夏の終わりが近づいていますが、翻訳第7弾はGreen Day”Wake Me Up When September Ends”です。失ってしまった大切な人をいつまでも思い続けるという内容の曲です。
Green Dayのボーカル、ビリー10歳のときに父親をガンのために亡くします1982年の9月1日(September 1st)のことでした。家路に着くなり部屋にこもったビリーは、母親の呼びかけに”Wake Me Up When September Ends(9月が終わるまでは寝かしておいて!!!)”と答えたそうです。歌詞にも出てきますが、7年後にGreendayの前身となるバンドSweet Childrenを結成し、20年後2002年にこの曲を書きます。


もともとこの曲は2002年にリリースしたGreen Dayのコンピレーションアルバム”Shenanigans”に収録される予定でしたが、ビリーは父親の死を連想させるこの曲を演奏することをためらいます。やっとのことでこの曲がレコーディングされたのは2003年の9月のことでした。


この曲は2005年に発売される伝説的アルバム”American Idiot”に収録され、そのストーリラインの大役を担っています(後日アルバム・レビューを公開予定)。


 



"Wake Me Up When September Ends"/ Billie Joe Armstrong



Summer has come and passed
The innocent can never last
Wake me up when September ends

夏が来て そして過ぎ去っていった
いつまでも無邪気なままではいられない
9月の間は寝かしておいてくれ

Like my father's come to pass
Seven years has gone so fast
Wake me up when September ends

僕の父親が死んでしまったみたいに
7年という月日はあっという間だった
9月の間は寝かしておいてくれ

Here comes the rain again
Falling from the stars
Drenched in my pain again
Becoming who we are

ほらまた雨が降ってきた
星たちが降らせてるんだ
ほらまた痛みでずぶ濡れにって
僕たちらしくなれるんだ

As my memory rests
But never forgets what I lost
Wake me up when September ends

僕の記憶が薄れていっても
失ったものを忘れることはないんだ
9月の間は寝かしといてくれ

Summer has come and passed
The innocent can never last
Wake me up when September ends

夏が来て そして過ぎ去っていった
いつまでも無邪気なままではいられない
9月の間は寝かしておいてくれ

Ring out the bells again
Like we did when spring began
Wake me up when September ends

ほらまたあの鐘が鳴らせよ
春の始まりに僕たちがやったみたいに
9月の間は寝かしといてくれ

Here comes the rain again
Falling from the stars
Drenched in my pain again
Becoming who we are

ほらまた雨が降ってきた
星たちが降らせてるんだ
ほらまた痛みでずぶ濡れにって
僕たちらしくなれるんだ

As my memory rests
But never forgets what I lost
Wake me up when September ends

僕の記憶が薄れていっても
失ったものを忘れることはないんだ
9月の間は寝かしといてくれ

Summer has come and passed
The innocent can never last
Wake me up when September ends

夏が来て そして過ぎ去っていった
いつまでも無邪気なままではいられない
9月の間は寝かしておいてくれ

Like my father's come to pass
Twenty years has gone so fast
Wake me up when September ends
Wake me up when September ends
Wake me up when September ends

僕の父親が死んでしまったみたいに
20年という月日はあっという間だった
9月の間は寝かしておいてくれ


The innocent can never last→innocentは無実とか無垢とか言う意味で、theが付くことで無垢な人という名詞になります。Iron Maiden(アイアンメイデン)が”Only The Good Die Young(良い奴は若くして死ぬ)”という曲を以前発表していますが、同じニュアンスが含まれていると思います。

Wake me up when September ends→直訳すれば「9月の終わりに起こしてくれ」ですが、こんなんじゃ9月の間はもう何もできないよ!!という少年ビリーの気持ちとこれを書いている大人ビリーの気持ちを鑑みて「9月の間は寝かしておいてくれ」という訳に落ち着かせました。9月は学校が始まる時期でもありますし、学校に行きたくないという言い訳の風にもとれると思います。

Seven years has gone so fast→父親の死から7年後に、ベースのマイクと出会いGreen Dayの前身となるバンドSweet Childrenを結成し、家をでます。

Dreanch→水に浸すという意味。雨に濡れながら号泣するシーンというのは映画やドラマなどでよく見かけますが、人間雨に打たれると感傷的になって自分の気持ちに嘘がつけなくなってしまうことがあります。

As my memory rests→記憶が休むで、記憶が薄れるです。

Never forgets what I lost→記憶が薄れていっても、大切なものを無くしたという事実は変わりませんし、忘れるわけがありません。

Ring out the bells again→ring outでベルを鳴らすですが、ここでいうベルとはどこのベルでしょうか。お葬式のときのベルともとれますし、複数形ということを鑑みると、学校の始業のベルにも取れる気がします。その後に春にみんなで鳴らしたみたいにと言ってますし。ちなみにBeganとendsで対比になってるのかも?

Seven years has gone so fast→ビリーがこの曲を書いたのは父親の死から20年後の2002年のことでした。







Green Dayは私の大好きなバンドのひとつで、基本的にはパンクロックバンドなんですが、この曲はいつもの彼らと違い夏の終わりを連想させるノスタルジックなメロディのギャップがたまりません。おすすめ曲のひとつです。ギターで奏でる単音のシークエンスにはシンプルでありながら心に残る強烈さ温かさが両立しています。ライブなどでも頻繁に演奏される鉄板曲で、大体1番はビリーのアコースティックギターによる弾き語り、そして2番からはマイクとトレが参加してバンド形式で演奏されます。Like my father’s come to pastの歌詞を絞り出しながら歌うビリーを見ると本当に父親が好きで失ったことが辛かったんなだと感じます。


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