小鹿野の二子山・河口湖の十二ヶ岳と体がヤバい山を求めてしまう・・・。
そこで笹子駅から滝子山に登る。
ここは普通のルートを選ぶとハイキングなのだが、寂悄尾根(じゃくしょうおね)という岩場ルートを選ぶと途端に滑落者続出のアスレチック登山になってしまう。くぅー!楽しみー!!
最初の方は気持ちのいい山梨特有の日差しが入り込む登山道。
実は中央線の北側の山々は太陽光が当たりやすいので比較的雪が少ないのだ。冬真っただ中の1月にも関わらず今日もほとんど雪はなかった。(山頂付近はあったけど。)
ただ、そこそこ勾配はあって結構アキレス腱が伸びる。
まったりした山登りから2時間ほどすると、真打登場!連続岩場ゾーン。
いやー、舐めてた。こんな感じの岩場がまさか2時間も続くとは。
写真の見た目以上に角度があり、三点支持をしっかり守って登らないといけないだけでなく、枝とかが微妙に張り出してリュックとかにひっかかり、それでバランスを崩しそうになる。
岩場はキンキンに冷え手がかじかみ、バレリーナのように大股に足を開いて、時折滑りながらも登っていく。これぞ求めてた岩場登りよ!
そんな岩場から時折見える南アルプス。が、ここで緊張を解くと滑落する。慎重に写真を撮る。
登り4時間、いったいどこまで登るのかと思った斜面もようやくゴール。
滝子山登頂!
東を見れば初狩の集落を見下ろし、西を見れば大菩薩嶺の山々と南アルプス、さすが山梨百名山の絶景、しかし!
ほげー!富士山だけ雲隠れしてやんの。朝はあんなにきれいに見えてたのに!!
帰りは道証地蔵(みちあかしじぞう)ルート。こちらは日影になりがちな場所なので一面雪景色なのだが、アイゼンなどは必要なくサクサクと雪を踏みしめながら降りることができる。そして、防火林帯から南アルプスを見ることもできた。
下山の方も徹底的に難路を選ぶ。
かなりのトラバース(斜め)な山道の上に、ところどころ流砂みたいになっていてヘタするとそのまま滑り台みたいに落ちて沢に転落しそうな道だった。あと何年かしたら通れなくなりそう。
一応「餅ヶ滝コース」という名称なのだが、それっぽい滝が2つありどっちがモチヶ滝かわからないんで、2つとも載せておく。2つともなかなかの見ごたえ。あとここまで来るのに命がけだったんで感動もひとしお。
最後は笹一酒造に寄って大吟醸アイスクリームを食べる。
もう体から糖分が枯渇してたんで、染み渡ったー!
滝子山、駅to駅で手軽に行けて、この危険度とこのキツさは、山ジャンキーのお眼鏡に叶うなかなかの良山と思った。
が、富士山見れなかったことだけが本当に悔しい。
ゲームとかも1コだけトロフィー取れないとハマって何度もやってしまうやん?あの気持ち。富士山見れなかったこと以外は本当にカンペキだった。
なので、また滝子山リベンジしよう。
ヤマップ記録
ヤマレコ記録