とは、やはりオーズとして戦うこと以外になかった、という事。
「一度も言ってなかった。アンク・・・ありがとう。」
そしてここに来て、まさかの感謝。

 その頃バースはガメル相手に苦戦。
「お前も嫌いだ!俺の邪魔ばっかりするな!」
やはりパワーと防御力が段違い。
「このままじゃ、またメンテに逆戻りだ・・・!一か八か、出力最大を至近距離で・・・!」
普通にやっても勝ち目はない状況で、賭けに出る後藤。
「隠れても無駄だぞ!」
「下手すれば相打ち、うまく行けば・・・!」
意を決してガメルと相対すると、どこからか銃撃が。
 銃撃の主は、まさかの帰ってきた伊達さん。
「後藤ちゃん!そんな捨て身の戦法、教えた覚えないけど?」
「伊達さん!?」
「伊達明・・・リターン!」
プロトバースのドライバーを装着し、
「何だ?お前。」
「変身。」
いつものポーズでプロトバースへと変身。
「伊達さん・・・大丈夫なんですか?」
「イエス!」
どうやら、早くも手術には成功したようです。
「バースが2人いる・・・。」
ガメルは目の前の状況に困惑。
「さあ、行くよ後藤ちゃん!」
「無茶しないでくださいよ!」
2人がかりで一気に突撃。

後半は追記へ。  続きを読む
Posted by jerid_and_me at 20:04Comments(6)TrackBack(5)

2011年08月08日

劇場版 仮面ライダー000「WONDERFUL将軍と21のコアメダル」

 月曜に行こうと言っておきながら、会社の同期から今日のお誘いがあったので日曜のうちに観てきました。
しかし公開2日目の日曜だってのにガラガラでしたよ。夕方ってことを考えても異常です。
大丈夫かT山。

 しかしまあ内容はなかなかのものです。
流石に去年のWと比べちゃうとアレですけどね・・・アレは良い意味で例外中の例外です。
ライダー映画としては低からぬレベルであるとは間違いなく言えます。
ネタバレもアレなんで早々に追記に隠します。  続きを読む
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2011年08月07日

今週の仮面ライダー000「第45話 奇襲とプロトバースと愛の欲望」

 グリード退場編とでも言うべき流れです。
「これまでの仮面ライダー000!コアメダルを失い、なおも完全復活を目指すアンクは比奈の兄を利用し、グリードと結託。その行動を認めず、自らのグリード化も顧みずに戦いを続ける映司。2人が対立を続ける中、コアメダルはグリード側に集まりつつあった!」
 完全復活を果たしたカザリがオーズと関わりのない所で倒れたことで、倒したにもかかわらずメダルは人類サイドに集まらない、という±0の状態。
・・・いや、映司のグリード化が進んだ分だけマイナスでしょうか。

 カザリのいなくなった真木邸は意外といつも通り。
「メズール、あげる。」
iPhoneを弄っているアンクの前に、多数のコアメダルを並べる真木。
「これはカザリの・・・。奴はどうした?」
「カザリ君自身であるコアメダルが破壊されたんです。」
「・・・死んだのか?」
それを聞いた真木は、
「ほう、随分人間に馴染んだようですね。」
「何?」
「メダルの塊であるグリードに命などありません。死んだのではなく、ただ消えた。それだけです。」
「そうだったなぁ・・・。」
階下の他グリードを見下ろし、
「ただのメダル、物でしかない。」
「そこにある日差しも、美しい花も、熟れた果実の味も感じられない、ただの物。」
「今はな。」
「そう、君は進化する。そのためにもオーズと、彼の持つ紫のメダルを。」
傍らのメダルに手をつけるアンク。
人間の体を借りながら器になるなんて事がそもそも可能なのかどうか・・・。

 その頃、何やら物騒な様子で真木邸に迫る映司ら。
その少し前、真木の研究室跡では
「現状は、俺達が圧倒的に不利です。メダルはこれだけ・・・バースの修理にも時間がかかるんですよね?」
「ああ・・・。確かにこっちの分が悪すぎるな。」
「だから攻めませんか?守るより、攻めるほうがいいと思うんです。」
と提案する映司。もはや、仕方なく戦うというスタンスでもなくなってきているような・・・。
「攻めるって・・・でも、どこに?」
「真木博士の屋敷か。」
「え?」
「伊達さんが情報を残してくれたんだ。ただ・・・迂闊な事はできないから、そのままになってる。何しろ、グリード揃ってる中に飛び込むんだからな。」
「でも、今回みたいに結局は揃って襲ってくる訳だし。どうせ不利なら、攻めて・・・。」
「こっちのペースで始めるのもアリか。」
言い分としては確かです。流石は紛争に参加していたというだけの事はありますか。
 そこへ、何やら大きなトランクを手に現れたエリカ。
「後藤さん。研究所に例の物、残ってましたよ。」
「そうか!」
「バースの試作品です。ほぼ正規品と同じですが、装着できる武器はクレーンアームとブレストキャノンだけです。」
「それでも、無いよりマシだ。火野、やるか?」
「はい。」
すっかりやる気満々の映司を心配する比奈。
「でも!」
「大丈夫、信吾さん必ず取り戻すから!」
「映司君・・・。自分の事も、ちゃんと守ってね。」
「・・・うん。」
しかし、映司の色覚は既に鈍ってきている様子。
あくまで他人優先で、自分のことが考えられない映司には必要ないとばかりに容赦なく感覚が失われていきます。

 そして真木邸前。 
「アンク・・・!」
ついに映司自身も突入・・・って、映司が突っ込んだら紫コアの共鳴で真木に気付かれたりしないんでしょうか?

 OPは映画仕様。
これは、早く観に行かないとネタバレされまくるという流れですね・・・明日にも行くつもりです。

 Aパート。
「Count The Medals!現在、オーズの使えるメダルは?」
カザリの活躍により黄コアは全て失われ、こちらも大分色味に乏しくなった感があります。
「メダルの塊であるグリードに、命などありません。」
真木の言葉が頭から離れないアンク。
 と、そこへメズールが。
「何だか昔とは違うわね、アンク。その体のせいかしら?」
こっちのセリフだ、と言いたくなるほどエロスを感じます。驚くべき進化。
その体のせいかしら。
 黙っているアンクに、さらに続けて
「ねえ、人間の体で味わう欲望ってどう?食べて、見て、聞いたんでしょう?どうだった?」
どうやら、人間の感覚に興味津々である様子。
「ハッ、お前らグリードには分からない味だ。」
「お前らグリード、ね。まるで自分は違うみたい。」
「ああ。俺は人間が気に食わないが、グリードはもっと気に食わない。」
「フン、人の体では大したものを味わえなかったようね。物足りないって顔してるわよ?アンク。どうしてかしら。」
結局、現状ではまだ足りないと言った所でしょうか。

 その頃、窓の外まで接近した後藤。
中では、ゴルフクラブで壺を割っていたウヴァさんが。
「妙な気配がするが・・・。」
まさしく虫の知らせとでも言うべき勘ですが、時既に遅し。
 後藤は窓から花火を投げ込み、光と煙でグリードらを撹乱。
「うわっ、眩しい!」
「外だ!」
あわてて飛び出すウヴァさんにガメル。
「いつかは来ると思っていました。」
金庫からメダルを持ち出す真木。金庫内に人形がスタンバっているところを見ると、分かってて黙ってたんじゃないかと。
 騒ぎを聞きつけたアンクが出てくると、そこへ映司が突入。
もみ合いになった表紙に転がり出たメダルをちゃっかりゲット。
「返せ!」
「悪いけど、こっちもメダルが足りないんだ。」
「ハッ、お前もグリードらしくなってきたな。」
「かもね。」
一方、咳き込みながら玄関から飛び出したガメル。
「目が痛い・・・。」
隠れているエリカがワイヤーでガメルの足を引っ掛け、転げ落ちた先には大量の駄菓子が。
「あっ、お菓子だ!わーい!・・・ん?」
そして、駄菓子に紛れてまさかの爆弾。スイッチ1つで大爆発。
「ガメル!?」
「お菓子が爆発した・・・。」
エリカの姿を確認したウヴァさんと、逃げるエリカ。
「待てコラ!」
物言いがまさしくチンピラです。
「べーっ!」
そして落とし穴にハマるウヴァさん。
「あ・げ・る!」
さらに手榴弾を投げ込まれ、黒焦げに。
それでもセルの1枚だって放出しない辺りは流石の執念です。
 そこでエリカに背後から迫るメズールですが、安心と信頼のターザンキックで吹っ飛ばすプロトバース。
飛ばした先にはネットがあり、メズールを捕獲。
「嫌!ちょっと!?」
慌てると声が可愛いという・・・。
しかし、そこへ容赦なくバースバスターを叩き込むとは、用意周到すぎます。

