2017年10月18日

かお

秋になり、番組改編でたくさんのドラマが始まりました。

私の好きだったドラマも新シリーズとなり、再登場しています。

医師や看護師を描いた医療物、警察物、職業物などいろいろとありますよね。
その中に消防物が少ないのは残念な気もします。

ドラマそのものがすべてそうとは言えませんが、その職業の『かお』ともいえると思うんです。

医療物であれば、医師に、看護師に憧れる、警察物であれば刑事に憧れる・・。

実際に会った事は無くても、親しみも感じます。

ドラマばかりでなく、私たちも現場に行けば救急隊として消防の『かお』と見られるでしょう。

救急現場・火災現場などの特殊な場面ばかりでなく、制服を着ていればその職業の『かお』であり、
学生であればその学校の『かお』となります。

先日、こんなことがありました。


明け方、50歳代の男性からの救急要請。
内容は『昨日からしゃっくりが止まらない。それで眠れなかった。』との事。

これだけでも不適正利用とも思えますが今回は他の側面での話です。

その男性はいろいろとしゃっくりを止めようと努力されたようですが効果なく続いていました。
救急車で病院へ行くほどではないにしても、どうしても病院へ連れて行って欲しいと頼まれたら、
断れません。
そこで、近所の救急病院へ電話で受け入れ要請。

その病院は最初に警備の方が出ます。ほとんどの場合受け入れOKなんですが、内容によっては警備の人が医師に連絡し、受け入れの可否を伝えてくれます。今回は少し違いました。

Q『50歳代の男性がしゃっくりが止まらないということで救急要請があったんですが、見ていただけますか?』

警備『え?しゃっくりですか?症状はそれだけですか?』

Q『はい、そうなんですよ。』

警『ほかに、例えば血圧が非常に高いとか、何か症状は無いんですか?』

Q『はい。しゃっくりだけで、バイタルサインにも異常はありません。』

警『あのぉ・・素人考えなんですけど、驚かせるとか、水を飲むとか・・・なんか方法はありませんか?』

Q『いろいろと試されたそうですがダメだったそうです。本人が受診希望しています。』

警『そんなことで病院ですか?・・・・・・・・ちょっとお待ちください。』

医師と連絡を取っているようだ。

警『受け入れOKです。でも、そんな症状で救急車ですか?タクシーでもいいと思うん・・あ!ごめんなさい来て下さい!』



ドラマや制服だけでなく、電話で対応するということはその会社の『かお』として見られます。
この警備員さん、ついそれを忘れてしまったんでしょう。
このブログを読んで下さってる皆さんもどこかで『かお』になっていますよ。

私も『組織のかお』であることを忘れないで活動していきたいと思います。



ji2del at 13:10│Comments(20)

この記事へのコメント

1. Posted by しぐなる。   2017年10月18日 17:06
お久しぶりです。
相変わらず色んな事があるんですね。(>_<)

昔、どこかの番組で、ある人が言ってました。

「言葉って本心が出るんです」

まさにそれですね〜。

また、ちょくちょくのぞきに来ますね。
よろしく!

2. Posted by 99   2017年10月18日 18:05
>しぐなるさん

お久しぶりです。

警備の人、早朝で少し寝ぼけてたのかもしれません。
つい本心が出てしまったのではないでしょうか。
気持ちは解らないでもないんですが、救急隊と病院との電話での話ですから。

私はおおごとにしようとは思ってはいませんが、人によっては問題提議しないとも限りません。

電話は、相手が見えない分、気をつけなければいけませんね。

更新しようかな・・って考えているうちに忘れちゃったり、内容によっては地域が特定されかねなかったりで、更新は遅々としています。

時々覗いてみてください。
3. Posted by 由美のママ   2017年10月18日 20:36
今晩は。
まぁ、いろんなことで、救急車に乗って病院へ来られる患者さんが増えてきていることだけは確かです。
この男性も、しゃっくりが止まらないってことで、びっくりされたんだと思います。
警備の人も、タクシーででも、来れるようなことであっても救急車を利用し、このような電話をしょっちゅう受けておられるから、ついつい本音の部分が出たんでしょうね。
ほんとに電話は、顔が見えない分、特に言葉遣いに気をつけないといけませんよね。
医師以外は、変に言わないことだと思います。
4. Posted by ポテチ   2017年10月19日 11:00
しゃっくりが止まらないから、呼んだんじゃなくて、
きっと、中々、しゃっくりが止まらないから
不安になったんでしょうね?
5. Posted by 99   2017年10月19日 16:51
>由美のママさん

