年間150冊のビジネス書評『成功者になろう!』

年間300冊のビジネス書を読破するビジネスマンがビジネス書の【本質】を皆様にお届けいたします

成功の法則92ヶ条

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−


-- 本日の一冊 --
成功の法則92ヶ条
-- 成功の法則92ヶ条 三木谷浩史 --



言わずと知れた楽天会長兼社長、三木谷浩史さんが仕事論、人生論、成功論を詳細に語った一冊です。



10年前は社員数が10人にも満たなかった楽天ですが、現在は社員数5000人を超え、楽天グループとしても日本を代表するような企業へと成長してきました。

その成長の背景にある一経営者として、そして人間としての原理原則が詳細に記されており、ビジネスマンとして成長・成功したいと日々努力している方には現状突破のヒントとなる考え方が満載です。

具体的に語られているビジネスに対する姿勢や目標達成方法、自分をワンランク上に引き上げる考え方などはかなり共感することができました。



その他、人材論や組織論、そして常に勝ち続けるための経営論もしっかりとカバーされており、経営者としてどう考えていくべきかという点も大変参考になります。

三木谷さんの見識の広さや頭脳明晰さ、そしてなによりも行間から読み取れるビジネスに対する情熱に圧倒されるとともに非常に勇気づけられます。

自分の原理原則や志をしっかりと持ち、ブレずに行動していくことの大切さ、そして、絶対に目標を達成するために今このときにできることを精一杯やるという地に足のついた行動規範、全体を俯瞰し物事を考える重要性は是非とも習慣にしたい考え方だと思います。



ワンランク上を目指すビジネスパーソン必見の一冊です。




★本日の共感★


・夢を具体的な目標に組み立て直し、その目標を達成するには具体的に何をしなければならないかを考え抜き、そしてその考え抜いたことを実際にひとつずつ成し遂げていく。自分の持っているすべての能力、才能も体力も忍耐力も何もかも、すべてをかけてそのことに取り組む

・本気になって勉強すれば、自分を変えることができる。自分が変われば、仕事はもっと楽しくなる。楽しくなるから、さらに勉強する。その循環を自分の中につくり上げることができた人は、社会人になってからも大きく成長していく。そして、どんな分野であろうとも、必ず大きな仕事を成し遂げる

・世界は広い。どこまで進んでも、自分より優れた人が必ずいる。努力することに疲れたら、いつも自分より努力している人がいることを思い出すことだ。そして、より大きな努力の向こう側には、より大きな喜びが待っている

・やると決めたらすぐやる。後回しにはしない。後回しにすることは、やらないのと同じことだと割り切ろう。つまり、やるかやらないかの判断をその場で下してしまうのだ。そうすれば、仕事が溜まるこということがない。その結果として、いつも自分の直面している問題に、全力で取り組むことができる

・成長の努力を続けた人間と、それをしなかった人間の差は、残酷なくらいはっきりしている。成長できる環境があれば、仕事の業績を上げるためにも、自分の能力を高めることがいかに有効かに気づくはずだ。それに気づけない人間は、淘汰される



・「あいつに任せておけば間違いない。あいつがやって駄目ならもう仕方がない」会社員なら、周囲の仲間からそういわれるような存在になることを目指すべきだ

・神はその人に背負えるだけの荷物しか背負わせない、という言葉がある。どんな壁に直面しようと、自分の目の前に出現したからには、その壁は乗り越えられるのだ。何よりも重要なのは、どんな困難な目標であろうと、自分は絶対にそれを達成できると信じて、ありとあらゆる努力を重ねることだ。不可能に思えることを、知恵と工夫で可能にする。それほど、面白いことはないし、だからこそ僕はビジネスに夢中になる

・完璧に仕事をやり遂げた、これでこの仕事は完成したと思っても、そこで終わりにしてはいけない。そこから、さらに上乗せする。たくさんは積み上げられないはずだ。なにしろ、やれることはすべてやってあるのだから。それでも満足せずに、何かを積み上げる。0.5%でいいから積み上げる。僅かな差であっても、限界の上に積んだ0.5%は、決定的に大きな差になる。なぜなら、その僅かの差を敏感に感じ取ってしまうのが、人間の感性というものの性質だからだ

・Never too late 人生に遅すぎるということはない。今この瞬間から始めれば、この世に不可能ということはない




◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、成功するために日々どのような行動をしていますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★

○成長したいビジネスパーソン
○情熱をもって働きたい方
○仕事でどうすれば成功できるのか悩んでいる方

とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆☆


■■■今日の一言■■■

仕事をしていて「楽しそうだね」と言われました。

私自身は楽しんでいるつもりはないのでちょっと意外でした。

楽しんでいるつもりはありませんが、自分の仕事に意義を見出しテキパキと働くことは常に心掛けています。

仕事を楽しくするのも、つまらなくて苦痛なものにするもの、すべては自分の心掛け次第だと思っています。

楽しそうに見えるのであれば、行き詰ってつらそうに見られるよりはいいですよね。



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三木谷 浩史
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顧客の信頼を勝ちとる18の法則

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−


本日の一冊
顧客の信頼を勝ちとる18の法則-アドボカシー・マーケティング-
顧客の信頼を勝ちとる18の法則 山岡隆志




MITスローンスクールMBAの著者が、顧客との信頼をベースにしたマーケティングの法則をまとめた一冊です。



これまでのマーケティングは、いかにうまい手法やテクニックを導入して顧客に商品なりサービスを買わせるかという販促活動に重点が置かれてきました。

そして、その結果として、過大広告や一方的に配信されるDMやメールが世の中に氾濫し、現在のお客様はそうしたものには見向きもしなくなりました。

では今後、一体どういうマーケティングが必要になってくるのか、そんな疑問に真正面から取り組んで答えを提示しているのが本書で提唱されているアドボカシー・マーケティングです。



アドボカシー・マーケティングとは聞きなれない言葉だと思いますが、要は『徹底的にお客様の立場になって物事を考えて実行する』というお客様との信頼関係をベースにしたマーケティング理論です



本書の特徴は、MITで進んでいる学術的な最新マーケティング理論と、実際にそのマーケティング手法を活用している企業の事例を用いながら、理論と実践をうまく解説しているところに見ることができます。

ネスレやMKタクシーなどの事例を用いながら、どのようにすればお客様と信頼をベースにした関係を構築できるかが追求されており、実践的かつ具体的にアドボカシー哲学を学ぶことができます。

売手主導から顧客主導へとビジネス環境が変化する中で、今後、企業はどうしていけばいいのかというヒントや気づきが凝縮されています。



顧客視点に立って初めて見えてくるユニークなマーケティング方法や顧客を中心とした組織体制のつくり方、リーダシップや人材の育て方などは、多くの経営者にとって今後の環境変化に対応するための新しい視点をもたらしてくれます。



顧客を味方につける経営を実践したい経営者やマーケティング担当者の方にはおすすめの一冊です。



★本日の共感★


・本物の製品サービスをつくり上げ、ニーズに合ったものをさりげなく薦めれば、今の顧客は応えてくれる

・より一層パワーを持ってもらえるように顧客を支援します。そうすれば、顧客は企業を良き理解者と考えるようになり、信頼してくれるようになるでしょう

・広告代理店が書くきれいなコピーより、顧客の声から拾った言葉を生かす方が、顧客の心に響く宣伝やDMの製作ができる

・顧客の声を生かすためには、「情報の量と質」と「情報を生かすインフラ」の2つが揃っていることが不可欠

・製品やサービスに不満を感じている顧客に対しては、顧客からのクレームに対する適切な対応と、リカバリーが大切です。顧客がクレームをいいやすい環境を用意し、クレームに対して適切な対応ができる、リカバリーの仕組みが重要



・リーダーは、手柄を与えることで信頼を築きます。部下のアイデアを盗んだり、自分の考えだといったりして、点を稼ぐことは絶対にしません。自分に自信があり成熟したリーダーは、上司におべっかを使い、部下をぞんざいに扱うようなことはしません。逆境の時にリーダーはうまくいかない責任をとり、うまくいった時には他人に手柄を回します