 こちらも外へ飛び出し、向きあう映司とアンク。
ドライバーにメダルを装填した上で、
「アンク。もう一度聞いておくけど、信吾さんを比奈ちゃんに返す気は無いんだよな?」
アンクは、答える代わりに泉刑事の体に黄コアを投入。
「アンク、やめろ!」
「こいつを使う意味、分かったろう?足りないコアメダル3枚分は、この体で補う。俺は、こいつごとメダルの器になるんだよ。グリードなんかより、もっと強い存在にな!」
 まさしく、自分に対する欲望が全開。

 いいようにやられたグリード連中。
「油断したな・・・。」
「完全に先制されたわね。」
が、これで終わりではなく
「ブレストキャノン」
ブレストキャノンとバースバスター連射の追加。完全に押しています。

 泉刑事の体となると躊躇したのか、いつまでも変身しないでいるとメダルケースを弾かれ、しかもそれを真木に拾われてしまうというハプニング。これはお粗末と言わざるを得ない。
「アンク君、私に。」
舌打ちしながらも引き下がるアンク。
「今日こそ貰いますよ、君の中のメダル。」
紫コアを引き寄せようとする真木ですが、それを紫のオーラで押し返す映司。
これには驚きひっくり返ります(人形が)。
「俺も大分慣れてきましたよ、メダルの扱い。でなきゃ乗り込みません。」
「なるほど。私も急がなければならないという事ですね。」
自らグリードへと変身する真木。あれ、人形はどこへ・・・?
変身する時、人形の手も紫に光ってましたけど、まさか融合?
 現状、その姿を見て生きている者のいなかった真木のグリード体。
誰もが初めて目にするその姿に驚愕。
「真木博士・・・!」
そうして放たれる圧倒的なエネルギーは映司の比ではなく、周囲が焼け野原に。

 その気に乗じて逃走し、光生に報告するエリカ。
「つまり、ドクター真木は止められなかったという訳か。」
「はい。思いっきりグリードでした。」
「しかも、メダルも90%以上が彼らの手に、か・・・。」
「グリードのうち、1体か2体は完全復活するかと。」
淡々と危機的状況を報告しています。
「いささか、いや・・・かなり。いや、非常にまずいよ、里中君!」
「何か対策があれば、今日は残業しますが?」
「もはやオーズと、バースプロトタイプに戦ってもらうしかない。」
結局のところ力押し以上の対策は無くなってしまったようです。
「では、このまま直帰で。失礼しまー・・・」
「待ちたまえ!戦いの助けになるものはある!」
エリカを止める光生。謎のしぐさ。

 研究室に戻った映司ら。
「まさか・・・真木博士があそこまでとはな。」
「はい・・・。それに、メダルもこれだけに。」
当初ドライバーに入っていたライオン、トラ、バッタしかない状況。
「いや、まだある。さっきの戦いで、これだけ手に入った。」
と、チーターを投げてよこす後藤。どうやら、どさくさで手に入ったようです。
「良かった!コンボができれば、かなり・・・。早く信吾さん助けないと!」
「アンクと同化する、と言うことはつまり・・・グリードに。」
「そんな事させません!絶対に止めます。」
やる気満々の映司に、後藤は
「どうして自分のこともそう思えない?」
「え?」
「火野。お前の方がグリード化が進んでるんだぞ?比奈ちゃんが言ってた通り、どうして自分を守ろうとしない?」
「そんな事ないです!俺だってなりたくないですし・・・。」
「だったら、会長が言ってた自分の欲のこと、もっと真剣に考えてみろ!」
「は、はい!でも、そう急には・・・すいません。」
「別に謝ることじゃない。すまない・・・。」
最早どうしようもない状況、と言うのが如実に伝わってきます。
やはり、欲を探すって時点でもう・・・。

 真木からコアメダルをさらに受け取るアンク。
「これで君は、コアメダルを半分以上持つ事になります。君の望む進化には、まだ足りませんが。」
「お前の望む暴走にもな。する気もないが。」
が、そこでメダルケースを奪い取ってしまうメズール。
「これは・・・どういう事かしら?」
「勝手にメダルの山分けとはな。」
「俺も欲しい!」
ガメルにウヴァも登場。どうやら尾けられていたようです。
「アンク!私のメダル、まだあるでしょう?出して!」
が、そっぽを向くアンク。
 すると次は真木に
「ねえ、ドクターの坊や?せっかく手を組んだんじゃない。独り占めなんて悪いことよ?アンクに渡すように言って頂戴。いい子だから、ね?」
と迫ってみるものの、
「ごっこ遊びもいい加減にしたらどうです?味わえもしない愛情をいくら真似ても、グリードの君ではみっともないだけです。本物を味わうには、人を食らうしかない。それがグリードですよ。」
 なかなか手痛いツッコミ。ですが、
「だったら、余計にメダルが欲しいわ。」
当然そうなりますよね。
「そうだ。俺たちに完全復活させない気か?出せ!」
「俺のメダル、出せ!」
グリード3体に囲まれ、
「全く、グリードと言うのは・・・。」
真木もその気になりますが、ここでアンクは嘲笑って
「ハハハ・・・。メダル、メダル、メダル・・・。お前ら、他に何か無いのか?」
「何が悪い?お前も同じだろうが!」
「ああ・・・そうだよ。最悪だ!お前らといると嫌でも思い知る。これ持って、とっとと消えろ!」
と緑・青・白のメダルを叩きつけるという結果に。
「ウヴァ、それ俺の!駄目!」
ウヴァさんセコい・・・。
「アンク君。同族嫌悪も結構ですが、君も気が短い。まあ、これもオーズにとっては1つの手でしょう。メダルはいずれ取り戻せますしね。」
いや、割られますけど。
「これで9枚、やっと完全な・・・!」
完全体となり、さっそく水のように飛び出していくメズール。
「やっと揃った・・・メズール?メズール待って!と俺も9枚揃った!メズール!」
同じく完全体となり、追いかけるガメル。
「チッ、俺のあと1枚はオーズか・・・。」
しかし1人だけ完全体になれないウヴァさん。

 メズールに追いついたガメル。
「メズール!メズール、どこ行くの?俺も一緒に行く!」
「ガメル・・・ごめんなさい。もう、おままごとは終わり。」
「えっ?」
「ドクターの坊やが言ってたでしょう?ごっこ遊びじゃなくて、本物を味わうの。」
「じゃあ、俺も!俺も行く、メズール!」
「駄目よ、もう駄目!あなたじゃ私は満たされない。さよなら・・・ガメル。」
「メズール!!」
ガメルと決別し、川へと消えるメズール。

 翌朝、家族連れで賑わう水辺の公園。
「あの鳥、何?」
「あれはね、カモよ。」
などとやっていると、自分たちがカモに。
「ちょうだい!」
水の塊となって姿を現したメズールが、母娘を跡形もなく飲み込んでしまいました。
 男性には目もくれず、母と子のみをどんどんと飲み込んでいき、あらかた取り込まれた所で騒ぎに気づいた映司ら。
「向こうだ!」
「おい、どうなってんだよ!?」
「何だあれは・・・?」
「追いましょう!」
メズールは、人気のない施設の中に、ヤミーのそれのような卵の中に母子を閉じ込めています。
「フフフ・・・。感じるわ、これが愛おしいって事。愛情の快感・・・ああ、全部私のもの!」
ご満悦といった様子ですが、
「でも足りない!もっと・・・もっと!」
やはりグリードの欲望というのは満たされることがないようです。
 そこへ到着した映司ら。
「ここです!」
中に立ち入った2人は、卵に閉じ込められた母子に困惑。
「何だこれは・・・?」
「後藤さん・・・これ、中に人が!」
卵の中には小さくなった母子。
「なんて事を・・・。」
「後藤さん、これ、どうやって助け・・・」
「待て、下手に触るな!どうなるか・・・。」
何せ縮んでいますからね。割ってしまうときっと大変なことに。
「オーズの坊やたち!私の欲望の邪魔をしないで!」
姿を現したメズール。
「まさか・・・完全復活か?」
「じゃあ、これが真木博士の言ってた・・・。」
「人間の感じるそれら全てを貪るでしょう。人間ごと食らって。」
真木の言葉を思い出す2人。
「メズール・・・!この人達を元に戻せ!」
「冗談でしょう?まだ味わい始めたばっかりよ。美味しくなくなったら、あげるわ。フフ・・・その時には、命は無いけれど。」
「これがグリードの欲望・・・。」
「出ていきなさい!」

 表へ出る一同。
「変身!」
「ライオン!トラ!チーター!ラタ♪ラタ♪ラトラ〜タ〜♪」
いきなりコンボで対抗する映司ですが、2人がかりでも全く相手になりません。

後半は追記へ。  続きを読む
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2011年07月31日

今週の仮面ライダー000「第44話 全員集合と完全復活と君の欲」

 晩方にようやく家に帰り着いたので、すっかり遅くなってしまいました。
帰りの特急の中で書いたりもしてたんですけどね。流石に酔いましたし。

 前回はアンクの離反とウヴァさんの復活までで、そしてグリードVS人類の決戦となったのが今回。
「仮面ライダー000!前回の3つの出来事。」
「1つ!アンクが再び比奈の兄、信吾に取り憑く。」
「2つ!それによって、映司とアンクは対立。」
「そして3つ!アンクは真木に接近。復活したウヴァとともに、カザリたちの前に現れた!」
ウヴァさんがすっかりアンクのオマケ扱いに・・・。
「まさか・・・!」
「どうして?」
一挙にこの2人が戻ったことに、驚きを隠せない一同。

