2015年05月07日

仮面ライダー鎧武外伝 斬月&バロン

 発売日に即入手して鑑賞していたのですが、遠乗りとか仕事のあれこれとかあってすっかり遅れてしまいました。が、BDを買う自体結構レアなのでこれは感想に残したいと思います。

 発売からそこそこ経っており、今まだ観ていない人は多分この先も観ないんじゃないかと思う所ではありますが、一応隠します。
しかしまあ、見てみると見事なまでにアイツ1人のせいでしたね・・・大体。

 なんて時間をかけてしまっている間に第二弾決定じゃないですか。なんてこった。  続きを読む

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2014年10月13日

回顧・仮面ライダー鎧武

 ついに最終回を迎えてしまった鎧武。
クランクインが遅かったとか、そのためにウィザードがちょっと長くて番外編までやったとか、放送前は色々言われてましたっけ。今やそれが遠い昔のようです。
 虚淵氏の脚本で、スタート前の予告ではひたすらオレンジにマミられるという、2年前の自分に話しても決して信じてもらえないだろうという盛り具合。
そしていざ始まってみれば、何だか軽いノリで手乗り怪物を戦わせ、ダンスチーム同士の縄張り争い。
ダンスチーム不要論が高まったり、私も当時はかなり絶望に近い困惑を味わっていたという記憶があります。
 が、そんな取るに足らない日常を描いていたビートライダーズ編も、実は裕也が初っ端から死んでいたり、インベスゲームも戦極ドライバーも、水面下で忍び寄る地球規模の災害に備えるための社会実験だった・・・という。
オチを知っていると、まったく違った見え方をするから面白いです。BD買って見返したいぐらい。

 ついでに、この記事が執筆途中の段階でファイナルステージのライブビューイングを見に行きました。ど田舎なのに盛況なことで驚きましたね・・・。
実はテレ朝系列局が無いんでCATV経由でみんな観てるんですけどね。と言うか若い女性のファンが多すぎる。
 しかしまあ内容は実に充実しており、おかげ様で書きたいことが大・大・大・大・大将軍です。
キャストの方々の鎧武愛とか反則過ぎる・・・。

 そうした流れの中でもクラックの異常発生、ユグドラシルの影など、ヘルヘイムが日常を確実に蝕みつつあることが徐々に明らかとなり、その中でインベスゲームやアーマードライダーはユグドラシルの社会実験である事が明らかに。
 同時に、この頃すでにビートライダーズへの風当たりは最悪の域に達しており、市民には蛇蝎のごとく嫌われるわ、ユグドラシルはその隙に乗じて排除しようとするわで物凄いピンチ感でした。
そのうえブラーボは襲ってくるわ初瀬ちゃんはインベス化して、メンタル的にもかなり危険な状況。
 極めつけのゲネシスライダー4体同時登場。この時の絶望感たるや相当なものでした。
初瀬ちゃん始末、圧倒的な性能差、裕也行方不明の真相が発覚、秘密がバレたら沢芽市焼け野原待ったなし、人類を1/7まで減らして種を守るプロジェクト・アーク、深まるミッチとの溝など、このあたりの数回は本当に下り坂のジェットコースターだったかと。
 ここらでサガラが本格的に暗躍を初めますが、この時は気まぐれなおっさんネットアイドルぐらいの扱いだったんですよね。ただ、確かこの辺りから「サガラは森の妖精」なんていう説が出回っていた記憶があります。
 ゲネシスライダーとの圧倒的な差に駆逐されていくビートライダーズの逆転の鍵としてレモンエナジーロックシードとゲネシスコアを紘汰に流し、これによりビートライダーズとユグドラシルの抗争が成立可能なレベルに。
さらに、人類種に降りかかる危機の大きさと裕也殺害の真実に押しつぶされかかった紘汰の前にまたも現れ、カチドキロックシードを渡してユグドラシルを追い詰めさせました。
 今にして思えば、始まりの女・舞の接触によって、その時点で紘汰が果実を掴む可能性が高いということで、サガラにとってはアンフェアな介入でもなかったんでしょうね。ユグドラシルが頑張るほど決着が遅くなると言うのもあったでしょうし。

 世界とビートライダーズが追い込まれていく中、この辺りでさらにオーバーロードが登場。
その存在に希望を見出す者、その奥にある果実への野心を募らせる者など、人類側も俄に沸き立ちましたが、それ以上に向こうは危ない連中だった・・・という展開。
 結果は知っての通り、ついに秘密が破れて被害は世界規模となり、ユグドラシルは崩壊。
一気に時計の針が進んだ1クールでした。
ほぼ全面対決の末、ついにオーバーロードは絶滅。今から思えば最終決戦の蓋を開けるために出てきたような存在でした。
 その中でもやはりサガラが地球とヘルヘイムを行き来し、ロシュオから知恵の実の欠片である極ロックシードを入手。
これも、どうしてああいう形になったのかは謎のままでしたが・・・。
結局、知恵の実には誰が勝者になるのか見えていたのかも分かりません。

 そして最終局面。
滅びに向かう世界の中で、ビートライダーズは次々と戦う力を失っていく中、ミッチは数え切れない間違いの末、ついに紘汰と決定的な和解を果たしました。
 最後には紘汰と戒斗が運命の対決。人類を悪、間違いとして滅ぼそうとした戒斗と、守るべき正しいものとした紘汰の戦いでしたが、結果は紘汰の勝利。
紘汰は舞を迎え、戒斗の遺体をよそに新たな惑星へと旅立ち、地球人類は救われ、かの星では新しい生命が栄えた・・・という顛末となりました。

 こうやって振り返ってみると、何か本当に激動ですよね。
街の縄張り争いが星をめぐる戦いになるって。虚淵氏脚本という情報が出た時点で死人が出るのは分かっていたつもりですが、すごい印象に残る死に方させたり、裕也なんか後々まで引っ張ったのがズルい。
 本当はもっと早くに退場する予定だったけど人気等の理由で延命したキャラもいたと言うことで。
把握しているだけでシドとか、他にもそういう理由で終盤まで生き残ったキャラが何人かいるんじゃないでしょうか。そのぐらいみんなキャラが立っていました。
おかげで後半は軽い死亡祭りでしたけど・・・ゲネシスドライバーが全滅なんて、登場時の絶望感が嘘のような結末。
 しかし、主要キャラで最終的に死亡退場したのは裕也、初瀬ちゃん、耀子、凌馬、戒斗の5人だけ。
4クールやってると考えると、むしろ少ないほうなのでは?というレベル。
変身能力だけを奪うことが割りと簡単だったので、それによって助かった人も多いです。
・・・まあ初瀬ちゃんは逆にそれで死んだんですけど。

 虚淵氏のテイストと言うと、世界と仲間のために主人公が旅立ったり、間違いと言うものがよくクローズアップされたりと、まどマギ辺りの流れを汲んでるなぁと思うところがあります。
行き違いやタイミングの悪さ、ちょっとしたきっかけからキャラが死に至るような黒い面がよく話題になりますが、実際には善悪観やモラルについてはかなり良いものを持っていて、そういう白い面がより表に出たのが鎧武なんじゃないかと思います。
 反面、作中で貴虎も口にしていたように「1人の悪意が100人の善意を破壊する」といった言葉や、あるいは後半の凌馬は割りと人間の悪心そのものだったと思いますが、そういった悪が世界には確実に存在して、それは隠すべきではないという考えが見えてくるようでした。
 人間には悪い奴もいるし、そうでない奴だって間違える。
だからこそ自分たちが正しくあるように努めなければならないという、直接的ではないにせよ、そういうメッセージを感じます。
まして、紘汰は最後の戦いにあたって
「これが正しいかどうかは分からない。でもな、今なら・・・今の俺なら、正しい人たちの味方ができるんだ。」
という台詞とともに、ヘルヘイムの果実を食らって、人間である自分と決別しています。
 フィクションと現実をごちゃ混ぜにするような話をするなら、紘汰に信じられた以上、ひとりひとりが正しくあろうとしなければならない、というメッセージを感じました。
流石に子供にそれを伝えるのは難しそうですけど・・・。

 鎧武が他シリーズと異なる点について、「同じベルトが量産されている」という物があると思います。
そりゃあ初期生産型、バージョンアップ型、量産型とあとはゲネシスドライバーがありましたが、「戦極ドライバー」という括りであれだけの数があるのは異例だと思います。
龍騎はカードデッキが違えば実質別物、555のライオトルーパーは実質戦闘員みたいなもんでしたからね・・・量産型と主人公の使っているものが同型と言うのはこれが初でないでしょうか。
 また、劇中で担う役割が非常に多岐にわたっており、変身アイテム=ロックシードの生成、ロックシードとの組み合わせでインベスを召喚・制御、さらに人類救済の要としてヘルヘイムの実からの栄養補給、そして戦闘。
前述の通り大量生産されて街にバラ撒かれていたという事もあって、「力」の象徴として扱われる事が多かったかと思います。
 それが端的に現れていると感じたのは、後半になって紘汰がしばしば行っていた
「戦極ドライバーを突きつけ、『お前を許さない』という旨の宣戦布告をする」
という変身前の流れ。
 私はこれが結構好きで、話が進むにつれて中の人の演技にドスが利いてきた事も相まって非常に印象に残ります。
単に変身するために身に付けるものではなく、許せない存在を倒すため、守りたいものを守るための力。
 実際、ユグドラシルに目をつけられるからこの力を捨ててしまおうという話もありましたし。
思えばあの時から本格的にミッチとの関係が怪しくなったんでした。

 他にも書きたい事がたくさんあった筈なのに、どうしてか上手くまとめる事ができない。
そんな時はキャラ別なのですが、先ず主人公の紘汰は平成ライダーの中でもかなり「成長」したキャラだと思います。
変わらないということは停滞ではなく、自分の信念を貫き通すためには常に強くなり続けなければいけない・・・それを体現するキャラだったかと。
 もっとも、それを実現する力はサガラから貰ったものという話ですが、いつだってそれを使う覚悟を決めたのは紘汰ですし。力を手に入れたからって実際それをより強い存在との戦いに向けられるかって言うと現実問題けっこう難しいですよね。
 初っ端から友達を手にかけていたり、犠牲を許さないという自分の信念を貫くあまり別の所で問題を引き起こした事も数度あったように思います。が、最終的にそれが地球を救ったと言うのは感慨深いものがあります。
スカラーシステム破壊とか、これで何かあったらどうするんだろう・・・なんて思っていたものですが。
 最後まで見ればこそ変わらない強さを持っていたように思えますが、中盤まではかなり迷走していましたよね。
手に入れた力の使い道が分からず日常生活で使って大失敗を繰り返したり、戦うためのものだと分かっても斬月に敗北を喫してビビったり、立ち直ったり、人を守るために力を振るったと思えばユグドラシルという大きな力に押しつぶされそうになって、もはや条件反射で戦いを挑んだり・・・。
 はじめに戦極ドライバーという力を手に入れたばっかりに、ひたすらそれに翻弄されていたという期間がえらく長かったかと思います。
カチドキを手に入れて最強の一角に上がった辺りから、だいぶ安定したかとは思いますが。
 そうやって色々な事があるなかで紘汰自身も何度も覚悟をして、そのたび変わっていったのですが根っこの部分は変わらなかった・・・それが「俺自信がどんなに変わり果てたとしても、守りたいものは変わらない」という最後に繋がったんでしょうね。
 奇しくも、ファイナルステージでの名シーン再現はそこの一連の流れでした。
思えばあそこが最後の分岐点だったんでしょう。

 戒斗も戒斗でブレませんでした。強者に虐げられないためには自分が強くなる以外ない・・・という。
ただ、戒斗も弱いことによる痛みを知っているからこそ葛藤していた所もあるようですが・・・。
 紘汰の言う、「誰かを支え、勇気を与えるのが力」と言うのも分かってはいたんでしょうけど、それ以上に世界と弱い自分が許せなかったんでしょう。
間違った強さを正すためには、自分が誰より強くならなければいけないというジレンマを体現していたキャラだったかと。
 そういう意味では、最終決戦において紘汰もそのジレンマは覆せなかったんですよね。
それでも強くなることの痛みから逃げなかった紘汰だから戒斗も最後にはデレたのかと。
 戒斗と言えば最後の御神木ですが、あれが噂されているように「戒斗の遺体から発芽した」のだとすると、もともとの御神木も同じようにオーバーロードまたはそれと等しい存在の遺体から発生したものなのでしょうか。
 あれだけの巨木ってヘルヘイムにはなかったような気がするので、人体を栄養にするとあれだけ太くなるのかな・・・と。
そうなると、遠い昔にクラックからやってきたオーバーロードが何らかの理由で地球でその生命を終わらせ、そこから発芽したのが御神木になったという説が浮かんできます。
 人間をはるかに凌駕する存在が現れ、倒れたそれは巨大な樹となった・・・ともなれば、そこに神社を建てて祀られるのも納得というもの。つまり続編では戒斗教が。
 ファイナルステージの名シーン再現は、最後の戦いのため相見えるところ。
戒斗の目指す終着点が初めて語られたシーンであると同時に、そういえば正面から紘汰とぶつかり合うのはこれが最初で最後だったかと・・・。
 そして中の人のギャップが凄い。
素面でゆるキャラやれるんじゃないかというレベルでゆるいのですが、みんながもうボロ泣きしようという所ではそれを支えたりと、何と言うか「鎧武キャストのおかん」状態。
と思ったら、ここぞという場面で紘汰の佐野君に寄せ書きTシャツを渡すという鬼畜ぶり。
後半だいぶ泣きが入っていた佐野君ですが、これによってボロ泣きどころかグシャ泣きになってしまいました。

