今年も10月21日にとしまえんで開催された「第41回練馬まつり」にイベントFMが開局した。
201810練馬まつり
2015年から続けて4年目。
まず、以下が 関東総合通信局 が出した報道発表資料。

平成30年10月19日
関東総合通信局
「練馬まつり」イベントFM放送局に免許
《練馬区が所有する臨時災害放送用設備を活用》
総務省関東総合通信局〔局長:黒瀬 泰平(くろせ たいへい)〕は、練馬まつり推進協議会〔会長:前川 燿男(まえかわ あきお)練馬区長〕から免許申請のあったイベントFM放送局に対して、本日付で免許を付与しました。
本イベントFM放送局は、「練馬まつり」の関連情報を提供するとともに、災害時における情報伝達手段として有用な臨時災害放送局のPRや、貸与ラジオによる放送の聴取体験を行うなど、地域住民の防災意識の向上や啓発促進のための情報発信を目的に開設されるものです。

【イベントFM放送局の概要】
免許人 練馬まつり推進協議会
 会長 前川 燿男
識別信号 呼出符号:JOYZ3AJ-FM
呼出名称:ねりままつりイベントエフエム
電波の型式及び周波数 F8E 87.1MHz
空中線電力 5W
無線設備の設置場所 練馬区向山
放送区域 練馬区の一部(としまえん及びその周辺)
放送予定日 平成30年10月21日(日曜日)

(出典/http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/30/1019ho.html


練馬放送公式サイトにも概要が掲示されている。
https://nerimabroadcast.jp/news/2018_0034.html

また2018年6月に練馬区と日本大学芸術学部、株式会社ジェイコム東京および一般社団法人練馬放送の3団体が「臨時災害放送局の開設および運営に関する協定」を締結している。
(出典/https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/koho/rinsaihousou.html
今回のイベントFMもその趣旨に基づいて運営されたようで、いつもの練馬放送中心の番組構成とは若干変わった印象を受けた。


●常置場所での受信
開局は21日午前9時。今回もアンテナをとしまえん方向に向け、30分前位より待機。
としまえんから常置場所までは、約3.8Km。
今回の周波数は87.1MHz。出力は5wと例年と同じ。しかし実効輻射電力は今回発表されていない様子。
87.0MHzにFM横浜の磯子中継局が出ていて若干被りがある。
例年なら放送開始の少し前よりテスト電波が出ていたが、直前になっても確認出来ず。
9時を過ぎても入感なし。アンテナの方向が間違っているのかと慌ててローテーターを調整していたら、09時2分頃に音楽放送が入感。SINPO-44444.
ほぼ例年並みの受信状態。
放送開始アナウンスも確認出来ず。今回はいきなり番組が始まった印象。
受信側の不備なのか、送信側が原因なのかは不明。
例年と違い、最初の番組が音楽放送のためか曲の合間に短いインフォメーションが入るのみで、この放送が練馬まつりイベントFMなのか確認に時間がかかった。
それはさておき、この練馬まつりイベントFMは自宅近郊での放送なので敢えて遠征する必要もなく、期間限定の小電力FMの伝播状況をチェックするには好都合なロケーション。
2015年は自転車でとしまえんまで受信エリアを調査。
2016年は朝霞の観閲式の行き帰りの途上、中村橋、大泉学園等西武池袋線沿線より受信を試みた。
2017年は悪天のため、常置場所以外からの受信は断念。
今年は、豊島園から半径5Km前後の比較的高い場所からの受信を試みることにした。
高度を稼げば比較的遠距離でも受信出来るかもしれないと考えた。
使用受信機は例年と同じVX-3とSONY SRFM-100。イヤフォーンアンテナを使用。


