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2008年08月13日

奴隷

夏という季節は
ひとつの国のようなものだ
無慈悲な王が支配する灼熱の国だ

蝉の声が轟きはじめると
おまえたちはまるで
夏という国に力ずくで連れて来られた
哀れな奴隷のようになる

うなだれて
顎の先から汗を滴らせ
茹だるような熱気の中を歩け
老いぼれの野良犬のように
亡者のように

来る日も来る日も
叩きつける太陽から逃れるようにして
日陰と日陰の間を
息を止めて這いまわれ

やがて
夕暮れに涼しい風が吹くようになると
おまえたちは
夏という国から
帰ってきたような錯覚に陥るだろう

そして
あんなに苦しかった日々を
おまえたちは懐かしんだりもする
黒く焼かれた肌を眺めて
夏という国の思い出に浸ったりもする

結局
おまえたちは誰もが夏の奴隷なのだ
あの灼熱の太陽に焼かれて
真っ白な灰になってしまいたいと
心の奥底では願っている
愚かな奴隷なのだ

奴隷どもよ
夏はこれからだ
塩辛い血の汗を流しながら
歓喜の悲鳴を上げろ
王にその叫びが届くまで

jetcity at 12:21│Comments(0)TrackBack(0) 「大覚アキラ」の詩 

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