
ハードウェアの知識・CPU編
ハードウェアの知識・メモリ編
の続き
ハードディスク・・・というかメインの保存媒体の話だけど、Ctrl+Sして保存する先のこと。
今は金属の磁気ディスクのハードディスクと、USBフラッシュメモリの大型版のSSDがある。
●SSDのメリット
・読み込み・書き込み共にハードディスクより早く、Ctrl+S後の待ち時間が減る
・mp4などのエンコードが早くなる
・衝撃でデータが消えるなどといったリスクが減る
・windowsの起動が早くなる
・ソフトの起動が早くなる
●SSDのデメリット
・総じて高い
・1ドライブあたりの容量が少ない製品が多い
・数10GBのデータの書き込みを頻繁に繰り返すと、書き込み速度が遅くなる→
●HDDのメリット
・容量が大きい
・比較的安い
●HDDのデメリット
・windowsの起動などが遅い
・ソフトの起動も遅い
・ファイルの書き込み速度も遅い
全てのファイルは数値化され、少しでも変更が加えたら即座にCPUで演算して、メモリに送り、画面に表示させている話を前にしたが、メモリに送っただけでは仮の状態。それを保存しなくてはいけない。その保存先がCドライブとかなのだ。
最近はCドライブをSSDに変えて、windowsやソフトの起動を早くするのが流行だが、SSDのドライブはハードディスクより劣化しやすい傾向にある。win7以降はその劣化を抑えるプログラムが標準搭載されているが、それは小さなファイルまでで、movファイルなどといった数十ギガのデータでは効かない。これ、意外と業界人でも知らない人が多いので、映像ファイルはHDDドライブ・・・と覚えておこう。実はHDDも年々性能が上がっていて、大きなファイルの書き込みはかなり早くなってきている。(無論SSDに負けるが)
HDDは1TBもあればOK。
SSDは搭載するメモリによって、確保しておかないといけない空き容量があるため、256GBは欲しい。(すでに"メモリが食ってる"状態なので、○○GB空けておかないといけないという話ではない。)
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以上ハードウエアについて説明した。本当ならVGA(グラフィックカード)の説明も必要なのだが、もう2Dの表示性能はオンボードVGAで完成されてしまい、大差がない。3DCGをやるならいろいろ調べなくてはいけないのだが、記事はFLASHアニメーターのハードウェアの知識なので、今回はスルーする。
映像の仕事してるとどうしてもPCオタクになってしまうが、初心者はCPU・メモリ・ハードディスクだけ抑えていればいい。
そしてクリエーターがPC買うときは、CPUはcore i3、メモリは8GB、ハードディスクは1TB程度・・・これが最低ラインと覚えておこう。