 またしても、野外でのお茶会を嗜む真木。
何故いちいち屋外なのか・・・何か意図があるのでしょうか?
 このしばらく前、アンクに対して
「暴走のことはご存知ですか?特に、君はその可能性が高い。コアメダルを3枚もオーズに破壊されて。」
と、メダルの器に付きまとう暴走の危険性について警告するものの
「だからだよ!!俺はどうしても、完全で確かな存在が欲しい。その為なら、どんな危険だろうが冒す価値はある。」
もとより危険性については承知の上。
完全体以上の存在となるか、あるいは半端グリードのまま終わるかという覚悟の上での立候補であったようです。
 その覚悟には真木も可能性を考慮するほど。
「彼なら、あるいは・・・。」

 で、次は他のグリード勢に話をつけに来た、と言うところのアンク。
「おい、迷ってる暇あるのか?今のオーズは、コアメダルを破壊する力を持ってる。のんびりしてれば、グリードは封印どころか・・・消滅だ。」
 確かに、グリードという種にとってまさしく存亡の危機。
「消えたくなければ、俺と組め。狙いは1つ、オーズと・・・奴のコアメダルだ。」
・・・あれ、『映司』とは呼ばないんですね。
寝返ったばかりで共闘を持ちかけるアンク。緊急時といえば緊急時ですが、なんとも手際が良いと言うか。

 一方、真木の研究室跡地でアンクからの攻撃で受けた傷の手当を受ける映司。
「クスクシエには戻らないの?」
「うん・・・。俺、紫のメダルは押さえ込んでるつもりだけど、何があるか分からないし。その・・・俺が色々変になってる事、知世子さんに気づかれるとアレだから。」
 あくまで、知世子は巻き込むまいとする映司。
「体の方、まだおかしいのか?」
後藤から体のことを気遣われるも、
「ああ、いえ・・・それほどじゃないです。」
グリード化のことはとても言い出せません。
 しかし、あの圧倒的なオーラを目にした後では、所詮時間の問題でしか無いという危惧を抱いているらしい比奈。
「後藤さん、映司君の体のこと、もっと分かりませんか?どうしたらいいか・・・元に戻る方法とか!」
「比奈ちゃん・・・。」
すると、突然ディスプレイに光生が登場。
「教えるとも!」
一体、どうやって映司らの会話の内容を!?
「私としても、火野映司君のグリード化は是非とも避けたい所だ。財団の地下保管庫に来たまえ、さあ。」
鴻上の知る情報の最深部とも言える保管庫へ映司らを呼び出す光生。

 OPは映画仕様。
え・・・伊達さん?後藤さんの立場やいかに。

 Aパート。
「Count The Medals!現在、オーズの使えるメダルは?」
赤コアがなく、相変わらずタトバすら不能な状態。
 地下30階にも届こうという、驚きの深さの地下保管庫に向かう映司ら。比奈や後藤も同行しています。
「キーは解除してある。入りたまえ。」
重いドアを開くと・・・。

 旧真木邸では、
「そうね。こうして5人いるなら、オーズの坊やからコアを取り上げるのも、そう難しい事じゃないわ。」
アンクと組むことについて吝かではないと言った様子のメズール。
 一方、先程からずっと面白くなさそうな様子だったカザリの方は
「へぇ〜・・・そんな簡単にアンクを信じるんだ?」
と猜疑心を剥き出しにしています。
「信用なんてもの、セルメダルの1枚の価値もないわ。やるかやらないか・・・それだけよ。」
メズールは信用と言うよりむしろ選択の余地はない、といった物言い。
「決まりだな。」
後のガメルはメズール次第、と言うことで多数決は成立し、アンクとウヴァはグリード同盟に加入。
「何なの?僕がじっくり作ってきた場所を・・・!どうしてアンクが?」
カザリにしてみれば、じっくり慎重に状況を作り上げて機を窺っていたところに、危機的状況に乗じてアンクが場を乗っ取ったと言うようなもの。それは面白く無いでしょうね。

 カーテンを開き、映司らはいよいよ光生のコレクションと対面。
そこには様々な資料にメダルの器、セルメダルに・・・そして王のものと思しき人骨。
「ようこそ!・・・王の部屋へ。
映司らを迎える光生。

 アンクと衝突するカザリ。
「アンク、君に主導権を握ってもらう必要は無いよ。と言うか、要らないな。」
「ほう・・・。」
「君を信用するのは、無理がある。」
とグリードの姿へ。
「お前も相変わらず疑い深い。いや、臆病か?」
「慎重って言って欲しいな!」
激突するアンクとカザリ。
「欲望が満たされる前に、終わりたくないし!」
一度は完全体にリーチまで行った身であるので、なかなかの強さのカザリですがアンクも泉刑事の肉体を借りていながら結構なもの。
 さらに、そこへウヴァさんが乱入。
「カザリ、いつかの礼をしてやる!」
コア1枚でほぼ全裸ですから単騎ではまず相手にならないものの、アンクと2対1なら結構なもの。これもセコいと言うか・・・。
「みんな、頑張れー!」
それを見て喜んでいるガメル。

 光生が説明するのには、
「グリードが欲望の塊であると言うのは、聞いている通りだ。欲望には、大きなパワーがある!800年前、錬金術士たちがコアメダルを作ったのはまさに当時の王が、世界を支配するパワーを求めてのこと。見たまえ。」
 光生が示したのは、魚から両生類、両生類から爬虫類、そして爬虫類から鳥類、哺乳類、人類という進化の系譜。その途中には恐竜も。
「水中から地上へ、そして空へ!強く欲することが、命をも進化させる。まさに、生きるエネルギー!」
進化の根源すら欲望・・・確かにまあそうかも知れませんが。
「そのエネルギーを純化したメダルは、人をさらに進化させ、やがて・・・神の領域へ踏み込むだろう。もっとも、それだけの力を受け止める欲望の器となると難しい。」
 光生が持ちだしたのは年季の入った盃。
「まずは大きな欲望の器を持てるかどうか。しかし、どんなに大きくても・・・既にいっぱいであれば、すぐに溢れる。800年前の王の暴走がそれだ。」
 盃に、こぼれるまでメダルを落とす光生。
「だが、火野映司君!君は大きな器を持てる環境に育ち、さらにそれを1度枯らした。」
政治家一族の御曹司として生まれ、世界中の子供達のためという大きな夢を抱きながら、過酷な現実の中であの少女を失い、夢も欲望も無くなった・・・と言うのはこれまでにも語られたところ。
「空になった器は、どんな欲望も受け止める。それはまさに・・・オーズの器だ!!」
映司こそオーズに相応しい、と宣言する光生。
「しかし、その器に紫のメダルが入り込んだのは計算外だった。それは、全てを無にするマイナスの暴走。」
よりによって紫コアが入り込んでしまったと言うのが映司の不幸。
「ドクター真木にも同様のことが起きている。」

 その真木は、既に視覚も霞がかったようになり、映司と比べてかなりグリード化が進行している様子。
「どうすればいいですか!?どうすれば映司君は!?」
状況の深刻さが伝わるばかりで、解決策の見えてこないことに焦りを隠せない比奈。
「難しくもあり・・・簡単でもある。」
一応のこと解決策はある、ようですが何やら歯切れが悪いですね。

 ウヴァさんは、なんとカザリからクワガタとカマキリの2枚を奪い返すことに成功。
これによって上半身の装甲が回復。
「残りも渡してもらおうか。」
俄然調子づくウヴァさんですが、ここでメズールから、文字通り水が入りました。2人してずぶ濡れに。
「少しは気も晴れたでしょ?」
「すごい!」
「その程度にしなさい。」
まさしく兄弟喧嘩を諫めるカーチャンです。
結局、カザリもウヴァさんも人間体に。
「メズールに助けられたな、カザリ。」
枚数ではまだまだ劣るはずなのに、なんとも自信家。
「話に乗る気がないなら・・・」
「いいよ、分かった。僕だって5人で組んだほうが得なのは分かってたんだ。例え気に食わなくてもね。」
言うとおり、顔はひどく面白くなさそう。
「フン!」
一同解散、と言うところですが、カザリが目をつけたのはメズール。
「ねえ、ガメル。」
「何?」
「メズールが居なくなったらどうする?」
と問いかけると、
「やだ!絶対ダメだ!」
全く予想通りの反応を示すガメル。やはり、といやらしく笑うカザリ。

