人は自分が何者かを他との関係から知る。相手の態度で自分を知る。自分を良いものにするには相手の機嫌を取らなければいけない。八方美人であってもうまくいかないのでどこかで折り合いをつけるように誤魔化す。誤魔化しを分からないようにする知恵が礼儀だ。自分を型にはめてさえいればとりあえず安心。その代わりに変わったことをしない。独自行動をしない。流れに敏感でありさえすればいじめを受けずに済む。臆病で卑怯であれば得をする。少なくとも損しない。こんな社会はまったくキモチが悪い。
 私たちはどこで間違えたのだろう。それは一番最初のところ「自分」だ。自分は世界全体の影響から発生した。世界全体の影響下にある。私の存在は世界全体に影響を与えている。孤立した個人など現実ではない。社会は私なのだ。私以外の彼らは私の中に居るという事が出来る。彼らは私のステージに現れた役者にすぎない。私が私の責任者でありステージの所有者である。私のいない世界を妄想するのは無駄な事。私が私の世界を作っている。私は自由だ。