2017年06月13日

もうすぐ夏ですね。

6月も中旬に入り、各地で梅雨入りとなりました。
梅雨が明けると夏、また今年も急性アルコール中毒が増えることと思います。

以前、市内で最もビヤガーデンが多い地域を管轄していた時のお話です。

仕事上がりに同僚と一緒にビアガーデンに来ていた女性、どうやら飲みすぎたようで、トイレで嘔吐。
その後立てなくなったとのことで救急要請。

現場はBGMがやかましく、会話が出来ないため、すぐに車内収容。

あまり酔ってない女性に同行を頼んだ。
何時から、どんな飲み物をどれくらい飲んだかを聞く。

すると、
『実は私たち、A病院の看護師なんです。ですから、A病院にだけは行きたくないので・・・。』

そんな申し出があった。

このようなケースの場合、勤務先の病院を希望される場合と、断固嫌がる場合の二通り。
A病院は少し遠方のため近くのT病院へお連れした。

状況を話すとT病院の看護師は
『では403号室までお願いできますか?』
という事で、3人部屋で、まだ誰も入っていない403号室までストレッチャーで搬送。病院のベッドに移動させ帰署。

数分後、今度は違うビアガーデンから要請。
また、女性の飲みすぎ。

すぐ車内収容し、話を聞くと、
『この子、B病院の看護師なんです。ですから・・・・出来れば他の病院へ・・。』

結局さきほどのT病院へ。

『では、403号室までお願いします。』

先ほどの病室へ搬送。
さっきの女性はまだ点滴治療中。

帰署してから数分後、またビアガーデンからの救急要請。

何とか歩けるが、かなり酔っているようだ。
『私、C病院の看護師なんです。こんな格好恥ずかしいから他の病院お願いします。』

ということで、結局T病院へ。すると当直看護師が半分笑いながら、

『すいませーん。403号室までお願いします。』

またですか・・と内心笑いながら病室へ。

結局この日、403号室は満室となり、しかも全員看護師のアルコール中毒という、珍しい状況となった。


一部屋3人全員アルコール中毒の女性なんて、そんなにある状況じゃない。
ましてや全員看護師さんなんて。

看護師さんだから酒飲むなとか、酔っ払うななんて職業差別のようなことは言いません。

仕事上ストレスもたまるでしょうから、発散のために飲むのもいいでしょう。

でも急性アルコール中毒は、避けられる病気(?)です。
人災です。

看護師さんも、OLさんも、もちろん男性女性の区別無く、
みなさん楽しく飲んでください。楽しく解散し帰宅してください。

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2017年05月04日

そんときゃ自分で行くよ!

救急出場にはいろんな種別が有ります。

急病人、交通事故、自損行為、負傷等々・・。

その分類は消防本部によって多少の違いはあると思います。

その中にこのブログこでも時々紹介している、転院搬送という種別があります。

これは地元のクリニックに受診したところ、そこでは処置できないような重病が疑われる場合に、大きな病院へ転院搬送する場合がほとんどです。

全国的に見てこの転院搬送というのは、全体の1割を占めるそうです。

転院搬送の実態として、救急車を利用しなければならないほどの事案は実は少なくはありません。

そこで総務省はこのような通達を出しています。⇒ 総務省の通達

この通達後、少しは減少したかというと、ほとんど変わっていません。

ここからは先日有った事例です。


平日の午前中、60歳代の男性が、かかりつけのクリニックを受診のため訪れたとき、待合室で数分の意識消失。
医師は近くの3次医療機関に連絡し、受け入れOKだったため転院搬送として救急要請。クリニックからY病院までは救急車で1・2分、建物が見えるほどの距離。

私たちが到着したとき、その男性はすでに意識は回復しており、待合室内の血圧計で血圧測定をしていた。

医師『Aさん、救急車来たから、Y病院で診てもらいましょう。』

A  『えぇ?なんで!俺なんともないよ。』

医 『でもさっき、意識なくしちゃったじゃないですか。』

A 『意識なんて無くしてないよ。ちょっと寝ちゃっただけだよ。ほら、血圧だって普通だし、絶対にY病院には行かない。』

医『そんな事言わないで。もし帰り道でなんか有ったらどうするの?』

Å『そんときゃそのときに救急車呼ぶからいいでしょ。とにかく、今は行きたくない。』

こんなやり取りを隣で見ながら10分近く経過。

Q『先生、このままの状態では時間が過ぎるだけですから、私たち一旦引き上げます。で、この患者さんがY病院受診に納得されるか、あるいはまた意識が無くなる様なことがあったら、そのときにまた救急要請していただけませんか?』

医『わかりました。』 

Q『ではAさん、今度意識がなくなったらY病院受診ですよ。』

A『もう倒れないから心配無用だよ。』

Q『では先生、また意識が無くなったら救急要請お願いします。』

医『わかりました、でもまた意識が無くなったら、ここの車椅子でY病院まで連れて行きます』

こんなやり取りで現場を引き上げた。





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2017年04月07日

新年度

4月に入り、各地で入社式・入学式が行われたようです。

消防署にも新人が入ってきました。
そこで、今回は消防職員として採用されてからのお話をします。
以下のお話は私の消防本部での話です。
他の消防本部は、違ったやり方があるので参考としてみてください。