 クスクシエでは、弁当箱にランチを詰める比奈。
それを見た知世子は、
「もしかして・・・映司君とアンクちゃんの?」
「えっ!?」
半分当たりで、もう半分はどうにも叶わない状況。
「いいの、いいの!詳しくは聞かない。旅に出たんじゃなかったのね・・・映司君。やっぱりね。」
映司の突然の失踪の理由が旅ではない、と言うところには察しがついていたという知世子。
「やっぱり、って?」
「同じ旅好きの勘かな?こういう旅をする人って、何かこうエネルギーみたいなのがあるんだけど・・・映司君、ずっとなかったから。いつかは、ここから出発して欲しいな・・・って思ってたんだけど。」
「私も、そう思います。」
旅立ちエンド、と言うのが可能性の1つとなりました。

 さて、どこか表情の明るくなった比奈。
光生に何を言われたかと言うと、
「火野君、欲を持つ事だ。君自身、君個人に対する、君の欲望だ。それが、紫のメダルの暴走を止める。」
映司が自分の欲望を満たすことで、その中に紛れ込んだ紫コアの発するエネルギーを抑えこむ・・・と言う事でしょうか。
去り際に
「お前の欲、思い出せよ。」
と言い残していった伊達さんには正しく先見の明があったという事です。
 映司は、後藤に比奈と買い物、ドライブと色々やっているものの
「こう言うので良かったんですかね?欲って・・・。」
「いや・・・俺も殆ど遊ばなかった方だからな。」
真面目な清純派後藤さん。
 当の映司は、
「楽しかったですよ!俺の欲は、分からないですけど・・・。」
どうも効果があったのかどうか微妙です。
 それを聞いて、比奈は
「あっ、旅!知世子さん、映司君が旅に出るといいな、って。」
「うん・・・旅ね。」
ピンと来ない映司。やはり、対グリードという仕事もありますしね・・・。
「何か欲しいものは無いのか?」
「ああ・・・パンツは足りてるし、ううん・・・。」
物的に欲しいものも特に見当たらないという映司。
「火野、そう言うのが自分に欲がない、って事じゃないのか?このままじゃお前、もっとグリードに・・・。」
「あ・・・すいません。その、何て言うか・・・鴻上さんが言ってた、欲望の持てる環境って。俺、確かにそんな感じで、ものすごい贅沢してたんですよね。欲しいものは何でも貰えたし、美味しいものもたくさん。」
「そうか・・・。そう言えば、お前の家は相当な・・・。」
政治家一族の御曹司で、なに不自由無い生活。その上イケメンときた。
「ごめん。こんなの、駄目だったね。」
申し訳なさそうにする比奈に、
「あ、いや!そうじゃなくて。そう言うのより、比奈ちゃんが一緒に居てくれたり、後藤さんが心配してくれたのがメチャクチャ嬉しかったな、って。それが一番・・・。ありがとう。」
 やはり、何かを欲して得る喜びと言うのとは遠い人柄。

 その帰り、すっかり疲れて後部座席で眠りこける映司。
「このまま、映司君は戦いを続けるんですよね。アンクとも、きっと・・・。」
「最初からそういう関係だと言ってた。2人とも、いつか戦うと分かっててずっと・・・。」
お互いの利益のために共存し、今まさにその分かれ道。
 すると、車は急ブレーキ。
何かと思えば、目の前にはカザリ、ウヴァさん、ガメル、メズールの4体が立ちふさがっています。
「フフフ・・・。」
「通せんぼ!」
「火野、起きろ!グリードだ!」
映司を起こし、車外に飛び出す後藤。
 さらにアンクも到着し、グリード揃い踏み。
30分前の内容を借りるなら、
『人の欲望は地球の未来!欲望戦隊・グリードファイブ!』
とでも言った所でしょうか。
 冗談はさておき、
「アンク!」
「随分とお揃いだな。」
「映司。もう、用件を言う必要は無いだろう。お前の答えも分かってるしな。」
「俺もだ。」
「上等だ・・・。」
かつて、それぞれの目的のために共闘していた2人が、今度は目的は同じままで対立。
火球を放ち、宣戦布告とするアンク。木っ端微塵に吹き飛ぶ車。
「オーズ!貴様のメダル、根こそぎ頂く!」
真っ先に敵陣へと突っ込むウヴァさん。
「行くわよ、ガメル。」
「うん!メズールは俺が守る!」
急に一端のことを言い出したガメルに困惑するメズール。
「?あ・・・ありがと。」
大張り切りのガメル。
「比奈ちゃんは離れてて!」
「火野!奴らを分散させて、できるだけ1対1に持ち込め!」
「はい!」
同格相手では基本の戦術。
「変身!」
オーズ、バースへとそれぞれ変身。
「ライオン!トラ!バッタ!」
先ずは亜種フォームで戦闘開始。
 バッタのジャンプ力でグリードの一団を飛び越し、ひとまず半数へと分断。
が、相手はやはり幹部クラス。2体相手でも十二分にハードです。
 崖下へ転げ降り、なおも追ってくるグリード。
両者とも次第に劣勢となっていき、ついにコンボ解禁となるオーズ。
「ライオン!トラ!チーター!ラタ♪ラタ♪ラトラ〜タ〜♪」
相手がガメルとメズールと言うことで、多大な実績と範囲攻撃のあるラトラーターへ。
 圧倒的な熱線で、早くも大ダメージのメズール。
「目が、痛い・・・!」
こちらも相変わらず光に弱いガメル。
 すると、すかさず変身直後の隙を狙うアンク。
その目論見は見事成功し、火球はドライバーを直撃し、弾き出される黄コア3枚。
変身を解除し、倒れる映司。
これはカザリ完全体来るか?と言うところ。

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2011年07月24日

今週の仮面ライダー000「第43話 ハゲタカと対立とアンクリターンズ」

 アンク復活、と言う所まで行った前回。
「これまでの、仮面ライダー000!紫のコアメダルによって、人でありながらグリードに近づいていく火野映司。一方、コアメダルの破壊によってもう1人の自分から解放されたアンクは、再び映司たちの前に姿を現した!」
「僕のコアが・・・!」
新アンクはコアメダルごと人格を失い、
「映司、今度ばかりは礼を言ってやってもいい。目障りな偽物が消えてくれたからなぁ。」
アンクは泉刑事の肉体なしで以前のような姿を保てるまでに。
「アンク・・・?」
「あとは・・・。」
それなのに、再び泉刑事に迫るアンク。
「アンク!」
「お兄ちゃん!」
泉刑事を捕まえたところで、セルメダルが少々脱落。
「この程度も保てないか。俺の偽物が消えたのはいいが、そのためにコアメダルまで・・・。紫にそんな力があったとはな。とにかく、こいつはまだ要る!もう少し大人しくしてもらおうか。」
 右腕以外がセルメダルに還り、いつもの姿で泉刑事を締め上げるアンク。
「やめて!」
比奈が止めに入るも遅く、強風に舞い散る羽根とともに倒れる泉刑事。
「お兄ちゃん・・・。」
泉刑事はアンクが右腕に一体化するも、最後の力を振り絞り
「比奈・・・心配するな、大丈夫だ。お前は、お前のできることを・・・。」
とだけ言い、瞳が赤く輝くと同時にアンクに乗っ取られてしまいました。
髪型がビフォーアフターすぎる・・・。
「フン!コアが消えても、偽物がいないだけでこうも違う・・・。800年前と同じ、俺の力だ。」
「アンク・・・!比奈ちゃんの気持ちも考えろ!火野だって、お前を助けるためにどれほどの危険を侵したか!」
「それとこれとは別だ。それとも、助けてやったんだからこの腕一本で我慢しろってつもりか?・・・冗談言うな。」
と、両翼から巻き起こした突風で3人を吹き飛ばすアンク。
 メダルケースから転がり出たタカコアを拾うと、
「残りもよこせ。俺んだ。」
残りのメダルも要求。
 しかし映司は立ち上がると、明らかな怒りの形相でアンクを睨みつけ、
「その前に、信吾さんから離れろよ。」
「言ったろ、この体はまだ要る。早くメダルを・・・」
「アンク!!こんなひどい事して良いわけないだろ!信吾さんから離れろよ、比奈ちゃんに返せ。」
「くどい!いいからメダル寄越せ!」
再び突風を浴びせるアンクですが、これを圧倒的な紫のオーラで跳ね返す映司。
「この力・・・!」
アンクすら目を丸くするほどの力。
「信吾さん返せよ。でなきゃ、コアを全部砕く!」
本気で怒っています。
「映司!そんな事してみろ・・・!」
さらに強力なオーラを発しながら、アンクに迫る映司。
これには堪らずアンクも撤退。
「お兄ちゃん・・・。」
後藤は映司を抑え、
「火野、駄目だ!止まれ、火野!!」
ようやく我に返る映司。が、やはり消耗しています。
「映司君!」
その様子を見ていた謎のおっさん。
彼は一体・・・?

