キャプテン・ビーフハートは、アメリカ合衆国のミュージシャン。映画監督や画家としても活動していた。 本名はドン・ヴァン・ヴリート(Don Van Vliet)。デビューは1967年。「キャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンド」名義で12枚のアルバムを発表。1982年以後は音楽界から退き、絵画の世界で活動した。

フランク・ザッパとの交友は有名で、ザッパの作品にも数枚参加している。ザッパとは高校時代に知り合ったとのことで、”キャプテン・ビーフハート”というステージネームも、フランク・ザッパによる発案であった。

シンガーとしてのビーフハートは、ハウリン・ウルフの影響をモロに受けたと思われる強烈なダミ声が特徴的であった。その音楽性は、ブルーズを基本としつつフリー・ジャズ、民族音楽、現代音楽などの要素を盛り込んでおり、聴感上かなりアヴァンギャルドである。とりわけ有名な作品は、1969年発表の『トラウト・マスク・レプリカ』であろう。2010年12月17日病死。69歳だった。

キャプテン・ビーフハートのアルバム・ランキングは、7つの音楽サイトのデータを基に作成した。尚、ベスト5以外の作品では、『Bluejeans & Moonbeams』や『Clear Spot』辺りがごく普通で聴きやすい。私も全作品を聴いたわけではないが、アヴァンギャルドが苦手な方には、そちらをお薦めしたいと思う。


TROUT MASK第1位
トラウト・マスク・レプリカ
1969年
3作目。ビーフハートの象徴的代表作。LPでは2枚組で、79分間に28曲収録。聴き通せるようになるには相当の忍耐が必要であるが、慣れてくると、不思議と飽きずに聴ける。やはり名盤。


SAFE AS A MILK第2位
セイフ・アズ・ミルク
1967年
デビュー・アルバム。すでにエキセントリックなビーフハートのヴォーカルが発揮されているが、それ以降の作品に比べればまだ聴きやすい方。ブルース/サイケデリック/ガレージ・ロックに分類される音楽。


LICK MY DECALS第3位
リック・マイ・デカルズ・オフ、ベイビー
Lick My Decals Off, Baby
1970年
4作目。前作『トラウト』同様、狼の遠吠えのようなヴォーカルと不協和音連発の路線だが、デモテープのようにとっちらかった『トラウト』に対し、こちらの方は一曲一曲丁寧に作られた印象になっている。


SHINY BEAST第4位
シャイニー・ビースト
Shiny Beast(Bat Chain Puller)
1978年
10作目。難産の末、4年ぶりの発表となった作品。マザーズのメンバーも参加し、演奏面の充実が感じられる力作。曲調もバラエティに富んでおり、初期の前衛性と中期の分かりやすさが同居している。


DOC AT THE RADAR第5位
美は乱調にあり
Doc At The Radar Station
1980年
11作目。珍しく発表当時より日本で発売され、邦題も付いていた。やっていることは『トラウト』時代とほとんど変わっていないが、時代相応に演奏はよりシャープになり、アレンジも多彩になっている。


その他のアルバム
第6位 Clear Spot 1973年
第7位 Ice Cream For Craw 1982年