毎年、夏から秋にかけて、新規職員採用試験が行われます。
これは消防本部によって採用の仕方はさまざまなんでしょうけど、消防職員は、地方公務員、つまり市町村の職員なんです。
ですから、私の消防本部では、市の職員と同時に採用試験が行われ、受験申込書の希望職種に消防職を選択します。

1次試験は一般の地方公務員試験として行われ、その中の上位の人たちに2次試験が行われます。
内容は体力試験と、面接です。
この試験を勝ち抜いてきた若者が、4月から消防職員として採用されます。

でも、4月からいきなり消防署に勤務するわけでは有りません。
まずは『初任教育』と言う、消防学校で行われる教育課程に入ります。
全寮制です。
そこで、公務員と言う仕事にかかる、地方公務員法等の法令、消防職員として知っておくべき、消防法・消防組織法などの法令の勉強、沢山ある機械器具の基本的な取り扱い、訓練など、半年かけて知識や体力を養い、消防署へ配属されます。

でも、まだ『一人』としてカウントされません。
例えば、救急隊は3人と決められてますが、3人目として乗務は出来ません。
『4人目』で、しかも実習生と言う肩書きです。

消防署で2ヶ月ほど実務として訓練や知識を学び、その後再度消防学校に入校し、救急標準課程を2ヶ月間受講し、ようやく『一人』としてカウントされるようになります。

一人としてカウントはされますが、出来るのは『消防隊員』か『救急隊員』だけなんです。

消防車や救急車の運転は出来ません。救助隊にもなれません。

運転手になるには、またその課程を受講し、合格した者だけが運転が出来ることになります。

また、救助課程を受講しなければ救助隊にもなれません。救助隊のオレンジ服は遠い存在です。

隊長になろうとおもえば、昇進試験に合格しなければならないし、救急救命士として活動したいと思えば、国家試験に合格しなければなりません。

このように、消防職員採用試験に合格したからと言っても、初任教育を卒業したからといっても、消防職員として活躍できることはほんの少しなんです。
ずっと勉強なんです。

ずーっと苦しそうなお話ばかりいたしましたが、全寮制で半年以上一緒にいる同期生はの絆は、それは強い物があります。
人事異動先で同期がいると本当に心強いです。

4月に採用された消防職員の皆さん、私たちは諸君が卒業し、現場で一緒に活動することを楽しみにしています。初任教育中は長いし、苦しいし、辛い半年間ですが、どうか頑張って卒業してきてください。お待ちしてます!




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2017年03月19日

ちょっとしんどいかな・・・

冬の厳寒時期も終わり、そろそろ花粉症に苦しむ人も出てきました。

先日、19歳の男性から救急要請がありました。
数日前から風邪気味で、自宅で寝ていたそうです。
市販薬では回復しなかったための救急要請です。

血圧、酸素飽和度、熱などを測定したが、特に高熱ではなかった。
この症状なら近所の2次医療機関でも大丈夫と判断し男性に伝えた。

Q『 お熱も高熱ではないので、近所のS病院で診てもらいましょうか。』

男『そこならさっき電話したんです。そしたら今は診れないって断られてんですよ。
で、Y病院に電話したんですよ。そしたら来て下さいって。だからY病院お願いします。』

救急隊としてもS病院がダメなら次は1キロほど離れるがY病院に連絡しようと思っていたところなので特に問題は無い。

Q『Y病院もう連絡してあるんですか。じゃぁ。確認しますからちょっとお待ちください。』

男『S病院なら歩いて行けたんですけど、Y病院まではちょっとしんどいかな・・って思って。』

Q『・・・・・・・・そうですか。』



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2017年02月23日

目が開かない・・・

平日の昼、高齢女性から、目医者で貰った目薬をさしたら、目が開かなくなった・・・との救急要請。

そんなことってないだろうなぁ・・って思いながら現場に急行。

途中、無線で追加情報が入った。

『多分お分かりかと思いますが、この方、常習者のOさんです。いつもなら足が痛いとか、腰が痛いって事なんですが、今日は目薬さしたら、目が開かなくなった・・って訴えなんですよ。様子見てもらえますか?』

確かに住所を見ると、時々腰痛などで救急車要請するK子さんだ。

K子さんのお子様は医師で、、少し離れた病院に勤務している。いつもなら、ご自宅に行き、血圧等バイタル測定をして異常がないことを確かめた後、お子様の携帯電話に連絡してそのまま帰ってくると言うパターンである。