●荻窪タウンセブン8F屋上
まずは、JR荻窪駅ビル「タウンセブン」屋上8Fへ赴く。
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時刻は午後12時50分。この日は申し分のない快晴。
屋上からは富士山含め、丹沢から奥秩父の山々がくっきり見渡せる。更には遠く箱根の駒ケ岳や二子山も確認出来た。
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としまえんから距離にして5Km。8F屋上からだと練馬区方向には遮るものがない。
練馬区役所も見通し距離にある。
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早速、ラジオを87.1MHzに合わせ、練馬まつりイベントFMをワッチしてみる。
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たが、それらしき局は確認出来ず。
聞こえるのは横浜FM磯子のサイドQRMと在京県域FMの混変調のみ。
いろいろ場所や受信機を変えてみるがイヤフォーンアンテナでは掠りもしない。
としまえんから3.8Km離れた常置場所でビームアンテナを使えば受信出来るので、ここでも八木系アンテナなら可能性はあったかもしれない。しかし基本はポータブルラジオでの受信可能エリア調査。
せっかくタウンセブンに来たのでVX-3でアマ無線430FM移動局と2局QSOした後、次のポイントへ。


●新宿野村ビル50F展望ロビー
荻窪から地下鉄丸の内線で西新宿へ。
徒歩で新宿野村ビル50階展望ロビーへ向かう。
到着したのは13時50分頃。
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ここは地上高200m。練馬区方面も見下ろせ、練馬区役所もはっきり確認できる。
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としまえんから距離にして7.6Km。
しかし、87.1MHzには、荻窪タウンセブン同様、横浜FM磯子のサイドQRMと在京県域FMの混変調しか入感しない。イヤフォーンアンテナを動かしていると更に何か混信して聞こえたので「もしや」と耳を欹てたが、内容は埼玉浦和ローカルのトーク。87.3MHzのレッズウェーブのサイドQRMだった。
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出力5wもあれば、この距離、高度であればポータブルラジオでも受信出来てももおかしくないはずだが、やはり送信アンテナ地上高が低いのだろう。
430FMで移動局2局とQSOし、展望ロビーを後にする。


としまえん
再び地下鉄丸の内線西新宿駅に戻り、方南町経由でとしまえんに向かう。
地下鉄大江戸線豊島園駅から地上に出ると、ノイズ混じりながら練馬まつりイベントFMが受信出来る。
この日、としまえんは入場無料。
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大変な人出だ。
サテライト放送ブースがあるのは区民広場の「ねりマーケット」。メインゲートから結構離れている。
ここにはステージがあって、この時間帯はフラダンスが演じられていた。
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やっとのことで到着したのは15時20分頃。場所はAゾーン07.
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今回はなぜかサテライト放送ブースがある練馬区広聴広報課と練馬放送ブースが離れている。
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一昨年は確か隣りあわせで、放送機材は練馬放送のほうにあった記憶があるが。
アンテナは一昨年と同じ会場西端の自転車置き場との間に設置されていた。
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高さも3m程度か。
規定で4m以上には上げられないとか。
実効輻射電力もおそらく例年並みの1.3w位なのかもしれない。
快晴の空、アンテナの遥か上空に飛行機雲が流れる。
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放送は16時で終了。
最後の番組が終わると終了アナウンスもなく、30秒ほどで停波。


いずれにせよ、今回も受信エリアに大きな変化なく、ポータブルラジオだととしまえんから半径1.5Km前後が限界だろうか?
やはり5km以上も離れると高いビルに登っても受信は難しい。

今回も練馬まつりイベントFMのべリカード発行があるようだ。BCLにとってはありがたい。
番組によると毎年20通位、受信報告があるとか。
受信報告書のあて先は練馬放送公式サイトに載っている。

練馬まつりイベントFM(87.1MHz・5W・練馬区としまえんから送信)受信状況

受信日/2018年10月21日

受信地受信機・アンテナとしまえんからの距離(Km)
受信状態
自宅(東京杉並区阿佐ヶ谷)KT1100D・ログペリアンテナ
3.8
 SINPO44444
荻窪タウンセブン8F屋上SRF-M100・イヤフォーンアンテナ
5.0
 入感なし
新宿野村ビル50F展望ロビー(地上高200m)SRF-M100・イヤフォーンアンテナ
7.6
 入感なし
地下鉄大江戸線豊島園駅A2出口SRF-M100・イヤフォーンアンテナ
0.7
 SINPO35343