群盗荒野を裂く1966-2
原題:
Quién sabe?、米題:A Bullet for the General

監督:ダミアーノ・ダミアーニ

製作総指揮:

製作:ビアンコ・マニーニ

脚本:サルヴァトーレ・ラウラーニ

主演:ジャン・マリア・ヴォロンテ

共演:ルー・カステル、クラウス・キンスキー、マルティーヌ・ベズウィック、

原作:

音楽:エンニオ・モリコーネ、ルイス・バカロフ

イタリア 1966年(日本公開1968127日) 118

 

★ストーリー

メキシコ革命のさなか。各地に革命軍の火の手はつぎつぎとあがり、政府軍との交戦が日ましに激しくなっていた時代である。エル・チュンチョ(G・M・ヴォロンテ)を首領とするゲリラ隊は、政府軍を襲っては武器、弾薬を掠奪し、革命軍のエリアス将軍に売りつけていた。ある日のこと、アメリカ青年ビル(ルー・カステル)が仲間に加わった。ところでこのゲリラ隊は、革命軍の勝利を心から願うチュンチョと弟のサントのほかは、紅一点のアデリータ(M・ベズウィック)と、金だけが目的の男たちだった。やがてチュンチョは、サンミゲルの町が革命軍の手で解放されたのを知ると、みんなをつれて町にやってきた・・・。

 

☆映画総評

マカロニウエスタン映画はイタリアで1965年からブーム終焉(1980年代で完全終焉)までに約500本位製作されていたみたいで、日本国内で公開されたのは、その10分の1で約50本くらいでしょうか。

そんなこんなで、アメリカの西部劇を何故にイタリアやヨーロッパで製作するのですか?と今(20205月吉日)でこそ「変なの!」と笑ってしまいますが、小学校の頃にマカロニウエスタン映画を観た時は、マカロニにも本家本元のアメリカ製西部劇も区別がつくことはなく、ただただ、マカロニウエスタン(語源だけは何故か知っていた)の方が残酷で「皆殺し映画とは言ったもんだ!」と、恐れ戦き、オカルト映画やホラー映画と同等以上にトラウマ映画でした。


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そんなマカロニウエスタン映画で、日本公開していた映画が「群盗荒野を裂く」ですが、個人的にはホントつい最近知った!観た映画なんですね。だから今の今まで、こんなマカロニウエスタン映画があるなんて知る由も有りませんでした。

主人公がむさ苦しい髭面のメキシコ人風イタリア人のジャン・マリア・ヴォロンテって言うのも何かモロB級マカロニウエスタンの香りが漂ってきますし、準主役でもあるルー・カステルも個性的と言えばイイ言い方ですが、やはりB級の臭いがする俳優です。そして、マカロニウエスタン映画には欠かせない悪役で脇役のクラウス・キンスキーも出ているのが、B級マカロニと言ってもいいのかもね。



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▲メキシコ政府軍のお偉いさんが反政府ゲリラに掴まり人質状態に、ゲリラ側は汽車を停めて政府の武器を頂くのが狙いです。勇敢にも自分を轢いて逃げろと言いました。
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▲反政府ゲリラの首領
エル・チュンチョ役のG・M・ヴォロンテが主人公です。主人公なのに悪党って言うのが正にマカロニウエスタン映画の醍醐味です。
 

しかし、1966年当時のマカロニウエスタン映画は、丁度!セルジオ・レオーネ監督の映画「夕陽のガンマン」(伊・独・ス1965)で人気が大爆発していたから、その影響でジャン・マリア・ヴォロンテ(夕陽のガンマンでは印象に残る悪役)が「群盗荒野を裂く」で主役へと抜擢されたのだし、当時としては大作映画のようなメキシコ革命期も物語に織り込んでいるので、エキストラの数が多いです。

メキシコ政府兵も殆ど皆殺しだし、ゲリラ仲間も映画ネタバレになるけど、殆ど死んでしまいます。こんなに仲間や市民までも皆殺し(劇内ではセリフのみでの説明)、解放された町も政府軍によって制圧皆殺しと言う殆どマンガのような大虐殺(劇内ではセリフのみでの説明)が当たり前の映画ですから、人の命の価値などゴミ以下なんですかね。


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▲全然戦力にならないメキシコ政府軍の兵隊たち!殆どが皆殺しにあいます。
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▲上司に「列車を動かして逃げろ」と言われましたが、律儀にも上司を助けるために外に出て呆気なく狙撃されて無駄死にする小太りオヤジ!
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▲上画像右側が準主役の
ルー・カステル。左側の政府軍のリーダーは列車下を這って闘いますが呆気なく撃ち殺されます。
 