若い頃は専門学校の理事をしていた。その時、税金を沢山納めた。だから、こんな時は私を助けなさい。
と、結構高圧的に物を言うこともある。

しかし、今日は腰痛の訴えではなく、目が開かない・・・。

ご自宅に到着すると玄関先で座っていた。

Q『こんにちはK子さん、今日はどうしたんですか?』

K『目医者で貰った目薬を使ったら、目が開かなくなったんだよ。きっと古かったんだ、。古い薬は捨てようと思ってたんだけど、間違って使ったんだよ。。』

と訴えながらも、目は開いている。

Q『K子さん、指、何本見えますか?』と、目の前にVサインをしてみた。

K『あんた私を馬鹿にしてんのかい?2本だよ。』

Q『では、目は見えてるんですね?』

K『見えちゃいるけど、霞んでんだよ。病院連れて行ってよ。』

今回は玄関先で血圧等測る。いつものように明らかな異常は見つからない。
医師である息子さんに電話をかけてみるが、今回は繋がらない。

近所の総合病院に連絡すると眼だけなら診察できます・・と言うことで、病院へ行くこととなったが・・。

Q『 K子さん M病院が診てくれるって、行きましょう。火の元は大丈夫ですね?電気も切ってありますね?お財布持ちました?』

K『あ・・財布がない、バッグ、どこかに置き忘れた。』

Q『じゃぁ。一緒に探しましょう。どこにありそうですか?』

K『えっと・・思いつかないから、家の中どこでもいいから探してよ。無いと病院どころか今夜から生活できないじゃないか。』

と、家中探すこととなった。

いつもは玄関しか入ったことがないが、今回は許可を得て家中を探すことに・・と言うより見学することになった。
以前からK子さんが言っているように、家中からは、裕福だったと思い起こされる品々が沢山あった。

大きな行李や、家紋が入った入れ物、十二単の着物等・・・。

家中探して40分後、玄関先にバッグがあるのを隊員が発見。保険証や財布が見つかった。

Q『K子さん良かったね。じゃぁ、病院行きましょうか。』

K『ありがとね・・でも・・』

Q『どうしたんですか?』

K『私、どうして救急車呼んだんだろうね。』









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2017年01月26日

せきこえのどに・・・

先日 ちょっと変わった事案に出場しましたので紹介します。

50歳代男性、咳がなかなか止まらず、のども痛くなったため、のど飴をなめていました。

飴は直径1.5センチくらいの円形、球体ではなくハンバーガーのような形です。
(表題のキャッチコピーにピンと来た方は、その飴ですw)

なめている最中にまた猛烈な咳が・・・。

すると、飲み込んでもいないのに飴が口の中から消えました。

え???どこへ??

鼻の付け根辺りに刺激が走り、ひょっとすると鼻に抜けちゃったのでは??

と言うことで救急要請。

重力でストンと気管・肺に入っちゃいけないって事で、私たちが着いた時は 

『orz』

こんなポーズで頭を低くしていました。

話を聞いて、本当にそんなことがあるのかな・・・と疑いつつ近所の病院へ、このポーズのままお連れしました。

病院に着き、医師と話をしているうちに鼻水が出てきたので鼻をかみたい・・と。

ティッシュで鼻をかんだところ・・その飴が飛び出てきました。

へぇ・・・・不思議なこともあるもんですね・・・と医師と話て帰って来ました。

何ともなかったから良かったものの、

『事実は小説より奇なり』 ですね。

ji2del at 16:49|PermalinkComments(61)TrackBack(0)

2017年01月05日

調査?

1月3日、この日は勤務でした。
夜になって同僚が、

『99さん、これ見て、どうやるんでしょうね?』

と見せてくれたのが、YAHOOニュース。

リンク張るのも良いんですが、いつか消えてしまうのでコピペします。

=======================================

救急車の出動数が増え続ける中、総務省消防庁は、タクシーの代わりに出動を要請するなど必要性が低い利用の実態を調べる方針を固めた。不急の出動を減らすなど、効率的な運用につなげる。2018年にも始める。

 15年の救急車の出動数は10年前より1割以上増えて、初めて600万件を超えた。タクシー代わりや軽い症状で利用する例も含まれているとみられるが、詳細なデータはない。出動の要請が増えると、遠くの消防署から救急車が駆けつけることになり、現場到着が遅れる懸念がある。

 このため、消防庁は今年度から統計の見直しに着手。自治体や専門家の意見を踏まえ、現場の救急隊が緊急性が低いと判断したケースのうち、無料であることが目的▽医療機関で優先的に診てもらうことが目的▽受診できる医療機関がわからなかったことによる要請▽軽いけが――など、9項目に当てはまるものを「必要性が低い」と位置づけて集計する。項目の内容は必要に応じて改定する。

朝日新聞社

ようやく国が重い腰を上げたかな・・って感じですが、どうやってに調査するんでしょうか。


まさか、救急隊員がその場で、

『今日はタクシー代わりに救急車呼びました?』


なんて聞けませんから・・・。



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2016年12月31日

今年の総決算??

