芦原

2012年12月18日

2012年12月17日 また見納め遠征

2012年12月17日(月)
あわら・芦原温泉 「あわらミュージック劇場」

真夏の関西遠征から4ヶ月、またストリップの虫が騒ぎ出してきました。今を逃すと後悔しそうなので、ボーナスはたいて行っちゃいますか。どうせなら普段行かないところでまったりと観劇したいもの、で久し振りの芦原温泉です。


と口実はつけてみたものの、本音は年内で引退される早瀬みなさんの見納めです。ストにはまった頃から道劇でちょくちょく観てきて、ストーリーをしっかり作ったステージが大好きだったんですよね。最近の観劇時の劇場選びでも一番の基準が「早瀬さんが出てるなら」でしたし。なので秋に引退表明して、直後に見納めはここ芦原で!で決定してました(笑)。引退週は所属のTSミュージックだし、ファンは挙って馳せ参じて賑やか&押し押しになるでしょうから、その前にまったりと観ておく、というのがJF流です。ただ、前回の関西遠征(あ、まだ更新してなかった;汗)もそうでしたが、最近の私の遠征って「○○さんの見納め」が多くなってます。諸々の事情でほぼ「堅気」に戻って、遠征なんてよほどのことがないとできない、ってのが一番の理由ですが、廃線間際のローカル線や車両に乗るのが趣味の「葬式テツ」みたいでなんとなく後ろめたいところはあります。

前日まで出張、帰ってからもその後始末で夕方まで仕事にかかっていて、自宅に戻ったのは夕食時。そしてこの日は総選挙の投開票日、開票速報を見て、落選候補の苦渋に歪んだ顔を肴に一杯やるのが趣味(^_^;)の私にとっては外せません。結局、大勢と小選挙区の当落がほぼ判明した1時過ぎにようやく就寝、そして5時には起床して遠征出発です。
芦原温泉だと最寄りの空港は小松空港になるのですが、今のダイヤだと午後遅めの便しかなく、芦原到着は開演時刻を過ぎてしまうので、次に近い富山空港経由にしてみました。富山なんて生涯行くことはない県だと思っていたんだけど、こんな事で足を踏み入れることになるとはねえ。その富山便に間に合わせるには朝イチの特急で千歳に行くしかありません。案の定、前夜の寝不足の分を車中で補って爆睡してました。飛行機はエア・ドゥ、千歳−富山便なんて採算取れるのか?取れないから全日空から押しつけられたの?なんて案じてましたが、金沢観光に向かうっぽいおばちゃんの団体で結構賑わってました。富山到着、北陸のイメージに合わない雪のない風景です。なんだか裏切られた気分。連絡バスで富山駅へ、芦原温泉までの切符を買います。小松の次に近いとは云え、芦原は福井県、富山−石川−福井の3県を跨ぐ結構な移動なんですよね。と云う感覚で指定席券を買いましたが、実際は120km、所要時間1時間半程度しかかからないんですよね。指定席はガラガラ、自由席でよかったかな。芦原温泉駅から更に路線バスを乗り継いで温泉地区へ。途中食べ損なった昼食をコンビニ(風の駅前の商店)で買い込んでホテルにチェックイン。これが午後4時、足かけ10時間の長い移動でした(疲)。
ホテルは温泉街の大きな観光ホテル。普段なら1人では泊めてくれなさそうですが、シーズンオフだからなのか、アメニティ(タオル、浴衣等)なしで格安で泊まれるプランがありました。タオルを持ってくるのは忘れたけど、富山駅の待ち時間に買っておいたから開演までの時間潰しに温泉を楽しみましょう。職場には温泉で癒されてくるって理由で休み出してますから、アリバイは残しておかないとね。もっとも、温泉で長湯するのは苦手なのと既に団体さんで混んでたので、本当にアリバイ程度しか湯に浸かれませんでしたが。繁忙期なら4、5人が泊まれそうな部屋に1つだけの布団が敷かれた部屋でゆったりと(半分落ち着かない気分で)体をほぐしつつ時間をやり過ごします。6時を過ぎて、外で夕食を摂ってから劇場入りしようと早めに出発しましたが、、、時期がまずかったのか、開いてる店が見つかりません(苦笑)。外は小雨が降りしきっててぶらぶら歩くわけにもいかず、結局近くの私鉄駅の待合室でジュース片手に6時半の開場まで時間潰ししてました。

