何を恐れているのかが理解されていないようです。例えば、三億円事件は大多数の普通の警官が普通の行動をした結果が大謀略を構成しました。問題の根源は警察とかマスコミ、国などのシステムではなく、「普通の考え」そのものにあります。「普通の考え」とされるものは常に狂気を抱えています。「普通」が戦争や貧困の原因なのです。これはどういうことなのかを考えてみましょう。

 人々は通常、思考と存在の間に漂っています。これは左脳思考・右脳思考などと表現されたりもしています。これらは信号周波数の程度が異なる世界です。「空気が世論を支配する」という表現もある通り、情報信号の波は空間にもあって、人はそれぞれに「別の」同調した周波数世界に自分を発見しています。だから世界は自分を表していると言うことができます。
 
 普通の思考は極めて荒い周波数で行われます。五感や、脳の処理能力、記憶、再生能力の都合で、その部分を利用せざるを得ないのです。あくまでも道具としてです。でも、私たちは間違えます。この低い周波数で作り上げた結論に高い周波数の「存在」をはめ込もうとするのです。だから息苦しくなる。これが軋轢の原因です。軋轢を解消させるには、それぞれに機能をわきまえさせる必要があります。

 「普通の粗い常識は便利だが万能ではなく神でもない。ただの道具以上にはならない」 これを知っておく必要があります。学校教育や政治、行政のほとんどすべてが粗い情報世界を利用して行われるので、閉塞的で脅迫的なものになってしまいます。私たちは、主義、法律、スローガンなどがこの低いレベルの思考を引っ張るおもちゃに過ぎないというのを了解しておく必要がありそうです。

 「じゃあどうすればいいのですか?」 こんな質問が来そうですので、もう少し説明させていただきます。普通の人は「自分が自分で生きている」と思っています。事実はそうではありません。あらゆるものの関係性が自分を存在させています。頑張る部分などというのは、生きていることの全体性から見れば取るに足らないものです。そうではないでしょうか?これは思想ではなく事実です。
 
 事実を見ずに、どうでもいい様な事に神経をすり減らして、「上だの、下だの」と言い、時には殺し合いをする。「それが普通だ」というバカバカしさに気づく必要があります。事実を見て、「普通であることの狂気」をしっかりと認識してください。
 「存在の全体性」に気づくならば、調和の自由と秩序が常にみなさんの後ろに横たわっているのです。あなたを存在させている後ろや足元をみつめてください。
 そして、「普通」というのが狂った状態であるのを自分の力でしっかりと発見してください。あなたのその力があなたを正気に目覚めさせます。
 
正気に目覚めるというのは、はじめのうちは大変な作業です。世界観が変わってしまいます。その代わりに、良心に従って生きる爽快さがあります。是非、やってみてください。