今夜0時を過ぎれば、2016年は終わり、2017年になります。

皆さんにとって、この一年はどんな年だったでしょうか。

今年はひとつ思い切ったことをしました。

メールアドレスの公開です。
それによって、沢山の方々から個人的なメールをいただきました。

本当に有難うございました。

皆さんのメールやコメントが励みとなって、仕事をしています。



今年の大きな出来事はもうひとつあって、ある人に背中を押してもらった。。。と言うか、
おそらくその人は、背中を押したなんて気持ちはないと思うんですが、私には踏み出す気持ちがで出来、夢が叶いました。

今年の春先、ネットである物を見つけました。なんだかすごく心惹かれて、冬までに買いたい・・って思う気持ちが日に日に高まっていきます。でも、結構高価な品物。

通販で買えない事はないんだけど、手にとって見たり、触った感じは現物を見ないと分らない。しかもお店に行っても必ず置いてあるかどうかも分らない。サイズ感が違うものに高額を支払うことなんて出来ないし。

直売店は遠く離れた、ある街にしかなく、行っても売っていなかったら・・と考えると、訪れる気持ちにはなかなかなりませんでした。

その街のこと、あれこれ調べていると、公園の紅葉がすごく綺麗なこと、旧家の庭園がすごく素敵なことなど、魅力的な情報で溢れています。

さらに、グルメ番組で紹介されたお店にも行きたくなって・・。

これだけ条件が揃ってきても、それでもなかなか前に進むことができませんでした。

その時、あるきっかけでメールのやり取りをするようになった人がいました。驚いたことにその人、その街に勤務していることが分りました。
いろんな話をしている中で、メールではまどろっこしいから、私がそちらに行きますから、飲みながら話しませんか・・・とお誘いしたところOKの返事。

おかげで最初の一歩が踏み出せ、私の希望・・春先から欲しかった物、公園の紅葉、旧家の庭園、グルメ番組の店。。
すべて、買ったり見たり食べたりすることができました。

このブログのことは教えてないから知らないかもしれませんが、Cさん、有難うございました。
おかげでこの一年、すごく楽しい思い出で締めくくることが出来ました。

今年も後数時間となりました。
来年、皆様にはさらに良い年となるよう、お祈りいたします。





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2016年12月11日

指が切れた。

平日の昼間。署から程近い精肉店からの救急要請。

若い女性スタッフが、指を切った、その後意識をなくしたとの情報。

精肉点は大型店で、店内で肉のブロックも切り分けている。

ひょっとしたら、切り分ける機械に指まで切り落とされているのではないか・・と心配であったが、
こちらから電話をかける暇も無く現場に到着。

従業員で入り口のところで誘導職員が立っている。

Q『怪我された人はどこですか?どんな機械で切ったんですか?意識は?』

矢継ぎ早の質問に

店員『あのぉ・・この子なんですけど。』

そこには若い女性がいすに座っていた。
指先にはティッシュが巻かれているが、出血はしていないようだ。

Q『怪我したところ見てくださいね。ティッシュ剥がしますよ。』

剥がしてみると、指先がほんの少し切れていた。
出血した痕も無いようだ。

Q『怪我したあと、意識なくなっちゃったんですか?』

女『ちょっとだけボーっとしちゃって・・・。』

店員『いや、もう真っ青になっちゃったから、倒れちゃいけないと思って・・・。』

Q『気分悪いですか?病院どうしましょう?』

女『こんな時って、どうしたらいいんですか?』

平日の昼間、ほとんどの病院でも個人医院でも診察している時間だ。

今の状況を説明しようとした瞬間、

店員『だめだめ!病院行きなさい。救急車も来てるんだから、病院へ行くべきだよ。』

もうこうなると本人の意思とは関係なく事態は進んで行ってしまう。

結局、近くの病院へ搬送することとなった。

搬送中、救急車内で話を聞くと

この仕事をして、初めての怪我だったらしい。それで刃物が怖くなって呆然としていただけだったと言う。

本人もそのまま意識がなくなるとか、倒れてしまうなんて思っていなかったらしく、
病院へ行くなら自分で行くか、同僚に付き添ってもらえばいいかな・・って思っていたらしい。