・MKタクシーもまた業界経験より、その人が持つ資質を厳しく見て採用する企業です。人間性を重視し、挨拶と言葉づかいがしっかりしていて、健康、家族、仕事関係者を大事にしてきたかなどが見られます

・一般的には、中途採用する企業は業界経験者を重視する傾向にあります。業界経験者は、同じ業界で同じような成果を生む可能性が高く、リスクは少ないと企業側は考えるのです。前職のノウハウや人脈を当てにする企業もあるでしょう。しかし、リスクが少なければリターンも小さくなります。リスクをとらない人材採用の環境からは、将来、企業組織や製品・サービスにイノベーションを起こす人材を創出することは困難になります

・成功の反対は失敗ではなく惰性であることを常に心に留めておく・・・現状に甘んじて、リスクテイクせずイノベーションを創造しない企業は、惰性で生き延びているだけで、成功はあり得ない



◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、どうすれば顧客の信頼を得られると思いますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★


○信頼をベースにしたマーケティングを構築したい方
○顧客の信頼を得たい経営者の方
○これまでのマーケティング戦略が通用しなくなってきたと感じている方

とっつきやすさ
☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆


☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆

読んでいただき誠にありがとうございます。

いいことを考えましょう。

素晴らしいことを考えましょう。

私たちは自分の運命を素晴らしいものにしていくことができます。

本は心を高めてくれます。

☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆


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顧客の信頼を勝ちとる18の法則-アドボカシー・マーケティング-
山岡 隆志
日本経済新聞出版社
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こころを動かすマーケティング

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−


本日の一冊
こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
こころを動かすマーケティング 魚谷雅彦




日本コカ・コーラ会長の魚谷雅彦さんが、自身のこれまでのキャリアとマーケティング畑で培ってきた経験則、卓越したリーダーシップを公開した一冊です。



コカ・コーラと言えば世界一のブランド力があることで知られています。

グローバルブランドランキングでも8年連続で首位を保ち、無形資産のブランド価値だけでも軽く数兆円は超えています。

そんなブランド力を持つコカ・コーラはどのように形成されてきたのか、どんなマーケティングを行ってきたのか、人の心を動かすにはどんな仕掛けすれば良いのかなど、ブランドを形成するための極意を学ぶことができます。



具体例としては、シェア下落が続いていたジョージアブランドをいかにして復活させたか、ウーロン茶しか浸透しないといわれていた市場でいかにして爽健美茶を浸透させていったか、ポカリスエットが独占する市場でアクエリアスをヒットさせたポジショニングの考え方など、お客さまとのつながりをいかにして保っていくかという重要性が述べられています。

コカ・コーラ自体は100年前とまったく変わらない味ですが、消費者の感性はどんどん変わっている。

その常に変化している消費者の感性をいかに先取りして感動や驚きにつなげることができるか、その感性的な部分をいかに訴求するべきかというところにマーケティングの真髄を見ることができます。



世界一のブランドにあぐらをかくことなく常に進化・発展させようという愚直さや徹底的にお客様目線で考えていく現場重視の姿勢、パッションやイノベーションのあり方など、マーケターや経営者にとって参考になる話が目白押しです。



結局マーケティングとは顧客とどう向き合っていくか、の一点に尽きると思います。

そして「お客様を楽しませるには自分も楽しむ、そうした姿勢がいい仕事やいいマーケティングにつながる」という考え方には大いに共感することができます。



どちらかと言うと、マネジメントやリーダーの視点からマーケティングが語られており、どのように顧客を分析していけば良いかという具体的なフレームワークが提示されているわけではありませんが、その分、共感や気づきが多く得られる構成になっています。



マーケティング担当者の方はもちろん、ブランド構築に頭を悩ます経営者の方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。



★本日の共感★

・コカ・コーラという製品に関して言えば、「intrinsic value」=基本的な価値は100年以上変わっていないということになります。しかし、「extrinsic value」=付帯的情緒的な価値はどうか。コカ・コーラはまさにこれを時代に合わせて大きく変えてきたのです

・生活者のインサイトに合わせ、ブランドと言うものと人々との絆のあり方は、大きく変わっていくものです。インサイトを見つけ、常に働きかけをして、ブランドを変化させ、進化させていく。実はこれこそ、「extrinsic value」=心が動かされる価値の創造であり、コカ・コーラがこだわってきたものでした

・「将来への志は常に高く持ちなさい。そして、日々の足元のことをしっかりとやり遂げることこそが、その志に到達する最も近道なのだ」 阪急電鉄創業者、小林一三

・マーケティング戦略には、コケるときもあるのです。関西弁で言えば「しゃーない」ということです。それよりも大事なことは、ベストを尽くすこと。その場その場で、ベストと思える取り組みをする。そうすれば、何かが開けてくるのです

・僕がスタッフに最も強調したのは、お客さまは誰なのか、ということでした。これこそマーケティングで最も大事なこと、それを忘れてはいけない。とにかく、お客さまが誰かを考えよう



・消費者調査をしたとしても、あるいは何かのアイデアが出てきたとしても、常にターゲットとなる顧客を観察し、さまざまな問題意識を持っているからこそ、それに反応ができるのです・・・オフィスで考えるのではなく、街をみること。そうすることで、ターゲットとなる消費者の共感性を得られるインサイトがつかめます

・マーケティングで最も大事なこと。それは、お客さまがきちんと見えているか、ということ・・・ただ見ているだけでは、実はお客さまは見えてきません。常に意識し、自分のビジネスにとってお客さまは一体誰なのか、何が求められているのか、徹底的にこだわって見ることが求められるのです

・現場にこそ、次の施策のヒントがあるのです。だからこそ、僕は常に現場を大事にしました。現場にこそ、新しい価値のヒントはあります

・ターゲットはかなり絞り込んで商品をつくり込んでいったほうがいいのです。年代、性別、ライフスタイル、職業、時には象徴的なターゲット像を具体的にイメージしてしまうこともあります。あまりにターゲットを絞り込むことは、一見売る対象が狭くなっていくように思えます。しかし、それは実は「今日」の話です。マーケティングというのは「明日」のために行うものです

・マーケティングとは、人の心を動かせるかどうか、に尽きると僕は思っています。しかし、それは商品を買っていただくお客さまの心だけではありません。社内のスタッフであり、取引先であり、いろいろな人の心を動かすことで、それが大きな原動力になっていくのです



・社内からの反発を受けたとき、ブレないことです。信念を持って、姿勢を変えないことです。この姿こそ、チームのメンバーは見ているのです

・常識にチャレンジする気持ちを持ち続けることが大切になります。これまでのやり方で本当にいいのか、従来どおりのやり方に問題はないか。これらを常に自問するような発想こそ、マーケティングに求められるのです

・世の中に存在しなかったような商品や、サービスをつくることだけがイノベーションではありません。・・・すでに存在しているものを、環境や時代に合わせて変えていくこともイノベーションなのです

・お客さまが変わったから自分たちも変化する、というのではなく、何かそのヒントになるような現象を見て、自分たちからその変化を先取りすることです・・・マーケティングは、ここを目指していかなければならない。先回りして驚かせ、感動させるところにこそ、マーケティングの面白さは潜んでいると思います。そうすることで、大きな醍醐味が得られる。大きな喜び、やりがいが得られる仕事なのです

・小さくまとまってはいけない。いつも大胆なことを考えるべきなのです。こぢんまりとまとまらない。“お利口さん”のアイデアでは面白くない。常識を疑ってみよう、人を驚かせよう、感動させてやろうと、思いきったことを考える。そういう姿勢を常に持つことです



・自分も面白がり、相手も面白がらせようとすること。この感覚こそが、人生でも、もちろん仕事でも、いいマーケティングをつくり出してくれる




◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、お客様とのつながりを意識していますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★