 そして裏主人公ミッチ。
今から思えばどこから間違えてたんでしょうね・・・ユグドラシルの御曹司だっていうのを黙っていたのが問題の一端なら、もう最初から間違えてるじゃないですか。間違いっていうか当人にどう出来たんだという話ではありますが。それこそ初期は完全に紘汰フォロワーだったのに。
 けれど、いつどこで、どう間違えたのかが大事なんじゃなくて、いつだってやり直せると言うのが作品的にも大事だったんだなと思います。
視聴者は何度も、「もう取り返しがつかない」と思いましたし、当人も貴虎を倒してついに覚悟を決めてしまいました。戒斗や他のキャラクターも、もうどうしようも無いと思っていましたが、それでも紘汰は最後の最後までミッチを信じて受け入れたと言うのは凄く大切な事であると思います。
 こういうフィクションと現実の時事問題を絡めるっていうのは少々どうかと思うところはありますが、佐世保の同級生殺害事件で、御両親は娘をもう手が付けられないと思って別居させていたとか。
ちょうど鎧武の放送中、ちょうどミッチが一番大事な局面を迎えた頃の話で、「最後まで何があっても味方でいてくれる存在」がどんなに大事なことか、そしてそういった存在がいてくれるのはどんなに恵まれていることか。
同時に、その近しい年長者はそれを信じてやらなければいけないのではないか・・・と。
最終的に父親が自殺までしてしまったので、正直なところ話題にするのも憚られますが・・・ミッチについては、メイン視聴者としての子供よりも、それを取り巻く大人に対してのメッセージも多く含まれていたように感じました。
年長者として、身内としてちゃんと出来ているか、責任を果たせているか?子供は道を間違えるもの、正しい道を教えてやるのが大人でないのか?という。
 ファイナルステージでの名シーン再現は35話「ミッチの箱舟」より
「そこがね、おかしいんですよ。あなたは事の始まりから大きな勘違いをしてる。」
からの、ついに正面から紘汰の過ちを責めるシーン。
すごい長台詞で大変だったでしょうし、コソコソ裏で手を回そうとしていたミッチがついに一歩踏み込んだ重要なシーンですから中の高杉君にも思い入れがあったのでしょう。
このとき貴虎役の久保田さんが、実際にはもうちょっと後の展開なのに「やめろ光実!」って割り込んできたのはズルい。他にも隙あらば笑わせに来ましたし。

 それを取り巻く大人としての貴虎。
初期は何と言うか、自分の使命に燃えるあまりミッチを始めとする周囲をちゃんと見れなかった、見ていなかったんだな・・・と。
 紘汰もそれに近いところがありましたが、紘汰は最後までそれを貫けた人。貴虎は途中でそれに疑問を感じてしまった人なんじゃないか・・・という生々しさを感じました。
その良し悪しは置いといて、犠牲を覚悟してまで世界を救おうとしていたのに、信じていた仲間から手ひどく裏切られましたからね・・・致し方ない所だと思います。
 放送終了後の雑誌インタビューで、最後の戦いでは貴虎はミッチと戦って死ぬつもりだったとの事。
あわよくばミッチも倒して止めて、心中しようぐらいの気持ちだったんでしょうけど、それでも最後は手が止まってしまったのは理屈抜きに「兄だから」なんでしょう。
その思いがミッチに届かなかったのは残念でしたけど、結果的にミッチも貴虎も揃って生き残れたんですよね。
 当然それは紘汰の寄与するところが極めて大きかったのですが・・・。
この兄弟は紘汰には感謝してもしきれないと思います。が、ファイナルステージのショーで貴虎が本編中に紘汰に言えなかった感謝を伝えているのにはグッと来ました。
 最終話の始めの段階では、朝食の席でも間にPCを置いて壁をつくっていた貴虎でしたが、最終的にはミッチとも真に分かり合えたんだろう・・・という、中盤の出来事を考えればすごく幸せな終わりだったなと思います。
 ファイナルステージの名シーン再現は、トッキュウジャー合体スペシャルの「あの」シーン。
窓の外で戦う巨大インベスとトッキュウオーを佐野君と小林君が再現し、ひとしきり終わった後で小林君が何故か「タイクツ・・・」とレデュエのモノマネを繰り出したのには腹筋がダウン。

 以下、悪い大人代表。
先ずはシドですが、これどっちかって言うと子供と言うか、「大人になりきれない子供」という感じでしたね・・・。
誰の下にもつきたくないから絶対的な力が欲しい、と言うのは原始的ではありますが分かりやすい。
 汚れ役もしっかりこなせて初めて一人前の大人、等、生々しい台詞は多かった印象。
が、やはり名シーン再現は「もう二度と、誰の言いなりにもならねえ!誰にも、ナメた口は利かせねえ!」というシドの最期。あれは会心の演技でした。
 一方で中の浪岡さんが普通に関西系のいい小父さんなのがすごいギャップ。
ご本人は変身ヒーローはこれが最後かも、と仰っていましたが、是非また出て欲しいものです。

 そして悪い大人といえばこの人、戦極凌馬。
いやまあ昔はそんな悪い人じゃなくて、ちゃんと人類救済のために研究してたんですけどね。
貴虎が自分の思ってた相手とちょっと違ったから路線変更しちゃった・・・という今から思えば悲しい話。
 この裏切り(当人の勝手な思い込みではありますが)により、他人を誰も信用せず、自分の技術で進化させて生かしてやるぐらいの考え方になってしまったのですからえらい事です。
 卑怯だと言ってしまえばそれまでですが、この人ほど「自分が最終的に生きて勝ち残るために」という目的に素直なキャラクターが居たでしょうか。
標準の戦極ドライバーの設計を煮詰めた後は、自身を含むごく限られたグループがチャンスを独占するためのゲネシスドライバーを開発。
しかも、最終的には自らが他を出し抜いてトップに立つために自爆装置を仕込むという卑劣さ。
 卑劣とは言いますが、1つしかない椅子を取り合うのですから、力を配る側が正々堂々とやる訳がないんですよね。この辺りは凄くリアル。
お互いが自分のために戦っているのに、その力は他人任せというのは矛盾しているとしか言いようがありませんし。凌馬のことを「卑怯者で加害者」と断言するのは違いますよね。
因みに中の青木さんはやたら「キルプロセス!」という所作がお気に入りの模様。
 そんな青木さんにとっての名シーンは
「なあ呉島の坊っちゃん、貴虎に教わらなかったのか?何故悪い子に育っちゃいけないか、その理由を。嘘つき、卑怯者・・・そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の格好の餌食になるからさ!」
 と言うもの。これは私もすごく教育的なものを感じるなと思ったのですが、意外なことにこの一節が虚淵氏が鎧武を通して一番伝えたかったことなのだそうで。(確か小林さん談)
何時ぞやツイッターでつぶやかれていた、「会心の脚本」ってのはあのシーンだったんですね・・・。
 良い子の枠を破ろうとするならば、その時は世界の悪性に晒される事になる。
だから子供は良い子でいることが、大人はその意味を理解して良い子に育てなければならないという。

 そんな大人チームからあちこち動いていた耀子は、王となる男を見極め、その結末を見届けるというものでしたが・・・蓋を開ければ思いの外乙女でしたね。
後半の状況としては、よくよく考えると戒斗はそう果実に近い立場でなかった事から「勝てる男につく」というだけでは説明できない人選でしたし、元々かなり男女関係による所があったんですよね。今から考えると。
 中の佃井さんの選ぶ名シーンも、死に際にフラれてしまうシーンでした。
やっぱりそういうキャラとして演じられてたんだなあ・・・と。
そして劇中のキャラ以上に中の人が可愛らしくて驚くのも耀子。凌馬とかシドの中の人にイジられてキャッキャしたり、役者さんって凄いな・・・と思わされます。しかもアクションが凄くてスーツの中にも入るという。

 同じく戒斗側についた(ついていた)ザックは、ファイナルステージ等で中の人たちにもさんざイジられているようですが、序盤からみると本当にキャラが変わりましたよね・・・。
「何なら自分でインベスと殴りあってもいいんだぜ?お嬢ちゃん。」
なんて言ってたのが
「俺には守るものがある!犠牲を超えて、戦う価値がある!」
にまでなったんですからね。人は変われば変わるもの、まさしく変身です。
 実は2クール目頭かそこらで姿を消す予定だったらしいのにも驚き。そういえば、沢芽市にインベスが現れるようになった時に割りと突然に出てきたんですよね。
それがチームバロンを背負って立つようになり、目の前の脅威と戦っていくうちに完成されていったキャラ。
紘汰や戒斗はある程度運命が決まっていたキャラですが、ザックは話の中で作られていったキャラだと思います。
 それはそうと、ステージではキャラソンを歌って踊る一幕や変身ポーズを披露する場面があったのですが、動きはやたらキレキレだし声もイケメン、極めつけはチームバロンの厚着衣装の上からでもガチガチの体格が分かるという肉体美。ちょっと眼福を感じてしまった・・・将来大成して欲しい人です。
 ペコも終盤じゃ非戦闘員の代表格のようになっていましたし、映画じゃちゃんと変身してるんですよね。
・・・短い出番でしたけど。
が、ご本人もそのご家族も大喜びされていたようなので良かったという思いです。
変身できないながらも、出来る事はやりたいという心意気の感じられるキャラでした。
 これも、
「お前ら、ちゃ〜んとロックシードは持ってんだろうな?」
なんてゲス顔したり、パチンコ狙撃で試合妨害していた頃からは考えられません。

 チーム・シャルモンも当初の予想を上回る大人気になったかと思います。
凰蓮は元傭兵で戦闘のプロという触れ込み、悪役寄りのイレギュラーといった雰囲気で、インベスゲームに血生臭い流れを持ち込んで何人か退場させたりして自分もそのうち退場、ぐらいの役だと思っていたのですが。
おかんキャラになるとは一体誰が予想したでしょうか。
 戦いが激化する中、自身の戦闘力をもってしてもドライバーの性能差を埋められず危ない目に遭うこともしばしばでしたが、そのたびに生還しなんと最終話でも生き残っているというのですから予想外もいいところ。
 ある時は引っ掻き回し要員、ある時はコメディリリーフ要員、またある時は斬月・真(偽)を見破ったりと、節目節目で活躍していたりと、持て余されている感が無かったのも凄いです。

 そして、そんな凰蓮がいたから一人前になれたのが城乃内。
これも序盤は策士でちょっとしたゲスキャラでしたが、どんどん株を上げて行きましたね。
ブラーボ以上に低性能で、そりゃあ何度も危ない目に遭いましたが、それでも退かなかった。
 中の人も、
「グリドンはそんなに強いライダーじゃなかったけど、城乃内だって一人前のパティシエになれたんだから、ネバーギブアップの気持ちで入れば何にだってなれる。」
と言っていたのがすごく印象的で感動しました。

 そして忘れちゃいけない初瀬ちゃん。
一度は力を手に入れましたが、それを失ったとして弱者としての自分に戻れるかと言うと戻れない、という結末でした。
 一方で死線をくぐり抜けて一人前になった城乃内の唯一の心の引っかかり。
ファイナルステージでのショーは死人が蘇るというストーリーの中、御多分にもれず復活しグリドンと対面。
敵に操られている黒影にグリドンが謝るというシーンは感動ものでした。
 延命したキャラが多かった鎧武にあって、予定通り1クールで退場となってしまった初瀬。
が、中の人のライダー愛がすごく強くて、大学への通学に使うかばんにマツボックリロックシードをつけていて通学中に鳴らしてしまったという逸話や、ファイナルステージ直前でもコンビニで子供が「鎧武のお菓子がドライブに変わっちゃって売ってない」と泣く子供を見つけて自分も泣きそうになったとか。
その鎧武愛の強さに感動するとともに、また顔が見られて良かったという思いです。

 最後になりましたがメインヒロインの舞。
実に3人もの男性キャラに求められるというモテモテぶり。元々そんな状況だった上に知恵の実移植ですから、終盤はもう大人気でした。
 ストーリー上はすごく大きな動きをした訳ではないのですが、「変わらないこと」を真摯に実践したキャラではないかと。ずっと守られる立場でありながら、変わらない強さを見せるというポジション。それは戒斗も認めるところ。
 ところがファイナルステージでは、中の人が意外と小動物と言うか若干のポンコツと言うか・・・撮影中に1シーンで2回ほど転んで視界から消えるなんていう裏話も。
とにかくテンション高く動き回ると言うか・・・見た目とかじゃなく可愛いキャラだという事が判明しました。