しかし上司からあのように言われたら、そう言うものなのかな・・って思った。

と話してくれた。

歳を重ねたり、経験を積むと、社会常識も出来てくるはず。

でも私たちからすれば、若い彼女のほうが、よほど社会常識があるように感じられる。

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2016年11月05日

おなかが痛くて、動けない・・

朝9時頃、高齢女性から『おなかが痛くて動けない』と本人からの救急要請。

御自宅の電話番号はわかっているので出場途上、救急車からコールバック。

しかし、何回コールしても電話に出ない。

『コールバックしても電話に出ません。意識を失っていることを念頭に活動しましょう。』
と、活動方針を決める。

現場付近に着くとその家の前に女性が立っている。
家族の人かもしれない。

Q『この家の女性がおなかが痛くて動けないとの事ですが、どこにいらっしゃいますか?』

女『救急車呼んだの、私だよ。乗ってもいいかい?』

Q『え?あなた?おなかが痛くて動けないくらいじゃなかったんですか?』

女『ここまで頑張ってきたんだよ。乗るよ。』

と、さっさと乗車し、いすに座る。

救急車の資機材はストレッチャーに乗ることを前提に配置されているので、いすに座られてしまっては
血圧計のコードが届かない。そこで、

Q『すいません、血圧等測りたいので、こちらのストレッチャーの上に寝ていただけませんか?』

女『そんなに重病じゃないと思うけどねぇ。』

Q『それでも、そこに座っていては血圧測れませんので、寝てください。』

しぶしぶ寝ていただき、バイタル測定。

血圧・酸素飽和度・体温・呼吸回数・腹部の張りや痛み・・。

特に大きな問題はなさそうだ。

Q『病院ですけど、ここから近い○病院へ行こうと思いますが、そこでいいですか?』

女『そうそう、言うの忘れてた。今日、S病院で内視鏡の検査があるんだわ。だからそこへ連れてって。』

S病院はかなり離れたところではないので、無理ではない。

S病院に電話し、事情を話し受け入れの可否を聞くと

病『そうですねぇ。はい、確かに今日、検査予約入ってますね。では来て下さい。』


Q『S病院、診てくれるって言うことだから、向かいますね。おなかの痛みはどうですか?』

女『朝起きた時からずっと変わらないかな。』


実は、この日、S病院の看護師が同乗実習に来ていて、この事案にも参加していた。

Q『救急車ってこんな使われ方もするんですよ。』

看『うわさには聞いていましたけど、完全にタクシー扱いですね・・。』

なぜ、私たちが救急車の適正利用を訴えているか、現実を見ていただけたと思っている。



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2016年10月14日

運動会

1964年10月10日、東京オリンピックの開会式が行われました。
それを記念して1966年に、この日を『体育の日』として国民の祝日にしました。

2000年からはハッピーマンデー法により、10月10日ではなくなりましたが、今年はそのハッピーマンデーが10月10日にあたりました。

この時期は好天の日が多く、各地で運動会が催されたようです。

管内の中学校でも運動会が行われ、その中での出来事です。

生徒が怪我をした・・との通報で救急要請。

組み体操などで、下敷きになり、大怪我をしているのか・・と心配しつつ現場に急行。
怪我をしたのは女子生徒。負傷部位は顔面を擦りむいている。

どうして怪我をしたのか聞いてみると、競技の中に『部活対抗リレー』があり、その女子生徒は参加していた。

女子生徒は剣道部に在籍していて、剣道着で走ったそうだ。
そして、走っている最中、袴を自分で踏んづけてしまい、転倒受傷。

早く走るための服装ではないのと、慣れていないのとで転んじゃったんでしょう。
なんか笑っちゃいそうな出来事でしたが、女子生徒、一生懸命走ったんでしょうね。

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2016年09月19日

最近増えています。

夜22時頃、飲酒後に気分が悪くなったとの救急要請。

また、アルコール中毒か?と思いながら救急車要請者に電話をかける。

電話に出た相手に意識や呼吸を確認すると、異常はないようだ。

場所を確認すると、よく分からなと言う。

何とか接触が出来、患者さんや友人に話しを聞いているうちに飲んでいない友人が、

『さっきより話すことも出来てるようだから、このまま連れて帰ります。』

と言うことで、その友人の車まで送り届けた。

しかし、その友人の車の周りにも酔った人たちがおり、中には倒れている人もいる。

『すいません、この人病院へ連れて行ってもらえませんか。』と言うことで他の男性を救急車で病院へ行くこととなった。

Q『この人の名前や生年月日がわかる人、いる?』

すると、この男性のこと知ってる人は誰もいない。

Q『 皆、友人じゃないの?知ってる人誰もいないの?』

 『その人とは今日初めて会ったんですよ。ネットゲームの仲間で、今日集まってさっきまで飲んでいたから・・・。』
 『そうそう。だから名前もどこに住んでいるのかも全然知らなくて。』

Q『じゃぁ。それはいいとして、誰かついてきてくれませんか?』
 
 『えぇ?でも全然知らない人だから。』

そんなやり取りの挙句、何とか付き添いもしてもらえた。

最近、ネットでの知り合いで、初めて会う、だから名前も住所も知らない。
そんなことが増えてきています。

いろんな出会いは有って良いと思いますが、匿名性が高いのもいかがなものなんでしょう。



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2016年08月18日

どこでも困ってる。

いろいろと検索していたら、京都の大学の先生のブログに行き着きました。

この先生もERに勤務しているようで、祇園のホステスさんたちやママさんたちの対応に苦慮しているようでした。

参考までに・・と記事転載します。

記事元は先生の許可を得てませんので非公開とします。本文のみの紹介です。

なお、病院、名前等が特定される部分は一部書き換えてあります。

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祇園のホステスのアルコール中毒は,極めてミゼラブルで,質が悪いことが特徴です。和服のママさん店主が同伴されてくることも多く,高圧 的に診療を妨げる特徴があります。あまりに態度が悪く,からみ酒であり,口論が耐えないために,警察を呼ばざるをえない状況もあります。中には暴力を振る うかたもあり,僕の前腕だけでも,この半年で2度,打撲擦過症を負っています。