○マーケティングご担当の方
○お客様にとのつながりを密接なものにしたい方
○ブランディングに頭を悩ませている方

とっつきやすさ
☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆☆


☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆

読んでいただき誠にありがとうございます。

いいことを考えましょう。

素晴らしいことを考えましょう。

私たちは自分の運命を素晴らしいものにしていくことができます。

本は心を高めてくれます。

☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆

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考具

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−

--本日の一冊--
考具 ―考えるための道具、持っていますか?
--考具 加藤昌治--



博報堂DYにて活躍する著者が、アイデアを考えるためのノウハウを公開した一冊です。



この本は以前にも読んだことがあったのですが、急遽、仕事でアイデアや企画が必要となり読み返してみました。



素人がアイデアを考えろと言われても、所詮それはただの「思いつき」レベルであり、本物のプロが考えるような「ピタッ」とくるアイデアや企画が生まれてこないのが現状ではないかと思います。

アイデアのヒントは常日頃から私たちの目前にあるそうですが、意識していなければそうしたヒントも日々の情報の中に埋没してしまいます。

本書ではそんなアイデアたちをどのようにつかまえ、どのように発展させ、どのように企画にしていけば良いのかという方法論が極めて具体的に解説されています。



もともとアイデアとは無から生まれるものではなく、既存の要素を新しく組み合わせることにより生まれるとのことですが、その組み合わせるためのアイデアの素をいかにつかまえればよいのかという入口の部分に重きをおいた解説がなされています。



カラーバス効果、マンダラート、7色いんこ、ちょいメモ、などなど今すぐにできるアイデアの素を集める方法が満載となっています。



ただ読んでいて注意したいのは、どのノウハウもあまりにも簡単にできるため、理解した気になって実行をおろそかにしてしまいそうなところです。

こうしたノウハウは「守・破・離」のように実行して、習慣化して、自分のものとしていかないと、結局分かったつもりで終わってしまいます。

アイデアや企画を生み出すプロは、分かったつもりではなく、しっかりと自分のものになるまで頭を使いこんでいるということを忘れないようにしたいものです。



その他にも「量が質を生む」「拡げて絞る」「アイデアを出すことと、アイデアを選ぶ・判断することを別にする」など、良質なアイデアを生み出すためのアドバイスは、アイデアを考えている人にとっては目からうろこのヒントになることは間違いありません。



不景気で価格ばかりが下落傾向にありますが、そんなときこそ、お客様の心をつかむアイデアで差別化していかなければならないと強く思います。



アイデアマンにりたい方や、アイデアでユニークな強みを構築していきたい方には必読の一冊です。



★本日の共感★


・今、目の前にある課題に対して、あなた自身はどうしたいのか?これが全てのアイデア・企画の出発点・・・まずは「わがまま」になってください

・「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

・「アイデアは企画の素である」・・・アイデア=企画ではない

・「量が質を生む」・・・下らないことでも何でも、全部紙に書いてみてください・・・現実度?そんなの後回し

・企画とは、予算と準備と時間さえあれば、実施できる目処が立つ計画のこと



・いきなり企画は生まれない・・・有象無象のアイデアの残骸を乗り越えて、初めて企画が誕生するのです。アイデア出しのステップをいい加減にしてしまうと、やっぱりいい企画にはなりにくい

・アイデアや企画につながる頭の使い方は、拡げて絞って、また拡げて絞る・・・拡げるときには奔放に・・・絞るときはシンプルに。いい企画はシンプルです

・情報がドンドン集まってくるためのコツ

 今あなたが集めたい情報とは何でしょうか?
 何を解決しなければいけないのでしょうか?

・アイデアを生み出すためには、

 1. まず既存の要素をいかにして集め
 2. それをいかにして組み合わせるか

・「仕込みが8割、現場が2割」・・・現場でいくら奮闘しても、それまでに80%がきまってしまっていれば、リカバーするにも限界があります。常日頃の“仕入れ”の重要さを改めて確認してください



・アイデアを考えることに、正しい順番はない

・アイデアを出すことと、アイデアを選ぶ・判断することを別にしておくこと

・とにかくアウトプットし続けること。ネタ素や情報を集め、引き出し、組み合わせることを、あなたの習慣にしてしまうこと

・思いついたアイデアは誰かに話しましょう

・アイデアのヒントは至るところにあります。わたしたちが発見できるかどうか、が大事なんです。ヒントたちを探しているか、見つけようとして問いかけているか、がポイント



◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、アイデアを出すための頭の使い方が身についていますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★

○企画関係の仕事をしている方
○アイデアに行き詰っている方
○良い企画が思い浮かばない方

とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆


■■■今日の一言■■■


最近はロジカルシンキングなどの頭の使い方ばかりをしていたので、「そのアイデアの組み合わせでは抜けや漏れがある」とか「その組み合わせでは軸のレベルが合わない」など、読んでいて頭がカチカチになっていることに気づきました。

ロジカルシンキングはもちろんのこと、右脳のクリエイティブな部分をもっともっと磨いていく必要があると感じました。

私はどちらかというと両極に振れやすい人間なので、その辺りのバランスに注意しながら勉強していきたいと思います。

アイデア関係についてはこの本の続編的な【アイデア会議】やクリエーターのバイブル【アイデアのつくり方】も合わせて読むことをおすすめいたします。



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考具 ―考えるための道具、持っていますか?
加藤 昌治
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一流になる力

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−


--本日の一冊--
一流になる力 ビジネスで勝ち残るための教科書 (講談社BIZ)
-- 一流になる力 小宮 一慶--



経営コンサルタントでベストセラー作家でもある小宮一慶さんが、一流になるための考え方や価値観を説いた一冊です。



一流になる力といっても、何かが特別に必要ということではなく、人間として正しくまっすぐに生きるための「考え方」をベースに、どのように自分を磨いていけばいいのかが解説されています。

これから世の中がどのような方向に動いていくか、変化していく世の中で必要とされる人間とはどういったものか、そうした人間になるにはどうすれば良いのかという流れで、「本物」や「一流」の人が持っているであろう考え方や技が紹介されています。



お金は目的ではなくて、良い仕事をした結果

「お金を蓄えるより、実力を蓄えよ」

自己実現とは、「なれる最高の自分になる」ということ



これだけ聞けばなんだそんなことかと思うかもしれませんが、こうした大切な哲学や倫理観を身につけてこそ、人は成功に向かって加速できるし、一流になることができるということを再認識させられます。



小宮さんの「抽象的な出来事を具体的に分かりやすく解説する力」には感心させられますし、目に見えない本質的な部分を磨けという指摘は実ににためになります。

一流になるための具体的なノウハウがあるわけではありませんが、小宮さんの経験を踏まえて、一流への階段をのぼる人の背中を支えてくれるような力強いアドバイスは、今後自分の方向を見定めるうえでも役に立つことは間違いありません。



一流と三流という二極化した社会で、「一流を目指して頑張ろう」とファイティングポーズをとり続けている上昇志向の方には、まさに基本となるような教科書的一冊です。

ぜひ読んでみて下さい。




★本日の共感★


・グローバリズムとは、商品・資本・労働力といったあらゆる市場が、国境を越えて一つに融合してゆく現象です・・・供給過剰、資本過剰の時代だからこそ、資本や設備を速いスピードで回転させ、富を生みだすことのできる人間には、大きな価値が出てくるのです。そうした他の人に替えられない能力を持った人材は、今このときも世界中で奪い合いになっています

・ある程度の年齢になった人に世の中が求めるのは、第一に経営能力です。そしてそれに近い「多くの人を動かす力」です。さもなければ、その人にしかない特殊な能力です

・本当の成功を得たければ、どんな勉強よりもまず「心の勉強」をやらなくてはなりません。ぶれない「哲学」を持つことです・・・昔から多くの人が「正しい」と考える物の見方を学んでおかないと、自分の考え方のバックボーンができない

・お金は目的ではなくて、良い仕事をした結果・・・お金を追って、心がお金に追われている人は、結局お金を得られない

・お客さまが求めているのは良い商品であり、良いサービスです。お客さまが求めているものを提供することを目的とし、良い商品や良いサービスを提供できれば、働く人たちもお客さまからほめられ、働き甲斐が出てきます。それによってさらに良い仕事をするようになり、結果として利益もついてきます



