シルバーウイーク最終日。
連休通じての晴は天の恵み。この恵みを無駄にする訳にはいかない。
JARL90周年QSOパーティーもあって、9月中に90局交信を達成する必要もある。
そこで本日も移動運用に赴く。
場所は日高市と毛呂山町の境にある物見山。標高は375m。
移動運用場所としても有名であるが自分にとってはまだ未踏地。
但しこの日は単独の移動運用目的ではなく、19日に続き、複数名での縦走ハイキング。
西武新宿線武蔵横手駅から巾着田まで行かねばならぬので運用の時間も限られる。
集合地の石神井公園駅を0900JST発快速急行飯能行きで出発。
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車内は巾着田の彼岸花見物客でほぼ満員。飯能駅で乗り換え、武蔵横手には10時10分着。
この駅にはヤギが飼われていて周辺の雑草を食べさせている。
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 熊避けの鈴も400円で売っていた。
武蔵横手駅を10時半頃、出発。
西武池袋線と平行する国道299号線を渡る。信号のない横断歩道。普段は交通量が少ないのだろうが、連休中でひっきりなしに車が通り、なかなか渡れない。歩道を東に少し行くと縦走路入り口の道標があるので、そこを左折。
暫くは植林の針葉樹の中を沢沿いに舗装された道を北上する。セミ時雨もなく静かだ。時々、クロアゲハが舞っている。
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気候も涼しいので快適。沿道にも彼岸花が咲いている。
11時15分、歩き始めてから45分。五常の滝というところに達する。
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 その先に分岐点があるが物見山へは右に進む。少しずつ傾斜がきつくなってきた。
暫く行くと物見山へショートカット出来る登山道が右側に現れるが道標も何もない。
時間短縮にはなるが、無理はしたくない。結局舗装された道を蛇行しながら進む。
しばらくすると小さな集落に至る。宿らしき民家から子供の声が響く。
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 更に蛇行しながら舗装道を登って行く。
11時50分、出発から1時間20分。やがて視界が広がる尾根道に出る。林道中野線というらしい。
トンボがポールの上に留まった。
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東に向けて物見山、高指山、日和田山に至る尾根がずっと延びているのが望める。
しばらく行くと「北向き地蔵」への分岐点。道標に従い物見山方面に向かう。この辺りから舗装道ではなくなる。
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熊の足跡が発見されたという注意書きが出ていた。こんな所にもやはり熊が出現するのか?
暗い針葉樹の尾根道を進むと、やっとのことで物見山に達した。
時刻は12時28分。
武蔵横手駅から約2時間だ。
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山頂は狭い。僅かに東西に草地のスペースがある。樹木に囲まれ、殆ど視界もない。僅かに南側のほうに西武ドームが望めるだけ。
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 昼時なのでハイカーでいっぱいだ。
石神井公園駅のコンビニで買ったおにぎりで昼食を済ませた後、移動運用開始。
枝にポケットダイポールを引っ掛け、FT817に接続する。
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ここでマイクがない事に気がつく。
移動でマイクを忘れたのは2回目か。これは失態だ。電鍵ケーブルも含め、肝心なものを持参し損なう事例が時折発生するのは出発前の確認方法が不徹底という事。エネループは専用充電器を使用しているので、FT817に装着時、ショルダーケースと共にマイクや電鍵ケーブルも一旦全部外さねばならず、そのまま装着し忘れる事が稀に発生するのだ。
よってこの日は50~144MHzはCWでしか出れない。移動局はSSBでの呼び出しが殆どなので交信する術もない。
天候もよく、たくさんの移動局が出ていたのにもったいない思いをする。
結局、50MHzは3局(CW3)のみ。430FMはVX-3ハンディーで6局。
アーバン移動でお馴染みの局長さんとも横浜ランドマークタワー移動から交信いただいた。
すぐ近くの高指山に移動中の局とも430FMで59+でQSO。
結局、マイクを忘れ、不完全燃焼のまま、15時で物見山移動を切り上げる。
同行者一行は痺れを切らして一足早く日和田山に向かってしまった。
特定小電力無線トランシーバーを2台持参したので、1台は同行者に渡し、連絡を取れるようにする。この辺りは携帯が繋がらない。
15時、物見山を出発し、日和田山を目指す。尾根沿いの山道を下っていくが、足場が悪い場所もある。泥で滑りやすい。
15分ほどで駒高という車道と合流する場所に出る。ここには売店と自販機がある。同行者から特小トランシーバーで日和田山到着したとの報が入る。
少し焦る。ここから距離にして800m位か。暫く舗装道路を行くと高指山のNTT中継所に差し掛かる。その手前の駐車場に八木アンテナを建てて移動運用している車を目撃。先刻、物見山で交信いただいた高指山移動局だろう。モービルだとは思わなかった。ここまで車で来れるのか。
それに気を取られたのか、中継所鉄塔に向かう舗装道路が車止めで入れないようになっている手前右側の小道に迷い込んでしまった。
だんだん道は細くなり、藪みたいなエリアを進む。特小での日和田山からの交信信号は強くなってきているので方角は間違いないはずなのだが。
下りが再び上りになったので「この先が日和田山か」と思った瞬間、出たところは元の高指山中継所の鉄塔近くの舗装道路。
結局、ぐるぐる回って同じところに戻ってしまったのだ。持参した地図を見て確認するがよく解らない。 (あとでグーグルマップで確認すると、細い袋小路の道が東のほうに伸びているのが解る。下図参照)。
 