 とまあ、なまじライブビューイングなんか見に行ったものですから膨大なボリュームになってしまいました。
終了から既に2週間ぐらいかかってるんですけど・・・。
本当、こんなにのめり込んだライダーって初めてなんじゃないかと思える1年ちょっとでした。匹敵するのは剣、Wぐらいですね。
 序盤から軌道に乗るまでは、リアルタイムでは少々残念に感じるところはあったものの、とにかく1話1話にボリュームがあって、毎週追いかけるのがしんどい時もありましたが決して辛くはなくて(展開がキツくない訳ではない)、1週間に張りが出た思いです。
本当、スタッフ・キャストの皆様には感謝したいです。
いやあMOVIE大戦が待ち遠しいですね・・・。  
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2014年09月28日

最終の仮面ライダー鎧武「第47話 変身!そして未来へ」

 紘汰と戒斗の戦いが決着し、ついに迎えた最終回。
何故だか街でまた暴れているインベスたち。そこへ現れたのは紘汰。
「やめろ、インベス!変身!」
「オレンジ!」
「ロック・オン」
「ソイヤ!オレンジアームズ!」
「花道・オンステージ!」
「ここからは俺のステージだ!」
鎧武オレンジアームズに変身し、3体の上級インベス相手に大立ち回りを演じた後に
「ソイヤ!オレンジスカッシュ!」
必殺技でまとめて始末。
 紘汰は始まりの男となって姿を消したはずでは・・・?
と思っていると、OPなしでタイトル。

 その後、紘汰が変身を解くとなんだか綺麗なミッチまで。
「紘汰さん!怪我はありませんでしたか!?」
「ああミッチ、こっちは大丈夫だ。」
「良かった・・・。」
が、安堵するのもつかの間。
「あっ!バイトの面接・・・!」
慌てて面接に向かおうとして脚を捻り、
「えっ!?・・・大丈夫ですか?」
「面接!」
ミッチに心配され、おぼつかない足取りで面接へ。
「何だよ、あいつら。わざとらしい。」
「ヒーローにでもなったつもりかね?」
「大体、インベスが暴れてるのはビートライダーズの仕業じゃねえかよ。」
市民を守って戦っているのに、何も知らない市民に疑われる日々。

 結局バイトはダメだったようで、バイト情報誌を見る紘汰に尋ねるミッチ。
「どうして紘汰さんはまだ戦おうとするんです?」
「何だよ?いきなり。」
「世間では、僕達ビートライダーズはすっかり悪者です。街の人を助けたところで報われる事はない。そんな戦いに、何の意味があるんですか?」
 聞き覚えのある質問。すると紘汰は、
「報われるかどうかは関係ないだろ。やらなきゃならないから戦う、それだけだ。」
「・・・でも、紘汰さんがそこまでする必要なんて無いじゃないですか。」
「戦う力を持ってるのに何もしないなんて、俺には無理だよ。」
そう言い切られては、返す言葉がありません。
「ミッチだって・・・この野郎!」
「ちょっ、待って下さい!」
じゃれあう2人。
「何だかんだ言って、一緒に戦ってくれんじゃねえか!」
「僕はただ、紘汰さんたちが幸せならそれで満足です!」
「この野郎!」
・・・と、ここまで全てミッチの回想。
 紘汰と舞がヘルヘイムとともに地球から旅立ち、既に7ヶ月が経過した沢芽市。
街はかなり復興が進み、街にも多くの人々が行き交っています。
「紘汰さん・・・。」
が、ミッチはあの日から前に進めていないようです。

 呉島邸では、貴虎とミッチ、2人揃っての食事ですが、どこかぎこちない空気。
「光実・・・。どうだ?最近の調子は。」
ぎこちなさすぎるテンプレ台詞。
「うん・・・悪くないよ。」
ミッチの返事も大概。
「兄さんはどう?相変わらず忙しそうだけど。」
「ああ。ヘルヘイムの脅威が去ったとは言え、世界はまだ混乱している。復興に力を尽くす事が、今の俺に課せられた責務だ。・・・それで罪滅ぼしになるとも思えんがな。」
自嘲してみせる貴虎。
「兄さん・・・。」
「明後日にはアメリカに発つ。お前には・・・迷惑をかけるな。」
「僕は大丈夫・・・・気にしないで。ごちそうさまでした。」
まだ半分ほども残っていますが、早々と食卓から立ってしまうミッチと、見送るしかない貴虎。
 どうやら、貴虎は自分を許すために精力的に復興に取り組んでいるようですが未だミッチとはしっかりと向きあえておらず、ミッチもまた周りと向きあえていないようです。

 街では、聴衆を巻き込んで大盛り上がりのビートライダーズ。
それを遠くから見ているしかないミッチ。そのうちにメンバーがミッチに気づくと、
「ミッチ!」
「ミッチ!」
「どう?まだ一緒に踊る気になれないかな?」
チャッキーに誘われますが、ミッチは目を逸らし
「・・・ごめん。」
とだけ言ってその場を後に。
「そっか・・・。」
「ミッチ、まだ自分のこと許せないのかな?」
するとペコが
「構ってやる事ねえよ。放っとこうぜ。」
「ペコ・・・。」
「簡単には割り切れないだろ。」
シンムグルンをけしかけられ、殺されかけた事を考えれば、ペコにそう言われては仕方ありません。
「まあな・・・。だが、それはあいつも同じさ。今はそっとしておいてやろうぜ。」
するとその時、観客席の少女に近寄る黒い光点。
「ミッチ、大丈夫かな・・・。」
ミッチの心配をする少女の肩に取り付いたかと思えば、それは黒いイナゴに変化。
これはどこかで見たような・・・。

 シャルモン2号店では、いつの間に知り合ったのか晶とお茶している貴虎。
「私は、光実の事を何一つ理解してやれなかった。兄失格だ。」
と弱音をこぼす貴虎に、晶は
「私だって、紘汰の事を全部分かってた訳じゃない。そういう物ですよ、兄弟って。」
「彼には、本当に大きな借りが出来てしまいました。」
と、晶に頭を垂れる貴虎。どうやら、紘汰を知る人間と言うのが2人のつながり?
「紘汰は、自分の進むべき道を見つけたんだと思います。だから、これで良かったんです。」
紘汰が最終的にどうなったかを目撃した人間は、人類の中にはいなかったはず。
おそらく、夢の中に紘汰が現れて、探してみたらどこにも見つからないしヘルヘイム侵略もなくなっている、というので、ともに消えたんじゃないか・・・と探している辺りで晶に行き当たったのでしょう。
 すると、これまたいつの間に正体を知ったのか、という凰蓮。
「あら〜?メロンの君、妬けちゃうわね。こちらはお得意様へのサービスでございます。」
「まあ、素敵!」
サーブするのは、貴虎にはメロン、晶にはチョコレートのケーキ。
「今度の新作よ。自信作ですの。」
早速口にしてみると、
「う〜ん!おいしい!」
「うん、また腕を上げたな。」
高評価ですが、
「ノンノン!」
「メルシー。お気に入り頂けて・・・何より。」
「ネバーギブアップ♪」
なんと城乃内の作である様子。7ヶ月・・・よく精進したんでしょうね。
が、ドヤ顔が過ぎて凰蓮にどつかれています。
 ここで、晶にもあの黒いイナゴが。と思ったら大量に出現。
「バカな!まさかインベス!?」
噂をすれば影。イナゴが寄り集まって、イナゴインベス再登場。

 街にも大量のイナゴが出現し、逃げ惑う市民。
「これは一体・・・?」
困惑するミッチの前に現れたのは、怪しい笑みを浮かべる先ほどの少女。
「フフフ・・・久しぶりだな。」
誰?という様子のミッチに、戦極ドライバーを見せつけ、邪武へと変身。
「ロックシード!?」
「変身。」
「ダークネスアームズ・黄金の果実」
イナゴ、黄金の果実・・・するとこいつは。
「何だ!?」
「私のことを忘れたか?」
生身で殴りかかるミッチですが、当然どうにもなりません。
「私だ、コウガネだ。ここまで力を取り戻すのに苦労したぞ!」
劇場版の黒幕で、マルスに変身する知恵の実の模造品「黄金の果実」そのもの。
 しかし、ミッチにしてみれば
「コウガネ・・・誰だ?」
「そうか。お前にとってあれは夢の中の出来事か。だが、私にとっては耐え難い屈辱だ!」
ミッチは夢の中でラピスに呼ばれて役者として参加したに過ぎないため、覚えていない様子。
が、コウガネはあの時の件でアーマードライダーイレブンを逆恨みしており、さらにミッチをいたぶり続けます。
為す術もなく倒れるミッチに、
「フン!無様な・・・話にならん。さあ、狩りの時間と行こうか。」
言い捨てて、背を向ける邪武。

 一方、イナゴインベスに対してももはや変身する手段がないため、生身で立ち向かう凰蓮、城乃内、そして貴虎。
が、やはり生身ではどうにもならず蹴散らされるばかり。
 さらに邪武も合流。
「どうした?アーマードライダーども。変身しないのか?」
「もう・・・ベルトは・・・!」
この3人については、いずれも7ヶ月前の戦いの中でドライバーもロックシードも損失しています。
「こいつは何者だ?」
ここでザックが到着。
「みんな!・・・何の真似だ!?何が目的だ!?」
「決まっているだろう。復讐だ!」
果敢にも立ち向かうザックですが、こちらも変身する手段がなく、やられるばかり。
 元ライダーを全て蹴散らした邪武は、変身を解き
「簡単には楽にしてやらんぞ。守ろうとしていたものが壊される様を、その目に焼き付けろ。フェムシンムのように滅びるがいい、猿どもめ。」
と言い残し、イナゴとともに消失。
「なんて事だ・・・。」
「何なんだ?あのアーマードライダーは。」

 ドルーパーズにて作戦会議。
「どうやら人間ではないようね。」
「奴はフェムシンムの事情を知っているようだった。まさか・・・オーバーロードの生き残りか?」
みんな呼ばれたのに誰も覚えていないコウガネ。
「まずいわね。オーバーロードと戦うなら、戦極ドライバーが必要よ。」
「俺達のベルトはもう・・・無いじゃないですか。」
「打つ手なしかよ・・・。」
絶望的な状況。が、ここで坂東が
「ユグドラシルに、黒いライダーがたくさんいただろ。あいつらのベルトは使えないのか?」
と提案してくれますが、
「黒影トルーパーのドライバーなら、ロックシードごと全て処分した。」
「何で!?」
「ユグドラシルのような存在に、二度と悪用させないためだ。」
ドライバーは武力・・・それを市井に出さないために処分してしまったという。
「ヘルヘイムの脅威がなくなった以上、もはや戦極ドライバーは必要ないはずだった。」
「まさか、こんな事態になるなんてね・・・。」
「凌馬の遺した設計図をもとにドライバーを作り直したところで、ロックシードの方は・・・どうにもならない。」
今や果実は遠い宇宙の向こう。現状では打つ手がありません。
「だからって、このまま指くわえて見てるのかよ!?」
映画の通りなら、傭兵部隊でもいればあるいは・・・という所ですが、何故だか絶望した様子のない貴虎。
それを横目に見ている城乃内・・・。

 その後、呉島邸から出てくる貴虎の手には、何やらアタッシュケースが。
待ち構えていた城乃内。
「ほーら、ビンゴ。それ、黒影トルーパーのドライバーでしょ?やっぱ残ってんじゃん。」
「どうして分かった?」
貴虎がひそかに隠し持っていた戦極ドライバー。
「策士ですから。・・・ま、用心深いあんたの事だ。必ず予備があると思ってたよ。」
貴虎の行動を先読みしたところで、城乃内は
「それ・・・貸してよ。俺があいつと戦う。」
自分が相手を引き受けると提案。
 しかし貴虎にしてみれば、
「もう君たちを巻き込む訳にはいかない。これは、私の罪滅ぼしでもあるんだ。」
もはやビートライダーズに頼ることはできず、あくまで自身を捧げるつもり。
「そんな事言ったって、あんた前の傷まだ治ってないでしょ?戦いは無理だ。」
何も答えず、戦いに向かおうとする貴虎。
しかし、とっさの隙にケースを奪取。
 すると、ここで恐る恐る、元ユグドラシルである貴虎に、あの事を尋ねる城乃内。
「あの・・・。初瀬ちゃんって・・・?」
「ああ。初瀬亮二はインベスになって、ユグドラシルに処分された。」
淡々と顛末を語る貴虎。城乃内はついに初瀬の最期を知ってしまいました。
「初瀬ちゃんがああなったのは・・・きっと俺のせいだよ。だからこれは、俺の罪滅ぼしでもあるんだ。」
初瀬と決別した時の事を未だに気にしていて、その結末もうすうすは感づいていたらしい城乃内。
マツボックリロックシードを手にし、戦う決意を。