・「お金のために仕事をするな。お客さまに喜んでもらって、それによって自分も成功しよう。働く人にも働き甲斐をさしあげよう」

・お客さまが一番で、自分たちは二番。この順番が大切です・・・「自分よりも相手に得をさせよう」と思わなくてはなりません。しかし人間とは自分本位なものです。その考えを180度変えるのは、そんなに簡単なことではありません。逆に言えば難しいからこそ、本当に実践できれば、成功できるのです

・「二流の経営者の下に、一流の部下は育たない」・・・今30代くらいの人で、「自分は一流になりたい、それだけの力はある」と思うなら、上司が二流の会社にいてはいけません。一流の上司とは、部下の実力をきちんと見極めてくれ、それを伸ばしてくれる人です・・・実力のない人間ほど、下を潰そうとするものです。だから二流の上司しかいない組織は、いつまでも二流なのです

・部下が働かないとき、上司はどうすべきでしょうか。これは自分が動くしかありません。自分で動いてみせる。そうすれば下も動くものです

・会社はトップで決まります。トップが「変えよう」と思わない限り、会社は変わりません。下から変わるということは、まずないと思ってください。もし下から変わるとすれば、それはトップが「下から変えていこう」と言ったときだけです



・勤める会社を選ぶのは、功利的な理由で選ぶのではなく、人生に対する価値観、考え方が合うことが大事

・「今の現状で本当にいいのか」
「お客さまのために、何かやってあげられることがあるんじゃないか」
と常に考えていれば、会社に関わることでも、お客さまに関わることでも、やること、勉強することは無限にあるはず

・何がチャンスなのかは、準備をしていない人には分からない・・・常に準備を怠らず、何かが起きたときに即座に対応できた人間にのみ、偉大な発見が生まれる

・自立している気構えさえあれば、独立しようが、企業に留まっていようが、必ずあなたは自分の人生をコントロールでき、成功することができるでしょう。必要なのは、覚悟と考え方なのです




◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、一流になるための考え方が身についていますか?


★★★★こんな方におすすめ★★★★

○一流を目指している方
○二流、三流で満足してしまっている方
○価値のある人生を手に入れたい方

とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆


■■■今日の一言■■■


人間力×ビジネス力=「一流の人間」というのが私の定義です。


人間力とは、道徳や倫理を含めた「人間として正しいこと」を行うことができるかどうかです。

人に迷惑をかけない、人に親切にする、自分のことだけを考えない、というあたりまえのことをあたりまえのようにできて、多くの人から「この人についていきたい」と思われる力です。


ビジネス力とは、仕事を切りひらいたり、成果を出すための力です。

人やお金や仕組みをしっかりマネジメントできる力がビジネス力です。


私はどんなにビジネス力が高い人でも、人間力がない人は一流だとは思えません。

キチッと人間ができていて、その上でビジネスにおけるリテラシー能力も高いという人こそが一流だと思っています。



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おすすめ度の平均: 4.0
2 タイトルに内容が負けている
4 がんばっていれば、誰かが見ているということかな
5 一流になるための基本です
5 準備をしていますか?
1 為になると思う内容かどうかは人それぞれか


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目に見えない資本主義

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−

−−本日の一冊−−
目に見えない資本主義
−−目に見えない資本主義 田坂広志−−




ソフィアバンクの田坂さんが、今、資本主義経済で起きている様々な事象や問題点をヘーゲルの弁証法という論法を用いて紐解き、今後資本主義経済で起こるであろう流れを予見した一冊です。



弁証法には2つの技法があり、1つは物事の螺旋的発展、もう1つは対立物の相互浸透。

この2つの法則を用いながら、貨幣経済という「目に見える価値」のみにとらわれた市場経済の問題点を指摘し、その後起こるであろうパラダイム転換と、その後生まれるであろう「目にみえない価値」を重視する新しい資本主義の出現が論じられています。

現在の資本主義というものは「貨幣経済」前提としたパラダイムであり、そのメガネをかけ続けたままでは、物事の本質が見えないばかりか、資本主義の進化というものは論じることはできないという指摘は、多くの人の目を覚まさせてくれる鋭い論説ではないかと思います。



現代の資本主義を読み解くというテーマは、普通の人であれば頭が痛くなってしまいそうですが、そこは田坂さん独自の技法で、実に分かりやすく、かつ、しっかりとした問いかけを用いながら、我々の進むべき道を照らし出してくれています。



サブプライム問題で露呈された利益至上主義や操作主義という「目に見えるものに価値を見出す時代」は終焉をむかえ、今後は、これまで日本企業が大切にしていた「社員の目の輝き」や「社員の働き甲斐」、「社会からの信頼」といった「目に見えない価値」を重視した資本主義に向かうと予見されていますし、そのように向かっていかなければならないという力強い解説は、愚かな出来事を今後も繰り返さないためにも心に刻んでおくべき重要な示唆であると思います。

そして、以前の日本企業が大切にしていた「目に見えない価値」を大切にするという文化をいまこそ世界に発信し、資本主義の発展のために日本人として貢献していくためにも、ぜひ本書を読んで、今までのパラダイムから脱却していく必要があるのではないかと思います。



資本主義社会で今何が起こっていて、今後はどうなっていくのかを知りたい方にはおすすめの一冊です。




★本日の共感★


・従来の経済学は、いま資本主義社会に起こっている出来事を、必ず「貨幣経済」の視点から見る習慣が身についてしまっている。そのため、いま「経済原理」に起こっているパラダイム転換が見えず、「資本主義」に起こっている進化についても、その姿が見えない

・世界はあたかも螺旋階段を登るように発展していく・・・世界が発展するとき、その発展に伴って、古く懐かしいものが復活してくる。ただし、それは、単なる復活ではなく、古いものが「新たな価値」を伴って復活してくる

・近年、経済が「複雑系」としての性質を急激に強めた・・・第一は「情報革命」・・・第二は「規制緩和」・・・第三は「グローバリゼーション」・・・これら三つの理由によって、経済システムの内部での相互関連性が高まり、複雑性が高まり、もともと複雑系であった経済システムが、さらに高度な複雑系になった

・本来「生命システム」である経済というものを、「機械的システム」のように扱おうとした経済学や金融工学が、その「生命システム」から、手痛い反発と報復を受けた。それが、今回のサブプライム問題に他ならない

・一人の人間として、明確な「理念」を持っている経営者は、流されない。そして、一つの組織として、明確な「理念」を持っている企業は、流されない。・・・そうした「内的基準」を持っている経営者や企業は、流されない。それは、「懲罰」や「利益」という「外的基準」によってではない。自ら定めた「内的基準」によって行動する経営者や企業は、流されない強いものを持っている。それゆえ、今後の資本主義の在り方を考えるとき、市場の秩序を守るために、「放任」でも「管理」でもない、「自律」という第三の方法が重要になってくる



・「信頼資本」や「評判資本」「文化資本」といった資本は、それを形成するためには努力と時間がかかる半面、ひとたびそれを形成したならば、それは「社会資本」(social capital)と呼ばれるものと融合し、企業にとって「最強の資本」となっていく

・サブプライム問題の本質とは、何か。それは、実は、利益至上主義に駆られた金融業が、操作主義的な手法を駆使して「金融資本」の最大化を図るあまり、社会や企業にとって極めて重要な「信頼資本」「評判資本」「文化資本」を徹底的に破壊してしまった・・・言葉を換えるならば、それは、「目に見える価値」を追求するあまり、それよりも大きな「目に見えない価値」を徹底的に破壊してしまった、愚かな出来事に他ならない

・これからの時代に求められる「資本主義の成熟」とは、何か。それは、「目に見える価値」だけでなく、「目に見えない価値」を見つめる経営が生まれてくることに他ならない。そして、それは、「目に見える資本」だけでなく、「目に見えない資本」を見つめる資本主義が生まれてくる

