呪怨 白い老女DVD

監督:三宅隆太

プロデューサー:一瀬隆重

原案・監修:清水崇

製作:東映ビデオ、CELL 

製作プロダクション:オズ

脚本:三宅隆太

主演:南明奈

共演:鈴木裕樹、みひろ、中村愛美、福永マリカ、雨宮チエ、星野晶子、鈴木卓繭、ムロツヨシ、宮川一朗太

原作:

音楽:ゲイリー芦屋

邦画 2009627日 62

 

★ストーリー

東京・西荻のある家で、司法試験に落ちた息子が家族5人を次々と惨殺。自らも首を吊って死んだ。死ぬ間際に彼が録音したカッセトテープには「行きます。すぐ行きます・・・」という彼の声と共に、少女の不気味な声が録音されていた。それは、現在は高校に通うあかね(南明奈)が小学生の頃に親友だった未来という少女の声だった。未来は、一家惨殺事件で首を切られて殺された被害者だったのだ。そんなある日、幼い頃から霊感が強かったあかねの前に、黄色い帽子をかぶり赤いランドセルを背負った未来が姿を現した

 

☆映画総評

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呪怨 白い老女8一応、原点回帰とでも言うのでしょうか?今ではアメリカはシカゴにまでジャパニーズホラー『呪怨』が海を渡って行ってしまい、収拾がつかないと言ってしまえば、それでお終いだが、ハリウッドのリメイク版のような、お金はかけているかもしれないが怖くなくなってしまった感はぬぐえないから、ホラー映画ファンにとっては一番最初のオリジナルビデオ版の最怖伝説を再びってことで、製作したんでしょうけど、ま、怖いと言うよりもリアルな家族内での殺人と言う、巷でよくありそうな事件を再現で気持ち悪いです。

 

呪怨 白い老女2如何にも、一家惨殺事件がありそうな家族構成!エリートっぽくて人の話など一切聞かないワンマンタイプなオヤジを筆頭に、かなりボケてしまったお婆ちゃん!何十回と司法試験を落ち続ける弁護士になりたい浪人生でロリコンが入った先妻の息子?そして、フリーターぽい娘!そして後妻、その後妻の子供の小学1年生の少女!と、司法試験に何回も落ちる30代っぽい浪人生が、呪怨の呪いに会わなくても、やっぱり事件は起こしそうです。

 

呪怨 白い老女6そんな、日本では良くありそうな、子供の親殺しや、親の子供殺しと言う、凄惨な事件と心霊現象を合体させちゃうから、ある意味、そんな凄惨な事件には、超常現象としての原因があるのでは?なんて思うほど、呪怨の連鎖で殺人や神隠し的行方不明で死んでいると言う事件が続き過ぎ、呪いのリレー状態です。しかし、呪怨がブームになってから、舞台となった一件家の間取りは、かなり敬遠されているだろうね!不動産泣かせです。

 

呪怨 白い老女3この手の日本の恐怖映画もどきって、今、売出し中のグラビアアイドルが主演・出演して、なんとかそのファンを呼ぼうとするのですが、その典型的な感じで南明奈が一応、この映画『呪怨 白い老女』の主人公で、ネタバレになるけど、最後まで生き残ります。が、しかし、次回作では絶対に呪い殺される配役でもあります。

 

呪怨 白い老女5原点回帰とは言え、もはやマンネリ化してきた呪いの連鎖、ストーカー的怨霊の、オレの車のバックシートに乗ってんじゃね~よ!とか、家までついてきて、一人で風呂で頭とか洗ってるような裸で無防備な状態で近付いて来るんじゃね~よ!な、日本家庭的な怖さで、生身の人間のストーカーも怖いけど、鏡とかに一瞬映って、無断で家に入り込むんじゃないよ~のオンパレードに、ある意味、またか!だし、これが結局は日本人って怖いのね!なんですね。

 

呪怨 白い老女7今や世界は無差別テロがあり、猟奇的な殺人は当たり前になり、理由などあったもんじゃない世の中になってしまいました。あるとしたら、日本の場合は、自分よりもイイ思いしやがって!な自分の不幸は、幸福な人間がいるから!自分の幸福をそいつらが美味い具合に取りやがって!な、自分はなんて不幸なんだ!世間が悪い!世の中は口が上手くて一件ポジティブな野郎がイイ思いしていて、真面目だけど根クラで面白くないのも、今まで自分に関わってきた先生や級友が悪かったからだ!と開き直って無差別だけど案外選んで殺してるって言う、日本独特の殺人と呪怨の世界観が妙にマッチしているから、ホントうすら寒い一家惨殺事件が起き、呪怨の餌になっちゃいます。

 

呪怨 白い老女1もはや、この映画『呪怨 白い老女』では善良でイイ人だろうが、根性や性格に問題があろうが!ただただ運悪く、その場所にその家に入ったばかりにウイルスに即感染したように、呪われて最愛の恋人までも、まるで四谷怪談のような怨霊のマインドコントロールのように殺人を起こさせます。これもまた、なんとも後味の悪い演出です。今回の映画はだからハッキリ言って怖くもなんともなく、ただただ、リアルな日本を震撼させたような事件を取り入れて、再現するもんだから、ただのギニー・ピークやん、です。

 

呪怨 白い老女もはや観客が納得するような正当な理由など無く、関わったら最後のデッドエンドムービー状態になり、洒落にならないような寒々とした日本の林の風景での折り畳み式カインズホームで売っていそうなアルミ脚立での首つりシーンはリアル過ぎて、ここまで演出していいのかよ~です、あとは少女の頭部をのこぎりで切断とか!もういい加減にやめてくれ~な演出でした。ここまでして日本の観客を怖がらせたいか~なのでしょうが、その狂った殺人シーンによって、本来の恐怖は無くなり、昔流行った映画『スナッフ』もどきも感じ取り、まだまだJホラーの再生は難しいと思ってしまいました。