 元来,僕達救急医は極めて酒豪であるため,酒で乱れること自体が軟弱に思えてならないのですが,ましてやアルコール接客のプロがつぶれるということは極 めて情けないことです。このような失態に対しては,同業者の管理責任として店で看病することが前提とも思います。仮に病院を受診した際には,医師や看護師 に十分な礼儀を尽くすべきと考えます。接客のプロであるホステスがつぶれるという自体が,ホステスをする資格すらなく,店主の教育の悪さの露呈です。店と して責任を取るべきと考えています。社会的責任は,本人のみならず,店や管理者にもあるでしょう。
 そして,急性アルコール中毒は,保険診療の範疇よりはずし,高額診療とすることが重要です。そうしない限り,急性アルコール中毒は減少することがないと 考えています。大学の入学料が60万円レベルとすれば,急性アルコール中毒の初期診療料は,最低でも30万円以上が妥当と考えています。

提言:正しい店主としての来院の仕方
「私どもの●●が,深夜4時にもかかわらず,先生はじめ看護師さん,ERの皆さんに御迷惑をおかけして申しわけありません。症状が問題ないようでしたら,私た ちで今日は様子を見ますので,引取らせていただきます。他の患者さまにもご迷惑かかるかと思いますと,大変なことをしてしまったと反省の気持ちでございま す。この子が大丈夫かどうかの診察を,お忙しい中,お願い致します。」
きちんとした会話を,祇園の店主にしっかりと教育することが必要です。時に,勘違いした芸能人もいますが,十分に芸能界事務所が管理教育をすることが大切です。

これまでの悪い店主の話し方の例:
1.「あんたみてやってや。うちのナンバーワンや」
2.「あんた専門なんなん?この子,楽にしてやってや」
3.「あんた,睡眠薬使って,この子,朝までねむらしてやって」
4.「あんた,この子,肩こってるって言ってる,肩もんでやんなさいよ」
5.「死んだらあんたのせいやで」
6.「この子を治すのがあんたの義務や」
7.「うちのナンバーワンを,研修医にみさすんかい」
8.「この病院,おつまみおいてないんか」
9.「うちらのために,ここ貸しきりにして頂戴」
これを午前4時から永遠に繰り返すために,困った状況があります。こういうお姫さま気分の非常識例が多発していることは,やはり社会の孤独のあわられかも 知れませんし,社会的問題と思います。もちろん,頭部外傷などの異常があるわけではなく,会話ができる場合も多く,自宅に連れて行って欲しいと頼みます が,断固として帰らないかた達が多いです。このようなくだをまくただの軽度泥酔状態を入院させるベットなど,あろうはずもありません。

ベッドサイドでタバコを吸い始めようとするママさん店主。美は知性と感性の上に保たれるはずです。僕は,学生時代,真剣に「美学」や「哲学」をしていたこともあり,本来であれば筆舌に変えがたい「甘えの体制」に一言申したくなるのを,ニコニコ笑って包容しています。

急性アルコール中毒に対する昔からの提案
#1 厚生労働省:保険診療を早く止めるべきである
#2 病院の対応:診察料を高額化する。一律基本診療料金 30万円以上
#3 生活保護者:生活保護金の減額処置
#4 暴言・暴力:容赦なく警察を呼ぶ

アルコールに付随する 失禁,嘔吐,糞便,暴言,暴力,これらは社会的な抑うつと無縁ではないのでしょうが,成人した大人の行為ではありません。

急性アルコール中毒は予防できるものであり,安易にアルコールに依存する姿勢が愚鈍です。アルコールを飲ませて売り上げに協力させようとする店であるなら ば,急性アルコール中毒の誘発責任は店にあると思います。精神的背景のある場合に対しては,精神科フォローが必要ですが,愛人らにより,覚せい剤を乱用し ている場合も認めます。京都も覚せい剤犯罪が,比較的多いようですので,同伴者が異常である場合,覚せい剤常用などの薬物中毒も念頭に置く必要があること を指導しています。自立できない大人に対する心や礼儀の教育は,大きな社会問題として残されていると考えらています。怒るということ,これは抑圧された自 我の病的状態なのかもしれません。

すべての祇園のクラブが,このような失態を演じているわけではないのかもしれません。きちんと従業員を教育している店もあるのかもしれません。京都の汚名 とならないよう祇園のプライドを持って欲しいものです。夢のない人間には夢を与えることはできません。美を志向しないものは,美を与えることはできませ ん。自律することは,自らを鍛える最低の礼儀です。僕たちも忙しいと愛を忘れがちですが,自身を見つめ,自身を清く保つ,これが生きる礼儀と学生には常に 伝えています。