・日本においては、「働く」(はたらく)とは、「傍」(はた)を「楽」(らく)にすることの意味であると語り継がれてきた。すなわち、「働く」とは、誰かを楽にするためであり、世の中を幸せにするためであるという労働観が、語り伝えられてきた

・日本人の行動原理は、「罪」を恐れて自己を規制するのではなく、「恥」を恐れるがゆえに、自己を律するという文化にもとづいている



・「人間の欲望を活用して、経済を発展させ、社会を進歩させていく」という「市場原理」。それが、今日までの経済的繁栄や社会のイノベーションをもたらしたことは事実であるが、その成功に酔いしれるあまり、我々は「市場原理」を無条件に信頼してしまった。そして、その結果、本来、「活用する」はずであった「人間の欲望」を、制御しきれなくなってしまった。サブプライム問題が起こった原因は、究極、その一点にある

・経営者や社員の倫理観を真に高めるためには、「社会に対して、良きことを為そう」と呼びかけ、使命感に働きかけることが最も正しい方法なのである。なぜなら、社会に対して良きことを為そう、社会に貢献しようと考える人物は、自然に、社会に対して悪しきことを為そうとは思わないからである

・かつての日本企業の優れた経営者は、次のようなものを大切にしてきた・・・「社員の目の輝き」「社員の働き甲斐」「職場の空気や雰囲気」「社員の和」「企業の文化」「顧客への共感」「社会からの信頼」「世間の評判」かつての優れた経営者は、そういった「目に見えない価値」を大切にしてきた。これらは、「財務諸表」には載らない価値であるが、優れた経営者は、そうした「目に見える数字」には表れない価値こそを、深く見つめてきた

・我が国においては、製品一つでも、単なる「商品」と考えず、「作品」と考える深い精神性がある。「もの」を作るとき、そこに「こころ」を込める文化が成熟しているのである



・「貨幣経済」が世界を席巻するなかで、我々が見失ってしまった「目に見えない価値」が、日本だけでなく、世界の先進資本主義国においても、これから復活してくるだろう・・・日本という国が永い歴史と伝統の中で培ってきた「目に見えないものに価値を見出す文化」は、世界にとって学ぶべき文化となっていく・・・「成熟した文化の力」日本という国は、その力によってこそ、世界に貢献するべき





◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、目に見える価値だけに心をとらわれていませんか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★

○現代の資本主義に何が起きているのか知りたい方
○これからの資本主義がどうなっていくのか予見したい方
○田坂さんと思考の旅に行きたい方

とっつきやすさ
☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆☆



■■■今日の一言■■■


お金を儲けていい暮らしをしたいという「欲」は誰にでもあると思います。

しかし、その「欲」から得た利益を自分だけのものにしてしまってはいけないのだと思います。

その利益を「世のため、人のため」に使って、世の中をより良くするために還元していくことが重要なのだと思います。

そうした大義ともいえる「欲」から得た利益は、結局めぐりめぐってさらに自分の利益を増やしていくのだと思います。



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目に見えない資本主義
田坂 広志(たさか ひろし)
東洋経済新報社
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おすすめ度の平均: 4.0
1 経済書ではなく、啓蒙書。「貨幣を超えた新たな経済の誕生」と言うには不十分。
5 日本文化を昇華させて世界に貢献する資本主義。楽しそうじゃないか。
3 この本を読んだら
5 これからの日本(人)の生き方
5 「成熟した文化の力」で世界に貢献することが,日本人の使命である。


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働く幸せ

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−

−−本日の一冊−−
働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~
−−働く幸せ 大山泰弘−−




本日の一冊は、チョーク製造会社で障害者雇用を積極的にすすめ、『日本でいちばん大切にしたい会社』や『カンブリア宮殿』などでも取り上げられた日本理化学工業の経営者、大山康弘さんが働く意義について書き下ろした一冊です。

この日本理化学工業は障害者雇用率が約7割を超え、それでいて業界のシェアはNo1という注目されるべき会社です。

経営者の大山さんは積極的な障害者雇用を推し進め、その経営姿勢が評価され渋沢栄一賞も受賞しています。



内容的には、最初に障害者雇用に至った経緯から、障害者雇用の大変さに四苦八苦しながらも、必死に働く彼らの姿勢に心を打たれ、健常者である大山さんが『働く幸せ』についていろいろと気づかされていくというストーリーがまとめられています。

障害者雇用というと、とかく敬遠されがちですが、一生懸命働く障害者の姿に心を打たれ、そんな一心不乱に働く障害者のひたむきさから「知的障害者が働く会社が、1つぐらい日本にあってもいいではないか」と奮起し、障害者雇用に全力で取り組む経営者としての高潔な姿勢が紹介されています。



大山さんの素晴らしいところは、単に障害者を雇用してきただけではなく、チョークという商品の特性を高め、会社として利益を確保しビジネスをきちんと成立させているところに見ることができます。

偏見に左右されない目で障害者と接し、一生懸命に働く障害者を見守る中で創意工夫を重ね、さらに彼らの能力を引き出し、社会に貢献していく姿には人間力の大きさを感じます。

本当は必死の思いで会社を発展させてきたのでしょうが、「障害者の方たちや地域の人たちに導かれたおかげで今の自分がある」とおっしゃる謙虚な姿勢も見習いたいものです。



「働くことの意義」や「働く幸せ」について考えるためのヒントやきっかけが満載のすばらしい一冊です。



働く幸せを感じられないと嘆いている方や、仕事のありがたさを感じたい方はぜひ読んでみることをおすすめいたします。




★本日の共感★


・人は仕事をすることで、ほめられ、人の役に立ち、必要とされるからこそ、生きている喜びを感じることができる

・人間の幸せは、ものやお金ではありません。人間の究極の幸せは、次の4つです。その1つは、人に愛されること。2つは、人にほめられること。3つは、人の役に立つこと。そして最後に、人から必要とされること。障害者の方たちが、施設で保護されるより、企業で働きたいと願うのは、社会で必要とされて、本当の幸せを求める人間の証なのです

・施設で保護されていると「ありがとう」と言うことはあっても、「ありがとう」と言われることはないのかもしれない。施設にいるだけでは、人にほめられ、人の役にたち、人から必要とされることを実感することができない。だからこそ、彼女たちは工場にやってくるのだ。ひるがえって、自分はどうだろう。「ありがとう」「助かったよ」と声をかけられても、その言葉を当たり前のように受け取っていた。そこにこそ、人間の究極の幸せが存在していることを意識することなどなかった

・働くことで人は幸せになれる。ならば、会社は利益を出すとともに、社員に幸せを提供する場でなければならないはずだ。そして、この両方の目的を実現するために働くのが経営者であるはずだ

・「知的障害者が働く会社が、1つぐらい日本にあってもいい」



・「ふつうはこうやる」という方法を教えこもうとしていたから、うまくいかなかったのです。もしかしたら、私たちは健常者のやり方を押し付けていただけなのかもしれません。でも、その人の理解力にあったやり方を教えれば、知的障害者も健常者と同じ仕事をすることができます。彼らが「できない」のではありません。私たちの工夫が足りなかったのです

・工程を単純化し、わかりやすくしたおかげで、知的障害者たちは余計なことに気をまわす必要がなくなり、目の前のことに集中できるようになったのです。彼らは、安心して集中できるとわかったら、自分の持てる能力を最大限に発揮し、けっして健常者に劣らない仕事をすることができます。大切なのは、働く人に合わせた生産方法を考えることなのです

・これまで地域に支えられてきたのは、「ビジネス」と「思い」を両立させてきたからこそではないかと思いました。ビジネスを度外視すれば、経営は成り立ちません。しかし、「思い」がなければ地域に応援されることもなかったでしょう。そして、「思い」と「ビジネス」は絶妙に絡み合っていくものなのです・・・目先のことのみにとらわれるのではなく、「思い」を大事にしながら地道に努力すれば必ず報われるときがくる─。50年間にわたる経営者としての経験を踏まえて、私はそう断言することができます

