ドグラ・マグラ
監督:奇志 戒聖 

製作総指揮:

製作:

脚本:奇志 戒聖

主演:小原雅一、松本保典

共演:西田紘二、上村友二、儀武ゆう子、沙倉えみ、

原作:夢野久作(1935年発行)

音楽:千田和宏

販売:ティー・オーエンターテインメント

邦画・3DCGアニメーション 2010年 68

 

★ストーリー

物語は「私」が病室で目覚めるところから始まる。「私」には一切の記憶が無く、また自分の顔にも見覚えがない。「私」の過去の記憶、そして過去に起こったらしい事件を巡り博士、若林と正木は淡々と語り始めるのだった。「胎児の夢」とは、「狂人の解放治療」とは?



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☆映画総評

ドグラ・マグラ3実写?映画版が1988年に製作され、あの当時の天才子役から天才俳優になろうとしていた?松田洋治と天才落語家であり、天才ゆえに自殺をしてしまった桂枝雀が主要人物となり、摩訶不思議な映画が誕生したな!と、知的好奇心を擽る良作として位置付けていた日本映画作品だが、もはや25年も前の作品であり、記憶も定かではなかったが、大体の大まかなストーリーはおぼろげながら覚えていた。





実際の本は読んではなく、殆どが実写映画「ドグラ・マグラ」だけであり、自分個人としても原作である夢野久作作品を読むまでの訴求力と言うか、探究心は芽生えなかったが、しかし、1988年当時!一時的に映画化によって各書店で目にすることがあり、あの如何わしくも18禁のような表紙デザインを思い出してしまいます。

 

ドグラ・マグラ4そんな、今でも充分スキャンダルな小説であり物語がベースとしては1988年制作の実写映画版「ドグラ・マグラ」を元に、今度は超未来?な感じで、今度は宇宙空間でマッドサイエンス的な正木博士が宇宙船内で何とも摩訶不思議で不思議な理論!脳髄論を元に胎児の長い夢?なのか?悪夢を元に実験していくことが今度は実写映画リメイクでは無く、なんともインディーズの匂いがプンプンし、しかもダーク色たっぷりの3DポリゴンCG映像で製作されているから、そのインディーでアンダーグランド観が益々「ドグラ・マグラ」の世界観を上手い具合に表現していて、いい塩梅な作品に仕上がっています。

 

とは言え、万人が楽しめる内容?とは言えませんが、ある意味!ドグラ・マグラの根底を流れる脳髄論!人間の脳だけが記憶をする細胞では無く、身体全体の一つ一つの細胞が記憶装置であり、その身体全体の記憶を一元管理と言うべきか、電話局で言う電話交換基地局的な役割だけ!と言うのが脳の役割、と言うのがより解り易く描かれていた。

 

ドグラ・マグラ1それは各細胞にナノレベルでの検査針が髪の毛の生き物の様に入り込んではデータを集めて行く映像でも納得!と言ったところです。正木博士の身体の一部でも殆どの記憶が蘇り、そして昔の悪しき記憶を細胞レベルで蘇らせて精神を混乱させることが可能では?と仮説する内容も、より解り易く描かれています。

 

あとは、新解釈として、脳髄論を国家!政府が活用して胎児の段階で悪しき記憶を持つ者は処分されると言う、ヴィジュアルとしては映画「マトリクス」的だけど、この超未来の舞台って、試験管ベイビーで殆どの人類が生まれる?みたいな感じで、その辺が、人工授精が殆どなのか?自然受精でも直ぐに人工に移されるのか?が、どうなっているのか?が曖昧だったのが個人的には、うん?って感じでしたが、とは言え、最後に1988年の天才子役改め松田洋治が究極のリバース状態に陥り、この映画を観ている人々を悪夢のスパイラル現象へと誘ったラスト部分が、新解釈のもと、まだ生まれていない胎児の夢の中での出来事として描かれたのが、個人的には納得!と、1988年から随分と時間が経っての長い夢から醒めた!そんな変な感じを味わった不思議なカタルシスを放つ3DポリゴンCG作品でした。

しかし、ホント!一般受けしないストーリーですね。

ドグラ・マグラ本表紙
ホント!怪しげで猥雑な18禁オーラを醸し出している本の表紙デザイン!

ドグラ・マグラ実写映画
1988年に制作された実写映画版!こちらの表紙もエグイっす!

ドグラ・マグラ実写映画2ドグラ・マグラ実写映画1
天才落語家の桂枝雀と、元祖天才子役改め松田洋治の競演は見事!
アンポンタン!ポカン君は個人的にギャグで使っていました。