「劇場版 テレクラキャノンボール2013」

「これ、AVじゃん!」と思ってたんだが、ニッポン放送のオトパラで上柳アナが
絶賛してたんで、騙されたと思ってダウンロード。

どうやらロードムービーってことなんで、定番「水曜どうでしょう」の経験から、
いきなり見ちゃうよりも、シリーズ化されている初期の作品から順番に見てい
くほうが、劇場公開に至りそして騒ぎになっている何かが見られるだろうって
ことで、「テレクラキャノンボール 東京・仙台・青森・爆走1500キロ」から順番
に「BEST8時間」も。

基本AVなんで、っていうのもあるが、あまりにもリアルに「男の舞台裏」が笑
っちゃうほど見事に出ている。よって免疫がない女子供チャンには薦められない。

話の骨子は、車・バイクでAV監督・男優がよーいどんで東京をスタート。
途中、都市に立ち寄ってナンパをしながら順位を競い、優勝者には賞金とA
Vのおねいちゃんがプレゼントされるという実に男の子らしいくだらないもの。

野郎が何人か集まってナンパしようって時の感覚がとてもよく出ている。
ただこれはある意味プロの仕事なので、ギャラを発生させながら、年齢確認を
取っての出演交渉。素人がやってるそれとは異なり、かなりハードルは高くな
っているはずである。そして判定会議と称した反省会。映像見ながらはできないが、
こういうことやるんだよな、男の子って。

男の子が持つ競争本能をベースに、「やりたい」という「性欲」、
松尾監督がサービスエリアでかきこむカレーライスから伺える「食欲」、
強行スケジュールと体力勝負による「睡眠欲」の三大煩悩が相見える。

最初はトップを取りたいという単純な順位争いに始まるも、天候、車両、交通ル
ールそしてナンパするエリアの状況、個人の得手不得手...と行く手を阻む
様々な条件・アクシデントの下、次第に順位ではなく、「自分だけは取り残され
たくない」と変わっていく男心。
そこに男としてのつまらない意地とプライドと面子が垣間見え、なんでもありの
状況が作られていく。そうなってくると、堅気・素人ではあり得ないとんでもないこ
とをやらかしてくる。

スピード違反による検挙、交通事故、話が通ってなくてやる気のない賞品...
回を重ねる毎にいろんなことが起こって、「2013」は第1回に比べるとかなり洗練
された形でルール設定が成される。ただそこにはとんでもない落とし穴と言って
いいのかどうなのか...

男の子なら一度は通ったことのあるものが、そしてオッサンに襲い掛かってくる
「シャカシャカ」と男の性が凝縮して詰まっている。

エッチしてるトコはこの際どうでもよくて実際早送りしてしまったんだが、
大人の「水曜どうでしょう」ってことで。

4:3のSD映像の時代からスタートし、テレクラが絶滅危惧種となる一方、カーナ
ビ、GPSも普及し道具はハイテク化。周辺状況が劇的に変化している中、男とい
う生き物の意地・プライド・面子・見栄・業・性...はどうなんだろう?
「結局あんまり変わってないね」なのか?そうじゃないのか?
次回作に期待。

ごちそうさまデシタ。