 イナゴインベスをけしかけ、市民を襲わせるコウガネ。
そこへ躍り出た城乃内。
「好き勝手やってんじゃねえ!」
「フン。」
「変身!」
「マツボックリ!」
「(初瀬ちゃん!)」
「ロック・オン」
「ソイヤ!マツボックリアームズ!」
「一撃・インザシャドウ!」
初瀬のポーズで黒影へと変身。
「雑魚が、笑わせる。」
コウガネの評価とは裏腹に、イナゴインベス相手に善戦する黒影。が、やがて劣勢に。
影松まで奪われてボコボコ。
「どうした?ボロボロじゃないか。」
「うるさい!地獄のパティシエ修行に比べれば、このくらい・・・!」
なおも立ち上がる黒影。しかし、コウガネも邪武へと変身。
「よかろう。変身。」
「ダークネスアームズ」
2体がかりでボコボコにされ、ついには変身解除。しかも、どうやらドライバーが破損した模様。
「こんな所で・・・!」
「これでもう、お前たちに戦う術はあるまい。」
絶体絶命の城乃内と人類。
 しかし、ここで現れたのは、秘密を打ち明けた頃の紘汰と同じく、覚悟の黒に身を包んだミッチ。
「そうでもないよ。」
「お前!」
「呉島光実・・・。」
手にしているのは、戦極ドライバーとブドウロックシード。量産品以外では、最後まで残った唯一のドライバーです。
が、これを笑う邪武。
「フハハハ・・・葛葉紘汰ならともかく、お前ごときではどうする事もできんよ。」
「確かに、あの人はヒーローだった。でも、もう紘汰さんはいない。だから僕達が、ヒーローにならなきゃいけないんだ!」
「変身!」
「ブドウ!」
「ロック・オン」
「ハイー!ブドウアームズ!」
「龍・砲!ハッ・ハッ・ハッ!」
覚悟を決め、龍玄へと変身。
「どこまでも楽しませてくれる!」
邪武とイナゴインベスを相手に、構える龍玄。こんなにカッコ良く見える日が来ようとは。

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2014年09月21日

今週の仮面ライダー鎧武「第46話 運命の勝者」

 いよいよ紘汰と戒斗の運命の決着。
「人類を滅ぼし、新しい世界の支配者になると決めた戒斗。その前にザックは散り、湊耀子も倒れた。紘汰はヘルヘイムの果実を口にし、完全なる進化を遂げた。戦う運命の2人、最後に勝ち残るのは・・・?」
「葛葉!!」
「戒斗!!」
ロード・バロンと鎧武カチドキアームズが激突。
 一方、平行世界で運命が決するのを待つしかない舞。
「ここはあり得た可能性の世界。どちらが勝ち残り、未来を手にするのか・・・。お前はもう、ここで見届ける事しか出来ない。」
現実世界では、旗を振り回しロード・バロンと押し合う鎧武。
「戒斗!悲しみや絶望の他に手に入れたものは無かったのか!?その怒りがお前の全てだったのか!?」
「そうだ!弱さに痛みしか与えない世界、強くなるしか他になかった世界を俺は憎んだ!今、その全てを滅ぼす力に手が届く!貴様を超えた先に!」
強さにこだわっていた戒斗ですが、それは生きていくため。
強くなければ生き残れない世界を憎んでいたと、カチドキの旗を折り鎧武を吹っ飛ばすロード・バロン。
 ここで、ついに極ロックシードを手にし、
「フルーツバスケット!」
「ロック・オープン 極アームズ!」
「大・大・大・大・大将軍!」
「超えさせない・・・超えちゃならない!戒斗・・・それがお前にとっての俺だ!」
負けてもいけないし、倒すこともできない。確かにその通り。

 いつの間にか、砕石場で素に戻って切り結んでいる鎧武とバロン・・・と思ったら平行世界での話でした。
「紘汰の希望を信じているのに、戒斗を敵だと思えない。戒斗の痛みが・・・胸に刺さる。強い者たちへの憎しみ、弱い者たちの絶望・・・。それでも、未来はきっと・・・。」
 戒斗の望みっていうのは、実際の所かなり現実的なんですよね・・・。
ラスボスではありますが、それが敵だとは思えないし全くの間違いだとも思えない。

 現実世界でも、なおもぶつかり合う2人。
大橙丸とバナスピアーの二刀流でロード・バロンと互角に戦っていたかに見えた鎧武ですが、やがて弾き飛ばされてしまいました。
 ならば、と距離をとり
「ブドウ龍砲!」
「メロンディフェンダー!」
射撃戦に持ち込むも、エネルギーをまとめて返された上にメロンディフェンダーも破壊されてしまうという。
 さらに手数を増やし、
「マンゴーパニッシャー!」
「イチゴクナイ!」
「キウイ撃輪!」
「パインアイアン!」
「ドリノコ!」
「ドンカチ!」
多数の武器を一気にぶつけるも、ロシュオのそれのような衝撃波で軽々と受け止められ、打ち消されてしまいました。
やはり戦闘力という意味では圧倒的なのか・・・。
「その程度か?葛葉!」
まだまだ余裕といった様子のロード・バロンに、
「ソニックアロー!」
武器を持ち替えて挑みかかるも、ガス化され攻撃を流されてしまった挙句、捕まえられてあちこちぶつけ回られて大ダメージ。
 それでもなお立ち上がる鎧武と、迎え撃つロード・バロン。
「来い!」
「だったら・・・!」
「無双セイバー!」
「火縄大橙DJ銃!」
火縄大橙DJ銃を大剣モードとし、再び激突。
 壮絶な斬り合いで、一旦は鎧武が有利に転じますが、すぐに再び劣勢に。
「どうした?後がないぞ。」
全ての武器が通じなかった鎧武。が、徒手空拳となっても諦めません。
 その様子は平行世界ともシンクロ。
しかし、こうなるともうボコボコにされるばかり。
ついには深々と斬られ、力なく膝をつくまでに。
「これで・・・終わりだ。葛葉。」
最後の一太刀を振り下ろすロード・バロン。
「それでも、俺は・・・。」
ここで平行世界と完全にシンクロ。振り下ろされた刃を受け止め、そのまま叩き折ってしまいました。
そのまま、叫びとともにその切っ先を深々と突き刺し、勝負はついに決着。

 変身が解け、倒れこむ戒斗をすぐに支える紘汰。
「何故だ?葛葉・・・何がお前をそこまで強くした?」
「守りたいという祈り。見捨てないという誓い。それが俺の全てだ。」
泣きながら伝える紘汰に、
「何故泣く?」
「泣いていいんだ。それが、俺の弱さだとしても・・・拒まない。俺は、泣きながら進む!」
「お前は・・・本当に強い。」
最後まで涙・・・優しさを忘れなかった紘汰を認め、ガクリと倒れる戒斗。

 ついに決着。平行世界でも、最後まで立っていたのは鎧武。
「戒斗、紘汰・・・。」
「定まったようだな、未来の形が。さあ、あるべき世界に帰るといい。お前の務めを果たす時だ。」
互いに手を伸ばし、ついに勝者となった紘汰と再会した舞。
「舞・・・。」
「紘汰・・・私、戒斗を止められなかった。」
悔いる舞ですが、紘汰は
「・・・あいつの理想は正しかった。ただ道筋を間違えただけだ。だから、俺達で叶えよう。戒斗の夢を。もっと正しい方法で。」
「うん・・・。」
抱き合う2人。
「俺の未来・・・見届けてくれるか?」
「そう約束したじゃない。」
プロポーズ&受諾。
そして舞は知恵の実を現出させ、それを受け取る紘汰。
「全て、こいつのためだったのか・・・。」
思えば遠い道のり。結果として得られたものは、形としては手に収まる程度のもの。
ついにそれを口にする紘汰。すると、黄金の光とヘルヘイム植物が全身を覆い、それが引いていくと姿を表したのは銀髪に鎧を纏ったオルタナティブ紘汰とでも呼ぶべきもの。

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2014年09月15日

今週の仮面ライダー鎧武「第45話 運命の二人 最終バトル!」

 人類と袂を分かった戒斗との最終決戦突入。
「ヘルヘイムの力を得て、新たな姿へと進化を遂げた駆紋戒斗。マリカとナックルを従え、ブラーボとグリドンを退けた。そして、世界を滅ぼし、新たに創り変えると宣言するのであった!対する紘汰達は・・・。」
 チームメイトとして、戒斗とザックの裏切りに落ち込むペコ。
「戒斗さん、ザック・・・。裏切ったってどういう事だよ・・・?」
噂をすれば、そこに現れるザック。
「ザック!」
何の挨拶もなしに、ザックはポケットから出した謎のメモをペコに渡して
「これを、皆に内緒でシャルモンのオッサンに届けてくれ。」
秘密裏に凰蓮に託すよう依頼。事情を聞きたいペコですが、
「なあ、ザック。一体何が・・・」
「今は何も聞くな。」
と、何も言わずに立ち去ってしまいました。

 ガレージに戻ったアーマードライダーですが、戒斗の姿の衝撃は未だに後を引いているようで。
「戒斗のあれは何なんだよ?あいつ、いつの間に化け物になってたんだ?」
「ヘルヘイムの果実を食べたのかしら・・・。でも変よね?インベスになったら、理性も失うって話だったけど。」
紘汰の脳裏に蘇るのは、
「これが・・・王の力か!」
「世界を創り変える力!あの力さえあれば、俺は・・・!」
ロシュオの圧倒的な力を目の当たりにし、果実を渇望する戒斗の姿。
あの様子では、果実を手にするために何をしてもおかしくはないという疑惑。
「本気なのか?戒斗・・・。」
「今の彼は、怪我人がどうにかできる強さじゃないわ。」
紘汰が傷を確認してみると、表面的には痕が残るものの塞がってしまっています。
「もう、殆ど傷は治りかけてんのに。肝心な時に痛みで動けなくなるんだよな・・・。」
「つーかさ、お前・・・傷の治り方、早すぎねえ?」
「ああ・・・まあ、こいつのせいでさ。」
紘汰が出したのは、禁断の果実の断片たる極ロックシード。
「なんか、俺の体も普通の人間とは違う感じになってるらしい。」
この告白に、周囲の顔が強張ります。
「どういう事だよ?それ・・・。」
「え?まあ、その・・・オーバーロードと似たような力って言うか・・・。」
「それってまさか、お前の体も戒斗みたいに化け物になってるって事か?」
「いや、そこまでじゃない。ちょっとだけ・・・な。」
ちょっとだけ・・・どの辺りまでがちょっとだけなのか。
しかし紘汰、ちょっとだけじゃなく凄い体してますね。
 ここでガレージに戻ってきたペコ。
「あっ、ペコ。」
「紘汰、手当てしないと・・・。」
これにより平常運行に戻ったガレージですが、ペコが例のメモを凰蓮に手渡すと
「凰蓮さん。ザックが、これを・・・。」
「Pardon?」
内容を確認して、衝撃をうける凰蓮・・・いったい何が?

 世界の激動から離れて、いまだ病院の中で腐っているミッチ。
「もう・・・誰もいない。」
そしてダンスで盛り上がっていた頃を思い出して涙。おそらくこの繰り返しなんでしょう。
「どうして僕は・・・こんなにも遠ざかっちゃったんだ?」
すると、久しぶりに現れた貴虎の幻。
「お前は遠ざかったのではない。ずっと同じ場所にしがみつこうとして、立ち止まっていただけだ。」
「・・・何?」
「そんなお前を置き去りにして、みんな先へと進んでいった。それぞれの運命に立ち向かう道を選んでな。」
「そうやって、あんたはいつまで僕を嘲笑ってれば気が済むんだ?」
「お前こそ、いつまで私の影にすがりつくつもりだ?」
幻影からのまさかの一言。
「え?」
「何も成し遂げられなかった屈辱・・・だが、そんな痛みは取るに足りない。世界の命運を背負う羽目になった者達よりも、お前はどれだけ恵まれている事か。」
確かにその通り。そして、この流れに幻影の終わりを感じ、必死に止めようとするミッチ。
「待てよ・・・待てったら!」
「お前は何者にもなれなかった。その意味を、もう一度よく考えてみろ。」
いつもの幻とは違う、どこか優しさの感じられる声。
「兄さん!」
どうやら、これを最後に貴虎の幻は消えてしまったようです。これでミッチは本当に独りか・・・。

 隠れ家に戻った戒斗ら。ひとり座り込んで眠っている戒斗。
「疲れているようね。今はそっとしておきましょう。」
夢の中で、こちらも舞と対面。今はなき高司神社の御神木の前です。
「こんな形でしか、今は話しかける事ができないの。」
「死んだわけではなく、未来で俺を待っている・・・サガラの言葉は正しいようだな。」
「・・・半分はね。でも、私と戒斗が出会う未来って言うのは・・・。」
一瞬だけ見えるのは、荒廃した世界でロード・バロンに付き従う始まりの女・舞。
「古いもの、弱いものは消え、強くて新しいものだけが生き残る。力だけを信じ、弱者を踏みにじってきた人間たちのルールだ。だから奴らも滅び去る。より強いものが現れた事で、自らのルールで裁かれて消える。」
 多くのものを滅ぼしてきた人類だから、同じように上位の存在に滅ぼされるのも道理という戒斗。
「それが、あなたの望み?」
すると、舞に向き直った戒斗は舞の頬に手を這わせ、
「舞・・・お前が欲しい。」
大胆告白。
「黄金の果実を俺に渡せ。」
いや結局は果実目当てなのか?と思ったら
「私と果実、本当に欲しいのはどっち?」
「選ばないし、区別もしない。俺は果実を掴んだ最強の男として、お前を手に入れる。」
両方だという。
「本当に身勝手ね、戒斗らしい。」
今となっては、もはやこの理屈を否定もしない舞。
「俺の未来で待っていろ。そう長くはかからない。」
ここでどうやら舞との接触は終わってしまい・・・。