 
同行者に特小でルート確認をしたがそんな藪みたいなところは通らなかったという。
ということはこの道は違うのだ。
こういう時はコンパスで確認するのが一番なのだが、そのコンパスが出てこない。どこに入れたのか。
こんなときに限ってどこかに紛れてしまったのだ。
とにかく来た道を戻り、先ほどのモービル局が居た駐車場まで戻ってみる。
するとちゃんと日和田山へ向かう道があるではないか。
結局、余所見をして舗装道から右に分岐するこの道に気がつかなかったのだ。
この高指山直下の紛らわしい3叉路は注意。客観的に見れば迷うはずもない気もするのだが、考え事をしていたりすると危ない。
それにしてもあの藪に向かう道は何だったのだろう。そして元に戻ってしまう感覚も不思議だ。
なんとか気を取りなおして日和田山へ向かう。15時56分、日和田山直下の分岐点に辿り着く。
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ここから急坂を這い上がり、16時にやっと日和田山到着。物見山から約1時間。通常なら45分で来れるルートだ。
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 今回はいろいろと不手際が多い。
日和田山は2回目の訪問。2008年3月、一度移動運用した事がある。
直下に日高市の市街が広がり、遠くにさいたま副都心のビルが望める。
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今回は同行者もおり、予定された巾着田見学が間に合わなくなるため、日和田山での移動運用はなし。
10分ほど休憩して金刀比羅(ことひら)神社へ。この辺りは足場が悪く油断すると滑る。
この鳥居周辺からの眺望は南に開けている。
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眼下には巾着田がよく見え、高麗駅や多峰主山が窺がえる。
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南南東から南東に視野を移すと加治丘陵の向こうには西武ドームも。更に所沢市街や新宿方面もおぼろげに地平線に浮かぶ。
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 写真を撮り終えて女坂を経由して下っていく。木の根や岩が露出し躓きやすく、坂も急な場所もあり、楽な道ではない。全行程で日和田山から麓までのルートが一番急斜面で足場が悪く疲れる。
16時30分頃、川越日高線の車道へ至る。
やっと縦走が完了。
道を渡って巾着田へ急ぐ。
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 セブンイレブンの脇を通って「あいあい橋」の辺りから巾着田に入る。本来入場料300円なのだがゲートは開放状態。16時半以降はイベントも終了してしまったからか。
一面の彼岸花は圧巻で低い夕日に照らされて妙な妖艶さを醸し出す。
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 時々、横田基地に下りるのだろうか、C130輸送機などが上空を通過する。取材ヘリも飛んでいた。
17時半にはもう日も沈んで暗くなる。高麗川には半月が反射していた。
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 17時40分。高麗駅着。
ほぼ7時間の縦走ハイク。
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 17時50分の飯能行き→飯能で18時8分発急行池袋行き→所沢で途中下車して改札内のカレー店で縦走ハイクを締める。
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 結局、シルバーウイーク中の四日間を移動運用に充てた。
全てが移動運用目的に割けた訳ではなかったが貴重な好天を有効に活用し、JARL90周年QSOパーティーの交信局数も達成出来たと思われる。

今回の健忘録
1、今更ながら無線と無関係な同行者複数とのハイクで、無線に集中することは困難。
移動運用は3~4時間かけるのが普通だが、 その間同行者を待たせる訳にもいかない。1時間半が限界。
2、19日と22日、特定小電力無線トランシーバーを持参したが、いずれの日も移動局との交信には恵まれなかった。フリーライセンス無線ユーザーがデジタル簡易無線に移行してしまったのか、オンエアデーでも移動先で各チャンネルをワッチしてみたがCQは聞こえない。昨今の状況ではピンポイントに設定された時間とチャンネルで声を出さないと交信に至らないのかもしれない。どのチャンネルが呼び出しに使われているのか把握していないのも原因か。
以前は連休ならばどこかのチャンネルで移動局が聞かれたものなのだが、最近は業務で使っている局も少ない印象を受ける。 反面、同行者との連絡用には重宝する。まだまだ携帯が繋がらないエリアもある。
 
交信データ
移動地/埼玉県日高市物見山(標高375m)
交信日時/2015年9月23日
交信時間/1243~1459JST
周波数/50MHzCW・430MHz帯FM

天候/晴れ
無線機/FT817 スタンダードVX-3 
アンテナ/ミズホポケットダイポール 付属ヘリカル
出力/0.5~1W
交信局数/11
50MHz3局(CW3)、430MHz6局(FM6)
交信相手所在地/東京都2(八王子市、稲城市)、神奈川県1(横浜市西区)、栃木県1(栃木市)、群馬県1(みどり市)、千葉県2(千葉市、佐倉市)、埼玉県4(さいたま市見沼区、比企郡都幾川町、日高市高指山、飯能市)
JH1EAF日高市20150923