Big10
原題:
Big

監督:ペニー・マーシャル

製作総指揮:

製作:ジェームズ・L・ブルックス、ロバート・グリーンハット

脚本:ゲイリー・ロス、アン・スピルバーグ

主演:トム・ハンクス

共演:エリザベス・パーキンス、ロバート・ロッジア、ジョン・ハードジャレッド・ラシュトン、マーセデス・ルール

原作:

音楽:ハワード・ショア

米 1988年(日本公開1988723日) 102

 

★ストーリー

ジョッシュ・バスキン(デイヴィッド・モスコウ)はニュージャージーに住む12歳の少年。ビリー(ジャレッド・ラッシュトン)という仲良しの少年がいて、野球とコンピユータ・ゲームが好きな普通の男の子だが、早く大人になりたいといつも思っていた。ところが年に1度のカーニヴァルの日、どんな願い事もかなえる“ゾルダー”という機械に硬貨を入れ「ぼくを大人にして」と願ったところ、翌朝何と35歳の大人になってしまってびっくり。変身したジョッシュ(トム・ハンクス)はビリーに事情を話し何とか納得させ、ニューヨークヘ出て行き“ゾルダー”の行方が分かるまで待ちつつ、とりあえず求人広告で捜してマクミラン玩具会社にコンピュータ技師として就職する・・・。

 

☆映画総評

1980年代後半の日本と言いますと、正にバブル時代絶頂期であり、1988年当時に日本で公開された主な映画は、1月「ラストエンペラー」「マルサの女2」「帝都物語」2月「汚れた血」「うる星やつら完結篇」「ロボコップ」「危険な情事」3月「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「フルメタル・ジャケット」4月「ウォール街」「となりのトトロ」「火乗るの墓」「ベルリン天使の詩」「太陽の帝国」5月「キャット・ピープル」「ドラグネット」6月「ランボー怒りのアフガン」「スペースボール」7月「AKIRA8月「クロコダイル・ダンディ2」「グランブルー」9月「ダーティハリー510月「グッドモーニング、ベトナム」「ヒドゥン」「タッカー」11月「再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ」「ヤングガン」「怪盗ルビイ」「会社物語」12月「3人のゴースト」「星の王子ニューヨークに行く」「ミットナイト・ラン」「悲しい色やねん」と言った塩梅です。

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▲カーニバルの夜、不思議なアーケードゲーム機「ゾルダー」の魔法により願が叶えられた!
 






良くも悪くも1988年の日本ではこのような映画作品が上映され、今から31年前のバブル前夜では相変わらず洋画人気が高く、日本映画は実写よりも劇場用アニメが断トツで、だけど日本映画もそれなりに頑張っていた時代ですね。1月公開の「ラストエンペラー」で遂に坂本龍一が世界のサカモト(
日本人として初めてアカデミー賞作曲賞を受賞)になり、「マルサの女2」の伊丹十三監督も当時人気があり、「帝都物語」では荒俣宏の伝奇小説がベストセラーからの映画化で話題になるなど、バブル崩壊前夜にはオカルトが流行った証明でもあります。1988年当時はまだ、アメリカはベトナム戦争を引きずっている?そんな映画作品が上映されたり、ブラッドパック達が主演の映画も段々とメジャー級になったり等、1988年の世界は映画がまだまだ大衆娯楽の王道だった!のが伺われます。


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▲朝起きると30代のおっさんになった主人公の
ジョッシュ・バスキン!
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▲親友とまずはどうするか相談中
 

それに、まだまだ日本ではパソコン等は企業のオフィスに無かったし、ワープロが全盛!携帯電話も一部の金持ちか経営者達が持っていた弁当箱レベルの大きさで、第二次世界大戦の無線機みたいでした。

世界が、世間がパソコンやネットの存在等知る由も無く、だけど、この頃から、アメリカでは虎視耽々と、そして着々と準備していたのが、なんと映画「ビッグ」にも垣間見せられていたんですね。と言うのが主人公ジョッシュの13才時代の子供部屋には、早くも初期のパソコンがあり、パソコンゲームとして遊んでいたので、大人になっても大手おもちゃ会社の情報処理部門、所謂!パソコン部門に即採用されてしまうんですね。

そして、映画後半には電子書籍の原型?の・ようなアイデアがプレゼンされたり「ま、電子版絵本とも言いますか」だけど、映画「ビッグ」では、その後の未来を予測するような描写でした。

 
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▲まずはニューヨークに逃げてアパートを借りて、次は就職活動!元は子供だけに大手おもちゃ会社へ
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▲会社の社長とウマがあって出世することに、のきっかけになった名場面!
 

映画内容的にはファンタジーであり、大人の寓話的な、大人になっても子供の純粋な気持ちを忘れないで?みたいなのが根っこにあるのでハートフル・ファンタジー映画とかと言われるのはごもっともだし、なによりも、1988年に人気を博したトム・ハンクスの存在!そしてキャラクターは大きいです。後の名作映画「フォレスト・ガンブ」に繋がる序章の映画作品ともいえます。だけど、ちょっと細かい部分を観ると、そこには現代当たり前になったパソコンと電子書籍の前身があり、アメリカの社会は既に準備万端?子供達には早い段階で普及させていたんですね。

映画「ビッグ」が31年後には「GAFA(ガーファ)」になって全世界を覆ってくるとは、そう考えると、トム・ハンクスのオフィスやアパートがゲーセンや自動販売機がある空間は、正に「GAFA(ガーファ)」の社内環境を先取りしている感じでした。

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▲ビルが変形してロボットに?会議でアイデアを連発し、またまた出世!
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▲大人のガールフレンドも出来ますが・・・
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GAFA(ガーファ)」の経営者達はみんな映画「ビッグ」がお好き?!