素直になれなくて表紙

監督・演出:光野道夫、西坂瑞城

脚本:北川悦吏子

プロデューサー:中野利幸

主演:瑛太、上野樹里、ジュンジュン、関めぐみ、玉山鉄二

共演:井川遥、矢島健一、吉川晃司、中村優一、風吹ジュン、阪本奨悟、竜星涼

音楽: 主題歌:WEAVERHard to say I Love you~言い出せなくて~」

オープニングテーマ:ザ・ティン・ティンズ (The Ting Tings) Great DJ

協力:

視聴率:初回11.9% 第510.9

企業提供&番組CM企業:味の素、ライオン、AGF、三菱自動車、東芝、チョーヤ

 

★ストーリー

ハルはTwitterで知り合ったナカジを含むフォロワーたちとオフ会をすることになったが、待ち合わせの場所に向かう途中、ナカジとハルは互いにフォロワーだとは知らずに、最悪な出会い方をしてしまう。そしてオフ会の席で、フォロワーのドクターとリンダ、ハルの友人であるピーちとともに顔を合わせるが、5人はそれぞれ悩みを抱えていた。

 

☆ドラマ総評
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2010
年の春のドラマが放映され始め、「恋愛の神様」こと、北川悦吏子が、今、ばりばりの話題であるTwitterをドラマに初めて絡ませて、再びラヴ・ストーリー物の脚本を手掛け、話題になっていたが、その話題よりも、ネットからの攻撃と言うか、彼女自身のブログか何かで書いた内容が、うろ覚えだけど、ブログか何かに批判めいた事を北川悦吏子が書かれて、その内容がTwitterが良く分からないのに、人気に便乗してドラマ書くなよな~な書き込みに対し、Twitterが分かるのがそんなに偉いんですか?と反撃をしちゃって、大人気ないんだか有名人らしくない人間性を見せちゃったので、その辺でケチがついてしまった、出だしから(つまづ)いたドラマスタートになった。

 

素直になれなくて2そして、と言うか、やっぱりと言って良いほど、Twitterはあくまでも都会の男女が出会う為のツールの一つで、考えたら出会い系サイトとなんら変わらない状況に早くも陥っていたのが、世の若者達の失望を買ったのでしょうか?視聴率がなんとなく伸び悩んでいます。そして、このような事になるであろうことは、昔の北川悦吏子が脚本を担当したドラマで早くも垣間見えていたのです。それは「愛していると言ってくれ」のドラマの時の主人公豊川悦司が最終回近くで、常盤貴子に駅のホームで声を出すシーンで「愛してる」と言うのかと思ったら、ただ叫んだだけだったり、この辺が妙にリアリズムを追求したんだけど、私は引いてしまいました。とか、「ビューティフルライフ」では第一回目の放送でカリスマ美容師的な木村拓哉が、ヒロインである常盤貴子が勤めている図書館に、髪に有害かどうかを調べているみたいで、薬品の本を借りるシーンがあったんだけど、それはあくまでもポーズみたいで、劇中には二度と人の髪に優しいシャンプーとかパーマ液みたいな専門的な話題は一切出て来ません。あくまでもドラマの(つか)みはオッケイです、なんですね。

 

そんな姑息なことをやっているから、よく観ている視聴者は、また例の掴みはオッケイ感覚でTwitterを入れて、(と)(かく)登場人物達、それも三角関係当たり前、五角関係、へっちゃらと言った本命以外も頑張って、くんずほぐれつの展開になる頃にはTwitterならではのドラマ展開は破錠しだして、半径800メートルの恋愛で幕を閉じちゃうんですね!そんな匂いが早くも臭ってくるストーリー展開になってきました。そこに、またまたよせばイイのに今時の週刊誌事情をドラマ内にぶち込んできます。どうもヒロインである上野樹里が臨時職員になっている高校の現役東大合格№1的優等生が、裏では薬の売人と言った設定を入れていたり、そして、その薬の売人仲間のキャクラター設定も20世紀の描き方と変わらないし、その薬の出どこだったり、幾らで取引されていたり、最近のドラッグの種類は?等には全然触れないと言う、全くリアリティーの欠片(かけら)も無い演出が盛り沢山です。

 

素直になれなくて1そして、ドラマ中盤からは、5人のオフ会仲間の家族なり兄弟なり、昔の元カノ、元カレが出てきて一気にジェットコースター物語に早変わりしそうな雰囲気が漂ってきています。東京都都市部の絶対にあり得ない、主人公達が集まるお洒落でアメリカンなダイニングバーや、余りにも職場や家が近過ぎる設定が、まだ、判断力や経験が浅い田舎の中学生相手になら、もしかしたら通用するかもしれませんが、昨今の視聴者は、日本のドラマだけでなく、アメリカやアジア、韓国のドラマ等を観ているから、20世紀代のドラマ展開を見せられても、なんか正直、飽き飽きしてきます。

 

その中で、おっと思ったのは、ドラマオープニングでザ・ティン・ティンズ (The Ting Tings) Great DJ」の曲を使って、映像的にスタイリッシュに表現しているシーンには感心しました。でもあくまでもそのシーンだけでしたがね。それに、この音楽って映画「スラム・ドッグ・ミリオネア」の挿入歌でも無く、ただの予告編に使われていただけで、本編には一切使われていなかった詐欺的な音楽でしたので、このドラマ「素直になれなくて」で思う存分使っても構わないと思います。腐っても長年業界でドラマを製作してフジテレビですから、今時の映画表現のパクリはお手のもなんでしょうね。今の日本ってまだまだ不況真っただ中なのに、北川悦吏子って、結構なギャラを貰っていてセレブっているから、今の時代を嗅ぎ取る能力が段々と失われて来たんですかね!感覚が化石化してきているから、今時の若者に突っ込まれて年甲斐も無く怒っちゃうんですね。ドラマ中盤に差し掛かり、正直言って次回の展開を心待ちと言ったほどのワクワク感のまるで無いドラマでした。

ザ・ティン・ティンズ (The Ting Tings) Great DJ



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