 ドルーパーズで、限られた道具で何やら電子機器を組み立てている凰蓮。
「それにしてもあんた、よくこんな物騒なもん作れたよな。」
「元傭兵は、伊達じゃなくてよ。」
物騒・・・一体何をこしらえているのか、と思ったら依頼人のザックが登場。
「ザック!」
「準備はどうだ?」
「ちょうど今できたところ。」
手渡されたモノを見て、ザックは
「意外に小さいな・・・。」
と訝しげ。
「こう見えても、威力は十分よ!」
「しかし、味方のふりして相手の懐に潜り込むなんて。お前も相当策士だね。」
「俺のこと、味方だと思ってる奴をこれから裏切って罠にはめるんだぜ?」
威力、裏切り、罠・・・このモノはまさか。
「あいつは最初に人類を裏切ったの。今のあなたは正義の味方よ。」
と、ザックの背中を押す凰蓮。
 ザックは、
「戒斗は・・・いつだって何かと戦ってきた。あんな力を手に入れて、ユグドラシルもオーバーロードも倒した後で、あいつが次に牙を剥く相手が誰なのか。ずっとそれが心配だった・・・。」
 倒すべき敵を倒した後、戒斗は一体誰に戦いを挑むのか?と言うのはザックにとってはもともと心配の種だったようです。
「なあ、ザック!本当にやるのか?戒斗さんを・・・。」
心配するペコの肩に手をやり、力強く宣言するザック。
「戒斗は俺が止める。」
そのままドルーパーズを後にして・・・。

 街を見下ろすビルの屋上で、戒斗の生み出したインベス軍団の行軍を見下ろす戒斗と耀子。
「あれが全て、あなたの意のままに・・・。」
そこへ素知らぬ顔で戻ってきたザック。
「随分増えたな。」
「全人類を敵に回すんだ。あの程度ではまだ足りない。」
もっと増やして世界に殴り込みをかけようという戒斗。このままでは、人類存亡の危機は時間の問題です。
 するとザックは、
「そうまでして世界を滅ぼす事に何の価値がある?」
「価値がないものを消し去る。それが俺の戦いだ。」
「あんたからリーダーを引き継いで、俺は変わった。戦う意味を、誰かを守る誇らしさを知った。だが戒斗、あんたはどうしてそうなった?それがあんたの求めてた強さか?」
 何ともド直球な質問。
が、これに対し戒斗は
「そうだ。守るものも失うものもなくなった俺は、もう誰にも負ける事はない。」
戒斗も在りし日の貴虎と同じく、価値のないものを削ぎ落とすという思想。
「そうか・・・。結局、あんたは何一つ変わってないんだな。」
ここで突然、問答を始めたザックを訝しむ耀子。
ザックはそれに気付いてか気付かずにか、そこにあった操作盤の裏に凰蓮から受け取ったモノを貼り付けると、その場を後に。
 そのとき、ザックがポケットに手を入れるのを見逃さない耀子。
捕まえられた手には、何かのリモコンが。
「何をするつもり!?」
どうにか耀子を振り払おうとするザックですが、その手からリモコンが脱落してしまいました。
 落下点はザックの方に近く、急いでリモコンを回収するザック。
一方、もはや止める事は間に合わないと思った耀子は、ピーチエナジーロックシードを手に。
「戒斗!」
「ピーチエナジーアームズ」
問題の操作盤と戒斗の間に割って入る耀子。ザックがスイッチを押すと、操作盤が爆発。
どうやら、凰蓮に依頼したモノとは小型の爆弾であったようです。
 爆発により耀子はビルから落下。
戒斗は・・・耀子に庇われたため、ほとんど無傷。
「しまった・・・!」
千載一遇のチャンスを逃してしまったザック。
「ザック、貴様・・・!」
怒りを顕にする戒斗ですが、ここまできたらもう引きません。
「俺の務めだ!」
「クルミ!」
「変身!」
「ロック・オン」
「クルミアームズ!ミスター・ナックルマン!」
対する戒斗は、ロード・バロンではなくバロンへと変身。
「変身!」
「カモン!バナナアームズ!」

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2014年09月08日

今週の仮面ライダー鎧武「第44話 二人の目指す未来は」

 ミッチの間違いを正すために紘汰が倒れ、戒斗は果実を食らいオーバーロードと同格の存在に、という驚きの展開の後。
「黄金の果実の力を受け入れた舞は、人間を超えた存在となった。光実は、龍玄・黄泉へと変身し鎧武を倒す。戒斗は、ヘルヘイムの果実を口にして異形の者へと進化を遂げ、デュークを倒した。最後に残る勝者は、果たして誰なのか?」
 こうして並べると、主要メンバー全員に大きな動きがありすぎですね・・・。
雨の中、他のビートライダーを探すペコとチャッキー。
「戒斗さん、大丈夫かな?」
「他のみんなに知らせなきゃ!」
「ああ。」
すると、その途中で廃工場の中に紘汰を発見。
「紘汰・・・どうして!?」
駆け寄ってみると、そこには腹の傷から血を流してピクリともしません。
「紘汰?紘汰!紘汰・・・!」
「ひどい・・・。こんな傷じゃ、もう・・・。」
「諦めんなよ!とにかく、運ぶぞ。」
絶望的な容態ですが、とにかくガレージまで運ぶ2人。

 一方、未来を変えるべく時間を彷徨う舞。
「私は、どうすれば・・・?」
そのうちに降り立ったのは、なんと1話冒頭の合戦シーン。
「ここは・・・?」
そこにも現れるサガラ。
「ここは、あり得た可能性の世界。お前は時間旅行の果てに、迷子になったようだ。元いた時間の流れに戻るためには、未来がある程度確定される必要がある。それを決めるために戦っているのが、あいつらだ。」
 もしかしたらそうなっていたかも、という未来。
「この世界でも戦いが・・・。」
鎧武とバロンの激突に、元いた世界と同じだと感じた舞ですが、
「よく見てみろ。既に何人かは、黄金の果実に至る可能性を摘み取られている。あれは、お前たちの未来には繋がっていない。ここでは過去の影だ。」
この世界では、斬月や龍玄もまた果実を狙って2人の戦いに割って入ろうとしているのが現実と相違。
「でも、あの2人は違う。」
「そう。つまり葛葉紘汰か駆紋戒斗、どちらの未来が観測されるかで、お前の戻れる時間軸は決まる。」
「紘汰と戒斗が・・・。」
2人が戦うことを知っていて、なおかつその決着がはっきりして初めて元の時間軸に帰れるという。
これは舞にとっては何とも過酷な展開です。

 病院では、舞の遺体が突然金色の光を放ち始めるという異常事態に。
「何だ?これは・・・。」
凌馬との戦いから戻った戒斗と耀子も、ずっと泣いていたミッチもこれには驚き。
「舞さん・・・。」
3人の見ている前で、遺体はそのまま光の粒子となって消えてしまいました。
「どういう事?」
唖然とする3人の前に姿を表したサガラ。
「高司舞は死んだ訳じゃない。人間を超えただけだ。あいつはもうここにはいない。時間を遡り、別の並行世界へと迷いこんでしまった。」
正直に状況説明をするサガラですが、いきなり言われても理解できないのが普通。
「並行世界?何の話をしている。」
が、ここで記憶を呼び起こさせるサガラ。
「お前は、既に時間を超えたあいつから選択を問われたはずだ。覚えてないか?」
すると、戒斗も初めてヘルヘイムに突入した際、
「気をつけて。あなたは運命を選ぼうとしている。」
「誰だ!?」
と問われたのを思い出しました。これにより、サガラの話が嘘ではないと理解。
「どうすれば、あいつは戻ってくる?」
「あいつは始まりの女。選ばれた者に黄金の果実を渡すことがその役目・・・後は、分かるだろう?」
「黄金の果実を誰が手にするのか・・・それが決まればいいんだな?」
いよいよ決着に臨む覚悟を決めた戒斗。
 しかし、
「そんな事をして何になる?もう人間としての舞さんはどこにもいない。そんなの・・・死んでるのと同じじゃないか。」
すっかり舞のことを諦めてしまい、同時に果実を奪い合う戦いからも降りてしまうミッチ。
「諦めるのはお前の勝手だ。そうやっていつまでも這いつくばっていればいい!俺は違う。何度世界に打ちのめされようと、戦うことを止めたりはしない。」
 一方の戒斗は既に覚悟を決めており、これを喜ぶサガラ。
「そうか!お前の覚悟は決まっているようだな。」
このわざとらしい喜びよう・・・。

 その夜、チーム鎧武のガレージで途方にくれるペコら。
「紘汰もこんな事になって、俺達どうすりゃいいんだよ・・・。」
傷にあてがわれたガーゼを取り替えようとして、チャッキーと晶が目を丸くしています。
「あれ?傷が・・・。」
「治りかけてる?」
「あんなに深い傷だったのに?」
「どうなってるんだ・・・?」
紘汰も人間から離れてしまっているようで、回復力が常識のレベルを超えています。

 紘汰は昏睡しながら夢を見ています。
夢の中には、始まりの女と化した舞が。
「紘汰・・・。」
「あれ?お前・・・舞なのか?」
声のトーンからか、今回は舞だと判別がついています。
「ごめん紘汰・・・私には運命を変えられなかった。」
突然、運命がどうのと詫び始める舞に困惑する紘汰。
「運命?お前、何言ってるんだ?」
「紘汰、ミッチ、戒斗・・・誰にも傷ついて欲しくなかった。みんなボロボロになって苦しんでるのに、私はただ見てるだけ。」
「舞・・・。」
「全部終わってしまう。何もかも、無駄になってしまう・・・。」
事態を悲観し、涙する舞に、
「バカだな、舞は。何で自分1人で背負い込んでるんだ?」
ミッチの時と同じように諭す紘汰。
「え・・・?」
「お前が前に言ってくれたじゃないか。1人で苦しまなくていいって。あの言葉があったから俺は、今まで頑張れたんだ。」
それは確か、舞らにずっと隠していたヘルヘイムと裕也の真相を明かした時。
「紘汰・・・。」
「だから、今度は俺が同じことを言ってやる。1人で苦しむな。俺が舞と一緒に戦ってやる。」
仲間への純粋な優しさから来た紘汰の言葉ですが、
「それが、どういう意味だか分かってるの?・・・私は、もう人間じゃない。私と一緒になるって事は、紘汰も・・・。」
「ずっと前から決めてた事だ。」
既に、世界のために人間をやめる事は覚悟していたという紘汰。
「でも私は、紘汰にそうなって欲しくないからこの力を受け入れたのに・・・。」
「舞。俺達、確かにたくさん間違えて、たくさん苦しんだけどさ。だけど全部・・・全部、自分で選んだ道なんだ。だから運命なんて関係ない。運命が変えられなくたって、どうって事ねえよ。だって、まだ未来は・・・決まっちゃいないんだからな。」
 紘汰は笑ってみせ、つられて笑う舞。
「そうだね・・・。紘汰はいつもそうだった。そんな紘汰だから私、信じられた。」
しかし、すぐに表情を再び曇らせ、
「そう・・・確かに未来は決まっていない。戒斗が全てを変えてしまうのかも。」
「戒斗が?どういう意味だ?舞。」
「戒斗は、紘汰とは違う未来を見ている。2人の未来が交わる事は決してない。だから、もう・・・。」
肝心なことを伝えきれず、遠ざかり姿を消してしまった舞。
「おい、待ってくれ!舞!」

 一方、廃工場に身を潜めた戒斗と耀子。
こちらも傷を確認してみると、
「完全に治っている・・・。いえ、むしろヘルヘイムと融合したと言うべきね。」
驚くべき進化に喜びの笑みを浮かべる耀子。
「ああ。今や、ヘルヘイムの毒は俺の力となった。」
「あなたは死の運命さえも乗り越えた。やっぱり私の目に間違いはなかった・・・。」
この言葉に、今更ながら改めて耀子の目的が気になる戒斗。
「お前は、何故俺についてくる?お前の望みはなんだ?」
「私は王を求めている。私の下で王を生み出し、その生き様を見届ける。それが私の望み。あなたの事よ。私の王は駆紋戒斗。あなただと、そう決めたの。」
以前も口にしていた言葉。戒斗の傍に寄り、改めて戒斗を王と認めました。
 それを聞いた戒斗は、
「フン、いいのか?お前の生み出そうとしている王は、世界を滅ぼす魔王だぞ?」
と脅してみせるも、
「ええ。それが何か問題かしら?」
2人とも、もはや世界を滅ぼすことに何の迷いもありません。

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2014年08月31日

今週の仮面ライダー鎧武「第43話 バロン究極の変身!」 

 クライマックスもついに極まってきました。
「黄金の果実をロシュオから託された舞は、そのまま意識を失ってしまう。治療を邪魔されぬよう、紘汰を止める手段を光実に手渡す戦極凌馬。光実は、禁断の錠前を手にし龍玄・黄泉へと変身する!」
 鎧武・極アームズを相手にしても、決して戦力的には引けを取らない龍玄・黄泉。
シンムグルンの斧を振り回して石礫をぶつけたりと、鎧武に対して優勢ではあるものの、やはり負荷が強大すぎるようで生命エネルギーを吸われるたびに動きが止まってしまいます。
「やめろ光実!もうそのロックシードは使うな!」
「うるさい!」
やはり紘汰を倒すという執念だけで動いており、今更止まりようのないミッチ。