 逃げ延びたアンクは、
「やっと偽物が居なくなったと思えば・・・。コアが3枚も消えたとなると、完全復活は無理か・・・。」
真アンクを滅ぼしたものの、その代償は多大。
グリードにとって、完全体への復活の目を失ったというのは致命的でしょう。
「諦めてたまるか、可能性はある。残った俺のコア6枚、それに・・・。」
そこへ、今度は軽トラに乗って現れた先ほどのおっさん。
その瞳は緑に輝いています。これはまさか・・・。
 視線に気づいたアンクは、
「まさか・・・やってみるか。」
まさか、とは中身ではなく、ヤミーを作る可能性。
セルメダルを投げつけると、見事に繭が発生し、中からは白ヤミーが。
さらに、自在に飛び回れる翼を入手。コアの倍増により、まさしく他のグリードに遜色ない能力を得たようです。

 OPは映画仕様。
マジで将軍様ですね・・・。

 Aパート。
「Count The Medals!現在、オーズの使えるメダルは?」
ただでさえ残りがタカ1枚になっていた所にそのタカまで奪われ、現状で赤コアはゼロ。
もはやタトバさえ不可能と言う状態・・・随分と久しぶりです。
 マンションに帰った比奈。
やっと戻ってきた兄と過ごしたのは、ほんの数日とか・・・これは辛い。
「ハハハ・・・そんな事があったのか。」
まさしく、つかの間の団欒でした。
「お兄ちゃん・・・。アンク、どうして・・・?」
結局、両者は両立しないという現実を突き付けられる比奈。
「大丈夫とは言ってたが、辛くて当然だろうな。せっかく戻ってきたお兄さんを・・・。」
「それもそうですし、アンクがやったって事が余計に。」
「まあ・・・それなりに一緒に居たわけだからな。」
「俺、あいつが信吾さんにこだわるのも分かるんです。ずっと体欲しがってきたし、あいつのコアメダルが9枚揃うことも無くなったから。」
先程はああでしたが、自分が割ったと言うこともあってか何気にやはりアンクに肩入れする映司。
「でも、あんなやり方は許せる事じゃない。」
「はい。だから俺も・・・。」
その意図までは分かりませんが、何やら覚悟をしたらしい映司。

 街では、海岸でイチャつくカップルを襲撃する白ヤミー。いいぞもっとやれ。
地味に容赦無いのがなかなか。
その甲斐あってか、あっという間に生体ヤミーに。パッと見では天狗か何かのようですが、頭からもう1つ頭が生えているってのは何か怖いですね・・・。
 それをすぐさま感知する映司。
「ヤミーだ。」
なおも人々を襲うヤミーの前に到着した映司らは驚き。
「鳥のヤミー!?って事はアンクの・・・。」
「作れるようになったらしいな。」
ベルトも装着せぬうちからヤミーに銃撃が。
 誰かと思えば、まさかの早出のエリカ。
また新しい勝負服・・・もとい戦闘服です。
「里中さん!今日は早いですね。」
「ちょうど新作の試着してたんで。」
「ああ・・・。」
ドヤ顔で言うことでもありますまい・・・。
「まあ、そんな所だろうな。」
ともあれ、いつものように変身しようとすると
「そっか、タカはあいつが・・・。」
赤コアは全滅だということを改めて思い出し、とりあえず亜種で変身。
「変身!」
「ライオン!トラ!バッタ!」
「早く逃げて!」
ヤミーに立ち向かう2人。エリカもいるので実質の3対1となり、流石にヤミーを圧倒。
 と思われましたが、ヤミーが巻き起こす竜巻で一気に状況をひっくり返されてしまいました。

 マンションの部屋で1人思い悩む比奈。
「アンク・・・ちょっとは近づけたと思ってた。もしずっとこのままだったら、お兄ちゃんはもう・・・。映司君とアンクも戦う事になって。そんなの絶対・・・。」
 3人同時には満たされない、という現実にもはや悩むしかないといった状況。
そこで思い出されるのは兄・信吾の言葉。
「比奈は、アンクの事だって助けたいと思っていたんじゃないのか?同時に俺の事も助けたい。けど映司君が戦うのは嫌だ。俺も同じだよ、さっきの人たちもそうだ。みんな勝手な望みを言う。それを黙って、全部引き受けるんだ、彼は。」
 自分を戒める比奈。
「私・・・また勝手なことばっかり思ってる。辛いことは、全部映司君に任せる事になる。」
さらに、乗っ取られ間際の言葉を思い出し
「お前は、お前のできることを・・・。」
「ちゃんとしなくちゃ。」
再び立ち上がった比奈。

 竜巻が止んだ隙を狙ってヤミーに仕掛けるオーズにバース。
「クレーンアーム」
クレーンアームで体を固定し、ヤミーを攻撃。
その間にオーズはバッタレッグでジャンプし、竜巻の及ばぬ真上からキック。
 どうにか有効打を与えるものの、ちょうど階下にいたおっさんの軽トラに乗ってそのまま逃走。
軽トラに乗るヤミー・・・なかなか妙な画です。
「運転してたの、ヤミーの親か?・・・いや、鳥のヤミーなら親は巣に閉じ込められてるはずか。」
「・・・!もしかして、あのトラックが巣って事も?」
やに勘のいい映司。

 またしても森の中の真木。お約束のように人形も傘をさしています。
そこへ降り注ぐ赤い羽根。
「なるほど、かなりグリードに近い。と言うより・・・ほぼ完成してるか。」
やはり、グリードが見ると状態がひと目で分かる様子。
 真木が何も答えないでいると、アンクは続けて
「お前、映司が持ってる紫のメダル・・・狙ってんだろ?」
「ええ、より完全な力をつけなければなりませんから。」
「何のために?」
「暴走したグリードが世界を喰らい尽くした後、そのグリードを排除するのは私の役目です。」
やはり対グリードという役目を持っているらしい紫コア。
「ほう・・・念が入ってるな。で?最後にお前が残るのは良いのか?」
「存在そのものが無であれば、美しい終末は汚しません。」
最後に残るのは自分という真木に、
「協力してやってもいい。」
「ほう・・・それは例えば?」
「俺をメダルの器にしないか?って事だよ。」
真木に対し、自らが世界を終わらせるグリードになろうというアンク。

 鴻上ファウンデーション会長室。
光生に状況を報告する後藤。
「なるほど、アンク君がね・・・。」
「火野のもとを離れるつもりのようです。」
「いずれそうなると思っていたよ。本来オーズは、グリードの天敵のようなものだからね。」
「アンクが、泉刑事の体を使わなければまだ・・・。」
自分としては、アンクとは敵対したくないという後藤ですが
「無理じゃないですか?グリードって、完全に復活したら欲望を食べるんですよね?人間ごと。結局、敵ですよ。」
「いや、コアメダルを破壊すれば完全な復活はない。火野が持ってる、紫のメダルならそれが出来る。」
紫コアに可能性を見出しましたが、それを却下するのは光生。
「それは駄目だ。」
「え?」
「コアメダルは必要だよ、破壊してはいけない。」
「しかし、人間への被害が・・・。」
「それは君が防ぎたまえ。まさに、世界を救う仕事だよ。」
確かに、以前は目指していたものですが・・・何たる皮肉。
「ただし、紫のメダル。これだけは破壊しなければならない。あらゆるものを無にする力は、欲望さえも無にする。何より!そんな力を持ったグリードなど最悪!Worst greeed of the greeed!世界の天敵となるだろう。」
 これは映司、人類種の天敵ENDでしょうか。

 またしても川岸で魚を焼いている映司。
「このまま、アンクが戻らないなら・・・。」
その時、映司の右腕が真木の時の如くグリードに変化。
すぐに収まりましたが、びっくりして魚は火の中に。
「あっ!勿体無い!・・・熱っ!」
などとやっていると、そこに比奈が。
「比奈ちゃん・・・。」
右腕を隠す映司。
「お弁当、作ってきた。」
比奈は映司の隣に座ると、
「卵焼き作ったんだけど、ちょっと失敗して甘すぎかな?これは、少し辛めの明太子おにぎり。こっちはおかか。」
味を感じられなくなった映司のために、ひとつひとつ味を説明する比奈。
「映司君、私・・・お兄ちゃんもアンクもなんて勝手なこと思わない。勝手なこと言わない。ちゃんと自分に出来ることをする。」
「比奈ちゃん・・・。」
「それって、今はきっと、何があっても映司君のそばに居るってこと。戦いは無理でも、ちょっとは役に立てると思う。」
「うん・・・って言っていいか分からないけど、今はそういう気分かな。」
「じゃあ・・・『うん』。」
「うん・・・。」
いい雰囲気・・・と思ったら、ここでお弁当を包んでいたハンカチが炎上。
「ああっ、燃えてる燃えてる!」
「大変!」
「ああ、もう・・・!」
「大丈夫!?あっ危ない・・・!」
「ああ、もったいない・・・。」
何だかんだでいつもの調子です。

 その頃、あの謎のおっさんはと言うと
「メダル、貯めないと・・・。」
どうも普通の一般人ではなさそうです。となると、やはり・・・。
 それを眺めるアンク。
「そろそろか・・・。」
何が?と言いたい所ですが、果たして。