・Sさんは、「君が会社に来てくれないと、こんなに困るんだよ」と頼りにされたことで、「働く幸せ」を実感することができました。この人の役に立てるという喜びが、彼を変えていったのです。人は幸せを感じるからこそ成長するのです。また、「働く幸せ」を手放したくなかったからこそ、行動障害をもっていたKさんは何度失敗しても「働く」ことへの挑戦をやめませんでした。そして時間はかかったけれども、行動障害を克服することができたのです。「働く幸せ」は、このように治療的な効果までももっているのです

・彼らは、基本的にとても親切です。誰かが困っていると、純粋に助けてあげようとします。子どものころから親切にされることはあっても、親切にしてあげるチャンスがあまりなかったことも関係があるのかもしれません。だからこそ、同僚が困っているときには進んで助けてあげて、相手から感謝されることを心から喜んでいるのではないでしょうか



・ふつうの会社では、上司の言うことが絶対で、部下は基本的に反論せずに従うものとされているのかもしれません。しかし、わが社ではその“常識”は通用しません。知的障害者たちは、たとえ上司の言うことであっても、納得できないことには従おうとはしないのです。「権力」は通用しないと言ってもいいのかもしれません。そのかわり、指示の意味をきちんと理解して、納得したときには、健常者よりも真面目にその仕事に取り組んでくれます

・「君は労働省を敵に回す気か?」・・・ただ純粋に、障害者雇用を広げるためにという一念で考え続けてきた末のアイデアです。「労働省を敵に回す」などということは考えもしないことでした・・・「“省益”を損ねるから」などという理由で、議論が「封印」されるなどあってはならないことです

・「障害者と一緒に働くことで、彼らが苦手とする仕事をフォローしたり、できる仕事をもっと上達させてあげようと、他のスタッフたちが協力しあうようになった。(中略)その気持ちが従業員同士、さらにお客様に対しても向けられるようになり、結局は売り上げアップにもつながった」
ファーストリテイリング会長 柳井正

・お金のためでもない、自分のためでもない、人のために働くからこそ、人は、ほめられ、人の役に立ち、必要とされる─。私たち日本人は、もう一度このことを思い出すことによって、「働く幸せ」を取り戻し、もっと生き生きとした社会をつくり出すことができるに違いありませ




◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、働く幸せを実感していますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★

○障害者雇用に偏見のある方
○働く喜びを見出したい方
○仕事のありがたさに気づきたい方

とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆☆


■■■今日の一言■■■


人は困難に直面すると、そこで挫折してしまったり、不平不満を言ったりしてしまいがちです。

しかし、私は困難に直面した時こそ、感謝の気持ちを持つことが大切だと思います。

なぜならば、歯をくいしばって必死に困難を乗り越えた時こそ、自分が最も成長した時だと感じるからです。

困難に遭遇したら、そこから目をそらすのではなく『成長できるチャンスだ!ありがたい』と感謝することが大切だと思います。



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5 生きる=やりがい
5 日本の誇り


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リーダーになる人に知っておいてほしいこと

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−

−−本日の一冊−−
リーダーになる人に知っておいてほしいこと
−−リーダーになる人に知っておいてほしいこと 松下幸之助−−




松下幸之助さんが次代のリーダーを養成すべく立ち上げた松下政経塾にて語った、未公開テープの内容を公開した一冊です。



リーダーになる人へというタイトルがついていますが、内容は普遍的なことが語られており、リーダーだけでなく人間としてきちんと身につけておきたい考え方や判断基準が凝縮されています。

その中でも特にリーダーとして心の中に書きとめておきたいことは、人の意見を良く聞くということです。

幸之助さんは「自分の主観だけでものごとを見る場合は往々にしてまちがう」とおっしゃっているとおり、自分の考えだけにとらわれず、自分に都合の悪いことでも、素直な心で相手の意見を聞き、いいなと思うものはどんどん取り入れていくことが大切だと述べられています。



自分の考えとは違っていても「なるほど、これええな」と思ったら素直に取り入れ、それを実行する。

そして、その意見を言った人は「松下さんは私の言うことを聞いてくれた。だからあの人を応援しよう」と味方になり頑張ってくれる。

これこそが松下幸之助の成功要因だったと語られています。



リーダーになる人は、自分の考え方をしっかり持ちそれを実行に移してきたからこそ、リーダーに選ばれるわけですが、実際にリーダーとなったら今度はその自我から離れて考えなければならないという、その辺りのさじ加減が難しいところですが、成功しているリーダーというのはこのことを良く理解し実行しているのだと思います。

その他にも、成功するまで努力をやめない、損得抜きで正しいことを実行する、志や思いを描く、ということが、幸之助さん独特の言い回しと語り口調で投げかけられるので、読んでいて背中がピシッと正されるようなそんな一冊となっています。



松下幸之助さんの長年の体験と鋭い洞察から導き出された「人生の知恵」から、リーダーとしての生き方をぜひ学んでみてはいかがでしょうか。




★本日の共感★


・「素直な心になりましょう。素直な心はあなたを強く正しく聡明にします」・・・素直になれば、ものの実相がわかる。色眼鏡で見ない、とらわれた心で見ないから、みなよくわかるだろうと。赤い色は赤く見える、黒いものは黒く見える。まあ本質がわかる。そういう心を養っていくと、正しくものを見られる。したがって賢くなり、聡明になってくる

・戦略とか戦術とか、そういうもの以上に、そのときの道徳に従うこと、これが大事やな。何が正しいかということによって決行したわけや。勝ったらええなとか負けたら困るなとか、そんなことはもう余計なことや。勝ってもよし負けてもよし、やるべきことはやるということや。そういう諦めがつかんと大事は決行でけへんな

・誰の言うことでも一応素直に聞く。いいなと思ったら素直に取り入れて実行する。人の意見を聞くときは、虚心になって、私心をなくして、素直な心で聞く。そうして他人の知恵才覚を授かる。そのむずかしくないことを。人はなかなかできない。そして失敗する

・新しい問題に直面して解決せんならんというときに、人の意見を聞く場合が非常に多いと思う。その場合、自分というものを頑固にもっておったら、それが入ってこないわけや

・商売や経営では相手をくさすことはしない。ライバルのいいところを見て、それを頂戴する。政治も同じく、相手のよい政策は取り入れ、そのうえで味つけをすればいい。そうすれば、日本の政治もよくなる



・知識は習うことができるけれども、悟りというものは、話をしてもらっても悟れない。悟りというのは、ホッとした拍子に、インスピレーションが浮かんで、感じて、自分で無言のうちに悟るものである。だから、自分がもっている知識も大事やけれども、もっている知識以上のものをつかまないといかんな

・貧しいことが、幸となるか不幸となるか、それは自分次第である。自分の境遇を素直に受け入れて、それを生かせばいい

・自分で選んだ道において、まず成功のコツをつかむまで努力をやめないこと。成功のコツをつかめば、何をやってもまず成功する。使命感と気力。この二つがないと立派な経営はできん

・何もかも自分の思うとおりにはできない。まあ半分できたらいいほうで、半分は辛抱しないといけない。何もかも満足してやれるということはあり得ないわけや・・・何もかも自分の思うとおりになるなどと考えないこと。辛抱、苦労があって当然と割り切ってやる。いずれその苦労は、生きがいとなる

・成功しやすい時代ということは、志がある者にとってはまことにありがたい時代や。最前言ったように、思ったことは必ず達成できる。思わないことは達成できない。だから、思わないといかん。こういうふうにやろうと諸君が思わないとあかん。思えば、そのこと自体にまちがいがなければ達成できるということだけは、ぼくの体験から言える



・自分にとってはつまらない仕事でも、それが世の中の役に立っている。必要のない仕事などどこにもない

・これだけ助かる以上は、ぼくは運が強いんやなと、運が強いから、何かやったら成功するなと、こう何でもいいように、いいようにとってきたわけやな。それがプラスになっている




◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、リーダーとして何が大切だと思いますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★


○リーダーの哲学を身につけたい方
○リーダーを目指している方
○偉大な経営者から大切なことを学びたい方

とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆


■■■今日の一言■■■


先日、あるMBAホルダーの方とお話をさせていただく機会がありました。

そこで私がひっかかっていた難しい質問をしたところ、その方は瞬時に3つのロジックを形成し、結論ベースで的確なアドバイスをしくれました。

その頭の回転の速さには思わず驚愕してしまいました。

私の仮説も間違ってはいなかったのですが、あの頭を回転させる瞬時性は私には無いものだったので非常に新鮮でした。

ワンランク上を目指して頑張りたいと思います。



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リーダーになる人に知っておいてほしいこと
松下 幸之助
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5 高僧の悟りのごとく心を清める言葉の数々
4 バイブルとして何度も読みたい
3 幸之助が塾生に語ったメッセージ
4 幸之助氏の真意
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「戦う組織」の作り方

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−


−−本日の一冊−−
「戦う組織」の作り方 (PHPビジネス新書)
−−「戦う組織」の作り方 渡邉美樹−−




ワタミのファウンダーである渡邉美樹さんがリーダーシップと組織論を、これまでの自身の経験や組織をマネジメントする中で見出した具体的方法論、そこで得た秘訣などをたっぷりと語った一冊です。



ワタミというと「実力主義」を標榜した飛ぶ鳥を落とす勢いの会社というイメージがありますが、実際その内情、つまり組織に関してはいままであまり語られてきませんでした。

もともと居酒屋「つぼ八」のファランチャイジーとしてスタートしたワタミが、どういう展開を経てここまで成長してきたのかが気になっていましたが、やはりそこには渡邉さんを中心とした強いリーダーシップと揺るがない経営理念の浸透がありました。

ここでいう「戦う組織」とは社員一人ひとりが自律的に考え、厳しい状況の中でも道を切り拓いていける組織のことですが、どのようにしてそうした組織を構築していけばいいのかという解説が、マネジメントと現場の視点の両方から極めて具体的に論じられています。



ワタミは渡邉さんの強いリーダーシップのもとでここまで来たという感じがありますが、渡邉さんは「創業者のリーダーシップがなくても自律的に成長し、今後100年繁栄の続く会社になる」というビジョンを打ち出し、自分はトップの座から降りてしまいました。

ワタミという組織を立ち上げてから25年、経験や年齢を考えると今もっとも的確な経営判断ができるであろう時期に、自らトップの座を降り、今後のワタミグループの将来を案じる姿勢は、役職や権限・権威にぶら下がっている人にはとても理解できない行動かもしれません。

有言実行で、己のことよりも組織のことを考え、人を大切にし、ビジョンや理念をもとにたくさんのチャレンジを積み重ね、現状を打破していくという組織論とリーダーシップ論は多くのビジネスマンにとって参考になること間違いありません。



渡邉さん独自のものの見方で、目標達成法、部下育成法、経営哲学なども語られていて読みどころ満載の一冊です。



年齢や役職問わず多くのビジネスパーソンに参考にしていただきたい一冊です。




★本日の共感★


・短期の売上よりも、ワタミを20年、50年、100年続く会社にしていくことのほうがずっと大切だ。自分の代だけ発展していればいい、というのは、経営者のエゴに過ぎない

・ワタミが行っているビジネスは、外食にしても介護にしても宅配弁当にしても、お客さまの声に耳をかたむけ、お客さまの変化に対応すること、すなわち現場がすべてだ。経営と現場が乖離して、現場の声が経営に届かなくなったら、ワタミに未来はないだろう。本部でワイシャツを着て、ネクタイを締めているような連中が偉そうな顔をして、『この数字はなんだ!』とか「もっと売上を伸ばせ!」などと現場に要求するような組織にしてしまってはいけない

・「この社員の能力では、今求められている職務を達成することはできない」と判断したときには、その都度降格人事を言い渡してきた。ワタミでは降格人事はまったく珍しいことではない。ただし降格人事を行うというのは、「その社員を見限る」ということではない。その社員の成長スピードが、組織の成長スピードに再び追いついたときには、もう一度その社員をしかるべきポジションに登用することが重要になる

・中途社員を採用する条件は、「圧倒的な能力やスキルを備えていること」ということになる。社内で同じレベルの人材を育てようとするならば、三年から五年はかかるという場合のみ、中途社員を採用するべき

・必要な場面で、必要な人材を登用するためには、まずは会社のあるべき姿と現状とのギャップを正確に捉えることが重要になる。「今どんな人材が社内に不足しているのか」をできる限り具体的にイメージするのだ。そして、その求められる人材は、社内で育成することが可能なのか、中途で採用する必要があるのかを客観的に判断する。その上でやはり中途社員を採用するとなった場合は、理念を共有できる人物であるかどうかを重視して、その採否を判断するのである



・リーダーが先頭に立って戦う組織は部下も戦うし、リーダーが逃げてばかりの組織は部下も逃げてばかりになる。だからリーダーは、常に先頭に立って戦わなくてはならない

・戦う組織のリーダー育成の最大のポイントは、「追い込むこと」だと思っている。「おまえの後ろには誰もいない。このミッションは、おまえが成し遂げなければほかに成し遂げられる人間は誰もいない」という状態にリーダーを追い込むのだ

・気持ちの浮き沈みが激しい人はリーダーには向いていないし、その日の気分次第で部下に異なる接し方をする人もリーダーには向いていない。また短中期的な業績の上がり下がりに一喜一憂する人も、リーダーには向いていない。どんなときでも平常心で、ブレない判断ができる人が、組織を引っ張るだけの器を持っている人間である・・・心の奥底に熱さを持ちながらも、感情の浮き沈みが少なく、判断にブレがない。それがリーダーの条件であり、一流の条件でもある

・人は勝手に育つもの。伸びる人間は、自分で考え、挑戦して失敗し、また挑戦して壁を乗り越えながら、自分で成長していくものだ。だから経営者や上司が「俺があいつを育ててやる」などと考えるのは、大きな自惚れだ・・・リーダーにできるのは、部下を育てることではなく、育つ環境を整えることと、育つきっかけを提供することだけである

・器の小さなリーダーほど、自分の限られた価値観だけで、部下が優秀か優秀でないかを判断しようとする・・・まず大切なのは、人を評価する価値基準は一つではないことを、しっかりと意識することだ。自分が持っている価値基準の物差しだけが、世界を測る物差しではないということを肝に銘じておくのだ・・・それぞれの人が持っている資質をどれも認め、「そのいいところを伸ばしてあげたい」と思えることが、器の大きなリーダーの条件の一つになる



・器を大きくする「思考の三原則」
1. 目先にとらわれないで、できるだけ長い目で見ること
2. 物事の一面にとらわれないで、できるだけ多面的に、でき得れば全面的に見ること
3. 何事によらず枝葉末節にとらわれず、根本的に考えるということ

・リーダーは、自らの努力によって壁を乗り越えた人間を、正当に評価する姿勢を持つことが大切だ。また、まだ壁を乗り越えられてはいないが、乗り越えようと努力をしている人間にチャンスを与え続けられることも大切だ。リーダーがそのことに躊躇していると、間違いなく組織は衰退する

・リーダーには部下を評価するという役割がある。しかしそれは感情や損得で評価してもいいということではなく、理念と目標に沿って行われるべきものだ。そして同じ原則は、リーダー自身にも課せられるものだ。こうした公正さが保てたとき、リーダーが下す評価は周囲にとっても、そして評価された本人にとっても、必ず納得のいくものになるだろう

・想像力も仮説力も必要度が高まるのは、ポジションが上がってからだ。しかし、急に身につけようと思っても身につくものではない。若いときから継続的にトレーニングしているかどうかの差が、後に確実な差となって表れることになる



◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、リーダーとして先が見えていますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★