 昏睡する舞は、夢の中でDJサガラと対面。
ネットアイドル時代の衣装とか久しぶりですね。
「OKOK、お嬢ちゃん!葛葉紘汰は人間をやめ、駆紋戒斗はヘルヘイムに蝕まれ、呉島光実は命と引き換えに最後の力を手に入れた・・・。全ては、高司舞。黄金の果実を司る、お前を手に入れるためだ。」
 まざまざと示される最悪の展開に、運命を呪う舞。
「どうして、私達だったの・・・?」
するとサガラから画面から抜け出ながら
「あいつら、たまたま運命を拓く力を手に入れちまっただけの事だ。」
「そんなのおかしいよ!こんな結末、誰も望んでなかったはずなのに。」
「今度はお前の番だ。禁断の果実は今、お前の手の中にある。お前自身が望んだわけでもない、万能の力だ。さあ、どうする?」
床と平行に浮きながら問いかけるサガラ。シリアスなのに絵がギャグすぎる。
「私は・・・。」
果実を現出させる舞。
「この力があれば、本当に何でもできるの?みんなの運命を変える事も?」
「まあ、試すぐらいの事はできるだろう。」
今度は逆さまに浮いていますサガラ。
「いいよ。私・・・この力を引き受ける。」
何か覚悟したらしい舞。が、まだ目は覚めません。
 そして、その間に手術を敢行しようとする凌馬。
「一体、どんな夢を見ているのやら・・・。お姫様は、王子様のキスをお待ちかな?」
何だか危ない気配。

 その間、紘汰を足止めするために戦いを続けるミッチ。
「もうよせ!死ぬ気か!?」
「それであんたが止められるなら、喜んで死んでやる!」
「光実・・・!」
鎧武が気を取られた隙に、ブドウ龍砲をゼロ距離射撃。が、既に龍玄はフラフラ。
「舞さん・・・。振り向いてくれなくてもいい。もう二度と会えなくなったとしても・・・。葛葉紘汰、あんたに渡すぐらいなら・・・!」
「ヨモツヘグリスカッシュ」
レデュエの槍にエネルギーを集め、最後の一撃を放とうとする龍玄。
 対する鎧武も、無双セイバーにオレンジロックシードをセット。
「ロック・オン」
「イチ・ジュウ・ヒャク・・・」
龍玄はジャンプして、障害物の羽根袋をなぎ払いながら突撃。
鎧武は迎え撃つかと思いきや、すんでの所で無双セイバーを手放し・・・。
龍玄の攻撃を正面から受け止めてしまいました。完全に胴体に突き刺さっています。
が、その間に龍玄の戦極ドライバーからヨモツヘグリロックシードを外し、龍玄の変身を解除。
「何!?」
同時に力尽き、鎧武の変身も解けてしまいました。その胴体には大きな血のシミが・・・。
 紘汰のこの行動に衝撃を受けるミッチ。
「あんた・・・わざと!?」
「だって、俺達・・・この間まで仲間だったじゃないか。」
ミッチを諭しながら、ヨモツヘグリロックシードを破壊する紘汰。
「違う!僕は・・・」
羽根の舞い降りるなか、這いずりながらミッチに取りすがり、
「お互い、どこで間違えたのか。どこが分かれ道なのか。正直、俺にはよく分からない。でもな・・・そんなに昔の話じゃないと思うんだ。だから・・・引き返そう。」
ミッチはこれを振り払い、
「引き返すなんて・・・無理だ。」
否定するも、紘汰はなおミッチを抱きしめ
「バカだな、ミッチ・・・。これから先、どれだけ長く歩くか分かってんのか?それに比べりゃ・・・大した事ねえって。」
「そんな理由で、僕を許すって言うのか・・・?」
「ああ、許す。だから、お前も・・・許してやれよ。今日までの自分の間違いを・・・。」
ようやくミッチを許してやることが出来ましたが、ついに倒れてしまう紘汰。
 しかし、残されたミッチは
「許せるかよ・・・。許されるわけないだろ!」
泣き崩れるミッチ。
「こんなんじゃ、僕は・・・何一つ・・・。」
が、舞の存在を思い出し、立ち上がると
「いや・・・まだだ。まだ残ってる。せめて、せめて舞さんだけはこの手で救う。それが出来たら、こんな僕でもあんたに許されるだけの価値があったと思えるよ・・・紘汰さん。」
 紘汰『さん』呼び。少しだけ引き返せたようです。

 チーム鎧武のガレージでは、効果の程は分かりませんが戒斗の傷に包帯を巻く耀子。
「はい。それにしても・・・誰もいないって、様子が変ね。」
すると言っているそばから、病院を脱出し駆け込んできたペコとチャッキー。
「戒斗さん!良かった・・・。」
「助けて!舞が大変なの!」
舞と聞けば眼の色が変わる戒斗。やはり・・・。

 フラフラと病院に戻ったミッチ。
そこにはワインをあけ、ひとりで飲んでいる凌馬が。
「お帰り、光実君。まさか無事に帰ってくるとは、予想もしてなかったよ。」
「葛葉紘汰は倒した。」
この知らせには凌馬も大喜び。
「結構!期待以上の働きだ。これまた予想外!」
「舞さんは?」
「全て片付いた。オペは成功だよ。」
微妙な間があったような・・・。
 急いで舞のベッドに向かうミッチ。
「舞さん!」
・・・が、そこには白い布が被せられています。
言葉を失うミッチ。恐る恐る布をめくってみると・・・そこには舞が。
ピクリとも動かず、どこか蒼白く見えるような。
 もしやと思い、口元に手をやると即座に腰を抜かすミッチ。やはり・・・。
そこへ、果実を手に現れた凌馬。
「いやぁ、実に難しいオペだったよ。何せ、心臓と完全に融合していたからね。禁断の果実は無事だ。」
果実は心臓と融合しており、果実は傷ひとつなく取り出せたという結果。つまり、舞は心臓を取り払われ、すでに息絶えているようです。
「あんたは・・・舞さんを救うって・・・!」
「と言うか、何で私の言葉を鵜呑みにしちゃうかな?私がこの果実を狙っている事は君も知ってたろう。」
追い込まれ、視野狭窄に陥ってしまったために起こった悲劇。
「僕は、一生懸命やったのに・・・!」
「その子を助けるために私を利用しようとか、そういう思惑だったんだろうねえ。フフフ・・・。」
「貴様・・・!」
ゲネシスドライバーを取り出すミッチでしたが、
「キルプロセス!」
凌馬がリモコンを操作すると同時に、火花を飛ばして壊れるゲネシスドライバー。
「いずれ、他のベルトオーナーと衝突する事は分かり切っていた。だからブレーカーを仕込んだんだ。」
目指す果実は最終的にひとつ。衝突は確実だったため、幾重にも勝ち残るための策を講じた上、力をばら撒いていたようです。
「それにしても、君は本当に子供だな。大人の手口と言うものを全く分かってない。」
凌馬に掴みかかろうとするミッチですが、もはや駄々っ子のようなもの。
「ハハッ・・・なあ呉島の坊っちゃん、貴虎に教わらなかったのか?何故悪い子に育っちゃいけないか、その理由を。嘘つき、卑怯者・・・そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の格好の餌食になるからさ!フハハ・・・!」
 ミッチをいたぶり、最終的には首を絞めて始末しようとする凌馬。
「結局、僕は・・・。」
その時、果実が光り輝き、ガラス容器を破って浮上。
「な・・・何だ?これは。」
予想外の現象に、凌馬も驚愕。
果実はいつか見た舞似の少女に変化。
「舞さん・・・?」
舞は確かに死んだはず、と死体と交互に見るも、死んだ舞が生き返った訳ではありません。
 そのまま凌馬の体をすり抜け、ミッチのそばにしゃがみ込むと
「ミッチ・・・もういいんだよ。そんな辛い思いをする必要なんてないの。私、決めたんだ。こんな悲しい結末にならないように、精一杯の事をやってみる。・・・これでお別れだよ。でもね、あなたと一緒に過ごした時間を、私は決して忘れない。」
 ミッチに別れを告げ、死んだ肉体を一瞥すると消えてしまう舞。
「舞さん・・・待って!舞さん!」
追いかけるも、再び崩れ落ちるミッチ。
 一方、理解を超えた現象に呆然と立ち尽くす凌馬。
「何が起きたんだ・・・?」
果実は、確かに容器を破って消えています。

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2014年08月24日

今週の仮面ライダー鎧武「第42話 光実!最後の変身!」

 フェムシンムが滅んだ今、残るは人類側の因縁・・・という42話。
「世界を救う覚悟を決めた紘汰は、人間を超えた力を発揮しレデュエを倒す。王・ロシュオも倒れ、オーバーロードは滅びの道を辿った。そして、黄金の果実は舞の体の中へと託された。」
 同じ頃、ユグドラシルタワー前では誘拐されていた人々を一旦集め、食糧と水を補給して体力を回復させつつ突入組の帰還を待っていました。
「元気出して。」
拉致されて寝ている間に世界は滅びかけて街もゴーストタウン、なんて聞かされたらさぞ滅入る事でしょう。
そこへ戻ってきた紘汰。
「みんな!」
「紘汰!」
「姉ちゃん!無事か!?良かった、本当に良かった・・・。」
「ごめんね、心配かけて。」
ようやく元気な晶と再会。
 さらに、ラットとリカも無事。
「紘汰さん。」
「ラット!リカ!良かった・・・。みんな、本当にありがとう。」
下手すれば1人で突入していた所でしたからね。まさに仲間の協力あってのもの。
「どうって事ねえよ。」
「安心するのは早くてよ。みんなを街の外へ避難させないとね。」
街の外も大概アレでしたが・・・本当、考えるほど状況は絶望的です。
「ああ、そうだな。」
「私は残って手伝うわ。人手がいるでしょ?」
「でも・・・。」
「大丈夫。」
残って身の回りの世話をするという晶。すごい勇気です。
 すると、そんな所にインベスの群れが襲来。
「早く逃げろ!城乃内、シャルモンのオッサン!皆を頼む!」
「D'accord!気張りなさいよ!」
「みんな、向こうだ!」
「さあ立って!」
シャルモン師弟の誘導で逃げていく市民ら。
「よし、やるか!」
ザックや耀子も変身の体勢に入りますが、
「ここは任せろ!」
紘汰と戒斗が突出してインベスの群れを引き受ける流れに。
「紘汰!」
「お姉さん!」
そういえば晶って紘汰がアーマードライダーとしてインベスと戦ってるの知ってましたっけ・・・?
「変身!」
「レモンエナジー」
「ミックス!」
「ジンバーレモン!ハハーッ!」
オーバーロードなき今、雑魚揃いなので中間フォームでも無双できています。

 チーム鎧武のガレージでは、ペコとチャッキーに介抱される舞。
「ありがとう・・・。」
「ひどい目に遭ったのか?」
心配する2人に、舞は首を横に振り
「大丈夫だよ・・・。」
そこへ駆け込んでくるミッチ。
「舞さん!」
「ミッチ・・・何しに来たんだよ!?」
ペコ激おこ。まあ無理からぬ話ですが。
「ミッチ・・・。」
ベッドから体を起こす舞。自分よりもミッチを心配しているように見えます。
が、再びその目が赤く輝き、苦しみ始める舞。
「舞さん!」
「ちょっと、大丈夫!?しっかりして!」
舞のそばへと駆け寄るミッチ。
「おい、帰れよ!」
ミッチは、舞から遠ざけようとするペコを押しのけ
「どうしたんですか舞さん!?大丈夫ですか?」
が、周囲の心配も虚しく、胸から強力な光を放って昏睡してしまいました。
「今のって・・・何?」
「やっぱり、黄金の果実が・・・。」
事態を把握し困惑するミッチの前に、今度は凌馬が登場。
「見せてみろ。」
「戦極凌馬・・・どうしてここに?」
「おい・・・!」
敵方の重要人物が一気に2人も登場して、ペコも何だか混乱している様子。
 凌馬は舞の容態を確認すると、
「まずい。このままだと舞くんの体がもたない。ここでの治療は無理だな・・・。どこか病院へ運ぼう。君たちも手伝ってくれないか?」
「そんなこと言っても、今の沢芽市じゃ医者なんかいないよ!」
「私がなんとかしよう。」
医療行為もできるのでしょうか。割りと天才っぽいから驚きませんが・・・どことなく怪しい。