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2016年08月03日

朝・・・・気分が悪い。

早朝、7時頃、70歳代の女性が気分が悪いと、夫からの救急要請。

現場に着く前に携帯電話から状況を聞く。

Q『救急隊です。奥様が気分が悪いということですね。?』

夫『そうなんですよ。昨日の夕方から腹が痛いって言って、一晩様子を見てたんですけど、朝になって気分が悪いって言い出して。』

Q『今、意識はどうですか?呼吸はいつもの呼吸していますか?』

夫『意識はあります、声も出してます。』

Q『 では、まもなく到着しますから、通院している病院の診察券、お薬手帳、保険証を用意していてくださいね。』

と、いったん電話を切る。

家に到着し、奥さんが寝ている部屋へ案内された。

すごく暑いような気がするが・・・。

Q『 旦那さん、エアコンは・・・・?』と壁を見渡したらエアコンは作動していた。

エアコンはついている・・。熱中症ではないかも。と内心思いながらどうしようか考えていたところへ

隊員『99さん、体、すごく熱いですよ。呼吸も荒いです。』

Q『分かった、じゃ、すぐに車内収容の準備してね。』

隊員に搬送準備の指示を出し、夫に事情を聞く。

Q『旦那さん、奥さんの体ずいぶん熱いようですけど、いつからですか?』

夫『さっき気がついたんですよ。いつからかは分からない。』

Q『エアコンは付いていたんですよね?』

夫『いや、妻の体が熱かったから、さっきつけたばかりで・・・。』

なるほど、この部屋の暑さは、一晩エアコンが付いていない状態が原因だったようだ。


部屋の状況にもよりますが、この部屋は風通しが悪く、一晩でかなり気温が上がる環境のようでした。

腹痛で寝ていた奥さんは、その部屋の中でいわゆる熱中症の症状も発症してしまったようです。

熱中症は炎天下だけで起こる訳ではありません。

室内においても発生する危険はあります。

電気代がもったいない・・って気持ちも分かりますが、体を壊すまで我慢することはありません。

適度に使用して、出来るだけ快適に過ごしてください。


ji2del at 11:27|PermalinkComments(67)TrackBack(0)

2016年07月14日

飲みすぎ

まだ沖縄しか梅雨明けしていませんし、九州熊本では地震のみならず、大雨で大きな被害が出ています。

そんなご時勢ですが、先日、私が実際に体験した事案をお話します。

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宴会等でお酒の種類をいろいろと飲む、所謂ちゃんぽん飲みは悪酔いをするとよく言われますが、実際は口当たりが変わることにより、思っている以上にアルコールの飲んでいることによるものだそうです。

先日、高校時代の友人3人で、飲みに行きました。
いつも同じような居酒屋なので、たまには違う感じの店に行こうと、ピザ・パスタが主の店に入りました。

1杯目はいつものようにビールで乾杯し、其の後、

A『たまには、違うもの飲もうよ。せっかくピザ頼んだんだし。』
B『そうだな、じゃ、白ワインにしようよ。』
C『じゃ、白ワイン頼もうか』

という事で白ワインを頼むことに。
3人でボトル1本なら大丈夫でしょ・・ってことでボトルで注文。

運ばれてきた白ワインは、程よく冷えていて口当たりも良く、すぐに空きそうになりました。

A『すごく飲みやすいけど、これってアルコールどれくらい?』

お酒は弱いが、一番目の良いB がボトルを見て、

B『8度って書いてあるよ』

A『だから飲みやすいのか、8度ならもう1本大丈夫だろ、もう1本頼もうよ。』

という事で同じ白ワインをもう1本追加。

2本目も半分くらい空いたところで、

C『でもさぁ、ワインで8度って低すぎないか?もう一度確認してよ。』

B『8度って書いてあるよ。・・あれ??』
AC『どうした?』
B『ごめん。間違えた。『飲み頃温度 8度』って書いてある。』

まだまだしっかりしていましたが、こんな勘違いも無きにしも非ず。

暑い夏がまもなく参ります。

ビール・お酒は楽しく飲みましょう!







ji2del at 17:21|PermalinkComments(101)TrackBack(0)

2016年06月16日

携帯電話の功罪

成人国民の一人に1台以上所持していると思われる携帯電話。

その便利さは、皆さんご存知の通りです。

突然人が倒れ、その場に居合わせた人が携帯電話で救急要請。

駆けつける救急隊と、現場に居合わせた人たちがその場でつながる携帯電話により救命できた事案は、以前紹介いたしました。

http://blog.livedoor.jp/ji2del/archives/2014-08-15.html

しかし反面、必要かどうか確認もしないままに救急要請する事案も目立ってきています。

今月に入ってから経験した事案ですが、自転車で走行中転倒し、受傷したようだ。という救急要請。
出場途上の救急車からその携帯電話にかけると、

車を運転中、自転車が倒れるのを見た。しかし、私も仕事が有るからその場所にはもういない。

とのこと。けが人の様子を聞いても確認はしていないからどこを怪我したかまでは不明。

私たちが現場に着くと、自転車で倒れた人は立ち去ってもういない・・。


あるいは、車椅子の人が、転倒し動けないでいるとの要請。

接触すると、熱くなって来たから、車椅子降りて、壁にもたれて涼んでいただけ。

こんなケースが増えてきています。

親切心で救急要請するのは一向に構いません。

ただ、本人に救急要請の必要が有るかどうかの確認はして欲しいんです。

本人が要らないと言って、それでも心配なときは救急要請してくださってOKなんですが、せめて救急車が到着するまで待っていただきたいんです。

救急車要請者が現場を離れ、怪我した人も立ち去ってしまうと現場が特定せず、付近を捜すのに結構な時間を要します。

こうなると、小さな親切、大きな迷惑ってことになりかねません。

救急車の適正利用にご協力お願いします。



ji2del at 13:24|PermalinkComments(92)TrackBack(0)

2016年05月11日

面倒だから病院連れて行って。


ごめんなさい!