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2011年07月17日

今週の仮面ライダー000「第42話 氷とグリード化と折れた翼」

 アンク奪還編後半。
「仮面ライダー000!前回の3つの出来事。」
「1つ!比奈の兄、泉信吾がアンクから解放され、比奈と再会。」
「2つ!2人を巻き込まないために、映司はクスクシエから去る。」
「そして3つ!アンク救出に向かった映司の前に、ドクター真木が現れた!」
アンクが奪われることで再会を果たした兄妹に迷惑をかけぬよう、単身アンク救出に向かった映司ですが、真木との接近による紫コアの活性化によって身動きが取れなくなってしまいました。
「頂きたいんです、そのメダル。」
「すぐにもあげたいですけどね・・・あなたが世界を終わらせるなんて言わなければ。」
「抵抗は無駄です。」
どうにか、半ば這いずるようにして真木から逃れる映司。

 一方、単身ヤミーを引き受けたバースは意外と優勢。
「この・・・よくも!」
と思ったら、棘ミサイルと口からの冷気で下半身を氷漬けにされ、身動きが取れないというピンチに。
バースバスターを連射するも、やっぱりあまり効かない・・・うえに弾切れ。
「ここまでだな、バース。終わりだ。」
「悪いが、終わるのはお前だ。」
「ほう・・・その状態でどうやって終わらせるつもりだ?」
「そろそろ俺の上司の出勤時間なんだ。」
「何?」
別の方向から銃撃。もちろん銃撃の主はエリカ。
「おはようございます。」
前と同じかと思ったら、今回は何だかパンクと言うか・・・。
「里中!」
「了解。」
メダルポッドを受け取り、
「セル・バースト」
「こう言うことだ!」
久々のバースバスター・セルバーストを仕掛けるも、あっさり避けられてしまいました。
「逃げたか。」
エリカは眠そう・・・5%ではこの程度ですか。

 どうにか真木から逃げようとする映司。
倒れこんで顔を上げると、そこには通せんぼしているあの人形が。
「火野君、君は知ってて見ないふりをしてるんですか?」
「え?」
「自分がグリードになろうとしている事に。」
ああ、やっぱりそう言う事なんですね・・・。

 Aパート。
「Count The Medals!現在、オーズの使えるメダルは?」
赤コア3枚を喪失しています。
「いいですか火野君。グリードとはその名の通り、欲望の塊です。が、逆を言えば欲望しかない。ただ欲し続けるしかなく、どれほどの欲望を抱こうとも、それが満たされる喜びを味わうことは出来ないんです。」
 追いついてきた後藤とエリカは、真木の姿を見てとっさに身を隠し、
「真木博士?」
「火野さん、かなり危険っぽいですけど。」
確かに、かなり消耗している様子。
「どう言う事ですか?」
真木は人形用ティーセットを並べながら続けて、
「例えば欲望が満たされたと感じるツールの1つ、感覚。見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる。つまり人間の五感。グリードたちが見る世界の色は、くすんでいます。音は濁っている。」
 視界は画質を劣化させたかの如く色味に乏しく、音はくぐもったかのような鈍いものに。
「君もそろそろ、何かを感じている筈です。いや、感じなくなっていると言った方が良いですか。だからグリードは欲するんです。ひたすらに。彼等がコアメダルを揃えて完全復活した時には、人間の感じるそれら全てを貪るでしょう。人間ごと食らって。」
「人間・・・ごと?」
「それをさらに大きく暴走されれば、世界そのものを喰らう。それでも満たされない、絶望的なまでに深い欲望で。それは、塵ひとつ残らない美しい終末。」
 映司の脳裏に浮かんだのは、OPのような砂漠。
「だったら・・・なおさらメダルは渡せませんね。」
「しかし渡せば、君が美しいものを美しいと感じられるままに、終末を迎えられますよ・・・こうならずに。」
そして真木は、明らかに人間のそれではなくなった腕を見せつけ、なおも映司の紫コアを刺激。
 ここで、隠れていたエリカがバースバスターで真木に目眩まし。
同時に、バースへと変身した後藤がターザンロープで映司を救出。
「火野!掴まれ!」
見事な手際で映司を助け出し、残された真木が足元に目をやると、ティーセットはバラバラで人形はパンツ丸出し。
「ワオッ!」
良かった、見た目はともかく中身は真木そのものです。

 鴻上ファウンデーション会長室では、光生が珍しくワインなど飲みながらエリカの報告を受けています。
「なるほど、ドクター真木はもうそこまで。」
「火野さんよりグリード化が進んでいるようでした。」
「メダルを積極的に受け入れようとした者と抑え込もうとした者の差・・・だろうが、何しろ前例が無い。人がグリードになると言うのは。」
そこで光生の脳裏に浮かぶのは、800年前の王オーズ。
「800年前に暴走したオーズは、そういう事かも知れないね・・・。」
オーズのシステムを介しても流石にあれだけのメダルを一気にスキャンすればそういう事もあるか、という例。
「オーズとしての器無き者はグリードに・・・。」
今回のように体内に直接、と言う事であれば尚更かも分かりません。
グラスから溢れる紫のワインが不吉な。

 後藤の方は泉兄妹に報告。
「映司君が・・・グリードに?」
「まさか・・・。」
突然のことに驚きを隠せない2人。
「真木博士の話だと、もう何か異変があってもおかしくないらしいが・・・。」
「そういえば夕べ・・・比奈、夕飯食ってる時、映司君の様子おかしかった時あったろ?」
思い当たるのは、やはり泉家での夕食の際、映司が何やら違和感を感じていたらしい事。
「映司君、美味しくなかった?」
「味・・・味覚だ。」
「そんな・・・感じなくなってたの?それなのに・・・。」
「すっごく美味しいよ!比奈ちゃん、料理も上手いんだね。」
比奈らに心配をかけまいと、感じもしていない事を言っていた映司。
「映司君・・・。駄目・・・そんなの、絶対駄目!映司君止めなきゃ!これ以上戦わないように。」
どうにか映司を戦わせまいとする比奈ら。

 その映司はと言うと、河原で魚を焼いて食べていますが
「何か・・・味の抜けたガムみたい。」
やはり味覚が無くなっている様子。
 ふと思い出したのは、最初期のアンク。
「これが冷たくて美味いのは分かる。」
「そうか・・・刑事さんの体使ったから、初めて味が分かったんだ、あいつ。もうちょっと、好きに食べさせてやれば良かったかも。」
私は逆に、グリードゆえ冷たいってことしか分からないんだと思っていましたが。
「お前、ちゃんと言えばいいのに。」
ふと見えたアンクの幻に語りかける映司ですが、
「まあ・・・言うわけないか。」
やはり本物がそこに居たとしても言わないでしょう。
「・・・食べとかなきゃ。」
ただ栄養を取るためだけに魚をむさぼる映司。
「熱っ!・・・うん、熱いのは分かる。」
どこか安心しているようにも見えますが・・・。

 で、グリード側で食べると言えばガメル。
「うん、美味い!メズール、これ美味い!あげる。」
「あら・・・ありがと。フン。」
受け取った先から反対側へ放るメズール。
と言うか何故まだ怪人体・・・。
 ガメルは駄菓子の山の中からケン玉を手に取ると、これも食べてしまいました。
「うまい〜!」
「良かったわね、ガメル。いっぱい食べていいのよ。」
それを上から見ていたカザリ。
「全く、分かりもしないくせに。」
一方、アンクを取り込んだ真アンクはと言うと
「メダル、取りに行くの?」
「真木がヤミーを使ってオーズをおびき出すんだ。ついでに紫のメダルももらおうかな?」
アンクを取り込んでも、いまだ収まる気配のない欲望。

 その真木は、ヤミーと打ち合わせ。
「では、今言った通りに。オーズは必ず来ます。」
「わかった。」
打ち合わせを終えた真木。急に紫コアが騒ぎ出し、月光を受けた影は明らかに人間のそれでは無くなっています。

 翌日、多くの人で賑わう広場に突如として冷気が。
その中心にはヤミーが。そして上から見下ろしている真アンク。
 現場に向かう映司を妨害するかのように車を止めたのは泉兄妹。
「映司君、行っちゃ駄目。戦いを続けたら映司君は・・・。」
「ヤミーなんだよ。それに・・・アンクも居る。」
分かっていて、それでも人助けのために戦おうとする映司。
「でも・・・!」
「そっちは後藤君が行ってくれる。映司君、少しは自分の体のこと考えるんだ。」
「大丈夫ですよ。自分のことは自分で・・・」
「大丈夫じゃない!映司君、味も分からなくなって、このままどんどんグリードに・・・そんなの酷過ぎる!」

 が、そう言っている間にもさらなる危機にさらされる一般人。
「助けて・・・!来るな、来るな!」
「助けて欲しいなら、オーズに頼め。」
「オーズ?」
が、こっちはバース。
「変身!」
変身しながら現場へと急行する後藤。
「オーズって何だよ!?」
「うるさい!」
ヤミーは一般人を1人完全に氷漬けにすると、見せしめのように破砕。
 それを見た周囲の一般人は、
「助けて・・・助けて、オーズ!」
「オーズ!助けて!」
「そうだ、もっと叫べ!」
助かろうと、訳もわからずオーズを呼ぶ民衆。
そこへバースが到着し、ライドベンダーで体当たり。