○ワタミの成長の秘訣を知りたい方
○新しいリーダーシップ論を身につけたい方
○優れた組織を構築したい方

とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆


■■■今日の一言■■■


私はなるべく「類推」や「反証」というアプローチで物事を考えるようにしています。

類推や反証という考え方をするだけで、物事に対する考えの幅と深さと厚みが増すからです。

テレビや新聞、ネットでニュースを見るにしても、ただそのニュースを見て「ふむふむ」とするのではなく、「そういえばこのニュースと同じような内容のものがあったな」と頭の中で関連付けたり、意志決定された結論に対して反論を考えるなどしていると、確実に考える力がついてくると思います。

暗記した「答え」は同じ事例でしか適用できませんが、「考える力」は違う事例でも確実に応用できるものだと思います。



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「戦う組織」の作り方 (PHPビジネス新書)
渡邉 美樹
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おすすめ度の平均: 4.5
5 戦う組織、には、熱い経営者が必要条件
4 会社のステージと人材
5 現場が大切な事が
3 渡邊会長の薫陶に受けたい方にはお勧めです。
5 かなり本音の人材論


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働き方

−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−


−−本日の一冊−−
働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」
−−働き方 稲盛和夫−−




京セラ名誉会長の稲盛さんが、「人はなぜ働かなければならないのか」という哲学を追求した一冊です。



結論から申し上げると、「労働」には人間性を高めるという効果があり、そのことを通じて私たちの人格は磨かれていくといいます。



人は「なぜ働くのか」と問われれば、「お金をもらって生活していくため」というのが一般的な答えになるかと思いますが、本書ではさらに踏み込んだ「働く」ことの根底にある意義や価値といったものが、稲盛さんのこれまでの体験談を交えながら解説されています。

人生の中で多くの時間を費やす「働く」ことに関する考え方や心構えをしっかり持っていないと、労働というものはただの苦痛になってしまいます。

現在、若者を中心にこの「働く」ことが「必要悪」と捉えられる傾向にあるようですが、「働く」ということには、あらゆる試練を克服し、人生を好転させていく素晴らしい力が秘められているといいます。



私は、仕事のデキる人はしっかりとした「労働観」を身につけており、仕事においてブレるということがほとんどないと考えています。

お金を多くもらえるからとアチコチ転職したり、目先の利益ばかりを追求してブレた行動をとる人もいますが、生き方においてブレている人が成功し続けるのは難しいのではないかと思います。

一代で京セラという大企業を築き上げた稲盛さんの働き方を見ると、そこにはまったくブレの無い卓越した労働観が存在していることに気づきます。



人生においての成功とは、毎日を懸命に働き、人並み以上の努力をして、自分を高め続けてこそ手にできるものだと思います。



何のために働くのかという重要な価値観をしっかりと自分の頭で考え、ブレない自分を作り上げるためにも、若いビジネスパーソンや仕事に意義を見い出せない方は是非読んでみて下さい。




★本日の共感★


・働くことの最大の目的は、労働に従事する私たち自身の心を練磨し、人間性を高めることにある。つまり、ただひたむきに、目の前の自分のなすべき仕事に打ち込み、精魂を込めて働く。そのことで、私たちは自らの内面を耕し、深く厚みのある人格をつくり上げることができる

・順境なら「よし」。逆境なら「なおよし」─自分の環境、境遇を前向きにとらえ、いかなるときでも、努力を重ね、懸命に働き続けることが大切

・安楽が心地よいのは、その前提として労働があるからに他なりません。毎日一生懸命に働き、その努力が報われるからこそ、人生の時間がより楽しく貴重に感じられるのです。懸命に働いていると、その先に密かな喜びや悲しみが潜んでいる。ちょうど長い夜が終わり、夜明けのときが訪れるように、喜びや幸福が苦労の向こうから姿を現してくる、それが労働を通じた人生の姿というもの

・すぐに仕事が好きにならずとも、少なくとも「この仕事が嫌いだ」というネガティブな感情だけは自分の心から追い払って、目の前の仕事に全力を注いでみることを決意した・・・なかば無理に自分に強いて始めたものが、やがて自分から積極的に取り組むほど好きになり、さらには好きとか嫌いとかという次元をはるかに超えて、意義さえ感じるようになっていったのです。「天職」とは出会うものではなく、自らつくり出すものなのです

・「自分の好きな仕事を求めるよりも、与えられた仕事を好きになることから始めよ」・・・好きになれば、どんな苦労も厭わず、努力を努力と思わず、仕事に打ち込めるようになる。仕事に打ち込めるようになれば、おのずと力がついていく。力がついていけば、必ず成果を生むことができる。成果が出れば、周囲から評価される。評価されれば、さらに仕事が好きになる。こうして好循環が始まる



・「誰にも負けない努力」とは、「ここまでやったからOK」といったゴールがあるものではありません。終点を設けず、先へ先へと続くゴールを果てしなく追いかけていく。そんな無限に続く努力のことです・・・ただの努力では、企業も人も大きく伸ばすことはできません。「誰にも負けない努力」こそが、人生や仕事で成功するための駆動力となるのです

・一つのことにあせらず、腐らず、打ち込む。そして何があろうとも屈せずに続けること。それが、人間をしっかりとつくり上げ、さらには人生を実りあるものにしてくれる

・今日一日を「生きる単位」として、その一日一日を精一杯に生き、懸命に働くこと。そのような地道な足取りこそが、人生の王道にふさわしい歩み方なのです

・「人間の能力は未来に向かって限りなく伸びていく可能性を持っている。このことを信じて、自分の人生に夢を描こう」・・・「私は勉強もしていないので、知識も技術も持ち合わせません。だからできません」と言うのではなく、「私は勉強していないから、知識も技術もありません。しかしやる気はありますから、必ず来年にはできるようになるはずです」と考えていくべきです

・失敗や苦難に遭遇したときに、不平不満を並べ、世をすね、人を妬むことなく、その試練に耐えて、さらに努力を重ね、小さいながらも確かな成功を一つずつ引き寄せて、やがて逆境を順境に変えることができるのか。また、成功や幸運に遭遇したときにも、おごることなく、素直に感謝して、さらに努力を重ね、その成功を長く持続させることができるのか。苦難、成功いずれにしても、私たちは試されているのです



・人間は失敗、間違いを繰り返しながら成長していくものです。失敗してもいいのです。失敗をしたら、反省をし、そして新しい行動へと移る─そのような人は、たとえどんな窮地に陥ろうとも、後に必ず成功を遂げていくことができるのです

・「こうありたい」と夢を描いたら、その思いを強烈な願望へと高め、四六時中そのことを考え尽くし、成功のイメージが克明に目の前に「見える」ところまで持っていくことが大切です。そのようにして、すみずみまで明瞭にイメージできたことは、間違いなく成功します・・・逆に言えば、そのような完成形が見えるまで強く思い、深く考えていかなければ、仕事や人生での成功はおぼつかない

・京セラを創業してから今日に至るまで、「人の数倍努力してやっと人並だ」と考え、全身全霊を上げ、昼夜を分かたず、仕事に打ち込んできました




◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、何のために働いていますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★


○働く哲学を身につけたい方
○不平不満ばかり言っている方
○仕事に意義を見出したい方

とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆☆



■■■今日の一言■■■


京セラを大企業へと育て上げた稲森さんの仕事に対する姿勢は、尊敬できるほどに素晴らしいものです。

しかし、常に完璧を目指すという思想や成功が見えるまで考え抜くという姿勢は、厳しい戒律を自分自身に課すことであり、本書を読んでいて「ここまで厳しい基準を自分自身に課すことができるか」と考える一方で、「自分自身にはとてもできないのではないか」と尻込みをしてしまいました。

それでもやはり稲森さんのような人に一歩でも近づいて立派な人間になれるよう前向きに頑張っていこうと思います。



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働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」
稲盛和夫
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4 価値ある幸せな人生のために
5 一生懸命働くということを思い出させる内容
5 心を高めるために働く
4 稲盛和夫氏の本を初めて読む方に良い
4 今の仕事が楽しくなります。気付きのある本ですね。


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