 タワー直下では、インベスの群れと戦闘を繰り広げる鎧武とバロン。
「レモンエナジースカッシュ!」
「オレンジオーレ!」
あっという間にまとめて殲滅。
「紘汰、大丈夫?」
「ああ。」
「やるなあ!」
「ああ・・・。」
一旦は喜ぶものの、再び表情を曇らせる紘汰。
「でも・・・。オーバーロードがいなくなっても、ヘルヘイムの侵食は終わらないのか・・・。」
薄々分かってはいた事ですが、ショックを隠せません。
「ええ。オーバーロードはヘルヘイムの侵食を早めただけ。倒した所で止まりはしないわ。」
「やっぱり、俺がこの手でヘルヘイムを止めなきゃ。」
覚悟を強める紘汰ですが、ここで戒斗は
「何故止める必要がある?今の世界にこだわる事はない。むしろ、ヘルヘイムをも取り込んで進化するべきだ。」
フェムシンムと同じく、森に適応する進化をするという事でしょうか。
「それじゃあオーバーロードと同じだろ!」
「奴らは弱かった。だからヘルヘイムに負けた。人類も弱ければ同じ道をたどる。それだけだ。」
「何で今更そんな事言うんだよ!?一緒に街を守って戦っただろ!」
「俺はただオーバーロードの横暴が気に入らなかっただけだ。何を守ったつもりもない。」
「おい戒斗、待て!話はまだ終わってねえぞ!おい!・・・戒斗!」
ここに来て炸裂するバ論。具体的なビジョンがあるのかないのか・・・?
戒斗を追いかける耀子。どこまで着いて行くのでしょうか。
「まあ、とりあえずみんな無事で良かったじゃないか。」
2人の間にあり、ザックも難しい立場だと思います。
「ああ・・・。」
「舞は?」
「先に戻ってるはずなんだけど。」
「じゃあガレージの方じゃねえのか?」
「舞ちゃんを迎えに行ってあげないと。」
「そうだな。ザック、姉ちゃんを頼む。」
「任せとけ!あ、坂東さんの店で落ち合おう!」
「分かった!」
ザックはこんなに融通がきくのにリーダー(元)の戒斗ときたら。

 街の病院へ舞を運ぶミッチら。
「ボロい病院だな・・・。」
「奥だ。」
凌馬の言う通りに処置室へ。

 急いでガレージに戻った紘汰ですが、既にもぬけの殻。
「舞!チャッキー!ペコ!」
書き置きのひとつでもしていけばいいのに・・・。

 戒斗と、それについて歩く耀子。
すると、行く先にはぐれインベスが。
同時に変身の体勢に入る2人ですが、腕を押さえて苦しみ始める戒斗。
「どうしたの戒斗!?」
これでは戦闘できないと思い、急いで戒斗を連れて物陰に隠れる耀子。
「見せなさい!」
「うっ・・・離せ!」
この期に及んで傷を隠そうとする戒斗。歯医者嫌いの子供みたいな。
傷を確認してみると、はっきり目視できるぐらいに植物が繁殖しつつあります。
「これって・・・!」
衝撃を受ける耀子。同時に雷が鳴り響き、辺りは急激な雷雨に。
「なんでもない・・・気にするな。」

 病院の一室で舞の措置を待つペコとチャッキー。
「あ〜あ、何で俺達はこんなとこで待たなきゃいけないのかな・・・。」
時間は既に夜。あまりに遅いので様子を見ようとするも、
「えっ・・・?鍵かかってる。」
「えっ?やっぱり、あんな奴信じるんじゃなかった!おい!開けろって!おい!開けろよ!」
「ミッチ!」
そのころ、処置室では謎の装置で舞の体をスキャンする凌馬。
「間違いない。やはり舞くんの体の中に黄金の果実が埋め込まれている。」
「どうして・・・?何故、よりにもよって舞さんなんだ?」
「うん・・・問題はそこだ。ロシュオは何故、舞くんに渡したんだろうね?」
2人がロシュオの選択を疑問に思っていると、そこへ現れたのはサガラ。
「そいつは、始まりの女になるんだよ。」
「サガラ・・・。」
「始まりの女が選んだ男こそが、黄金の果実を手に取る英雄となる。黄金の果実は、種族の神話に倣って与えられるべきだ。そして、始まりの女に果実を渡す。それが・・・この俺の務め。」
 突然現れてスケールの大きな説明を始めました。
ここで、何度目か分からない問いかけ。
「あんた、一体何者なんだ?」
事態がここまで差し迫った今、ついにサガラは正体を明らかに。
「我らは永遠に蔓延るもの。空を超えて茂るもの。古き民に変革を促すものであり、あるいは、ただ単に蛇と呼ばれた事もある。」
 植物の茂る蛇に、さらにはフェムシンムとの接触に用いた古代風な衣装に早変わりしてみせるサガラ。
「蛇?」
「ああ。そうだな、お前たちがくれた呼び名で名乗るのもいいかもしれない。そうなると、我が名はヘルヘイム、という事になるか。」
まさかの正体。
「サガラ・・・君はヘルヘイムそのものだと言うのか?」
困惑する凌馬とミッチを放って、しばし舞の意識と直接会話するサガラ。
「私・・・一体どうなるの?」
「ロシュオが言っていただろう。見届ける役目を託すとな。」
「見届ける?何を?」
「終わりと始まりだよ。新しい時代を始めるためには、今ある古い世界は滅びなければならない。」
「嫌よ!私、世界の滅びなんて見たくない!」
当然、拒絶する舞ですが
「そうは言ってもな・・・動き出した未来は止められないのさ。そう・・・誰にもな。」
アギトを思い出すセリフ。
 現実世界に戻ると、激高してサガラに掴みかかるミッチ。
「ふざけるな!あんたがヘルヘイムそのものだって言うなら、どうして人類を滅ぼそうとする!?」
当然の疑問。が、光の粒子と化してこれをかわすサガラ。
「滅びそのものは手段に過ぎない。お前たち人類が新たな段階に進化するためのな。」
「そんな事をして何になる?」
「魚にはトカゲになってほしい。猿には人になってほしい。何故と問われても困る。俺はそのように生まれ、そのように無数の世界を変えながら宇宙を渡ってきた。」
 思っていた以上にスケールの大きな存在でした。が、
「そんな事は関係ない!僕はただ、舞さんを守りたかった。それだけなんだ!」
あくまで自分の事情を通すミッチ。
「今更引き返すことはできないぜ?お前は・・・運命を選んでしまったんだ。葛葉紘汰も駆紋戒斗も、自ら選んだ道を突き進んでいる。お前たちが最後にどこに辿り着くのか、俺はいつでも見守ってるぜ。」
 と、姿を消してしまうサガラ。
確かに、舞をロシュオに引きあわせたのもミッチですが。
凌馬は、じっと舞に目をやり・・・。

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2014年08月17日

今週の仮面ライダー鎧武「第41話 激突!オーバーロードの王」

 関西圏の人らには大変に気の毒ながらクライマックス。
と言うかすごい雨なんですけど、これで強行するつもりなのでしょうか・・・。
「さらわれた人々、そして舞を助けるためユグドラシルタワーに突入した紘汰たち。その途中、紘汰はオーバーロード・レデュエが見せる幻影に囚われる。それを破り、さらなる決意を固め、紘汰は自分の運命へと踏み出した!」
 紘汰の足元でひそかに開くヘルヘイムの花のように、紘汰の覚悟が実をつけるか否かの瀬戸際に向かっていくようです。

 舞とサガラの問答はまだ続いており、
「ハハハ・・・!世界を守って、己を滅ぼす。葛葉紘汰はそっちを選ぶって言うのか?」
沈黙で肯定する舞に、サガラは続けて
「確かに、あいつはとびきりのお人好しだ。だが、いくらあいつでもそこまでバカになれるか?」
この問いに、舞は
「バカじゃなかったら・・・あんな辛い思いしてない!」
これは確かに・・・。
「そうかい?まあ、俺はただ見守るだけだ。お前たちがどんな答えを選ぶのか、楽しみにしているぜ。」
紘汰がどちらに転ぶことを期待しているのか分かりませんが、言うだけ言って立ち去るサガラ。
 このやり取りを聞いていたロシュオは、
「己を犠牲にしてまで救う価値が、果たして人類にはあるのか?」
図らずも、お仲間のレデュエによってその辺りの覚悟は出来てしまっているようですが・・・。

 一方、激突する斬月・真とバロン。
「お前たちに舞さんは渡さない!舞さんは、世界で唯一価値のある人間なんだ!彼女だけは、絶対に救わなくちゃいけないんだ!」
「笑わせるな!あの女は強い。貴様の救いなど必要としない!」
「僕だけが舞さんを幸せにできる。お前たちじゃない!」
言葉とともにエネルギーがぶつかり合い、両者変身解除。
が、まだ両者の激突は終わりません。
「幸せに・・・するだと?心にもない事を!」
「何だと!?」
生身で殴りあう2人。
「貴様は、ただ人形が欲しいだけだろう!」
「黙れ!」
「貴様は結局、誰も愛してなどいない!」
「うるさい・・・クズが!」
すると、ここでタワー全域に凌馬からの業務連絡が。
「ビートライダーズ諸君、高司舞君の居場所が判明したよ。」
「舞さん・・・。」
「どうやら、彼女はヘルヘイムに連れ去られたようだ。だけど気をつけたまえ。森にはロシュオというオーバーロードがいる。おそらく、そいつが王様だ。」
「舞・・・!」
これを聞いた紘汰はタワー内部へ急行。
 この放送により、主戦力は全てヘルヘイムの遺跡に集まる計算。
「さて、仕込みは上々。あとは・・・。」
自らもヘルヘイムへと向かうデューク。その目的は?

 放送を聞いて、戒斗とミッチにも動きが。
「ロシュオ・・・オーバーロードの王か。」
倒すべき相手を見つけたと言わんばかりの戒斗と対照的に、
「どうして?あいつがそこまで知っている?」
自分だけが持っているアドバンテージだと思っていたものが崩れ、狼狽えるミッチ。
その隙を突くかのように飛び込んできたのはグリドン。
「隙あり!」
生身相手に鈍器はまずい。
さらにはブラーボまで。
「ワテクシもいるわよ。ニセモノ坊や。」
あの窮地を平然と生き残ってきたシャルモン師弟。
「お前たち・・・生きてたのか。」
「当たり前だろ!あんな所でくたばれるかよ。」
「さっきの聞いたでしょう?先にお行きなさいな。」
ミッチを足止めし、戒斗をヘルヘイムに向かわせます。
「ああ、分かっている。」
「待て!」
追いかけたいミッチですが、その前に立ちはだかる2体。
「2対1だね、悪いけど。」
「さあ、メロンの君の敵討ちよ。」
「・・・何人束になろうが、クズはクズなんだよ。」
生身であろうと構わず仕掛けてくるシャルモン師弟をかわし、斬月・真へと再変身。
「メロンエナジー」
変身してしまえば、2体をまとめて圧倒。

 タワーの地下へと急ぐ紘汰は、道中で戒斗と鉢合わせ。
「葛葉!」
「戒斗・・・。」
「人質はみんな助けた、安心しろ。残るは・・・。」
「ああ!早く舞を助けないと!」
すぐに移動を再開する紘汰に、戒斗は
「葛葉!」
「何だよ!?」
何度も呼び止められて若干おこの紘汰。
「貴様、覚悟を決めたようだな。」
「ああ、俺はもう迷わない。行くぞ!」
揃ってクラックへと急行。

 目的地では、ぽつりと自分のしたことを悔いるロシュオ。
「私はフェムシンムの民を滅びから救うために、黄金の果実を求めた。お前たち人類も同じ。・・・だが、全ては無意味。どうあがいた所で、滅びを免れる事は出来ぬ。ゆえに黄金の果実を渡すつもりはない。」
 自分の失敗と同じ道を歩いているから果実を渡せないというロシュオ。
「自分たちがダメだったから、私達からも可能性を奪うの?」
「お前は、この城が空っぽだと言った。フフフ・・・その通りだ。価値なき命を救うなどと愚かな理想を抱き、私は何もかも失った。愛する者さえも・・・。彼女も悔やんでいるに違いない。このような愚かな男に黄金の果実を与えた事を・・・。」
「違う・・・違う!みんなを救おうとしたあなただから、そんな理想を信じたあなただから、奥さんは全てを託したんでしょう?」
僅かな蛮勇とともに生き永らえ、王妃を失ったという結果を悔やみ続けるロシュオと、思い自体は否定されないと訴える舞。
その舞の様子に、かつての王妃の面影を感じたロシュオは
「ロシュオ、私はあなたの理想を信じます。皆を救いたいという思いは、決して間違ってはいないのだから。」
という、果実を手にした際のやり取りを思い出しています。
 するとロシュオは、
「お前も同じ事を言うのか?」
と、知恵の実を現出させると、
「見届ける役目は、お前に託そう。」
そのまま舞の体内へと埋め込んでしまいました。
「元の世界に帰るがよい。」
「でも・・・。」
「去れ!」
果実を狙う刺客の殺到を予見してか、そのまま舞を沢芽市へと返してしまいました。
これで紘汰らと入れ違いに・・・。
「私はフェムシンムの長として、最後の責務を果たす。」
果実の担い手でもなくなったロシュオの最後の務めとは・・・?