 オーズを呼ぶ声は、比奈や映司のいる場所まで聞こえてくるほど。
モニターで見る光生も訝しげな表情。
「・・・行かなきゃ。」
当然のように向かおうとする映司と、止める比奈。
「比奈ちゃん・・・。」
「心配しないで、大丈夫だから。」
なおも笑って戦いに赴こうとする映司は、もはや常人の理解を超えてさえいます。
「何で?何で笑ってるの・・・?映司君のことだよ!?」
なおも止まないオーズコール。
「やめて・・・勝手に呼ばないで。映司君は神様じゃない!やめて・・・やめて!やめて!!」
比奈のそんな様子を見た映司は、
「比奈ちゃん・・・。ごめんね、でも・・・ありがとう。」
「映司君!」
比奈の気持ちに感謝しつつ、やはり変身。
「変身!」
「ライオン!トラ!チーター!ラタ♪ラタ♪ラトラ〜タ〜♪」
いきなりラトラーターで急行。

 まるで後光が差すかのように熱線を放ち、あっという間に氷を砕くオーズ。
「逃げて!早く逃げて!早く!」
「火野!」
バースは既にヤミーと交戦中。
「大丈夫?あっち!」
ひとしきり一般人を逃がすと、現れた真アンク。
「遅かったね。」
すると、違和感に気づく映司。
「アンクの気配が・・・。」
「そう。随分抵抗したけど・・・消えたよ。」
すっかり抵抗が止んだという真アンク。
が、アンクの記憶から読み取られたものもあるようで。
「でも、1つだけ気になってる。ねえ、アイスって美味しいの?」
「さあ?でも1つだけ言えるのは、あいつはそう簡単に消えるほど素直じゃないって事かな。」
「じゃあ、僕を倒して確かめてみれば?でも、その前に・・・僕のメダルを返してよ!」
「違う、お前のメダルじゃない・・・あいつのだ!」
映司はいきなり紫コアを出現させ、プトティラにチェンジ。
「プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・ト・ティラノザウル〜ス♪」
いきなりメダガブリューを発揮し、かなりの殺る気。
 互角のパワーに、冷気と炎という正反対の属性。
かなり熱い戦いです。

 もはや、それを見守るしかない泉兄妹。
「映司君・・・。」
「結局、俺達が望んでいる通りに戦うんだな、彼は。」
「何で!?私、映司君に戦ってなんて・・・。」
「比奈は、アンクの事だって助けたいと思ってたんじゃないのか?同時に俺のことも助けたい、でも映司君た戦うのは嫌だ。俺も同じだよ、さっきの人たちもそうだ。みんな、勝手な望みを言う。それを黙って、全部引き受けるんだ・・・彼は。そんな事が出来る人間だけが、きっと・・・。」
「オーズ!!」
突然叫ぶ光生。
自分の欲望はなく、ただ他人の欲望のために戦う。それこそがオーズのあるべき姿だと言う事でしょうか。
それとも、人間から離れつつあるこれが光生の望むオーズの姿なのか・・・。

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Posted by jerid_and_me at 21:14Comments(7)TrackBack(7)

2011年07月10日

今週の仮面ライダー000「第41話 兄妹と救出と映司去る」

 アンクが急に吸収された、という所からの続き。
「これまでの仮面ライダー000!誰かを助けるために戦う火野映司。自分の体を取り戻すため、オーズを利用するアンク。そして、アンクに乗っ取られた兄を想う比奈。別々だった3人が、一緒にいた時間の長さを自覚したとき、アンクの前にもう1人のアンクが現れた!」
「アンク!!」
どうにかアンクを奪われまいとした映司と比奈ですが、努力も空しく取り込まれてしまったアンク。
「おかえり、僕・・・。」
「アンク・・・!映司君、アンクは!?」
「アンク・・・。」
「これで僕は、僕になる!ハハハ・・・!」
右腕と右の翼が再生し、完全体になったか・・・と思われた真アンクですが、
「メダル・・・足りない?」
やはり、顔の右側だけが復元しないまま。
 まずい、と手を隠す比奈。
真アンクも目ざとくそれに気付き、比奈を攻撃。
「比奈ちゃん、逃げるよ!」
「へぇ・・・意外と悪あがきするんだ?」
土壇場で対抗策を打っていたらしいアンク。

 逃げた先で、比奈の手の中に握られていたのはタカコア1枚。
「比奈ちゃん、さっきアンクから何か・・・?」
「うん。」
土壇場で1枚だけ手元に残ったコアメダルですが、
「これ・・・アンク?」
「いや・・・それは普通のコアメダルだよ。アンクはあいつの中に・・・。」
やはり、あまりに良く出来た奇襲のためウヴァさんのように意識を移すという訳には行かなかったようです。
 さらに、結局はメダルの気配を追って回りこんでくる真アンク。
「フフフ・・・。返してよ、僕のメダル!」
よりによって密室に逃げてしまった上に、比奈まで一緒。
そういう最悪の状況の中で、
「マズい・・・今、オーズになれるメダルは・・・。」
映司の体内の紫コアのみ。
「大人しく渡せば、助けてあげてもいい。」
あまりに危険な状況ながら、真アンクを完全体にさせるわけにも行かないとなると、もはや他に選択肢は無し。
 紫コアを出現させ、オーズへと変身。
「変身!」
「プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・ト・ティラノザウル〜ス♪」
「フフフ・・・。」
プテラの目で真アンクをサーチすると、右腕とそれ以外が未だ混ざっておらず、
「まだ消えてない・・・。少しだけど、アンクの気配はある。」
思い出されるのは先日のやり取り。
「お前と、もう1人のお前が1つになったら、どうなるんだ?」
「多分、弱いほうが消える。」
現状はおそらく、2つの人格で押し合いをしているところ。
「今なら、まだ・・・!」
どうにか力づくで再分離させよう、と言うところでしょうか。
 ただし、相手もほぼ完全体。
流石のプトティラとは言え用心深い戦いとなります。

 そのころ、クスクシエでは。
「映司君も比奈ちゃんも慌ててどこ行っちゃったのかしら?何だか騒々しかったけど・・・。」
何やらアザやら傷のできている知世子。
そう言えば前回、知世子無双でしたっけ・・・。
 そこへ降りてくるアンク、もとい・・・。
「あら、アンクちゃん。どうしたの?その格好。」
「あ、いえ・・・。初めまして、比奈の兄の泉信吾です。」
驚くほど普通に復活してきた泉刑事。同じ役者さんでこの毒気の無さ・・・。

 Aパート。
「Count The Medals!現在、オーズの使えるメダルは?」
またアイキャッチ詐欺か。タカと紫コアのみ。
 睨み合う真アンクとオーズ。
とは言え、時間がかかればかかるほどオーズに不利なんですけどね・・・。
都合、自分から仕掛けるオーズですが、真アンクの圧倒的な火力と、日進月歩で成長するセンスに苦戦。
「映司君、あんまり力使ったらまた暴走して・・・!」
しかし、それでも立ち向かうのは映司自身のアンクに対する欲望か。
「いい加減に、諦めてよ。」
その時、右腕に違和感が。邪気眼・・・では無さそうですが。
「何で・・・!?」
その機を逃さず猛攻をかけるオーズ。
「全く・・・すぐには馴染まないんだ!」
が、これも芸術的としか言い様のない後ろ回し蹴りを浴びせ、その間に逃走する真アンク。
「待て!」
が、コンボの負荷で変身が解除。
「映司君、大丈夫!?」
「でもあいつ、逃がしちゃった。アンクの気配が残ってたのに・・・!」
本気で悔しそうな映司。
「気配が?じゃあ、消えてないって事だよね?アンク・・・。」
「今のところはね。とにかくあいつ、追わないと。」
カンドロイドを起動し、真アンクを追跡。

 その真アンクはと言うと、
「早く全部手放せばいいのに。意識も、何もかも・・・悪あがきはやめなって言ってるんだよ!」
なかなか屈服しない右腕に苛立ちを隠せない様子。
傷めつけてますけど、それ自分。

 クスクシエに戻った映司と比奈を上機嫌で迎える知世子。
「お帰り〜!今日はギリシャフェアよ!・・・あ、そんな事より!お待ちかねよ?大事なお客様が。」
白いカーテンをくぐって姿を表す泉刑事に驚きを隠せない比奈と映司。
「え、お客様?」
「比奈・・・。」
「お兄ちゃん・・・?」
「刑事さん・・・!」
「ハハ・・・相変わらず、驚くと子供の頃と同じ顔になるな。」
紛れもなく本物。
「・・・やっと戻った。心配かけたな、ごめん。」
「お兄ちゃん・・・。お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
「比奈・・・。」
抱き合って再会を喜ぶ兄妹。
「戻ったんだ、刑事さん・・・良かった。」
1話の時点で思い入れのあった人物ですから、感慨もひとしおな映司。

