2004年購入以来、ずっと固定、移動共両方メインで使用してきたFT817。
以前からのKEYジャック接触不良状態が酷くなってきたので、先週、八重洲の修理受付に出す。
修理完了まで凡そ3週間はかかるという話。
今、自分が現役で使用しているRXはFT-817を除くと、スタンダードVX-3(144、430FMハンディー)とミズホP-7DX(7MHzCW、QRPP機)のみ。
他には1987年開局当時から17年ほど使用し、今は休眠状態のFT-690MKⅡがあるだけ。
以前から老朽化で受信諸々劣化しており、FT-817購入以降はもう10年以上も稼動させていなかった。
このFT-690MKⅡは名機といわれる先代のFT-690を受け継いだポータブル機。
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1970年代半ばから1980年代半ばにかけて、アマチュア無線の入門バンドとして50MHzが若者層に流行し、メーカーもアイコムIC-502、IC-505、トリオTR-1300、松下 RJX-601、 RJX-610、八重洲FT-690等の6mポータブル機が一世を風靡したという。
自分がアマチュア無線を始めたきっかけはFMラジオのDX。Es伝播の虜になったので波長も近い50MHzでの開局は必然で、馴染みやすいバンドだった。
従業者免許を取った1987年頃は、すでに6mポータブル機ブームも一段落したのか、リグの種類も少なく、メジャーメーカー製ではこのFT690MKⅡ位しか生産販売していなかった記憶がある。
他にはミズホのピコシリーズ等もあったが、アマ無線を始めたばかりの者には手を伸ばし難かった。
FT-690MKⅡの主な仕様は以下の通り。オールモードと謳いながらなぜかAMがなくなっている。
周波数範囲/50.0~54.0MHz
電波形式/SSB・CW・FM
電源電圧/外部 DC13.8V
     内部 単2電池9本
サイズ/幅148mm×高さ57mm×奥行き192mm
送信出力/2.5w(LOW・250mw)

宣伝コピーは「アウトドアーへ飛び出そう 青春ポータブル」。
パンフレットの女の子が印象的だった。
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取り扱い説明書も健在。
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オプションのFT-6020を接続すれば10w運用可能になる。
このラインアップで自宅にHB9CVを建てて、開局から約17年間、メインリグとして使い続けた。

そのFT-690MKⅡを久々に動かしてみた。
不覚にも電池を入れっぱなしにしていたため、液漏れのため電池ボックスのスプリングが腐食してこのままでは電池運用は不可能。
外部DC電源は入るものの、電波は出ず。マイクも老朽化してPTTが接触不良を起している様子。
ツイッター等でOM諸氏のアドバイスを受けてあれこれやっているうちに、やっとFMモードとSSBモードで電波が出るようになった。
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しかしなぜかCWモードだけNG.
受信はFMは正常だがSSBは歪んで音声としてまともに聞き取れない。
それでもこの日、50MHzFMで1局QSO出来た。
このRXで交信したのはおそらく10年ぶり位か。
FT-817はMAX5wだからFT-690MK2+FL-6020で10w出したのも久々。
操作性はFT-817よりもよいので逆に新鮮に感じる。
開局当時は6mFMでローカルさんとよくラグジューしたものだった。
購入して33年。FT-817導入前までの17年間、ずっと使い込んできたので、今でも辛うじて使用可能であることのほうが幸いなのかもしれない。
当然ながらもうメーカー修理は利かない。
古い無線機を修理してくれる窓口もあるようだが、おそらくかなり高額になろう。
そこまでして完全復活させる意義があるかどうか迷うところ。
同じ中古品をオークションで入手する方法もあるが、それはそれで何か違う。
この個体だから愛着があるのであって、同じ機種でも個体が別であったら拘る理由はなくなってしまう。
来年春には画期的なポータブル機、IC-705が発売される。でもなんだかFT-690MKⅡ完全復活も捨て難い選択肢だ。
過去に戻るか、未来に進むか悩ましい。