操作ミスで記事、消してしまいました。

コメントを寄せてくださった方々、ごめんなさい!



ji2del at 14:59|PermalinkComments(134)TrackBack(0)

2016年04月27日

悲しい デビュー

深夜の時間帯に、親と同居している20歳代の男性からの救急要請。

症状は 涙とくしゃみがとまらない・・。

現場に着いて実際にその男性と話をすると、確かにくしゃみが止まらず、涙も出ている。

こんなことは今までになく、夜も眠れないので病院へ連れて行って欲しいとの要請。

傍らで、母親も心配そうに見守っている。

しかし、この症状って・・・・。

血圧、脈拍、酸素飽和度など測っても特に異常はない。

救急隊の装備だけで決め付けるわけには行かないので、病院へお連れする。

帰りの救急車の中で、

隊員1『今の人って、症状からすると、あれですよねぇ?』

隊員2『そうだよねぇ。お母さんもご存じないのかな。』

数時間後、またその病院へほかの患者さんをお連れした。

ちょうど待合室にその男性はいたので、診断結果を聞いてみた。

『花粉症だそうです。今年とうとうデビューしちゃいました。』

国民病と言って良いほど患者さんはたくさんいて、情報も豊富な時代。

救急車で病院へ行くほどの症状でも病気でもない。

情報は上手に使い、病気らしいからといって救急車を使うことはやめて欲しいものです。


ji2del at 11:20|PermalinkComments(59)TrackBack(0)

2016年04月03日

4月  花見

昨日は今年度に入って初めての土曜日。

さらに花見のシーズンと重なって、社会人・学生が大勢飲み会を開いてました。

話の内容は大体予想がつくと思います。はい、当たってると思いますよ。

今、勤務している詰め所は、市内でも有数の桜の名所の公園を抱えています。

昨年は雨が多かった・・・と記憶しています。私も2回花見に誘われていましたが、2回とも雨で、居酒屋に場所を移動しましたから・・。

ですから、出場した記憶がありません。でも今年はどうでしょう。

夕方までチョコチョコ出場はありましたが、花見や飲酒とは関係ない事案ばかり。今年も大丈夫かなーって考えていた夕方。

始まりは午後7時頃だったでしょうか。

一発目の救急要請。現場に行ってみると、いるわいるわ、そこらじゅうで宴会となり、その輪が連なって大宴会となっています。

ごみの集積場はまさに山の状態。今日は心してかからなければいけないかな。

その後も私たちの隊だけでなく、ほかの隊も出場がかかり、結局深夜2時ころまでその騒ぎは続いていたようです。

さらに暗くなった公園から明け方までやっている居酒屋へ移動してそこでもさらに飲酒。

昨日、11件の出場のうち、花見、酒がらみは約半分もありました。

花見で、酒飲むな・・・とは言いません。

急性アルコール中毒は、最悪命を落としかねません。他人に無理やり酒を飲ますというのは、犯罪行為にも等しいし、自分で飲むのは自殺行為です。


酒飲んで救急車の世話になるなんて、見っとも無い事はやめてください。

ji2del at 15:48|PermalinkComments(48)TrackBack(0)

2016年03月18日

なぜ・・今頃??


先日出場した事案で、どうしてなんだろう・・・と言うのがありましたから紹介します。

出場指令は16時、警察官からの要請でした。

現場につくと警察官がいて、

警『もう亡くなっているんですよ。でも一度見ていただけますか?』

部屋に入ると、確かにもう無くなってから数時間は経過しているだろうと思われる。

脈拍、瞳孔、心電図、硬直状態、死斑・・・。明らかに死亡しているだろうとは思うが、検査・観察を行った。

Q『確かにもう数時間は経過しているようです。ですから搬送しないってことで、後は警察官にお任せしていいでしょうか?』

警『分かりました。では後は引き受けます。』

しかし、どうしてこの現場に私たちじゃなく、警察官が先に着いているのか・・・。
事情を聞いてみたら・・。

家族は10時頃、呼吸も止まり心臓も動いていない状態を確認した。

どうして良いのか分からず、でも、葬儀社へ自分で出向いて相談したらしい。

相談された葬儀社も対応はできないので、警察に連絡。

で、警察官が現場に来たところこのような状態だったので救急要請。

という経過らしい。

朝10時の発見から夕方ら16時の救急要請。

あまりにも時間が経過している。その間にいったい何が起きていたのだろう。



ji2del at 16:00|PermalinkComments(26)TrackBack(0)