February 11, 2012

育生君も七生君も、彼らのママたちも、あまりに浮世離れしてる。できあがっちゃってる小学生と、粋なおっかさん。俺なんて未だにどころか、生涯かかってもあそこまで人生を達観できん。母子ともに、できすぎ人間の家族ってつまんないだろうな。『卵の緒』も『7's blood』も、女性からみた理想の母親像と息子像のケースなんだろうか。このボウズたちには、リアルな泥臭い父親がいる。朝ちゃんとかいうやわな男でなくて、反面教師となる同性の大人の背中を見て育たないと、理想の男の子ではあっても立派な男にはなれんぞ。我らおとっつぁんとしては、どうにも逞しすぎる母親が鼻に付く。そういえば、巻末解説をされているあさのあつこさんの作品でも、豪放磊落な母親と悩める息子が登場し、父親の存在感は薄い。それでも彼女はもっと少年らしく生きのいいボウズを描いてくれるから、読んでて清々しいのだ


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書評 

February 10, 2012

ゴハンにタヌキに猫めしにタクアンにトンカツにタコに昼めしにと、ショージさんの丸かじりには数知れず付き合ってきた。それらのラインナップと比べれば、おにぎりが最も丸かじりにふさわしい食べ物である。俺なんてコンビニの通常サイズのおにぎりだと、三口で終わるからまさに丸かじりと言えよう。そういえば、かつてコンビニのおにぎりはやたら海苔のパリパリ感にこだわり、ゴハンと分離して包装されていた。食べるまでに手間だし、海苔のカドっこがちぎれるし、海苔がパリパリすぎて食べてると粉になって飛び散るし、いいことなしのこだわりだった。いつしか海苔は初めから巻かれるようになり、うむ、おにぎりの海苔はしんなりしていて一向に構わんなと納得している。本の内容とはまったくカンケーない。ショージさんレベルのおにぎり考察になると、具の秘匿の歴史論にまで高まるのだ。確かにおにぎりの具は、ゴハンで覆われて見えず、やがて覆われたままに丸かじりされて人の口中から胃袋へと送られる。握り込まれたら最後、この世の光を浴びずして闇から闇へ。なるほど憐れである。以前の丸かじりシリーズで、缶ビールも同じ憐れが語られていたっけ。グラスにつがれず、暗い缶の中からいきなり口の中へ。あのシュワっとした清涼感を披露する間もなく生涯を終える、みたいな。今回は、その他ころもや串焼きや鴨南蛮たちの喜び悲しみ存在意義の探求を、じっくりと堪能させていただいた。またまたごちそうさまでした


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書評 

February 07, 2012

離れゆく初恋の優しいお兄さん、大好きな主人とサヨナラを迎える猫、純真であるがために悩む人びと。既刊シリーズとパターンが似通っていて、感動が薄れてしまった。コンビニのお兄さんもすっかりと正体が知れてしまい、そろそろ潮時のようだ。風早の街よ、住人よ、風早三郎の加護がとわにあらんことを


jf4lkx at 23:46コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!
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