『しゃっくり100回で死んでしまう。』
そんな都市伝説があるようです。

ですから怖くなったのでしょうか。

本当に電話は顔が見えない分、怖いです。

>医師以外は、変に言わないことだと思います。
確かにそうですよね。大問題に発展しかねません。
でも、その医師も危なっかしい発言って多いんです。

先日も以前の職場仲間と飲んだとき、電話を録音したいね、で、何かの機会に聞いてもらいたいよね・・って話になりました。

それほど横暴な医師もいるんですよ。
6. Posted by 99   2017年10月19日 16:52
>ポテチさん

どんな止め方したのか、聞くの忘れちゃいましたw
聞いとけばよかったです。

でも一晩中止まらなくて寝ていない様子でしたから、ちょっと辛かったのかなって思います。
7. Posted by ととろ   2017年10月20日 16:52
99さん

まだあたしがピヨピヨしていた頃、しゃっくりが止まらなかったんですよ。
その場にいた叔母に、しゃっくり100回続いたら死んじゃうよって言われました。
ピヨピヨながらに、死なんわって思ったんですがね。

かお…そうなんですよね、常々意識しているつもりですが、たまに忘れそうになります。
会社のみんなに恥をかかせないためにも、しっかり顔のお手入れしないと!
じゃーなくて(笑)
99さんも現場に出れば、全国の救急隊を代表しちゃってるんですものね。
やだ、緊張しちゃいますね(๑>◡<๑)
期待してますよ〜☆
8. Posted by 99   2017年10月21日 11:31
>ととろさん

>ピヨピヨながらに、死なんわって思ったんですがね。
普通はそうですよね。でも、都市伝説だろうってわかっていて根拠なんか無いのに、なんだか信憑性があって、面白いというか・・w

>全国の救急隊を代表・・
いやぁ・・そこまでではないですよ。
変に期待しないでくださいね。
期待されても、困りますよw
9. Posted by aya-top   2017年10月23日 15:06
お久しぶりです。
確かに消防もんのドラマってあんまないですよね。。

しゃっくりで通報するのもこれもまた信じられないですね、、。私の友人が消防士で、高齢の方に通院目的で通報され、1時間離れた病院まで搬送したそうで、もうタクシー代わりだよね、、と呆れきってました。。
こんくらいで通報するなよ。っていうものから逆に、なんで早く救急車呼ばなかったのか。っていう差が大きくて悩みが尽きないそうです、、。
10. Posted by 99   2017年10月24日 13:54
>aya-topさん

お久しぶりです。
こんな挨拶になっちゃうのも、更新がのんびりなので、なかなかコメント頂ける事も出来なかったと思います。
ごめんなさい。

>こんくらいで通報するなよ。っていうものから逆に、なんで早く救急車呼ばなかったのか。っていう差が大きくて・・・。

これは『救急車あるある』です。
私たちもよく経験します。
月曜日、連休明け・・。
そんな日は出場が多いんです。
なんか理不尽を感じます。
11. Posted by 灯里   2017年11月05日 21:21
初めまして。
いつも興味深く読ませて頂いてます。
私も消防に勤めており救命士ではないですが今は救急隊員として日々現場に出ております。
世間ではあまり知られていない現場での日常、現実をより多くの人に知って頂き、考えるきっかけとなればいいなと思っています。
今後も投稿楽しみにしてます。
12. Posted by 99   2017年11月08日 10:42
>灯里さん
初めまして!
返事遅くなってごめんなさい。

本当に救急車が必要な人のために出場できるよう、事例を紹介し少しでも不適切利用を減らしたいとの思いで、このブログを運営しています。

また、地域を特定されないよう、事案発生から少し時間がたったものを紹介しているため、その間に忘れてしまうことが多く、更新も遅がちです。

同業のお仕事をされているんですね。
将来は救命士を目指すのでしょうか?