この日の香盤です;

1.盃島 楓 +ポラ
2.山咲みみ +ポラ
3.早瀬みな +ポラ

劇場入りした時は既に先客のストファンが2人場内で談笑してました。その後開演までに徐々にお客さんが入って開演時は8人くらい。開演後も雨の中温泉街からのお客さんのグループが数組来てくれましたので、時期と天候の割には賑やかだった方でしょう。(雨の日の温泉場の劇場の入りが厳しいのはかつて道後で体験しましたし;苦笑)
芦原の劇場に来るのは超久し振りの2度目(あ、最初の時のレポまだアップしてない;汗)、その後いったん閉館したものの数年後に復活してますから、劇場の様子が変わったかなあと気になっていたのですが、2度目の感覚ではほとんど変わったようには見えませんでした。ロビーに貼られたこれまで出演された踊り子さんの写真も少し入れ替わったものの懐かしい系から現役の方までビッシリと貼ったままだし、場内もかつてのままです。広くてゆったりとした構造は遠征のファンもふらっと入った温泉客でも落ち着いて観劇できますし、2階席も気分次第で見るにはいいですしね。場内アナウンスも温泉場向きの明るく演出してましたし、踊り子さんや常連さんとの間の掛け合いも傍目にも面白く、アットホームな雰囲気も以前と同じです。変わったところと云えば、ポラは枚数は制限がないもののいわゆるエロポラは撮れなくなっていました。後生大事に保管するストファンと違って、勢いで撮っちゃうことの多い温泉客が多く、その後家族や知人に見つかることで生じる公私のトラブルを回避する為には賢明な措置でしょう。私のような非ポラ派のストファンにとってもエロポラ目当ての客が回避するせいで進行も間延びしませんし、今年(と云っても3度目だけど)一番落ち着いてみられたステージでした。
各種のサイトの情報では7時開演と云うことでしたがこの日の開演は7時半、そして3回目のステージの終わった12時15分前に終演です。まあ楽しめたから関係ありません。

☆最近すっかり、真面目にステージの感想を書く能力を失ってしまったので、頑張って書いてもこの程度です。ご容赦ください、って誰に謝ってるんだろ?;
盃島 楓−昨年のTSミュージックで観て以来のはずですが、その際はアナウンスが聞き取れずに「この子誰だろ?」感覚で観てただけなので、実質初見のようなものですね。スレンダーでスタイルのよさが印象に残ります。ダンスパートでのお菓子を持った可愛いウェイトレスさんからテレホンセックスをイメージさせるエロティックなオナベッドのギャップの大きさがいいです。この電話もダイアル電話器だからさまになるのかもしれません。
山咲みみ−実は彼女も一時期活動をセーブしてたりで観る機会がしばらくなく観たかった踊り子さんではあります。選曲や構成がふらついている観はありますが、一頃の元気さを意識したステージから大人のステージにシフトしているようです。まあ彼女も99年デビューだし、そういうステージをする方が自然にエロティシズムを感じさせてくれるでしょう。以前彼女の口からは「10年頑張ります!」との言葉がよく出ていましたが、今回撮ったポラの裏には「ずっと踊り子を続けます」のメッセージがありました。まだ彼女のステージを観ることができるのでは、完全に「堅気」に戻るのは先のことになりそうです。
早瀬みな−今週途中から始めた新作とのこと、来週の引退興行に向けてのものかな。明るいテンポでダンス、脱ぎ、ポーズと展開する正統派のストリップティーズな作品です。メッセージ性の強い作品の多い彼女にしては珍しいけど、小気味よく動き回る姿もまたキャリアを感じさせない可愛らしさを見せてくれます。これだけ動けるのだから、もっとステージに立って、、、という名残はありますが。

投光さんからのアンコール(兼時間調整?笑)での早瀬さんのオープンショーを再び満喫してこの日の公演は終了。満ち足りた気分で劇場をあとにします。こんな気分で劇場を出るのはしばらくなかったなあ。でも直後に、こんな心地よい気分にしてくれる娘とはもう会えないのか、と云う寂しさにも襲われます。だから見納め遠征って嫌なんだよなあ。


これで2012年の活動はおしまい。さて、来年は何回この日記が更新できるんでしょうかねえ?続きを読む

jfkasai at 23:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)