 屋根裏に戻ると、メダルケースを差し出す泉刑事。
「え?これって・・・どうして?」
「あの時、とっさに隠したんだ。彼が。」
真アンクの襲撃に遭った際、真っ先に戸棚のスキマに放り込んでいた様子。
どこまでも抜け目のないと言うか、頭の回転が速いと言うか。
「土壇場で、出来る限りの可能性を残したんだよ。自分が消えないための。」
というよりも生存本能そのものか。
「あいつらしいですね・・・。」
「これ、比奈がプレゼントしたんだよな?」
ここで映司から当然の疑問が。
「刑事さん、アンクが憑いていた間の事って、覚えてるんですか?」
「大体は、彼を通して感じることができた。だから、映司君のおかげで比奈が無事でいられた事も分かってる。俺を助けようとしてくれた事も・・・。本当に感謝してる、ありがとう。」
 アンクが泉刑事の記憶を探ることができたように、逆もそれなりに可能だった様子。
が、周りからすると違和感がすごい状況です。
「あ、いえ・・・。何か、変な感じ。調子狂うって言うか・・・。」
「ん?」
「お兄ちゃんが、アンクなら言わないようなこと言うから。」
「あ、すいません。顔が同じだから、ちょっと不思議で・・・。」
ここで、泉刑事は改まって
「映司君。これからは、俺も戦いに協力させてくれないか?自分たちだけ助かって、それで終わりって訳には行かない。」
「あ、いや、でも・・・。」
「お兄ちゃん・・・。」
「頼む!何もできない悔しさは、もう十分味わった。」
思っていた以上の正義漢です。刑事だから、と言うのとはまた違いますね。

 とりあえず特訓と言う格好に。
「じゃあ、信吾さん!あくまで試しに練習って事で。」
「分かった!」
「まずは・・・これだな。」
スタンダードにタトバのメダルを取り出し、いつものように投げますが・・・。
「ああ!ちょっ・・・。」
「ああ・・・。」
メダルはあさっての方向に。
「映司君、すまん!」
慌てて拾い集める映司。
「あ・・・大丈夫です!1つずつ、ゆっくりでいいですよ!」
「変身!」
「タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ♪タトバタ・ト・バ♪」
まさか実際に変身までやるとは。
「OKでーす!」
「良し。」
良くはないかと・・・。
「あの炎が敵とすると、適正は水のコンボか。ただし、コンボの多用は体力を消耗するから・・・。」
混ぜ物フォームをしっかりと吟味する泉刑事。
「凄い!お兄ちゃん、本当に全部見てたんだ。」
「映司君!まずはメダルをこれに!」
「はーい!」
1つずつ、ゆっくり投げると・・・今度はフェイントな上に後発のは頭にヒット。
「おお・・・っと、取れた。痛・・・。」
「シャチ!トラ!チーター!」
ともかくもチェンジし、
「よし!まずは高速で移動しながら水で牽制!」
中々良い選択です。
「うん、コンボは相手に隙が出来てからか。」
おまけに学習能力も大した物。メダル投げ以外はすこぶる優秀です。
メダル投げ以外は・・・。
「よし!いろいろ試してみよう!」
今まで出番のなかったフォームを含め、色々やってみる事に。
「ライオン!ウナギ!バッタ!」で「ラウバ」
「サイ!ゴリラ!チーター!」で「サゴリーター」
「タカ!ウナギ!ゾウ!」で「タカウゾ」
「ライオン!ゴリラ!タコ!」で「ラゴリタ」
いちいち入るテロップのチープ感・・・てれびくん等のビデオのようです。
「そろそろコンボ行ってみようか。」
「了解です。」
そんなグラビア撮影みたいなノリでコンボて・・・。

 と、思ったらマジで撮影されていました。
鴻上ファウンデーション社長室にて、その映像を見ている光生ら。
「泉刑事の体は完全に元に戻ったようだね。」
「しかし、あのアンクがまさか取り込まれるなんて・・・。」
「オーズにメダルを残してくれたのは幸いだった。」
と、ここでエリカは
「つまり、アンクさんが居なくても大丈夫って事ですよね?」
「里中・・・どうしてそうビジネスライクなんだ?」
「ビジネスですから。って言うか、グリードに取り憑かれた人が元に戻って、妹さんと暮らせるようになった。これってハッピーエンドじゃないですか。何か問題ありますか?」
「それはそうだが・・・。」
確かに、人間に関して言えばこの結末で何の問題もない筈。
一般の人間にしてみれば、アンクを戻す理由が無いってことですね。
 ここで光生から不安な言動が。
「アンク君の件もだが、こっちも深刻な事になりそうだ。人でありながら、紫のコアメダルを体内に持つ。このまま力を使い続ければ・・・。」
 あ・・・やっぱりそう言うカラクリなんですね。

 その片割れ、真木はと言うと真アンクのもとへ。
「まだ完全に取り込めてませんか。もう1人のアンク君を。」
やはり人形にも日傘が。毎度ながら芸が細かいです。
「もう1人のアンクなんて居ないよ。僕は僕1人だ。」
「しかし、最初に存在していたのはその『もう1人』の方ですからね。意志も強い。時間がかかるのは当然でしょう。」
そこでただ待っているだけではなく、併せてオーズにも仕掛けようという真木。
「が、オーズにアンク君がついてない今、コアメダルを奪う最大のチャンスでもあります。」
水筒から氷を出すと、そこにセルメダルを投入。
誕生したヤミーからは何だか昭和臭が・・・。

 泉刑事のマンションでは、
「やっぱり、タカちゃん達だけじゃ厳しいか・・・ちょっとでもアンクの気配を掴めれば。」
カンドロイドからの発見報告はなく、紫コアを使ってサーチを続ける映司。
 そこへ比奈が。
「まだ見つからないんだ、アンク・・・。」
「比奈ちゃん・・・折角お兄さんと久しぶりに会えたんだから、ちょっとは忘れてお兄さんと・・・ね?」
見られれば心配されると思い、比奈を遠ざける映司。
「でも・・・。あ、駄目!折角盛りつけたのに!」
「味見、味見。比奈の料理、久しぶりだからさ。」
「もう、崩れちゃったじゃん。」
「うん、美味い。」
「本当!?」
映司が心配するまでもなく、比奈は元通りに兄と仲睦まじい様子に。
「戻って来てるんだよな、比奈ちゃんの日常。本当だったら、今までだって続いてるはずの、お兄さんとの日常。」
「映司君?お腹、すいてないの?」
「遠慮しないで。腹が減っては何とやら、だよ。」
「お兄ちゃん、こう見えて大食いなの。」
「また、余計なことを・・・。映司君もたくさん食べて。」
「はい、頂きます!」
と、比奈の料理を口に運ぶも・・・何やら様子がおかしい映司。
「映司君・・・おいしくなかった?」
「・・・ああ、いや!あんまりおいしいからビックリしちゃって。すっごいおいしいよ。比奈ちゃん、料理も上手いんだね。」
もしかして、もう味覚が・・・とかそう言う?
「良かった!ちゃんとお料理するの久しぶりだから。」
「何だ、結構料理好きなのに。」
すっかり家族としての空間が元通りになっている2人を見て、決別を考える映司。
「もう、この2人がメダルに関わる必要なんか無い。俺や、アンクにも。」
丁寧に玄関まで送られ、
「何か、アンクの事分かったらいつでも連絡して。」
「すぐ行くから。」
映司は出際に何か言おうとするも、
「・・・え?」
「良かったね、比奈ちゃん。お兄さん、元気で戻ってきて。」
「お休みなさい。」
ごく普通に別れました。
「アンク、比奈ちゃんはお前を助けようとしてくれてるよ。」
「・・・じゃあね。」
「戻ったら、お前はまた信吾さんの体使うかもしれないのに。・・・だから、あの2人にはもう近付かない。」
さらに、置き手紙をしてクスクシエからも引き払い、
「ありがとうございました。 映司」
以前のような根無し草に戻ってしまいました。
「ただ・・・お前は助けなきゃな。あの時、お前は助けを求めてた。そんなの初めてだよ。」
その珍しい状況から、
「パンツの雨でも降るかもね。」
などと笑う映司。普通はあり得ない事だってのは伝わりました。
 ちょうどそこへタカカンドロイドが接近。
「・・・居た!」
いよいよ真アンクの足取りをキャッチ。

 明け方、アンク奪還に向かう映司。
行先にはまさかの後藤さん。
「1人で行く気か。」
「後藤さん・・・どうして?」
「カンドロイドのデータは、こっちにも転送されるんだ。お前のことだから、1人で動くんじゃないかと思ったしな。」
予め網を張っていた、との事。
「・・・お見通しですね。でも俺、アンクを助けに行くんです。グリードの。後藤さんにそれを・・・」
人類にとっては良くない事だから、となおも1人で行こうとする映司に
「俺はお前を助ける。お前を死なせたら、伊達さんに怒られるしな。」
やだ、カッコいい・・・。
「ありがとうございます。」
「行こう。」
朝日を背に、2人でアンク奪還へ。

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Posted by jerid_and_me at 13:05Comments(0)TrackBack(8)