映画スタートから列車強盗団によって、メキシコ政府のお偉いさんが線路に張り付け状態で、最後には轢き殺される残酷あり(映像シーンは無し)、政府軍宿舎に安易な作戦で侵入して皆殺しの武器は窃盗と、無秩序で皆殺しの何でもアリの世界観に、トドメはマカロニウエスタン映画では御馴染の皆殺しには機関銃登場は当たり前!的に、大勢の敵なのか何なのかを撃ち殺しまくります。そんな、マンガのような主人公達の撃ちまくり、ダイナマイトで建物爆破・爆死しまくり、なシーンの連続に、ただただ御都合主義の大量殺戮と主人公は何故か奇跡のように死なない映画のラストに、取って付けたようなメキシコ人の哀しみを表現するようなシーンを展開されても、今の今まで好き勝手な内容だったから、何の共感も湧かず、ただただ違和感が残る、やはり終わり悪けり全て駄目のB級映画だったのでした。


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▲反政府ゲリラに見方する感じで列車運転手を殺して列車を停め、序にゲリラ集団と仲間になる御都合主義的物語がモロにマカロニウエスタン映画! 
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▲ゲリラ集団には美女で男顔負けの悪党女が1人はいるのもマカロニウエスタンのお約束です。
1960年代はセクシー女優として、007ボンドガールや肉体派原始人美女役などで人気を博した
マルティーヌ・ベズウィックが紅一点として出演していた。
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▲「007サンダーボール作戦」 (英・米1965年)ボンドガールの
マルティーヌ・ベズウィック。
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▲映画「恐竜100万年」 (米1966年)当時の
マルティーヌ・ベズウィック!上の画像では当時パーフェクト美女として有名なラクウェル・ウィルチと文字通り競演していた。
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マルティーヌ・ベズウィックの身長とスリーサイズはT168cm B83cmW61cmH88cmと、バストは余り大きく無かったです。
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ルティーヌ・ベズウィックはセクシー担当として政府軍の中に娼婦として入り込みダイナマイトを仕掛けてゲリラ活動していた。
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▲安易な陽動作戦で捕虜役でメキシコ政府軍事務所に入り込む
ジャン・マリア・ヴォロンテに対して、髭を執拗に毟り取る政府軍のお笑いシーン!しかし1ミリも面白くないけどね。
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▲ゲリラ内でインチキで過激な聖者役を演じるクラウス・キンスキー。
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▲ダイナマイト爆破と室内メキシコ兵を皆殺しした一行はライフル・銃器類を盗んで逃げちゃいます。
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▲ゲリラ軍によって政府軍から解放された
サンミゲルの町に行くゲリラ隊の御一行。丁度!白人金持ち地主の土地屋敷を奪い殺しに行く処だったので一緒に行くことに。
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▲白人地主の家に勝手に入り込むメキシコ市民とゲリラのアウトロー達に困惑顔の白人妻!
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▲地主は奥さんだけは助けてくれと願い出ているが、ゲリラの男どもは白人妻を玩具にし始めた。当然!仲間になった白人の
ルー・カステルは抗議するが、ゲリラ内紅一点のルティーヌ・ベズウィックが「16才の時に金持ち白人にレイプされたことを告白され、同じ目に合わせて何が悪い」と反論されシーンとなる、のマカロニウエスタン映画にしては考え深いシーン!
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▲とは言え、
ルー・カステルも金持ち地主の高級ライフルを頂きました。
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▲地主の自動車を窃盗し、挙句に地主本人に運転させるド外道な
エル・チュンチョ(G・M・ヴォロンテ)。
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サンミゲルの町のリーダーにエル・チュンチョ(G・M・ヴォロンテ)を推薦されたが、字が読めないと言う学が無いことをカミングアウトすることに、で、勉強は出来るけどリーダーの器の無い若者が選ばれ、最終的には悲劇になることに・・・。
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▲ゲリラの目的は盗んだ武器をゲリラのボス・
エリアス将軍に届ける事だが、エル・チュンチョ(G・M・ヴォロンテ)はすっかり忘れてサンミゲルの町の長期滞在をしようとしたので、大金が目的の仲間と仲違してしまうことに・・・。
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▲残ったのは義兄弟役のクラウス・キンスキーだけだった。
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▲サンミゲルの人々にちやほやされ、特に女たちにモテモテの
エル・チュンチョ(G・M・ヴォロンテ)はサンミゲル町民にライフルの撃ち方などを教えるが皆ヘナチョコで、危なく撃たれるところのお笑いシーン。こちらもそんなに面白くないけど。
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▲兎に角!暇さえあれば
エル・チュンチョ(G・M・ヴォロンテ)とエッチがしたいサンミゲルのメキシコ娘。
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▲感心して観てしまうリアルな機関銃に弾を装着しては撃ちまくるシーン!
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▲敵を機関銃で皆殺ししても、機関銃の装着マガジンに一つ一つ弾を詰めるシーンがリアルでカッコイイ!
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▲仲間達が勝手に持って行った機関銃を取り戻しに来た
エル・チュンチョ(G・M・ヴォロンテ)は、敵対政府軍と全面闘争になり、機関銃で皆殺しにしたが、味方の殆ども死んでしまった。
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ルティーヌ・ベズウィックの恋人も射殺され、彼女は
ルー・カステルから有り金をふんだくり何処へと立ち去ってしまった。
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▲荒野を移動中、
ルー・カステルがマラリアに罹患しバックの中から薬を探す時に、何故か黄金のライフルの弾を見付けてしまうエル・チュンチョ(G・M・ヴォロンテ)。