 ブラーボとグリドンを圧倒する斬月・真。
「この・・・なめやがって!」
「そろそろ潮時ね。」
もしや刺し違える気か、と思ったらドリノコを投げつけ、斬月・真のソニックアローのチャージをキャンセルさせると、その間にグリドンの戦極ドライバーを操作。
「ずらかるわよ!」
「はい!」
「えい!えい!えいっ!」
「カモン!ドングリスパーキング!」
するとグリドンのアーマーが閉鎖し、それをなんと斬月・真に向けて投擲。
「レディ・ゴー!」
「キャッ、キャキャキャ・・・キャッチ!大丈夫?坊や、大丈夫?」
なら投げるなと。
 が、この攻撃は効果大だったようで、そのままグリドンを抱えて撤退するブラーボ。
「こんな事で手間取るなんて・・・!」
この引き際の鮮やかさ、なるほど先の激闘を生き残ってきたわけです。
「まあいい、ロシュオのそばにいる限り舞さんは無事だ。」
ところがどっこい、と言いに来たレデュエ。
「本当にそうかな?」
「え?」
「あの女をロシュオに預けて、私を出し抜いたつもりか?フッ・・・お前、意外と間抜けだね。」
「何だと?」
「考えてもみなよ。ロシュオが本当にあの女の事を気に入ったなら、お前みたいな危ない奴のそばに置いておく訳ないだろう。」
こりゃ痛い指摘です。
「そんな・・・。」
追い打ちをかけるように出てくる貴虎の幻。
「誰もがお前の思惑通りに動くとでも思ったか?」
「どうして・・・どいつもこいつも!」
「お前の事など、誰も信頼していない。本当に価値がない人間は・・・光実、お前1人だけだ。」
レデュエと幻影主任からの情け容赦ない言葉に、ふらつきながらも自分もヘルヘイムへと向かうミッチ。
「ふざけるな!うっ!・・・舞さん!」
そしてこの動乱に乗じて、ついに行動を開始するレデュエ。
「私にも、ようやくチャンスが巡ってきたようだ。」

 ヘルヘイムへと突入した紘汰と戒斗。
「舞!」
舞を探すも姿はなく、そこには王座に座るロシュオだけ。
「来たか・・・黄金の果実を求める者よ。」
「貴様がロシュオか。」
「いかにも。お前たちがオーバーロードと呼ぶものの王だ。」
「舞をどこへやった?」
「案ずるな。既にもとの世界へ戻した。だが・・・。」
ゆっくりと手をかざすと、強烈な波動で2人を吹っ飛ばすロシュオ。
「これが王の力か・・・ぐあっ!」
「お前たちは、ただでは帰さん!」
そう言いながら、これ見よがしに知恵の実を現出させてみせます。
「あれが・・・!」
「黄金の・・・果実!」
「然り。お前たちがこれを求める以上、戦いは避けられぬ。」
さらに波動を強め、2人を石壁に押し付けるロシュオ。2人はどうにか変身するも、
「ああっ・・・変身!」
「変・・・身!」
「カチドキアームズ!いざ出陣!」
「エイ・エイ・オー!」
「レモンエナジーアームズ」
前に進むのがやっとという状況。
「見極めてやろう。かかって来るがいい!」
さらに浮かされ、手も足も出ません。
 これを光学迷彩で姿を消しつつ傍観しているデューク。
「いいぞ・・・さあ見せてくれ。黄金の果実を持つ者の力を!」
見ているだけなのか、それとも機を見て仕掛けるのか・・・。

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2014年07月28日

今週の仮面ライダー鎧武「第39話 決死のタワー突入作戦!」

 いよいよ振りきってしまったミッチのその後。
「迷いを捨て、覚悟を決め、斬月・真となった光実はこれまでとは全く違った強さを見せていた。そして、舞をユグドラシルタワーへと連れ去ってしまう。紘汰の決意は・・・?」
 負傷したペコを連れてガレージに撤退した紘汰と戒斗。
沈み込んだガレージの空気と、どうにも落ち着かない紘汰。
「どこへ行く気だ?」
「舞を助けに行く。タワーに忍び込むルートを戦極凌馬に案内させる。」
凌馬の提案を飲み、舞を助けるためにタワーに乗り込もうという紘汰。
 当然のこと、周囲は猛反発。
「本気かよ・・・?」
「あんな男、信用出来ないって言ったでしょ。」
しかし紘汰は
「もう、そんな事言ってられないんだよ!ミッチがこれ以上おかしくなる前に、俺があいつを止めなきゃならない。」
まだミッチを止める気でいます。すると戒斗は
「お前では呉島光実は止められない。呉島貴虎が出来なかったようにな。」
と一蹴。
「それでも俺は・・・ミッチを放っておく訳にはいかない。」
紘汰も折れません。
「だが・・・。」
ザックがまた何か言おうとしましたが、戒斗はそれを制するように
「これだけ言っても無駄なんだ、せいぜい勝手に暴れて自滅するがいい。フン、むしろいい囮になる。舞を救い出す絶好のチャンスだ。」
舞の救出に関しては乗り気な戒斗。このツンデレめ。
「戒斗、お前・・・。」
「無茶だろう?」
城乃内は無理な気でいますが、ザックは戒斗に賛同。
「いや、俺も行く。舞までさらわれたとあっちゃ、黙っていられない。」
すると居心地が悪い城乃内。
「・・・何だよ?この、黙ってる奴だけがかっこ悪いみたいな流れは。」
「お前は何したって格好つかねえだろう?」
とイケメンザックに笑われてしまいました。
「ふざけんな!この俺を差し置いていいとこ見せようなんて、そうは行かねえ!」
思わぬ協力に、つい顔がほころぶ紘汰。
 すると、倒れているペコまで手を挙げています。
「ううっ・・・じゃあ俺も・・・。」
「あー、もう何やってるの!」
「痛て!」
「まだダメだってば。」
しかしチャッキーに止められますし、立って動ける状態でもありません。
 そんな様子を見て、プロ的な観点から止める立場に回っていた凰蓮も
「全く・・・とことん面倒な子たちね。」
と、ついに参加表明。
「みんな・・・!」
何だかんだ言って、そうして真っ直ぐ動いてきた結果なんでしょうね。

 ユグドラシルタワーの主任室では、舞を傍らに置いて満足そうに紅茶を楽しむミッチ。
舞はチームのユニフォームから、いかにもなドレスに着替えさせられています。
「・・・私をどうするつもり?」
「どうもしません。舞さんは、ただ僕の隣に居てくれるだけでいいんです。」
「ねえミッチ、もうこんな事はやめて。昔の優しいミッチに戻ってよ・・・。」
しかし、これにミッチは
「ただ優しいだけで、何もできない。役立たずの僕に戻れって言うんですか?」
「ミッチ・・・。」
舞に対しても黒い一面を垣間見せました。が、すぐに元の笑顔に戻り
「いいんですよ。舞さんは、いつだって目の前の出来事に一生懸命向き合ってきた。そんな舞さんが大好きでした。でも僕は先のことを見据えている。この世界がどうなるか、きちんと弁えた上で、今必要な事をやっているんですよ。理解できなくても仕方がない。」
 饒舌に語るミッチに恐怖に似た違和感を隠せない舞。
「・・・何を言ってるの?今のミッチはどう考えたっておかしいよ!」
「舞さんは僕が許せないかも知れません。でも今はそれでいいんです。いずれ、ちゃんと分かってもらえる日が来ますから。」
が、まだ現れる貴虎の幻。
「彼女がお前を許す事などない。お前は誰にも理解されない。」
いつものように激昂して反論するミッチ。
「うるさい!」
突然のことに驚く舞。
「未来永劫、誰にもな。」
「僕のことが理解できないのは、あんたみたいなバカだけだ。」
「ミッチ・・・?」
舞は、目の前で見えない誰かと会話しているミッチに、いよいよ異常を感じています。
「いつまで僕に付き纏う気だ?あんたは死人だろ?とっとと消えなよ!消え失せろ!!僕の前からいなくなれ。幻め!」

 一方、車で沢芽市の外へと向かう紘汰ら。
凌馬、耀子も同行しています。
「そろそろ沢芽市を出るわ。」
沢芽市にかかる橋のひとつを渡り切ると、そこは封鎖されている区画・・・のはずが、バリケードこそ残っているものの人気はまるで無し。
「おかしいな。この辺りで沢芽市は封鎖されている筈じゃあ・・・?何で誰もいないんだ?」
「自衛隊なら撤退したよ。危険地帯の封鎖ではなく、安全地帯の防衛のためにね。」
「それはつまり、インベスの領土が沢芽市だけじゃなくなってる、って事か?」
「当然だろう?今や全世界にクラックが開きまくってるからね。」
他人事のように言う凌馬。
「誰のせいだと思っているんだ?」
と追及されると、
「全世界のクラックが開いたのはオーバーロードが原因で、それは人類からミサイル攻撃を受けたせいだから・・・。」
ふざけながらかわしている・・・と思ったら
「つまり、ユグドラシルタワーが陥落したせい・・・。全部私のせいだ!ハハハッ!」
自爆して爆笑。これはひどい茶番ですね。
「湊くん、全部私のせいだ。」
流石に耀子も相手をしません。
「早く何とかしないと・・・。」
むしろ全員スルー。
 すると凌馬は
「ユグドラシルタワーを奪還すれば事態を収拾できると?それはちょっと見通しが甘いんじゃないかな?」
「何だと?」
沢芽市と同様に植物の茂った無人の街を走る車の中、
「テレビの電波をジャックした、レデュエと言う名のオーバーロード。おかしいと思わなかったのかい?相手はアメリカに戦略ミサイルを撃ち返すほどの途方も無い力を持ってるはずなんだ。それが、なぜ君1人に苦戦する?」
 つまり、視聴者はとっくに知っているものの、沢芽市のアーマードライダーは誰一人それを知らないという事。
「それは・・・。」
「レデュエより、もっと強い奴が控えてる・・・って事だろう。」
これには、紘汰も表情が固まります。

 ユグドラシルタワー内、生贄の部屋では結局ラットとリカも装置に繋がれ、生命エネルギーを吸い取られています。
「あーあ・・・僕の言いつけを守らないから。」
そこにはレデュエも。
「すまなかったね。守りたい人間だったのかな?」
「いいんだ、2人とも自業自得だ。」
と、あっさり2人を切り捨ててしまいました。
「いいね、かつての仲間に対する冷酷さ。兄を超えたことで、お前は見違えるほど強くなった。」
レデュエがこうやってヨイショするもんだからミッチも余計に・・・。
「だが、相変わらず詰めが甘い。葛葉紘汰もあと一息で始末できたのに。」
「いいんだ。あいつは、いつでも始末できる。」
この慢心が小悪党らしさを演出しています。
「甘く見てはいけない。あの男は知恵の実による祝福を受けている。次に戦う時は、確実に勝てる策を講じるべきだ。例えばそう、お前が連れてきたあの女をエサにして罠を張るとか。」
 助言しているつもりのレデュエですが、これには怒るミッチ。
「何だって?」
「あれは使い道次第で最高の切り札になるぞ。」
「舞さんを戦いに巻き込むって言うんなら、君と僕との仲もそれまでだ。」
「ハハハ・・・冗談だよ。」
冗談めかしていますが確実に本気でした。
ミッチも、最後に残った舞に関しては未だ並々ならぬ執着を露わにしています。

 市外を移動するアーマードライダー達。
既に市外も破壊し尽くされ、人っ子一人見当たりません。
「もう、このまま世界が終わっちまうのかな・・・。」
「馬鹿な事言ってないで、ちゃんとナビしなさい。」
つい絶望的な言葉が口をついて出る城乃内と、ハンドルを握る凰蓮。
「あっ、はい!あれ?あれ?」
余計な事を考えて、地図上の位置を見失ってしまいました。
「もう貸して!」
などとよそ見をしていると、凰蓮が急ブレーキ。
何者かの襲撃を受けたらしく、車の近くで爆発が。
 そして眼前に現れたのはインベスの群れ。
「うわっ、インベス!?」
「やってくれるじゃないの!」
「ああ、もう!」
車を飛び出す凰蓮と城乃内。
「何でこんな時に!?」
「車を守れ!ここで立ち往生する訳には行かない!」
他のメンバーも車も守るために飛び出しました。
「バナナ!」
「オレンジ!」
「カモン!バナナアームズ!」
「オレンジアームズ!花道・オンステージ!」
各々変身し、インベスの群れを蹴散らしていきます。
 こんな時でもカメラを持ち出し、戦闘の様子を記録する凌馬。
「おお、良いデータが取れそうだ。」
「プロフェッサー!何をやってるんです!?」
「ここまで複雑な乱戦は滅多にない。貴重なサンプルじゃないか。」
戻ってきてもアカン人なのは相変わらず。
 すると、ここでブラーボが
「ここはワテクシたちが足止めするわ!さあ、早くお行きなさい!」
「おっさん!そんな無茶な!」
「たった2人でどうするつもりだ!?」
「まあ、任せとけって!この程度の修羅場・・・」
言ってるそばからバロンに助けられるグリドン。
「もう慣れっこさ!」
やはり格好がつきません。
「あんた達がさっさといなくなれば、それだけ早くワテクシ達も逃げられるの!早く行きなさい!」
「でも・・・!」
「葛葉!」
渋る鎧武を強引に連れて行くバロン。
「行くぞ!」
ザックが凌馬を車に押し込み、耀子の運転で車は再出発。
 ブラーボとグリドンがどうにかインベスの群れを進路上から追い出し、車は目的地へ。
「うわっ・・・凰蓮さん!」
早くもピンチに陥るグリドン。辺りを見回してみれば、インベスの群れは減るどころか増えているような・・・。
「何か、カッコつけちゃったけど・・・マジでやばくないですか?俺ら。」
「ここが根性の見せ所よ、坊や。気合入れて行くわよ!」
「了解!」
たった2人でインベスの群れに向かっていくシャルモン組。

後半は追記へ。
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Posted by jerid_and_me at 22:38Comments(3)TrackBack(6)