こんなことで救急車?って事案が多いと思いますが、御自身の体も大切に、頑張りましょう。

面白い・・と言うか変わった事案、腹の立つような事案が有ったら教えてください。

あるいは灯里さんの消防本部と私の消防本部とでは違うやり方もあるかと思います。
情報交換もしましょう。

またお越しください。

13. Posted by mizu   2017年11月13日 15:11
はじめまして。
突然のコメントで失礼します。
救急車の適正利用について書かれていらっしゃったので読ませていただき、考えさせられました。
私は9月、10月と二度救急車のお世話になりました。
1度目は寝てる時に胸が苦しくなり、しばらくして落ち着いたもののその後おそらく過呼吸で。おそらくというのは病院で特に何も調べなかったので。
2度目は就寝前にひどい動悸が30分ほど続き、主人が夜間の病院を教えて貰おうとかけた相談ダイヤルの看護師さんが動悸が続いてるから救急車を向かわせます。ということで。救急車を待つ間にまた過呼吸になりました。

その後、数日にわたり調子が悪かったのでかかりつけを受診して不整脈がわかり今詳しい検査待ちです。

救急車を呼んでしまったきっかけの症状は違うにしろ、結果的には2度も過呼吸でお世話になることとなり本当に申し訳ない思いです。
苦しさと痛みとどうしようもなかったとはいえ、意識もあって、歩くこともできました。
別の手段が全くなかったわけではないと思います。
救急隊の皆さまの的確な処置と優しいお声がけにパニックになっていた主人ともども救われました。でも私たちに甘えがあったと思います。
貴重な救急車と夜中の救急隊員の方々の貴重なお時間を使ってしまったこと。
もちろん助けていただいた御礼と謝罪の気持ちはお伝えしましたが、今も自分にモヤモヤの毎日です。
二度とこのようなことがないように心から気をつけたいと思います。

突然、大変長文で失礼いたしました。
お身体に気をつけてください。

14. Posted by ポテチ   2017年11月14日 00:27
ド素人ですが、
私の意見から言わせてもらえれば
必要な要請だったと思います。

呼んで良かったかな〜〜なんて、考えなくてもいいと思いますよ。

99さん、すいません。
変なこと書いてたら、コメント削除してください。
15. Posted by 99   2017年11月14日 12:57
>mizuさん

初めまして。

mizuさんの場合、不適切利用とは言えませんからご心配無用です。

>苦しさと痛みとどうしようもなかったとはいえ・・・

こんな症状なら要請するべきですよ。
結果的に重症ではなかった・・と言うだけのことですから。

『あんなことで呼んじゃったけど、良かったのかな?』

って、後になって考える方は、不適切利用じゃないんです。

『救急車呼んで何が悪い。税金払っているんだから当然だ。』

とお考えの方の中に不適切利用者は多いと思います。

不整脈が発見されたようですので、検査結果の詳しい病名、覚えておいてくださいね。

もし、また症状が出たら、迷わず救急要請してください。
そして不整脈の病名を隊員に伝えてください。
モヤモヤする必要はまったくありません。

またお越しください。
16. Posted by 99   2017年11月14日 12:58
>ポテチさん

仰るとおりです。

心臓のことですからね。

後れると死に至るかもしれませんから。
17. Posted by mizu   2017年11月14日 22:16
ポテチさま
暖かいお言葉、ありがとうございます。
この2カ月、ずっと自己嫌悪に陥ってたのでとても救われました。
頭でわかっていてもいざ我が身となるとなかなか判断が難しいと感じました。
本当に有難うございます。

99さま
突然のコメントにもかかわらず、ご丁寧にお返事いただき有難うございます。
ずっと自己嫌悪に陥って気がかりだったので、99さまのお返事を拝見してとても気持ちが救われた思いです。

救急車に助けて貰って当然だなんてとんでもないです。どれほど安心し、救われたことかわかりません。

その後症状が出た時と今日、検査をしたのですが、初めの不整脈以降異常をキャッチできず過呼吸がただの過呼吸か、不整脈や他の原因が関係したものかわからないようです。今のところすぐにどうこうはならないだろうからということでしばらく様子を見ることになりました。
ただ、起こってしまった時の何か対処法は探さないとと思います。
お騒がせいたしました。

これからもぜひブログ拝見させていただきたいと思います。
お忙しいと思いますがどうぞお身体ご自愛ください。
18. Posted by 99   2017年11月18日 14:06
>mizuさん

困ったときに手を差し伸べたり、困ったときに頼られる。

そんな救急隊でありたいと思います。

救急隊なんて当てにならない・・・。

そんな風に思われるようになったらおしまいですから。

先回のことはお気になさらないようにしてください。

だんだんと寒くなってきました。
お体、大事にしてくださいね。
19. Posted by ポテチ   2017年11月18日 14:22
辛いのは、本人ですからね。

言葉って、大事だと思いますよ。

言った一言で取り返しがつかないことも
ありますから
20. Posted by 99   2017年11月18日 21:52
>ポテチさん

何気ない言葉で傷つけたり、予想もしない反感買ったり。
本当に気をつけなきゃいけませんね。

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