2020年09月20日

2020.9.20

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昨日のブログを作成致しましたが、
PC環境の関係でうまく送信できませんでしたので、改めて、ご報告致します。今年度の慈恵医大槍ヶ岳診療所の活動を終了するにあたり、919日昨日4名で新穂高温泉より診療所に入所致しました。昨日の天候は事前の予想に反して、秋晴れの最高の天候に恵まれました。

本日も一日秋晴れの晴天に恵まれました。朝夕の気温は6度まで下がり秋に向け冷え込みは厳しくなっています。登山者はここ最近になかで一番の賑わいとなり、団体の登山客も大勢登頂され、穂先に向かう登山者で久しぶりに行列になり、眼下の殺生ヒュッテのテント場もカラフルに彩られていました。診療所には高山病の一名が受診されました。
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今年度慈恵医大の診療所活動は本日で終了になり、我々は明日下山致します。

末筆ながら、コロナ禍での槍ヶ岳診療所活動が無事に閉所を迎えるにあたりまして、ボランティア参加の皆様および関係各位に厚く御礼申し上げます。





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2020年08月16日

2020.8.16 星空と強風

一昨日に診療した方々は体調回復され、元気に下山されました!

全国的にこのお盆休みは猛暑日で暑さが身に堪えるようでしたが、標高3080mの当診療所は常に風速10m以上の強風に見舞われ長袖・フリースが手放せませんでした。日中はガスが立ち込め、眺望も得られませんでしたが、毎晩ガスが麓へ下り、星屑が織り成す癒しの時間を与えてくれました。

診療所での日々は、こうした絶景に出会えることも大きな喜びのひとつです。別々の地域、病院で働く医師、看護師が夏のひとときを共に過ごし、心洗われ下りていく。この時間が貴重であることを、COVID-19流行のさなかの診療所運営となった2020年、強く意識しました。

これにて現在入所中の4名が退所し、しばらくの間、診療所スタッフ不在となります。来週、ヤマの天候も回復するようですので、よい時が続くといいですね。

矢藤

写真は16日朝 診療所裏から。西鎌尾根を望む
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2020年08月14日

8月最終メンバー

本日、槍沢ロッジから
池田看護師、大隈医師は槍沢ルートで
橋本看護師、矢藤は天狗池・氷河公園経由
でみな午前中に入所しました。
天狗池の逆さ槍も絶景でした。
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とても良い天気で絶景に恵まれましたが、稜線は強風で脱水・体温を奪わそうな印象です。
1週間、守っていただいた柴田先生、ありがとうございました!
上高地は繁盛しており、槍の穂先に登る人々の数もまずまずです。
例年より明らかに各地のテント数が多い印象です。これもCOVID-19の影響でしょうか。
受診者は低体温症、脱水症の2名でした。
対処し、今日は小屋でゆっくり休んでもらえればと思います。
コロナ対策で窓を開いた小屋は寒いです。例年以上の事前準備をお願いします。

受診者同伴のご家族からは、自著のプレゼントをいただきました!
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お盆休みのせいか、装備・心がけ不足の方も散見しており、予防的な声掛けも続けていこうと思います。

形成外科医、総合診療科医、山慣れした看護師2名の計4人
8/16の一時閉所まで頑張ります!
(写真は山荘の穂刈さんとともに)
2020.8.14

文責:矢藤有悟

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山を想えば人恋し 人を想えば山恋し

長野県大町市出身の登山家、旅館経営者、歌人であった百瀬 慎太郎(1892-1949)の言葉です。大町山岳博物館で知りました。この言葉は「… 山と人、その交錯の相をぢっと見せつけられて来た自分である。」と続きます。

今年は7月29日~31日、8月11日~本日までと2回入所させていただきましたが、昨日初めて晴れました。夜は天の川が見え、ちょうどペルセウス座流星群の時期で、流れ星もたくさん流れていました。朝は私が大好きな診療所前からの壮大なパノラマを眺めることができました。
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このような山が見せてくれる大自然にも惹かれますが、診療所で一緒になった仲間や診療した患者さん、山荘の従業員達、たまたま道を一緒にした一期一会の登山者との交流もかけがえのないものです。また、歩いている時には、今まで一緒に山を登った友人をはじめ、いろんな人のことが頭に浮かびます。世の中はコロナとその医療経済的影響をはじめ、気候変動や異常気象、米国と中国の対立など深刻な問題がたくさんありますが、山でたくさんエネルギーを充電させてもらい、前向きに頑張る元気が湧いてきました。辛くなったら山のことを思い出します。「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」正にこ言葉の通りですね。大好きな言葉になりました。

本日は診療所メンバー総入れ替えになります。熊倉ナースと穴井ナースは先ほど快晴の中、上高地へと下山を開始しました。その前に、布団を屋根に上げて干していますので、本日入所のメンバーはふかふかの気持ち良い布団が待っています。小屋の前と穂先は登山客で賑わい、みんな笑顔です。やっぱり夏の槍ヶ岳はこうでなくちゃ!

今年度は多くの山岳診療所が開所を断念する中、開所を可能とした診療所事務局の皆さん、本当にご苦労様でした。これも今年で開所71年目を迎えるこの診療所を今まで守って来た先輩方が山荘と築いて来た強固な関係があってからこそなのだと感じます。感謝の気持ちでいっぱいです。

文責:柴田和香

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2020年08月13日

8/13ようやく穂先をみつけました

昨夜の強風が暗示していたとおり、朝から曇天時々雨風の中、牛坂看護師がいさぎよく下山してしまいました。
牛さん下山前
またシルバーウイークに閉所のお手伝いに来るそうです。9月になれば、下界の酷暑も少し和らいでいるといいですよね。この霧雨のなか、槍めざして霧の中に消えていく強者もいて、目指す頂上も、手元も足元も視界がクリアではない中ではあるのですが、どうか、無事に下りてきてくださいねと、診療所前から登山者を見守った午前中でした。また久々に患者さんが来られました。幸い、軽い虫刺されのようでしたが、刺された場所が瞼だったので、気が気ではありませんよね。そうこうしているうちに午後のお茶の時間を過ぎたころ、雲の切れ目からようやく青空が見えだしてきまして、なんと、あきらめていた穂先が眼前に見えました。やっぱり穂先はなくなってはなかったのだと安心しました。青空がみえて、気をよくしたので、散歩がてらに、大喰岳にのぼってみました。
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頂上に着いたら、突然、雲の合間からヘリコプターが、しかも2台現れました。爆音とともに、瞬く間に表れて、積み荷を降ろして、颯爽とUカーブして帰るヘリコプターは、じわじわと感動を起こしました。そして、食堂のお手伝いをしたいたら、食堂の窓から夕焼けが照らし出されました。久々の太陽との対面で、体中の細胞が光合成をおこなうことができました。もしかしたら酸素を出していたからかもしれませんね。そして、診療所に戻ってみたら、ブロッケン現象に遭遇しました。
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なんともドラマチックな午後でした。よし!これから夕餉に向かいます。夕焼けの尾根がきれいです。今日のブログ担当は、3回目の3年ぶりの穴井でした。



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